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鳩笛草(小説)


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読み仮名: はとぶえそう / 英語タイトル: Hatobuesou
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(本/漫画)

直近発売の本/漫画: 2002/09/10 ():クロスファイア(上) (光文社文庫) \620
本/漫画(8件)
売上/新着
音楽(1件)
売上/新着
4233
文庫:火車 (新潮文庫)

参考:\900
1998/01
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1.なぜ直木賞が取れなかったのかわからない
8616
文庫:レベル7(セブン) (新潮文庫)

参考:\900
1993/09
()

1.ストーリーは★5。
11979
文庫:龍は眠る (新潮文庫)

参考:\780
1995/01
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1.龍は眠る
21727
文庫:スナーク狩り (光文社文庫)

参考:\650
1997/06
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1.誰のための、何のための殺人だったのか
35952
文庫:魔術はささやく (新潮文庫)

参考:\620
1993/01
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1.よかった
54565
文庫:クロスファイア(上) (光文社文庫)

参考:\620
2002/09/10
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1.恐いですね
114760
文庫:鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)
参考:\620
2000/04
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1.宮部作品、初めて読む方におすすめします。
525046
単行本(ソフトカバー):鳩笛草 (カッパ・ノベルス)
参考:\840
1995/09
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1.宮部作品、初めて読む方におすすめします。
7364
CD:日本の名歌をうたう
参考:\3,000
2006/02/21
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作品紹介(あらすじ)

祖母の死でひとりぼっちになった麻生智子。8歳のとき交通事故で両親を亡くし、同乗していた智子は助かったものの記憶喪失に…。祖母が隠してあったビデオを見て、記憶を失くす以前の自分には"ある秘密の能力があった"ことを確信した。そして…。(朽ちてゆくまで)女子高生の妹が乱暴され、溺死した。復讐を誓う兄の前に現われた女は「私がお役に立ちます」と言って、眼でキャンドルの火をつけた…胸を打つ結末。(燔祭)城南署捜査課の本田貴子には、人の心を読める透視能力がある。そのことが彼女にある衝撃を…。(鳩笛草)

メインの鳩笛草他2本の短編を収録

出版社:光文社
著者:宮部みゆき
最終変更日:2005/10/05 14:12:44 / 最終変更者:カジマさん / 提案者:カジマさん (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
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2006/10/23 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by アマンドの木 評価履歴[良い:243(77%) 普通:69(22%) 悪い:5(2%)] / プロバイダー: 17574 ホスト:17513 ブラウザー: 3646
三編とも女性が主人公(「燔祭」は微妙だけど)。男の子が主人公の作品に比べて、少し暗いというか重いというか、クールな視点で描かれています。

一つのお話は、超能力に目覚める女の子のお話。アニメチックなノリとは違って、その重さに恐れおののく姿が描かれます。そしてその重さを受け止め、その能力と共に生きていく事を決断するまでが、克明に描かれます。ラストシーンは、彼女が持つ予知能力が人の幸福な未来をも予知できる(それまでは、事故とか事件とかばかり予知していた)ことを描いて、明るい結末に見えます。
しかし、そうではないだろうというのが、この作者のスタンスだと思う。宮部作品の超能力者は、皆孤独を抱えています。

もう一つのお話は、超能力の使い道を模索する女性のお話。念力放火能力という、破壊活動にしか使えない能力をいかに使えばいいかを探している女性が出てきます。彼女はその能力を、勧善懲悪のために使おうとします。そして一人の男性に復讐を持ちかける。
ですが男性は最後の瞬間に、復讐者という「加害者」になる事を拒みます。どうしようもない悲しみを抱えてもなお加害者になる事を拒む男性を、彼女は理解できません。(その女性が「クロスファイア」の主人公となるわけですが、こちらの作品は読んでいません。というのも、この短編で男性の示した『ギリギリの正義感』が、「クロスファイア」で扱われる事件に際しては示されないだろうことが、「スナーク狩り」を読めば予測がつくので)

もう一つのお話は、超能力を失い行く女性のお話です。上の二つに比べて、珍しいシチュエーションだと言えるでしょう。超能力を人知れず使いながら生きてきた(仕事に役立ててきた)女性が、それを失い行く事に戸惑う姿が描かれます。
彼女がその能力を失っても彼女自身の存在までは失われない、と周囲の人々の描写からは読み取る事が出来ます。しかし彼女の内面は、能力を失う事によって自分自身まで失ってしまうような不安を抱えています。そして彼女自身がその不安をどうしたのかが、きっちりと描かれないまま終わります。
その曖昧さが、一抹の不安を読後感に残しています。

男の子が主人公の作品に比べて爽やかさはありませんがその分甘さもないので、小説としてはこちらの方がいいのかもしれない。
2006/01/07 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by JOH 評価履歴[良い:62(47%) 普通:2(2%) 悪い:67(51%)] / プロバイダー: 205 ホスト:364 ブラウザー: 5444
「クロスファイア」の前作ということで読んでみました。結構前に読んだので鮮明には内容を思い出せませんが・・・。
全体的には宮部氏の作品の中でいえば「竜は眠る」と似た雰囲気の話が多かったような気がした記憶があります。全体的に地味な感じだったような気がします。
個人的に一番のお気に入りは「燔祭」です。「クロスファイア」の主人公の彼女の話ですねー。「クロスファイア」読んだ方は読まれた方がいいですよ。
ん〜、しかし、一緒に収録されていた二つの作品はあまり面白かった記憶がないので、評価は総合して「良い」でいきたいです。
2006/01/07 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 遠野 評価履歴[良い:235(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 7995 ホスト:8071 ブラウザー: 4184
それぞれ異なる異能を持つ、3人の女性を描いた3編が収録されています。
全体的に、重い雰囲気を漂わせてはいますが、質はとても高いです。文章に吸引力があり、先へ先へとページを繰らせる力を持った作品たちだと思います。

登場人物がそれぞれ、魅力的なのですよね。「朽ちてゆくまで」にしろ「鳩笛草」にしろ、鬱々と沈み込む主人公を思い遣る位置に立つキャラクターが、脇も含めとても良い。
人情味に溢れていて、何だかほっとさせられてしまいます。

故人の描き方も上手い。「朽ちてゆくまで」の祖母、両親が主人公に残したもの、その存在は良かったです。
「燔祭」における、主人公の妹の存在は異質で美しかった。沈み込むような暗い物語の中で、記憶の中の少女だけがぽっかりと明るい。効果的に、とても悲しい。
幼い彼女がはじめて歩いた時のエピソードには、思わず涙してしまいました……。
「鳩笛草」は、私的に不安な要素を残すエンディングだったので――彼女がそう、ならなければ良い、と心の底から願ってやみません。

一番印象的だったのが、「燔祭」。ヒロイン(主人公ではない)の無機質さは、恐ろしくもあったが、胸に痛かった。彼女の持って生まれた能力の、その性質の所為であると容易に想像はつくのですが、その有り様は、あまりにも悲しい。
しかし、それらの要因が、彼女の存在をより深いものにしていたのではないでしょうか。
個人的に、「クロスファイア」の彼女よりも、「燔祭」の彼女の方が、キャラクターとして魅力的だと思っています。
視点が違うからかな。あまり内面を掘り下げないで欲しかった、とは、至極勝手な感想ですが。

これから「クロスファイア」を読もうと思っている方には、まず本作を読む事をお勧めします。読まずとも支障はありませんが、多少の消化不良はあるかもしれません。

手放しでハッピーエンドな作品はありませんでしたが、評価は「とても良い」を。
じんわりと胸に残るもののある、良質な短編集です。
2005/10/17 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by くりまんじゅう 評価履歴[良い:73(71%) 普通:19(18%) 悪い:11(11%)] / プロバイダー: 20800 ホスト:20726 ブラウザー: 4184
派手さは無いながらも、あとから何度も反芻出来る短編(中編?)3編。
宮部さんはこう言ったお話が本当に上手いと思います。

『朽ちてゆくまで』は哀愁漂う中にも前向きな終わり方が印象的。
話のテンポが良く、引き込まれて一気に読んでしまいました。
主人公からの、また両親・祖母からの双方への思いが伝わる珠玉の一作。

『鳩笛草』、主人公の能力が刻々と変化して行くあたり、
自分には決してわかるはずはないのに、主人公に同調して
胸が締め付けられる思いで読まされました。
朽ちてゆくまでとの対比のせいか、読後一番寂しく感じました。

『燔祭』はこの中の3編の中では一番地味な気がしましたが
(語り手が唯一能力を持った人物ではないからでしょうが)、
語り手の妹への思いがよく表れていてついしんみりと。
・・・ここで止めてほしかったなぁ。

全て超能力を題材にしたお話ですが、不思議と違和感は感じませんでした。
奇をてらった訳ではなく、その能力に関わる人物の物語が軸だからでしょうか。
読後感もそんなに悪くなかったです。
2005/10/06 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by カジマさん 評価履歴[良い:564(81%) 普通:76(11%) 悪い:59(8%)] / プロバイダー: 36888 ホスト:36688 ブラウザー: 6213
3作品が入っていますが、どれもかなり面白いかと。
ちなみにどれも超能力が絡んでくるので、やや非現実的な部分も強いとおもわれがちですが、それでも面白いことには変わりありません。話は短いし、推理物のように頭を使わないので気楽に読めます。

私的にオススメなのは「朽ちてゆくまで」という作品
超能力を持ってしまった人間のみの辛さではなく、その周囲の人間の苦悩をも同時に描いているのがとても良いと思います。ややミステリーな部分も序盤〜中盤では存在して早く続きが読みたくなる作品です。
ちなみに「燔祭」は宮部みゆきの大ベストセラー「クロスファイア」と話が繋がっており、いわば前夜祭といった感じです。これからクロスファイアを読むなら「燔祭」を読んでからの方がいいかもしれません。

評価は「とても良い」で。
どんでん返しがあるわけでもないけど悲壮的なラストがないことで後味が悪いということがない
(「燔祭」はクロスファイアに繋がるので対象外ですが・・・)
文章が読みやすいことを考慮してこの評価で。
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