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[小説]容疑者Xの献身


ようぎしゃえっくすのけんしん / Yougisha x no kenshin
注意: これは文学版。その他メディアのページ: 日本映画:容疑者Xの献身
文学総合点=平均点x評価数34位/3,067作品中(総合45/偏差値88.77) 33位<= =>35位
文学平均点(評価10個以上限)38位/231作品中(平均2.05=とても良い/22評価) 37位<= =>39位
2005年文学総合点1位/134作品中 =>2位

直近発売の本/漫画 2008/10/23 ():ガリレオの苦悩 1,600
本/漫画(4)
売上/新着
Bray/DVD(4)
売上/新着
449
文庫:容疑者Xの献身 (文春文庫)

660
2008/08/05
()
10519
単行本:ガリレオの苦悩

1,600
2008/10/23
()
21545
単行本:容疑者Xの献身

1,680
2005/08/25
()
雑誌:日経エンタテインメント ! 2008年 11月号 [雑誌]

580
2008/10/04
()
4051
ガリレオφ [DVD]

3,990
2009/02/27
()
4496
ガリレオ DVD-BOX

23,940
2008/06/13
()
14445
容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]

3,990
2009/03/18
()
19977
容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD]

5,985
2009/03/18
()
  
評価統計
評価平均とても良い(2.05 pnt)
評価総合点45.10
文学順位(平均点)38位(231作品中)
文学順位(総合点)34位(3,067作品中)
偏差値(総合点)88.77

人数12432010
割合54.5%18.2%13.6%9.1%0.0%4.5%0.0%
加算分布54.5%72.7%86.3%95.4%95.4%99.9%100%
分布要約86.3%9.1%4.5%
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作品紹介(あらすじ)

数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ。
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。
石神とは大学時代の友人でもある天才物理学者・湯川は果たして真実に迫れるか。

第134回直木賞受賞作。

著者:東野圭吾
出版:文藝春秋
日本 開始日:2005/08/25(木)
利用状況
日本13,6322322
海外1,15800
最近の閲覧数
2245212143
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2011/12/09 / 最終変更者:雪霞 / その他更新者: 管理人さん / Janus01 / あっちゃん / 羽幌炭鉱 / 提案者:美代子 (更新履歴)
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2011/12/04 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(41%) 普通:5(23%) 悪い:8(36%)] / プロバイダ: 47172 ホスト:47189 ブラウザ: 12676
【総合評価】
初めて読んだ東野さんの作品です。
東野さんの作品はほとんど読んでいますが、はまるきっかけになった、作品だけに思い出深いです。

・最も好きなシーン
湯川が靖子に真実を伝えた場面が大好きです。
靖子が真実を知ることは石神は望んでいない。それを分かっていながら、
話さずにはいられない、湯川の人間味が感じられた場面です。

・嫌いな箇所
ガリレオシリーズ全般ですが、警察があまり活躍してないような・・・(警察が活躍したら湯川がいらなくなってしまうからしょうがないでしょうが)
東野シーリーズの警察は非常に優秀なんですが、ガリレオシリーズだけは"名探偵コナンくん"の警察に少しだけ近くなっています。

2011/10/08 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:24(47%) 普通:11(22%) 悪い:16(31%)] / プロバイダ: 32902 ホスト:32979 ブラウザ: 5246
大変面白かったです。
話の半分以上は犯人側の視点で描かれるため、犯人は一体誰なのかという楽しみはありませんが、
その条件すらも上手く活用したトリックは非常に秀逸でした。
話はテンポ良く進み、巧みなミスリードを織り交ぜて、読者をぐいぐいと話に引き込んでくれます。
登場人物も総じて魅力的で、特に石神の、愛に殉じる純粋な天才という人物像は実に印象的でした。
欠点としては、一部ヒントがあからさますぎて、トリックの真相がややばれやすい事。
それから、これは今更言っても仕方ない気もしますが、やはりこの作者の文章には華がないです。
しかし、それでも本作が傑作である事は疑いようがありません。

2011/01/30 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:90(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 18404 ホスト:18370 ブラウザ: 14398
個人的には、東野圭吾作品イチオシです。読めてしまう人もいるのでしょうが、自分にとっては完全に予想外の結末でした。トリックも、そして動機も…。
読んでて、最初は思いました。「これが直木賞受賞作?物足りないな…」と。しかし、自分の考えが如何に浅はかだったかを、ラストで痛感させられました。
意識はしなくとも、自分のふとした行動が相手に多大な影響があるのかも知れないな…と感じました。願わくは、それがプラスの影響でありたいものです。

2010/06/29 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:88(42%) 普通:0(0%) 悪い:124(58%)] / プロバイダ: 16029 ホスト:15909 ブラウザ: 12486
ネタバレ含む個人的感想なんですが

冒頭の描写が最後のどんでん返しに繋がるのは
なるほどと思いましたが
こういうトリックは飽き飽きしてます。
双子だったとか実は違う人だったとか
よくあるパターンじゃないですか。

こんだけ最後まで引っ張っておいてこのオチかよ。といいたい。

盛り上がりが全くなく読み終えるのに苦労しました。
同じ作者でも他の作品でどきっとするような作品があったのに
これはなかったですね。

普通。

2009/12/01 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(74%) 普通:4(10%) 悪い:7(17%)] / プロバイダ: 15570 ホスト:15577 ブラウザ: 11101
すっごい良い作品にまた出会うことができました!!
このさくひんは、もう読み出したら止まりませんでした。最初に出てきたホームレスの人々。私は弁当屋に行く過程で見る風景の1つなんだろうな。と、よまながしていました。最後にあんなどんでん返しがあるとは知らず。
石神の、靖子への愛ってすごい力なんだな。って、おもい、読んでいくうちにだんだん切なくなっていきました。最後の、捕まるときの石神の叫び。頭の中に思い描くだけで、切なくなります。
(何で来たんだ。)って思いと(来てくれてうれしい)って思いがぶつかってたんだと思います。
さすが直木賞って感じでした。

2009/05/24 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:114(72%) 普通:0(0%) 悪い:45(28%)] / プロバイダ: 2227 ホスト:2188 ブラウザ: 5979
提示される情報、ヒントが結構あからさまに書かれているので、トリックがわかり易く推理小説としてはライトな方だと思う。
謎解きはいまいち物足りないものを感じたのだが、恋する人間のために全てを捧げようとする人間の顛末がとても良い。

心地よい残酷さ

わたしにいくら愛する人間がいたとしても、わたしはその人の殺人を隠すこと(トリックも含めて)できないだろう。
しかし、石神はそれをやってしまう。
作品内では献身的な愛と捉える人物もいるが、わたしの感性から言えばとっても異常である。
「愛」ではなくあくまで「恋」だ。純粋ではあるがサイコだ。
そういう異常性を余り匂わせることもなく幕は閉じてしまうのだが、それが逆に趣がある。
日本的なサイコ小説だと思う。

2009/03/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:34(60%) 普通:11(19%) 悪い:12(21%)] / プロバイダ: 14299 ホスト:14648 ブラウザ: 9572
とっても面白かったです。
初めに事件が起きて、それをうまく隠していく数学教師とその思惑にハマっていく警察、そして数学教師の友人である物理学者のやり取りでどんどん話が進んでいく。
殺人を犯した女性とその女性を崇拝する数学教師、その女性を愛する他の男性の関係が読んでいて実に面白かった。
最後まで読むまでトリックが全く分からなく、最後まで読んで“なるほど、そういうことか!!"と思った。実によくできた話だった。
自分でもどうしていいかわからず数学教師に頼って身動きがとれない女性、その女性を信じ切っている周りの人々、女性の殺人に対する罪悪感を感じつつもどうしようもない、自分を信じてくれている人を裏切らなければならない、女性のどうしようもなく辛い気持ちが良く伝わってくる。
とにかく傑作!本当に面白かったです!!

2008/12/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:83(80%) 普通:14(13%) 悪い:7(7%)] / プロバイダ: 15943 ホスト:15999 ブラウザ: 4926
判る人には判るネタバレですが…顔の無い死体と叙述トリックを組み合わせた構成ですね。捜査段階で妙に細かく日時を書いてあるのが引っかかっていたんですが、仕掛けだった訳ですね。湯川と草薙の関係が探偵とワトソン役から変化していて、湯川と石神という二人の天才の友情と頭脳戦に比重が移っているのが内容に厚みを加えていると感じました。ミステリとしては、湯川・石神の関係に依存する部分も大きいですが、非常に読み応えがあります。

もう一方の軸、純愛物語としての側面ですが、どちらかといえば私には受け入れがたい面があります。直木賞受賞の理由も純愛物語としてよりも、ミステリの精度を押す意見(阿刀田・平岩・五木・津本各委員)だったようです。私が持った違和感については、井上ひさし委員の意見「他人の生命を踏みつけにしておいて愛もへったくれもないではないか」が見事に表していると感じています。

全体としてはミステリとして完成度の高さを評価して、とても良いと判断します。

2008/09/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:61(58%) 普通:20(19%) 悪い:25(24%)] / プロバイダ: 17109 ホスト:17284 ブラウザ: 6400
自分が読んだ東野圭吾作品では最も面白かった作品です。

生きる事に意味を見出すことが出来なくなってしまった男が
生きるための小さな(石神にとってはなによりも大きな)
きっかけを与えてくれた親子の罪を庇うために
献身という、文字通り自分の全てをかけていく様が
実に丁寧かつ緊張感を持って描かれています。

トリックに対する伏線も十分に用意され配置のバランスも良く
ミステリー小説として巧みに構成されていると思います。

あの最後で本当に良かったのかという
なんとも後味が悪いような感じもいつもどおりでした。

2008/08/29 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(90%) 普通:1(10%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 23642 ホスト:23437 ブラウザ: 9131
長年推理ミステリファンで、東野氏の小説も好きなのもあって手に取りました。
感想はウウン……、という感じで少し唸ってしまいました。過剰に期待し過ぎたかも知れないです。

【良い点】
読み易い文章で、分かり易い。時々、描写や、特にトリックで首を傾げたくなる推理小説もあるのですが、そういった疑問や引っ掛かり無く読み進められます。

【悪い点】
途中で結末とトリックが薄々分かってしまった。

【総合評価】
悪い作品ではないです。でももっと意外性が欲しかったかな。
文章がシンプルなので、余計にあっさりとした感触を感じてしまったんじゃないかなと思います。
もう一押しが欲しかった。人物の個性が出てる、と感じていたので、更に大どんでん返しが来るんじゃないかと期待していたので、惜しいなぁ…と思って読了しました。

2008/06/02 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:32(74%) 普通:2(5%) 悪い:9(21%)] / プロバイダ: 11059 ホスト:10838 ブラウザ: 9363
石神はとんでもない男だ。愛する人のために冒した行動だが、その手口が賢すぎる。

ネタバレだが、殺人を誤摩化すためにもう1つの殺人を犯すなんて正直思いもつかなかった。警察の動き方も周到に見えていて絶対に捕まらない自信があったのだろう。

ゆえに、この殺人事件の手口や犯人を石神のちょっとした変化から解決にまで至らせた湯川は、石神に劣らず素晴らしい知性の持ち主だった。二人はお互いに認め合う程の学者であり友人なのだが、先の通り、その友人のほんのちょっとした変化を見抜いた湯川は凄いと思いました。愛する人のためと、別の殺人をした石神もある意味で同じぐらい凄いのだが。

2008/05/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:33(70%) 普通:3(6%) 悪い:11(23%)] / プロバイダ: 7948 ホスト:7886 ブラウザ: 8090
すごく面白かったです。

トリックには本当にびっくりしました。
石神さんの人間性まで表した絶妙なトリックは物凄い衝撃がありました。

ただ愛する人のために、最後まで悪人を演じ切ろうとした石神さん。
なるほどこれも「純愛」かもしれないと思いました。

ただ、東野圭吾作品の中で、これが直木賞というのは・・・うーん、どうかとも思います。
面白いんですけど、東野小説はもっと面白いものがあるので・・・。
そんな訳で、「良い」とさせていただきます。

[推薦数:1] 2007/09/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:614(65%) 普通:133(14%) 悪い:197(21%)] / プロバイダ: 12010 ホスト:12222 ブラウザ: 7590
とてつもなく面白い。傑作どころの沙汰じゃない。文句のつけようが無い。興奮が治まらない。本っっ当に、面白かった!

<ネタバレあります>

[総評]
―感動ドラマ一直線の作りかと思いきや(そういう場面もあるにはある)、それに秀逸なサスペンスを絡めた仕上がりになっている。
そこに非常に好感が持てた。

―扱っているテーマも、「シンプル」と言ったら語弊があるが、
とにかくフクザツなものになっていない点がこれまた良い。感情移入しやすかった。

[トリック]
―これに尽きる。数学教師・石神の仕掛けた、二重三重の罠。
石神の、工藤に対して思った「地の文」は白眉。
単なる嫉妬かと思いきや・・・・?
いやいやまったく、恐れ入りました。

―終盤にてのどんでん返し(トリックの衝撃の全貌が明かされる場面)も同様。
ヨメてしまう人もいるかもしれないが、読んでいて自分は腰を抜かすほど驚いた。実に見事に盲点を突いていると思う。
―それを起点に、自分の中でじわじわと絡みあった謎が、ひとつの真実に集約されていく感じは、もうたまらない(笑)。

―湯川の言動を通じての伏線の張り方も巧く、再読するとなお、実感できる。

[純愛]
―「純愛」と聞くと、所謂『世界の中心で、アイを叫ぶ』のようなものを連想するだろうが、だったら本書を読んでいただきたい。
極端すぎて現実味が無い、と言われればそれまでだが、
愛した女のために"ここまで"やる。
それがどんなに残酷なことであろうと。
天武の才能を授かった孤独な男の、あまりにも、あまりにも純粋な想い。
その凄まじいまでの覚悟。
そして迎える、結末。
あまりの切なさに、胸が締め付けられた。

本当に素晴らしい作品でした。賛嘆した。
この作品に出合えて本当に良かったです。

2007/06/27 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:192(70%) 普通:41(15%) 悪い:42(15%)] / プロバイダ: 3700 ホスト:3813 ブラウザ: 5234
なかなか面白い作品だな、と思う一方で、賞総なめにするほどのものかなぁ、という感想も抱きました。

トリックは秀逸で、答えに至るヒントもしっかり提供されており、伏線の張り方も上手く、
なかなか満たされることの無いミステリィ作品として備えるべきモノをきっちりと備えています。
特にトリックについては、確かにこの条件を満たすにはこの方法しか無いな、と納得させられます。
(ヒントがしっかり出されているので、種明かしの直前あたりで薄々は感づいてしまいましたが)
作品の完成度は高く、ミステリィとしてはかなりの上質と言っていいと思います。

ただ一方で、作品に引き込む力が弱いな、と思ったのも事実で、
特に僕のように表現の妙や会話の面白さなどを求める人間にとっては物足りなく感じました。
特に主要人物である湯川と石神を初めとする登場人物の描きこみが薄く、
研究者という設定もあってか無味乾燥な人物に写りました(実際の研究者が無味乾燥というわけではありませんが)
靖子美里母子にしても、その行動ばかりがクローズアップされて、心情の描写が少なく、淡白な印象で、
あくまでも「小説の登場人物」の域を出ていないな、と感じました。
それだけに、作品の一つの軸である石神の無償の愛も、どこか絵空事であるというイメージを拭い切れず、
結局最後まで感情移入がしづらい面がありました。

ミステリィとしての完成度が高いだけに、もったいないな、と感じました。
ただ、各賞の受賞については疑問ですが、面白い作品ではあるので「良い」評価とさせていただきます。

2007/05/05 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:255(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 32756 ホスト:32735 ブラウザ: 2771(携帯)
ずっと気になっていたタイトルなので読んでみたのですが、直木賞の名に違わぬ面白さでした。個人的にはあの名作・「白夜行」を越えましたね。
いかにして、殺人を犯した母娘を警察の捜査から救うつもりだったのか。石神の計画は全く見抜けませんでした。トリックも、そして彼の真意も…。
石神のエゴは賛否両論だと思いますが、個人的にはそこまで他人に「献身」的になれるものかと感銘すら受けました。読んで損はない、お勧めミステリ。

2007/04/24 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:792(58%) 普通:430(31%) 悪い:147(11%)] / プロバイダ: 18384 ホスト:18446 ブラウザ: 6287
悪い作品ではないと思います。

【良い点】
1時間弱で読めたほど、読みやすいですね。それがこの作者の特徴でしょうか。

【イマイチな点】
ミステリとしてのどんでん返しには読みがいを感じましたが、実際問題としては、
ここまでやるか ? と疑問を感じます ( ありえないとは断言はできませんが…… ) 。
それと、ラストが綺麗なので誤魔化されてしまいますが、石神は結局、自分の欲望のために行動したのであり、
それを美化することはできません。
工藤への無言電話や、靖子に対して 「 この男性 ( 工藤 ) と別れなさい 」 というような手紙の文面を考えているところはかなりいただけません
( 出さなかった ? ようではありますが…… ) 。
それと、自分が逮捕された後、学校で教えていた生徒達への影響など、考えもしないのですね。
傲慢な部分を感じます。 「 被害者 」 が可哀相です……。

【総合評価】
「 悪い作品ではない 」 というよりも、 「 良い作品 」 かもしれないとは思いますが、
「 面白い作品 」 ではありませんでした。
読みやすさなどを考慮して、 「 良い 」 に近い 「 普通 」 にします。

[推薦数:1] 2007/03/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:143(57%) 普通:47(19%) 悪い:60(24%)] / プロバイダ: 6144 ホスト:6288 ブラウザ: 6342
第134回直木賞受賞作。
本当に見事の一言。あらゆるミステリーのランキングで、1位を総嘗めにしただけの事はあります。
ストーリーは、娘である美里を守る為に元夫を殺してしまった靖子という女性を庇うべく、彼女に密かに想いを寄せていた(やや語弊あり)数学教師の石神が隠蔽工作を行う・・・というもの。つまり形式としては最初から犯人が解っている倒叙ミステリーであり、“石神がどんなトリックで母子を守ろうとしたのか?"が見所になっています。完全犯罪を目論む石神。石神から指示を受ける靖子と美里。殺人事件の捜査を進める草薙刑事。そしてあるきっかけで石神に会いにきた大学時代の同窓生である湯川助教授。犯人と警察、そして探偵の駆け引きには思わず手に汗握らされました。
しかし、実は読んでいる最中に少し物足りなさを感じてしまった事も告白しておきます。「最初から犯人が解っている分面白さが半減」、「天才の割には死体の細工が杜撰」、「靖子への思慕の情に対する説得力が薄い」等は、高く評価出来ないなと思っていたからです。・・・だからこそ、後で自分の短絡さ加減を思い知らされました。私の全ての疑念を払拭・・・どころか、それを完全に凌駕する真相が待っていたからです。帯の煽り文ではありませんが“戦慄"と“感動"の余り、真相から結末まで何度も読み返してしまいました。・・・特に最後の数ページは、暫く忘れられそうもありません。
完全犯罪という数式と人間の情という変数が複雑に絡み合い、相互の深みが引き立てられたミステリーの傑作。東野氏の作品は数える程しか読んだ事がありませんでしたが、本作のお陰で一気に興味が増しました。『白夜行』や『幻夜』と言った著名作、また湯川と草薙が登場するシリーズも読んでみたいです。

2006/11/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1421(72%) 普通:258(13%) 悪い:297(15%)] / プロバイダ: 51507 ホスト:51736 ブラウザ: 7142
最近、東野圭吾さんの小説を読む度に毎回感じるのは
「あぁやっぱりこの人は凄いなぁ〜、流石に乱歩賞作家は違う」という物です。
別に乱歩賞に特別な思いいれがある訳でもないし、乱歩賞作家を盲目的に信奉している訳でもないのですが
どうも私が他に気に行っている小説家の人の作品を読む時とは、読後の感動が違うんですね。
とてもシンプルなプロットと展開、東野さんの凄い所は
それら骨組みに肉付けする上手さにあると思います。
とにかく緻密な伏線のはり方といい、人物描写の絶妙のバランスといい
読み易さと内容の濃さを両立させる名人だと言えるでしょう。
さすがに「このミステリーがすごい!」等のタイトル三冠王に輝いただけの事はある、実に面白いミステリーでした。
氏のファンだけでなく多くの人に自信を持ってオススメできる一作です^^

2006/09/17 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:11(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 5594 ホスト:5330 ブラウザ: 6342
ページを開いたら最後、ラストまで一気読みのおもしろさ。個人的に東野作品は『白夜行』がベスト、と思っているのだけれど、これは『白夜行』に並ぶわ!!

とにかく石神の完全無欠に見える計画がすごい。わかってしまう人もいるようだけれど、わたしには最後までわからなかったわ。そして彼と対決する湯川の苦悩。そうまでして靖子を守ろうとする石神の真意。読んでいくに連れてどんどん息苦しくなった。

靖子はとりたてて素晴らしい女性というわけじゃない。元ホステスで、おそらくは美人で、お弁当やさんに勤める中年女性。追いつめられれば目の前に差し出される救いの手に縋りつくし、逃げ場がなくなれば息苦しさを感じる。少し嬉しいことがあればつい浮かれる。
けれど、完璧な女性ばかりに恋してしまうわけじゃない。そうじゃないことのほうがよっぽど多いものよね…。

切ないラストには胸が詰まった。
ガリレオシリーズの三作目に当たるけれど、シリーズを前もって読む必要はまったくなし。とにかく傑作!

2006/06/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:171(65%) 普通:29(11%) 悪い:62(24%)] / プロバイダ: 11456 ホスト:11774 ブラウザ: 6287
もう最高ですね。
1回読み始めたら手がとまらなくなりますよ。。
素直に面白いです。先が読めなくビックリする事だらけで、死体が偽物だったときはビックリしました。
ラストはなんとなく靖子が真実を言わないで終わりって感じで終了するかと思ったけど結局自首したラスト
にはビックリさせられた。最後に石神が叫んだ時はなんとなく悲しくなりました。
さすが直木賞受賞作品です。東野さんの本の中でも自分的にベスト3に入るくらい好きです。「最高」で。

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