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小説評価: 289位 <= 290位(2,341作品中/偏差値52.21) =>291位

氷菓 (小説)

読み仮名: ひょうか
総合情報評価
(評価投稿)
日記
2007/09/18
懇談室画像/壁紙商品
(本/漫画)
直近発売の本/漫画: 2001/11 ()最新世界の洋菓子―グラン・パティシエ (2)
本/漫画(6件)
売上/新着
42147
文庫:氷菓 (角川スニーカー文庫)

参考:\480
2001/10
()

1.青春とミステリー♪

:秋の氷菓 (1960年)
1960/06
()

:現代洋菓子全書―菓子、ケーキ、ペストリー、デザート、氷菓 (1981年)
1981/05
()

:氷菓―写生文集 (1968年)
参考:\1
1968
()

大型本:洋菓子 (冷菓 氷菓 フルーツ菓子)
参考:\18,900
1983/07
()

大型本:最新世界の洋菓子―グラン・パティシエ (2)
2001/11
()
作品紹介(あらすじ)

いつの間にか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして「氷菓」という題名に秘められた三十三年前の真実・・・・。何事にも積極的にはかかわろうとしない"省エネ"少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解明していくことに。

著者:米澤穂信
出版:角川書店
文庫:角川文庫

古典部シリーズ
氷菓
愚者のエンドロール
クドリャフカの順番-「十文字」事件
発売日:2001/11/01(日本)
最終変更日:2007/02/18 21:54:31 / 最終変更者:月夜の兎 / 提案者:afterglow (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均小説評価順位偏差値評価ポイント最高の中の最高
日本良い(1.14)290位52.217.98 

利用状況

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1. 2008/05/06 良い by あっちゃん [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:234(73%) 普通:59(18%) 悪い:29(9%) 推薦人:3 推薦評価:3] / プロバイダー: 18146 ホスト:17897 ブラウザー: 9728
第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞。
まぁ、奨励賞だし、デビュー作としては、実力のあるミステリだった。

自分が、読んだのは角川文庫のやつで、ライトノベルな作風だなぁと思いました。
まぁ、それもそのはずで、元々が角川スニーカー文庫から発売されたそうで。
整った軽い文体で読みやすいし、量が少なく、キャラクターのかき分けておりました。

“氷菓"の謎は、けっこう奥が深くって、日常の謎として楽しく読めました。
それ以外の小粒な謎は、終盤のための前段階といった感じ。それはそれで良かったり悪かったり。
登場人物がね、成長してるあたりとか、ポイント高い。

地味というかインパクトが薄いが、それは温かくこの作品の長所。
終盤にむかうにつれて、面白さがあっがてくるし、良い作品だった。
2. 2008/03/03 良い by ろぎ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:313(65%) 普通:138(29%) 悪い:27(6%) 推薦人:8 推薦評価:8] / プロバイダー: 34156 ホスト:34200 ブラウザー: 4635
作者の力量はわかる。
用務員さんの手違いで教室に閉じ込められたのを『密室』といい、美術の授業の為に生徒が順番に一冊の本を借りたのを『本への愛なき読書家』と言い張った。どいでもいい話を、切り口を変えただけで、短篇のミステリーに仕立て上げた所も、秀逸である。
だけど、明らかにアンフェアだ。
ミステリー小説は、事件編と解答編に分けられることが多い。この作品も同じで、依頼を受け事件(この作品の場合は、疑問だな)を調べ、解決していった。
アンフェアなのが、事件編であげられた伏線やヒントでは、主人公が導いた解答にはいたらないのだ。
つまり、ヒントが少なすぎるから、解決編で次々と新事実が出てきて、謎ときになっていない。
ミステリーとして成立していない。
ただし、物語の後半から始まった『氷菓』の謎は、かなり面白かったので、『良い』にします。
3. 2008/02/14 とても良い by ネムリネズミ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:16(89%) 普通:1(6%) 悪い:1(6%) 推薦人:1 推薦評価:1] / プロバイダー: 15349 ホスト:15160 ブラウザー: 6520
古典部シリーズ第一作。米澤穂信氏のデビュー作ですね。夏の文庫フェアで目にとまり、初めて読んだ氏の本です。

【良いと思った点】
・安定感のある落ち着いた文章に好感を持ちました。この本からひんやりとした心地よい印象を受けたのは、何もタイトルや表紙(私が読んだのは角川文庫版でした)のせいばかりではないと思うのです(笑)
・いわゆる「日常の謎」を扱った学園ミステリですが、学校生活でのささやかな出来事が実に上手に切り取られています。個人的に気に入ったのは、「なぜか毎週金曜日に借りられる本の謎」です。図書室の本の貸し出し期限は2週間なのに、一体なぜ同じ本を毎週借りてはすぐに返却するのか。本の借り手の目的は何か…真相も、すとんと胸に落ちました。「あるはずの文集をないと言い張る少年の謎」、そしてこの本最大のテーマ、「古典部の文集の題名・『氷菓』に隠された謎」のほろ苦さも良いと思います。
・キャラクターも個性的です。「省エネ少年」・折木奉太郎、「わたし、気になります」が口癖のお嬢様・千反田える…「古今東西、視線で怪我をした人間はいないのだ」という思考からも窺える奉太郎のひねくりぶりは気になるところですが、許容範囲ではないでしょうか…(笑)

【悪いと思った点】
・完成度の高くない謎も混じっていることが残念です。「いつの間にか密室になった教室の謎」の解決は、少しあっけなかったように思えました。

【総合評価】
夏の読書に相応しい、涼しげな一冊です。
が、上に挙げた点が気になるので、評価は「とても良い」とさせていただきます。
4. 2007/10/11 良い by 八郎太 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:102(58%) 普通:35(20%) 悪い:38(22%)] / プロバイダー: 18003 ホスト:17896 ブラウザー: 4663
あぁ,これは中々良いシリーズを手にしてしまいましたね。続きも読みたくなるじゃないですか(笑)

この作品の持ち味はなんと言っても「現実離れしてないミステリー」でしょう。この現実離れしてない,でもそんなにありそうという訳でもない感じがなんとも丁度いいというか。非常に物語に入りやすく,また読み進めやすかったです。

内容に関しては,一見何もなさそうな日常の些細な謎もほんの少しずつ一つの大きな謎に関わっていたのが良かったですね。一つの物語として,そして一冊の本として上手にまとめられていたと思います。また謎解きですが,カンヤ祭の意味や郡山養子の正体に関してはすぐに気付きました…が,「氷菓」の意味はほとんど最後まで分かりませんでした。そう考えると,ミステリーもそこそこ楽しめたのかなぁと。ただ,奉太郎は気付くの早すぎです。あれじゃあまるでどこぞの名探偵(笑)

あとは奉太郎の心理描写が良かったですね。姉から電話がかかって来る直前の「俺は,」と最後の手紙の中の「姉貴は,俺が」。この,唐突に切れている二つの部分が,はっきりとは書かなくとも奉太郎の心の内を表していたなぁと思います。

評価は「とても良い」と迷いますが,「良い」にしておきます。
5. 2007/08/03 良い by 濁流の魔手 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:69(60%) 普通:14(12%) 悪い:32(28%) 推薦人:2 推薦評価:2] / プロバイダー: 18250 ホスト:18321 ブラウザー: 4696
(軽くネタバレするのでまだ読んでない人はあまり読まないようにしてください)

まあ、良い作品だとは思う。長くなってグダグダしたりする事もなく、良い感じに終われている。
密室や図書館の謎は面白かったと思う。思うが推理小説としてみれば軽い感じがするなと思う。でもこういうのも悪くはない。
「氷菓」というタイトルや33年前の出来事を4人で推理していく所。これは本当に面白かった。特に文句はない。
千反田の好奇心によって奉太郎たちが振り回されて、でも結果的に謎を解くことに成功して、といった展開は結構好きになれた。
続編「愚者のエンドロール」も読んでみたいと思う。

以上の事をふまえ評価は「良い」で。
6. 2007/02/18 良い by afterglow [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:83(72%) 普通:5(4%) 悪い:27(23%) 推薦人:14 推薦評価:16] / プロバイダー: 30606 ホスト:30431 ブラウザー: 3846
角川学園小説大賞の奨励賞を受賞した米澤穂信のデビュー作。
学校を中心に小さな日常の謎を解き明かす彼の原点を垣間みれる作品です。

部員不足で休部中の『伝統ある』古典部に入部した主人公達は、
えるの伯父さんについて、文化祭である『カンヤ祭』について、そして文集『氷菓』のタイトルについて、
という三つの謎に取り組んでいきます。
ちなみに「える」はdeath noteの『L』ではありません(笑)

妙な所で頭の働く省エネ主人公・折木奉太郎(読んでいると、なぜか「ほうき」を連想してしまう)と、
元気印の好奇心お嬢様・千反田える。ヒーローとヒロインの性格がまさしく正反対。
この二人の特徴あるキャラクターがいい意味で妙に混濁して、
作品の根底に広がる独特の空気を見事に演出しています。
特に、彼女の「わたし、気になります」というセリフが象徴的。
その後、折木がやれやれとため息をつきながら重い腰を上げる様が眼に浮かぶようです。
そんで、割とまんざらでもないのが微笑ましいものです。
また、それを支えるサブキャラクターの福部里志、伊原摩耶花も薄味ながらいい感じの塩加減で
絡んできてくれて、物語が非常に映えています。

各短編のつながり具合は、小市民シリーズで言うならば、単発的な「春季限定」よりも繋がっているけど、
大事件を主軸に置く事でごっつい連続性を持たせた「夏期限定」ほど連続したものではないという印象。
それぞれの事件の連続性はそれほどみられないので、もともと事件自体の重要性が薄いという作品の特性上
非常に内容を軽視しがちになってしまいます。
ただ、これが罠な訳で。
ちょいちょい出てくる事件のバックが蜘蛛の糸ほどの細さでかろうじて繋がっているんですね。
しかも、章の数が少ない割に、すべてが最終章へ収束するための伏線というわけではなく、
途中の章に行き着いてしまうものもあり、割と複雑に絡み合っています。
それがすべて解消されたときはちょっとした爽快感がありました。
まぁ、本質的な伏線ではなく、結構物理的な伏線が多いので、インパクトには少し欠ける感じはしますが
「なるほど〜」と唸ってしまう場面もいくつか。

メインの謎解き直前の座談会の雰囲気描写はお見事。
各キャラクターの取り組み具合が微妙に異なる事で生み出されたすこしぐだぐだした感じが
いかにも高校生という印象でした。
まぁ、こういうタイプの活動をする部活を経験した事はないんですが(苦笑)

読み切るまで知らなかったのですが、これ、一種のシリーズ物のようで続刊が出ている模様です。
題名が全く違う所から考えると森博嗣の「S&Mシリーズ」などのようなイメージでしょうか。
次巻以降で手紙でしか登場しなかった姉の活躍があるのか、というのが非常に気になります。

基準評価は「とても良い」。
ただ、作品があとがきまで含めても200ページ余りと、非常に薄くて
ちょっと物足りない感じがありました。
面白い作品だっただけに、もうちょっと濃い味を出しても良かったのではないかなぁ、と。
その辺りをちょっと差し引いて、総評は「とても良い」よりの「良い」とさせていただきます。
7. 2007/02/11 良い by 月夜の兎 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
推薦人:afterglow
評価履歴[良い:104(67%) 普通:31(20%) 悪い:20(13%) 推薦人:6 推薦評価:9] / プロバイダー: 51712 ホスト:51755 ブラウザー: 6287
日常の謎系統、古典部シリーズの第1作。
古典部の文集タイトル「氷菓」にまつわる謎の話は面白かったです。あとの細かい謎は割とどうでもいい
感じ。まあ「日常の謎」というもの自体が知らなくても困らない程度の物ですからそれは良しとしましょう。
古典部の面々のやり取りは楽しめます。あらゆることに興味津々のお嬢様、千反田えるがいいですね。主人公
が基本的に自分から動かない人間なので、彼女がいないとこのシリーズ成り立たないのですが、決め台詞とも
いうべき「わたし、気になります!」が出ると古典部全員半分諦めにも似た感情を抱きつつ謎の解明に動き始める
という構図が何となく気に入っています。
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