全作品アニメゲーム漫画小説ドラマ特撮日本映画海外映画情報DB:声優,ゲーム機..論客:順日記
検索 / 外部一括:

小説総合点ランキング: 101位/2,353作品中 (総合点20.00/偏差値59.06) 100位 <= =>102位
小説平均点ランキング: 25位/132作品中 (平均点2.00(とても良い)/偏差値58.58) 24位 <= =>26位 (評価数10以上)
小説2004年総合点2004ランキング: 7位/99作品中 6位 <= =>8位

夜のピクニック(小説)


[他形式: RSS/携帯版/English]
読み仮名: よるのぴくにっく / 英語タイトル: Yoru no pikunikku
注意: これは小説版。その他メディアのページ
日本映画:夜のピクニック
総合
評価板(投稿)
自由形式掲示板日記
2008/04/15
画像/壁紙商品
(本/漫画)
直近発売の本/漫画: 2008/05/20 ():蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫 お 48-5) \500
本/漫画(28件)
売上/新着
DVD(13件)
売上/新着
音楽(5件)
売上/新着
365
文庫:夏の庭―The Friends (新潮文庫)

参考:\420
1994/03
()

1.終戦記念日のころに読んでください。
507
文庫:流星ワゴン (講談社文庫)

参考:\730
2005/02
()

1.ここからがはじまり
572
文庫:アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

参考:\680
2006/12/21
()

1.すげえ。
610
文庫:白夜行 (集英社文庫)

参考:\1,050
2002/05
()

1.大阪を象徴する一冊
883
文庫:きよしこ (新潮文庫)

参考:\460
2005/06
()

1.ほんとうに伝えたいこと
1404
文庫:卒業 (新潮文庫)

参考:\620
2006/11
()

1.人が生きるということ
1520
文庫:手紙 (文春文庫)

参考:\620
2006/10
()

1.ラストまで読んで
1527
文庫:夜のピクニック (新潮文庫)

参考:\660
2006/09
()

1.似たような
2401
夜のピクニック ピクニックパック

参考:\7,560
2007/02/23
()

1.一瞬の今を大切にしょうと思った…
1216
CD:空はまるで

参考:\2,500
2007/07/25
()

1.空まる意外もィィp(^-^)q
作品紹介(あらすじ)

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。 (文庫版裏表紙より)

著者:恩田陸
出版社:新潮社
単行本 2004年7月31日発行
文庫版 2006年9月7日発行

吉川英治文学新人賞、本屋大賞受賞作品
発売日:2004/07/31(日本)
最終変更日:2006/10/09 03:20:15 / 最終変更者:遠野 / 提案者:遠野 (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均小説順位(総合点)偏差値(総合点)評価ポイント(総合点)最高の中の最高
日本とても良い(2.00)101位59.0620.00 

利用状況

総閲覧数書込み数評価数
日本2,4891010
海外11800

評価の分布

最高とても良い良い普通悪いとても悪い最悪
人数6030100
割合60.0%0.0%30.0%0.0%10.0%0.0%0.0%
加算分布60%60%90%90%100%100%100%
分布要約90%0%10%
                                                                                                    

最近8日間の閲覧数
合計25日24日23日22日21日20日19日18日
22
2
3
3
3
1
2
1
7

ログイン状態で有階位者ご利用可能
階位さえあれば可能
階位1000位以内必要(階位と権限/特典の関係の説明)

言語更新順獲得推薦順 New!
日本語好評系
(評価限定)
普通系
(評価限定)
不評系
(評価限定)
全て
(評価限定)
全て
English好評系
(評価限定)
普通系
(評価限定)
不評系
(評価限定)
全て
(評価限定)
無し
この評価板


2007/05/30 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 猩々紅冠鳥 評価履歴[良い:194(70%) 普通:41(15%) 悪い:42(15%)] / プロバイダー: 3700 ホスト:3813 ブラウザー: 5234
淡いですね。中学生高校生の時の淡い思い出がよみがえってくる作品でした。
好きなあの子に彼氏は居るのかな、とか悩んだりして。
あいつとあいつ付き合ってんちゃうの?とか噂したりして。
夜がなんとなく楽しい感じとか。
いつのまにか失ってしまったそういう幼く純粋な気持ちをよみがえらせてくれる作品でした。

高校生が高校生なりに悩んで行動する姿には素直に好感が持てましたね。
そういった心情がしっかりと描きこまれていて、それぞれの登場人物が生き生きとしていました。
そうそう、こういうヤツクラスにおったなー、って感じで。

こういうイベントって誰にでも経験が有ることだと思います。
それこそ、修学旅行とか、卒業旅行とか、マラソン大会とか、体育祭とか文化祭とか。
やってるときは特にだからどうって事のない出来事でも、しばらくたってみると、
そういった何気ないイベントが凄く大きな思い出になる、という不思議な感覚を上手く伝えられているな、と思いました。

ただ、一方でそういう描写を抜きにしてストーリーだけを見てみると、
大体先が読めてしまうというか、起伏が無いというか・・・・。
展開で驚かされるところが無かったように感じます。
ただ、普通の展開を先が気になるように見せる描写力は素晴らしいと思いますね。
まぁ、そんなことをしてしまうと共感がもてなくなってしまうのかもしれませんが、
ああ、懐かしいな、という感覚で終わってしまった印象はあります。

大学生くらいの時に読むと非常に懐かしい気持ちにさせられる作品です。
2007/03/31 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ヨシノ 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 34156 ホスト:34136 ブラウザー: 4637
ええと、私の母校です(笑)

本当は"歩く会"といって毎年違うコースを歩くんです。その代わりに修学旅行が無いのですが(泣)

下駄とかで歩く人もいて、面白かったなあ。
映画の方で校舎とか出ると興奮してしまいますね(笑)
最初「真夜中のピクニック」を本編だと勘違いして、あまりの薄さに訳が分からなかったという恥ずかしい思い出もあります。

余談ばっかりですね(汗)

懐かしい記憶を思い出させてくれたのと、この行事を広めてくれた感謝も込めて、最高の評価で。
2007/01/31 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 夙夜健 評価履歴[良い:712(61%) 普通:360(31%) 悪い:100(9%)] / プロバイダー: 18384 ホスト:18446 ブラウザー: 6287
何というか、地に足がついた小説という印象を受けました。
実際問題としては、母親が娘の友達にあのような事を言うだろうかという疑問はあるものの、
登場人物である高校生たちにとても好感を覚え、後味も爽やかと感じました。
融には感情移入できましたが、忍のような友達がいることが羨ましく、
彼らのような高校生活を送りたかったです。
一番気にいったのは、わざわざアメリカからこの日のためにやってきた順弥ですね。
彼は姉の友人の様子を見に来たので、この学校の生徒ではありませんが、性格が前向きなところに憧れます。
また、夜になると元気が出る高見なども良い味を出していると感じました。

そして何よりも、学校行事である歩行祭というものに興味を覚えました。
私事ですが、昔ある大学を受験した時、そのようなものがあると知って是非参加したいと思ったことがあります
( 受験には失敗したので、勿論参加はできませんでした ) 。

途中でリタイヤしたくないという気持ちはよく理解できます。
個人的に好きな場面は、夜中に仮眠した後、午前4時 ? に再度出発するところですね。
無事に完歩できるかどうか、よしやるぞ ! という、彼らの思いが伝わってくるようでした。
「 行くわよ、貴子 」 「 あいよ 」
「 行くぜ、融 」 「 合点 」
テンポがイイですね。
風景描写なども心に残るものでした。

ただ、タイトルはどうなんでしょう。比喩的な意味合いもあるのかもしれませんが、
昼間も歩くのですから……ちょっと考えてしまいます。
しみじみと良い作品とは感じましたが、読んでいて 「 これは凄い ! 」 と声を大にして叫ぶほどとは思いませんでしたので、
「 とても良い 」 に近い 「 良い 」 とします。
2007/01/05 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 青空 評価履歴[良い:32(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 5594 ホスト:5330 ブラウザー: 6342
「本屋大賞」をとり、映画化されている本作。『図書室の海』で予告編を再読したのを機に読みました。
恩田さんは昔から学園ものをよく書きますが、これほど「普通の」学園ものって初めてじゃないでしょうか? 今まではどこかホラータッチだったりミステリっぽかったりしたけれど、このお話にはホラーもミステリも入り込む余地なし。あえて言うなら転校してしまった貴子の親友・杏奈からの葉書の言葉くらいですが、これもミステリと言うほどのものではないですし。
そういう意味では、これこそ恩田さん初の本格青春もの(何だろう、それって…)かもしれません。
で、ホラーもミステリも入り込む余地のないこのお話を読んでどうだったかというと、正直、最初は拍子抜けをしました。あまり面白く感じなかったのです。
なんかホントにだらだらと歩いて、あれこれうだうだしていて、でもそれにそんなに惹きつけられなくて。
でも中盤、お話が夜に差し掛かってから、断然面白くなりました。
疲労もピークに来て、日常こなしているポーカーフェイスも、気遣いも、計算も何もかもできなくなってくる頃。それでもどこか頭の一隅だけが冴えわたって、見ないようにしていたものが見えてしまう頃、考えないでいたことを考えてしまう頃。
この辺から、登場人物たちのやり取りの機微、思考の移ろいにぐっと引きこまれて、あっという間に読み終えてしまいました。

こういうの、やってみたかったなぁ…。
いや多分体力的にもたないだろうし、すっごく嫌そうだけど、それこそ高校生の時にやってみたかった。
そんなふうに思わせられるお話でした。
2006/12/27 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by SOUTA 評価履歴[良い:143(57%) 普通:47(19%) 悪い:60(24%)] / プロバイダー: 4492 ホスト:4434 ブラウザー: 6342
第2回本屋大賞受賞作にして、『六番目の小夜子』、『球形の季節』に続く高校三部作の三作目。

「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね」

榊杏奈のこの台詞に、本作の全てが集約されていると言っても過言ではありません。
夜を徹して80kmを歩き通す、高校生活の一大イベント「歩行祭」。ミステリーの様に何か大きな事件が発生するでもなく、本当にただ歩き続けるだけ。しかし、高校生らしい他愛ない会話や将来への不安等、程度は違えど誰もが経験したであろう感情が丁寧に描写されており、あたかも自分自身が“歩行祭"に参加しているかの様な感覚に浸れました。・・・“学校行事"と“夜"がセットになる事によって醸し出す、独特の空気感もそれに拍車を掛けていたのかなと(笑)。
そしてストーリーの核に当たるのが、主人公の甲田貴子と西脇融の“複雑な"関係。融に憎まれていると考え、また今更変えようのない過去に囚われて彼と口も利けない現状に情けなさも感じている貴子。貴子を恥だと思い、徹底的に彼女を避けて来たが、実はそんな自分の頑さこそが恥ずべき事だと気付いている融。こんな二人が、親友の忍や美和子に後押しされながらも一歩を踏み出すのですが、特筆すべきは彼らの今後に想いを馳せずにはいられない余韻でしょう。二人のわだかまりが完全に氷解したのでは勿論ありません。それでも、漸く築けた新しい関係から少しずつでも前に進んで欲しい・・・と思わされるハッピーエンド。恩田作品は何とも言えない不思議な余韻を残す事が多いのですが、本作は実に爽やかに読了する事が出来ました。
現役の高校生が読むよりも、既にその時代を通り過ぎた人が読む方が感情移入の度合いは高いのではないかと。いつか、再読してみたい作品の一つです。
余談ですが、この“歩行祭"はある高校(恩田陸の母校)の行事として実在していたのですね。読み終えてから随分経って初めて知りました。・・・歩いている最中は肉体的にも精神的にも厳しくてそれどころではないでしょうが、掛け替えのない思い出となるであろう、この行事に参加出来た人を羨ましく思います。
2006/11/26 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 素空 評価履歴[良い:23(88%) 普通:2(8%) 悪い:1(4%)] / プロバイダー: 551 ホスト:292 ブラウザー: 5234
歩行祭という、学校行事の1日を描いた青春小説。

メインのストーリーは、主人公の甲田貴子が、同じクラスで異母兄弟である西脇融との確執をどのように解決させるかと言うものですが、
物語のテーマは、貴子が、高校生活の事、これからの事、他愛の無い事等を友達と語り合い、自分自身を見つめ直すと言うものだと思います。
こういうテーマは私の大好きな分野なので、楽しめました。
高校生らしい青臭さが漂う会話等は、臭過ぎだろって感じるところもありましたが、よく出来てる方だと思いました。
ただ、キャラクターに関して難を言えば、少々登場してきた時の設定に頼りすぎかな・・っと感じました・・。
出てきた時に、この子は美人で何でも出来て〜とか説明されるのですが、どうもその後、そのキャラの動きを設定と照らし合わせてもピンとこないんです。
つまりは余り、キャラごとの個性が出ていなかったと言う事です。
今時ベイベーは無いだろ・・・。
ストーリー構成は気に入ったし、ラストの方の盛り上げ方は素晴らしかったので、そこだけは残念でなりません。
2006/11/24 悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by アーマーひろっち 評価履歴[良い:80(70%) 普通:16(14%) 悪い:19(17%)] / プロバイダー: 35543 ホスト:35584 ブラウザー: 8374
主要キャラが大人しすぎ。
まだ高校生なんだから、いくらなんでもここまで思慮深くしすぎなくてもと思う。
思ったことを、素直に言葉に表さないでどうするんだよって感じ。
こういうもどかしさがいいのかもしれないが自分としては受け入れられませんでした。
とにかく、融にイライラしっぱなし。
不器用だけれど素直に自分の思ってることを口に出す。
その結果、相手を怒らしたり喧嘩になったりする。
そういう若者っぽいシーンが見られなかったのは残念。
腹の探りあいもいいですけど、やっぱり高校生らしさをだすことも必要だった。
展開にあまり起伏が見られなかったのも痛い。歩くだけじゃなく、何かもっとわくわくしたり
ハラハラしたりするシーンがほしかった。謎の少年とか小粒なのはあったんだが。
ページ数の割りにたいした出来事がないんで正直だれました。

いいところ(背景描写や雰囲気作り)ももちろんあったが、
作品が自分好みじゃなかったということで評価は悪いにします。
2006/11/18 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by afterglow 評価履歴[良い:83(72%) 普通:5(4%) 悪い:27(23%)] / プロバイダー: 30606 ホスト:30431 ブラウザー: 3846
話題作、そして第二回本屋大賞受賞作。
解説でも池上冬樹氏が述べておられるように、
小川洋子「博士の愛した数式」同様、「新作にしてすでに名作」と呼ぶべき作品の一つです。
「リアル鬼ごっこ」を筆頭に話題作といいながらもぱっとしない、あるいは良くない作品が結構ある中で
評判と出来具合がきっちりとマッチした作品に仕上がっておりました。

描かれているのは、とある高校の歩行祭。
丸一日掛けて80kmを練り歩くと言う、珍しいかと言えば珍しいけど、
全くないかと言われれば、どこの県にも一校や二校はありそうな伝統行事を持つ学校、
そして、その行事そのものがが舞台。
大人の階段を今まさに上ろうとしている若者達の姿が生き生きと描かれています。

様々なキャラクターが登場しますが、主人公に該当するのは「きょうだい」である西脇融と甲田貴子の二名。
クラスメイトであると同時に何とも不思議な関係を持つ二人の間には何とも言えない空気が漂っていて
クラス替えから一度もまともに接する事なくこの行事を迎えます。
そして、そこで起こる奇妙な出来事、クラスメイト達の馬鹿騒ぎ、恋愛模様、追いかけてくるバスetc....
疲れて糖分欠乏になりながら難しい本を読んでいるときの脳内くらいごちゃごちゃになるパズルのピース。
それが、昨年までいたある人物を中心に、銀河のような渦巻きを作ります。
そこに生まれたのは秩序というよりも感情の輪転。
一度流れ出した水は止まる事を知らず、あっという間の二日間は大会へと注ぎ出てしまうのです。
残るのは爽快感と一種の喪失感。
「あぁ〜、最後の体育祭が終わってしまった・・・・」とかのあれです。
あれを読者が感じる事ができるんです。ちょっと若くなった気分になれるんです。
そのくらい、いい意味で非常に青臭い小説でした。
僕が青臭い小説好きというのを差し引いても、十分満足できる出来だったと思います。

この「きょうだい」というのがこの作品のキーワードになっておりますので、
気になる方はぜひとも手に取って読んでください。

気になるのは上記二人以外のキャラクター設定。
漫画の学校ストーリー読んでるみたいです。
別に特殊能力持ってる奴が出てくるわけではありませんが、
美男美女という表現がしつこすぎる位出てきてるし(苦笑)
そういう意味では「六番目の小夜子」ほどではないものの
「もうちょっと現実味を帯びさせた方がいいんじゃないの?」とにやにやしながらつぶやきたくなります。
あと、結構頻繁に視点の変わる二視点型作品ですので
ぼやぼやしていると置いてけぼり食らっちゃいますんで注意。

しかし、たかがそれだけの事で覆るほど低い点数で評価はしておりません。
手に取る前の期待、読んでいる最中の興奮、読後の爽快感と寂寥感、
内容、構成、どれをとってみても相当アドバンテージを稼いでいます。
基準評価は「とても良い」、総合評価はアド加算で「最高!」といたします。

個人的には第1回、第2回と連続で大当たりの続いた「本屋大賞作品」
第3回の受賞作「東京タワー」もこんな感じの大当たりなのでしょうか。
2006/10/29 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Fake 評価履歴[良い:160(56%) 普通:36(13%) 悪い:89(31%)] / プロバイダー: 37856 ホスト:37921 ブラウザー: 7321
「図書室の海」に収録されてた、予告編の「ピクニックの準備」を読んで気になってたんでこっちも読んでみたけど、見事に大当たりだったな。
「歩行祭」っつーのが舞台設定で、本当にひたすら歩き続けるだけのストーリーなんだけど、いつの間にか登場人物にシンクロしてしまってた。
この人の作品を読む度に思うけど、その場その場の空気の機微が抜群に上手いんだよな。だから、自分も高校時代に戻った様な気にさせてくれる。
ミステリ要素はないこともないが薄味。それより、臨場感溢れる雰囲気を堪能しつつ、融や貴子の心境の揺れ動きを追えたんで十二分に満足できた。
紛れもない青春小説の傑作。今まで読んだ恩田陸作品の中で一番面白かった。・・・しっかし、こんな行事体験したら絶対に思い出に残るだろーなァ〜。
[獲得推薦数:1] 2006/10/09 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 遠野 評価履歴[良い:235(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 7995 ホスト:8068 ブラウザー: 4184
吉川英治文学新人賞、本屋大賞受賞作。高校3部作の3作目でもあります。

只只管、24時間かけて80キロを歩きとおす、高校生活における行事――「歩行祭」を、瑞々しく、ドラマティックに、繊細に描ききった物語です。
校庭を出発して、まる一日歩いて、再び校庭に戻ってくる。それぞれの姿を追いかけ、感情や会話、情景その他諸々を綴っているだけの作品なのに、如何してか、物凄く引き込まれてしまいました。
イベント中に、事件が起こるわけではない。解明できない不思議があるわけでもない。出発したての高揚、徐々に溜まってゆく疲労、歩調にあわせて移ろう風景、暮れなずむ空の色、深まる夜に再び高まるテンション、限界を訴えはじめる身体。
ゆるやかに展開してゆく場面場面は、ゆるやかであるが故に、柔らかな憧憬を齎すよう。文章の妙もあるのでしょう、会話のひとつひとつ、高校生の眼差しが捉える世界、時折零れる回想、そのどれもが深々と、胸に響きわたりました。

勿論、恩田陸らしいスパイスも程よく効いていて、成る程巧いなあ、と、唸らされる事もしばしば。特に、「去年の歩行祭の写真に、誰も知らない、いる筈の無い誰かが写っている」と云うくだりが、秀逸。そこからの展開も含め、引き込みの強さに、してやられてしまいました。
そういえば、中高生の頃って、こんな風な不思議が意外と、身近なところに有ったような気がします。顧みなくなったのは何時からだろう、と、懐かしさとホンの僅か、寂しさを覚えてしまいました。

ただ少し引っかかるのが、本作、ひどくノスタルジックであると同時に、きれいなファンタジーであるようにもにも思えてしまうところ。どうして主要登場人物たちがこうも、美男美女ばかりなのか(笑)。他者の心理読み取りも、あまりにも深い部分にまで潜り過ぎていて、些か少女漫画のように見えてしまう部分もあったり。
それ故に、名前のみの登場に留まる、弁護士志望の少女の存在は、ぎゅっと場を引き締めて、妙にリアルで、鋭く光っていました。半径5メートル以内に日陰なし、等の微妙に怖い表現しかり、登場人物たちの、彼女に対する人物評しかり。写真と犯人探しに纏わる一連は、理知的で整然としていて、すこし感情的で、内面にすとんと落ちる感じがあります。ウエイトは多くはないし、あまり、気持ちの良い連なりではないのでしょうけれど、何故だか印象深いパーツだったりするのです。

誰かと誰かの複雑な繋がりをもどかしく思ったり、想う気持ちに目を眇めたり、嫉妬に胸を灼いたり、ここには居ない誰かに思いを馳せたり。切なくて甘酸っぱい、これ以上無い位に真っ当な青春小説なのですが、読んでいてむず痒くなる事が、殆どありませんでした。
気になるところが無いわけではない、「おまじない」の成立は、有りなんだろうか、等と、突っ込みを入れざるを得ない部分もありましたが、読後感の良さが、全てを上回りました。
焦らされて焦らされて終盤、彼らの会話が、物凄く嬉しい。溢れんばかりの希望が見えて、こちら側までどうしようもなく、幸せな気持ちになってしまう。
「何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ」――ぴたりと嵌る台詞に、ああ良かったなあ、と、心の底から清清しくなれる、素敵な作品でした。

本作の前日譚にあたる「ピクニックの準備」が、短編集「図書室の海」に収録されています。歩行祭への高まり、期待が味わえると同時に、幾つか変化している部分も有り。あとさきに、読み比べてみることをお勧めします。
余談ですが、小説が素晴らしかっただけに、余計気になるのが映画だったりします。見に行きたいのですが、この感動を壊される可能性があるかも、と思うと、中々足が動きません。さて、どうしよう……。
評価投稿 / 作品DB目次
注意: これは小説版。その他メディアのページ
日本映画:夜のピクニック

※公開プロキシー/TORを使った書き込みは出来ません。検知した場合にはアク禁処分にされます。
評価/感想付けして頂くにあたって、みなさんに気持ちよく利用して頂くためのルール
  1. 評価対象は作品
  2. 他人(世間一般も含む)の見方を批判すること厳禁。
  3. 自作自演厳禁
  4. 品位等書き方に適切さを欠くもの禁止
  5. 著しく無意味な書込み(同じようなことずっと繰り返し言ってるだけも含む)禁止
  6. その作品の評価と全く関係ない書込み禁止
    例:
    1. 作品内容写しが主体となるもの
    2. 作者の作品制作能力と関係ない点の批判
    3. 宣伝書き込み
悪質な場合、過去の書き込みに遡っての全削除・利用禁止処分となります。
この判断は全て運営側の判断により行われ、無条件に従って頂くこととします。
また、違反者に対するサービス提供自動停止機能が組み込まれているため、違反者の「乱暴な言葉」に対して、ご自分で反応されることはお控え下さい。

上記条件の逸脱により(好き嫌いで削除提案しないで)不快に感じられる発言がありましたら、削除提案をクリックしてお知らせ頂いくようお願い致します。
削除は保証致しかねますが、削除が適当かどうか判断することと、削除が適当と判断した時、問題個所を削除させて頂くことは保証致します。


淑女・紳士協定
上記ルールにあるような破ったら削除・権限停止になるような項目ではありませんが、書き込むにあたって一般的に守る方が良いとされる注意点です。
繰り返し著しく違反する場合には、場合によっては削除に発展することもありえます。
  1. 発売日前に売っている早売りの少年ジャンプ等の内容評価はネタバレさせないよう配慮する(正規発売日以降は問題なし/読み手責任)
  2. 丁寧な言葉遣いで書く
  3. どの作品にでもコピー&ペーストで書ける評価はしない
  4. 未発表情報・内情などを書く場合には、その情報源を明らかにする。情報源が、他の掲示板の情報でも、個人的な情報網でも良いが、情報源に関する記述を書くことで、信頼度の判断を他の人が各々行えるようにする。
  5. 良いにせよ、悪いにせよ、何でそう判断したかの理由を記述する。
  6. なるべくその作品の中身を使って記述する(他の作品との比較による他作品語りにならないように)
  7. 連載・連続放送物に評価投票する場合、話の最小単位(1話)は見た上でするのが礼儀的には良い/未見評価投票はどちらにせよ禁止

作品の御評価

同一作品に対する再度の評価の投稿には、他の方の評価を2回挟むことが必要です。
他の方との相互やりとりによる会話には、自由形式掲示板をご利用下さい。
注意: これは小説版。その他メディアのページ
日本映画:夜のピクニック

お名前(HN=ハンドルネーム) <=サイト内では一つのHNを使って下さい/違反したものは消去されます
パスワード
初めての方は、この書き込みと同時に、ユーザー名/パスワードが登録されます。必須項目です。半角英数字4-8文字
この作品に対するコメント
2chのような、文字を使ってのお絵描きはは、文字の標準化機能(連続空白圧縮、全角文字半角化機能等)とi-mode対応のために、崩れるだけなので、現在できません。
また、「管理人さんへ」と書かれても読むのはあくまで偶然なので、本当に必要なら運用掲示板か私書にて連絡をお願いします。
他の異なる立場の方へのコメントは削除/利用禁止処置対象です。

あなたの評価
各作品1回だけ評価が可能です。それ以外はコメントもしくは掲示板のご利用をお願い致します。
まだ見ていなくて見てから正確な評価したい場合には、最初はコメントのみで、後で評価をお願いします。
評価
最高!
とても良い
良い
普通
悪い
とても悪い
最悪
↑(全作品にて)8回以上評価しても「悪い」系統の評価しかない場合非適切にバランスを欠いた評価とみなして削除されます。

コメント(コメントは何度もできますが、終了した作品に何度もコメント付ける場合には掲示板の利用も考えてみて下さい)
良いと思う立場からのコメント
普通の立場からのコメント
悪いと思う立場からのコメント

立場は読み手のことも考え、なるべく適切な系統を選んで下さい

他人の意見を批判するようなルール違反の書込みした場合、今までの書込み回数に関わらず、書込み全削除/利用停止処理がされることに注意
ルール違反の書き込みでなければ=>

作品データベース目次 | 最速一括検索エンジン | サイトマップ | Copyright(c) 1999- 1st Class