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| 文学総合点=平均点x評価数 | 497位/3,067作品中(総合7/偏差値52.79) | 496位<= =>498位 |
| 1996年文学総合点 | 10位/54作品中 | 9位<= =>11位 |
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| 作品紹介(あらすじ)十三歳・十四歳・十五歳――。 季節はふいに終わり、もう二度とはじまらない。 シューマン「子どもの情景」 バッハ「ゴルドベルグ変奏曲」 サティ「童話音楽の献立表」 三つのピアノの調べから、きらめくような「あのころ」に語りかける、三つの物語がうまれた……。 (単行本より) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 著者:森絵都 単行本 出版社:講談社・1996年10月20日発行 文庫版 出版社:角川書店・2005年6月25日発行 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1996/10/20(日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
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| 最終変更日:2006/05/11 / 最終変更者:遠野 / 提案者:遠野 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2010/09/22 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 梨奈 (表示スキップ) 評価履歴[良い:22(85%) 普通:3(12%) 悪い:1(4%)] / プロバイダ: 19304 ホスト:19247 ブラウザ: 11088 この話は、3つの短編からできているけど それぞれの話の中にしつこくなくて、さりげなく ピアノの曲が入っていたのが良かったと思います。 個人的には、ピアノの教室の中の雰囲気がすごく いいなぁと思った最後の話が1番好きです。 ほかには、キャラクターのそれぞれに特徴があったのが よかったと思います。 主人公でもそれ以外のキャラでも、同じようなキャラがいなくて、 それぞれのキャラの役割、みたいな物があったのがよかったです。 この本を読み終わって、しばらくしても心に残っているし 買いたいなぁと思ったので評価は「最高」です。 2007/08/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by osrh (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(69%) 普通:4(15%) 悪い:4(15%)] / プロバイダ: 39320 ホスト:39267 ブラウザ: 4184 ピアノの音色と共に描かれる三つの短編。 作品紹介はすでに書かれている方がいるので基本的に省きます。 私が一番好きなのは二つ目の「私のアリア」です。 この話に登場するのは主人公と虚言癖のある少女の二人だけといっても過言では なく、それ以外に出てくる人はほとんどエキストラのようなものです。 「中学生」という若いと幼いの中間のような時の心情がよく描かれています。 「子供は眠る」「アーモンド入りチョコレートのワルツ」も読めばなんだか 心に響いてくるものがあるのではないでしょうか。 この作品はできれば早めに手にとっていただきたい作品です。 私もできれば中学生頃に読んでおきたかったですね。 2006/05/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 遠野 (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7995 ホスト:8073 ブラウザ: 4184 「三つのピアノ曲をもとにした三つの物語」が収録された短編集。子ども達の柔らかく鋭い感性と、ピアノの音律がゆるやかに溶け合う。少しハラハラさせられながらも、最後には、ほっと暖かな気持ちにさせられてしまいました。作中のピアノ曲を知らなくても、楽しめること請け合いですよ。 「子供は眠る」 年上のいとこの別荘に集まった、少年たちの物語。 翌年も別荘で過ごす、その確約を得る為だけに、高慢な一人の機嫌を損ねぬよう立ち回る三人の中学生と、無邪気にまとわりつく小学生。五人の二週間が、毎夜繰り返される「恐怖のクラシック・アワー」を織り交ぜ、綴られています。 ピアノ曲を、変に持ち上る造りにしていない所が、なんだか自然で良いです。 全体通して、少年達の軋轢や成長、関係の変化等に重きが置いてあります。アルバム〈子どもの情景〉は、作品全体を引き締めるエッセンス、といった所でしょうか。 少しだけひねくれて、さわやかに切ない編でした。 「彼女のアリア」 不眠症に悩む少年が、旧校舎で出会った少女。〈ゴルドベルグ変奏曲〉を奏でる彼女は、自身も少年と同じく、不眠症であると告げる。二人はゆるやかに親しくなってゆくが、やがてある出来事をきっかけに、その関係は破綻してゆく。 甘やかで、少しだけうしろめたい感情が、瑞々しい筆づかいで描かれています。 容易く揺れてしまう不安定さや、暴力的ともいえる一直線さ。中学生の頃って、こんな風だったっけと、何となく過去をふりかえってみたくなってしまう。痛みと優しさを併せ持った編です。 虚言癖のある少女が、何だか可愛い。ラストも同様に、可愛らしく面映い物語でした。 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 ちょっと変わったピアノの先生の教室へ通う、二人の少女。温もりに満ちた不思議な空間に、ある日突然現れた、エリック=サティ似の、フランス人のおじさん。 四人の交流の、はじまりからお仕舞いまでを描いた物語。端々に描かれる旋律が、作品にゆったりとした温度を与えています。 ワルツのシーンは幻想的で優雅。ホンの僅か、匂う閉鎖性がまた、美しいのです。 きちんと、子どもの目線を徹底しているところにも、好感が持てます。サティおじさんなんて、目線が少しでも大人側にずれれば、所謂とんでもない人になってしまいそうなのですけれど、良い具合に留まってくれています。 一風どころか可也変わった練習風景も、とてもあたたかで、心地よさを感じてしまいました。こんな先生に師事してみたかったなあ。 サティおじさんの顛末は、あまりにもあんまりで、笑えるほどに情けない。しかし、そんな様ですら、愛おしく感じてしまう。手品に凝り始めた先生も、中々に素敵でした。 とてもきれいで、且つ繊細でありながら、ちょっとした隠し味(?)が効いている。一番気に入りの編です。 限られた時間の、限られた一編を切り取ったかのような短編集でした。 本作にストレートに嵌れるのは、多分やっぱり中学生なのでしょうけれど、それ以上の年代にも、懐かしさだけではない感情を齎してくれる小説だと思います。 余談ですが、大人には、単行本よりも文庫版のほうが読み易いつくりになっています。単行本の装丁や各章の扉絵も、雰囲気があって素敵なのですけれど。 この評価板に投稿する |
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