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小説評価: 36位 <= 37位(2,341作品中/偏差値71.55) =>38位

姑獲鳥の夏 (小説)

読み仮名: うぶめのなつ
注意:これは小説版。その他メディアの情報はこちら: 日本映画
総合情報評価
(評価投稿)
日記
2007/06/06
懇談室画像/壁紙商品
(DVD)
直近発売のDVD: 2008/04/11 ():新怪談裸女大虐殺 化け猫魔界少女拳
DVD(6件)
売上/新着
本/漫画(8件)
売上/新着
音楽(1件)
売上/新着
3067
新怪談裸女大虐殺 化け猫魔界少女拳

参考:\1,980
2008/04/11
()
4346
VHS:姑獲鳥の夏
参考:\16,800
2005/11/25
()
5118
京極堂ツイン・パック「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」

参考:\5,900
2008/06/25
()
13651
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション

参考:\4,935
2005/11/25
()

1.そこまででは…
23626
姑獲鳥の夏 京極堂BOX (完全限定生産)

参考:\10,500
2005/12/22
()

1.駄作とはきいていましたが
26799
姑獲鳥の夏『魍魎の匣』公開記念版

参考:\1,980
2007/12/07
()

1.もう全然ダメだから!
9117
文庫:文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

参考:\840
1998/09
()

1.オススメばい!
89796
単行本(ソフトカバー):姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)

参考:\1,155
1994/09
()

1.オススメばい!
160733
文庫:分冊文庫版 姑獲鳥の夏 下 (講談社文庫)

参考:\600
2005/04/16
()

1.なんじゃこりゃっ!
62855
CD:オリジナル・サウンドトラック「姑獲鳥の夏」

参考:\2,940
2005/06/22
()

1.幻想的な京極夏彦の世界…
著者:京極夏彦 出版社:講談社
発売日:1998/09(日本)
公式サイト
1. 京極夏彦 TOP
最終変更日:2006/07/22 02:51:25 / 最終変更者:TCC / 提案者:もろっち (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均小説評価順位偏差値評価ポイント最高の中の最高
日本とても良い(1.62)37位71.5538.88 

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加算分布12.5%66.7%87.5%95.8%100%100%100%
分布要約87.5%8.3%4.2%
                                                                                                  

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1. 2008/05/04 とても良い by YAMADA [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:26(68%) 普通:8(21%) 悪い:4(11%)] / プロバイダー: 37316 ホスト:37323 ブラウザー: 5533
前半の長い、一見無駄に思える薀蓄は後半のトリックの説得力を持たせるための伏線なんですよね。
このシリーズはどれもこれもブ厚いページ数なんですが、
それらの長い薀蓄・伏線も軽妙なキャラクターで退屈しないよう工夫しているのだと感じます。
なので、京極氏のこれらの妖怪シリーズは必ずこの姑獲鳥の夏から読み始める事をオススメします。
2. 2008/03/24 とても良い by 鞠崎 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:10(62%) 普通:2(12%) 悪い:4(25%)] / プロバイダー: 48513 ホスト:48614 ブラウザー: 4317
戦後という時代設定でありながら妖怪の設定を持ってくるのは面白い試み。
最初は小難しそうな内容に堅そうな文章に辟易していたのですがこれが案外読みやすい。
京極シリーズを読んだのはこの本と「魍魎の箱」だけなのですが、その時点での評価を。
この京極シリーズで面白いのはやっぱり登場人物だろう。
鬱病持ちの小説作家、関口に頑固な刑事の木場、破天荒極まる性格の探偵、榎津。
古本屋の店主でもあり神主でもあり陰陽師でもある中禅寺秋彦。別称「京極堂」。
そんな一癖二癖もある彼等を軸に人の因果が絡みついた事件を解決していく話。
久遠寺家の悲しき歴史とそれ故に犯した業と姉妹の狂気的なまでの女という性に対しての執着。
そして今回の主役である関口の過去ますら巻き込んで話は進む。
この作品を読んだ方が評価でよく言われるのがトリックに無理があるという事です。
確かに色々と「推理でそれってアリなんだ・・・」と思った箇所が多々ありました。
多重人格のくだりもそうですし藤牧の死体とかダチュラの花とかも。
しかしそんな風に矛盾は見られたものの、物語はとても奥が深く、面白い。
「姑獲鳥の夏」という題名にちゃんと意味があって最後に繋がるのも良いです。
今度は塗仏の宴か、女郎蜘蛛の理(字が違うかも)あたりも読みたい所。

評価は「とても良い」です。
3. 2008/03/17 最高! by 煉獄館 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:12(86%) 普通:0(0%) 悪い:2(14%)] / プロバイダー: 19811 ホスト:19948 ブラウザー: 8090
【良い点】
意外と読みやすいところ。
メインキャラクターが面白い人ばかり。
文章がとても綺麗。
【悪い点】
特にありません。

【総合評価】
あまりすすんで小説を読まないのですがこの作品は今まで読んだ中で一番面白かったので京極堂シリーズをすべて読んでみたいと思いました。
4. 2007/12/02 とても良い by あっちゃん [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:234(73%) 普通:59(18%) 悪い:29(9%) 推薦人:3 推薦評価:3] / プロバイダー: 18146 ホスト:17897 ブラウザー: 6770
ミステリーじゃないとすれば最高に面白い。
まあミステリーではないのだろうが。
しかし、どうしてもミステリーに見えてきてしまう。
そこが自分としては減点対象になってきてしまいます。

誰にも書かれないようなものを作品にした。
その事実は称賛すべきことだと思います。

良いところはキャラクターが格好いいです。
京極堂とその妹、エノさんと様々な人物の口調からか格好良いと思います。
それと雰囲気が妖しく、続きが読まされたくなります。

とりあえず二作目が読んでみたいと思いました。
5. 2007/09/15 最高! by アウツォ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:43(78%) 普通:12(22%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 2688 ホスト:2558 ブラウザー: 5540
ご存じ、京極堂が活躍するシリーズの一作目。初めて手に取ったときはあまりの分厚さにビックリしたもんだ(笑)。
でも厚いのは量的な厚さだけじゃない。京極堂の機知に富んだ台詞回しや「憑物落とし」など、妙な説得力に気圧されてしまった。
キャラクターの好みでは、僕は京極堂より榎木津のが好きかな。あの自由奔放さが何とも小気味良いね。基本的に皆魅力的だけど。
このシリーズを読むと、京極夏彦の知的レベルの高さが窺える。極めて客観的な視点に豊潤な知識。非常に僕が好きなタイプの作品だ。
6. 2007/08/23 普通の立場からのコメント by 玲嵐 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
プロバイダー: 49730 ホスト:49811 ブラウザー: 5234
好きなんです、このシリーズが
リアリティとかどうでもよくって、ただ好きで
通勤の電車で読むために、レンガ本持ち運んじゃうくらい

初めて読んだ頃は前半の京極堂と関口の会話を読めるほどの根気がなくて
「悪ィな学がなくって!!」
と筋肉質な脳みそが悲痛な叫びを上げていました
や、今も頭の出来は同程度ですが、根気がついたんです
そしてしっかり感覚に叩きこむまで読みました
そうしたら…暗がりを直視できなくなりました
何かが見えるようで
7. 2007/06/08 とても良い by mizunasi [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:184(72%) 普通:34(13%) 悪い:36(14%) 推薦人:6 推薦評価:6] / プロバイダー: 21376 ホスト:21493 ブラウザー: 4665
普通の推理小説だと「ありえねー」と思わざるを得ないようなトリックを、
京極堂の膨大すぎる薀蓄とそれを支えにした長広舌(詭弁?)によって、
「ああ、人間ってのは間違ってしまうものなんだなー」と納得させられてしまうような、
物凄い力業っぷりに脱帽しました。
当時は賛否両論巻き起こったんだろうなぁとか思ったり。
見た目は引くくらい分厚いし中身も陰鬱な話なんですが、
後々レギュラーになる個性的な面々の小気味よいやり取りなど、
キャラクター小説的な読みやすさも随所にあって、
意外なほどすんなり読破できたのは好印象。
とはいえ、さすがに無理のない話だとは思わないし、
同じ京極夏彦なら「巷説百物語」の方がずっと楽しめたので「とても良い」ということで。

それにしても、このシリーズは個々に評価欄があるんですね。
話を忘れないうちに全部評価できるかな・・・。
8. 2006/12/23 とても良い by SOUTA [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:143(57%) 普通:47(19%) 悪い:60(24%) 推薦人:32 推薦評価:43] / プロバイダー: 3813 ホスト:3717 ブラウザー: 6342
京極堂シリーズ・第1弾

語り手の関口の不可解さや危うさも手伝ってか、中盤辺りで犯人の見当は付いてしまいました・・・が、本作は犯人当てにはさほど重きが置かれていません。真の見所はやはり、民族学、心理学、医学、宗教・・・等々、様々な蘊蓄を語る京極堂の弁舌の冴えでしょう。単語だけ聞くと敬遠してしまいそうなものもありましたが、一般人の関口に分かりやすく噛み砕いて説明するという形で語られるので興味深く読めました。・・しかも単なる知識の披露というワケではなく、全てが事件の解決の為の伏線となっており、ストーリーの構成に無駄がありません。“妖怪"という名の幻想を言葉を以てただの現象としてしまう京極堂の“憑物落とし"によって、伏線が一気に収束するクライマックスはまさに圧巻でした。関口と犯人が対峙するラストも、さながら映画を彷彿とさせる様な美しさで印象的。
定めた独自のルールを破綻させずに、読み手を納得させるだけの論理的な解を提示するという事をデビュー作でやってのけたのは見事の一言。京極堂、榎木津といったキャラクターも非常に魅力的なので、本シリーズも読み進めてみるつもりです。・・・二作目以降の本の分厚さと言ったら相当なものですが(苦笑)。
・・・・・余談ですが、京極夏彦氏と森博嗣氏の作品にはどこか類似性を感じますね。例えば、人は理解出来ない物事に直面すると、曲解してでも仮初の安心感に浸ろうとする・・・等、「人間が如何に固定観念に縛られているか」という事に関する言及は、森作品でも至る所で見られましたし。理系色が強い森作品に対して京極作品は文系的であるという相違点はありますが、根底に流れている類似性が一見堅苦しい本作にすんなりと入り込めた理由の一つかも知れません。
最後に京極堂の口癖・・・もとい、座右の銘を(笑)。

「この世には不思議なことなど何もないのだよ」
9. 2006/12/01 悪い by ZON [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:2(20%) 普通:0(0%) 悪い:8(80%) 推薦人:2 推薦評価:2] / プロバイダー: 36678 ホスト:36649 ブラウザー: 5944
これはミステリーでは無いなと思った作品ですね。
そもそもミステリーであるというのに謎解きはそれほど重視されていませんし
根っからのミステリーファンとしては何とも物足りない感じでした。
問題点としては展開が強引すぎる、トリックが陳腐すぎる、何となくラストが予想できてしまった、無駄な蘊蓄が多い。
ここですかね。
特に酷いのは二番目。
長々となるので簡単にしか書きませんが、(ネタバレ注意)
「実は二人目の人格が全てやったことなんだよー!!」
「何だってー!!」
「実は三人目の人格が全てやったことなんだよー!!」
「何だってー!!」
謎解きの部分はこれで解決してしまいます。
初めにも記しましたがこれはミステリーではないです。
どちらかと言えば伝奇かな。
まあ文章はそれほど酷い物ではないし伝奇として読めばそれなりに楽しめるから評価は普通に近い「悪い」で。
10. 2006/05/10 良いと思う立場からのコメント by 夙夜健 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:699(61%) 普通:341(30%) 悪い:99(9%) 推薦人:8 推薦評価:9] / プロバイダー: 18384 ホスト:18446 ブラウザー: 6287
〔 ネタバレあり 〕
再読して結構好きになりましたが、何故ラストで女性を助ける事ができないのかという事については疑問を感じますね。
それは、これが小説だからではないでしょうか。
現実の出来事ならば、もっとドタバタしてしまい、あのように美しくは終わらないと思います。
とはいうものの、最初とラスト両方の文章は特に綺麗で気に入っています。
このシリーズの 「 塗仏の宴 」 までの中では、、私は本作の最初の場面の、関口が京極堂を訪れるところが 1番好きですね。
11. 2006/05/05 とても良い by 遠野 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
推薦人:SOUTA
評価履歴[良い:232(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%) 推薦人:12 推薦評価:28] / プロバイダー: 7995 ホスト:8080 ブラウザー: 4184
言わずもがな、京極堂シリーズ一作目です。世間的(?)に見れば、充分な厚さであろう本書も、後に出版された同シリーズ作品を読んだ後だと、薄く感じてしまうのが不思議です。それどころか、何とはなしに物足りなく思ってしまう。なんだか毒されてしまっているなあ。

分類するならばミステリーですが、いまいち釈然としないのは何故だろう……。
ホラーと云うのも、また少しズレているような気がします。幻想小説の匂いが強い気がするのですが、これは関口巽視点で執筆されているからなのでしょうね。

本作は、彼が中心となって描かれているが故に、矢鱈と沢山、回り道を踏まされてしまいます。思考の泥沼の道連れにされたり、手の上で踊らされたり。
別の人物視点であれば、多分もっと、筋道の明瞭な作品に成っただろうけれど、それではきっとつまらないと思ってしまうのだろうな。
関口視点での京極堂との問答には、一緒になって、してやられてしまいました。
それにしても、著者の知識の幅は物凄い。一見関係ないような場所をぐるりと回らせておいて、ちゃんと本題に連れ戻してくる手腕は流石です。

古くから連綿と続く、「家」の因習に囚われた人々に纏わる物語。廃院一歩手前の病院、という舞台設定が、何とはなしにおどろおどろしく、魅力的。そこから発生する物語も、また、舞台に相応しい色彩を纏っている。
戦後の復興めざましい時代の暗がり、混濁としたさま。新しく伸びゆくものの影で未だ、わだかまるものたち。
一癖も二癖もある登場人物が、明るい部分と暗く湿った部分を行き来し、精緻な作品を織り上げています。

本作、序盤部分は場面転換も殆ど無い上に、後半部分への基盤となり、伏線へと繋がる論述がどんどん積まれてゆきます。
脳と心、意識の関係や、読み手を巧みに翻弄する論述など、大変興味深く、また楽しいのですが、如何せん目が疲れてしまう(笑)
しかし、久遠時涼子の登場後、物語が転がり出してからは、その疲れを吹き飛ばしてしまう位に面白い。終盤まで、一気に読み耽ってしまいました。

2重3重の仕掛けが解かれて行く過程は、ただただ圧巻。
終盤の展開の鮮やかさ、構成も凄まじい。描写は可也グロテスクだなあ、と思うのだけれど、独特の筆遣いに酔わされて、緩和されているようにも。秘されていた事実が明かされ、新たな展開を迎える度に、深みに嵌ってゆくのを感じました。

ラストはあまりに救いなく、遣り切れない。否、救いはあったのかもしれませんが、それでも矢張り、ひどく切ない。
しかし、構成の妙故か、据わりの悪さを感じることは無く、寧ろ、落ちる所に落ちてくれたという充足感に満たされました。
虚ろに乾いたような締めかたも良かった。

見た目にも相当のボリュームですが、中身はそれ以上。一読の価値、大いに有りです。
因みに文庫の方は、偶数頁の行が次の頁にかからないよう、編集が為されているそうです。これもまた、凄い。
12. 2006/01/12 良い by 夙夜健 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:699(61%) 普通:341(30%) 悪い:99(9%) 推薦人:8 推薦評価:9] / プロバイダー: 17942 ホスト:17881 ブラウザー: 3646
本格物の形をした新本格作品で、トリックには最初否定的でしたが、今はアリかなと思っています。
文章に趣があるのと、登場人物、とくに京極堂に存在感があるように感じられます。
榎木津が持つ不思議な力と1952年という舞台設定のギャップも面白いです。
個人的には、2段組のノベルズよりも 1段組の文庫のほうが読み易く、文体の美しさが引き立つと感じています。
13. 2005/10/02 とても良い by くりまんじゅう [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:73(71%) 普通:19(18%) 悪い:11(11%) 推薦人:1 推薦評価:1] / プロバイダー: 47186 ホスト:47137 ブラウザー: 4184
怖いものが苦手なので先入観だけでずっと避けていましたが、
映画のCMを見て気になって、思い切って読んでみました。
あ〜も〜何で今まで読まなかったんだ〜!!という思いで一杯です。

怖いではなく、しんみりしました。
『この世には不思議なものなど何ひとつないのだよ』の一言が
すべてを表しているような気がします。
不可解なものの怖さが拭い去られ、逆に理不尽なものの怖さが増しました。
今までは「怖い」というだけで思考を停止していましたが、
考える事を放棄しちゃ駄目だと感じました。
最後、関口の『姑獲鳥からうぶめになったんだ』というくだりで
じわりときました。辛いお話でした。
個人的にはミステリーとしても結構良かったと思います。
クリスティーのアクロイド殺しみたいなもんでしょうか。

この作品を読んで、先入観というものがいかに愚かかよくわかりました。
食わず嫌いはいけませんね。食べてみて不味かったら嫌いでも仕方ないですが。
私の口には合いました。
14. 2005/09/12 良い by 美代子 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:330(88%) 普通:22(6%) 悪い:25(7%) 推薦人:4 推薦評価:4] / プロバイダー: 12661 ホスト:12506 ブラウザー: 3177(携帯)
以前から興味はあったし、時間もあったので約一週間かけて読み終えましたので感想をば。
終戦後の日本を舞台にし、価値観が崩壊した大人達を中心に上手く描かれているなというのが第一印象。
このページの分厚さには当初は引くが、読み出すと次から次へとページをめくる手が止まらないという感じ。とてもデビュー作とは思えない。そうとしか言えないですね。映画も、二作目以降も見てませんが、機会があれば見てみたい。そんな作品。
15. 2005/08/11 とても良い by 下田の里 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:222(76%) 普通:24(8%) 悪い:46(16%) 推薦人:9 推薦評価:10] / プロバイダー: 17884 ホスト:17531 ブラウザー: 4184
京極堂の薀蓄が楽しいだけでなく、ちゃんと解決への伏線となっている点は見事。キャラクターも立ち過ぎるほど立っているし、普通のミステリー小説からすれば反則スレスレの種明かしも京極堂の「この世に不思議なことなど何ひとつ無いのだよ」の一言で妙に納得します。
作品の肝は京極堂の「解決編」というべき「憑き物落とし」にあるわけですが、それ以外にも「関口と涼子さんの悲劇」「日本型家庭の因習」「見えているけど見えていないトリック」「妖怪をモチーフとした事件」「各キャラクターの感情のうねり」等等、見所も沢山!濃密な物語がみっしり(これは次回作か)詰まっており、分厚い小説なのに一気に読ませてくれます。

2作目以降に比べると関口、榎木津などレギュラーのはっちゃけぶりが足りないような気がしますが、シリーズ化を想定していないデビュー作という事を考えると、これはこれでアリかと。

どうでも良い事ですが、京極堂の出で立ちのシーンは何故か「必殺仕事人」を思い出します。
16. 2005/07/17 普通の立場からのコメント by りつ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:4(36%) 普通:1(9%) 悪い:6(55%)] / プロバイダー: 12661 ホスト:12636 ブラウザー: 2743(携帯)
自分にとって京極作品の原点です。今読み返すと登場人物たちがまだまともであろうとする姿が微笑ましい(!?)ですね。
他の作品にもいえることですが、ミステリーとして狭い視点で求めるよりも、もっと腰を据えて向き合う作品ではないかなと思います。
17. 2005/07/05 とても良い by Fake [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:160(56%) 普通:36(13%) 悪い:89(31%) 推薦人:10 推薦評価:20] / プロバイダー: 37856 ホスト:37921 ブラウザー: 3874
ミステリーはそんなに重視してない・・・・・けど面白い。
デビュー作ゆえに粗も目立つが京極さんらしさが発揮されてる。
純粋なミステリーを求めてる人には向かんかも知れないが、嵌る人は嵌るだろーね。
18. 2005/04/15 とても良い by 猩々紅冠鳥 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:194(70%) 普通:41(15%) 悪い:42(15%) 推薦人:7 推薦評価:12] / プロバイダー: 47039 ホスト:46928 ブラウザー: 4184
ご存知「京極堂」のシリーズ一作目ですが、
正直、このシリーズは謎解き、トリックの秀逸さが本筋ではなく
登場人物の救済に主眼が置かれており、
あまりミステリィという空気は感じなかったです
ただ、話として非常に面白く、
また、京極夏彦氏のあふれるような妖怪に関する圧倒的な知識量は圧巻です。
目玉の親父もびっくりです。
水木しげる先生ともご親交が有るようですが・・・

キャラクターがそれぞれ個性にあふれているのも読んでいて楽しいですね
京極堂、エノさん、木場修、そして一応(笑)主人公の関口巽、と
おおよそ普通の世界では生きていけないような探偵側の人々が
読んでいて笑えます。シリアスなんですけどね^^;

ただ、そのキャラクタ設定があまりにも現実離れしている、
それがミステリィさを感じれなかった理由かも知れません。
19. 2005/04/12 とても良い by ヤンマ本史 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:226(82%) 普通:34(12%) 悪い:15(5%) 推薦人:3 推薦評価:3] / プロバイダー: 2606 ホスト:2684 ブラウザー: 4483
とても内容が濃く設定も隅々書かれていて感心しました。最初の方の京極堂とのやりとりの説明的セリフがちょっと長すぎてしまい、それが大切だと言うのはわかるのですが、疲れます・・・。事件の真相は予想外でとてもびっくりしました。涼子が「京子」「母」の人格を持っているとは・・・。いったん読むと止まらない作品でした。
20. 2005/03/23 普通 by ぴの [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:18(49%) 普通:8(22%) 悪い:11(30%) 推薦人:1 推薦評価:1] / プロバイダー: 41357 ホスト:41270 ブラウザー: 4184
京極堂シリーズ第1作目となる作品であるが、すでに「京極夏彦らしさ」が随所に見られその作風を確立していて、独特の文体、世界観による一風変わったミステリーという京極氏ならではの魅力がこの作品には詰まっている。
しかし一方ではまだ未熟と言える所に少し説明的過ぎるかな、という感じがある。この世の不思議さについて論理的に語るのはいいのだが、少しクドイ。前半の100ページ程はほぼ説明で埋まっていて途中で投げ出しそうになった。
まあ良い風にも悪い風にもいろんな意味で初々しく、これまでのミステリーの価値観を破った画期的な作品であることは間違いない。京極夏彦をこれから読もうとしている人にはぜひこのシリーズから入ってほしい。
21. 2005/01/11 とても良い by グルグルネコ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:149(69%) 普通:28(13%) 悪い:39(18%) 推薦人:20 推薦評価:17] / プロバイダー: 3463 ホスト:3553 ブラウザー: 3874
この人の作品は、非常に太い(太すぎるほど)ですが、結構不思議とすんなり読めてしまう。最後までどうなるのか読みたい、という衝動に駆られる。ミステリーてのは大概がそうなんだろうけど、謎を解決して(つき物を落として)いく所なんかは、爽快な感じがします。
なぜか回を重ねるごとに太くなっていく気がしますが、その分読み応えはありますから見る価値はありますね。
うぶめの夏自体は、妖怪シリーズの導入部といった感じで(といってもこれだけでも相当のものですが)それから見ないと寧ろよくわかんない部分も多少はあるかも知れない。呪とか探偵の能力とか。まあ、楽しみ方は結構いろいろできるかもね。でも基本は、順当に順番に呼んでいったほうがいいかな。
さまざまな個性をもった人物が、出ている点もまた魅力。時代設定も雰囲気が出ているし。
評価はとても良い。
22. 2004/09/15 良い by nack [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
プロバイダー: 16614 ホスト:16432 ブラウザー: 3875
内容がちょっと難しいのですが、意外な展開が面白かったです。
しかし、ページ数はかなり多いのでビックリするかも知れないけど・・・

京極氏の初期作品の頃の独特のクセが味わえます。
私は結構好きなんですけどね。
23. 2004/08/26 普通の立場からのコメント by エリス博士 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:79(62%) 普通:8(6%) 悪い:40(31%) 推薦人:18 推薦評価:17] / プロバイダー: 32482 ホスト:32421 ブラウザー: 3875
自分のこの作品に対する評価が低いのは、やはり「本格ミステリーを謳うのならば、謎解きを充実させて欲しい」という願望が強いからだと思う。
そういう意味で、この作品は探偵ミステリーであるにもかかわらず、「謎解き」や「トリック」がかなりしょぼかった。個人的にはこの作品が成功したのは、やはり「陰陽師」というキャラクター設定の勝利だとしか思えない。
また、前評判が高かったのも乗れなかった一因かもしれない。
肝心の「トリック」については、かなり早い段階で分かってしまったので、「あっ、そう」という感じ。
「度肝を抜かれる」とか、「憑き物を落とされる」とかいった快感が一切なかった。
これはミステリーとしてはある意味、致命的かもしれない・・・。
だが、さすがに濃いキャラクター達のドラマを楽しんだのは事実。
ちなみに、精神トリック(何だ、そのネーミングは?)ものなら、麻耶雄嵩の「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」の方が納得がいったし、意表を付かれた。物語としてもかなり「深いもの」だと思う。
24. 2004/08/26 良い by 古典主義 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:399(42%) 普通:221(23%) 悪い:323(34%) 推薦人:38 推薦評価:58] / プロバイダー: 2561 ホスト:2482 ブラウザー: 4925
探偵=シャーマン、という位置付けを突き詰めた作品群ですが、
謎解きが目的ではなく周囲の人間の再起をもたらすのが真の目的
なのは見事な出来映え。ラストを受け付けない人もあると思いますが
目的が祓いならば、この作品のラストも納得ですね。実際は記憶を
改竄してしまったりというのはある話ですし、彼はその・・・ですし。
この作品もデビュー作のデキとは思えず舌を巻いたもんです。
1、2、3作とどれも傾向が違うのでとりあえず3作目までは
読んでみて欲しいですね。周囲の知人の間では2作目が一番評価が
高かったですね。自分的には3作目「鉄鼠の檻」が最高。
25. 2004/07/05 良い by 興正寺蓮秀 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:60(65%) 普通:22(24%) 悪い:11(12%) 推薦人:2 推薦評価:3] / プロバイダー: 8457 ホスト:8369 ブラウザー: 3646
結末に関して意見が分かれたようだが、
ありといえばありだろう。
ありと思わせてしまうテンションに持っていく
ストーリー、文章力はすばらしい。
ミステリーのジャンル自体非常にあいまいになっている中で
ホラーに近いスタンスだが、
決して謎解きを等閑にしていないところも良い。

映画化がやっと実現するそうだが、
どれだけ原作を忠実に映像化できるか不安ではある。
実相寺監督なら雰囲気は十分出せると思うのだが。
26. 2004/05/16 普通 by エリス博士 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:79(62%) 普通:8(6%) 悪い:40(31%) 推薦人:18 推薦評価:17] / プロバイダー: 30866 ホスト:30867 ブラウザー: 3875
面白くなくはない。実際、かなり楽しんで読んだと思う。
個人的には榎木津のキャラクターが好きだったし、京極堂と関口のやり取りも面白い。個人的には京極堂のキャラは麻耶雄嵩のメルカトル鮎にかなりかぶると思うけど。
しかし、ミステリーのトリックとしては「なんかな〜」という感じだった。決して悪くはないし、論理的で科学的根拠もある。しかし・・・。実際起こりうるか?というとかなり現実味が薄い気がする。やはりこれはミステリーというよりSFとかに近いと思う。まあメフィスト賞自体そういう色合いなのだろうけど。メフィスト賞がらみなら個人的には殊能将之の「ハサミ男」がベスト。
27. 2004/05/16 最高! by incoinco [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:380(98%) 普通:7(2%) 悪い:0(0%) 推薦人:6 推薦評価:7] / プロバイダー: 34420 ホスト:34377 ブラウザー: 4925
おもしろーい。言いくるめられる、というと悪いイメージだけど、その言い
くるめられることがメチャクチャ快感でするー。

普通ミステリーというと、常識の上で成り立つトリックを楽しむものでするがー、
この作品のトリックは常識から多少逸脱したものー。そこで、結果的に見ると、
この作品では、どうしてそのトリックが成立するのかということを解説する
ウンチク話に9割方をさいているー。そこがすんごくユニークー。

読者は、そのウンチクが、美しいほどにロジカルであるため、最後は完全に魅了
されてしまうー。ミステリーうんぬんよりも、そこがもっともおもしろい部分
といってもいいのではないでしょかー。

完成度としては、他よりも多少落ちるけれども、これが最初の作品であるこ
とを考えれば驚愕のできー。いきなりこれほどの作品が書ける人がどれだけ
いることでしょー。

なにはともあれー、京極堂シリーズはちゃんとここから読むべしー。w
28. 2004/05/16 とても良い by もろっち [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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京極夏彦さんのデビュー作ってこれでしたよね?確か
最初に見た時は その異様なまでの分厚さに圧倒されましたよ本当に
それこそ弁当箱みたいだったし・・・

それにしてもこの人の小説は「新ジャンル」と言ってもイイ程 個性的です。
一応ミステリーなんでしょうが妖怪物でもあるし
かといって超常現象をそのまま終わらせる訳でも無く
最後には登場人物や読者に対する「憑き物落とし」があって・・・と
一度ハマると抜け出せない魅力があります。

姑獲鳥の夏のストーリーに関しては少しだけ後味が悪いというか悲しい話ではありました。
しかしこのシリーズ、登場人物がとても魅力的で、話によって主人公的役割を果たす人が
違うので、そういった意味でも楽しめるシリーズです。
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