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| 注意: これは文学版。その他メディアのページ: ドラマ:ナオミ |
| 文学総合点=平均点x評価数 | 1,569位/3,067作品中(総合2/偏差値48.08) | 1,568位<= =>1,570位 |
| 1924年文学総合点 | 3位/4作品中 | 2位<= =>4位 |
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| 作品紹介(あらすじ)河合譲治は28歳になる独身の電気技師である。質素で凡庸で、何の不平も不満もなく日々の仕事を勤めていて、真面目すぎるが故に会社では「君子」といわれていたほどの模範的なサラリーマンであった。それに宇都宮生まれの田舎者で、人付き合いも悪く、その歳になるまで異性と交際した経験は一度もなかった。一応の財産もあり、醜い顔立ちでもなかった譲治がこの歳まで結婚しなかったのは、彼に結婚に対する夢があったからだ。それはまだ世の中を何も知らない年頃の娘を手元に引き取って、妻としてはずかしくないほどの教育と作法を見につけてやり、いい時期におたがいが好きあっていたら夫婦になる、という形式のものであった。 不思議な運命の巡り会わせで、彼は浅草のカフェでナオミという15歳の美少女に出会う。ナオミは混血児のような美しい容貌であったが、その頃は無口で沈んだところのある、あまり血色もよくない娘であった。実家も貧しかった。ナオミを気に入った彼は彼女を引き取り、洋館で二人暮らしを始める。 【続きを読みたければマウスでドラッグしてください】 「友達のやうに」暮らそう、というのが最初の申し合わせであった為、二人はママゴト遊びのような生活を送る。寝室も別であった。稽古事をすることを約束させ、ゆくゆくはどこへ出ても恥ずかしくないレディーに仕立てたいと彼は計画していた。ところが彼の期待は次第に裏切られていった。彼が、頭も行儀も悪く、浪費家で飽きっぽいナオミの欠点を正そうとすると、ナオミは泣いたりすねたりして、結局のところは最後には彼のほうが謝ることになるのである。 そんなある日、彼が早く家に帰ってみると、玄関の前でナオミが若い男と立ち話をしているのにぶつかった。嫉妬の情にかられた彼はナオミに問いただすが否定される。しかし、ナオミが他にも何人もの男とねんごろなつきあいをしていることに気付き、本当に怒った彼はその男達との一切の付き合いを禁じ、ナオミを外出させないようにした。いったんナオミはおとなしくなったものの、また熊谷という男と密会していることが分かり、彼はとうとうナオミを追い出してしまう。 追い出してしまったものの、彼はナオミが恋しくて仕方がなくなる。無一文で出て行ったナオミを彼は心配でいてもたってもいられなくなったので、手を尽くして探してみると、ダンスホールで知り合った男性の家にとまり、豪華な服装をして遊び歩いていることを知る。これには彼もあきれ果ててしまった。 ナオミのことを忘れようとしている彼のところへ、ある日ふらっとナオミが現れた。荷物がまだ全部彼の家にあるので、それを取りに来たのだという。ナオミはそんなふうにして、ちょいちょい家にやってくるようになった。品物を取りに寄るというのが口実だが、なんとなくぐずぐずいる。日が経つにつれて、ナオミはますます美しくなってくる。あれほど欺かれていながらも、彼はナオミの肉体的な魅力には抵抗が出来ない。ナオミも自分の魅力が彼に与える力を充分に知っていて、次第に彼を虜にしてゆく。ついに彼はナオミに全面降伏をする。 会社を辞め、田舎の財産を売った金で横浜にナオミの希望通りの家を買い、二人は暮らすようになる。もう彼はナオミのすることに何も反対をしない。限りなく美しさがましてゆくナオミの肉体の、彼は奴隷に過ぎなかった。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 作者:谷崎潤一郎 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1924 海外 :開始日:1985 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2010/05/10 / 最終変更者:雪霞 / 提案者:孔明 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2010/05/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by mind (表示スキップ) 評価履歴[良い:427(69%) 普通:101(16%) 悪い:89(14%)] / プロバイダ: 25955 ホスト:25738 ブラウザ: 7336 まず特筆すべきは読み易くテンポの良い文章。文学初心者にもお薦めです。 当時強かったであろう、日本人の西洋コンプレックスが描かれているのも良い。 将来良くなりそうな少女を、他の男性に目を付けられないうちに青田買いして囲い込み、自分好みに育てようとする。 源氏物語にもある位ですし、伝統的な男性の夢なのでしょう。しかし本作のナオミは、良くなったのは見た目だけ。 性格は主人公の甘やかし同然の庇護を受け贅沢・傲慢・下品・頑固・怠惰…と、思いつくばかり悪くなっていきます。 やっと大人しくなったと思ったらそれは浮気するための作戦ですし。 ここまで凄まじい性悪キャラはそういないレベルですが、ちゃんと批判的に書かれているので不快感は少なく、 甘やかし過ぎは禁物、ということがよく伝わってきます。 ナオミの美と色気に負けて、何をされても強く出られないでいるうちに主人公の生活が堕落していく様子は 丁寧な心理描写でリアルに描かれていて、趣味が悪いと知りつつも憐憫の笑いが止まりません。 欲望に囚われた人間の弱さ、情けなさを強く感じる作品でした。 この評価板に投稿する |
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| 1. 性知識ならめたくんが教えてあ・げ・る by めたこ ... 。「猟奇殺人犯=ゲーム好き→ゲームは危険」という論調に近いのですが、今回はその是非ではありません。 つーか、ゲームでしかまともな性知識を得られない環境ってなんなんだろう。 保健体育があるじゃないか。 小学低学年で花ゆめ系少女マンガを読みふけり、小六で「プレイボーイ」とかをすっ飛ばしていきなり谷崎潤一郎の「痴人の愛」とかに ... 記事日時:2009/01/14 2. 金井美恵子 by カジマさん ... ので 大本が分からんと、その批評がどう面白いのかよく分からないわけで。 特に私は海外小説にまったく明るくない為 恐らく皮肉ってるんだろうな・褒めてるんだろうなという予測しか出来ないのが辛い。 書かれたのが87年ということもあって、ちと話題が古いかな?と思うこともあります。 作中、谷崎潤一郎の「痴人の愛」についての言及 ... 記事日時:2008/10/02 |
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