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QED (シリーズ)


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読み仮名: きゅーいーでぃ / 英語タイトル: QED (Series)

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2006/05/10 普通 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by くりまんじゅう 評価履歴[良い:73(71%) 普通:19(18%) 悪い:11(11%)] / プロバイダー: 20800 ホスト:20632 ブラウザー: 4184
この作品の評価は少々難しいような・・・どこを基準に評価するかによって変わってきますし。

まず推理小説としての評価なら『悪い』だと思います。
この作品の殺人事件の推理部分だけなら間違い無く本を投げつけます。
実際読んだ時には、何だこりゃあ!!と叫んでしまいましたし。

でも、薀蓄がなかなか面白かったのも事実で。
この薀蓄と解釈の面白さだけなら『良い』をつけてしまうかも。
よくまあここまで考えたもんだと感心通り越して呆れてしまいました。
『百人一首』→『六歌仙』と来たので、何だこれ系のマニアの人かいな〜と思っていたら、
次が『ベイカー街』だったのには意表を突かれました。

ただ人物描写がいまいちな気が。
登場人物に魅力が感じられず、台詞と行動と状況が噛み合ってなくて常に違和感。
主人公が変人だと言うだけでは片付けられまい。周りの人もおかしいけど。
奈々さん「まあ!」言いすぎですよ。そんなに普段使うかい「まあ!」って。
私の職場の薬剤師は変人(と言うか一般常識が欠如していて尚且つ場の空気が読めない人)
が多いけれど、それは世間一般の基準にはならないし。
あまり感情移入出来なくて、完全に謎解き本を読んでいる気分になってしまいました。
薀蓄本なら薀蓄本として、無理に事件と絡ませないで欲しかったような。

この作品を読んでいて、何となく北村薫さんの『六の宮の姫君』を思い出しました。
あちらは純粋に文壇のみを推理して綺麗に纏まっているから何の問題も無いんですが。
でも『QED 百人一首の呪』に載せている北村さんのあとがきは的を射ていなくて消化不良。

取りあえず『悪い』+『良い』の差し引き0で『普通』にさせて頂きます。

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