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| 文学総合点=平均点x評価数 | 2,205位/3,067作品中(総合1/偏差値47.13) | 2,204位<= =>2,206位 |
| 2005年文学総合点 | 96位/134作品中 | 95位<= =>97位 |
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| 作品紹介(あらすじ)あまたの橋が架かる町。眠るように流れる泥の川。 太古から岸辺に住みつく「うなぎ女」たちを母として、ポーは生まれた。やがて、稀代の盗人「メリーゴーランド」と知りあい、夜な夜な悪事を働くようになる。 だがある夏、500年ぶりの土砂降りが町を襲い――。 (Amazon「BOOK」データベースより抜粋) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 著者:いしいしんじ 出版社:新潮社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:2005/05/28(土) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
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最近の閲覧数
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| 最終変更日:2006/09/13 / 最終変更者:遠野 / 提案者:遠野 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2006/09/13 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 遠野 (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7995 ホスト:8073 ブラウザ: 4184 円やかなファンタジーの中に、人間のエゴイズムが溶け混ざる、不思議な世界の物語です。 大地や水、空を生きるものの逞しさと、無味乾燥に刺々しく日々を送るものとが、競り合うことなく、時に残酷の粒を振り撒きながら並びたつ。 さまざまな登場人物、さまざまな出会い、さまざまな事象。きれいなもの、汚れたもの、感情や記憶まで、多くのものを抱き込んだ、河のような小説でした。 会話などに表れる、独特のリズムがやわらかです。うなぎ女のそれには、温かい泥を連想させられました。彼女達のコミュニケーションの取り方は、馴染みの無いものである筈なのに、何故か微かに、懐かしい。 個人的にひまし油の、破天荒さと聡明さと、垣間見える情の深さが好きでした。故に、ラストの彼女には、一寸吃驚。 中盤以降、ポーと行動を共にする天気売りのキャラクターも、温かで悲しくて力強くて、良かったなあ。登場時に抱いた印象よりも遥かに、確りと生きていて、何だか格好よいと思ってしまいました。 因みに本作、(「プラネタリウムのふたご」でもそうでしたが)主人公である、ポー以外には名前がありません。あだ名だったり職業名だったり、役割だったり。リアリティーがざっくりと削られており、違う世界の物語なのだな、と強く感じます。 私的にとても好きだったのが、犬じじいと、その孫である少年のもとでの生活描写です。大地とともに生きること、ある種の敬虔さ、生きてゆくために糧を得ること、生活を楽しむ為の工夫。 少し遠まわしに語られる、良いことや悪いこと、死生観や倫理観など、とても興味深い――というよりも、神妙な心持になってしまいます。完璧に理解することは叶わないのだけれど、何処かしっくりと、胸に落ち着いてしまう。印象深いエピソードは多々あれど、少年の母親のありようが特に、強く心に残りました。 ポーが彼の母であるうなぎ女と、完全に別離するシーンにも、胸を揺さぶられました。 主人公の変容とともに形状を退化させてゆく人形にはどの様な意味があったのか。彼が産れながらに持っていたもの、成長と共に手に入れてゆくこと、さまざまを喪ってゆくさま――変化に比例しているのか、そうでないのか。 世界観がきっちりと説明されている風もはなく、全体の輪郭も曖昧。全てを取り込むことが難しい作品、という印象ではあるのですが、同時に、それに拘るのも何だか勿体無いような気分になってしまう。じんわりと、染み込んでいくような雰囲気があるのです。 この物語の読後感を、言葉にするのはとても難しいと、個人的に思っています。けれど、物語のラスト、冒頭に還ってゆくようなラストが、なんとも象徴的。めぐる大きな輪を眺めているような感覚をおぼえました。 この評価板に投稿する |
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| 1. 過去の評価25 by 名もなき詩人 ... 。だから人の怖さっていろいろ想定してしまいます。想定した恐怖はあんまり恐怖じゃないです。動物ってのは基本的に人間より弱者です。ゆえに想定外のところから恐怖が来ます。人の心理をついたポーらしい上手さが光ります。だからモルグ街は推理小説の原型ですが、恐怖小説として見る方が面白いんですよね。実はひぐらしでやっていた事原型のポーが既にやって ... 記事日時:2010/11/06 |
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