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[小説]人間失格


にんげんしっかく / Ningen Shikkaku
注意: これは文学版。その他メディアのページ: 漫画:人間失格 / 日本映画:人間失格
文学総合点=平均点x評価数127位/3,067作品中(総合20/偏差値65.06) 126位<= =>128位
文学平均点(評価10個以上限)142位/231作品中(平均1.11=良い/18評価) 141位<= =>143位
1952年文学総合点1位/7作品中 =>2位

直近発売の本/漫画 2011/06/09 ():人間失格 3 (BUNCH COMICS) 540
本/漫画
売上/新着
Bray/DVD
売上/新着
音楽
売上/新着
6331
文庫:人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

300
2006/01
()
19830
文庫:斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

690
2000/10
()
46752
文庫:人間失格 (ぶんか社文庫)

480
2009/06/15
()
50727
文庫:人間失格 (ホーム社漫画文庫) (MANGA BUNGOシリーズ)

550
2010/07/01
()
60355
単行本(ソフトカバー):人間失格 (英文版) - No Longer Human

1,785
2006/07/01
()
67617
文庫:人間失格 他 (旺文社文庫 6-3)

357
1973/01
()
89724
単行本:人間失格 (日本の文学 (30))

945
1982/01
()
100480
ムック:人間失格 公式写真集 ~starring 生田斗真~

1,800
2010/01/26
()
34276
人間失格 [DVD]

3,990
2010/08/04
()
566361
CD:朗読CD 朗読街道(18)人間失格 太宰治 (4CD)

4,500
2009/05/18
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評価統計
評価平均良い(1.11 pnt)
評価総合点19.98
文学順位(平均点)142位(231作品中)
文学順位(総合点)127位(3,067作品中)
偏差値(総合点)65.06
最高の中の最高2

人数2547000
割合11.1%27.8%22.2%38.9%0.0%0.0%0.0%
加算分布11.1%38.9%61.1%100%100%100%100%
分布要約61.1%38.9%0%
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勉強になった50%1人/2人中
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出版:新潮社 集英社
著者:太宰治

挿絵(集英社文庫版):小畑健
日本 開始日:1952/10/30(木)
公式サイト
1. 図書カード:人間失格
利用状況
日本27,0132118
海外1,67600
最近の閲覧数
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2010/09/06 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: 雪霞 / Janus01 / カトル / SOUTA / 提案者:孔明 (更新履歴)
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2012/01/19 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:212(87%) 普通:20(8%) 悪い:12(5%)] / プロバイダ: 20024 ホスト:20197 ブラウザ: 11753
【良い点】
周りに対する態度はすべて嘘で、友人とも単に見栄の為付き合っているだけ。妻にもああ君は何て純粋だったんだ何て言う始末。こうなると手の打ちようがありません。

【悪い点】
?

【総合評価】

最後に人間でない事を自覚しますが、元々そうだったんだと思います。

2010/10/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:537(86%) 普通:57(9%) 悪い:33(5%)] / プロバイダ: 1740 ホスト:1888 ブラウザ: 3876
多くの人に精神的に影響を受けるから気をつけろと言われて避けていたのですが、案外あっさり読めました。引きずられる部分確かにあります。しかし、ぎりぎりの所で自分とは違うタイプの人間だなと感じる部分があります。ただそう読んだ時高校生だったので、今読むとまた違っているかもしれません。希望に満ち溢れていたんだなと懐かしむようなところがあります。

今はちょっと不味いかもしれません。10年ほど経てから、斜陽を読んだ時ちょっと引きずられるようなものがありました。ただ斜陽を読んだ時独特の心地良さがありました。下を見て安心する?そういう下衆な精神が自分を勇気付けます。

この作品を読んで前向きになれる部分が有るとそこだけだと思います。

光ってる人生き生きしてる人、眩しい人を見ると疲れます。そういう負け犬根性を喚起しない心地良い主人公なのです。ああこんなに駄目な人が居るなら自分はまだマシだと。

主人公の面白さは悲劇に運命を巻き込まれるわけじゃないです。自分で勝手に堕ちて行くのです。このどうしようもないくだらなさが自分に勇気をくれます。この小説頑張って立ち直ったら多分もっと精神的にダメージを受けます。こんなにも駄目だと見下してた相手に対して、自分にはそんな事出来ないと負い目を感じるからです。

案外こういう作品を見た方が気持ちよくなる下衆な人は多いと思いますよ。一度自分がどんなタイプか見てみるのお勧めします。心地良くなったらその人は嫌な奴です。

2010/09/06 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:505(79%) 普通:87(14%) 悪い:45(7%)] / プロバイダ: 51646 ホスト:51642 ブラウザ: 3876
【良い点】
・道化を演じ続けることに苦心する余り、自分を磨くのを怠ってしまった男の心理描写。

【悪い点】
・注意して読まないと、自分にも悪影響を及ぼしかねない文章

【総合評価】
・太宰治の代表作。自分を偽ることばかりに苦心せず、がむしゃらに生きることも必要だと痛感させられてしまう。

[推薦数:1] 2010/02/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:131(80%) 普通:9(5%) 悪い:24(15%)] / プロバイダ: 25618 ホスト:25775 ブラウザ: 10225
他の方も書かれてる様に、誰もが持つ、人間の弱さ、醜さから目をそらすことができず、向き合うことしかできない主人公になぜか引き込まれて一気に最後まで読んでしまう作品です。私も、思わず、最後のほうで「あー、こいつほんとに人間失格やなあ」と口に出してしまいました。(薬から離れられないところだったと思う)主人公の生き方に共感はできないが、実際に自殺をする方々、うつ病の方々がこの世にあふれている以上は、決して自分とはまったく無縁だともいえない世界なんだろうと思う。
作中で人物の一人が主人公を責めるときに「みんなが(あなたのことを悪く)言っている」というセリフに対して私が「みんなじゃない、悪く言っている、思っているのはあなただ」という(心の中でだったか?)セリフのように、時々、うなづきたくなるような人の世の常がある。
退屈させず、2時間くらいで一気に読み終わる面白さを持っているという意味で評価はとても良い。
[共感]
2010/04/19 「人間の弱さ、醜さから目をそらすことができず、向き合うことしかできない」という表現の的確さに驚きました。 by mind

2009/06/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:427(69%) 普通:101(16%) 悪い:89(14%)] / プロバイダ: 29983 ホスト:29908 ブラウザ: 8915
主人公は勉強しなくても賢い・美形でモテる・名家の生まれ・
道化を演じるのが上手くて人から好かれやすいという、傍から見れば羨ましい限りの人間ですが、
人間や世の中、そして自分自身の闇を恐れてばかりいたせいか結局幸せにはなれなかったばかりか廃人になってしまいましたね。
いや、不幸を感じることも闇を恐れることもなくなった訳ですから、彼にとってはある意味「幸福になった」のかもしれませんが…
人生について深く考えすぎたり、完璧に綺麗な生き方を求めすぎたりすると辛い上にきりがないという事でしょうか。

文の殆どが主人公のくどくどとした人物描写で読み辛いと感じた部分もありましたが、
人間の幸福と不幸を一般とは全く違う切り口から描いているという意味でたいへん興味深く、
読み終わった後に人生や幸福についての考え方が深まる、大変意義のある作品と言えるでしょう。
麻薬に手を出してからの転落人生の記述の比率が少ないのには多少違和感を感じましたが…

2009/05/31 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:56(69%) 普通:18(22%) 悪い:7(9%)] / プロバイダ: 8917 ホスト:9143 ブラウザ: 7401
何処が人間失格なのでしょうか?

誰でも他人の前では、道化を演じているはずです。
それを自分で気づいているかいないかだけの話であると思います。
他者は道化を演じていることに気づいていないのに、この主人公は他人の前で道化を演じたことに気づいている。
自分のことを知っているだけで、人間としては素晴らしい部類に入ると思います。
なのに何故人間失格となるのでしょうか?

自分には分かりませんでした。

ただ楽しめた作品である事にはには違いありません。

2009/02/28 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(90%) 普通:1(10%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 24421 ホスト:24521 ブラウザ: 9326
私は好きです。「人間失格」も、引いては太宰治の文章も。
私は夏目漱石とか、芥川龍之介とか、確固たる物を持った脆さを持つ文章も好きですが、こういうどうしようもない、捗々しい位に殻の柔らかい文章も好きです。
柔らかい、というか柔? その特徴が一番多く出た小説ではないでしょうか。

話としては、太宰の自伝(彼の小説では他でも同様の性質を持った主人公がいますね)的な内容になっています。
急転直下ではなく、生まれた時から綻び始めていた主人公の道が、徐々に大きく崩れ落ちていく様が描かれています。
賢い筈なのに自分から階段を滑り落ち、臆病で、小心者であるが故に見栄を切る。周囲や世間に悪いと思いながら、ブレーキを掛けられない。
全体的に駄目人間なのですが、「こういう人いるんだろうな」というリアリティがあります。
けれど驚くのは、主人公の堕落さも勿論ですが、なんだかんだ彼の側には他者の存在があること。
関係は様々ですが、魅力が無い人物ではない。しかも時折、這い上がれる機会は見えているのに……という部分も読み取れる。

三島由紀夫が「治る気のない病人」と表していますが、上手いこというなあと思いました。
好きですねぇ、こういう人物。知り合いになるのはご遠慮願いたいけど。

2009/01/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:13(46%) 普通:4(14%) 悪い:11(39%)] / プロバイダ: 27179 ホスト:27387 ブラウザ: 5718
この作品を読んだ後暫くは衝撃から立ち直れなかったですね。

序盤で自分を嫌いだと言い切った主人公。
ピエロを演じ続ける子供。優等生になりそこねた学生時代。自堕落な大人。女と薬に溺れ、最後は病院でたった一人狂人と呼ばれながら死んでいく。

何て人は自分も含め臆病で醜く悲しい生き物なんだろうとこの作品を通じて思いましたね。
ただこの作品を読んでいると自分のことを嫌いだといいつつも本当は誰かに助けてもらいたい、救ってもらいたい、好きになって欲しい、といった作者の心が伝わってくるようで、そこが一番辛かったですね。

これは本来、書ける話じゃないと思います。普通の幸せに生きている人間では恐らく書くことすら思いつかないでしょう。

書いてはいけなかった、生まれてくるべきじゃなかった。そんな作品ですね、これは。

評価はしづらいですが、考えさせられるところが多くとても勉強になったので良いで。

2008/11/20 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:327(45%) 普通:169(23%) 悪い:226(31%)] / プロバイダ: 30269 ホスト:30458 ブラウザ: 7505
太宰の代表作であるが、本作は余り好きではない。

一言で言えば余り印象に残らない作品、太宰作品とはどんな具合だと言えば本作の様な具合だと応えることは間違ってはいないが、従来の作品の殆どはこのような具合ではないし、ナルシスト太宰治という世間的イメージは間違いなく本作から発するものであって、無用な敷居の高さを演出する諸悪の権現だと私は認識している。

本作は自伝的小説であって、この後に太宰が自殺してしまうので悲劇性が先行してしまい、忠実な作品のみを見た時の評価を阻害してしまう、そういうバイアスがかかった状態での私の評価は作品性に欠けて一物語としてはそれ程上等な代物ではないというものである。

2008/08/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(45%) 普通:39(44%) 悪い:10(11%)] / プロバイダ: 13739 ホスト:13614 ブラウザ: 4184
作者の自伝的小説だそうですが、自分自身の心の弱さや優柔不断で
駄目な部分をひたすら書き連ねている自虐小説です。
主人公は無理がたたって血を吐くし・・・

まっしぐらに廃人の道をひた走る主人公に気味の悪ささえ感じました。
この「気味の悪さ」は、誰でもある事件やある事を切っ掛けに
もしくは蓄積された何かで、自ら破滅の道を選んでしまう不気味さが
主人公を透して目に映るからだと思う。

2007/02/20 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 9825 ホスト:9981 ブラウザ: 4184
彼の心を損なってしまったが故の演技性といのものもさることながら性的虐待によって、人というものを愛していた故に、憎むことを拒絶し愛を忘れ、自己の罪というものをついには許せなかった人間・・彼にとっては心を壊すことのみが罪であった気がします、終には自らの犯した罪を許すことが出来なかった。
確かに、絶望的であることは認めます、ですが、個人的に私は自分では認められないことを認めてくれた気がして少し救われました。

2006/12/14 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:395(78%) 普通:109(21%) 悪い:5(1%)] / プロバイダ: 17574 ホスト:17513 ブラウザ: 3646
あんたホントに失格だよ、が読んだ時の率直な感想です。「恋と革命」をうそぶいてデカダンに崩れていこうとする『斜陽』の方が好き。

この作品に描かれている感覚は、ある年齢に達した少年少女は多かれ少なかれ持つものでしょう。自己の内面の袋小路の中で、「死」というカタルシスが甘美に囁きかける瞬間というのもあるでしょう。しかし普通、それはやり過ごす事ができるものです。例え道化であっても、それは周囲と関係性の証左であり、人間関係というダイナミズムの中で、やがて自己の内面も開けていく・・・というのが、通常のあり方でしょう。
初めて自己の内に広がる世界を知った少年の恐れと慄き。そんな心の琴線に触れうる作品だからこそ、この作品は読み継がれているのだと思いますが(そう思うと、自分は読むタイミングを間違ったのかも知れない)。

この作品だけを切り離して考えれば、人生のある適した瞬間に触れるべき価値のある作品、という事も可能だと思うのですが・・・どうしてもそれ以上のマイナス点を感じてしまう。
というのも作者が直後に自殺しているからです。つまり、この作品は作者を救い得なかった。

こういう半自伝的な作品で自己の暗い面を直視しながら、まともな社会人として天寿を全うしたのであれば、この作品に言いようのないマイナス点を感じる事はなかったかもしれない。しかし、単に「破綻した生活と心中の言い訳」を読まされているような感じがしてしまう。
それでもその言い訳に一定度の説得力があればいいのですが、「悲劇に酔っている」感が漂う内容。

太宰治に対して情報を持たず何らのバイアスも受けない状況下で、もっとも適切な時期に触れれば、考えさせられる内容なのかもしれない。そうではない状況で読むとどうしても・・・学校の制服を着られる年齢の時に、読むべきなのかも。
「悪い」は付けませんが、個人的にはあまり好きではない。

2006/10/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:83(72%) 普通:5(4%) 悪い:27(23%)] / プロバイダ: 30606 ホスト:30431 ブラウザ: 3846
初めて読んだのがついこの間。もう一度読んだのがつい最近。
太宰治の遺言ともされる名作と言われながらも、その独特の雰囲気に近寄りがたい感覚を持っていたのですが
機会ができたので、手に取ってみる事にました。

読み終えた時、ずっと感じていたこの作品に対する先入観と恐怖は取り除かれました。
お恥ずかしながら、「人格を破壊する恐れのある小説だ」と中学のときに友達に吹き込まれていましたので
太宰そのものに対して妙な恐怖観念があったんですね。
まぁ、そんな事は全くなく。
どちらかというと、彼が自分の置かれた境遇や立場、心理などを斜め上から見下ろしながら
自己満足、自己陶酔で書き並べたもの、という印象すらもありました。

しかし、その一方で同時に、この作品と自分が少しだけリンクしてしまいました。
そのリンクを見つけて、安堵、焦燥、嫌悪、その他諸々いろいろなものを感じました。
自分は立ち位置としては相当「道化を演じる側」に近い人間だと思います。
葉蔵とはかなり異なる形ですけど。
というか、程度の大きさの差はあれどもどこか共感する所はみんな持ってるんじゃないでしょうか。
同時にそれが人間じゃないんでしょうか。

太宰(もしくは葉蔵)は本当に人間失格なんでしょうか?
(少々駄目人間っぽいですが)

そして、もしそれがその通りであるというのであれば
「優しすぎる人たち」は皆、「人間失格」なのかもしれません。

2006/06/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 14019 ホスト:14282 ブラウザ: 7395
中1の頃読書感想文の推薦図書だったので読んだ記憶がある。恐らく学校側の意図としては、本作を反面教師として「希望の大切さ」なんかを書かせたかったのだろう。ただ、内容が中学生には少々難しかったようでこれに対する感想文は少なかったと記憶しているが、大半はやはりというべきか、学校の思い通りの文章だったようだ。
閑話休題。
で、俺も書いたのだが、内容は学校の理想像とはある意味対極にあるものだった。南瓜頭の中坊はあの時、初めて「文学」に触れたのだ。その感動を忘れない。いかにもイイ子ちゃんな勧善懲悪ではなく、人に潜む「悪」の部分をこれでもかと言わんばかりに書ききっている。そして問いかけられる、目を背けずに俺を直視できるか?お前は俺を笑い、蔑み、人間失格の烙印を押せるほど立派な人間なのか?
この問は辛い。YESと答えられる筈がないからだ。人間、「失格」の部分は誰にでもある。誰しもがダークサイドを持つ。違いはそれが強いか弱いかだけ。ただ、本作を読めばそのことを否が応でも認めなくてはならない。中坊が一々葉蔵にけちをつけるのは、自分のダークサイドが怖くて「希望」を出すことで逃げていたからなのかも知れない。
俺は思うのだ、これを反面教師としてではなく、人の精神の「解体新書」として読むべきなんだと。

2006/02/13 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:20(71%) 普通:3(11%) 悪い:5(18%)] / プロバイダ: 8362 ホスト:8055 ブラウザ: 3875
完全に名前負けの作品である。

他の方が触れられているように、
太宰の自叙伝的な作品なので、
太宰=主人公という形で評価をさせてもらう。

さて、この本の内容だが、
「人間失格」と銘打っておきながら、
どこか表層を取り繕ったような軽さを感じる。
この本における太宰は、自虐的では断じてない。
ただ、自嘲しているだけである。
そして、それを通り越して世間を嘲っているだけである。

ゆえに、人間の表層的な部分を描いているだけで、
タイトルとは裏腹に非常に軽い感じで読めてしまう。

文学的な価値はあるのかもしれないけれど、
物語としての価値はあまり感じられない。

[推薦数:3] 2005/05/28 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(40%) 普通:3(60%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 28933 ホスト:28697 ブラウザ: 6287
読んだことのない人は一度読んでみるのもいいだろうが
私個人としては、この作品を取り立ててすばらしい作品だとは感じないし、好きでもない。

この小説の主人公は、自虐的で悲観的で無気力で楽天家で主体性もない。
そのくせ、周りの人間を観察したつもりになって、彼らを軽蔑し、哀れみ、恐れていた。
そして、いつの間にか軽蔑する対象だったはずの彼らからも見放された。
この小説はそんな主人公の半生を描いたものだ。

私はナルシズムが凝り固まったような自虐的で退廃的な思考が好きではないから
「反面教師」として最適なこと以外、この作品を評価できない。

しかしだ、別にこの小説はそんな批判を必要とする作品ではない。
この小説は小説と言うよりも、太宰治自身の人生の独白であり、遺言だからだ。

津軽で生まれ、東大に入ったのも、何度も心中し損ねてたのも
女房を奪われたのも、彼の体験だし
「人間失格」の連載開始とほぼ同時に太宰治が心中をしたことから考えても
彼は、もともとこの作品を小説としてではなく、人生の総決算として書いたのだろう。
だから、僕はこの作品をあれこれ評価する必要性を感じない。

ただ、それでもなお、私がこの作品を好きではないのは
作品の端々に太宰治の見栄が見て取れるからだ。
実際はただ単に妻に見捨てられたにも拘らず
小説では、そこに手を加え、自分と妻を悲劇的に描いてみたり
あまつさえ、自らを「人間失格」などとナルシズムの真骨頂のような烙印を押してみたり
太宰治はここまで来てなお、見栄を張り続けている。
それが人間か、と思わなくもないが、率直に言って見苦しく
太宰治の「人生の独白と遺言」としての価値を貶めている。

太宰治の文章力は認める。
読み手の緊張感を煽るような危険な雰囲気を持たせた文章は
まるで、迷路にでも放り出されたようで、独特の圧迫感を堪能できる。
この作品の内容とも、とてもマッチしている。
だが、残念なことにそれだけだ。

もともと、文学と言うものは現実世界での解決を目指したものではないから、当然と言えば当然だが
ただひたすらに「痛い」だけだ。
その「痛み」は時に心地よいが、知らなくても良い。

2005/05/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:380(98%) 普通:7(2%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4850 ホスト:4595 ブラウザ: 4924
あまり純文学系?は読まないできてしまっているのでするが、太宰治は
斜陽と人間失格だけ、大分まえに読んだー。内容は詳しくは思い出せ
ないけど、斜陽がとてもおもしろかったので、人間失格も読んだとい
うながれ。両方かなり面白かったという記憶があるますー。

というか、そもそも昔の文学者って立派な人ばかりとい先入観があった
のでするが、こうもダメ人間ぶりをカミングアウトしている人がいる
とは思わなかったので、衝撃的だったという感じでしょうかー。自分
としては、ケンジくんやアムロのルーツは、ここにあったのね、みたい
な印象ですたなー(言ってること青いなーたぶん)。

今なお、ロングセラーのようでするが、読者はこの作品みてどう思うの
でしょうなー。正直いって、あぁ自分はここまでダメじゃないや、
みたいなところで安心できるってことかなぁ。あるいは、なんとかして
やらなきゃーみたいなことだろかー。

[推薦数:2] 2005/05/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2148(46%) 普通:1434(31%) 悪い:1069(23%)] / プロバイダ: 20643 ホスト:20738 ブラウザ: 4925
太宰治は異形の天才文豪ですね。

作者の分身である「道化師」葉蔵が中学時代の同級生、竹一や悪友の堀木、世話人のヒラメ等と関わる内に
自分の妻が他の男と関係していたのを見て、何もかも信じられなくなり、破滅への道を辿る、作者自身の
内面的苦悩(旧華族である自らの出自等)を赤裸々にさらけ出した自叙伝小説ですが、何もかも強烈で、
自分の人生観に訴えられているようで一種の衝撃が走りましたな。この葉蔵、どうも自分とは全くの
別人とは思えんのです。「人間的弱さ」が滲み出ていて、味わい深いものがあった。
太宰治の作品は好き嫌いが分かれる傾向が強いですが、私は一度読まれる事を
お勧めします。目から鱗が落ちる事間違いなし。評価は、私から見れば「最高」以外あり得ませんね。

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○○○の立場のコメント新条件 2011/10/14
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5個這いよれ!ニャル子さん(アニメ)
3個風の谷のナウシカ(アニメ)
3個三毛猫ホームズの推理(ドラマ)
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12個這いよれ!ニャル子さん(アニメ)
11個Another(アニメ)
9個氷菓(アニメ)
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144個魔法少女まどか☆マギカ(アニメ)
107個あの日見た花の名前を僕達..(アニメ)
85個Steins;Gate(アニメ)
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分野切換
全分野 アニメゲーム(ゲーム機)漫画(雑誌)文学ドラマ特撮/人形劇日本映画海外映画
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