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| 出版:新潮社 集英社 著者:太宰治 挿絵(集英社文庫版):小畑健 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1952/10/30(木) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 公式サイト 1. 図書カード:人間失格 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2010/09/06 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: 雪霞 / Janus01 / カトル / SOUTA / 提案者:孔明 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| [推薦数:3] 2005/05/28 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by マーマレード (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(40%) 普通:3(60%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 28933 ホスト:28697 ブラウザ: 6287 読んだことのない人は一度読んでみるのもいいだろうが 私個人としては、この作品を取り立ててすばらしい作品だとは感じないし、好きでもない。 この小説の主人公は、自虐的で悲観的で無気力で楽天家で主体性もない。 そのくせ、周りの人間を観察したつもりになって、彼らを軽蔑し、哀れみ、恐れていた。 そして、いつの間にか軽蔑する対象だったはずの彼らからも見放された。 この小説はそんな主人公の半生を描いたものだ。 私はナルシズムが凝り固まったような自虐的で退廃的な思考が好きではないから 「反面教師」として最適なこと以外、この作品を評価できない。 しかしだ、別にこの小説はそんな批判を必要とする作品ではない。 この小説は小説と言うよりも、太宰治自身の人生の独白であり、遺言だからだ。 津軽で生まれ、東大に入ったのも、何度も心中し損ねてたのも 女房を奪われたのも、彼の体験だし 「人間失格」の連載開始とほぼ同時に太宰治が心中をしたことから考えても 彼は、もともとこの作品を小説としてではなく、人生の総決算として書いたのだろう。 だから、僕はこの作品をあれこれ評価する必要性を感じない。 ただ、それでもなお、私がこの作品を好きではないのは 作品の端々に太宰治の見栄が見て取れるからだ。 実際はただ単に妻に見捨てられたにも拘らず 小説では、そこに手を加え、自分と妻を悲劇的に描いてみたり あまつさえ、自らを「人間失格」などとナルシズムの真骨頂のような烙印を押してみたり 太宰治はここまで来てなお、見栄を張り続けている。 それが人間か、と思わなくもないが、率直に言って見苦しく 太宰治の「人生の独白と遺言」としての価値を貶めている。 太宰治の文章力は認める。 読み手の緊張感を煽るような危険な雰囲気を持たせた文章は まるで、迷路にでも放り出されたようで、独特の圧迫感を堪能できる。 この作品の内容とも、とてもマッチしている。 だが、残念なことにそれだけだ。 もともと、文学と言うものは現実世界での解決を目指したものではないから、当然と言えば当然だが ただひたすらに「痛い」だけだ。 その「痛み」は時に心地よいが、知らなくても良い。 [推薦数:2] 2005/05/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by TCC (表示スキップ) 評価履歴[良い:2148(46%) 普通:1434(31%) 悪い:1069(23%)] / プロバイダ: 20643 ホスト:20738 ブラウザ: 4925 太宰治は異形の天才文豪ですね。 作者の分身である「道化師」葉蔵が中学時代の同級生、竹一や悪友の堀木、世話人のヒラメ等と関わる内に 自分の妻が他の男と関係していたのを見て、何もかも信じられなくなり、破滅への道を辿る、作者自身の 内面的苦悩(旧華族である自らの出自等)を赤裸々にさらけ出した自叙伝小説ですが、何もかも強烈で、 自分の人生観に訴えられているようで一種の衝撃が走りましたな。この葉蔵、どうも自分とは全くの 別人とは思えんのです。「人間的弱さ」が滲み出ていて、味わい深いものがあった。 太宰治の作品は好き嫌いが分かれる傾向が強いですが、私は一度読まれる事を お勧めします。目から鱗が落ちる事間違いなし。評価は、私から見れば「最高」以外あり得ませんね。 [推薦数:1] 2010/02/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 漫画大好き (表示スキップ) 評価履歴[良い:131(80%) 普通:9(5%) 悪い:24(15%)] / プロバイダ: 25618 ホスト:25775 ブラウザ: 10225 他の方も書かれてる様に、誰もが持つ、人間の弱さ、醜さから目をそらすことができず、向き合うことしかできない主人公になぜか引き込まれて一気に最後まで読んでしまう作品です。私も、思わず、最後のほうで「あー、こいつほんとに人間失格やなあ」と口に出してしまいました。(薬から離れられないところだったと思う)主人公の生き方に共感はできないが、実際に自殺をする方々、うつ病の方々がこの世にあふれている以上は、決して自分とはまったく無縁だともいえない世界なんだろうと思う。 作中で人物の一人が主人公を責めるときに「みんなが(あなたのことを悪く)言っている」というセリフに対して私が「みんなじゃない、悪く言っている、思っているのはあなただ」という(心の中でだったか?)セリフのように、時々、うなづきたくなるような人の世の常がある。 退屈させず、2時間くらいで一気に読み終わる面白さを持っているという意味で評価はとても良い。
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