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評価分布

[文学]麦の海に沈む果実


むぎのうみにしずむかじつ / Mugi no umi ni shizumu kazitsu
文学総合点=平均点x評価数597位/3,067作品中(総合6/偏差値51.85) 596位<= =>598位
2000年文学総合点16位/75作品中 15位<= =>17位

直近発売の本/漫画 2004/03/05 ():黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) 1,785
本/漫画(4)
売上/新着
62833
文庫:三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

700
2001/07/13
()
89764
文庫:麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

750
2004/01/16
()
319581
単行本:黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

1,785
2004/03/05
()
328273
単行本:麦の海に沈む果実 (メフィスト・クラブ)

1,890
2000/07/25
()
      
評価統計
評価平均良い(1.20 pnt)
評価総合点6.00
文学順位(総合点)597位(3,067作品中)
偏差値(総合点)51.85

人数0302000
割合0.0%60.0%0.0%40.0%0.0%0.0%0.0%
加算分布0%60%60%100%100%100%100%
分布要約60%40.0%0%
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作品紹介(あらすじ)

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。
閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。
理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは? この世の「不思議」でいっぱいの物語。 (文庫版裏表紙より)

著者:恩田陸
出版社:講談社
単行本 2000年7月発行
文庫版 2004年1月発行
日本 開始日:2000/07
利用状況
日本3,82255
海外55400
最近の閲覧数
1202024121
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2006/02/06 / 最終変更者:遠野 / 提案者:遠野 (更新履歴)
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2009/01/30 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:792(58%) 普通:430(31%) 悪い:147(11%)] / プロバイダ: 18384 ホスト:18446 ブラウザ: 6287
文庫をブックオフで購入し、読んでみました。

【良い点】
雰囲気があり、死者が出るなど、 「 ミステリ 」 しているところでしょうか。

【イマイチな点】
( 1 ) 【良い点】と重なる部分があるのですが …… 。
思わせぶりな描写が多く、あまりにも抽象的すぎるという印象です。

( 2 ) 登場人物がきちんんとした対処を以前にしていれば、
この作品内で死者が出ることは無い筈のように感じました
( つまり、現実的ではなく、あくまでも小説のためということで、
作りすぎのように思います ) 。

( 3 ) これも ( 2 ) と被りますが、実際の登場人物なら、
このような話し方はしないだろうという箇所がありました
( どこか失念してしまいました。再読する機会があれば、書くかもしれません ) 。

【総合評価】
最後が唐突という感じを受けましたね。
個人的には、 「 2年前 」 の内容を、普通のミステリとして読みたかったと思いました。
登場人物には、あまり魅力を感じられなかったのが、とても残念でした。

2007/03/14 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:143(57%) 普通:47(19%) 悪い:60(24%)] / プロバイダ: 10382 ホスト:10700 ブラウザ: 6342
「三月以外にやってくる転入生は破滅をもたらす」と言われている全寮生の学園に、二月の終わりに転入して来た少女・水野理瀬の物語。
勿体ない・・・と、読了後は心底そう思いました。クライマックスに差し掛かる第14章以降がああでなければ、評価は全然違ってきたはずなのですが・・・。
それ以外は非常に良かったです。隔離された学園、ファミリーと呼ばれるグループ、異様なオーラを放つ校長、そして『三月は深き紅の淵を』という謎の本・・・。何もかもミステリアスで、一気に物語に引き込まれました。設定だけ見ると少女漫画チックですが、どこか不安を掻き立てる緊張感が漂っている為、華やかなシーンとのバランスは取れています。また、理瀬や黎二と言ったキャラクターの、少年少女特有の危うさが妙に鮮やかに描かれているのも好印象。
・・・それだけに、完全に突き放された様なラストには不満を抱かずにはいられません。あの手のどんでん返しは、キャラクター(主に主人公)の内面が余り描かれていない場合は有効ですが、心理描写が綿密になされた理瀬では状況が違ってきます。その為、「記憶を取り戻した」の一言で彼女がほぼ別人と化したのには失望を覚えました。恩田陸の作品は、前触れもなく唐突に物語がクライマックスを迎える事がありますが、本作もその例外ではなく、それがラストのどんでん返しと相俟って悪い方向に作用していた気がします。あのオチに対して読み手を納得させ得るだけの伏線を張られて、なおかつ話の流れを丁寧に描かれていたら読了後の満足度はずっと高かったでしょう。せっかく初めと終わりが繋がるという、綺麗な物語だっただけに残念に思います。

2006/11/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:147(92%) 普通:7(4%) 悪い:6(4%)] / プロバイダ: 7283 ホスト:7376 ブラウザ: 5234
魅力的な小説でした。

最初の入り方からしてすごく好ましかった。ラストと綺麗な円環になっていたのも素敵だった。
学園もすごいけど温室が、うらやましかったな・・・。
なんでもやりたいことやらせてくれる学園って、でもやりたいことが「甲子園に行きたい」とかだったらどうするんだろう学校名目立ってしまうよ!(やはりそっと始末されるんだろうか・・・!)と思って読んでたりもしました・・・。(あほでした・・・)
黎二のほうが好きでした。(でもヨハンもいい。)
ラスト間際の弱った理瀬の酔っぱらったときのような情景/内面描写は、最初少し引いたけど、あれがこの作者の持ち味かもしれない・・・と今では少し上向き評価です。でもそこらへんからラストまでもっとそこ詳しく!とも思います。
丁寧に気持ちを見せてくれてたのに、わーっと早回しになった印象。

読書後に世界遺産のカラー写真の単行本を購入して、モン=サン=ミシェルを確認して「さんかくだ・・・」と思ったりもしてました。
この後にまた図書室の海に戻りました。
一度読み始めると他の本にまでぐるぐるします・・・。

2006/11/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:32(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 5594 ホスト:5330 ブラウザ: 6342
2月の終わりにやって来たというだけで特別視され異端視される少女・里瀬を中心に、学園内で起きる殺人事件の謎を追いながら物語は進んでいきます。
ミステリ風味の少女趣味的学園青春小説、とでもいいましょうか。今度こそ萩尾望都さんが読みたくなりました。 さらりと読める割に余韻を残す作品でした。始めと終わりの部分が対になっていて特に好きです。

[推薦数:2] 2006/02/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7995 ホスト:8079 ブラウザ: 4184
外界からほぼ完全に隔絶された学園の描写が、兎に角美しい。うっすらと漂う恐怖感、気鬱、静謐、学生達の溌剌さが、絶妙なバランスで混ざり合う。様々な要素が、定められた規律の元に組み合わされており、一種独特のモザイク画を見ているようです。
ミステリーなのか、ファンタジーなのか、はたまたもっと別の何かなのか。判別しがたい、不可思議な閉じた世界の物語です。

ぱっと見た雰囲気で、ちょっと変わった学園物、という風に取られてしまうかもしれません。あまりにも充実しすぎた設備、曰くありげな伝承。そこに集う、優秀だけれど曰くありげな学生たち。
そんな閉じた世界に、おとなしげな美少女、理瀬が転校してくる。理瀬は学園の異様さに圧倒され、しかし溢れる蔵書に魅了され、気の合う友人を作り、少年に淡い感情を抱き――そして、事件が起こる。ある意味でのお約束を踏んでいるようにも思えます。

しかし、設定の特殊性と、作者の筆遣いの独特さが、それを感じさせない。ある事象は深みへ潜り、ある事象はくるりと反転する。緩急のつけかたもあざやかで、鬱々と沈み込むようなシーンが続いたかと思えば、華やかな学園生活(しかし何処かつくりものめいている)が描かれたり、言いようの無い不安に満ちているかと思えば、秘密の場所に差し込む日の光のような描写に、ほっとさせられたりもする。
展開の妙に、ぐいぐいと引き込まれて行きます。

どこかしら奇妙なキャラクターのつくりも面白い。
見るからに怪しげな校長は、本当に隅から隅まで怪しげで、物凄いインパクトでした。醜悪という訳ではないのですが、とにかく濃い。苦手な人も居るかもしれませんが、私はこの人物の造形は、とても楽しめました。
他にも、黎二、憂理、ヨハンなど、少年少女期のキャラクターが、個性豊かに瑞々しく描かれてはいる、のですが、彼らの影に隠れるような形で薄くなってしまった登場人物が居るのは、少々残念。主人公の「ファミリー」など、折角の設定があるのだから、もうちょっと存在感が欲しかった。

総じて多様な魅力に満ち満ちた、良質な作品であるの思うのですが、個人的に残念なのが、エンディング。あまりにも唐突すぎて、収まりの悪さを感じました。
それに連動した形になりますが、主人公の顛末にも、いまいち好感が持てない。終盤までの彼女の心理描写は繊細で、共感を持てる所もあり、良いな、と思っていたのですが……。
そこに至るまでの経過が面白かった分、肩透かしをくらった印象。
ただ、物語の始まりと終焉の繋がり方は良かった。詩の一節ですべてが終わる、という構成も、虚ろで綺麗だったと思います。

本作には、「3月は深き紅の淵を」や、「図書室の海」等の関連作があります。
興味を持たれた方は、ご一読をなさってみては如何でしょう。

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1. 買い忘れ・・・ by 円
... となってました。最初からそれがよかったーーー6冊、買ったよ・・・。 (その昔、できたて幻冬舎文庫で、時間ズラして六冊発行ーってしてたです、キングっぽく。) ニコはすっごかった。そんっじょそこいら美形は裸足で逃げ出す。 ヨハンと対決してほしい。(同作者沈む果実) ...
記事日時:2007/11/10


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