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小説評価: 219位 <= 220位(2,343作品中/偏差値54.08) =>221位

絡新婦の理 (小説)

読み仮名: じょろうぐものことわり
総合情報評価
(評価投稿)
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(本/漫画)

直近発売の本/漫画: 2006/02/16 ():分冊文庫版 絡新婦の理 (四) (講談社文庫)
本/漫画(6件)
売上/新着
30111
文庫:文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

参考:\1,360
2002/09
()

1.最高傑作
61191
文庫:分冊文庫版 絡新婦の理 (四) (講談社文庫)

参考:\680
2006/02/16
()
61326
文庫:分冊文庫版 絡新婦の理 (三) (講談社文庫)

参考:\540
2006/02/16
()

1.ついに京極堂が動き出します。
61381
文庫:分冊文庫版 絡新婦の理〈2〉 (講談社文庫)

参考:\600
2006/01
()

1.榎木津登場!
61502
文庫:分冊文庫版 絡新婦の理〈1〉 (講談社文庫)

参考:\600
2006/01
()

1.分冊にしなくても…という点で星四つ
100355
単行本(ソフトカバー):絡新婦の理 (講談社ノベルス)

参考:\1,617
1996/11
()

1.最高傑作
著者:京極夏彦 出版社:講談社
公式サイト
1. 京極夏彦 TOP
最終変更日:2004/5/16 10:50 / 最終変更者:もろっち (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均小説評価順位偏差値評価ポイント最高の中の最高
日本良い(1.22)220位54.0810.98 

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分布要約77.7%22.2%0%
                                                                                                   

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1. 2006/07/19 良いと思う立場からのコメント by 夙夜健 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:699(61%) 普通:342(30%) 悪い:99(9%) 推薦人:8 推薦評価:9] / プロバイダー: 18384 ホスト:18446 ブラウザー: 6287
再読しました。
が……以前ほど面白いとは思いませんでした。
はっきりいって人死にすぎです。
学院内での事件などはありきたりのパターンだけど、ミステリとしては仕方がないのかもしれない。
婚姻制度の問題やアン○○ギ○○スは、少々作りすぎのようにも感じてしまいました。

しかし、雰囲気を重視する私にとっては、

「 あなたが―蜘蛛だったのですね 」

という最初の1行目と最後が同じ言葉で表されるところに、物凄いインパクトを感じて忘れ難い作品となったようです。
全体の好みとしては、姑獲鳥 ・ 鉄鼠の次にしたいです ( 狂骨と同じくらい ) 。
魍魎よりは絶対に好きですね ( 魍魎は私には重すぎてついていけないと感じました ) 。

また、作中のある人物と以前の作品に出てきたある人物に接点があったとは……衝撃でした
( 以前の作品を再読した時は、本作との関連までは覚えていませんでした ) 。

あと三女の事は……どうなのでしょう。あのような展開にならない場合は、別の答が提示されたのでしょうか。
結局、蜘蛛の考えって何だったのでしょう、いまひとつ私には分かりません。

それから、 「 鉄鼠の檻 」 のコメントで、このシリーズの刑事は×と書きましたが、木場修は良いと思います。
特別に好きなわけではないのですが。それと、青木刑事にはかなり好感を持てました。
これは収穫ですね。
2. 2006/04/15 とても良い by 遠野 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:232(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%) 推薦人:12 推薦評価:28] / プロバイダー: 7995 ホスト:8082 ブラウザー: 4184
京極堂シリーズでは、本作が一番好みです。再読する為に手に取ってみて、その分厚さに最初から疲れてみたりするけれど、読み始めると意外な程、ハイペースに進んでしまいます。

美しい女性が多数登場するからでしょうか、華やいだ雰囲気が良いです。古く、奇妙な屋敷や、桜との取り合わせ方にも惹かれます。
文章表現も、古色を匂わせながら、非常に端麗。織作家を中心とした華やかさと、東京都下の怪しく湿った、薄暗さの対比も鮮やかです。その時代特有の空気が立ち昇るよう。体験した事の無い情景を、とてもリアルだと感じてしまいます。落とし穴のような路地裏の暗闇、連れ込み宿、嘗ての境界線。私事ですが、京極氏の描写は、嗅覚を刺激するものがあるように思えてならないのです。

トリックには只々圧倒されました。複雑怪奇では無いにしろ、事象と事象の組み合わせには、途中で立ち止まって頭の中を整理する必要がありました。こんなものを書き上げてしまえる京極氏には、ひたすら感服してしまいます。
冒頭にラストを持って来ているので、ある程度犯人の目星も付きそうなものなのですが、ものの見事に踊らされてしまいました。整頓すべき内容が多い事、目先の事件にあっさり囚われてしまう事が原因ではないかとも思うのですが、それでも、蜘蛛の縦糸と横糸になぞらえた構成は見事でした。
こんなにも巧く行ってしまうものだろうか、都合が良すぎではないか…と、疑念を挟んでしまうことも有りましたが、それでもずるずると、ラストまで引き摺られてしまいました。精緻な構造が説き解かれてゆく過程には、快感を覚えてしまいます。京極氏の全ての作品に言えることですが、本作はそれが、特に顕著だったように思えました。
解かれて解かれて、たどり着いた終結点から、冒頭へと繋がる、その移行の仕方がとても鮮やか。読み直してみて、深く納得。それにしても桜と彼女、京極堂の一枚絵は素晴らしい。

本作、トリックや登場人物の造形の妙のほかに、女性解放に纏わる云々、キリスト教における女性蔑視等々、興味をそそられる記述が多くありました。特に前者、ひどく偏りがあるなあ、と思いつつも、目から鱗な感覚を覚えたりも。勿論、賛同しかねる部分もありましたが。

登場人物に関しても、明と暗、陰と陽の書き分けが巧みでした。
織作碧の、純粋さとそれに因る歪みの描写には、特に引き込まれました。故に同じフィールドに立つ、呉美由紀のまともさと強かさとの対比が際立ち、それぞれの輪郭を、より明瞭に彫り上げていたように感じました。
木場修と葵の対話にも、それが言えたと思います。まったく異質な素材の対立なのですが、軽妙に面白く、深く馴染んでいる風。噛み合わない様で噛み合う、互いが互いの才を理解しあっているのが良かったです。中盤部分、初顔合わせのシーンは特に気に入りです。
しかし、ラストから冒頭に至る、京極堂と犯人の対比に勝るものも無いのだろうな、とも思ったりも。

そういえば本作、矢鱈と人が殺されていますが、読後感が悪くならないのは何故なのだろう。勿論、学園内で起こった幾つかの事件、エピソードには、強く嫌悪を抱くもの、拒否感情を齎すものもありましたが、読み終えてみればそれも、ひとつのピースとして収まってしまった印象。(実際本作、そういう話でもあるのでしょうが)
今回、再読してみて、内容の密度に満足すると共に、達成感と爽快感も同時に覚えてしまいました。兎に角厚くて重い本書、手を出すのは躊躇ってしまうかもしれませんが、一旦出してしまえば、あとは引きずり込まれること請け合いです。また、一度目と2度目では矢張り、理解度なども変わってくるような気がします。目と頭は疲れてしまいましたが(笑)読んでみて良かったと思っています。
3. 2006/02/10 普通 by ろぎ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:313(65%) 普通:138(29%) 悪い:27(6%) 推薦人:8 推薦評価:8] / プロバイダー: 44758 ホスト:44676 ブラウザー: 6812
結局、一番知りたかった、「事件や事故の枠外に居ながら、思い通りに他人を操る術」の解明がなかった。
面白いのはわかるけど、そこの説明がないのは、フェアじゃない気がする。
京極作品は整合性があるんだろうけど、そんなに上手くひとつひとつが行くのかな? と完璧な所に疑問がでる。
出来事は、数式のように論理で片づくとは思えないので、雑味というか、理路整然過ぎるものに対して、ぎゃくに違和感を覚えるし、美しさを感じない。

すごいけど、認めきれない。そんな作品です。
4. 2006/02/01 良い by 夙夜健 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:699(61%) 普通:342(30%) 悪い:99(9%) 推薦人:8 推薦評価:9] / プロバイダー: 18384 ホスト:18446 ブラウザー: 6287
〔京極堂シリーズの感想〕
1作目(ノベルズ・文庫購入)→最初トリックに ? ? ? だったが、今はあれもアリかなと思っている。
2作目(購入後売却)→よく覚えていない。
3作目(購入後売却)→よく覚えていない。
4作目(図書館で借りて読んだ)→よく覚えていないが面白かったという印象があり、2・3作目よりは上の評価をしたい。

それで5作目の本作(図書館で借りて読んだ後購入して後に売却)→ラストが非常に印象的で物凄く感動した
……が時間が経過した今では……再読するには長すぎると思うので、その点が自分にはマイナスポイントとなった。
5. 2005/11/20 良い by くりまんじゅう [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:73(71%) 普通:19(18%) 悪い:11(11%) 推薦人:1 推薦評価:1] / プロバイダー: 20800 ホスト:20743 ブラウザー: 4184
本の厚さに圧倒され、書かれている中身に圧倒され。いつもながら京極さんの書く本は凄い。
この厚さ、間違いなく人が殴れるでしょう。いや、関係無いですが毎回そう思うので。

今回は何だか今までの中で一番推理ものっぽかった気がしました。最初に犯人出てますが。
それでも、最初の時点では犯人はおろか事件の内容さえわからないのですから、
読み進んで行く過程で初めて、最前章にして伏線の意味がじわじわとわかって来る所に
あ〜!と膝を打ってしまいました。いつもの事ながら、京極さんの技巧は圧巻です。
ただ、あれだけ絡新婦は完全無欠(というのもおかしい表現だけど)の犯罪者のように煽っておきながら、
京極堂が絡新婦を買い被り過ぎてただけで実際には幾らか綻びがありました〜っていうのはどうなのか
という気もしないでもないですが・・・そこは少々拍子抜け。

それと、これは評価等とは全く関係無い、個人的な心情なのですが・・・
教師から暴行を受けていた女子生徒のくだりは辛くてその後は憂鬱に読んでしまいました。
話の流れとして必要も無いのに出てきている訳では無い事もわかってはいるけれど、
読み進める手が止まってしまったのも事実で。他の内容には出来なかったのかなと少々鬱な気分・・・。
意味も無く性犯罪ネタ出してくる三流話なんかとは、この話は全然違いますけど。
6. 2005/09/04 普通 by 古典主義 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:399(42%) 普通:221(23%) 悪い:323(34%) 推薦人:38 推薦評価:59] / プロバイダー: 28306 ホスト:28212 ブラウザー: 5234
京極堂モノの中では一番ヒネリが無い印象。怪異ではなく、最初から別々な「事件」が
繋がる・・・という点で珍しくフェアな出だしなんだが、ありきたりの仕掛けなので、すぐに
ネタバレしてしまう。一番破綻も無く整合性があり、フェアなんだが、意外性が全く感じられ
なかったのが残念。不幸にして某ゲームの方が自分には楽しめたのも余計に評価が辛くなる
理由ですかね。あまり「女」は書けてないですしね。
7. 2005/09/04 とても良い by 下田の里 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:223(76%) 普通:24(8%) 悪い:47(16%) 推薦人:9 推薦評価:10] / プロバイダー: 23773 ホスト:23475 ブラウザー: 4184
個人的には「魍魎」の次に好きな作品です。

相変わらず二つの異なる事件を一つの糸に纏める手腕は「流石!」と思います。またモチーフの妖怪が妖怪だけに魅力的な女性が多く(熟女、古風な美人、良妻、女子高生、果ては○○○○まで)作品に華を添えてくれます。
犯人は最初のほうで大体分かってしまいますし、仕掛けも分かってしまえば「ああ、何だ」という程度のものですが、そこに行くまでの過程が面白かった。

前作「鉄鼠」では憑き物落としの弱点が露呈されましたが、今回は京極堂が絡新婦の糸に操られて実質上の敗北とも取れる事件という印象が。まぁ、一応謎は解けて事件は解決されるのですが、絡新婦の思惑通りに事が運んだという意味での敗北です。

また京極氏のフェミニズム論として読めるのも面白いです。
因みに犯人である絡新婦が、次回作であんな事になってしまうのは残念というか肩透かしというか。
8. 2005/03/14 とても良い by グルグルネコ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:149(69%) 普通:28(13%) 悪い:39(18%) 推薦人:20 推薦評価:17] / プロバイダー: 27275 ホスト:27178 ブラウザー: 4356
読んだ直後じゃないので、話の内容の記憶が薄くなってますが、シリーズ上多分一番、人がどんどんと死んでいきます。(そんな話だったよな。。。不安
で、結局それはすべてある人物に収束していくんですが(そしてそれが絡新婦)、その蜘蛛の巣云々に絡まっていき云々など話がもう何がなんやら、結局どういうことですかと。
結末が結構意外だったこととその犯罪があまりにも特殊(シリーズ上いつものことですが)であったことがあいまって、納得したようなしてないような。ラストの部分が冒頭部分にあったこともあって、ちょっとしたループな感じです。(脳内暴走……
とにかく事件と人物が多くて、ていうか本が太くて、読むには悲劇的な小説ですが、なぜか面白く、はまる。
京極に見せられてます。読み終わるまで憑き物が落ちません。
そして落ちれば、すっきりします。途中下車は危険です。(???
ごめんなさい、何言ってるかわかんなくなりました。
評価は、太すぎる本ですが、読み始めると案外早く読めます、このシリーズの中では中くらいに思いますが、面白いことは保障できる作品だ、という所です。よって「とても良い」。
9. 2004/10/21 とても良い by incoinco [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:380(98%) 普通:7(2%) 悪い:0(0%) 推薦人:6 推薦評価:7] / プロバイダー: 34420 ホスト:34357 ブラウザー: 4925
何年か前に読んだ。断片的にしか覚えてないけど、ちゃんとおもし
ろかったことは覚えてる。

蜘蛛の巣の八方の先に、縁もゆかりもない人たちが、からめられ
て、それが次第に中心に引き寄せられて、中央の蜘蛛の餌食になる、
みたいな全体像だと記憶する。

つまりは最初は断片的なものが、最後は見事に一つになってく小気
味よさがみたいのがあったー。

話は、例によって異様に論理だっているくせに、結局はうまいこと
説得させられているような気分。まさに京極マジックですなー。こ
んなの誰も書けないでするー。
10. 2004/05/26 良い by もろっち [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1327(73%) 普通:240(13%) 悪い:260(14%) 推薦人:27 推薦評価:32] / プロバイダー: 6034 ホスト:6012 ブラウザー: 3875
シリーズの中でも特に分厚いですコレ
内容もかなり盛り沢山で場面転換も多く
エピソード、登場人物が多かった
作中であるキャラが
「この事件の犯人は天才で、どの事件をどう解決しても犯人の手の平の上からは逃れられない」みたいな事を
言っていましたが
それを読んで期待していた割には、そう凄い仕掛けがある訳でもなく
その点は期待ハズレではありましたが
話自体が面白いので、印象は良かったです。
と言うか京極夏彦さんのシリーズで、ハズレって今の所無いですね
もちろんこの作風その物がダメな人には受け入れられないのでしょうけれど・・・
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