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| 作品紹介(あらすじ)さわやかな9月の風のなかを空飛ぶフライパンに乗って、宇宙クジラが棲む遥かな銀河へ、巨人族が暮らす深い海の洞へと、冒険の旅に出かけてみませんか? それとも、辺境惑星一帯を爆笑の渦に巻きこんだ「愛しのメアリ・ルー」を上演中の宇宙船劇場のほうがよいですか? アメリカSF界でブラッドベリ、スタージョンと並び称される詩人ロバート・F・ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むあなたに贈る、心温まる珠玉の名品集。 早川書房より引用 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 出版社:早川書房 著者:ロバート・F・ヤング 訳:伊藤典夫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2008/03/10 / 最終変更者:青いエビータ / 提案者:青いエビータ (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2011/05/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by rms (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(50%) 普通:0(0%) 悪い:1(50%)] / プロバイダ: 10541 ホスト:10525 ブラウザ: 4776 [ネタバレなし] クラシカルな愛・友情、古き良き時代への賛辞などを、SF的要素を絡めて語るのがロバート・F・ヤングの作風だと思う。 この短編集は、なるたけ有名で出来の良い作品を揃えつつ、そのようなヤングの世界を一通りさらうことができるように作られている。 そして、現代人が無意識に抱えているであろう、古き良きものへの憧憬を盛大にくすぐってくれる。 SFとしては決してハードではないし、SF要素はあくまで作品の一部分でしかないような作品群ではあると思う。 しかし、普段はハードSFにどっぷりはまっていて、ストーリーに一般的な叙情性なんて大してもとめていないような方にも、 ほんの骨休めというつもりでもいいのでこれを読んで頂きたい。 SFとしては古典的ではあるが、「SFってこんなのもアリか」というような新鮮な感覚があると思う。 そして物語を通しての感動というか、そういうものもあると思う。 また、そもそもSFに親しみがないという方にも、ヤング作品は広く門戸を広げているので是非読んでいただきたい。 ちなみに、1977年刊行、2006年刊行の文庫本(いずれもハヤカワ文庫SF)とでは、わずかだが違いが2点ある。 第1に、装丁が多少異なっている。このサイトに現在表示されているのは2006年版の表紙絵である。 第2に、2006年版は、伊藤典夫氏の訳者後書きの後に、1977年版にはなかった久美沙織氏の解説がついているという点である。 この訳者後書きも解説も、作家と作品への愛が感じられ、好感のもてる文章となっている。 2008/04/13 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 青いエビータ (表示スキップ) 評価履歴[良い:283(74%) 普通:24(6%) 悪い:77(20%)] / プロバイダ: 19923 ホスト:20091 ブラウザ: 3264 この作品って、アニメの「マインド・ゲーム」と物語の骨格が似ていると思いました。冴えない人生を送っていた主人公が巨大なクジラに飲み込まれるが、その体内には別の世界があり、幸せに暮らし始める。しかし、クジラの死が近いことを知り、住人全員を連れて脱出する… でも、「マインド・ゲーム」はとにかくパワフルかつシュールな展開が売りでしたが、こちらはどちらかというと、ほのぼのしていながらも神話的。 そもそもこの話の元ネタが旧約聖書のヨナの話から来ているのですが、やっぱり「マインド・ゲーム」もその話からとったのかな? 宇宙クジラは私たちの住む惑星、地球の比喩なんですね。クジラの体内で増えすぎた人類が資源を取りつくしたり、大気や湖を汚染したことにより死に瀕していた。60年代の作品でありながらすでに環境問題の重大さを描いているところに先見性を感じます。確かに人間は環境に大きな被害をもたらしているけれど、決して悪意からでなく、よりよい世界を願っているからこそなんですよね…そこがなんとも皮肉です。 ラスト、住人に呼び掛けてクジラの体内から全員を脱出させたジョナサンにかけたクジラ(実は人間の年齢に直して十七歳)の言葉が印象的。 「あなたの昼が日ざしにあふれ、あなたの夜が愛にみちたものでありますように」 なんてロマンチックで暖かい言葉でしょうか。 この評価板に投稿する |
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