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小説評価: 221位 <= 222位(2,343作品中/偏差値53.48) =>223位

百器徒然袋-雨 (小説)

読み仮名: ひゃっきつれづれぶくろあめ
総合情報評価
(評価投稿)
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(本/漫画)

直近発売の本/漫画: 2005/09 ()文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)
本/漫画(2件)
売上/新着
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単行本(ソフトカバー):百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)

参考:\1,313
1999/11
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1.「僕」の名字は最後にわかる
113534
文庫:文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)

参考:\1,040
2005/09
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1.痛快でした
著者:京極夏彦
出版社:講談社
最終変更日:2004/09/15 01:44:46 / 最終変更者:もろっち (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
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1. 2006/07/23 普通 by 夙夜健 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:699(61%) 普通:342(30%) 悪い:99(9%) 推薦人:8 推薦評価:9] / プロバイダー: 18384 ホスト:18446 ブラウザー: 6287
1番好きなのは3本目の 「 山颪 」 ですが、後味は悪いです。
「 鉄鼠の檻 」 に出てきた坊さんの再登場は嬉しいのですが、内容には鬱になります。

1本目の 「 鳴釜 」 は題材が暗い。カタルシスはありますが、 「 京極に術をかけさせたのだ 」 という榎木津の言葉には少し萎えてしまいます。
京極堂がどれだけ妙奇天烈な事をしても、それが彼の憑き物落としであるから納得できたのですが、それを他人の言葉で語っては興醒めというものです。
私は催眠術を信じないわけではありませんが、今までの憑き物落としとは少し条件が異なり、軽い感じがしてイマイチと感じる部分がありました。
榎木津が「 あの失格した男が赤ちゃんの父親だ 」 と言う場面などは、その後の事を予見したものと思われ、そのあたりは良かったです。

2本目の 「 瓶長 」 も重い話ですが、真相そのものは好きですね。

御ふざけ要素が悪いとは思いませんが、少しいきすぎにも感じて、全体としては 「 普通 」 でいきたいと思います。
それから文庫の解説を書いているのは、映画 「 姑獲鳥の夏 」 に出演した俳優の阿部寛さんですね。これは良かった。
2. 2006/06/10 とても良い by 遠野 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:232(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%) 推薦人:12 推薦評価:28] / プロバイダー: 7995 ホスト:8071 ブラウザー: 4184
京極堂シリーズに於ける主要登場人物のひとり、榎木津礼二郎が大活躍(?)する、番外編的中篇集です。
彼がメインなだけあって、はちゃめちゃに型破りで面白い。探偵小説でありながら探偵小説ではない探偵小説、な印象です。
これまでの作品と比較しても、比較的軽快なテンポで綴られており、遊び心も満載。腰を据えてかからなければ、という雰囲気は薄れており、気軽に読み進められます。
例に漏れず、それなりに分厚い本ではありますが、気にならない楽しさ。百鬼夜行とは全く違った意味で息を抜ける、愉快な娯楽小説です。

本作は全編に亘って、一人称の形態が貫かれています。この形、短編意外では関口のみに使用されてきたものだったのですが――欝要素が抜けるだけで、こんなにもまっとうに作品世界を見渡せるようになろうとは(笑)
この人、「鳴釜」では極々普通の青年だった筈なのに、「瓶長」以降、すっかり薔薇十字探偵団一味に毒されて、普通で無くなりはじめているように見受けられました。何だか欝要素が無いだけで、関口と大差ない風にも思えてきます。
それにしても、ひたすら迷惑がりながらも矢鱈と楽しそうな京極堂が、一寸意外でした。

本書の中で、一番好みだったのが、一編目の「鳴釜」
唯一重いテーマを抱え込んだ作品であり、社会問題、暗部にも、ざくざく切り込んだ編です。あまりの理不尽に憤り、論述に唸らされ、惑わされ、思わぬ落とし穴を指摘される。著者の、リードの巧妙さが光ります。早い段階で、榎木津たちが、何を企んでいるのか読めてしまったのですが、そこまで如何やって繋ぐのか、皆目見当も付かず。
読み進めて成る程、これを使うのか、と。過去作を読んでいれば、にやりとしてしまう方法なのですよね。
2丁目の金ちゃんの明るい強かさと、篠村美弥子の聡明さや潔さに、好感を持ちました。

「瓶長」は、比較的インパクトが薄め。作品がそうなのではなく、榎木津が、なのですけれど。京極堂のそれが強いからかな。
瓶なんだか亀なんだか壷なんだか、混乱してしまうような編でした。待古庵と、木場の登場が嬉しかったです。特に木場、今回の件で名誉挽回、出来れば良いですが。
言葉遊びに始まり、言葉遊びに終わった感のある編。京極堂によってさらされた、真実と過去が、とても切ない。

「山颪」も面白い。「塗仏の宴」が、関口の状態をあきらかにしないまま終わったしまったので、少々不安を抱いていたのですが、なんのその。彼は彼のままでした。流石というべきか、虐げられ方が堂に入っています。
榎木津、京極堂、関口。この3人の取り合わせがとても面白い。謀りのシーンなど、それぞれに降られた役割がぴたりと嵌っていて、何だか気持ちよいのです。
探偵の破天荒さが、兎に角とんでもない。とんでもないのだが、そのリアクションひとつひとつに、スカッとします。
この編のラストにて、きちんとお仕舞いの印を、文章に仕込んである所も良い。彼がその後、下僕として本シリーズに登場することはあるのでしょうか。

全編、清清しい締めが為されている作品集。読後の後味もすっきりしており、いつもと違ったテンションも中々しっかり、満足させて貰いました。
快刀乱麻な探偵小説、存分に楽しめます。機会があれば是非是非に。
3. 2005/10/03 とても良い by グルグルネコ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:149(69%) 普通:28(13%) 悪い:39(18%) 推薦人:20 推薦評価:17] / プロバイダー: 1601 ホスト:1689 ブラウザー: 5234
3つの話で構成されており、これら3つは時系列的に繋がっています。
また、榎木津礼二郎が存分に活躍する作品ですが、主人公いうか、読者の目線のキャラがいて、それを通して榎木津礼二郎の変人ぶり、いや、天才ぶりを拝見することができます。
榎木津ファンに限らず、そうでない人にも榎木津の素晴らしさを実感することができるでしょう。

とはいいつつ、
榎木津は、天才キャラとして描かれるんだけど、実は意外に人間くさいキャラ、
としても描かれているように思う。
天才キャラとして描かれるときにあまりにも完璧に書かれると、非人間的で逆に面白みに書けるキャラになってしまうことが多いが、榎木津はどちらかといえば、変人であり、完璧であると思わせる、みたいなキャラなので、そこからして面白み満点であり、突飛な発言と大胆な行動も普通のキャラならありえないが、榎木津ならやりかねん、となぜか納得してしまう不思議な魅力?を持つキャラになっている。
また、そういう非凡人的な人物なのに、時折凡人めいた反応を見せたりすることもあったりして、人間的だ。
なんか奥深いキャラだとも思う。

ただ、榎木津にとどまらず京極堂シリーズに出てくる人物は、多かれ少なかれ例外なく皆変人です。
そこがまた、いい。
4. 2005/10/02 とても良い by くりまんじゅう [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:73(71%) 普通:19(18%) 悪い:11(11%) 推薦人:1 推薦評価:1] / プロバイダー: 47186 ホスト:47137 ブラウザー: 4184
本編のイメージで読むともの凄〜く違和感あるかもしれませんが、
私はこちらのお話も大好きです。読後感が良いです。

『鳴釜』って結構重いテーマですけど・・・。
この時のテーマの犯罪は、男性の皆さんが大河内のように
感じていてくれたらいいなと本気で思いました。

しかしこちらの時のメンバーはみんなはじけてるなぁ。
京極堂ってこんな人だったっけ??みたいな。
榎さんって最高だけどあまり関わりたくはないような(笑)
5. 2005/04/19 とても良い by 猩々紅冠鳥 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:194(70%) 普通:41(15%) 悪い:42(15%) 推薦人:7 推薦評価:12] / プロバイダー: 47039 ホスト:46928 ブラウザー: 4184
爽快!その一言に尽きます!
自分は本編よりこっちのシリーズのほうが楽しみだったりして。
短編(というよりは中編)ですので、非常に読みやすいです。
京極氏のあの本の厚さに引いている人はこちらからどうぞ。
本編とリンクしてるので、どちらを先に読んでも楽しめますよ!
6. 2004/09/15 とても良い by 蔦屋 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:121(95%) 普通:6(5%) 悪い:0(0%) 推薦人:6 推薦評価:8] / プロバイダー: 3463 ホスト:3553 ブラウザー: 3874
薔薇十字社の名探偵・榎木津礼二郎の華麗なる推理の数々・・・と言いたいところですが、探偵がまったく推理をしないという不思議な小説。
どんな事件も「完全解決」というより「完全粉砕」してくれる、榎木津名探偵の大盤振る舞い。
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