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蒲生邸事件(小説)


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読み仮名: がもうていじけん / 英語タイトル: Gamou Tei Ziken
総合
評価板(投稿)
懇談室日記
2004/11/27
画像/壁紙商品
(本/漫画)
直近発売の本/漫画: 2007/08 ()楽園 上 (1) \1,700
本/漫画(14件)
売上/新着
1068
文庫:火車 (新潮文庫)

参考:\900
1998/01
()

1.・・・。
8814
単行本:名もなき毒

参考:\1,890
2006/08
()

1.主人公家族の魅力で。。
9044
文庫:龍は眠る (新潮文庫)

参考:\780
1995/01
()

1.リアリティがさすが
11823
文庫:魔術はささやく (新潮文庫)

参考:\620
1993/01
()

1.よかった
36702
単行本:楽園 上 (1)

参考:\1,700
2007/08
()

1.約束が反故に
41384
文庫:蒲生邸事件 (文春文庫)

参考:\900
2000/10
()

1.宮部みゆき作品の分岐点
420984
単行本:蒲生邸事件

参考:\1,733
1996/09
()

1.宮部みゆき作品の分岐点
532158
単行本(ソフトカバー):蒲生邸事件 (カッパ・ノベルス)

参考:\1,000
1999/01
()

1.宮部みゆき作品の分岐点
1074291
単行本:蒲生邸事件〈1〉 (大活字文庫)

参考:\3,129
2002/05
()

単行本:蒲生邸事件〈2〉 (大活字文庫)

参考:\3,129
2002/05
()
作者:宮部みゆき
掲載:サンデー毎日(平成6年5月号〜7年6月号連載)
出版:文春文庫 光文社 毎日新聞社
発売日:1994(日本) 発売日:1995(日本)
最終変更日:2008/01/02 21:18:40 / 最終変更者:TCC / 提案者:若鶏カレー (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
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分布要約88.8%11.1%0%
                                                                                                   

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2007/11/02 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 八郎太 評価履歴[良い:102(58%) 普通:35(20%) 悪い:38(22%)] / プロバイダー: 18003 ホスト:17794 ブラウザー: 4663
SFと言うよりは一人の少年の成長物語かな。「二・二六事件前夜」という文句も大して当てにならなかったですし。

宮部氏の作品であり,そこそこに厚いので読後の満足感は折り紙付きです。タイトルの通り,(ほぼ)終始蒲生邸内での動きを書いています。毎度のことですが,やはり宮部氏は背景や設定の描写が圧倒的に上手い。序盤での主人公の「信じられない」という感情もリアルでした。

終盤が穏やかに終わり過ぎたかなぁとは思いますが,見せ場は良かったです。特に良いと思ったのはタイムトリップに失敗して炎上するふきを見た時です。

全体的に楽しめましたが,主人公の好奇心の旺盛さには苛立ちを覚えました。ちょっと後を省みなさすぎかなと。そういう点を含めての物語なのでしょうが,少々気に入りませんでした。

まぁ,良作であるのには間違いないかと。評価は「良い」で。
2007/01/05 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 白砂 評価履歴[良い:32(70%) 普通:12(26%) 悪い:2(4%)] / プロバイダー: 6118 ホスト:6014 ブラウザー: 5234
結構分厚い本だと思うのですが、どんどん読み進めることが出来ました。

いつも思うのですが、超能力と現実の混ぜ方が上手いです。
細かい設定もそうだし、その使い方もどちらにしてもなるほどと思います。
主人公がやってしまった未来の暴露は、能力を持ったら1度はやってしまう事だろうと思いました。
平田さんはその段階を当の昔に通り過ぎてああいう道を選んだわけですが、すごいですね。
ならではの選択だと思います。

現代の大将に対する評価とのギャップのせいかも知れませんが、兄の語った大将はとても印象に残っています。
なるほど東条英機とどちらが。

結局二・二六事件自体はさほど絡んでないのが、ほんの少し引っかかりますが。
2006/10/29 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by アマンドの木 評価履歴[良い:255(77%) 普通:72(22%) 悪い:5(2%)] / プロバイダー: 17574 ホスト:17513 ブラウザー: 3646
超能力、現代とは違う世界、男の子の主人公、宮部みゆきがもっとも得意とするであろうフィールドで勝負している作品です。そのため、本の厚さとは無関係に一気に読み進められる作品。暗さもないですし、少しもの哀しい感じもしますが爽やかなラストです。

一応の知識を携え、その後の歴史の展開がどうなるかが辛うじて分かっている主人公ですが、それでどうなるわけでもない物語の硬質さ。その中で起こった事件に巻き込まれながら成長をしていく主人公の姿が、とても自然な形で描かれています。
特筆すべきは、恋愛という要素が非常に薄い。タイムスリップ先の女の子と仲良くなって・・・という「基本線」は保っていますが、それ以上はない。物語全体の雰囲気の中から、ティーンエイジャーの淡い淡い恋心のようなものが漂ってくるのですが、それを話の中心に持ってくることはしない。あくまでも、男の子の成長の一要素として使うに留めている。

そして超能力を持った者の孤独や苦悩、無力感というものが、流石の筆致で描かれている。主人公よりもさらに歴史に介入する力を持ちながら、結局は何も出来ないという無力感をどう味わってきたのか、それをちゃんと描いている。(ただ、飛行機事故は防ぐ事の出来る部類のものだと思うのだが・・・)

そして元の世界に戻ってきた主人公が、自分が見てきたものを確認していく。ささやかですが「確実」な成長をそういう形で描く。主人公の無力さは何も変わっていませんが、それでも彼は成長したのだと言うのがはっきりと分かるいい描写です。
そしてヒロインとの再会はありません。例え再会しても相手はお婆さんになっているでしょう。それでも何かを期待してしまう主人公と、それが裏切られるサラリとした描写。主人公に去来する一抹の寂しさと、成長した主人公が持つ不思議な明るさ。
明確にそれを描くのではなく、文章全体の雰囲気から滲ませる作品。

このようなカタルシスのないラストは、個人的には好きなものではありませんが、それでもこの作品が「とても良い」ことは動かないと思う。
2006/09/17 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 夙夜健 評価履歴[良い:721(61%) 普通:363(31%) 悪い:103(9%)] / プロバイダー: 18384 ホスト:18446 ブラウザー: 6287
あらすじを覚えていない部分があるのですが、面白かったという印象があります。
SF設定が生きており、余韻の残る終わり方だったように思います。
2006/01/01 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by JOH 評価履歴[良い:62(47%) 普通:2(2%) 悪い:67(51%)] / プロバイダー: 205 ホスト:364 ブラウザー: 5444
表紙が自分の興味を引かなかったので避けていたんですが、いざ読んでみると面白かったです!
話的には題名からはおそらく想像不可であろう(つーか、最初オレはサスペンスかと思いました。宮部みゆきですし)超能力関連の話で、その超能力を持つ者故の心の葛藤や覚悟を丁寧に描写出来ていると思いました。個人的には主人公にはあまり感銘を受けませんでしたが、超能力者の男性の生き方には深く感動させられました。これが漢やー!って感じですw
終わり方はどっかで聞いたことがあるような終わり方のような気がしますが、その主人公の成長ぶりを示す終わりには感慨を感じました。
で、感想は「とても良い」で。
2005/07/24 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 遠野 評価履歴[良い:244(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 7995 ホスト:8069 ブラウザー: 4184
素材としてはよくあるタイムトリップもの。しかし宮部みゆきの手にかかれば、決して「よくある」作品には成り得ない。
丁寧に描かれる時代時代の生活臭。小道具に至るまでの書き込みが確かなので、文体に映像が浮かぶよう。
氏の作品は、どれも安心して読める面白さを常に保持していますが、本作はその筆頭だと思います。それなりに分厚い作品ですが、途中でダレない。自然とページを次へと繰らせてしまう力があります。

宿泊先のホテルで火災に巻き込まれた浪人生が、時間旅行の能力を持つ男に救われる。
しかし連れてゆかれた先は昭和11年。当然狼狽し、信ずることが出来ない。更に受験のそれのみの、中途半端な歴史的知識。儘ならない状況、儘ならない事態。
彼の視点で、2.26事件の東京、とある人物の屋敷に住まう人々のドラマが描かれます。

歴代作品に多く登場する超能力者は、此方にも。
時間を移動する能力は、歴史そのものを変える力ではない、という立たせ方には、成る程納得。
いかにイレギュラーな能力を持っていようとも、人間ひとりで歴史の流れに立ち向かえる訳などない。出来るのは細部をいじくるぐらい。言ってしまえば悪戯、と。
宮部氏は異能者を描く際、彼らが生きてゆく過程で形成されてゆく無力感、虚無感を、テーマのひとつとして、持ってくることが多くあります。(クロスファイア、龍は眠る、等々然り)
他者との決定的な違い、違和感を内包して、それでも彼らはひと以外の何者でもない。異体であっても、人間性を、きちんと実感できるのですよね。

ラスト、主人公が「あの時代に出遭った人々」のその後を知ってゆく場面は、らしくてよかったです。
さみしくて暖かい。手が届かないあの感じが、ある意味タイムトリップ物の正しい醍醐味なのかもしれませんね。
平田の残した「悪戯」も、切なくいとおしく。情報の断片を頑張ってかき集めて、各人の不完全な像が出来てゆく。彼が知ることが出来たのは、ほんの僅か。見えない所の方がやっぱり多い。
そのもどかしさが、丁度良い具合に設定されているような気がします。

私的に好きだったのが葛城医師。宮部作品には魅力的な老人が多いです(笑)
2004/12/06 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ももし 評価履歴[良い:46(92%) 普通:4(8%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 2675 ホスト:2820 ブラウザー: 5234
正直言うとこの本の表紙がとてもレトロで読み始めたんですけど、
ナツカシさも手伝ってかこういう「過去にタイムトリップする」という話
とても面白く読めたんですよ。

いつも思うんですけど、未来にとか過去にタイムトリップするという話では
ほとんど必ず「歴史をどうするんだ」ということが十中八九問題に(しかもかなり大きな)
なってくると思うんですがこれもそうで、
孝史が過去にトリップして、受験生なだけに
いろいろ「知識」としてこれから起こりうること。というのを知っているんです。
でもって・・であるから、個人的な感情とか、知識をそこに投入したくてしたくて
(要するに歴史に対してのいたずらみたいなもんなんですけど・・ここのとこはいつも宮部さん
は本当にスゴイと思います)
しょうがなくなっちゃう・・
ってとこがこの物語の大団円を生んでいくというストーリー展開で、
平田という男の素性とか蒲生という家のこととかその間にいろいろ挟まってきて
とても面白かったんです。
2004/11/22 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 若鶏カレー 評価履歴[良い:223(72%) 普通:35(11%) 悪い:52(17%)] / プロバイダー: 5711 ホスト:5610 ブラウザー: 4184
受験で泊まりにきていた受験生の孝志が、突然の火災に巻き込まれ、すんでのとこで平田と名乗る謎の男に助けられたが、昭和初期にタイムスリップしてしまい、そこで2・26事件が起きてる東京都下の「蒲生邸」で起こった事件に遭遇したといった作品。
非常に面白かったです。
2・26事件で混乱してる中で、蒲生邸で見た事や起こったことを通して成長した孝志の描写が非常に良かったです。
なかなか生意気な主人公ではあったが宮部作品ではこういった主人公って意外と合っていて好きです。
この作品はまた、歴史的事件を脇から見てるのも特徴的でした。
切り口としてはなかなか新しいと思いました。
2004/11/08 普通 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 古典主義 評価履歴[良い:415(42%) 普通:233(24%) 悪い:332(34%)] / プロバイダー: 2744 ホスト:2858 ブラウザー: 5234
2.26事件絡みのタイムスリップ、という設定に
見合うだけのサスペンス、人間ドラマに乏しい作品。
登場人物がやたら熱血だったり使命感に燃えたりしないあたりが
現代小説で、一昔前のジュブナイルと一線を画しているのかも
しれないが、ならではの魅力も無く、じゃあ何がしたいんだ、と
言いたくなるデキ。結局当たり障りの無い微妙な小説になっている。
一応メッセージらしき物はあるのだが、なんだか作業っぽく心に響く
だけの作者の情熱を感じない。構成など小説としての基本がしっかり
しているだけに職人の片手間仕事の印象。
パッションが足りない、足り無すぎる。
評価投稿 / 作品DB目次
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