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飾られた記号―The Last Object―(小説)


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読み仮名: かざられたきごう / 英語タイトル: Decorated sign
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(本/漫画)
直近発売の本/漫画: 2005/06 ()飾られた記号―The Last Object (電撃文庫) \620
本/漫画(1件)
売上/新着
270230
文庫:飾られた記号―The Last Object (電撃文庫)

参考:\620
2005/06
()

1.面白いです!
作品紹介(あらすじ)

あらゆる物質が持つ「情報」を制御し、物質の強度変化すら可能にする驚異の能力―“情報学"。その唯一の教育機関「パスカル」に入学した朝倉渚は、ミステリアスでφ「ファイ」と呼ばれるクラスメイト日阪道理に興味を惹かれる。ある日、渚は学園で起こった殺人事件に巻き込まれる。死体の第一発見者になってしまった渚と、事件を調べる警察の間に生じた奇妙な証言の食い違い、現場に残された謎のメッセージ…。さらに、この不可解な事件の容疑者として捜査線上に挙がってきたのは―!?

出版社:メディアワークス
文庫:電撃文庫
著者:佐竹彬
イラスト:千野えなが

飾られた記号―The Last Object
三辺は祝祭的色彩―Thinkers in Three Tips
開かれた密室―Being As Unfixed
発売日:2005/06(日本)
最終変更日:2006/04/17 15:21:08 / 最終変更者:マナユナ / 提案者:マナユナ (更新履歴)
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2007/12/08 悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 金龍 評価履歴[良い:90(59%) 普通:1(1%) 悪い:62(41%)] / プロバイダー: 50093 ホスト:50062 ブラウザー: 5234
シリーズものらしいが、今のところ本作しか読んでいないのでこれだけの評価。
設定や世界観構成の新鮮さを持つ割にはいまいち生かせていない作品。

本作の大きな特徴といえば、難解な用語が飛び交う文章。
「灼眼のシャナ」などの人気ライトノベルにおいてもしばしば難解な用語が使われていたが、こちらは漢字の難しさというよりは数学的、科学的難しさ。とにかく用語が理解しづらいのはどちらにも共通した特徴だとも言える。"難解である"ということはライトノベルにおいてはデメリットである。しかし中には難解な文章を好む方もいらっしゃるし、需要は十分にあるので個性作りとしてもこのようなスタイルでの文章選択は良かったと思う。ただ本作の一番のキーワードである「情報」という新たな概念がいかなるものか、しっかりとらえることが本作を楽しむ上での前提条件となりうるはず……しかし、分かりづらかった。

結局本質的に言いたいことは「主観と客観の齟齬」であり、「情報」という道具を使い、読者にイメージできるように丁寧に解説しているようだが、ミステリーのトリックに全く反映されていない。主観と客観の差異について言えば京極夏彦氏の文章が、的を射て説得力があるのに対して、こちらは難解な文章を羅列するだけで、そこまで大きな内容には至っていないように思う。

キャラクター造詣はいまいち。物語のキーパーソンであるはずの日阪道理がなぜか、
そこまで活躍していなかった。ミステリーなので推理するのかと思いきや、犯人から受け取った、ただの自白文章について語りあたかも自分が推理したかのような雰囲気。犯人に自白させてはミステリーとして根本からだめなのではないだろうか。
つまり一番の問題点は、彼の持つ一種独特の雰囲気は伝わってきたのだが、行動に反映されていないため、雰囲気だけの奴、口だけの奴という印象が大きかったことかもしれない。

また他のキャラでいえば、容疑者全員と被害者の描写が非常に甘かった。
被害者が見ず知らずの他人という設定のミステリーも珍しい。本作のストーリー上、「エキストラ」として殺されたようにしか見えないのが残念だ。また容疑者は、犯人以外の二人はなぜ登場させたの?というぐらい淡白な描写である。実際、出てきた場面数回だけだし、主人公と会話して情報を置いて終わっただけ。数合わせのためだけにキャラクターを使い捨てにしているのであれば正直微妙な作品と言わざる終えない。

一方主人公である朝倉渚の描写は凄まじく綿密に書かれている。一人称の文章であるだけに当然といえば当然なのだが、ここまで細かく心理を描写してもらえれば読者としては大満足だ。さらに朝倉渚の切迫した緊張感、死への恐れを表現するために「自由詩」のように短文で区切り改行していくという手法はなかなかのもの。同時に死ぬを「■ぬ」と表現することによって作者なりの個性を確立させている。特に車に轢かれそうになる下りは、目を引き、物語に一気に引き込まれる。そういう意味で主人公の描写は他作品よりも長けていたと思う。

そして要となるサイバー的な近未来世界の表現だが、これも問題なし。
厳密に言えば突っ込みどころはあるにはあるが、気にはならない程度だ。

しかしミステリーとこの世界観は最悪の組み合わせだった。まるで不協和音。SFに近い舞台設定があるため、何でもありに近い状況。
トリックも何もあったものではない。姿を消すなど簡単にできたら、世界中に犯罪者がはびこる。もっと、あっといわせるトリックを期待していただけに余計に後味が悪い。ミステリーではなく、別の生かし方をすれば、世界観を最大限に活用できたのではないだろうか?

総合評価は「悪い」。
難解な文章と世界観の斬新さ、主人公の描写に関しては高く評価したいが、肝心のストーリー、サブキャラクターについて言えば、相当荒削り。しかし駄作というわけでは決してない。丁寧さが伝わってくる本作に対して、あまり悪い感情を抱く人はいないだろう。
2006/07/10 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 菜々 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 36601 ホスト:36546 ブラウザー: 4184
おもしろい!ですね!!
ミステリーとしては解答があっさりしている所がありますが、やっぱりおもしろいです。
「彼女」のことが、かなり気になりました。
謎解きの所も単純に楽しめますし。
世界観がしっかりしてるから、SF的なとこもたのしめました。
ただ、上に書いたように、解答があっさりしているところが玉に瑕。
ストーリーは、もっとおもしろくなっていきそうに思います。
2006/04/17 悪いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by マナユナ 評価履歴[良い:22(63%) 普通:3(9%) 悪い:10(29%)] / プロバイダー: 15656 ホスト:15669 ブラウザー: 4184
飾られた記号感想。
サイバーミステリーということだけはあり、設定が科学的なものが多い。
ただ、最後はあまり終わり方ではなかったかな。
主人公があまり活躍してないようにも思えてしまうし、
下手すると、全く存在意義がないともとらえかれないし。
科学的かつミステリー好きの方にはおすすめな作品。
でも、最後はほんとに微妙でした。
第1巻評価は「悪い」

三辺は祝祭的色彩感想。
飾られた記号と同様に殺人があり、それを解決していくという話。
しかし、やはり最後はかなり微妙。いまいちぱっとしない終わり方
なので、なんというかあまり面白みを感じない。最終的に犯人が
分かってもあまり感動を覚えませんでしたし。唯一気になったことと
言えば女王の存在。むしろそれ以外はさっぱり。
もう少しぐっと来る展開があれば、少しは違うのだろうが。
第2巻評価は「とても悪い」
評価投稿 / 作品DB目次
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