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小説評価: 33位 <= 34位(2,341作品中/偏差値72.28) =>35位

ブレイブ・ストーリー (小説)


注意:これは小説版。その他メディアの情報はこちら: アニメ 漫画
総合情報評価
(評価投稿)
日記
2008/03/27
懇談室画像/壁紙商品
(DVD)
直近発売のDVD: 2007/12/07 ():ブレイブ ストーリー(1枚組)
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7983
Blu-ray:ブレイブ ストーリー (Blu-ray Disc)

参考:\4,980
2006/11/23
()

1.Technical Specifications posted below
9669
UMD Universal Media Disc:ブレイブ ストーリー
参考:\980
2007/10/12
()
10164
ブレイブ ストーリー(1枚組)

参考:\1,500
2007/12/07
()

1.別の作品と思って観れば優れた作品
12333
ブレイブ ストーリー コレクターズBOX (初回限定生産)

参考:\9,800
2006/11/23
()

1.ふつうに楽しめる。
19278
ブレイブ ストーリー 特別版

参考:\3,980
2006/11/23
()

1.原作を読むことを勧めます
19875
ブレイブ ストーリー

参考:\2,980
2006/11/23
()

1.最悪
19786
文庫:ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

参考:\700
2006/05/23
()

1.勇敢な少年の物語
2855
CD:風をあつめて (通常盤)

参考:\3,059
2006/12/06
()

1.自然に心地よく耳に入ってくる音楽
1854
Video Game:ブレイブ ストーリー 新たなる旅人

参考:\5,040
2006/07/06
()

1.おもしろい!でも残念な点も
2292
おもちゃ&ホビー:ブレイブストーリー ワタル ( 塗装済 完成品 )

参考:\2,499
2006/07/15
()
著者:宮部みゆき
出版社:角川書店
発売日:2002/03(日本)
最終変更日:2005/04/05 02:22:30 / 最終変更者:アオイ / 提案者:アオイ (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均小説評価順位偏差値評価ポイント最高の中の最高
日本とても良い(2.42)34位72.2840.041

利用状況

総閲覧数書込み数評価数
日本6,0111212
海外25100

評価の分布

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割合50.0%41.7%8.3%0.0%0.0%0.0%0.0%
加算分布50%91.7%100%100%100%100%100%
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1. 2008/05/06 良い by TKM [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:40(62%) 普通:0(0%) 悪い:25(38%)] / プロバイダー: 2393 ホスト:2280 ブラウザー: 6342
この小説は面白かった。
主人公がいろんな冒険へ出て、
いろんな経験をする。
それだけなのに、面白いです。
2. 2008/03/09 とても良い by 綾瀬由衣 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:2(67%) 普通:0(0%) 悪い:1(33%)] / プロバイダー: 18048 ホスト:17917 ブラウザー: 4925
【良い点】

・ストーリーが良い!

小学生の男の子が、紛れ込んだ異世界を仲間たちと冒険する――。このあらすじを聞いてほとんどの方が思い浮かべるであろうストーリーを、多分根本から覆してます。
その世界に住んでいるのは、善人とか悪人とかで区切ることなど出来ない、等身大のヒトびとです。政治があり経済があり産業があり、人種差別があって紛争があります。
ふわふわした「おとぎの国」ではなく、地に足が着いた、しっかりとした世界なのです。
そんな世界を旅するわけですから、当然主人公・ワタルの旅は平坦なものではありません。次々起こる事件と明かされてゆく真実、それらを目の当たりにするワタルの苦悩……。世界設定と合わせ、正直情報量はかなり多いです。が、流れるようなストーリー展開と、設定が物語の進行に関わってくる、ちゃんと「生きている」ので、一気に読み下せます。「謎の声」が正体を見せる場面のあっけなさが、やや惜しいところではありましたが……。
でも、後半の泣かせどころ、そして終わり方は非常に良かったです。

・描写が丁寧

この話に限らずですけど、宮部さんって登場人物の心情とか背景とか、そういうものを大切にする作家さんなんですよね。「ブレイブ・ストーリー」もそのご他聞に漏れず、心情描写がしっかりしている物語だと思います。
最初に導入部の長さに面食らうと思います。しかし、その長さでワタルとミツルの苦悩の下敷きを描いた上での冒険となるので、冗長には決して思えません。話に説得力を生む上で、良い効果をもたらしていると思いました。
ワタルやミツルだけではなく、幻界・現世共に1人1人のキャラクターがしっかりと描かれていて、それぞれの意志でそれぞれのヒトが動く、それぞれの「世界」を感じました。感情移入もとてもしやすかったです。
また、情景描写や比喩表現も独特で、読み応えがあると思います。

【悪い点】

・ちょっと曖昧すぎる点が……

この先、貴方は一応既読だということを前提で話を進める(というか、そうしないと説明だらけで私がこんがらがる)ので、そのつもりでお願いします。

「幻界」って、行く人によって姿を変える、いくつもの並行世界から成り立ってるんですよね。ワタルとミツルが幻界で出会うのは、二人が友達で似通ってる点が多いから、二人の見ている幻界も接してる部分があることが理由、でいいんですよね?
だとしたら、デラ・ルベシにいた元旅人達は、どうしてワタルと同じ幻界にいたのでしょうか……?
話を聞く限り、年代的にワタルとの接点はなさそうだし……だったら、違う世界に飛ばされるはずだと思うのです。
幻界はワタルの心の形だから、その旅人達も幻界の中でのワタルの心の表れ、と考えることも出来るかもしれません。でも、それってもはや幻界の住人じゃないですか。元々現世にいなかったのなら、要御扉も通れないわけだし……。
あと「ヒト柱」についても、ワタルの行った幻界から二人必要なら、他の「幻界」からはどうなっているんでしょう……。

要するに、幻界は一つじゃないどころか幾千幾万幾億とあるのに、何故「旅人」(少なくとも、千年に一度の「半身」の旅人)は皆「ワタルの見る幻界」に行く、みたいな設定になってるのかが疑問なんです。
この辺の概念が考えれば考えるほど分かんなくなってくるんですよ……。(私の理解力が足りないだけでしたら、誰か教えてください)

【総合評価】

長々と書いてしまいましたが、素直に良かったと思います。映画の印象から「子供向けファンタジー」と侮るなかれ!
「とても良い」です。
3. 2008/02/15 最高! by 宮崎由美 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:41(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 23620 ホスト:23699 ブラウザー: 4184
【良い点】

読みやすい文体と面白いストーリー。
【悪い点】
読んでる途中に退屈になってしまうこと(それはどの作品にもあることだけど)

【総合評価】
最高
4. 2007/09/02 とても良い by アウツォ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:43(78%) 普通:12(22%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 2688 ホスト:2558 ブラウザー: 5540
RPGをたしなむ人だったら少なからず琴線に触れる要素があると思う。宮部みゆきのゲーム好き具合がよく分かるね(笑)。
だからと言って、単なる子供騙しの物語じゃない。一方的な良し悪しで決め付けられない事象が描かれており、考えさせられた。
アニメは本当に期待外れだった…。あれだけを観て、原作も同レベルだと判断をして欲しくないとは思うけど、それも難しそうだな。
5. 2007/03/17 とても良い by 月夜の兎 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:104(67%) 普通:31(20%) 悪い:20(13%) 推薦人:6 推薦評価:9] / プロバイダー: 52366 ホスト:52344 ブラウザー: 6287
面白かったです。読者を作品世界に引き込む力というものを感じさせる作品だと思います。

第1部の現世のパートは、重い上にかなりの分量を割いているので、スカッとした冒険物語を期待して読み始め
た人には辛い部分かもしれません。でも、ここでワタルの置かれた立場や状況、そして何よりも心情が丁寧に
描かれていることで、ワタルが幻界に行って運命を変える決意をする事に説得力が与えられているのだと思います。

幻界に行ってからの展開は王道といえるかもしれませんが、世界の在り方が丹念に描きこんであって、
訪れる国の姿が見えるような魅力がありました。
ただ、終盤は少し盛り上がり足りないような気がしました。特に最初からずっと顔を見せていた「謎の少女」
オンバさまに関しては満を持しての登場、の割に直接対決があっさりしすぎていたように思います。
ワタルの最後の選択はお約束の展開ですが、自分の中の憎しみと向き合い、変えるべきは運命ではなくて
自分自身という結論に至ったワタルの成長が感じられて良かったと思います。ただミツルとワタルでは抱えて
いる事情の重さに差がありすぎたように思いますね。ミツルの境遇では「幻界はしょせん現実ではない、だから
どうなっても構わない。自分の願いを叶える事を優先すべき」という考えも(正しいかどうかはともかくとして)
納得はできるのです。ワタル視点の物語なので仕方が無いことではあるのですが、ミツルに対しての描写が
もう少し欲しかった所です。最後に魂は救われたらしいのがせめてもの救いでしょうか。

総じて楽しめたし、読ませる力がある作品だと思うのでこの評価で。
6. 2007/01/04 とても良い by 謎沢 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:7(64%) 普通:2(18%) 悪い:2(18%)] / プロバイダー: 38226 ホスト:38297 ブラウザー: 6034
宮部みゆきと言えば、刑事ものを書いているという感じがあり、こんな話を書いているとは思ってもいませんでした。
話は冒険物で、なにかの理由でどこかへ飛ばされるというネタですが、これを映画にすれば、とてもよかったと思いました。
話はよくあるように見えますが、書き方がうまい。という感じです。
7. 2006/11/23 最高! by koki [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:102(67%) 普通:21(14%) 悪い:30(20%) 推薦人:1 推薦評価:1] / プロバイダー: 13623 ホスト:13681 ブラウザー: 3875
映画を見てから原作を読みました。
映画では謎なところが「ああ、これが」と分かったりして、
ブレイブストーリーがよりつかめた気がします。
冒険も面白いのですが、この作品の一番の見所は、人間関係の人間ドラマですね。
それに、設定もかなり奥が深くつくりこまれていて、
ほんとに素晴らしかったです。
小説って、読んでて途中で疲れちゃったりするんですけど、
これはそんなことなく楽しめました。
それだけ続きが気になってとっとと読みたいとう気分になったってことです。
あんまり小説を読まない私ですが、
最高をつけます。
8. 2006/08/11 最高! by 我平 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
推薦人:土筆
評価履歴[良い:74(39%) 普通:56(29%) 悪い:62(32%) 推薦人:8 推薦評価:8] / プロバイダー: 15437 ホスト:15383 ブラウザー: 5533
長らく小説から遠ざかっていた私に、小説の面白さを再確認させた作品です。

ファンタジー作品だという情報を得て読み始めたのですが、第一部・現世編はファンタジー小説というよりも
社会派(この言葉が適切かどうかは判りませんが)小説といった方が相応しい内容で、
おまけに分量も結構多いために戸惑ってしまいました。
しかし、その戸惑いは第二部・幻界編の始まりとともに掻き消されて、逆にその中身の濃さと面白さに、
物語終盤では一気に読み切ってしまうほどに引き込まれていきました。
内容について言えば、単純に冒険やバトルといった娯楽のみを追及せず、
幻界の政治情勢や種族差別問題などもしっかりと描かれており、それが物語により深みを与えています。
また、心理描写も素晴らしく、キャラクターも一人一人きちんと立っていて良かったです。
ただ、死者が割とよく出る上に殺害シーンもあるため、先に映画を観た方にとっては少々ショッキングな内容かもしれませんが…

ページ数は非常に多い(『ハリー・ポッター』の第一巻〜第三巻くらいあるでしょうか)ですが、
そのページ数を苦痛に感じさせないほど読み応えがあります。
そのため、ページ数を見ただけで敬遠したり卒倒したりしないという方であれば十分楽しめると思います。
9. 2006/07/05 とても良い by 遠野 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
推薦人:キンスラ /アウツォ
評価履歴[良い:232(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%) 推薦人:12 推薦評価:28] / プロバイダー: 7995 ホスト:8080 ブラウザー: 4184
映画の予告編も、度々CMで見かけるようになった本作。文庫落ちを待って、購入致しました。ゲームのような小説だ、と聞いていたので、ぺらっとした軽いものを想像していたのですが、不安や懸念はあっさりと――とても良い意味で、裏切られてしまいました。
テンポの良さ、明瞭な筆づかい、豊かな感情の起伏。息もつかせぬ展開に、垣間見える深い洞察。約1400ページ、その厚さを感じさせない面白さでした。

物語のはじまり、ごくごく普通の小学生に降りかかる、理不尽な災難。骨格を成す序盤パート、しっかりとした厚みがありました。
日常の喜びや、他愛も無い幻想、プライドや好奇心、他者に対する鬱屈と妬み、遣る瀬無い哀しさと絶望。それらの緻密な積み重ねと、丁寧な織り上げは、流石宮部みゆき、といったところ。亘の感情の揺れなど、特に優れており、彼視点の世界に、問答無用に引っ張り込まれました。
この部分をどっしり描ききったからこそ、その後の幻界でのワタルの冒険にも、説得力と重みを感じることが出来たのだと思います。辛く、痛いシーンが連なるけれど、それらを内包しつつ、頁を捲る手を止まらせない。
彼の父親とその周りをめぐる、あれやこれやに落ちこみながらも、一気に読了してしまいました。

がらりと世界の変わる中盤以降、最初は違和感――もとい取っ付き難さを感じはしたものの、筆運びの巧さに、直ぐに馴染んでしまいました。
剣や魔法には、ちょっとばかりむず痒くもありましたし(私自身が、こういったジャンルの小説を、読み慣れていない為なのでしょうけれど)、型に嵌った都合の良い展開等が、気になったりもしました。
ですが、読めば読むほどに増してゆく、面白さ、吸引力は、それらを払拭して尚、有り余るものがありました。ある程度読み進めて振り返ってみれば、最初に感じた違和感も、箱庭の中のエンターテイメントのようで、楽しいじゃないか、と思えるように。
現世を投影しているのであろう、幻界の社会事情の描写も、興味深かった。某国のあれやこれやを連想させたり、戦時中の暴虐をあからさまに匂わせる記述が挟まれていたり。かと思えば、我が身の回りをさらりと撫でられたり。
見習い勇者のファンタジーだと括っていたら、思わぬところで容赦なく切り込まれる印象。生々しさや残酷さも含めて、重層性のある作品だったと思います。

多種多様なキャラクターの造形も、魅力的。大らかに場を和ませてくれるキ・キーマと、矢鱈格好良いカッツが、特に気に入りでした。
ミツルの在り様は、腹立たしくもありましたが、11歳らしからぬ思想、行動がエスカレートしてゆく様は、やっぱり悲しかった。結果、齎された結末も然り。「おためしのどうくつ」で、彼は何を望んだのか、それが少しだけ気になります。
カッツとロンメルが最期の最後まで、逢えないままだったのも、切なかったなあ。

個人的に終盤も終盤は、些か物足りない印象。それまでは文章の至る所から、イメージが湧き出てくるようなところがあったのですが、最後の盛り上がりに於いては、それが欠けていた様に思えました。
意味深な存在であった彼女の登場、退場が、あっさりしていたのも残念、寂しい。

後味の爽やかなラストは、好印象。ワタルの選択の行く末には、最後までずっと気を揉まされ、ミツルの結末には泣かされてしまいましたが、それらを含め、とても良い物語でした。未来へと続く力強さや、優しさに満ちたさきゆき。気持ちよく本を閉じる事ができ、大満足です。
映画版はどのような作品になるのでしょう。こちらも気になります。
10. 2006/05/13 最高! by サプリメント [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 580 ホスト:612 ブラウザー: 3875
全体のイメージ的にも良いもので、小説ではありふれた、異世界でのできごと
んでもって、一人一人にいろんなあれがあるのはよかった!!
個人的に面白かったので
11. 2006/04/23 最高! by かか [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:6(55%) 普通:3(27%) 悪い:2(18%)] / プロバイダー: 11353 ホスト:11476 ブラウザー: 5234
これは良かった。
宮部みゆきを読もうと思った作品。
ファンタジーとしても完成している。
なかせる力もある。
キャラも良かった。
今好きな本を聞かれたらこれを答えると思う。
厚さを読ませる力がある。
12. 2005/04/16 最高! by アオイ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:44(63%) 普通:11(16%) 悪い:15(21%) 推薦人:4 推薦評価:4] / プロバイダー: 52822 ホスト:53031 ブラウザー: 4317
宮部さんの作品の中でも一押しな作品。
初めてファンタジー系を読みましたが、おもしろいです。宮部さんの作品は、長編になると
半分が説明みたいなかんじで最初読むのがつらいですがブレイブ・ストーリーは最初から最後まで
スピード感、臨場感が溢れていてその世界にいるのではないかと思うぐらいのめり込めます。
ここでも光る宮部みゆきの上手さ。構成、キャラクター、場面設定、ストーリーどれをとっても
素晴らしいものでした。ただ、最後にミツルが王(?)になって現実の世界から消えてしまうのは
「えっ・・」と少し戸惑いました・・。
でも、ミツルが現実の世界からいなくなり、主人公が目覚めたのが自室で時間が戻っていたりした事で
全てが「夢」という感じもでていて鳥肌が立ちました。もう、あの世界にはいけないわけだし・・。
両親の離婚・・父親の本音・・愛人へ憎悪・・とても上手くせつなく描かれていました。
キャラクター一人一人が生き生きしていて、本当に存在し話し掛けられている気分までします。
この作品の一番の魅力は、RPGのように主人公の視点で冒険をすることができる事です。
主人公とともに異世界を見て、仲間と話し、悪と戦い、喜怒哀楽を感じる。小説特有の傍観的なものが
ほとんどないのです。それでも、世界は確立され心情描写もしっかりしている。
「理由」の真逆の作品と言えるかもしれません。
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