| 携帯版 | English | RSS |
|---|
| 文学総合点=平均点x評価数 | 567位/3,067作品中(総合6/偏差値51.85) | 566位<= =>568位 |
| 1971年文学総合点 | 3位/4作品中 | 2位<= =>4位 |
| 総合 評価/統計/情報 | 簡単投票 | ファン掲示板 | ブログ | 商品 (本/漫画) | 画像/壁紙 |
|---|
| ||||||||||||||||||||||||||||||
評価統計
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
簡単投票する | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 著者:吉村昭 出版元:新潮社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1971/08/14(土) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最近の閲覧数
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最終変更日:2008/08/20 / 最終変更者:634 / 提案者:634 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 並び順 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コメント含む | |||||||||||
| 評価限定 |
| 作品評価(感想/レビュー)&コメント(投稿する) |
| 2006/09/24 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by グングニル (表示スキップ) 評価履歴[良い:144(61%) 普通:13(5%) 悪い:80(34%)] / プロバイダ: 45196 ホスト:45303 ブラウザ: 8936 吉村昭作品初です。 話は大きく前半と後半になっていて、建造編と戦闘編になっております。 私は建造編のほうが好みですね。あの伝説的な大戦艦「大和」級2番艦が、いかにして作り上げられたかに絞られていますが、 なによりもその苦労話が次々と出てくるのには本当にショックでした。 途方も無い量の建材だけではなく、それを隠蔽するためのアイデアの捻出にはじまり、 それを実行するための工夫アイデアの捻出、 工員不足解消のためのアイデア捻出、 技術不足解消のためのアイデア捻出、 進水式のための進水台の建設の下準備、 進水台に船体をすべらせる為の技術開発などなど・・・。 責任者たちのストレスの蓄積や悩みの蔓延、スパイ容疑にかけられて散々尋問された無実の技術者達の苦闘・・・。 もはや「一隻の戦艦の建造裏話」とするには重すぎるほどのエピソードが載せられていて、 当時の建造に関わった人々や状況の刻々とした変化がまざまざと伝わってきました。 また、この作品は安易な「反戦平和」ではなく、「何故そこまでして戦艦に固執したか」という視点で作られていて、作った人から戦闘に参加した人々までの詳細が描かれています。 しかし、戦闘編に入ってから、なぜか前半部に見られた「生々しいやりとり」が減らされてしまい、 どこか淡々とした内容に変貌してしまっている気がしました。しいて言えばそこが残念なところです。 とはいえ、この作品が広めた影響はとても大きく、大戦中の「日本」のかたちを知る上で、とても良い文学作品といえるでしょう。 2005/10/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 634 (表示スキップ) 評価履歴[良い:1670(50%) 普通:656(20%) 悪い:1009(30%)] / プロバイダ: 13217 ホスト:12949 ブラウザ: 5234 故吉田満の『戦艦大和ノ最期』と並ぶ戦記小説の決定版だと思います。大和に比べ、同型艦であるという以外にあまり知られていない武蔵の詳細を良く描いています。 極秘に建造され、外国や一般人から徹底的に秘匿されながら生まれた武蔵の生涯は人知れず生まれ、人知れず消えていったといっても良いでしょう。大和の方がどうしても注目されてしまう分、武蔵が影のように見られている感じもします。 最初の棕櫚の縄を集めていくシーンから「何事だ?」と不安を煽らせ、運ばれていった先が軍艦の造船で名高い長崎。そしていざ建造が始まると街の中は半ば戒厳令が敷かれたようになり、山への出入りが禁止となり(当時は山の中に軍の施設が多くあったので、長崎に限った事ではないが。)、地元住民の不安をよそに建造されていく巨大戦艦は戦争への不安と恐怖が表れているような緊迫感があります。 こうして武蔵は完成の時を迎えるのですが、その完成も軍事機密という為に一般国民には知らされず、どこかひっそりとしたものでした。それは又、国民に知られる事がないままに沈んでいった武蔵の最期を暗示しているかのようでした。 いざ戦争が始まると戦争は既に戦艦の砲撃よりも、空母と航空機による一撃離脱戦法が中心となり、戦艦は航空機の前では浮かぶ標的に過ぎなくなったことがハワイとマレー沖の戦いで明らかとなり、武蔵は戦おうにも戦えずという無駄な存在になってしまいました。そして、その武蔵を戦いに使おうにも、使いどころを上手く活かせずというままに時を費やしてしまいます。 マリアナ沖でもろくに活躍できず、とうとうレイテ沖海戦を迎え、武蔵は出撃しました。それが死出の出撃である事を暗示するかのような切迫感が溢れ、シブヤン海での戦闘で敵艦載機の集中攻撃を受けて、文字通り衣川での武蔵坊弁慶のようになりました。艦はあちこちを爆撃され、魚雷をもらい、機銃掃射も受けてズタズタになってしまいます。まるで義経である大和を生かす為に名前通り弁慶となった武蔵の苦闘が描かれました。 米軍の猛攻で乗組員達は次々と血が渋き、体が砕け、肉が飛び散るという凄惨な光景が沈み行く艦の中で展開されていたのです。僅か2時間ほどで沈没した大和と違い、武蔵は5時間近くも苦闘していたので、大和よりもその凄惨さを表していたといえます。遂に力尽きて沈む時も大和のような悲劇性よりも、戦争がもたらす無情感と脱力感、徒労感の方が現れているようでした。 武蔵という強大な戦艦を苦心の末に生み出しながらもそれを活かせず、ただ無為に海の底へ沈めてしまったかのような描き方は『戦艦大和ノ最期』と違い、一歩退いたものでした。それ故に戦争が次々と兵器を生み出しながらも、それを消耗していくだけという無情感と虚しさは『戦艦大和ノ最期』よりも一般人向けといえるかも知れません。 吉田満は元大和乗組員でしたが、作者は武蔵乗組員だった人達の話や、造船に携わった技術者や、当時武蔵に振り回されたり、恐れたりしていた長崎の人達が語ってくれた内容を元にしているので書き方には差異があります。命を失う事の悲しさは前者が、多くの資金と労力、兵力を使いながら、それが全て失われていく徒労感は後者の方が溢れています。本作が戦争の本質を突いた作品である事は紛れもない事実です。 この評価板に投稿する |
| ファン掲示板(投稿する) |
| 特定話題スレ (特定の話題を作る) |
| 投票(投票する) |
| 作品DB内ブログ記事 |
|---|
| 1. 幸運艦か?不幸を生む艦か? by 634 ... も少なくなかった。そのせいか、雪風乗組員の一部にも、艦隊の中で肩身の狭い思いをした人もいたようである。 雪風は参加した戦いで、ソロモン沖では戦艦「比叡」「霧島」の最期に立ち会い、マリアナ沖海戦では空母「大鳳」「翔鶴」「飛鷹」の最期を看取り、そして、レイテ沖海戦では戦艦「武蔵」をはじめ、 ... 記事日時:2008/04/07 [表示省略記事有(読む)] |
作品の評価またはコメントの投稿欄評価とコメントの違い
| ||||
| お名前 <=サイト内では一つの名前を使って下さい。実名ではないHNをお勧めしています | ||||
| パスワード 初めての方は、この書き込みと同時に、ユーザー名/パスワードが登録されます。必須項目です。半角英数字4-20文字 [安全なパスワードを生成したい場合 パスワードランダム生成サービス(メモ用紙/ファイル必須)] | ||||
| この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい) | ||||
| ※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい | ||||
| ||||
| ルール違反の書き込みでなければ=> |
| 総合 評価/統計/情報 | 簡単投票 | ファン掲示板 | ブログ | 商品 (本/漫画) | 画像/壁紙 |
|---|
| 最近の評価投稿数順/最近の投票数順 | ||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||