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| 文学総合点=平均点x評価数 | 672位/3,067作品中(総合5/偏差値50.91) | 671位<= =>673位 |
| 1967年文学総合点 | 7位/18作品中 | 6位<= =>8位 |
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| 作者:丸山健二 掲載誌:文學界1967年3月号 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1967 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2006/09/18 / 最終変更者:ろぎ / 提案者:ろぎ (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2012/04/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by so us (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7815 ホスト:8151 ブラウザ: 4680 【良い点】 [理解できるか、否か、である。] 【悪い点】 あえて言う。これは氏の記憶を8ミリビデオで撮影したようなもの。映画のマトリックス並。行間の間隔は、著者の五感と記憶が詰まっている。。 2006/09/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ろぎ (表示スキップ) 評価履歴[良い:339(64%) 普通:161(31%) 悪い:27(5%)] / プロバイダ: 26857 ホスト:26886 ブラウザ: 6812 『子どもの領分の向こうに透けて見える感情』(って……意味不明だな。だけど……) を感じさせる名作。 この小説は、読み手を選ぶ。 使い古さ得た言葉だけど、大抵は扱うテーマが取っつきにくかったり、文章に癖が原因で、読み手の好みが分かれる。 丸山健二の「雪間」は、別の意味で読み手を選ぶ。 理解できるか、否か、である。 この小説は、幼い忠夫の半日を描いた物語である。 ただそれだけ。それ以外のことは、何一つ書かれていない。 だけど、その裏に、様々な人たちの様々な感情が透けて見える。 つまり、見える人間と、見えない人間に別れる。 また、この小説は他の小説を批判する。 小説の主人公は同時に、物語を進行役もかねている。 主人公の行動を文章で追うことで、物語の全体をつかむことが出来る。 だけど、現実世界は、一人の人間に視点をあわせたからと言って、全体をつかめる訳ではない。 この小説の主人公・忠夫の視点を追っても、忠夫の言動以外には何も書かれていない。 作者も意図的に、忠夫の言動以外の描写も心理描写もいっさい書いていない。 だけど、雄弁に母親の感情の推移、爺の喪失感を描いている。 不思議な話だ。何一つ描いていない登場人物の感情が透けて見える。 母親は、電話で自分の母親が亡くなったことを知る。お通夜が行われる。悲しみをどうして良いのかわからず、いらだちに変わる。父親の職場に行き、一緒にお通夜に出てくれと言ったが、仕事があると、取り合ってくれない。更にいらだちが募る。 お爺さんは、長年連れ添ったお婆さんを失い、喪失感でぽっかり心に穴が空いてしまった。だから、泣くことも出来ない。お通夜の宴会で、笑い声を聞くと、目を背けたくなる。本来なら、自分もあの中に入らないといけない。だけど、できない。 孫の忠夫がウサギ狩りに生きたいという。家に居たくない、静かな場所に行きたい爺は、忠夫とウサギ狩りに行くことにした。忠夫は、まだ何も解らない。だから、無邪気に居られる。何が起こったのか解らずに、ウサギ狩りに興じている。婆の死を知らない忠夫といると、婆の死を紛らわせることが出来る。 でも、何かの折り、婆の死が頭をよぎる。むりやり、よぎったものを追い払おうと、ウサギを鉈で切った。 何匹か狩り、家に帰った。娘になじられた。こんな日に殺生なんて、お母さんがかわいそう……か。 お前にはわかるものか。辛い気持ちを。 上記の事は、一文字足らず書かれていない。だけど、多くの事を語っている。 「最高!」です。 この評価板に投稿する |
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