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評価分布

[アニメ]ZEGAPAIN - ゼーガペイン -: 推薦を受けた評価(感想/レビュー)


ぜーがぺいん / ZEGAPAIN
アニメ総合点=平均点x評価数234位/3,703作品中(総合103/偏差値61.53) 233位<= =>235位
アニメ平均点(評価10個以上限)673位/2,044作品中(平均1.20=良い/86評価) 672位<= =>674位
2006年アニメ総合点10位/214作品中 9位<= =>11位

直近発売のBray/DVD 2007/03/23 ():ゼーガペイン FILE.09 [DVD] 6,300
Bray/DVD(9)
売上/新着
本/漫画(2)
売上/新着
玩具(1)
売上/新着
音楽(5)
売上/新着
ゲーム(2)
売上/新着
36964
ゼーガペイン FILE.03 [DVD]

6,300
2006/09/22
()
37360
ゼーガペイン FILE.01 [DVD]

5,250
2006/07/28
()
37496
ゼーガペイン FILE.07 [DVD]

6,300
2007/01/26
()
37536
ゼーガペイン FILE.02 [DVD]

6,300
2006/08/25
()
37886
ゼーガペイン FILE.04 [DVD]

6,300
2006/10/27
()
39820
ゼーガペイン FILE.05 [DVD]

6,300
2006/11/24
()
143122
新書:ゼーガペイン 忘却の女王 (朝日ノベルズ)

987
2009/06/19
()
9112
おもちゃ&ホビー:1/72 ゼーガペイン アルティール

3,360
2006/07/16
()
25431
CD:ゼーガペイン オリジナル・サウンドラック(2)

3,045
2006/10/04
()
12311
Video Game:ゼーガペイン XOR

300
2006/07/27
()
評価統計
評価平均良い(1.20 pnt)
評価総合点103.20
アニメ順位(平均点)673位(2,044作品中)
アニメ順位(総合点)234位(3,703作品中)
偏差値(総合点)61.53
最高の中の最高3

人数12332110343
割合14.0%38.4%24.4%11.6%3.5%4.7%3.5%
加算分布14%52.4%76.8%88.4%91.9%96.6%100%
分布要約76.8%11.6%11.7%
自分も評価投稿する
簡単投票
簡単投票の分布
キャラ・設定2.25(とても良い)8
音楽2.25(とても良い)8
ストーリー2.12(とても良い)8
声優・俳優2.00(とても良い)8
映像1.75(とても良い)8
考えさせられた75%6人/8人中
感動75%6人/8人中
熱血50%4人/8人中
悲しい50%4人/8人中
美しい50%4人/8人中
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作品紹介(あらすじ)

快活な水泳少年キョウ。
彼は千葉舞浜近郊の高校に通い、恋愛や友情に忙しい学園生活を過ごす普通の高校生。
しかしある日突然やってきた謎の転校生シズノに導かれるまま、異世界での巨大ロボットとの戦闘に巻き込まれていく。

度重なる戦いをくぐり抜けていくうちに抱かれる数々の疑問。
そして苦悩しながらもキョウは自分や仲間を守るため戦闘に身を投じていく……。

全26話 / 放映局:テレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知 テレビせとうち TVQ九州放送 テレビ北海道 BSジャパン AT-X

-スタッフ-
原作:矢立肇 伊東岳彦
企画:鵜之澤伸 内田健二 川城和実
監督:下田正美
シリーズ構成:関島眞頼
キャラクターデザイン:山下明彦
チーフアニメーター:牧孝雄
デザインディレクター:幡池裕行
日本 開始日:2006/04/06(木) / 終了日:2006/09/28
公式サイト
1. [ZEGAPAIN]ゼーガペイン
2. テレビ東京・あにてれ ゼーガペイン
3. ゼーガペイン|アニメデータ|FlyingDog
オープニング動画 (2個)
キミヘ ムカウ ヒカリ
歌:新居昭乃
詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明 [補記] [ファン登録]
CESTREE
歌:牧野由依
詞:かの香織
作曲:かの香織
編曲:かの香織 [ファン登録]
エンディング動画 (3個)
リトルグッバイリトルグッバイ
歌:ROCKY CHACK
詞:NOE 山下太郎
作曲:NOE 山下太郎
編曲:保刈久明 [ファン登録]
and youand you
歌:ROCKY CHACK
詞:NOE 山下太郎
作曲:NOE 山下太郎
編曲:保刈久明 [ファン登録]
ラストブルー
歌:ROCKY CHACK
詞:NOE 山下太郎 新居昭乃
作曲:NOE 山下太郎
編曲:保刈久明 [ファン登録]
音楽集
1. ゼーガペイン(ぜーがぺいん) の楽曲リスト - 無料試聴!投稿型着
利用状況
日本81,88512286
海外2,15800
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2012/04/14 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: S・N / まっく / DONP / Barnirun / SS / DEE / y.k / 提案者:altema (更新履歴)
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評価限定
全評価好評価悪評価最高とても良い良い普通悪いとても悪い最悪
[推薦数:2] 2010/07/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 1867 ホスト:1513 ブラウザ: 7752
【具体的な作品内容に関しては、既に多く書かれているので触れない。

また、作品自体には殆ど欠点が見受けられないほどの傑作だが、
正当な評価が得られる機会が少ない作品と考えるので、
その要因としての欠点の考察に敢えて文章を裂いてみる。

特に、ざっと一回視聴しただけではこの作品が内包する多くのテーマが理解しきれないほど、作品の密度が濃すぎることが一番の問題点として挙げられる。

【良い点】

■作品のテーマ・キャラや話の展開の熱さを最優先し、
かつ設定やエピソード等、膨大な情報量を破綻無くまとめたバランス
(練りに練られた脚本・構成)

■毎回の引きやEDへのこだわり、印象に残る台詞などの演出

■悲愴な設定からは考えられないほど、悩みながらも明るく前向きなキャラ達・切なくもポジティブなラスト

構成上の問題で、一見浮くように見えるシーンも無くもないが
丁寧にプロットを追っていくと、全編通して、遊びはあっても無駄なシーン(他の要素と連関しない浮いたシーン)が殆ど無いのがわかる。キャラの人間関係・心情も、ある程度は視聴者の想像に委ねられながらも丁寧に描かれている。

序盤は世界観の説明が丁寧にされるのに比べると、後半は展開が早くついていくのが大変だが、
伏線はきちんと回収され、話の情報量からは考えられないくらい、上手くまとまっている。

SFとしての設定に特別目新しい発想があるわけではないが、多くの名作のオマージュとうまく絡めながら
存在や生きるとは何かという哲学的なテーマや
ロボット戦闘物としてはずせない熱い展開(※グラフィックに関しては批判が多いが、脚本としてはロボ戦に関しても優秀)
友情や恋愛を中心とした主人公をとりまく人間関係・それに伴う葛藤など
複合的に非常に多くのテーマを盛り込んだ、全く新しいひとつの物語となっている。

作画については、特にロボ戦や、美人という設定のキャラにしては…などの批判は目にするが、話を追ううえで邪魔になるほど劣ってはいないと思われる。

【悪い点】

■作品の密度が濃すぎて、解説か回ごとの復習が必要なのではないかと思えるほど、前提となる設定の把握に、視聴者側の労力が求められる。
特に後半は一シーンも見逃さないくらいのテンションでついていかないと、話についていけないだろう。

■じっくり読み込むと、主人公・ヒロインはもちろん、各キャラや場面場面が丁寧に作り込まれているのだが、
わかりやすく目を引くキャラ立てや奇抜なほどインパクトがあるようなシーンは少ないので、
全体的に地味に見える向きがあるかもしれない。

初見では設定を把握することに気をとられ、存在や戦うことの意味など、答が二転三転するような深いテーマを示唆しているキャラの台詞・行動などがノイズとして無視される(一貫性のない行動や無駄なテクストとみなされる)恐れがある。

ついノイズ扱いして飛ばし見てしまうような台詞の中にも、設定やテーマに深く関わるエッセンスが散りばめられているため、一回見ただけでは概要しか把握できないのは当然で、深く見るには何回もの視聴を前提とするアニメである。

よく見られる疑問や批判のたいていは、本編を丁寧に見ていくことで自己解決できる。
ただし映像作品であるため、惹かれるものがなければ何度も見直すこと自体が難しく、謎や浮いている箇所が多い作品と思われがちなのも、また事実である。

良い点で挙げたように、この作品は何かひとつ飛び抜けたところがあるわけではなく、
非常に多くのエッセンスを内包し、限界ギリギリまで詰め込んだ絶妙なバランスをこそ評価されるべき作品だと思うので、
理解されないエッセンスが多ければ多いほど、評価が低くなってしまう傾向にある。

当作品はその密度から、一見して真価に到達できるレベルの概要は把握しきれないことを前提としていると思われるので、
多くの人に、理解できない部分は残しながらも「何か惹かれるものがあった・面白かった、また見直したい」と感想が持たれれば狙いとして成功なのだと思うが、
初見では、残念ながらそこまで到達できるほどの理解すら得られない場合が往々にして見受けられる。

設定・テーマ・キャラの心情 のどれか、或いは複数が与えられた情報通りに理解されていないように見受けられるケースが非常に多く、設定が理解できなければキャラの心情は把握できず、キャラの心情が理解できなければテーマが深く届かないため、そうなると心に響かぬ凡作と判断されてしまいがちである。

この作品に欠点があるとすれば、作品としては非常に秀逸でありながら、
昨今の主なアニメ視聴者層・背景(膨大にアニメが提供されるため、アニメは広く浅く消費される傾向にあり、多少物語が破綻していようと、まず分かりやすいインパクトのあるキャラやシーンなどがなければ、往々にして視聴を見限られてしまいがちである)
に対して特に理解され難い性質を持っていたため、
未だ多くの人に、質に見合った評価を得られていない点に尽きると思う。

【総合評価】

メディアとしての問題(作品の意図と実際の視聴者層とのニーズとの乖離・放送時間や企画コンセプト等・広報等含む)は問題点として挙げられるだろうが、

作品としてはクオリティが高く、各スタッフの尋常でないこだわり・愛が随所に滲み出ていて、
頭は使うが最終的には心で感じる、非常に熱い作品。

視聴するたびに新しい発見があり、折に触れてじっくり見返したい作品である。
実際自分も3回、4回と見てようやく気づくことが多く、その度に作品に対する評価が上がっていったので、
惹かれるところのあった方はもちろん、
最後までざっと視聴して凡作だと思う方にこそ、ぜひ機会を見つけてもう一度じっくり見返してほしい。

[推薦数:2] 2006/11/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:147(92%) 普通:7(4%) 悪い:6(4%)] / プロバイダ: 7283 ホスト:7376 ブラウザ: 5234
最後まで面白く見られた作品だった!好きです。

先が最後まで見えなかった。
数個とっぴなもんがあったけれど、細やかな話の運びもエピソードの入れ方もとても好感が持てたし、
毎回一回は「えっ?!」と驚かされるものがありました。
青春エピソードやちょっといいことがあると、その後に倍返しで落とされるのもスリリングでした。
そして女の子達がみんなよかった。リョーコもシズノもミナトも切なかった。
アークもシンさえも。(だからこそ!)シンとリョーコの接触が、とても切なかった・・・。
ミナトが最後に大化けしてて驚きました。
この子がシズノにああいう台詞を言える日が来るとは思わなくて、かけた言葉にぐっと来ました。
名前のまとまり感もよかった。一部の子をのぞいて概ねなにか海や河川に、水に関係するのが暗示的で。
(川口やウシオ、ハヤセにクロシオ、イリエ。オケアヌスもギリシャ神話の河川の神さま達の父神さん。)

戦闘シーンは・・・ゲーム画面みたいだなあ・・・とのんびり見てました・・・。
CMのゲームの宣伝のCGのほうがかっこよかったりしたりして・・・正直そこは期待してなかった。
でも後半終わり間際はかなり善戦してたと思います。
話の面白さだけに注目してました。毎週わくわくして待ちわびた作品でした。
途中なんかむちゃくちゃなこともしてるけど、それで興ざめすることはなかった。入り込めて楽しめました。
素手で殴り合い(笑)とかロケットパンチとか。
お祭りの回でのEDがとても印象に残っています。司令よかった。

ただルーシェンのキスシーンと初期のビルの壁に穴空けてメッセージは「えー」と面食らったので、そこだけマイナスです。
(ルーシェンのは、EDの「キスしてグッバイ」にひっかけたのかなとも思いつつ・・・。
そういう方向への興味は求めてない作品だったので、正直ひきました。親愛の情を表したかったんだろうけど
(性的なものが含まれてたとは思えない)ハグどまりでよかった。キャラは一気に立ったと思いますが。)

最終話、あのおなかの中にはシズノ先輩が居たのでは、と、つぶやいてみます。
実体データを確実に作れる方法のひとつとして。みんなが幸せになれる方法として。(家族になってしまえ)
毎週楽しみにしていて、期待した分楽しませてくれた良いアニメでした。

[推薦数:1] 2011/03/25 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:120(57%) 普通:44(21%) 悪い:45(22%)] / プロバイダ: 24824 ホスト:24752 ブラウザ: 12325
【良い点】
マトリックスを代表とするような設定を踏襲してはいるものの、素材の捌き方は上手い。ありがちの視点とはいえ上手い具合に掘り下げられている。

データで作られた空間、操作された日常、繰り返す時間。そんな世界の中でセレブラントとして覚醒することは一種の自我の覚醒に似ている。作中でも触れたバークリーの哲学やコギト・エルゴ・サムに近しい。そこらへんや空即是色といった般若信教の引用も良い。

例え繰り返すだけの空しい時間の中でも、ただ幻体として生きるだけでも命を擦り減らすような過酷な時間でも、日々生きていく中で消されたくない想いをしっかり胸に抱いて戦う。そうすることで命を全うし、痛みから自分が生きている事を実感する。しかしこれは決して戦いという形のみの事ではない。シズノのように、愛される事や仲間である事ででAIからちゃんとした自我を見出した者もいる。痛みを恐れず、自分の想いのままに生きていけば、いつしかちゃんとした自分がそこに存在している。この理屈は特殊な世界でなくても、リアルにおいても通用する生き方だろう。

こう見えて意外と熱い形でメッセージを伝える作品だ。自我という存在をやたら小難しい形で伝えたり、繊細すぎる形で伝える作品が多い中これだけの熱さを持っている作品は珍しいのではないだろうか?

OP映像や音楽の使い方は素晴らしい。舞浜の明るく、さわやかな描写がよく映えている。

【悪い点】
まず展開のさせ方がイマイチ。基本的に頭から終わりまでキョウが中心であり、あの世界の設定を一つずつ発見して葛藤していくという形が良くない。2クールの尺の中で最終決戦直前まで幻体である事について悩ませ続けるのは少し長すぎる。それにキョウ中心で描写されている為に周囲の人間の掘り下げがイマイチ弱い。リョウコやシズノこそはヒロインだから映えてはいたが、シマ等、興味深い人物がいながらもあくまでキョウを見守るスタンスであった為かどうにも掘り下げが足りなく感じた。

致命的なのはガルズオルムの存在の弱さだ。いやまず基本的なキョウの葛藤にガルズオルムが余り関わらないのが最大の欠点だが、それ以前にガルズオルムの存在の掘り下げ自体弱い。ナーガで目的こそ明らかになったが彼らの云う進化や彼らのキョウの否定の仕方がイマイチ。あれでは少々ありきたりすぎる。
だがガルズオルムは非常にいい素材だった。アビスやシンの進化(機械のみの音声から自分の声を持ち、また明確な感情を示すようになった)は一種の覚醒。通常の幻体からセレブラントになるプロセスに似ている。元々製作陣はアビスやシンの立場から自我への覚醒を描きたかったのではないだろうか?だから最後にアビスはキョウを倒す事に執着し、シンはリョウコに友情を感じていた。しかし弱い。弱すぎる。そういうシーンを出しておけばいい、というものじゃない。あんな中途半端にやるくらいなら非情な復元体として最後まで扱っておくべきだった。あの中途半端さのせいでイマイチ感情移入がしきれない。

本当にいい素材を作れていたのに、結局掘り下げ切れなかった。観点が良かっただけに惜しいポイントではある。

【総合評価】
個人的には気に入った点も多いし、作品のスタンス自体は悪くない。洗練された作風とは裏腹にこれだけハードな内面を持っているのが新鮮だった。

それだけに描写不足の為に化け切れなかった点が残念。ちょいと辛めに評価しておく。
[共感]
2011/03/26 覚醒・実存とは何か?とこの宇宙の存在さえも問う世界観だけで圧倒されたのですが、確かに覚醒と言う点も面白いです。悪い点も納得できます by 名もなき詩人

[推薦数:1] 2008/05/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(56%) 普通:10(14%) 悪い:21(30%)] / プロバイダ: 10245 ホスト:10185 ブラウザ: 6395
作品の魅力に知名度が反比例してしまっていると感じる名作の一つ。

CGを駆使しまくったメカの戦闘シーンが正直イマイチだけど、それが全く気にならないくらいに青春ドラマや
奇抜な世界観が魅力にあふれていた。先読み不可能なシナリオ運びも見事。
序盤は不可解なデジャヴに謎の転校生、謎のメッセージの出現など、虚構世界〜現実世界のSF的な惑わし方が
巧み。中盤からは、天国から地獄へ一気に突き落とすような衝撃的展開が多い。幼馴染との純愛、クラブ仲間との
和解と友情、その他、痛快な新展開の数々で救いがもたらされたかと思えば、残酷なまでの真相が続々と明かされて
いき、何度も絶望に打ちひしがれる。

仲間や教師達との思い出が一時の儚い幻であることを思うと何とも切ない。努力や経験の成果の全てが何度も
台無しにされても前向きでいられるほど人間は強くは無い。しかし、例え幻の出来事であり、いずれはリセットされる
世界だったとしても、経験した想いや痛みは本物だったはず。そういった単純な事実を精神的支えにして主人公達
セレブラントは悲壮な闘いを続けていく。熱血主人公とポジティブシンキングなヒロインがお互い励ましあい、
量子データ化された仲間達を守る為に奮起する姿が痛々しい。視聴後に振り返ってみて、キャッチコピーの
『消されるな、この想い』『忘れるな、我が痛み』が如何に重みのあるメッセージだったかを痛感する。

[推薦数:1] 2008/04/20 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:166(69%) 普通:4(2%) 悪い:69(29%)] / プロバイダ: 9702 ホスト:9807 ブラウザ: 8090
序盤数話までの喪失感の演出は秀逸。
(第何話だったか、主人公がマンションのベランダ手すりに頭をもたげ、夜空を虚ろに見つめてエンディングテーマへという引きがあって、とても良かったと記憶している)

中盤以降の展開も、己が存在の希薄さの自覚、そのなかでの戦う意義・守るべき日常の模索、たった1回こっきりの分の悪い反攻作戦と、B級SFロボットアニメとしては上等な流れで進行する。
主役ロボットのあまりの芸のないCG描写を除いてはまずまずだったと思う。
伝説の「良い棒」こと花澤香菜さん(今やすっかり私もファンである)の素の女子高生演技は最高だったし、各サブキャラも魅力的だった。

ただ他のレビュアーさんも指摘されていたように、主人公のアイデンティティがザコキャラのそれであるのは如何ともし難い。単純馬鹿である。頭もいいし、一応哲学的思索もするのだが、結局単純馬鹿なのである。物語冒頭で味方の撤退時間を稼ぐため、敵を引きつけ一度死ぬまでのキャラがストイックで格好良すぎるために余計にそう感じる。

一番の問題は、終盤の締めの緩さから「惜しい」作品になってしまったこと。
ライバルが急にへなちょこになり、存在のあり方の変化(実存化)への過程・表現も妙に軽い感じで、盛り上がりに欠けるものとしてしまった。
ただ、少し気の抜けた感じではあるもののエピローグの後味は悪くなかった。

総体的に「実に惜しい」作品。
しかし、SFファンとして序盤が非常に楽しめたことと。
「良い棒」こと花澤香菜さんの出世作となったこと。
OPテーマ、EDテーマが作品(特に序盤)の雰囲気にマッチしていて実に良かった(とくにEDの「リトルグッバイ」はストーリーに見事にシンクロしていて最高である。シングルも買ってしまった)こと。
以上3点に大幅加点して「とても良い」に近い「良い」と評価させていただく。

[推薦数:1] 2007/11/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:494(42%) 普通:284(24%) 悪い:396(34%)] / プロバイダ: 32078 ホスト:32066 ブラウザ: 5234
前回評価が乱暴すぎたのでちょっと訂正と考察。
ここしばらくのアニメの中では、素晴らしく気に入った。
マニアック過ぎる点と、説明不足は気になるが、若い層には
是非見て欲しい作品。視聴者側が考察しないと苦しい部分は多いが、
久々にその努力をする気にさせる良作。
ネタバレ気味なので、未視聴の方は済んでからどうぞ。

【良い点】
設定だけは漏れ聞こえていたので、「マトリックス」だと思ったら
「キャッチワールド」 +「ソフィーの世界」だった驚き。
ロボアニメで、こんなに硬派なSFと哲学が堪能できるなんて素晴らしい。
とことん暗い展開で、シンジ君でなくても大抵心が折れてしまいそうだが、
明るく熱血漢の主人公がドラマを陰惨にしないのも良い。脇キャラ達も
言動が一貫しており、登場人物達は存在感がある。
最終作戦前の驚愕の伏兵、黒潮(くろしお)先輩の言動は、嫌う人も多そうだが、
彼の苦労と悩みが滲み出てかなりの納得感。
また、多数話に渡って展開する決戦の流れは盛り上がる。ちょっとご都合主義
が多いのが難点だが。

【悪い点】
説明不足が多く、視聴者側の好意的な補完が多々必要。その手の
ネタ慣れしていれば気にならないが、ちょっと作り手の志向がマニア
過ぎないか?「あれ」はどーなったの?と思うポイントも多発。

【総合評価】
「とても良い+」。過去作品ネタの転用だらけだが、きちんと一体感の
ある世界と、実在感のある登場人物達を描いた点で好感。しかもSFロボ物で。
惜しむらくは、主人公の熱血が前面に出た結果、最終章で敵、ナーガの語る
哲学に対する主人公のアンチテーゼを、熱血で誤魔化したように誤解される
可能性が高い。終盤が、詰め込み+説明的なので実に勿体無い。
ここがきちんと理論で、納得感ある形で見せてくれればなぁ・・・。
その辺が弱いので、ネタと展開の過激さに比べ、大人しい印象の作品に留まって
しまったような。だが、考察で補完する気になるパワーを持った作品。
「アニメ版ソフィーの世界」とも、「熱血エヴァンゲリオン(ちゃんと完結するし、
劇場版でお茶を濁さない)」とも言える作風は、過去のナンチャッテSFアニメ
とは一線を画している。

考察、と言うか妄想と言うか。個人的に説明不足・気にかかる、と
思った点など
・セレブアイコンの色
半覚醒していた連中と、ブリッジ要員の3人が赤色
充分電子世界に干渉しているようなので、ガンナー又はウイザードの
力量に達しない、あるいはデータ欠損(ブリッジ3人)があるんだろう
蛇足ながらメイベル4つは彼女もウイッチ?
・シンとアビスの言う「光無き者」の「光」って?
「光無き者は未来を持たない」と言っているので、光=未来・希望ではない。
シン・アビスは生命=光=肉体、と捉えていたのだろう。即ちキョウの
生命の定義と真っ向から対立していたのだ。
もっと言えば、シマのオリジナルも唱えた「色即是空、空即是色」に
託される変化流転こそ世界と生命の本質、死があってこその生、という
考え方からすれば、アビス喪失を本能的に恐れていたシンや、スペア
ボディとシンを失ったアビスに感情が芽生えた事から、本当は「復元者」
にも魂が生じ、理解共存できた可能性があった。アビスとキョウは
最終的に最も悲しい形で互いを理解し合った訳だが。
・最終作戦って強引過ぎない?
フツー成功の可能性は限りなくゼロ。だが、シマの限界が近づいて
いたためやむを得なかった。シマが死ねば武器開発やジフェイタス内の
案内は絶望的で、最終的な人類の勝ち目は無くなる。ガルズ=オルムの
サバト作戦と時期が ほぼ一致したのは偶然、と言うか両軍相克の結果。
・ルーシェンはゲイ?
可能性はゼロではないが、感極まった故の行動と理解。ルーシェンは
生きて帰れるとは思っていなかったのだろう。個人的にはあの描写には
納得できないが・・・
・ナーガの「無痛覚者」と「無限進化論」
無痛覚者であったナーガは自分自身の痛みと同時に「他者の痛み」と
それに対する共感能力を持っていなかった。無限進化論に執着し、
オルムウイルスまで使って人類をデータ化しようとしたのは、自己と
人類の「幸福」を本当の意味で理解していなかった。シマの夢でシマ
オリジナル?が語る通り、ナーガは人類の存在意義は「遺伝子の運搬と
進化・尖鋭化」にある、と結論付けた。なおかつ、それによって発生する
他者の痛みには無関心、というかその存在すらきちんと理解できなかった。
・最終決戦でのパイロット面々のダメージは甚大では?
それまでの描写を見ていると瀕死かロストっぽいが、シマオリジナルの
作った幻体復元プログラムが優秀だった(ちょっとご都合っぽいが)。
一応ミナトが水着で損傷していたはずの「生足」姿を披露するのはその
暗示で芸が細かい、と解釈し勝手に感心。
・最終回エピローグは?
無理に考察する必要は無いが声優同一なので、やはり了子と考えるのが
自然かな。どこぞで子供はシズノでは?とも聞いたが、流れから考えると
名前は「シン」じゃないのかな。勿論シンのオリジナルとは全く関係ないが。
[共感]
2007/11/14 本作の未熟な点を承知しつつもSF者としてとっても愛ある分析の出来ているコメントですね、流石。 by スペ9

[推薦数:1] 2006/10/07 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:273(74%) 普通:65(18%) 悪い:32(9%)] / プロバイダ: 40935 ホスト:41100 ブラウザ: 3650
ロボットアニメなのに、戦闘よりドラマの方が見所がある作品でした。
じっくりとドラマを楽しみたい人にはオススメな一方で、単純に迫力ある戦闘が見たい人にはオススメできないです。

世界観の設定は、本編を見たら誰もが思い浮かべるでしょうが、マトリックスと非常に良く似ています。
「学校生活を満喫している世界が実は作り物で、真実には世界はすでに滅んでいる」という感じで、
この部分はマトリックスそのまんまなんですが、量子サーバーの設定はオリジナリティを感じます。
「同じ5ヶ月の時を繰り返す」という設定は非常に新鮮で面白いと思います。

ストーリーは結構救いのないエピソードが多く、かなり暗いトーンで話が進みますが、
キョウの体育会系のノリや、守凪、雫乃との関係などがいい感じに話に緩急をつけてくれています。
それに、最後にはちゃんと救いのある話で締めくくったのは非常に良かったと思います。
ドラマに関しては、当初の予想を上回る結果を残しているといってよいと思います。

しかし、戦闘の方は結局、初回の悪いイメージを払拭するにはいたりませんでした。
とにかく動きが非常にもっさりしており、特に序盤はメカの動きも乏しいため、ほとんど紙芝居状態です。
創聖のアクエリオンと比較すると、ゼーガペインの戦闘は悲しいまでに迫力不足です。
中盤以降、多少は動きにスピード感が出てきて、序盤よりは動くようになりましたが、それでもまだ不十分でした。

それで結果として、守凪に妙にエロい台詞をいわせたり、ルーシェンの性格を変な方に持っていったりして、
人気稼ぎをしなくてはいけなくなってるし、その辺は見ていてちょっと痛々しかったです。
守凪の声を担当してた人は、変な台詞ばっかいわされて本当に気の毒としかいいようがないですし…。
戦闘の完成度の低さがいろんな面に影響してしまった気がして、非常に惜しい作品だと思います。

[推薦数:1] 2006/10/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:395(78%) 普通:109(21%) 悪い:5(1%)] / プロバイダ: 17574 ホスト:17513 ブラウザ: 3646
ゼーガペインの半分はカミナギで出来ています。実際に機体に取り込まれたってのもありますけど、カミナギの描き方には常に気合が感じられた。朝、ベッドから起きてカーテンを開ける。窓から差し込む光で、体の線が服の上からうっすらと見えるシーン・・・最高です。健康的で健全でエロい。

人類滅亡済みというとんでもない設定。僅かに生き残った人がとか、どこかに体が保存されているとかいう設定を使わず、全ての人が量子データで記録されているだけというのも、非常に徹底して洗練されていると思う。そして量子コンピューターの中で延々と五ヶ月のシミュレートを繰り返すだけの「現実」。
この世界の仕組みが暴かれていく過程を、主人公とヒロインの思春期の戸惑いを通じて描く「青春グラフィティ」の部分がとても美しかったと思う。世界が広がっていく事への不安と、世界が閉塞していると感じる不満の間で揺れる心。
ロボット物なのに、ロボットが出てこないシーンの方が遥かに内容が濃い。むしろ、その路線のみで物語が成り立つのではないかとも思った。「森羅万象(ありとあらゆるもの)とガチンコで触れ合う」というセリフ(良い言葉だと思う)を、青春グラフィティの中で導き出すのは難しいかもしれないけど。
そして水泳部の再生と同時に世界の仕組みが暴露され、ループを繰り返す世界が残酷に現出する。難を言えば、カミナギの映画がもっと生かされて欲しかった。

そして「現実」とは何なのかに関する考察を経て、その「現実」を選択するためのラストバトルへ突入。「現実」に関する考察も、非常に真面目にやっていた。哲学を通って宗教(般若心経)にまで言及したのはその賜物だと思う。ただ熱血を語らせるのではないのがイイ。
ラストバトルもちゃんとカタルシスを与えてくれたし、ラストも綺麗なハッピーエンドなのに嫌味やご都合主義を感じさせなかった。何か、なるべくしてなったという感じ。

基本的にキャラで作品を見ないのですが、この作品のヒロインは良かった。心情が自然に描写されていて、分かりやすいのにそれが鼻につかない。単に主人公の相手役というだけではなく、ちゃんと物語の中でそのキャラが語り語られていた。主人公以上に丁寧な描写がなされていたのではないだろうか。近年まれに見る、充実した描写だった。
カミナギのたどたどしい感じのしゃべりもいい雰囲気を出していたし(泣きのシーンは少々難ありだが)、シズノ先輩の一歩引いた感覚もイイ。「キョウちゃん」というカミナギの鼻にかかったような声に、「キョウ・・・」というシズノ先輩が不意に女の声を出す瞬間。どちらも捨てがたい。
最終回でグッとシズノ先輩をクローズアップさせる事でヒロインが並び立つ状態になったが(最終回でそうするのは珍しいのでは?)、主人公がフラフラしたタイプの男でないから、この微妙な三角関係もイヤな雰囲気をもたらさなかったのだと思う。主人公の不器用な感じの声も悪くないと思った。

ラストに出てきたキョウの家族(妹はサービスカットだろう)は修復された幻体データだとしても、それを見ていたの誰なのだろう? あのシーンはセリフ通りに夢?
そしてラストシーン。あれはリザレクションシステムが完全稼動して、全ての人が現実世界に復元されたあと、カミナギがお腹の子に語りかけるという解釈でいいのだろうか? 瑣末な問題なんですけど、少し気になった。
瑣末ついでにもう一つ、ルーシェンのキスシーンは不要だと思う。

OP・EDでの気の配り方も細やかで、非常に良い作品でした。久々に終わってしまって残念(ダラダラ続けろという意味ではなく)と思えた作品。文句なしに「とても良い」です。
でもやっぱ、カミナギが良かった。
[共感]
2010/07/12 「ゼーガペインの半分はカミナギで出来ている」には大いに同意します。あの初々しさ・拙さがこの作品のカラーを決めたと思います。 by まっく

[推薦数:1] 2006/09/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:642(74%) 普通:121(14%) 悪い:102(12%)] / プロバイダ: 19044 ホスト:18840 ブラウザ: 5623
あり方としてSFアニメ足りえたが終盤に設定面がざるになってしまって「SFアニメ」と言うには
ちと御幣が出てきてしまったのが残念(設定にアラが無ければSFだ、と言ってる訳では無い念のた
め)。以下最終回に関してネタバレを含みます。

例えば、量子データである幻体が「記憶を失う」と言うことはデータの損失を意味するのだからひょっ
こり記憶が戻るなんて事は有り得んだろう。他には、せっかく美味しい設定ぶったのに未消化なシチュ
エーションがかなり散見。以下順に指摘してみる。
乗っ取られたオケアノスのAIたち、オチが無いのだ。ここは上手く使えば泣かせ所だったと思うのだ
が。もっとも「SFとしてのAIをドライに扱った」と言えなくも無いが。
シマ司令とオリジナル、ミナトの絡め方。ココも泣かせ所だったと思うが。
エンディングの後のエピローグ、カミナギの幻体復帰後が見せられたのにシズノのそれが無い。これは
片手落ちだろう。人工の幻体であるシズノの実体化は、エンディング前でも語られた様に皮肉にも劇中
人類が受けた苦難から得た「実」だったのだから、カミナギ以上に見せるべきだったはずだ。
オケアノス以外の幻体側勢力の描写が皆無、あんた誰?

などなど。

ただし、中盤以降の、セレブラントの孤独(二学期手前のリセット)や虚無感、カミナギの使い方、最終話
のシズノのモノローグ「生身の人間がゼーガの操縦桿を握る云々」のセンスの良さなど、SFとしての
素性のよさは十分買える。正統サンライズ作品から大きく外れた意欲作だったと言えるだろう(作画レベル
も、正統サンライズ作品のレベルを大きく下回っていたが(笑))。

実は私の予想ラストは、舞浜サーバーの人々が実体化したときには、キョウは既に死んでたり死に際だったり、
老人だったりするんじゃぁ、だった。SF者としてはそのインパクト(SFを狙うなら、とうぜんこんな
オチでしょ !? )に物凄く惹かれるんだが、同時にぬるぬる軟弱な私はカミナギが幸せそうなラスト
にあっさり洗脳されてしまった。こうなるとやっぱりシズノの顛末が気になるなぁ(と、言うより心配)。

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