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ヴァンパイア騎士


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読み仮名: うぁんぱいあないと / 英語タイトル: Vampire Knight
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漫画:ヴァンパイア騎士

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2008/07/02 悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by ガンマ線 評価履歴[良い:55(48%) 普通:19(17%) 悪い:40(35%)] / プロバイダー: 28915 ホスト:28750 ブラウザー: 4926
なんという思わせぶり。

4話を観た際、黒主優姫、錐生零、玖蘭枢の3人による愛憎劇の始まりかと思って大いに期待したのだが、肩透かしを食らい続けた。
そのうち12話まで結局何も無いまま終わってしまった。
そう、本当に何もないまま終わったのだ。

強いて言えば緋桜閑が亡くなったことだけはイベントらしいイベントだったと言えるのだが、こちらからするとそもそも物語後半でぽっと出てきたキャラなので、消えようが消えまいがさほど重要ではない。
また、閑が亡くなったことによる錐生壱縷への影響や、枢から血を与えられた零のその後等、彼らにとっては重要な転機であるはずの部分すらも描かれることはなかった。
正直、せめてもう少しキリの良い所で終わってくれたら視聴感も良かったものを・・・と思わざるを得ない終わり方であった。

また、ストーリー以外にも惜しい部分がかなり多く見受けられた。
まず理事長のキャラ。はっきり言って浮いている。
原作からしてそうだからなのかは知らないが、彼だけがふざけた描写になるシーンが多すぎる。
極端な言い方をすると、彼が作品の雰囲気を台無しにしてると感じるくらいに邪魔。

仮にも運命に立ち向かうという使命を背負った人達のヒューマンドラマを描くつもりなら、登場人物達にはとことんシリアスに描かないと、伝わるものも伝わらない。
少なくとも重過ぎて辛くなってくる程キツい物語ではないのだし、どういうカラーの作品にしたいかちょっと考えれば自ずと方向性は決まるように思うのだが・・・。

また、これまた度し難いのが登場人物の多さだ。
後半になってさあ盛り上がるんだろうなと思った矢先、出るわ出るわの新キャラ軍団。
これまた原作の関係なのかも知れないが、いくらなんでも無計画過ぎる。
たくさん出過ぎた結果として、誰のエピソードも何一つまともに描かれない――贔屓目に見ても壱縷と閑の件だけなんとかという感じで、どれもこれもなんら心に残ることがない有様となっている。

とりあえず続編があるのでそちらに望みを託したいが、こんな風に作品全体の雰囲気やストーリー構成のバランス感覚を欠いたままでは、全く以って期待できそうに無く、またしても『やたら思わせぶりな作品だった』という印象しか残せないという寂しい顛末になりそうだ。

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