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[アニメ]時をかける少女: 推薦を受けた評価(感想/レビュー)


ときをかけるしょうじょ / The Girl Who Leapt Through Time (Toki o Kakeru Shoujo)
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:時をかける少女(ツガノ ガク版) / 文学:時をかける少女 / ドラマ:時をかける少女 / 日本映画:時をかける少女
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2006年アニメ総合点4位/214作品中 3位<= =>5位

直近発売のBray/DVD 2008/07/25 ():時をかける少女 [Blu-ray] 6,930
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評価統計
評価平均良い(1.45 pnt)
評価総合点213.15
アニメ順位(平均点)434位(2,044作品中)
アニメ順位(総合点)68位(3,703作品中)
偏差値(総合点)76.88
最高の中の最高2

人数38532614637
割合25.9%36.1%17.7%9.5%4.1%2.0%4.8%
加算分布25.9%62%79.7%89.2%93.3%95.3%100%
分布要約79.7%9.5%10.9%
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簡単投票の分布
映像2.00(とても良い)17
ストーリー1.53(とても良い)17
キャラ・設定1.35(良い)17
音楽1.18(良い)17
声優・俳優0.88(良い)17
友情71%12人/17人中
面白い65%11人/17人中
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作品紹介(あらすじ)

ごく普通の高校2年生紺野真琴は、ある日突然時間を跳び越える「タイムリープ」の能力を身に付けた。
妹に食べられた大好物のプリンを家に先回りして食べたり、抜き打ちテストで満点を取ったりと、
力を使いながらクラスメイトで遊び友達の千昭と功介とともに変わらぬ日常を過ごしていた真琴だったが、
ある日功介が後輩の女生徒に告白された事をキッカケにその日常にも変化が訪れ始める。
突然千昭に告白され、タイムリープでそれを「無かった事」にしてしまった真琴は
その日から次々とトラブルに巻き込まれ、やがて衝撃の秘密を知る事になる…。

幾度も映像化された筒井康隆原作の小説の続編として制作され、異例の大ヒットを記録した劇場アニメ作品。

カラー・ビスタサイズ・98分 配給:角川ヘラルド映画株式会社 製作:角川書店
制作:マッドハウス 監督:細田守 原作:筒井康隆(発行:角川文庫) 脚本:奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行 作画監督:青山浩行 久保田誓 石浜真史
美術監督:山本二三 久保田誓 石浜真史 音楽:吉田潔 ピアノ演奏:美野春樹

■主題歌「ガーネット」 ■挿入歌「変わらないもの」
作詞・作曲・歌:奥華子 編曲:佐藤準

●声の出演
紺野真琴:仲里依紗 間宮千昭:石田卓也 津田功介:板倉光隆
日本 開始日:2006/07/15(土)
公式サイト
1. 時をかける少女
オープニング動画 (1個)
ガーネットガーネット
歌:
奥華子 詞:奥華子 作曲:奥華子 編曲:佐藤準 [ファン登録]
利用状況
日本110,335159147
海外2,22700
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2010/08/28 / 最終変更者:ウィングゼロ / その他更新者: 管理人さん / kunku / 曲がり角のアイツ / スペ9 / 提案者:SS (更新履歴)
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[推薦数:5] 2011/01/21 悪いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:24(73%) 普通:3(9%) 悪い:6(18%)] / プロバイダ: 5751 ホスト:5815 ブラウザ: 11756
自分は原作は読んだことないし、他の人みたいにSFがどうとか、キャスティングがどうとか、ストーリー性がどうとかは気にしませんでした。高校生の恋愛を描いた作品ならそれでいいと思います。が、それよりももっと許せないことがあるので書きます。それはあのいじめのシーンです。真琴が過去に自分が失敗した天ぷらの調理の事故の責任を何も悪くない同級生の男子になすりつけて、自分は万々歳。しかし、その生徒はそのせいで他の生徒にいじめられてしまい、その後錯乱して暴れて、それでまた女の子が傷ついてしまいました。真琴はそれを見てやばいと思っていたようなので、二人に謝るのかと思いました。ところが真琴は女の子何とかすると言ったものの、男子生徒にはまるで謝らず、それどころか傷ついた女の子ばかりクローズアップされ、男子生徒はあたかも悪者みたいに扱われ、その後一切登場しませんでした。そして真琴はその後もまたタイムリープを使って失敗を直し、青春を謳歌してました。これには言葉が出ませんでした。これを見て僕は

「作品として評価する価値も無いな。」と、思いました。

これは良い悪い以前の問題です。いじめを描いておきながら、その原因である主人公が何のお咎めも無しだなんて言語道断です。公開当時のキネマ旬報のインタビューで細田守監督が「今の若い子たちをちゃんと肯定してあげたい。」と言ってました。確かにその考えには賛成です。ですが、こんないじめまで肯定するつもりですか!?それとも何も考えないであのシーンをいれたんですか!?だとしたら作り手として、いや、人間として最低ですね。それなのにこの作品は公開されるや否や、たちまち高い評価受けて大ヒット作となりました。この作品は「ゲド戦記」と「ブレイブストーリー」というともに大きな期待を込められたに作品と同時期に公開されました。しかし、他のに作品は悪評だらけでその中で本作だけがずば抜けて高い評価だったのです。僕はこんな評価もできない作品より、他の二作の方がまだましだと思うのですが。このいじめのシーンについて指摘する人は誰もいませんでした。このサイトでも好評、不評どちらの人もこの点を指摘する人はいませんでした。どうやら社会的に最低だったのはこのシーンを肯定できなかった僕の方だったようです。私達はいつもいじめを否定しておきながら、いざ主人公がいじめに関わる作品を観れば素晴らしいと褒め称えている。これだから、いじめはなくならないんですね。作り手も、受け手もいじめについて何も考えて無いんですね。あ、そういうことに気付かせるためにこの作品はあるんですね。だとしたら社会的にすごく貢献した反面教師です。ありがとうございました。

削除されるかも知れませんが、この問題について少しでも考えて欲しいです。上記のように評価する価値も無いのでコメントだけにします。最後に、ウルトラマンのイデ隊員の言葉を借りてこう言います。

「偽善者は何時もこうだ。文句だけは美しいけれど。」
[共感]
2011/02/12 自分の評価を投稿する前にこのコメントに出会えてよかった…。見落としていた場面の重要性に気づかせてもらいました by 白うに

[推薦数:4] 2009/08/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(45%) 普通:9(18%) 悪い:19(37%)] / プロバイダ: 22368 ホスト:22145 ブラウザ: 7353
本作は、二律背反した要素を程良く絡ませた作品だと思う。
作品から出てくる雰囲気は、「友達とのじゃれ合い」、「ある種の繰り返しへの憧れ」、
「学生故のモラトリアム」、「清潔感に満ちた背景」、「平和なクラス」、
「男性二人・女性一人の変わった交友関係」、「偶然で手に入れた凄い物」…
どうしても大部分を手に入れることのできなかった
私たちにはある種の情景が目に浮かぶだろう。

しかし、やはり裏はあった。
主人公が手に入れてしまった「凄い物」によるささやかな「幸せ」を掴み取った時、
「しっぱ〜い」では済まされないような大事件が次々に起こる。
片方の男性からの告白に戸惑い、なかったことにしてしまう。
主人公が避けた失敗を他人に着せてしまい、他人は生贄となってしまった。
ある少女の恋愛を成就させようとするも、失敗の連続。
きっかけができたと喜んでいたら、「凄い物」は期限付きであることを知る…
最後の力を使ってしまった時、少女と少年が危機に陥る。
そこで知ってしまった、片方の男性の真実。
そして片方の男性から(偶発的に)もらった最後の力で
主人公は自分の責任に真っ向から立ち向かっていく。

よく読むと「魔法少女」のジャンルに出てきそうな
「失敗と成功の繰り返し」のシークエンス。
しかし、本作ではそのようなケレン味は極力排除し、
現実的に、少しばかりの生々しさを挿入し、描写される。
この方法は正しくプラスに働いていた。
わかりやすいハッタリの利いたビジュアル、
その要素だと明らかに判明しているガジェットを
排除したからこそ、「失敗」した時の不安・焦燥感が生き、
「成功」へと変えるための勇気・気合いがより描写されたと思う。

確かにタイムパラドックスに詳しい方には「?」でいっぱいの描写が多いかもしれない。
それを「脚本の穴」と叩くのは簡単である。
しかし、それを差し引いても、「戻れない現実」、「制限のある凄い力」、「それらに抗う主人公」、
「三角関係の微妙なバランス」、「恋の始まり」をこんなに清潔に、純真に描いた制作陣には頭が下がる。

以上の理由により、「最高!」よりの「とても良い」を贈呈したい。
[共感]
2010/10/08 それを差し引いても/抜群のストーリーと思っていたのに唯一あった引っかかりSF物としてはどうか?確かに、差し引いてしまえば良いですね。 by 名もなき詩人

[推薦数:2] 2009/08/11 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1259(50%) 普通:631(25%) 悪い:631(25%)] / プロバイダ: 6531 ホスト:6351 ブラウザ: 10315
【良い点】
主人公・真琴のキャラクター。
色気ゼロで男子二人と友達として賑やかにつきあっている。

でも、それは恋愛関係に踏み込む事への恐れへの裏返しで・・・、という形で
ストーリーは何気ない日常から徐々に物語の核心にせまっていくという
SF要素もさして派手なものでは無いのに視聴者のテンションを少しずつ上げていく脚本も旨い。
超能力を突然、持ってしまった10代が調子に乗って・・・なんていうと
「幻魔大戦」など思い出すけど、あれは中盤以降はストーリーゼロのバトルモノだった・・・。
(そして、あれも角川だった)
力に頼りすぎた自分を戒め前に進めたヒロインに幸あれ。

【悪い点】
声優の演技がちょっと下手かなぁ・・・。

【総合評価】
原作小説やコミックはチラ見程度、昔の実写映画はCMソングぐらいしか知らないし
まして少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」に至っては・・・(笑。
と思ったら当時の主人公は本作の叔母さんなんですね。
どうりでアッサリ真琴の話を信じたり的確な助言をしたりするわけです。
この辺は旧作ファンならニヤリとし、知らない人なら受け流せる程度に匙加減が効いてます。
原作へのリスペクトを持ちながら自分たちの仕事をしたスタッフに敬意を払い「とても良い」よりの「最高」で。

[推薦数:2] 2009/04/26 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:21(46%) 普通:7(15%) 悪い:18(39%)] / プロバイダ: 18954 ホスト:18939 ブラウザ: 9023
誰しもが当てはまる、学生時代の一夏を舞台としたこの作品は
まさに青春そのものという内容で、視聴後は不思議な清涼感が
渇いた喉を潤すポカリのように自分の心と体に沁みわたるのが解りました。
評価は勿論「最高!」です。自分は心の何処かでこういう作品に飢えていたのかもしれません。
今作に感じた、その特有の清涼感とは透明感のある色彩と、澄み渡る青空に代表される背景、
そしてなにより、細田監督のコンテ演出や独特のキャラクター造形から感じ取れたものです。
以下ではこの天才と称される細田監督の演出技巧に対して、ちょっと生意気な私見を書かせてもらいます。

細田作品に共通する特徴は、徹底的に簡略化したキャラクターを
(耳の穴が消えている、遠距離になると口以外の顔のパーツが無いのっぺらぼうのようになる等)
「写実に基づく精密な挙動」と、「非現実的な程に誇張したアニメ的な動作」
という相反する「動き」をグチャグチャに混然して動かすという演出方法だと思います。

キャラクターの走りを例に挙げて説明すると、この作品では一部の例外を除くほぼ全ての走るシーンで、
主人公の真琴の腕の動きが全く安定していません。
走る時に一定のリズムで機械的に前後させる事が無い実写のような繊細な動きと、
場合によっては瞬間的に1・5倍近い長さに伸びたりもする
アニメ的な誇張が混ざり合う真琴の腕なのですが、この可笑しい位に誇張したり
目を見張るほど丁寧に描写される腕の動きが、簡略化したキャラと絶妙に絡み合い自然体で現実的な質感を醸し出して、
現実の走り方に限りなく近く見えてくるという妙が生まれてると思いました。
他にも、驚くと滅茶苦茶でかく開く口、落下物が頭に直撃するとまん丸白眼になる顔等、
この監督は、写実演出にアニメ動きを突然組み込む天才的な妙技があります。
極端に簡略化されたキャラクターの造形も細かくキャラクターを書き込むと、
この味わい深い演出の夾雑物になるから、あえて避けているのではないのでしょうか。

と、大まかに纏めた内容ではありますが、上記のような細田流の特徴を
細田監督は今作でも遺憾なく発揮し天才的な手腕をふるっていました。
というより今作こそが細田監督の卓越した技巧を最大に味わえる作品なのかもしれません。
それにより本来の数倍にも膨れ上がった脚本の感動や、
音楽が演出を引き立たせるというより、演出によって引き立つ音楽等、
この作品では余す所なく、自分の思う所の細田演出を堪能する事が出来ました。
ただ一つだけ言わせてもらえれば、BL版時かけの封入特典、フィルム・ブックマークの問題だけです。
自分の場合は「ジャイアントスイングで投げ飛ばされる学生」
という絵にかいたような大ハズレだった為に絶句しました・・・。
本当、タイムリープが使いたいです。。。
[共感]
2010/11/30 演出技巧についての考察に興味をひかれました。最後にウケたw by (≧ω≦)

[推薦数:2] 2007/08/29 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:101(68%) 普通:29(19%) 悪い:19(13%)] / プロバイダ: 5487 ホスト:5675 ブラウザ: 3875
深く考えないで少年少女向けのファンタジーとして見れば、楽しめる作品である。素直な絵柄、美しい背景、
細部までよくできた構図、ちゃんと動く絵。はつらつとして屈託のない主人公。

しかし、見終わっての私の反応は、「こういう作品が人気を博する今の時代って、ほんっっっとに平和なんだな」 という
皮肉まじりの溜息だった。
設定の根本的なところにひっかかってしまったのだ。

【以下、激しくネタバレがありますのでご注意下さい。まだこの作品を見ていない方は、読まないことをお勧めします。】


千昭は、ある絵を見たいがために未来からやって来た。
でも、その絵の修復が終わって展示される何ヶ月も前の時点に来て、真琴の学校にわざわざ転入する。
なぜ?
絵を見るのが目的なら、展示された後のポイントに来て、絵を見て、それで未来へ帰ればいいのに、そうしない。
高校生活を謳歌し、真琴に 「俺とつきあわね?」 とまで言う。
未来社会には、タイムリープして過去に干渉してはいけないという縛りはないようだ。

そしてだ。
彼がいた未来の世界は、どうやら人口がものすごく減ってしまったらしく、野球もなくなっているという。
その理由は語られないが、なにか大きな惨禍でもあったのだろう。
そのかわり、未来ではタイムリープ技術が実用化されて普及しているという。

じゃあ、どうして、未来人たちはみんな揃って惨事が起きるより前の時代までタイムリープして、
その惨事を防ごうとしないのだろう?
なぜ千昭は、タイムリープを 「絵を見る」 というものすごく個人的な目的のために使ったのだろう。
そして千昭は、未来を変える仕事は真琴に任せて ( 「私、未来がそんなふうにならないようにするから」 という
ようなセリフがあった) 、自分は 「未来で待ってる」 と言い残す。千昭自身は、未来を変える努力は
なにもしないわけ?

この設定が普通に受容されて通ってしまうのは、観客が平和しか知らない世代だからではないのだろうか。
たとえば千昭がタイムリープで昭和20年代に行って、そこでその時代の人が偶然タイムリープ能力を
チャージされてしまったらどうだろう。その人は、過去に戻って戦争を起こさせないことはできないだろうか、
せめて原爆を落とさせないようにできないだろうか、そのためにはどうしたらいいだろう、などという発想を
するのではないか。

平成版 『時をかける少女』 で、ほんとに自分の身の回りの狭い範囲のことしか頭に思い浮かばない若者の
姿を見てしまったようで、このサイトの平均年齢よりは歳が上の私は、素直に楽しむことができなかったのである。
(いや、私だって別にそんな高齢者じゃないんだが。)

追記。
アニメの吹き替えにプロの声優ではなく俳優を起用すると、お上手でないために鑑賞の邪魔になることが多いのだが、
この作品の“声優" たちは等身大のリアリティーが感じられて、とても良かった。魔女おばさんの声は
できれば原田知世さんにやってほしかったが。
[共感]
2007/09/06 「この作品が評判なのは・・・平和なんだな〜」にとても共感します。醒めた目で見ると力(タイムリープ)に無責任な若者達と映ります。また、この作品におけるタイムパラドクスの非常に面白い観点を述べられています。ただ、ひとつだけ、仮に過去に戻って災厄を防ぐと、災厄を防ぐ為に過去に戻る意志をもつ未来人が存在しないことになる。つまりこの作品の場合の過去は絶対に変えることができない因果律なのです(^^;)。災厄は真琴にとっては(変える可能性がある)未来だけど千昭にとっては過去なのです。 by おきゃん

[推薦数:2] 2007/07/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:395(78%) 普通:109(21%) 悪い:5(1%)] / プロバイダ: 17574 ホスト:17513 ブラウザ: 8090
テレビでやっていたので見ました・・・が、これは映画館で見るべきだ! などと思いました。アニメが映像作品であることを、強烈に思い起こさせてくれる良作です。

劇場用のアニメなのですが、変に肩肘を張った部分がない。中途半端に「映画」を目指すことなく、きちんと「アニメ」を作っている。時間を飛び越えるたびにゴロゴロ転がって頭を打つ、みたいなアニメチックなコミカルさをきちんと踏まえて(しかもそれを何度も繰り返す)物語が進んでいく。

物語は、至ってシンプル。ほろ苦い青春グラフィティであり、淡いラブストーリーであり、よく出来たSFです。もっとも、そういうシンプルな物語って、なかなか出会えるものではないのですが。
時間を行ったり来たり出来るようになった主人公ですが、それにもかかわらず青春は留まることなく進んでいくという描き方。何度やり直しても、その青春自体を永遠にすることは出来ないという描き方。
タイムリープという能力を背景にして、少女と少年の「友情と恋の間の揺らめき」を丁寧に描くだけで、「一瞬であるが故の永遠の煌き」を描いている。

その物語だけで特筆に価すべきものなのですが、それだけであれば映画館で見ようと家のテレビで見ようと同じだと思います。この作品の質感には、圧倒的な違いを感じた。
作画とかそういうことには特別の興味を持たない自分でも、それは感じました。

キャラのアップが少ない構成は、それだけ背景の描き込みに自信があるということでしょう。主人公のボールの投げ方もちゃんと女の子の投げ方をさせていますし、ボールの軌道もそのつど変化させています。
「時をかける少女」の題名通り、主人公が「駆ける」シーンもメリハリが利いています。看板に使われているのは青空を背景にした主人公が宙を飛ぶイメージですが、作品を見た感想としては、走るイメージが非常に強い。
青春には疾走が良く似合う。

その疾走感があるからこそ、オチの壮大さにも白々しさではなく爽やかさがある。
未来から来た男の子は、未来についてあいまいなことしか語りませんが(ここは、多くを語ることなく全てを語りつくしている)、その男の子が見に来た絵が無くならないようにすると語る主人公が見据えている「将来の進路」は、とてもとても大きい。
きっと主人公はその「将来」を目指して、走り続けるのでしょう。劇中を走り続けた主人公なら、絶対に可能だと素直に思える。

単なる物語の良さに加え、その物語を表現するためにもっとも効果的な映像を使っている。その映像は映画館のスクリーンを前提として作られているはずなので、やっぱりこれは映画館で見るべき作品なのだと思う。
正規料金で入っても余裕で元の取れる作品だったのでしょう。つくづく残念。

「とても」は当然、それも「最高」に近い位置で。
[共感]
2008/07/06 文中で二度繰り返すほどに強調されています、「映画館でみるべき」といった点に共感しました。本作の雰囲気は、まさに劇場向けだと思います by せんぬき

[推薦数:1] 2011/02/13 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:84(39%) 普通:63(29%) 悪い:68(32%)] / プロバイダ: 19847 ホスト:19734 ブラウザ: 7726(携帯)
筒井康隆氏の原作既読の者です。実写映画二本も視聴済みです。

原作の十数年後の出来事を舞台にしており、主人公や友人も原作とは違いますが、原作の主人公はゲストキャラクターとして出演しています。出てきた瞬間は年甲斐もなく喜んでしまいました。

どこにでもいる少しアホな女子高生が、タイムリープの力を手に入れるとどうなるか…。
あらすじとしてはこんな感じですが、前半と後半で物語の雰囲気がガラリと変わります。
前半は主人公がタイムリープの力を手に入れてやりたい放題して、それが原因で他人に影響が及んでしまうことを学び、後半では自分自身の恋と、友人の恋と、タイムリープそのものについてがテーマになっています。
良かった点は曲です。挿入歌、主題歌は文句なく素晴らしいです。
声優も言われているほどダメではなく、聞き慣れると、キャラクターにぴったり合っているような気がしてきます。
物語のテンポも良く、映像で飽きさせることはありませんし、場面ごとの演出もお見事でした。
原作を読んだ人や、実写映画を鑑賞した人をニヤリとさせるキャラクターがいたり、演出があったりと、ファンサービスも良かったと思います。

次に悪かった点ですが、最終的に主人公がタイムリープの代償を背負うことになっていますが、イービルさんのコメントで指摘されているとおり、主人公が、自分の過去の失敗を他人に擦り付けたことについてはお咎めがなく、また、その男子生徒を苛めていた人にも罰が与えられている描写はなく、男子生徒が一方的に悪いかのような描写がされています。
目につくシーンですので、気になる人はいると思います。そういうのが嫌いな方は視聴しないほうが無難です。気分が悪くなりますので。
それから前半と後半の雰囲気が明らかに違います。後半に入って何の伏線もなく、いきなり恋物語になってしまっています。構成を練る時間はあったでしょうから、あれでは明らかにお粗末です。
それからタイムリープに関する矛盾が少々見受けられますが、これを許せるか許せないかでも評価は変わってくると思います。
評価は「普通」です。
前述したとおり、いじめのシーンが後の展開でなかったことになっていますので、主人公はそれに対する罰を受けていません。その罰があったとするなら、主人公が好きな人と離ればなれになったとか、リセットされたとはいえ、自分の振る舞いのせいで友人が死んでしまうとか、そういう風に考えてみるのも、いいんじゃないかな、と思います。
全体的にいい加減なシーンはあまりなく、基本は丁寧だな、という印象を受けますが、肝心なところにつめの甘さがあります(遮断機に変な弾力が備わっていたり、時間移動の矛盾だったり)。
リアリティにはあまり着目せず、少し変わった高校生の青春を描いた作品として視聴した方がいいと思います。

余談ですが、先日、中学生の後輩から「仲の良い男子に告白されたけど、友達でいたかったらフったら気まずくなって避けるようになったんです。前の関係に戻りたいです」
と相談されました。
要するにこの作品で描かれている恋愛描写は高校生のものではなく、中学生レベルのものなんでしょうね。

[推薦数:1] 2009/11/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:15(68%) 普通:1(5%) 悪い:6(27%)] / プロバイダ: 55480 ホスト:55638 ブラウザ: 9929
【良い点】
作画・音楽がよかったです。
この作品は一部の劇場だけで公開する予定だったけど、反響が大きく。
いろいろな劇場で放映して。
話題になった作品でしたよね。

主人公の声優さんの声を聞いて。
「うーん、いまいちかなぁ」って思いました。
でもアニメを見ていくにつれ、違和感も薄れていって。
見終わったときには大好きになっていました。

【悪い点】

アニメのラストは多くの人が疑問をもって終わったと思います。
「こうだ!」というハッキリ分かって終わるんではなくて。
あとはご想像にお任せします。
みたいな終わりかたです。

千昭の最後の言葉をどうとらえるか。
人によってさまざまだと思います。

「未来で待ってる」

もうこの一言で私を「謎」という穴にはまって抜けなくなりましたね・・

でもこれはいい点でもあるかもしれませんね。
1人1人、このアニメを見た人それぞれに受け取り方があって。
うん、こんなラストもいいのかもしれません。

でも個人的に分かりにくいお話は好きじゃないので。
ラストは納得していません。

【総合評価】

終わりよければすべてよし
という言葉は、そのとおりだと思います。

でも設定がおもしろく。
「タイムリープ」や「未来」など私の好きなジャンルをあつかっていて。

主人公の成長を描いたところはすごくよかったと思います。

終わりは「はにゃん?」という感じですが。
私の中ではいいアニメなので。

評価は「とても良い」で。

[推薦数:1] 2007/12/24 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:88(72%) 普通:24(20%) 悪い:10(8%)] / プロバイダ: 18696 ホスト:18447 ブラウザ: 3875
【良い点】
絵は良い。

【悪い点】
話が面白くない。

【総合評価】

顧問の先生が貸してくれて見たんだけど、あまり面白い作品ではなかった。

[推薦数:1] 2007/10/28 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:39(43%) 普通:25(27%) 悪い:27(30%)] / プロバイダ: 14739 ホスト:15136 ブラウザ: 6342
2006年公開作品のアニメの中でもっとも成功した作品、そしてここでの評価も高評価だらけ、他での評価も高評価だらけ。
原田知世実写版を知る者としてはずっと気になっていました。

視聴して感じた想いは
年を重ねなければ見えない物があるが
年を重ねてしまうと見えなくなってしまう物があるんだな
って事。

決して悪い作品ではないのでしょうが、私にはこの作品の良さを理解することができなかった。
感受性の豊かな時期に見るべき作品なのだと思います。

[推薦数:1] 2007/07/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:34(74%) 普通:1(2%) 悪い:11(24%)] / プロバイダ: 27877 ホスト:27984 ブラウザ: 6520
細田守の破壊力をまざまざと見せつけられた作品。

全体の世界観が統一されてあり、転がりながらタイムリープを純粋に楽しむ真琴から、徐々に自分の不思議な能力に責任を感じ他人のためにタイムリープを使用するも、
やはり空回りして失敗してしまうという起承転結をハッキリとさせているものの、
根本はあまり変化のない主人公を見事に描き切ってます。

また、小物の使い方が非常にうまく、時計、テントウ虫、踏切の人形などを
事件の前に見せることによって、「何かが起きる」と印象付けるのは面白いと思います。

魔女おばさんこと芳山和子が、いい具合に真琴のアクセルにもブレーキにも
なってる印象がありますね。やはり高校生ですから、何らかのよりどころがある
というのは当然のことですから。

友情が愛情に変わる瞬間の心の揺れを自分の都合で無かったことにして、自分の幸せと相手の幸せを天秤にかけ、
やり直しができるから?それとも、できないから苦心するのか?
揺れ動く少女に答えを出したのは、きっとあの二人。
「ちゃんと前見て走れよ!」と。

誰にでも待つ未来だから、少し過去から見てみたような、そんな作品。
純粋に面白く、最後の最後まで目が離せないはず。当然評価は「最高!」で。

[推薦数:1] 2007/07/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1670(50%) 普通:656(20%) 悪い:1009(30%)] / プロバイダ: 11329 ホスト:11439 ブラウザ: 5234
【良い点】
思春期のラブストーリー。
未来から来た少年と、未来へ飛ぶ力を持った少女との出会いと、そこから発生する少しコミカルで、少し切なく、哀しい感じのラブストーリーなのは、なんとも良い感じ。

絵柄は微妙だけど、綺麗すぎるというものではないし、派手だという訳でもない。それでもそれなりに好感度があるし、昨今の萌えアニメなどではこんな渋くてダークな部分の絵柄は作れないし、最近作の中では絶妙に作っている感じがするし、少女の成長ものと恋愛ストーリーという部分も感情移入しやすい。

リアルではないけれど、絵柄がややリアルだけどグロくはない。キャラクターも「今時、こんな子いるかな?」という部分やツッコミも出そうだけど、清涼感がある部分がラブストーリーとしても美しくできている。

【悪い点】
イマイチ解りづらいタイムストップと時間を進むこと。
過去の時間の記憶が・・・・・・という部分は結構SFではベタなネタで使われているので、あまり新鮮味はない。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という作品のようなインパクトはないし、日本ではこういった時間設定と、そこを進んでいくというコンセプトは違うけれど、エルフの『この世の果てで恋を唱う少女、YU-NO』のような匂いとイメージも感じさせるので、目新しい部分はあまりない。

しかし、ネタ切れ時勢の今の世の中で考えると、その中でのアレンジとストーリーを感情移入しやすく創っているので、その中では十分に健闘している。

とはいえ、タイトル自体が原田知世出演映画のパクリにされるけれど、映画や原作を知らない人も多いし、これも止む無しであろう。

【総合評価】
身近な風景と、タイムパラドックス・・・・・・というにはスケールが小さいけれど、その中で展開する少女と少年のラブストーリーと、二人の友人達とが織りなす青春ドラマが良い形で作用している。

『ゲド戦記』の悪評とは違う本作の好評振りには持ち上げ過ぎな感じがしないこともない。
けれども、あくまで思春期の少女と少年のラブストーリーという部分をきわめて儚く、美しい形で描いているし、似たようなものでも、作者の趣味で登場人物を不用に殺し、戦争を舐め、台無しの作品にした『最終兵器彼女』などというものよりは、こちらの方が雲泥の差ともいうべき出来。

もっとも、プロの声優を多く使った作品ではない本作の方がよく見えるのは、豪華な俳優ばかりで薄っぺらいジブリとは違う意味で活かせたのだし、逆ジブリという意味で、少々皮肉な感じもする。

[推薦数:1] 2006/08/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:99(99%) 普通:1(1%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4750 ホスト:4874 ブラウザ: 7305
ふとした拍子に時間を遡る能力(タイムリープ)を身につけた高校2年生の少女・真琴の2006年夏を描く、
SFジュブナイルストーリー。劇場用長編として制作。原作は筒井康隆の小説(1965年刊)。

真琴が走る…いや、駆ける! 駆け抜ける!! その描写を見るだけで、何だか幸せな気分になってしまう。
彼女は物理的に移動するだけではなく、17歳の夏という一瞬を、そしてまさに今…2006年の夏という時
間を全力疾走で駆け抜けてゆく。全編を通して鮮やかに描かれるその姿がとても眩しく、いとおしい。
影に頼らない作画(と色彩設定)が、こうした彼女たちの夏を巧みに表現している。少ない線で描かれる
豊かな表情のニュアンスもすばらしい。こうした技法は作画レベルが極めて高いからこそ可能な手法で
あり(「人狼」「絶対少年」など)、アニメーションを観る行為そのものが楽しいという、最近ではちょ
っと珍しい経験ができた。言い換えると、例えば最近主流のTVアニメ作画に喜びを感じる方には、本作
の絵柄は少々味気ないかもしれない。
このサイトの参加者で「タイムトラベラー」をリアルで観たという方はごく少数だろうが、原田知世の
映画でこの作品を知ったという方は多いと思う(筆者はこの世代)。本作のヒロインの名前が和子ではな
いという展開には、少々複雑な思いがあるのは事実。真琴に「魔女おばさん」と呼ばれるに至っては、
うーん。でも、どこか超越した視点(このあたりの描写が映画らしくて面白い)から真琴にアドバイスを
与える姿は、確かに和子だと思わせる何かがある。そして彼女が見つめるフォトスタンドとラベンダー
が同じ題名の諸先輩へのオマージュになっていて、心憎い。
本作のヒロイン真琴は、その魅力的なキャラ設定が光る。あんなじょしこーせーが実際にいるわけない
とは分かっているけど、いつしか彼女の行動にリアルな「今」を感じるのは、筆者がこうありたいと願
う姿を不格好に実現してゆく彼女に憧れているのかもしれない。彼女が走るときに込める思いの変化が
実に素直で純粋で、応援せずにはいられない。
彼女が能力を身につけてからの物語の詳細は、これから観る方の楽しみを奪ってしまうので、筆者は紹
介しません。ただ、時間がテーマのSFなだけにテンポ感に細心の注意が払われていて、複雑になりかね
ない物語が分かりやすい。タイムリープを重ねるにつれ、次第に歪んでゆく真琴の周囲の描写も上手い。
この手の作品のお約束であるランニングギャグも快調…とりわけ毎回の微妙のずれが可笑しさ倍増。そ
して最後に残った物語では、作中最も大切な言葉がついに発せられないことに留意したい。この喪失感
が作品に青春物語としての余韻を刻んでくれた。ただ、ある点において2006年の夏だけしか真に本作を
観る意味を持たない、という部分が惜しまれる(そこが魅力でもあるのですが)。
メインキャラはもちろん、おしとやかな後輩さん(とその応援団)や真琴の妹といった脇役が、作品のい
いスパイスになっている(「原因はプリン!?」には爆笑しました)。東京国立博物館の存在が、作品に深
みを与えている点も見どころ(館内のポスター掲示にも注目=まさに2006年)。作品前半を彩るピアノ曲
(きっとバッハ、たぶんゴルドベルグ変奏曲だと思う)とクライマックスで登場するストリングオーケス
トラBGMのコントラストが、作品世界の深化=タイムリープに対する真琴の理解と思い=を上手く綴って
おり、なかなか興味深い。
こうした直球勝負の作品(が成功した場合)に筆者は弱い。作品自体の完成度もすばらしく、高い評価。
なにより原作がタイトルそのままに「時を駆けて」いることが、とても嬉しいのです。新しいヒロイ
ン・真琴の17歳に乾杯!

[推薦数:1] 2006/08/11 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:642(74%) 普通:121(14%) 悪い:102(12%)] / プロバイダ: 19044 ホスト:18783 ブラウザ: 5623
萌える一品。こう書くと映画見た人は「なんて不謹慎な ! 」と思うだろうがこんな評価の仕方は誰
もしないだろうからあえて第一に言ってみた。あと、以下は出来れば見た後に読んで欲しい。

主人公紺野真琴のキャラクター造詣の狙いどころがもう「してやられた ! 」なのだ。さして頭がいい
訳ではなく、外見も特に美少女でもない(事実作中、本当に目立った書き分けがされてない)、男友達二
人とつるんで遊ぶ、メンタルが男な「男友達の様な」女の子。これはもう男の夢、フィクションだ。その
彼女が全力で走り、笑い、泣いて見せてくれる。こういう「高校時代こうだったらよかったのになぁ」と
思わせる作品は反則だよ。別に「萌え」は美少女が色気を振りまかなくったって出来るのだ(そんな本作
に反応しちゃうのはもう重症なんだけど)。

萌えは置いておくとして。思考も行動パターンも等身大な彼女ならでは、で、ぐいぐいスクリーンに引き
付けられ、手に汗握り、声を出して笑い、目頭が熱くなった。一本気な彼女の気持ちよさに素直に声援が
送れる。彼女の「浅はかな」振舞いに笑わされ、応援させられた後に来る心からの涙にこちらもグッと来
た。

中盤までのコメディーもタイムトラベル物ならではの「繰り返し」で爆笑。さらにコンテがいいからテンポ
がいい。劇場で何度も笑い声が上がりましたよ。

コンテの良さはコメディー部分のみならず。実写作品さながらの空気感、視点。くるくる変わる紺野真琴
ほか登場人物の表情。アニメーションの「労力」がほとんど、そしてしっかりキャラの演技に費やされて
いて自己満足なにょろにょろフルアニメでないのが好感度高い。

脇として登場する前作の主人公、芳山和子がこれまたいい味。どう考えても原田知世のその後とは思えない
のだが、「時をかける少女」の先輩として、タイムリープによる事実の改ざんの後でも、ひょうひょうと
紺野真琴にコメントするところがもう余裕。で、よく考えてみると、「未来から来た少年と現代の少女の
ラブストーリー」っていう本筋はおんなじなんだよね。ちゃんと「時かけ」でありながら大きく違う切り
口を見せてくれたスタッフには脱帽だ。

先に「萌える作品」と言ったが、さわやかな青春ラブストーリーでありSFコメディーであり、そして今日
のアニメーション作品として、実写作品に比肩する演出・画面意図がある作品であるのは確か。こんな本作
が東京では単館なのが口惜しい !

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