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[アニメ]ナイトメアー・ビフォア・クリスマス: 推薦を受けた評価(感想/レビュー)


THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS
アニメ総合点=平均点x評価数622位/3,702作品中(総合38/偏差値52.42) 621位<= =>623位
アニメ平均点(評価10個以上限)195位/2,044作品中(平均1.81=とても良い/21評価) 194位<= =>196位
1993年アニメ総合点16位/65作品中 15位<= =>17位

評価統計
評価平均とても良い(1.81 pnt)
評価総合点38.01
アニメ順位(平均点)195位(2,044作品中)
アニメ順位(総合点)622位(3,702作品中)
偏差値(総合点)52.42

人数8732001
割合38.1%33.3%14.3%9.5%0.0%0.0%4.8%
加算分布38.1%71.4%85.7%95.2%95.2%95.2%100%
分布要約85.7%9.5%4.8%
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作品紹介(あらすじ)

『ハロウィン・タウン』の住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。その日は丁度『ハロウィン』当日、住人達は大盛り上がり。だが、『ハロウィン・タウン』のパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない『ハロウィン』に虚しさを感じていた。
そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた『ハロウィン・タウン』とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う『クリスマス』に心を奪われたジャックは、自分達の力で『クリスマス』を作り出そうと計画を立てる。
そんな中、ジャックに密かに想いを寄せるサリーは、何か悪いことが起きるのではないかという予感にとらわれていた。 サリーの心配を他所に、『クリスマス』の準備は着々と進んでいく。だが、ジャックも住人達も本当の『クリスマス』というものが理解出来ずに、事態はどんどんおかしな方向へと転がって行く…。

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。

監督: ヘンリー・セリック Henry Selick
製作: ティム・バートン Tim Burton
デニーズ・ディ・ノヴィ Denise di Novi
原案: ティム・バートン Tim Burton
脚本: キャロライン・トンプソン Caroline Thompson
撮影: ピート・コザチク Pete Kozachik
音楽: ダニー・エルフマン Danny Elfman
声の出演:
クリス・サランドン Chris Sarandon
キャサリン・オハラ Catherine O'Hara
海外 :開始日:1993/10/13
公式サイト
1. ウォルト ディズニー スタジオ movies.co.jp | ディズニー映画/
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日本38,9692121
海外1,73000
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最終変更日:2009/11/03 / 最終変更者:kunku / 提案者:もろっち (更新履歴)
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[推薦数:1] 2008/03/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:283(74%) 普通:24(6%) 悪い:77(20%)] / プロバイダ: 19923 ホスト:20017 ブラウザ: 3264
目を見張るのはやはりダークかつファンタスティックな世界観。それだけで見る価値あり。ジャックの抱いていた思いとは何か。代わり映えしない仕事の繰り返し。意義を見失いかけた時、クリスマスという新たな価値観を発見します。人を恐がらせるのではなく、楽しませる仕事。彼の目にはどれだけ魅力的に映ったことでしょう。ジャックはサンタの仕事を横取りしますが、これって隣の家の芝生は青く見えるってことですよね。結局ハロウィン流クリスマスの計画は失敗してしまったのですが、その失敗がきっかけで改めて自分の本来の仕事に意義を見いだす。前向きなメッセージです。この作品はきっとクリスマスに最高のプレゼントとなることでしょう。
[共感]
2008/04/06 作品に秘められたメッセージに対する解釈は、視点の違いからか私と異なりますが、十分に頷けるものです。多用な見方が可能であることが、本作品の深みなんだと思いたいですね。 by HUNGRY SPIDER

[推薦数:1] 2007/11/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 5251 ホスト:4959 ブラウザ: 7395
奇才ティム・バートン製作の、ミュージカル仕立てのクレイアニメ。
クリスマスに心酔しちゃったジャックの奮闘記という、単純なお話ではあるけれど、それに対して自分が抱いた感想は複雑で、「愉しさ」と「哀しさ」という、相反するものだった。

祝日(考証よりイメージに近いものではあるが)を「街」として表すことで、価値観の齟齬を引き起こしているのが実に楽しい。
クリスマスとハロウィンの「楽しい」は、全く形の異なるものだから、ハロウィンの住民が「楽しさ」を目指そうと頑張るほど、段々クリスマスが目に見える形で歪んでいく。ここで重要なのは、その「歪み」が不快感を伴わないこと。
住民たちの視点で見れば、彼らのやってることは決して悪ふざけではなく、楽しさを作り上げるための奮闘であるわけだから、そこには「悪意」を感じない。気色悪い映像が続くので、クリスマスを考えると確かに違和感は付き纏う。物語を離れて見れば悪ノリとも言えそう。しかし、実際にあるのは価値観の相違による「ズレ」だけで、楽しいクリスマスを作ろうとするひたむきさは、外見はどうあれ同じなのだ。
悪意がないため、根底では安心感がある。だから「ズレ」も「侮辱」「冒涜」に成り得ず、「ギャグ」「勘違い」といった愉しさの要因になる。ブラックでグロテスクなテイスト満載ではあるけれど。

だが、自分はこの奮闘に、愉しさのみならず哀しさも感じてしまった。
ジャックがクリスマスに心酔した理由は、「隣の薔薇は赤い」といった感じの羨ましさを感じたことなのだが、所詮、隣の薔薇は隣人のもの。門外のこちらが育てられる代物ではない。
ここに、本作の悲哀がある。ジャックたちはクリスマスの為にいくら頑張ろうと、決して理解されない。齎すのは混乱に終始し、場違いな者として非難されるだけだ。頑張っただの愉しかっただの、精神論が通用しないリアリズム。持たざる者は持たざる者として生きていくしかないという、冷酷な宣告。サリーの摘んだ花がクリスマスツリーに化けるも、一瞬で消失するという演出などは、このことを暗示していたのだろう。
「恐怖のクリスマス(これこそナイトメア?)」はコミカルで面白くはあったが、正直言って見るのが辛くもあった。決して実らないひたむきさを感じられたから。そして結局、ジャックはクリスマスに対する陶酔から醒め、晴れやかな顔で再びハロウィンに戻るが、その様は「敗北宣言」を受け入れたようにも見えた。
この作品は愉しく取り繕ってはいるが、その内実としては「脱却と回帰」を通して、甘んじて不可能性を受け入れることの哀愁と苦難を描いているのだ。まぁ、不可能性の自覚は非常に負担が伴うことだから、それを理解したジャックは確かに「成長」したとも言えるが、少なくとも安直なハッピーエンドとして捉えることは、自分にはできない。「御伽噺」にしてもキツすぎる。

物語の感想を長々と語ってしまったが、この作品の見所はやはり、手間隙かけて作られたクレイのキャラクターと世界観、そして音楽だろう。
1993年制作ということで、時代の所為もあり、確かに映像にはワザとらしさも付き纏うが、その美しさは現在のCGと比較しても、劣るものではないだろう。クレイならではの造形美を、大いに堪能するに十分な仕上がり。特に、数知れぬハロウィンタウンの住民たちの造形からは、センスの良さを感じられました。
色彩感覚の妙技は、この頃からティム監督のお家芸だったのですか…くすんだ色で不気味さを醸しだすハロウィンと、原色を多く散りばめて明るく愉しい雰囲気を実現したクリスマス。この両者の対比は、世界観の構築に於ける「色」の重要性を気付かせてくれるもの。
音楽は、おどろおどろしくも愉しげで、この作品がハロウィンを舞台としたミュージカルであることを考えると、よく作ったものだと感心させられました。殆ど音楽に乗せて進むことを差し引いても、曲の良さは特筆すべきものだと思いました。

自分は「コープス・ブライド」を先に見たのだけど、それにも劣らない作品だったのでびっくり。
実のところ、ティム監督はストーリーテリングが然程上手くないので、どうなることかという心配はあったし、事実、「強引だな〜」「???」と思わされるところも幾らかあった。しかし、それを気にさせないほど骨太な物語と、秀逸な演出は、久々に「お腹一杯」とでも言えそうな満足感をくれました。
見れてよかった、というわけで、評価は「とても良い」とさせていただきたい。

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