分野切換
全分野 アニメゲーム(ゲーム機)漫画(雑誌)文学ドラマ特撮/人形劇日本映画海外映画
並順
評価新着順開始日順 総合点順 [全期間 / 2012年 / 2011年 / 2010年以前] 平均点順 書込数順 閲覧数
50音順
携帯版EnglishRSS

> > > >

[アニメ]涼宮ハルヒの消失


すずみやはるひのしょうしつ / The Disappearance of Haruhi Suzumiya(Suzumiya Haruhi no Shoshitsu)

評価・コメント並び替え&絞り込み
並び順
新着順古い順推薦数順
コメント含む
全て好評系普通系不評系
評価限定
全評価好評価悪評価最高とても良い良い普通悪いとても悪い最悪
2011/02/02 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:11(69%) 普通:0(0%) 悪い:5(31%)] / プロバイダ: 20400 ホスト:20516 ブラウザ: 8840
長門有希による長門ファンのためだけのアニメ映画。
長門ファン以外はただ、だらだら見続けなければならない。

【良い点】
長門有希の描写

【悪い点】
間延びしたストーリー

【総合評価】
TV版の悪しき部分をだらだら引きずる展開は最悪。作画は「普通」だが、長門有希だけやたら気合いが入っていて表情変化は「とても良い」。
TV版の伏線回収はしっかり出来ている。自分の中で「これで涼宮ハルヒシリーズはおしまいでいい」と区切りが引けた作品。
いい意味で評価は「とても良い」です。

2011/01/24 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:309(82%) 普通:15(4%) 悪い:51(14%)] / プロバイダ: 5457 ホスト:5325 ブラウザ: 10233
つい最近見る事が出来たので評価をば…。
ちなみに原作既読、アニメも1期2期ともに視聴済みです。
原作の時からすごく良かったですがそれをほぼ忠実に再現してありとても良かったです。
他作品に比べ時間が若干長いですが、見てみると不要と思えるシーンもないので納得です。
内容では主人公の動転しているのは分かるけどどうなのかという言動が多々ありました。
悪い意味で気になったのはそれくらいですね。
他は時間の長さを感じさせないくらい展開も早く見入ってしまいました。
作中BGMなんかもよく合っていたと思いますしOP&EDもともに良かったです。
様々な演出なんかも綺麗にハマっていましたし、2度3度と見ても飽きないと思います。
まぁこのシリーズを今作から入るというのは若干厳しいかもしれませんけどね…。

2011/01/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(74%) 普通:0(0%) 悪い:6(26%)] / プロバイダ: 5961 ホスト:5986 ブラウザ: 6300
【良い点】
・評価の高い原作を忠実に再現
・作画
・音楽
・朝倉登場シーンの緊迫感
・そしてなんと言っても長門

【悪い点】
・この作品自体は良いのだが、エンドレス8のおかげで引き立った部分も多少ながらあったと思う。エンドレスがこの作品を引き立てるためにあったのかは謎だけど、TVアニメもしっかり制作した上でこの映画作品が公開されていたら尚更評価できたと思う。

【総合評価】
初見には厳しい内容でしたが、そもそもこの作品を初見さん向きの内容にするなんて不可能。むしろ映画の成功をきっかけにTVアニメ版に興味を持ってもらい、そのあとBDなりDVDで消失を見てもらえればいいだけ。エンドレス8で没落したように見えたシリーズでしたが、まあなんとか威厳を保てたのではないでしょうか。

しつこいようですが、エンドレス8さえなければアンチだって増えなかったわけですし、この作品をより純粋な気持ちで見れる人が多かっただろうに・・・残念です。

2011/01/12 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:66(43%) 普通:11(7%) 悪い:76(50%)] / プロバイダ: 13628 ホスト:13564 ブラウザ: 11743
評価の高さ通り良い出来の作品。ハルヒ本編に関しては高い評価をつけなかった私ですが、これは面白かったしよくできた作品だと思いました。

【良い点】
エンドレスエイトのぐだぐだ感すら伏線であったと言われても驚かない内容。
あの視聴者ですら十分に飽きさせる展開は一種の遊びなのかおふざけなのかと思っていましたが、
実はこの映画を視聴する前提での展開だったのでしょうか・・・。
あの退屈感を長門と共有してこそこの話の真髄にある革新に対する渇望と貪欲さを共感することができる気がします。
そこには長門が一期において自分自身で否定した朝倉と同じ行動を自らとってしまったという矛盾があるわけです。
そして、あの時点で既に長門自身自分が近い将来このような行動を起こすことを知りつつも、それは自分では止められないと理解しながら朝倉を消した長門の心境や、
そのような自分の行動を顧みていたとしてもキョンに問いかけたかった彼女の意志などを思うと非常に切ない。
長門もインターフェースである前に感情のある人間だったというべきか・・・。

作画面も流石劇場版というべき丁寧さであり、いったい何枚描いたんだ?と思わせる描きこみ量。
普段無表情を貫いている分長門に関する表情変化は異常なまでに細かかったですね。
終盤の朝倉の狂気の描き方にはぞくっとくるものがありましたしね。

それに不思議とこの作品のハルヒは可愛かったです。なんでだろう・・・。
ハルヒはすごく嫌いだったはずなのですが・・・これは自分でも不思議です。

【悪い点】
キョンの行動が不自然すぎるかな。
いきなり女の子をつかまえて胸を見せろはないでしょう・・・ドン引きですよ笑
いくらテンパっててもあんな聞き方はない・・・。
行動パターンもあほ丸出しで谷口に対する態度も非常にうっとうしいことこの上なかった笑
また、非常にシリアスな話であることはわかっているのですが、もうちょっと日常にほっと息をつける要素がほしいところ。
小難しいテーマがあるわけではないのでこの長時間ずっと走りっぱなしというのは構成としてはしんどいかなと思います。

【総合評価】
良い作品ではありますが単発で見てもさっぱりわかりません。
ハルヒファン向けの作品ですね。自分みたいにハルヒの良さがそこまでわからなくても
ハルヒ本編の話がある程度わかっていれば良作だと言える内容になっています。
ただ、時系列が終盤で入り混じっているせいでクライマックスへの持って生き方があまり上手くありません。
あくまで原作の良さを理解している視聴者向けというスポットの狭さではありますし、
映画で見たいと思えるほどじゃないかな。やはり迫力というか先述したクライマックスの弱さなどがあるので。
DVD、もしくはブルーレイで所持、もしくは借りて視聴するのをお勧めします。

[推薦数:1] 2011/01/03 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(31%) 普通:1(8%) 悪い:8(62%)] / プロバイダ: 11380 ホスト:11251 ブラウザ: 11743
ちょっと評価が高すぎる。ファンへのプレゼントとしてみれば満点なのでしょうが、映画として観たらひどい出来です。

まず、この映画ってプロット的に「うる星やつら2」の平成版ていうかゼロ年代版なんですけど、なんか元祖よりすごいぬるい内容になっています。

そもそも長門が世界を改変した理由って主人公と2人きりの世界を望んだからですよね? だから邪魔なSOS団の部員を世界から排除した。
つまり、長門はうる星2でいうラムちゃんですよね?
そんで主人公が現実世界に帰りたいと思うのって、前のほうが楽しかったとかじゃなくてハルヒが好きだからでしょ?
漂流教室みたいな殺伐とした世界なら帰りたいと思うのが普通ですが、一部の奴らがいないだけで帰りたいと思いませんよね。長門とラブコメできるし(笑)

なぜもっとそこを強調しない!!
このお話しは主人公がハルヒに惚れているっていうのに気づく話じゃないんですかね?
だから長門をふってまで現実世界に帰るんですよね。

こんなぬるいアニメがヒットするようじゃ日本のアニメも終わりですね。
「うる星やつら2」から20数年、当時のアニメ界の「映画に負けないものを作ろう」という志を忘れたのでしょうね、ファンも・・・

2010/12/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:218(58%) 普通:66(18%) 悪い:91(24%)] / プロバイダ: 10584 ホスト:10361 ブラウザ: 12340
原作未読。漫画既読。1期・2期視聴済み。
【良い点】
作画がすばらしい。
「間」の取り方。

【悪い点】
後半まで「間」の取り方にこだわりすぎて少し長く感じる。

【総合評価】
スタッフがこの映画で一番表したかったのは、意味なさげなシーンを少し長めに流すことによってこちらにも登場人物と同じ考え方をさせようとすることではないのだろうか。TVシリーズの「サムディインザレイン」でもこうした試みがあったが、今回は映画なので尺無視でこれでもかと、ガンガン取り入れたように思われる。京アニの作画力があって当然出来る試みであるが、少しやりすぎかなと思ったのも事実である。当然こういった演出が好みの方であればたまらない演出であるし。このシリーズの特徴といってもいいだろう。

私は前〜中盤で少しお腹一杯になったので長く感じました。

そういったことを踏まえて良いと致します。

2010/12/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:105(66%) 普通:19(12%) 悪い:35(22%)] / プロバイダ: 9954 ホスト:9795 ブラウザ: 9580
≪原作既読、ネタバレ要素あり≫
【良い点】
・作画がやはり京アニだけあって凄い。冬、雪
など季節感も凄く出ていた

・音楽、演出も良かった。メチャクチャ盛り上がるという話
でもないだけど、上述の点と一緒に引き込まれるものはあった
よって、上映時間長いのに中だるみをあまり感じない

・これまでの伏線がしっかり活かされていること。最初ハルヒと会った
時、七夕のタイムワープ、エンドレスエイトなど全部効いてくる。
犯人考えると一人しか今までの勢力じゃ考えられないけど、初見なら
動機などにそれなりに意外性を感じるのでは

・原作を丁寧に再現、表現していること。これが出来る作品が少ない
中でやった功績はかなり大きい

・キョンの成長、SOS団特に長門、ハルヒとの絆などこの作品には
動き、テーマ性があった

【悪い点】
・キョンの最後の決断辺りの心理描写がダラダラ長いとうか、過剰というか
あそこはもっと抑えて、短くでも良かったかと

・160分あるのだから、他を抑えても、朝倉を倒し、改変長門
を癒しキョンが治療される
という部分を原作があるだけに、どうにか入れた方がよかった。
この先やるか分からないけど、ここで入れた方が一本の映画という媒体なのだか
ら、すっきりする。あそこのオチがないと盛り上がっただけに不完全燃焼を感じる

【総合評価】
テレビ1期(特に「憂鬱」)、笹の葉、エンドレスの肝のところ(1、2、最後)辺りを見ることは前提だと思われる。原作既読でもしっかり楽しめた辺り、作品として良く出来ていた。正直ここまで作れるとは事前に思っていなかったほど。
この作品だけは予想外に1期の一番良い頃並に盛り返した。

しかし、ここから原作は現在まで、ここで止まり延々中だるみ状態
(伏線貼りをしている面もありそうだが)で、基本設定などほとんどが謎
のままの状態(ようやく来年5月に次回作を発売するらしいが)。

今後を思うと先行きがテレビ2期みたいな状態なんだろうなと
不安な気持ちなのが正直なところ。

でもまあ本作単体の評価としては、今のところは「憂鬱」と「消失」がハルヒシリーズの山場と言える出来だったので、「とても良い」にするのが妥当と考える。

2010/12/27 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:226(41%) 普通:144(26%) 悪い:183(33%)] / プロバイダ: 2507 ホスト:2455 ブラウザ: 4539
【良い点】
・初めてキョンが慌てたり動いたりでこれまでは傍観者視点でありつつもあくまで物語を読み進められるスタンスであったのに対し、今回は彼に強い感情移入を抱けるような語り口で物語終盤でキョンがここに来て本当の意味でこの作品の主人公になるという構成は見事。
なんか自分の中で二期あたりからこの作品に対する誤解が解けてきましたね、ハルヒは永遠に自己を省みないで傍若無人でキョンもずっと傍観者気取りのままなんだろうと思っていたんですがちゃんと先に進む話だったんだなと。

【悪い点】
・この上映時間は一体何に使ってるのか、よほど内容が豊富なのかと期待したら京アニのお家芸である人物の細かすぎる動きと演出を延々と見せつけられるというだけであった。最初は時間も忘れて見入ってたけど後半はさすがにお腹いっぱいでさっさと次に進んでくれとなってました。

・あのED曲はイマイチ、あれは歌詞だけ読めばそれで十分。というか言いたいことは「雪、無音、窓辺にて」で全部言ってるのでまた言うのかよという感じです。

【総合評価】
うーん、時かけなんかの細田作品と同じで前評判での傑作の大合唱に煽られて期待しすぎた感が否めない・・これらに限らずなんでみんなジュブナイルだとここまで総出で好評価をつけるのか謎だ。あくまでハルヒシリーズの中で総括としてよく出来てるというレベルでした。まぁとりあえずハルヒちゃんの憂鬱でなんで朝倉さんが長門の家にいておでん食べてるのかって謎が解けてスッキりした。でも原作ファンには完璧な映像化なんだと思います。京アニは本当に原作ファンの心を掴むのが上手すぎる、この一点だけは他の追随を未だに許さないですね。しかしハルヒという作品はここで初めてオチがついたんでここからがスタートでもありここで終わりでもいいじゃんって感じ。ハルヒはこれから3年や5年に一度くらいのペースで劇場版をみんなが飽きるまでやっていくスタイルが主流な長期コンテンツになりそうな嫌な予感がする・・。

2010/12/27 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(71%) 普通:0(0%) 悪い:5(29%)] / プロバイダ: 12655 ホスト:12360 ブラウザ: 8869
【良い点】
消失長門(やばいくらい好みだwww)
キョンの自問自答。

【悪い点】
まあわかっちゃいたけどこれだけ観てもダメだということ。

【総合評価】
この作品を理解するには、アニメシリーズ観るか、原作読まないと何の事かわからんって事だね。この作品を楽しむ為にもね。

最大の見所は普段の長門と消失長門のギャップを楽しむ為であり、いきなりコレを観てもピンと来る人はそんなにいないだろう。

平凡なシーンの連続なのに2時間40分の長丁場を飽きさせないのは見事という他にない。
けどやっぱ続き物らしく、また新たな複線を増やしてしまいましたなw

原作読みたい衝動に駆られます。
これはまんまと角川の戦略に乗ってしまいましたねw
(まあ買ってしまったんですけどねw)

概ね原作に忠実。
長門の感情とかも上手く表現出来ていたし、ハルヒも相変わらずハルヒだったw
キョンの驚愕っぷりも「ああ、本当に余裕ないんだな」と切に思ってしまい、テレビ版より感情移入出来る主人公になっていた(状況が状況だけにねw)

長門が図書館での思い出を改変したとはいえ、覚えてさせていた所はグっときました。

作品全体を観ても手を抜いてる所は見られず、通行人や教室の名もなき生徒までにも命を吹き込んでる辺りにも芸の細かさを感じました。
そして何より不要なシーンが一切ない。これに尽きます。

今年も色々な映画(洋画、邦画問わず)観ましたが、これが一番でした。

最近の映画に絶望していたのですが、「凉宮ハルヒの消失」に救われた気がします。

消失長門最高です! つか可愛過ぎです!! 「最高!」以外付けられません!!

2010/12/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:138(81%) 普通:19(11%) 悪い:13(8%)] / プロバイダ: 26127 ホスト:26110 ブラウザ: 6299
【良い点】
原作に忠実ながらも状況に必要なシーン等は上手く改変されている。
とても繊細に練られた脚本、演出、そして映像美と音楽。

【悪い点】
全くなし

【総合評価】
時間が長い言う意見もありますが、自分は全くそんなことなかった。
時間短縮してチープになるより完璧に要素を詰めてくれた方が良い。
哲学的というか詩的というかそんな雰囲気の中静かに進行していくので
そういう類に興味がなくドンパチ好きな人には退屈かもしれません。

しかし物語自体は謎解きの要素もあり、キョンが元の世界に戻るために
ヒントを元に行動していくので退屈せずにとても引き込まれました。
そして長門の感情の機微がとても上手く表現されていたので、切なさが伝わってきた。

評価は最高で。

2010/12/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:342(45%) 普通:105(14%) 悪い:308(41%)] / プロバイダ: 7763 ホスト:7447 ブラウザ: 8869
原作既読

【良い点】
・ストーリーが素晴らしい
とっても密な内容でした

・BGM
この映画にはよく合ってる(特にオーボエとか)

・キャラの感情が良く出てる

・良い意味で映画仕様
迫力のあるシーンとか

【悪い点】
・長い
かなり密なのでカットしづらいのかもしれなかったけど、もう少し短くしても良かったのでは

・改変後の長門
茅原さんでは少し微妙だった
普段の長門なら合ってるんだけど

・人によっては途中で飽きるかもしれない
終始シリアスなので人によってはうんざりするかも(自分はそんなことなかったが)

【総合評価】
迷うことなく「最高」です

2010/12/21 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:88(42%) 普通:0(0%) 悪い:124(58%)] / プロバイダ: 48179 ホスト:48118 ブラウザ: 12294
ハルヒというアニメはもう興味がなかったが評価が高いようなので観ました。

収録時間3時間近くありあまりにも長かったです。
エンドレスエイトをもう1度見ているような気分でした。
何時間もうだうだと時間を浪費させといて
最後の何分かで速攻終わらせるのだから同じようなものでしょう。
まだ今回は映画だけあって日常と非日常という決断がありましたが
はっきりいってしまうと大したことなかった。
迷うほどのことでもないでしょう。

どうしてハルヒ作品は普通では極当たり前に省略してあるような無駄をカットしないのでしょう。
長時間にも及ぶのだから何回かは盛り上がりが欲しかった。同じような調子が眠気を誘ってきました。
映画館で見ていたとしたら確実に寝てしまっていたでしょう。

ラストはキョンが何もできずに逆に返り討ちにあってしまい、
もう一人の主人公に助けてもらい終わってしまいました。
正直、その場で決着をつけないのはどうかと思う。
ハルヒシリーズは、結局最後は主人公が上手くまとめるというパターンをいつも避けて
主人公は頑張ってみるも解決できずに他人に助けてもらうというパターンばかりである。

自分としては王道を避けたこういうやり方にスッキリしない。
[共感]
2011/01/03 まさにぬるくなった「うる星やつら2」ですね。あれから20年以上たったのに内容のレベルが下がってしまうとは・・・ by のび太郎

2010/12/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:537(86%) 普通:57(9%) 悪い:33(5%)] / プロバイダ: 15050 ホスト:14764 ブラウザ: 3876
この作品を見ていて涼宮ハルヒとはどういう作品なのかの本質を見た気がする。案外この作品あっちこっちに時間移動する話を重視している。そしてこの作品の最大の特徴は舞台を変えて飛んでいかないと言う事。近年2,3年の幅でしか時間移動しない。その事が何を意味するか?大掛かりな舞台を一切必要としないと言う事。神人と言う派手な存在があるけど、それ以外特別な絵と言うものが存在しない。実にシンプルな学園物。今まで宇宙を巻き込んだ派手な設定と現実離れした設定の登場人物達の存在で全く気がつかなかったけど、この作品案外舞台地味だ。

私は以前から京アニでこの作品はフルメタとけいおんなどの間の作品と受け取っていたが、やっぱりこの作品けいおんに近い。よくよく描かれるものを見ていると日常にありふれたものしか絵としてはほとんど存在しない。この作品時間軸の移動で何かが変化したというのがすごく分かりにくい。それが悪い点と言うわけじゃなくて、何か登場人物たちの思いの中だけで繰り広げられてしまうような感じになってしまう。ハルヒはジョンスミスと言うキョンに似た妄想を記憶として持っている、そんな思い込みで成立してしまうほど登場人物、舞台が狭い。キョンの頭の中だけで繰り広げられる認識を、見る側が台詞を解釈していき現在の状況を把握していく、視覚的にはいつもの日常が繰り広げられるだけ。今回もクラスにハルヒが居なかった、みんなの記憶が無かった。ただそれだけ。世界観や大掛かりな舞台を私は非現実空間としてアニメや実写映画に求めるところがある。そういうのはまるで無い。

しかし、この作品は面白い。おそらく話の流れが人を引き込むものを持っているのだと思う。改めて冷静に終わった後考えてみると、長門が演技をして、嘘をついていても成立する可能性がつきまとう。皆がキョンを騙しているそれでも通じるお話。それぐらい時間軸をそこら中移動してるのに、絵的に変化が無いのだ。例外を上げると新聞の日付、これは見る側には見えない。大人ミクルの存在。本当に極少数のものだけで未来過去と感じさせて成立させている。このポイントはやはり先ほども書いたけど話の流れが見る側を物語に集中させ、引き込んでそうだと思い込ませる何かがあるから。奇妙な作品だ。熱中してみている時はそんな事思わなかったのだが、所々感じる高校生活それを楽しんでいるという雰囲気がこの作品けいおんと似ている部分があるんじゃないか?と思わせるから。それでふっと考えてみると、これただの高校生のお話のから絵的には逸脱一切して無いよなと感じたので。フルメタは違うけど、京アニは結局一貫して同じものを描いてるんじゃないか?と思えてきた。面白さのベースに確実にわくどきだけじゃないそういう雰囲気を楽しむ部分がある。

さて敢えて言うまでも無いけど、キャラは魅力的だ。この作品の最大の特徴は上で挙げたがもう一つの特徴はSOS団の人間ドラマ。第一にキョン。ハルヒへの思い。ミクル、ハルヒ、長門のキョンへの思い。小泉のハルヒへの思い。

キョンが言うとおり、長門が何故再起動プログラムを用意したかは選択なんだと思う。しかしそこに私かハルヒどっちを選ぶか?って意味は一切無いのか?そう思わせるほど眼鏡長門にはキョンへの思いがあった。長門のバグの原因は語られなかったが多分キョンへの思いだろう。未来のミクルのキョンにベンチでもたれるところとか、聞き取れなかったが何か呟いたところとか。後長門の思い知っている可能性。当時は振り回されていただけだけど懐かしかった高校時代への思い出。小泉と話してて昔のハルヒのままだったのに、キョンと話し始めたら生き生きしてきたハルヒの変化。ハルヒの代金は払うけど、キョンのは払わないそんな些細な所でキョンにライバル心を出す小泉。事情を理解して、キョンだけはハルヒの特別だと分かると羨ましいと呟く小泉。事情があってSOS団に所属している面々とは違った顔を見せるSOS団のメンバー、この点はずっと見てきたから楽しめる部分。

ただ、これら個々のエゴイズムから出させる対立する思いを抱えつつも、今この時はSOS団として過ごす事を皆が共通して楽しんでいる。ここがすべてのベースになっている。この作品を経て随分ハルヒへの見方が変わった。随分けいおんに近くなった。この現実的な雰囲気を持ったまま、SF風味のタイムトラベルの面白さも同時に持った作品なんだなとつくづく思わされれる。

苦言を付け加えるなら、前評判が高くて期待したが、この作品所詮涼宮ハルヒの憂鬱の続きとしてみないとあんまり面白くない。作品の軸となるタイムトラベルに関して前作で振ってある伏線や設定が無ければ魅力が落ちる。次に個々のキャラのドラマも憂鬱での感情移入が無ければそんなに良く出来たな話だなと思わない。映画として切り出すほどのものじゃない。その点は不満、しかし、この時間内でのまとまった面白さと言う点ではさすが小説として一巻丸ごと切り出されているだけまとまりがあって山場もしっかりあって、きっちり楽しませてくれる。後この作品まだ続いてくのがわかるけど、終わったと言うすっきり感がある。原作の映像化として申し分ない話の作り。

長門とキョンが主人公と言われる作品だけど、私はこの作品でハルヒって結局寂しい奴だと良く分かった。友達が欲しかったんだなと自然に思えた。彼女が根底に抱える思いは複雑なはずなのだが、実際彼女の言動を見ているとただの寂しがり屋で友達が欲しいけど素直につくれない人間関係の下手な人間にしか見えない。この点涼宮ハルヒが憂鬱で振っていた9話でのキョンへの語りは放棄したっぽいなと言うところがある。良くいる思い込みで壁を作っていたけど、いざそれを取り払ってみると常識的でフレンドリーな人だったと言うキャラになりつつある。ハルヒは実に普通の高校生だ。案外雑な作りだなとがっかりした反面、リアルだなとも思える。属性無しの友達キョンがそれをすべて物語っている。今まであった人間は属性のせいじゃなくて、単に好きに慣れなかったんだと思う。谷口みたいなタイプと友達になれるわけが無いから。後以前振ってあったSOS団に唯一欠けている異世界人はキョンだった。これはちょっと驚いたキョンがそういう属性を持つんじゃなくて、そういう属性になるように巻き込まれた。このストーリー展開は上手い。

2010/12/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:57(67%) 普通:5(6%) 悪い:23(27%)] / プロバイダ: 1666 ホスト:1471 ブラウザ: 11293
「待ってて良かった」
やはりどうしてもこの言葉が浮かんで来てしまいますね(笑)
1期のシャッフルやら2期のエンドレスエイトやら、見事振り回され続けてきました。これはハルヒ(京アニ)の陰謀か?
それなら、ついてきて良かったのかもしれません。

武本監督の言うように、私も消失は「決心と回帰」の物語だと思ってます。
非日常か日常か。曖昧な立場から脱却を余儀なくされた選択を突きつけられたキョンが出した答えは、彼なりの最高の答えと言えると思います。
それにプラスして、「俺はハルヒに会いたかった」のセリフも同じく重要。
憂鬱でも溜息でもまだ「世界を変化させないために」という大義名分が後をついてまわっていますが、非日常―いわばハルヒを選んだことによって大義名分を綺麗に解消している。

キョンの決意は見ていて興奮を覚えました。
いや、まさか自問自答シーンがあんな風に再現されるとは思ってもいなかった。
ずっと彼らを写していた窓や廊下や鏡。その意図が自問自答で発揮されてます。この演出は割と好みだった。

ほかにも、文芸部室のドアを開ける動作など。
最初はつまらなそうな顔で、最後は楽しそうな顔で。いい対比です。

原作の消失では薄い恋愛面も補強されていますね。
ハルヒか長門か。原作では「ハルヒと長門どっちだよ」と若干思いましたが、きちんと区別されていたのがさらに好印象。古泉の「羨ましいですね」は憎いことやるなあ、と。

PV見ただけでも驚嘆ものでしたけど、作画は本当に素晴らしいです。
これでもかと魅せつけられました。
その上背景。書き込み量が半端じゃなく凄い。

疾走感、焦燥感、緊張感。原作で味わったあの衝動をもう一度アニメで見れたことは素直に嬉しいですね。
2時間43分という時間は、溜息より長く、勿論憂鬱より長い。
異常に長い映画なのにダレもせず、また一つ一つ目が離せませんでした。

うん、でもまあ、「ユキ」はさすがに。長門がかわいそうだろ…

2010/12/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2698 ホスト:2713 ブラウザ: 9932
テレビシリーズを全て視聴し、原作の消失も既読の上で劇場に足を運んだ。
期待しすぎて自らハードル上げてしまったが、その期待を裏切るどころか、それを遥かに凌駕する最高傑作だった。なんというか、小説の中身がそっくりそのまま映像化され、さらに美しい背景や感情表現豊かなキャラ達の作画も加わって良い味でてるといったところである。

ハルヒシリーズが好きな方なら分かると思うが、主人公のキョンの立ち位置が私たち視聴者(傍観者)のような視点で描かれており、知らず知らずのうちに感情移入してしまう節がある。消失世界もまた然りで、キョンに降りかかる出来事がまるで自分の身に起きたかのような錯覚に陥り、より一層事態の深刻さが画面を越えてひしひしと伝わってきた。

個人的な意見だが、この作品はバックトゥーザフューチャーにどことなく似ている。時間移動したり、それによる伏線があちらこちらにちりばめられていたりと、自分が過去で行動した出来事が未来につながっているわけである。よく作りこまれているなと感心した。タイムトラベル物が好きな方には尚のことオススメしたい。

最後に一言、上映時間がだいぶ長いがそれを忘れさせるぐらいの魅力がこの作品には詰まっている。テレビシリーズの伏線とも連動しているので、数年前からこの映画を意識して綿密に作られたものと読み取れる。この京アニが積み重ねてきた『計画的な戦略』の積み木の頂点が見れることだろう。もうすぐDVDが発売するので、視聴することを全力で薦める。

2010/11/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:45(69%) 普通:9(14%) 悪い:11(17%)] / プロバイダ: 6939 ホスト:6859 ブラウザ: 8817
【良い点】
・原作に忠実
・複線の回収
1期OP、ジョンスミスなど。
・風景
これは京アニ制作アニメに言えることなのかもしれませんが、
風景がすごく綺麗です。Airの夏の風景とか。
背景から冬の寒さがひしひしと伝わってきます。
・安定した作画
2期では一般に言われる「けいおん顔」っぽさがほとんどなくなってました。
・BGM
場面ごとによくこんなにあったBGM作れるなぁと思いました。

【悪い点】
・長丁場
原作を忠実に再現しようという制作側の思いは伝わってきたけど、
流石に長めかなぁと思います。
自分は大丈夫でしたが上映中にトイレに立つ人を見かけました。

【総合評価】
期待しすぎかなと思ってましたが、そんなことはありませんでした。
ファンならどれだけ期待してもしすぎることはないと思います。

[推薦数:1] 2010/09/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:26(84%) 普通:2(6%) 悪い:3(10%)] / プロバイダ: 13117 ホスト:13131 ブラウザ: 11172
素晴らしい…。

やはり「ハルヒ」を超えるのは「ハルヒ」しかないと確信させられる。2期放送当時、エンドレスエイトをさっさと終わらせてなぜ「消失」をTVシリーズに組み込まなかったのかが疑問でした(ハルヒはそもそもが実験的作品ではありましたが…)。その疑問に見事に答えてくれましたし、一連のTVシリーズの構成に説得力を持たせる形となっています。――「消失」が劇場版である意味。それは映像表現のクオリティのためではなく、一連のTVシリーズで展開してきた「ハルヒ」を自ら振り返り、越えようという試みだったのではないだろうか。ゆえに視聴者との相互対話性のあるTVシリーズ形式ではなく、これまでの自己の作品群との対話という意味での劇場版という形式だったのだろう。

【良い点】
・脚本。パワフルでエネルギッシュなTVシリーズと違って準静的で繊細なこの劇場版に見事に合わせてきた。
・劇場版ならではの映像の素晴らしさ。作画、演出といった映像表現の秀逸さ(←本当は一番これについて語りたいのだけど…
・準古典的な動機を用いていますが、しっかりと一連の「ハルヒ」シリーズのテーマに分かり易く結び付けた構成
・上で述べたように、本劇場版を通じて一連のTVシリーズを振り返った上で「ハルヒ」を越えようとする製作者の方々の心意気

【悪い点】
・人によっては時間の長さがやや気になるかもしれませんね
・「悪い点」とは言えませんが、一連のTVシリーズあってこその劇場版でしょう
(・では新しい"何か"を提示するレベルにまで達したかというとやや疑問ではある)

【総合評価】
原作は読んでおりません。TVシリーズは観てました。先月、夏休みに地元に帰ったら奇跡的にまだ公開していましたので観てきました。自分は一連の「ハルヒ」シリーズの熱心なファンというわけではなかったのですが、本劇場版の素晴らしさでTVシリーズの良さが分かった。さらにこれまでのTVシリーズの見方を変えたばかりか、評価を相互的に押し上げた形となりました。もう一度TVシリーズを振り返れば、その素晴らしさが理解できる。「やられた…!!!」まずこの一言。本当に脱帽です。最高傑作との評判は間違っていませんでした。エンドレスエイトやサムデイインザレインをはじめとする一連のTVシリーズ(OPなども含めて!)はこのためにあったのではないかと思えるほど圧倒的だ。さすがに劇場版だけあって映像表現は素晴らしく、とくに背景の描き込みは恐るべき密度を誇っていました。ただ、映像表現に関してはすでに他の方が詳しく述べられてたりするので、別の観点から語ってみたいと思います。(おそらく本来ならば、この点こそ述べられるべきだとは思いますが)

*
(1)前半【外部の世界へと参入するセカイ系として】

お話としてはある意味、よくある話だといってもいいでしょう。「感情や心など持たない(or分からない)はず、とされる者に心が芽生える」というモチーフは近年となってはもはや準古典的と言えます。一連の「ハルヒ」シリーズのテーマは、端的に言えば「退屈な日常を面白くすることに、自ら積極的に関わること」だと思います。まぁ小難しく捉えれば、単なるセカイ系としての作品ではなくてセカイ系を通じて「世界に参入する」という問いかけをしているのだとも捉えられます。なぜなら、誰だって世界と無関係なただの傍観者ではなく、絶えず変化する世界の当事者に他ならないから。準古典的ともいえるモチーフからこの一連のテーマへのつながりは見事でした。

まず本作を語る上で欠かせないのが、もちろん長門です。彼女は有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース(笑)であって、本来は感情や心など持ち得ない存在とされています。なぜならば彼女の目的は、いや存在の理由とは「観測」だから。つまり積極的な干渉を行わずに、常に第3者として合理的に判断する傍観者であるということ。「ハルヒ」のテーマに反して、彼女は傍観者であることこそが存在する目的・理由です。(超能力者も未来人も干渉しない人たちなので、ハルヒにとっての「世界」で実存的な存在だったのはそもそもキョンだけだったんだけど)

実際にエンドレスエイトにおいて繰り返されるループを彼女だけが鮮明に記憶(記録)していたという事実がそのことに整合しています。そして回を重ねるごとに憂鬱になっていく彼女の表情を覚えている方も多いでしょう。エンドレスエイトをはじめとして、TVシリーズにおいて様々な"予兆"が提示されていました。(おそらく静謐にして圧倒的な出来だったサムデイインザレインが最大の"予兆"でしょうね。TVアニメ史に残る屈指の出来だ)。そしてとうとう彼女にバグ(感情)を引き起こされ、彼女は世界を改変した。つまり第3者である観測者を脱し、当事者として世界に積極的に働きかけた。かくして本劇場版は一連の「ハルヒ」シリーズのテーマと通底することとなります。

しかし彼と共にいたいという願いは彼女の役割に反しており、自身の願いは叶うべきではないことを彼女は理解していただろう。感情を持たらざる者の、しかもその者自身の存在理由がゆえに消えるべき運命の儚き願い。それこそ雪のように儚いもの。これまでの「ハルヒ」が実にエネルギッシュでパワフルな勢いがあっただけに、本作全体を覆う儚さが我々の心を打つのでしょう。

*
(2)後半【セカイ系として時代に則り、自ら時代を動かした「ハルヒ」を弁証法的に振り返る本劇場版】

作品の後半は、改変された世界を元に戻そうとするキョンが主軸となります。彼のこの行動が何を示唆しているのでしょうか。前島賢氏によれば"セカイ系"と呼ばれるものには、「ループものの作品」「セカイ系への自己言及的応答作品」などが挙げられるそうです。「セカイ系」の厳密な定義は難しいですし色々と試みられていますが、内向きに閉じられた個人的「セカイ」が、文字通りの世界と直截的につながるのが特徴かと思います。これは「キミとボク」(あるいはボクたち)の間でセカイが完結し、外部の人々や歴史といったコンテクスト無しに世界と通じているといったところでしょうか。したがって「ハルヒ」はまさに"セカイ系"の代名詞の一つといってもいいものでしょうね、良い意味でも悪い意味でも。ハルヒのワガママに付き合わされていたSOS団内の「セカイ」がそのまま世界と直結していましたから。

キョンが選択した世界、それは「ハルヒたちとの非日常」という彼にとっての「日常」の世界でした。長門の提示した文字通りの日常は実に魅力的な世界だったに違いありませんが、それはもはや彼にとっての「日常」ではなかった。すなわち、彼にとっての「日常」とはハルヒたちとの非日常的な毎日となっていたのだ。彼のこの選択はつまりハルヒたちとの非日常的な「日常」が楽しかったことを認め、自らがそこへ積極的に関わる決心をしたのではないでしょうか。ここで前半における長門と同様、一連のテーマと通底しています。これは2期で文化祭の準備のときも同じ描写がありましたけど。つまり彼は非日常を肯定し日常を否定しているように見えて、「日常」を肯定している。それはどちらかというように二分できるものではなく、どちらも内在的なものとして捉えているのです。これは一連のTVシリーズでも示されていたことです。

"セカイ系"的な世界観は、自己の存在・世界を誰か一人に委ねてしまう特徴があります。なぜならボクの存在・世界を外部の中間項やコンテクストを挿まずして、キミとのつながりだけに託してしまうのだから。古泉がキョンに説明してた「人間原理」の世界観も似たところがあります。長門が望んだ「キョンと2人のセカイ」というのは、端的に従来の"セカイ系"を示している。2人の間だけで完結し閉塞した世界に留まるということは、まさに従来的な意味での"セカイ系"に他なりません。しかし彼はこれを選択せず、一般化された非日常としての「日常」であるこれまでのセカイ系を再び選択する。さらにキョンは長戸に対しても、自分だけとのつながりの閉じたセカイではなく他の人たちとのつながりのある世界で生きるように望んだ。

これは"セカイ系"を否定した上で、自身が展開してきたセカイ系をもう一度肯定しているという手続きです。つまり従来的な「閉じたセカイに留まる"セカイ系"」を否定して、自ら掲げてきた「外の世界へと参入し働きかけるセカイ系」を選択したのです。彼の選択は、セカイ系として展開してきた自身の一連のシリーズを本劇場版を通じて弁証法的に振り返るという製作者自身の試みに他ならないのではなかろうか。メタな視点から作品世界を眺めていた彼が「世界に参入」することの意味はとても大きいはず。準古典的なモチーフを用いたのも、相も変わらずキョンの独り言で進んでしまうあたりまさしく「ハルヒ」なのも、自らを振り返り古典と決別しながらも古典を肯定する、つまりセカイ系としての「ハルヒ」に内在しつつもそれを越えようとする試みだったように思います。細かな演出だとか素晴らしいBGMとかってのもあるけど、自分としては製作者の方々のこの心意気に最大限の敬意を払いたい。

*
※どうでもいい余談:

テーマからも明らかですが、ハルヒのセカイ系は俗に言われる"セカイ系"作品と違うのは、閉じたセカイに留まずむしろ外部の世界へと参入しようとするところです。そういった意味でも「ハルヒ」とは上手く時流に乗った作品であり、そればかりか自ら時流を作り出し動かしさえしている作品です。97年以降、碇シンジの厭世観が疫病のように猖獗したアニメシーンにおいて、セカイ系から日常への決定的なパラダイムシフトを起こしました。つまり、いわゆる"セカイ系"でありながら、陰鬱で閉塞したTVアニメ界を、エネルギッシュに突き動かした。本劇場版によって新しく何かを提示するレベルに達したかというと疑問ではありますが、こうした潮流を自ら引き起こした作品として、責任を投げずに総括した意味は大きいはず。

*
(3)総評

長戸の行動も、キョンの選択も、自己の内部で「世界」を完結させた傍観者としてではなく、常に変化する世界の中で周囲と関わりを持った参加者になるということ。一連の「ハルヒ」のテーマを一番キレイに総括する作品でもあったように思います。さらに言えば、準古典的なモチーフを用いて一連のシリーズに共通するテーマと通底させた上で、それと対話応答する作品だったと言えるでしょう。もちろん単純に純愛ものとしての出来も素晴らしい。これはもう完全に脚本と構成の巧さが光っていました。ここまで書いといてまだ書き切れてない感じがしますが評価は「最高」に限りなく近い「とても良い」としておきます。素晴らしい作品をありがとう。

重要な余談(笑);
さすがに公開終了の間際だったので他に誰もおらず長門の可愛さを独り占めできました。
どうだ羨ましいか!!笑

2010/09/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 12735 ホスト:12764 ブラウザ: 12724
めんどいんで普段はあんましこういう評論家?みたいなことやってないしやりたくもないけど、久しぶりにいろんなものを吐き出したくなった。
【良い点】
初見だったけど最初のほうで大体雰囲気はつかめた。絵柄から萌え系かと思ったけど、ちゃんとSFやった。
昔見ていたドラえもんとかの映画より絵が綺麗だった。正直びびった。曲とかもよかったと思う。
【悪い点】
サービスシーンがあるようでなかった。いや正直期待してはなかった。あと、少し長かったな。終わって外出たらもう真っ暗だったし。
【総合評価】
「ハルヒ」はぶっちゃけ名前しか知らなかったし、見るつもりもさらさらなかったんやけど、たまたま時間あったし、あん時は地元から離れてたから、周りに知ってるやつなんていなさそうだったから見てみた。
正直ガラガラに空いてて、人気ないんかとかおもった。前の席のほうにいたカップルがいちゃついてんの見て腹が立ったんやけど、映画始まったら「おもしろいかも」と思ってカップル無視して見始めた。
そしたらだんだんSFチックになってきて前にいたカップルも静かになった。続きものらしくてところどころよくわからん部分もあったけど今まで見た映画の中でかなりよかったほうだと思う。あんましアニメなんか見ないけど、テレビでやってたらしいから地元に帰ったらそれもみてみようかなて考えてる。

2010/07/09 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:15(35%) 普通:2(5%) 悪い:26(60%)] / プロバイダ: 13377 ホスト:13180 ブラウザ: 11416
ハルヒはアニメ版しか見たことないんですが・・・正直アニメ版1期よりもつまらなかったです。
原作未読なので訳が分からなかった。キャラクターもキョンや長門以外出番が少なくバランスが悪いです。
それから一部の方向けの作品なのにもかかわらず無駄に長い。せめて1〜1時間半にまとめるか、OVAでやれば良かったと思います。

2010/06/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:5(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 15163 ホスト:15295 ブラウザ: 8728
原作の良さを存分に引き出したとても良い演出になっていたと思います。
ただ、初めてハルヒに触れたという人には少しわかりにくいのではないかと思います。
評価は最高で。

もっと読む

「【良い点】・原作をすでに読んでいたのですが、割とそれに忠実でした。・それでいてうまくストーリーを膨ら...」 by 雨猫


次のページを読む


この評価板に投稿する

> > > > 涼宮ハルヒの消失[アニメ映画]: 感想(評価/レビュー)

1週間
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
1年
最近1週間
4個つり球(アニメ)
4個サザエさん(アニメ)
3個這いよれ!ニャル子さん(アニメ)
[4位以降を見る]
最近1ヶ月
13個這いよれ!ニャル子さん(アニメ)
12個Another(アニメ)
9個氷菓(アニメ)
[4位以降を見る]
最近1年
144個魔法少女まどか☆マギカ(アニメ)
107個あの日見た花の名前を僕達..(アニメ)
84個Steins;Gate(アニメ)
[4位以降を見る]

分野切換
全分野 アニメゲーム(ゲーム機)漫画(雑誌)文学ドラマ特撮/人形劇日本映画海外映画
並順
評価新着順開始日順 総合点順 [全期間 / 2012年 / 2011年 / 2010年以前] 平均点順 書込数順 閲覧数
50音順