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[アニメ]河童のクゥと夏休み


かっぱのくうとなつやすみ / Summer Days With Coo
アニメ総合点=平均点x評価数848位/3,702作品中(総合25/偏差値50.60) 847位<= =>849位
アニメ平均点(評価10個以上限)32位/2,044作品中(平均2.27=とても良い/11評価) 31位<= =>33位
2007年アニメ総合点39位/189作品中 38位<= =>40位

評価統計
評価平均とても良い(2.27 pnt)
評価総合点24.97
アニメ順位(平均点)32位(2,044作品中)
アニメ順位(総合点)848位(3,702作品中)
偏差値(総合点)50.60

人数5420000
割合45.5%36.4%18.2%0.0%0.0%0.0%0.0%
加算分布45.5%81.9%100%100%100%100%100%
分布要約100.1%0%0%
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簡単投票
簡単投票の分布
映像2.00(とても良い)1
ストーリー2.00(とても良い)1
キャラ・設定1.00(良い)1
音楽0.00(普通)1
声優・俳優0.00(普通)1
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ロマンチックな気分100%1人/1人中
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配給:松竹
監督・脚本:原恵一
原作:木暮正夫(「かっぱ大さわぎ」「かっぱびっくり旅」より)
キャラクターデザイン・作画監督:末吉裕一郎
美術監督:中村隆(スタジオユニ)
色彩設計:野中幸子
撮影監督:箭内光一(ライトフット)
編集:小島俊彦(岡安プロモーション)
CG監督:つつみのりゆき
CGエフェクト:松山正彦
日本 公開開始日:2007/07/28(土) 映画
OP/ED以外または不明曲 (3個)

夏のしずく
歌:大山百合香
詞:山本成美
作曲:朝本浩文
編曲:朝本浩文 [補記] [ファン登録]

座敷わらしの子守唄
歌:井上里花
詞:西舘好子
作曲:原荘介 [補記] [ファン登録]

雨乞いの歌
歌:冨澤風斗
詞:原恵一
作曲:原恵一
編曲:若草恵 [補記] [ファン登録]
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日本16,6711211
海外1,06700
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最終変更日:2009/06/21 / 最終変更者:管理人さん / 提案者:634 (更新履歴)
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2012/02/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1259(50%) 普通:630(25%) 悪い:631(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
出会いと別れを通じた少年の成長を軸にして人間、自然、文明を実に多面的に描きます。
基本はハートフルストーリーでありながら冒頭に惨殺シーンなど甘い理想一辺倒の作品ではありません。

人間:
上原家を中心に暖かさが、ジャーナリズムや大衆を中心に浅ましさがバランスよく描かれる。
上原家の4人はリアルかつ個性が明確に分けられ、未知との遭遇に目を輝かせる男達に対して女達はツッコミ役。
また両親の良識や分別に比べると、TV出演に浮ついてしまった康一の子供らしさが絶妙。
マスコミ&大衆の反面教師ぶりも素晴らしいが特に目を引いたのが冒頭の侍の一件が
「悪戯河童を退治した」という形で伝わっている点。子孫の清水氏は河童に愛着を抱く善良な人だが、
(先祖の行いを悔いて腕は返してくれたのでしょうね。この人が権利を主張しだすと収拾がつかなくなる)
加害者である事実から無意識に目をそらしてしまう人間の心理がうかがえ考えさせられる。

自然:
風景の映像美で「美しさ」が、クゥの存在を通じて「守るべきもの」である点が表現される一方で
大地震やクゥの中に眠る(龍神の末裔的能力?)力から「怒れるもの」である点や
最後のキジムナーの存在で変化していく環境に適応していく「強かさ」も描かれている。

文明:
自然を侵害していくので、あまり良い印象が無いが上原家の面子もクゥのために結構、活用している。
特にクゥを「異端」と捉える人達のストロボが物凄いストレスになる一方で、
「家族」として受け入れてくれた上原家のそれが全く苦にならない演出は地味に重要。

人間と自然、そして文明が一概に否定できない繋がりを持っている様を丁寧に描いていく傑作。
鑑賞後は地震によるクゥの生き埋めですら何かしら大きな意味があったような不思議な気持ちにさせられます。
個人的には田舎や子供を理想化しすぎた「トトロ」より上のイチオシ作品。

2011/10/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:85(71%) 普通:15(13%) 悪い:19(16%)] / プロバイダ: 18839 ホスト:18912 ブラウザ: 4785
有名な原監督ということもあり視聴。

一見さわやかなファミリー向け娯楽映画だが、
実際は残酷で大事な事を淡々と投げかける重みのある映画だった。

・現実味

康一などの上原一家を含め、近隣住民やマスコミの反応など非常にリアルでこわかった。
リアリティがあるから良いのではない。言葉では言い表せない事で、重苦しく、それでいてとても大事なことがある。

そしてハッピーエンドともバッドエンドとも言えないラスト。
これもまた非常にリアリティがあった。
何度も言うがリアリティがあるから良いのではない。もっと別の何か。

・映画らしくない

また、この作品色んなところで映画らしくない。
普通の映画はより派手に、大げさに、ロマンチックに、感動的に描こうとする。

ところがこの作品はいろんな面で非常に地味に描いている。
しかし、と言うか、だからこそ、と言うべきかもしれない。
強く強く伝わってくる。

クゥの入ったダンボールが送り届けられるのをコンビニの外で待ち、
そのトラックを追いかける康一のクゥに対する気持ち、その康一に対するクゥの思い。
しっかりと感じることができた。

・中盤が退屈?

確かにテンポの良い映画だとは言えない。
しかし無駄な場面は一切無く、どの場面もクゥにとって、康一にとって大事な場面だと思う。

・声優

プロの声優でないということがあり、確かに違和感を感じる部分もあった。
しかし作品の価値を落とす程のものではないと思う。

〜総合〜

この作品はとても大事な重いものを視聴者に与える。
原監督ならではのものだと思う。また観たいと思った。
厳しめにつけて、とても良いよりの「良い」です。

2011/02/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(59%) 普通:1(6%) 悪い:6(35%)] / プロバイダ: 4182 ホスト:4161 ブラウザ: 6184
この映画は初めて見たときかなり怖かった。というのも人間側に善人がほとんどいないんですよね。クゥを面白おかしく取り上げようとするマスコミだけじゃなくて、河童を監禁しろって抗議する人たちとか、犬が撥ねられても助けようとせずに写真を撮ったりする人たちなど・・・主人公だってテレビに出られるって大喜びしてたし・・・・。

これって人間に対して警告を発信している作品なんじゃないかなぁ。
今の萌えキャラや格好良さだけを追求した作品が縛られているアニメ界になってしまった世の中。こういった作品をなんもためらいなく作り出せるってある意味スゴイですね。

2010/11/17 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:228(59%) 普通:108(28%) 悪い:50(13%)] / プロバイダ: 6381 ホスト:6409 ブラウザ: 12138
【良い点】
1:作画。特に背景は美麗の一言。
2:もしも河童が現れたら、というシミュレーションとしての物語。特に、河童を巡るマスコミの狂騒振りは秀逸。
3:クゥの心情描写。及び、主人公の家族との交流の課程。

【悪い点】
1:中盤の遠野での探索行。終盤での龍神など、様々な要素を入れすぎた点。
2:クゥの交流する相手を主人公とその家族に限定した点。正直、遠野を入れるくらいなら、素直にガールフレンド等、主人公の友人との交流を描いた方が良かったような気がします。
3:1の結果もあり上映時間が長くなり、終盤がやや冗長な感が否めませんでした。

【総合評価】
「クレヨンシンちゃん」映画で、児童向けながら骨太かつ感動的な作品を連発した監督が挑んだオリジナル作品。

数百年間眠っていた河童が復活と、彼を保護した家族との交流、更に河童出現による社会の狂騒振りを、非常に丁寧に描いていました。
民俗学のメッカ遠野や、龍神伝説など、スケールの大きな話を絡めていますが、それがやや蛇足の感を免れず、又、丁寧すぎる故に「シンちゃん」程の映画的エンターテイメント性が得られなかった感は、否めませんでした。

評価は、その点を考慮し「良い」と致します。

2010/08/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:545(44%) 普通:0(0%) 悪い:695(56%)] / プロバイダ: 3334 ホスト:3198 ブラウザ: 15253
もう何もいらない。すべてこの作品に詰まってる。なんか語ることがないというか語れないというか語れば逆に嘘っぽくなって理屈っぽくなって作品をダメにしてしまう気がする。
誰々がこの時はこういう心情なんだよとかこのシーンはこういう意味があるんだよとか家族の行動とかキャラの行動おかしくない?とかそういうのを考える作品ではなくて、すべて作品の中で説明されてるしすべてが自然で疑問を感じさせずそういう作品なんだなと許せてしまう。すべてこの作品に身を委ねてしまった。

河童とか妖怪とかある意味ファンタジーなのにリアリティがあってだから説得力もあるしこの作品の温かさに包み込まれた。理屈が通る通らないとか都合の良さとか意味のわからなさとかどうでも良くなってくる。だけど大人になってから色々細かいところ見てしまうし気になるし突っ込みたくもなる。そういう汚いいやらしい思いを問答無用に消し去ってくれる。逆に汚い自分を見せられた感じになって、嫌にもなったしそれを温かい風が吹いて拭い取ってくれてるような気がして不思議でたまらなかった。本当に子供の時に純粋に見たかったな〜って思える作品。

本当は語りたくなくて自分の中でとっておきたいんだけどそれじゃあ感想にも評価にもならないので少し語るとするなら、普通なら感動を狙いに行ったり大げさにしたり演出とか見せつけたり大人の個人の気持ちや感情や伝えたいことなどが見え隠れしたりするものなんだけどそういうのが一切ないのがすごい。
ストーリーとか起承転結とか盛り上げ方とか考えて作るものだけどそれがなくて適当とかいう意味ではなく、なるようにしかならないストーリーという感じ。
ちゃんと起承転結を分かってないと出来ない事だろうし(本当に適当になってしまう)一見ご都合主義とかストーリー性がないとか思いそうな所なのにそれを感じさせない自然さ。
いじめを仕返しするシーンとか犬が死ぬシーンとか恋愛にしても淡々としていて逆にこっちがもっと大げさにしてもいいんだよ、感動させてくれって思えるほどだった。でもそうしてしまうとこの作品ではなくなってしまう。
康一にしても犬が死ぬシーンで冷たそうに見えるけどそれが自然なのかなって思ってしまう。
人間の汚さとかストーリーとかで大げさに見せず細かいワンカットとかで出してるからそれもリアルでもっと汚く怖く見えてくる。
例えば河童が雑誌に載った時近所の迷惑とか家の迷惑とかクゥ本人の迷惑とか考えず、ギャーギャー騒いでいたのにクゥが力を発揮して恐ろしい生き物だと知ったら私たちの迷惑だからここから立ち去れというプラカードを張り出す。人間の自分勝手さがよく表れていたシーンだったし、犬が車に引かれてクゥが泣き叫ぶシーンで野次馬が集まってきて写メを撮り出す。その中の1人のおばさんがかわいそうにと言いながら写メを撮っている。
こえ〜って思った。クゥが言っていたようにクゥ側から見たら人間の方が化け物に見えるってまさにその通りだった。
多少グロシーンがあるけどこれも絶対必要だし、カラスが破裂するシーンは人間への怒りが込められていてきれい事ではすまされないメッセージ性があった。
その後人間が遠目から見てるカットがあって恐怖心から近寄れなかったのもあるだろうけどそれは表面的な理屈で実際は後悔があったのかなって思う。そこから悪い事ばかりではない人間らしさも感じ取れる。

とにかく人物描写が素晴らしくて中でも子供の描写は秀逸だった。
一つのカットであったり目線であったり表情の変化であったり細かい所ほど丁寧だったし、好きな女の子に対して口では真逆の酷いこと言ったり避けたりするけど言われた一言が嬉しくて励まされたり、妹が椅子の隙間にモノ隠したりなど思い当たる節が多々あって懐かしい思いにさせてくれる。
康一とかクゥの関係性も勿論良かったけどこの作品に欠かせない盛り立て役と言えば妹と犬だろう。妹の一つ一つの仕草とか反応とかクゥの絡みとかおかしくもありかわいらしくもあり見てて微笑ましかったし、犬のおっさんは悲劇的でかっこ良すぎだった。クゥとの絆や友情も感じれたし、康一に気をつかってみたり康一が動けない所をおっさんがクゥを連れ出したり人間よりしっかりしていたり、だから死ぬシーンはもうちょっと感動的にやっても良かったんじゃないかなという思いはある。ちょっとしか出てないのに座敷わらしもいい役所で印象に残るし、男の後ろに現れたり表情がおかしくそれだけで惹かれるしキャラへの愛情やこだわりが感じられてそれが感情移入へと繋がる。

余計な説明がないのが押し付けにならず説教臭くならず画面で説明させてるからテンポを乱さず自然に伝わってくる。
龍が現れるシーンももっとなんかあるかと思ったら現れただけで終わりだったし、座敷わらしが現れるシーンも歌うだけで終わりだしでもそれで十分伝わるし、女の子が母親の不倫相手の靴を捨てるシーンもそれだけでそのあと一切何も言わないし入れない。どれもこれも中途半端にも見えるけど語る事で逆にその人の思いが安っぽくなるし語られない思いの強さや受け取る側の事を考えた信頼感が伝わってくる。

ちょっと長々となってしまったけど夏の描写も良く出来ていて川に入った時の冷たさや気持ち良さも伝わってきたし、音響も音楽も良かったし音楽は感動的で何より水面とか森とか田舎風景とか背景が美しくて水の中から光が射す所や水面に木々や木陰が反射する所とか夏や自然の素晴らしさを体感出来た。
マスコミに取り上げられたり人間に注目されたり最後は別れたり王道といえば王道だけど、人間の反応や別れさせ方に意外性があった。もっと人間に酷い事せたりドラマチックに盛り上げたり家族の反応も暗くしたりする事も出来たけどそうはせずそこは緊張感はなかったけどドラマにしてしまったらリアルさが薄れるし、別れさせ方もダンボール箱に入れて顔は見せない。だから考えさせらて康一と同じ思いになってクゥに感情が向けられるし、狙いとかではなくそこもごくごく自然でその為に取っておいた頭の中で話す伏線を持ってくる。

印象的だったシーンでは夜にクゥが出て行って雨に打たれながら気持ち良さそうにふらふら歩いていて街灯の下で水たまりで遊んでいる所を人間に見られるシーン。間の取り方も最高だった。
妹が河童の事をばらして母親が振り返るとそそくさと逃げるシーンとかクレヨンしんちゃんから学んだのかギャグのセンスも抜群。
クゥが柱に張り手を打つ所も辛いシーンなはずのに絶妙な描写のギャップで笑いに持っていって暗くなりすぎない所が良い。
最近のギクシャクした家族ではなく温かさがあって真面目に考えすぎず脳天気な所も重くなりすぎない。
菊池と康一が別れるシーンで菊池が1人になって俯いていたのを前を向いて歩き出すシーンは細かい所で見せつけようとせず台詞の説得力とメッセージ性が込められている。
康一が1人で旅行に出かけるシーンで振り向きもしないと言って父親を小突いて、息子を思う母親のいじらしさと心配されるのが鬱陶しく思う息子の思いの違いを見せる所とか印象に残った。
後個人的にうるってきたのが菊池が引っ越しする話をして泣き出してそれを置き去りにした康一が家に戻ってきて犬小屋におっさんがいなかったシーン。泣きを被せる事によっておっさんがいなくなった事を説明させてるのもあるだろうし、おっさんがいれば慰めにもなったんだろうけどいないから1人で歩いていけというメッセージにも聞こえた。

旅があったり冒険があったり友情があったり不思議な事があったり夏休みを満喫出来る。
見終わってキャッチコピーのおめぇたちに会えて良かったっていう台詞がジーンとくる。
作品からキャラに対しても視聴者に向けてもそうだけど信じきった愛や優しさがあるし一つの夏休みの出来事としていつまでも心に残り続けるような作品となった。
もしかしたら二回目見た方が泣けるかも知れない。

2010/02/04 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:153(67%) 普通:27(12%) 悪い:50(22%)] / プロバイダ: 27275 ホスト:27615 ブラウザ: 7351
【良い点】
・ストーリー。
・作画や演出が綺麗。
・様々な人間模様や心理描写がよく描かれている。
・いじめやマスコミ報道など、社会の問題をよく風刺している。

【悪い点】
・陰湿ないじめのシーンや、キャラクターの死など、見ててかなりキツい場面が多い。

【総合評価】
レンタルでDVDを借りていたので見てみました。
とてもよく出来た作品でした、とても子供向けとは思えないくらい濃密な内容には本当に驚かされましたよ。
同監督作品の「モーレツ大人帝国」などといい、どうしてこの監督の作品は素晴らしいものばかりなのでしょうか?
是非いろんな方々に見て欲しい作品と思うですね。
本編中には少なくとも残酷なシーンや、陰湿ないじめのシーンがあり、自分的に何度も見返そうと思えない作品なんですが、メッセージ性や濃密で完成度の高い内容を考えて評価は「最高」で。

2009/01/08 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:35(74%) 普通:3(6%) 悪い:9(19%)] / プロバイダ: 21240 ホスト:21281 ブラウザ: 4984
夏に一度、冬に一度見る機会があたので感想を。
私は原さんはこの作品がファーストコンタクト(名シーン集的なものでオトナ帝国の評判は聞いていましたが)だったのですが、いやはや良い作品をお作りになる。
少年が河童と偶然遭遇、そして家で一緒に住むことになって・・・と分かりやすくよくありそうな話の入りな訳ですが、その後クゥの噂を聞きつけてやってきたマスコミの存在とか取材を受けた後日の康一の周りの子達の態度の変化とか物凄く人間味が出ている・・・表現が上手いなぁと思う部分が多々ありました。

そんな中オッサン(犬)の前の飼い主の話はとても重く、大人でも心にグッとくるシーンはありますね。決して一緒に暮らせない訳じゃないけど「妖怪」であるクゥは共存は難しい・・・、そうゆう複雑で歯がゆい現状というのは現実にも実際ある訳で(犬を飼いたいけどハウスダストが駄目・・・とか)。ファンタジーなんだけど現実味のある作品でしたね。
終盤河童菌コールのあと康一が掴みかかってリーダーが降参、右翼の少年達が無言で去っていくシーンはシュールでしたねw(実際ああゆう状況はあるけれど・・・)

紗代子と康一の小学生なりきのコミュニケーションというのも上手く、最終的に康一も紗代子もまた大人に近づいたなという感じが出ていました。
そしてクゥは「河童を探す旅に出る、そしたら康一にも会いに行く」と言ってヤンバルの澄んだ川に消えていく・・・良くまとまった終わり方だったと思います。
背景やCGの動き等は丁寧で非常に良かったです。総合して「最高」とさせていただきます。

2008/11/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 5251 ホスト:4957 ブラウザ: 7395
オトナ帝国の「おかえり!!」、戦国大合戦の「おい、青空侍…」、そして今回の「俺、人間の友達ができたよ」…なんでこの監督さんはいつも、こう憎ったらしい締めの一言を用意するかなぁ、まったくもう(褒めてます念のため)。

本作は、クレしんシリーズに於いて上述の2作品により(と言えば語弊があるのだが…)、クレしんの既成概念を破壊するとともに、確固たる評価を確立した原恵一氏の監督・脚本による作品(原作は未読)。原監督には注目していたこともあり、本作を視聴したのだけど…やっぱり期待は裏切られなかった。
この作品の感想を一言で表せば、「美しい」。原風景など殆ど出てこないにも関らず、隅々まで美しさに溢れてるような…そんな不思議な余韻を感じる。

正直な話、本作の展開には不自然と思える箇所が多かった。クゥにしても康一にしても瞳にしても、心変わりがとかく早いのだ。しかも言葉足らずの所為で会話の流れが悪い。その為、前後の繋がりを考えると、どうしても「?」が浮かんでしまう。しかし、こういう視点はあくまで「映画として」捉えた場合のもの。実際はそうじゃない。普段の会話にまで整合性を求めてるはずがない。そこで本作の展開を考えてみると、異様なほど現実的な描き方をしていることに驚かされた。話の飛び方や、唐突な心変わりや、語彙のなさといった、映画として不自然な描写が、返って自然なものとなっているのだ(しかし、人物を泣かせすぎることは弁解不能、流石にシツコイんじゃないだろうか?)。
ここら辺、本作が「日常」をベースにして、その中に「非日常」を投入しているという構成だからこそのものだろう。この手の作りだと、日常を肉迫したものとして描かない限り、非日常の持つ意味合いが弱まる。その点、本作は不自然で歯切れの悪い会話を多く入れることにより、土台(日常)を磐石のものにしていた。

だからこそ、非日常(クゥ)が映えるのだが、本作はそれさえリアルな世界観と乖離したものとして描いていないのがポイントだろう。
康一や同級生の反応など、まさにそれだ。全国ネットの話題に上がり、テレビに出るともなれば、そりゃあ浮かれるし、身近な人物が脚光を浴びるとなれば、そりゃあ面白くない(笑)。それに、河童なんて伝説が実在するとなれば、それこそ全国レベルの話題になるだろうし、何としても真相を突き止めよう(で、情報を売ろう)とマスコミが躍起になるのも至極当然だろう。と、すれば、大人の事情がわかってる両親が困惑するのも分かる。
このように、綺麗か汚いかは別として(寧ろ汚い面が目立つ)、人々の反応が非常に現実的なのだ(少なくとも自分にはそう思える)。だから、現実に非現実が介入するとどうなるか、という点が鮮明になり、それが本作に高いリアリティを与えていた。

それだけでも素晴らしい作り込みと言えるだろう。よっぽど丁寧に描いていなければ、肉迫した現実など表すべくもないのだから。しかし、本作は何が良かったって、そこからもう一歩先にあるテーマを実現させることに成功していた(ように感じられた)ことだ。
そのテーマは何か…様々な解釈があるとは思うけど、自分には、「殺伐とした中でも暖かみが生きてると信じたい」なんて人間臭い願いだったんじゃないかと思える(おお、原監督がクレしん映画で体現してきたそれに近いじゃないか)。
序盤でいきなり血飛沫を揚げること自体が、その証明だ。要は、凄惨な描写も厭わない作品だから心せよ、と牽制しているのだから。だが、そのくらいシビアな方が、所々で感じられる優しさが引き立つというもの。実際、本作では冒頭を伏線として、人間の怖さを裏付けているのだし。そして、怖い面もあることを実感させた上で、上原一家とクゥの触れ合いや、康一の幼い思いやりなんかを丹念に描くことにより、両者が対比され、優しさに触れられるようにしているのだろう。
そうやって醸し出された優しさが、自分に「美しい」という印象を与えたのだと思う。河童を殺すような種族が、河童と共に遊び、河童の為に知恵を働かせる。不思議な光景だけれど、こんな光景が見られる以上、人間も捨てたもんじゃないな、なんて感じられる。そして、「互いの違いを認めて、笑い合えればいいですね」といったことに考えを巡らしてしまう。それを反映しているのが、康一と紗代子の逢瀬であり、冒頭で挙げたクゥの締めの言葉だったのかも知れない。

自分が本作で感じられた美しさの正体は、恐らくは製作者の想いが反映されているであろう、人間のそれだったんだ。そうなると、自分はまんまと製作者の思惑に嵌ってしまったってことになるけれど…まぁいいか。こんなに心地よい罠があるなら、いくらでも嵌ることを望もう(笑)。
ところで、原監督の作品を見ていつも思うんだけど、相変わらずシーンの使い方が上手い。例えば、康一くんが走る場面は幾らかあるのだが、その心理的変遷によって、「走る」ことに全く違った意味を持たせている。クゥが泳ぐ場面、同級生が好意的でない反応をする場面だってそうだ。異なるシーンに似たような描写を加えることは、どのメディアでも取られる手段なのだが、本作のそれは秀逸の一言、お手本と言ってもいいぐらいだ。それに、音声やカメラワークだけで人物の情感を伝えることの上手さも健在だ(電車越しに田圃を眺める康一と、車越しに又兵衛を眺める廉姫がシンクロしたのは、自分だけではあるまい)。映像美も相まって、こんな憎いアニメを見せられると、アニメだからこその良さなんかを考えてしまいますね(苦笑)。

自分は「この監督だからいい」とか何とか思わないようにしてるんだけど、本作はそんなの抜きにしても、見事と素直に感じられる作品だった。まぁ、不明瞭な箇所が散見される、しつこい演出が目立つなど、受け入れ難い点もあるのだが、全体的には大いに満足させてくれた。自分の本作に対する評価は「とても良い」とさせていただこう。

2008/07/31 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 30194 ホスト:30470 ブラウザ: 6326
この作品を見ると、不思議と人に薦めたくなります。
自分が抱いた感情を、周りの人にも感じてほしいと切に思わせる素晴らしい作品です。

2008/02/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(79%) 普通:8(11%) 悪い:7(10%)] / プロバイダ: 12763 ホスト:12474 ブラウザ: 5234
まさに子供も大人も楽しめる作品。
大人帝国の逆襲や戦国アッパレで知名度をあげた原恵一監督のアニメ映画。文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門大賞をとるなど、高い評価を受けた。
ただ泣けるだけに終わらず、観た人が何かを感じ取ることができるようなつくりになっている点が非常に良い。クゥとコウイチの友情も見所ではあるが、それ以上にコウイチ一家の家族愛がクゥとのからみで際立って、感涙を呼ぶ。他にもいじめ問題など様々なテーマがちりばめられており、何度観ても飽きない映画になっている。
こうした映画を作らせたら原監督の右にでる人はいないなと感じた。
その上で次回作がどんな作品になるか期待できる。

2008/02/10 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:49(89%) 普通:5(9%) 悪い:1(2%)] / プロバイダ: 38066 ホスト:38222 ブラウザ: 4203
現代版御伽噺。

(例えば本作における河童のような)「ピュアな存在と対比させる事によって人間社会の不条理を浮き彫りにする」
そのやり方自体は常套手段でありふれています。

ですが、
綺麗でしっかりした作画で表現される自然描写や風景描写、
近すぎず離れすぎない少年と河童の自然な友情、
年齢相応(かも)の主人公の少年の初々しい恋愛(正確にはその一歩手前)描写、
自然な家族愛の描写、
学校や社会に確かに存在している歪みや不条理等、
清濁併せ持った真摯な作り込みが説得力のあるリアリティを醸し出しています。
(特に主人公の妹のリアリティが凄い)

主人公の少年が河童のクウを拾ったことが一困でいじめにあう場面もあるのですが、製作者さんの(原監督だったような)某所でのコメントの
「主人公も自分ではないほかの誰かが河童を拾っていたら立場が変わっていたかもしれません」
という趣旨のコメントに、
本作が中庸寄りな人間ドラマとして描かれているのはその製作者さんありきなのだな、
と改めて認識しました。

【余談】

本作には少なからず凄惨な場面があります。
小さなお子様にみせる際には、よしなにお願いします。

[推薦数:1] 2007/09/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:110(43%) 普通:60(24%) 悪い:85(33%)] / プロバイダ: 15218 ホスト:15018 ブラウザ: 4487
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の監督・原恵一氏が手掛けた作品です。

タイトルや予告CM等を見て、「お子様向けの娯楽映画か」と甘く見られる方がいらっしゃるかもしれませんが、
実際にはキーとなるキャラクターが命を落とすシーンやいじめ、過激な報道の描写といった重い部分もあり、
単純な「お子様向けの娯楽映画」には仕上がっていませんでした。
特にいじめのシーンは陰湿そのもので、またクゥ目当ての野次馬達もリアルに描かれており、
それらのシーンでは人間の醜く汚い部分をこれでもかというくらいに見せつけられて、観ていて気分が悪くなりました。
それでも、本作のラストは(少なくともクゥにとっては)救いのある内容で、ただ鬱屈しただけの作品にならなかったのは良かったと思います。

作品全体について言えば、物語は非常に上手く纏められており、
また本作に込められたメッセージもしっかりと読み取ることができ、非常に見応えがありました。
キャラクターデザイン(特に人間)には、初めのうちは多少戸惑ったものの、最終的には殆ど気になりませんでした。

以上より、本作に対する私の評価は最初に掲げた通りと致します。
本作は「子供向け」ということになっていますが、個人的には「むしろ中高生や大人が観ておくべき作品なのでは」と思いました。

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2010/05/01 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 29382 ホスト:29410 ブラウザ: 6639(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/友情/ロマンチックな気分/面白い/美しい/悲しい/怖い/びっくり/考えさせられた 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優普通(+0 pnt)
音楽普通(+0 pnt)

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分野切換
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並順
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50音順