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[アニメ]スチームボーイ


Steam Boy
アニメ総合点=平均点x評価数2,841位/3,702作品中(総合0/偏差値47.12) 2,840位<= =>2,842位
アニメ平均点(評価10個以上限)1,551位/2,044作品中(平均0.00=普通/43評価) 1,550位<= =>1,552位
2004年アニメ総合点121位/172作品中 120位<= =>122位


評価ポイント推移(横軸=評価数)
簡単投票
映像1.33(良い)3
声優・俳優0.33(普通)3
ストーリー0.33(普通)3
キャラ・設定0.00(普通)3
音楽0.00(普通)3
考えさせられた67%2人/3人中
熱血33%1人/3人中
びっくり33%1人/3人中
格好良い33%1人/3人中
面白い33%1人/3人中
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日本20,7575243
海外1,32300
最近の閲覧数
521127
上映時間: 126 分 製作国: 日本 公開情報: 東宝

《公開時コピー》
僕は、未来を、あきらめない。

監督・原案・脚本:大友克洋
演出: 高木真司 音楽: スティーヴ・ジャブロンスキー CGI監督: 安藤裕章
エフェクト作画監督: 橋本敬史 テクニカルディレクター: 松見真一 デジタルコンポジット: 佐藤光洋 総作画監督: 外丸達也

キャラ/声優
日本 開始日:2004/07/17(土)
公式サイト
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2008/11/10 / 最終変更者:DONP / その他更新者: TCC / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2012/01/15 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:150(66%) 普通:46(20%) 悪い:30(13%)] / プロバイダ: 9468 ホスト:9605 ブラウザ: 9465
【良い点】
絵は非常に綺麗である。3Dも多用している。しかし、一部映像は暗すぎてよく見えない。

【悪い点】
スチーム機械を作りました。でも壊れてしまいました。でも観客を楽しませるために驚くべき特大の機械を描いてみました。これがあらすじとメッセージ。いやはや考え込んでしまう。

【総合評価】
悪いと評価する。

2011/08/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:11(65%) 普通:4(24%) 悪い:2(12%)] / プロバイダ: 24578 ホスト:24431 ブラウザ: 5041
【総合評価】
「アニメは音が重要」という事を、悪い意味で証明した作品。

物語は安易な夢物語や理想論の冒険活劇ではなく、シニカルで風刺の効いたストーリーで、いかにも大友克洋らしい作品。史実を徹底的に調べ上げた上でスチームパンクという設定にリアリティを与える正当な手法で、また「スチームボール」=「オーバーテクノロジー」=「核エネルギー」という暗喩も一貫したテーマになっている。アクション映画としても楽しめ、風刺映画としても練り込まれた出来。

しかしそういった視点での評価が乏しいのは「不幸な誤解」が幾重にも重なっている事が無視できない。

まず宣伝などにおいて、いかにも冒険活劇アニメのように認知され、結果「天空の城ラピュタのような作品」を求める人に「ラピュタと違う!」という言わばお門違いの酷評を受ける事になった事。これはもう「そりゃ違うだろ」としか言いようがない。

次に、大友作品自体の不幸も無視できない。いまでは高く評価されている「AKIRA」も、劇場公開当初は「原作と違う!」「イメージと違う!」と、相当な批判を受けたアニメ作品だった。ビデオ化にあたって(宣伝では1億かけたと言われている)若干の作画修正が行われたが、それも「どこが手直しされたのかわからない!」と、更に批判を受けた。結局人気が再燃するのは海外でカルトブームになった後の、日本での劇場公開当時のブーイングが忘れ去られた10年以上も後になっての事だった。本作「スチームボーイ」も、再評価されるのは更に時間が経った後の事になるのかもしれない。

本作において最も不幸なのは、声優であり、明らかな製作側の失敗である。
音響監督の百瀬慶一は、本作のアフレコにおいて声優陣を集めて録音するのではなく、一人ひとりの声を別々に録音して繋ぎ合わせている。そのために声優の声の演技は全てぶつ切りで他の演技を噛み合わず、特に重要キャラであるジェームス・ロイド・スチム(中村嘉葎雄)の台詞は脚本の面白味や作品の雰囲気さえ台無しにするほど質の悪いものだった。
台詞だけでみれば本作は「相手とのコミュニケーション不全によってエスカレートするトラブルを楽しむ脚本」だったとも思えるが、なにしろ声優の演技が全てチグハグになっているのだから楽しめる筈がない。もしDVDに英語吹き替えと字幕が付いていたならそちらのほうが楽しめる筈だが、残念ながらDVDに英語音声は収録されていないようだ。

こういった音声の不出来で台無しになったアニメ作品は安彦良和の最後の監督作品「ヴィナス戦記」など度々あるが、どれほどアニメ製作スタッフが頑張っても音声で台無しになるのなら本当に割に合わないビジネスだなとも思う。

音声以外の完成度で語れば本作は間違いなくアニメ最高峰の完成度で、作画崩壊もなく緻密なアニメーションが堪能できる。オーバーテクノロジーを巡ってのアクション、シニカルなギャグ・風刺、難しい問題を真面目に取り扱った、密度の濃い作品だ。
しかしそれを堪能するには一度はガッカリする事になる。声の演技に期待しないで観れるようにならなければ本作の真価は測れない。

さて「スチームボーイ」が再評価されるのは何年先になるのだろうか…?

2011/08/14 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1259(50%) 普通:630(25%) 悪い:631(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
「ラピュタ」の影響が過分に見える作品。
時代は産業革命の頃だし、スチーム城は空を飛ぶし、必要なアイテムを巡っての争奪戦、
主人公たる少年工の前に現れる大人達の中で正しいのは誰か分からない等等…。
しかし実際の内容たるや製作側が蒸気機関を趣味で描くことが目的のような中味の無いものでした。

主人公のレイは性格的に普通の子供でしかなく、自立心の強いパズーのような魅力は皆無。
普通である事をウリにしているのかと思いきやスキルだけは天才少年という扱い。
ヒロインのスカーレットは我儘お嬢様というだけで独自の帝王学を持っているわけでも無し、
(当初は戦争を肯定するような発言をしていたのも、ただ世間知らずというだけでした)
レイに対するツンデレぶりは同年代の男の子が彼だけというので百歩譲るにしても何故、こんな小娘が会長代理?
周囲の大人達もロイド、エディ、ロバートらは抽象的発言が多く科学に対するスタンスの違いが分かりづらい。
「金」という普遍的価値を持っていたデイビッドやサイモンの方がまだマシでした。

テーマという点でも自然と文明を対比させるようなものは無く、
兵器によるドンパチばかりで文明の「罪」は描いても「功」は描いておらずといった有様。

画面は暗い場面が多くて観辛いし、キャラに魅力もなく、説明臭い割りに中味も無い…。
映像クオリティとあからさまな悪人が出てこなかったのだけが救いでした。

2011/04/24 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:122(56%) 普通:13(6%) 悪い:84(38%)] / プロバイダ: 10195 ホスト:10288 ブラウザ: 6681
作画や美術などの技術面にとらわれ、面白いプロットが第一という映画の原則を忘れた監督による作品の典型。とにかく信じられないくらい退屈なアニメでした。私はアキラに「とても良い」を与えますが、本作品は「とても悪い」です。

2009/12/03 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:138(81%) 普通:19(11%) 悪い:13(8%)] / プロバイダ: 6573 ホスト:6475 ブラウザ: 6209
万人に受けるのは難しい作品ではないでしょうか、「大友克洋」が好きな人向けですね。

作画に関しては「凄い」の一言です、背景などの書き込みも良くこれだけ詳細に書けるなと感心しました、音楽も良かったです。
声キャストの大半に声優でなく俳優を起用してますが、それなりに見られないこともなかったです。
ただ非常に残念なのがストーリーです、数年も暖めていたようですが、とてもありきたりです、大友克洋の独り善がりなメッセージがキャラクターの随所に現れ違和感がありました。
キャラクターの言葉よりも、誰かに言わせてる感じを受けました。
それでも作画の美麗さ丁寧さが半端ではないので評価は普通としておきます。

2009/07/31 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:467(45%) 普通:340(33%) 悪い:224(22%)] / プロバイダ: 23016 ホスト:23099 ブラウザ: 9125
【良い点】
・テーマ性、メッセージ性がある。
・アニメーションが良く出来ている。
・音楽が良い。

【悪い点】
・音量バランスが悪い。

【総合評価】
町並み、列車、線路などがとてもきれいで、落ち着いた色みに赤をきかせるのも良かった。
後半の動きのあるシーンの躍動感も素晴らしかったです。
ただ、声と音楽の音量バランスが悪いことが非常に気になりました。
何を言っているかまったく分からない場面が多くありました。

内容に関しては、可もなく不可もなくといったところです。
分かりやすくテンポが良いので、ストーリーも十分楽しめる作品ではあると思います。
しかし、ありきたりな展開、訴え方で、目新しさや強く訴えかけるメッセージ性はありません。
単なる娯楽作です。

2009/03/30 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:24(83%) 普通:0(0%) 悪い:5(17%)] / プロバイダ: 18003 ホスト:17798 ブラウザ: 2067(携帯)
この作品は、大友克洋さんが膨大な金と時間をかけて作った作品。しかし、一体どこに金と時間をかけたのか分からなかった。

作品自体は面白かったたし迫力もあった。

2008/11/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:260(39%) 普通:180(27%) 悪い:231(34%)] / プロバイダ: 8858 ホスト:8682 ブラウザ: 7345
大友作品の中でAKIRA以来久々の熱い作品だったと思います。
全体的に楽しめました。
ただ、ラストの盛り上がりはあれはあれで素晴らしいのですがとにかく長すぎ!
「ここがクライマックスかぁ」と思ったあたりから30分以上もそのテンションでやられるとさすがに疲れる・・・

2008/08/31 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(80%) 普通:0(0%) 悪い:1(20%)] / プロバイダ: 27194 ホスト:27382 ブラウザ: 6303
スチームパンクの作品。
【良い点】
・絵やCGは、さすがに素晴らしい。

【悪い点】
一言でいえば、メッセージ性に欠ける。メッセージ性だけで言えば、酷評の多い「ゲド戦記」より伝えているものは少ない。
ストーリーが、よくある定番ものなので、そう感じるのだと思う。

・スチームパンク
・ボーイミーツガール
・科学の兵器への転用を否定し、平和利用を訴える

スチームパンクということで、時代が20年遡るが、「天空の城ラピュタ」と比べても、メッセージ性に欠ける。ラピュタでは、科学の平和利用に加えて、「人は大地を離れては生きられない」という明確なメッセージがあって、クライマックスシーンでそれをうまく提言して見せている。この作品は、月並みな科学の平和利用の主張だけで終わってしまっている。

また、大きな問題点として、舞台となる年や地名に、実在のものを使いすぎている。このことが、ストーリーをさらに陳腐に見せてしまっている。
実際の年や地名を入れる効果は、普通は、舞台に入り込みやすくするために使われるのだと思うが・・・実際に1866年のイギリスの知識について知っている人間というのは、日本人はもちろん、英語圏の人にも少ないはず。それを考えると、年や地名を入れる意味はあまりないと思う。
逆に、実際の年や地名を入れていることで、知識のある人ほど、「これはおかしい」というところがたくさん出てきて楽しめないのではないか、と思った。作品を見ながら、「これをイギリス人が見たら、日本人がハチャメチャな日本を描いた洋画を見たときと同じように、変に見えるのだろうなぁ」と思ってしまった。
科学技術の歴史についての知識がある程度あると(世界初の動力式航空機の発明は1903年のライト兄弟、とか、世界初の実用的な潜水艦は第一次世界大戦中のドイツのUボートなど)、1866年イギリスという具体的な年と地名を与えてしまっていることで、ストーリーがどんどん荒唐無稽に見えてくる。そういう中で、「科学の危険性」や「科学の平和利用」を言葉で訴えられても、「作者は科学について何も知らないのでは?」としか思えず、まったく説得力がない。
ラピュタのように、(たとえ、参考にする年や地名があっても)映画の中で、年や地名を使わないようにしておけば、まだ、「どこか他の世界の話」と思ってすんなり受け入れられたと思う。

それに、これは仕方のないことなのかもしれないが・・・スチームパンクということで、いろいろな人が何度も蒸気を浴びるシーンがあるのだが、ひどい火傷を負う者が出てこないのは疑問に思ってしまう。蒸気による火傷というのは、お湯や油による火傷よりもずっとひどいもので、蒸気機関を日常的に使っている世界では、必ず、蒸気による火傷で失明した労働者とか、顔がただれてしまって避けられている労働者とかが出てくるはずで、そういう労働災害こそ、一番身近な「科学の危険性」であるはず。
劇中の人物がジャンジャン蒸気をかぶっていながら誰も重度の火傷を負わない、つまり、最も身近な「科学の危険性」を無視していながら、非科学的な機械で大立ち回りをして見せ掛けの「科学の危険性」を訴えられると、これはもう、少し知識のある人には科学をバカにされているようにさえ感じられてしまうのではと思う。

発明家一家の話だが、たとえば、「父親が蒸気火傷でほとんど失明してしまったので、代わりに設計図を書いてあげる孝行息子」とかの方が、よっぽど科学の危険性を訴えることになると思う。

【総合評価】
絵はきれいだけれども、とにかくメッセージ性に欠ける映画。

2008/07/16 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(56%) 普通:10(14%) 悪い:21(30%)] / プロバイダ: 10245 ホスト:10153 ブラウザ: 6024
製作期間9年、制作費24億円という贅沢極まりない大作で、圧倒的なまでに美麗なCGは、
近年の大作アニメの中でも群を抜いているように思う。産業革命真っ只中を舞台に、蒸気機関に
よる発展途上の世界は新鮮味があり、オーケストラ風のBGMも相まって、壮大な冒険譚を期待
させてくれた。

しかし、内容があまりにも薄い。平和なはずの万国博覧会で多くの人を巻き込んで都市が
壊滅していく様は派手で壮大なスペクタクルなのだが、冒険活劇の割に娯楽性が無く、科学を
題材にした心に響くテーマがあるかのように思わせておいて実際は大したメッセージ性が無い。
主人公の父親ロイドは科学力による発展を説く。それに対し、祖父エディは科学力は平和のために
利用するべきだと説き、ロンドンで壮大な親子喧嘩が繰り広げられていく。主人公レイは、そんな
濃すぎる2人の言動に振り回され、行き当たりばったりでどっちつかず。取り合えず祖父から凄い
力を秘めた『スチームボール』を託され、それを駆使して大立ち回りを繰り広げるが、彼自身に
それをどうすべきかという哲学は無い。ヒロインも空気の読めないただの我が侭なクレーマー。

予告の「ぼくは未来をあきらめない」というクールな台詞も内容に噛み合ってるとは思えない。
科学の発展がもたらす未来は明るいのか絶望的なものか、その問いかけを咀嚼し考察することは
なく、何もかも未解決のまま幕は降りる。『スチームボール』がいくら凄い技術だと説明されても、
所詮エネルギーを得る為のテクノロジーの1つに過ぎない。その用途をどうすべきかに深く踏み
込んでいないので、単なる抽象論の域を越えようがない。

要は、監督はスチームパンクを派手に描きたかっただけなんじゃないだろうか。コスト
パフォーマンスがこんなに悪い映像作品も珍しい...。

2008/04/30 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:541(66%) 普通:158(19%) 悪い:122(15%)] / プロバイダ: 1657 ホスト:1741 ブラウザ: 6395
とても素晴らしい映像ですね。かなり丁寧に時間を掛けて作られたというのがよく分かります。
19世紀頃のイギリスが舞台のスチームパンクだそうなのですが、それらしさも十分出ていたと思います。
雰囲気も上手く描かれているんじゃないかなぁと思います。
作品の言いたいこともよくわかりました。

しかし、後半のスチーム城が壊れてからのスチーム城の操作がやたらに長かったように思います。
操作しているところにかなりの時間を割いていましたが、そこはそんなにも重要な場面なのでしょうか。
見てるこっち側からすると、詳しい操作なんてわからないですし、個人的には操作なんてどうでもいいです。
よって、一番盛り上がる場所なんでしょうが、急にテンポが悪くなったように感じてしまい退屈でした。

ということで、この評価にしておきますので。

2007/09/04 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:547(70%) 普通:101(13%) 悪い:136(17%)] / プロバイダ: 18453 ホスト:18387 ブラウザ: 8964
AKIRAで一世風靡した大友監督の10年間構想を温めて作られた作品。

日本のアニメの技術の高さにはどの映画を見ても唸るほどだ。
この映画もヴィクトリア時代を描いた博覧会場、ロンドンの町並みの風景、細かいところまでびっしりと風景を描いているのは見事。
あのステンドガラス越しの透ける風景などは思わず見とれてしまうほど。
端の端まで描かれた細かい描写は素晴らしいの一言だ。
圧倒的なクオリティである。

肝心のストーリーが…!
全体的に見てもエンタメとしては楽しめる作品だと思うし、社会派的な内容にしてもそこまで重すぎず、どちらかと言うとアクションメインで楽しめる…が!
ラストのカタルシスは感じることが出来ない。
ラストまでの構成も破綻はしているが…半ばのプロットは悪くないのだが…。

キャラクターの薄さが…。
ロイド博士、エドワード博士の親子が新しく得た技術を利益の為の軍事利用、平和の為に使え、と終始親子喧嘩ばかりだ目立つ。
現実と理想論を説いても決着がつくわけもなく、最後の最後まで無駄な喧嘩が話を台無しにした感じ。
それに横槍を入れるようにスカーレットの存在がうっとおしい。
ちょろちょろ回ってはかき回し、落ち着きもなく、話の途中で邪魔が入ってゲンナリ。

主人公も子供の為、話についてこれないようで、いまいちキャラクターの設定に疑問が出てくる。
勇気ある行動は認めるが…。

そもそもとても大事なスチームボールを郵送したり、しかも届いた瞬間に、何故かロイド博士がご訪問…オイオイ何の為に送ったのか?(苦笑)
博覧会場では試作と言いながら戦争をおっぱじめては、関係者まで巻き込む始末。
そして発動するスチーム城、いきなり物語が大破綻したような展開に…。
むちゃくちゃすぎる。
結局ラストはうまい具合に落ち着いてるし、メッセージ性も弱い。
声優は後で見ると、鈴木杏やらスカーレットが小西真奈美って意外に気づかなかった!

まぁそれでも映像の良さは光るし、アクションとして見れてもなかなかのエンタメかな。

2007/08/27 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 5979
わざとらしい演出だし(中村嘉葎雄がいい!)、登場人物全員のボケに誰も突っ込まないし、みょうちきりんな科学者たちを巧みに表現している。映像も緻密に書き込んでいてものすごいことになっている。
こういう映画(アニメ)って実はありそうでない。
大友監督の計画的な道化っぷりに感服。

が、活劇としてのおもしろさはない。わくわくする状況が一切ないのだ。

2007/06/30 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 5473 ホスト:5235 ブラウザ: 7395
過激な言葉を向けるとしたら、この作品は所謂「名作の成り損ない」といった感じ。つまり、第一級の傑作になる素質があったにも関らず、結局はトチって三流以下に甘んじたという、よくあるパターンに嵌ってしまった残念な作品ということだ。

この作品は途轍もなく敷居が高い。
美形とは大いに隔たったキャラの造形や、原色が極端に少ない背景によって醸される曇天の世界観を持つ上に、複雑且つ難解な物語を展開しているのだから、外面的には非常に取っ付き難い。少なくとも、万人向けのエンターテイメント志向ではないだろう。わかりにくい内容を読み解かせることで、我々に問題提起を投げかける真摯な作品、といったコンセプトを感じられる。
そんな位置づけの作品は確かに面白さとは結びつかないかも知れないが、メッセージ性の高さにより「見る価値」が生じるケースも多い。だから、本作の方向性を否定するつもりはない。むしろ(自分がこの作風を嫌っていないこともあるが)製作される数が少ない場合に於いては、歓迎すべきだとさえ思える。
しかし自分は、本作はこのコンセプトを完全に貫いているのか、という点が気になる。
つまり、上記の通り敷居の高い作風であるにも関らず、万人受けのため、エンターテイメントとしての方向性も捨てることができずに、欲張って両方を詰め込もうとした結果、破綻とは言わないが中途半端さが拭えないものとなってしまった、ということだ。

本作に於けるエンターテイメント性というのは、早い話がCGを基調として作られた、質感溢れる映像効果であり、レイの冒険活劇でもあるが…この2点が成功しているとは、自分には思えなかった。
「画がキレイ」というのは、確かに映像作品では重要なファクターではあるし、本作はそこに並々ならぬ力を注いでいた。自分は、特に作中で見られたスチーム城などメカの造形には息を呑んだ。そのレベルの高さは素直に認める。しかし、それだけでエンターテイメントに成り得るか、と言われると答えはノー。エンタ性を持つ映像というのは、見てるだけで胸が躍る。臨場感があるからだ。それを体現しているいい例が「スターウォーズ」なのだが、まぁ置いておくとして…この作品では造形技術こそ高くても、致命的に臨場感が欠けているため、あまり胸躍るということがないのだ。
その最たる例が、(本作のエンタ性の狙いを感じている)レイの冒険活劇。これに関しては、きつい言い方になるが、彼の性格では「活劇」は成立しないのではないかと感じる。天才科学者の卵、という設定は決して悪くないのだが、彼の場合はそこに拘りすぎている節が見受けられる。そのためか、彼の台詞は一々説明的過ぎるし、行動も子供らしいところが殆ど見当たらない、実に醒めた印象。表情変化も乏しすぎる。活劇の主役としては性格的に不適格だ。だからレイがアクションで魅せようとすればするほど、彼の思考様式と行動様式にズレを感じて、秀逸な映像効果によって齎された活劇の臨場感に距離を作ってしまう。
臨場感あってこそのエンターテイメントを思えば、そのコンセプトは残念ながら結実しなかったと感じられてならない。つまり、本作はエンターテイメントという面に於いては成功していないのだ。派手な映像で「見せて」はくれるが、「魅せる」ところにまで到達していない、と言えば適当だろう。

そこが本作の本領ではない、この作品を語る上で最も大切なのは、内に秘められたテーマ性だ。確かにそれもわかるのだが、自分は、複雑な物語を引っ提げてテーマを語るならば、テーマを「隠し味」にすることこそが重要だと感じている。見てるうちは物語に素直について行き、見た後になって「こういうことか」と気付かされる、といったやり方こそ理想系だろうと。
それで、この作品だが、「複雑な物語」と「伝えるべきテーマ」のバランスがあまりに悪い。物語は本当に二転三転し、それだけを見るなら小説を読んでる感じで楽しいのだが、物語だけに没頭するにはテーマを面前に押し出しすぎている。そのため、テーマを物語に沿って考えていくには内容が難解でメッセージ性など吹き飛んでしまうし、逆に物語に没頭するには五月蝿く現実に即したコトを言ってくるので入り込むことが難しくなってしまっている。まさしく「あっちが立てばこっちが立たない」状態。
また、そのテーマの語り口となっているキャラの内面的描き込みの不味さも無視出来ない。だって、揃いも揃って自分の主張以外は認めませんって感じで喋ってんだもん。そんな語りに説得力を持たせるには、何でそんなに自分の考えに拘るのか、といったことに対して納得のいく推測が立てられるほど描き込まれていることが前提になると思うが、本作ではそんな描き込みが皆無。よって、否が応でも説教臭さが付き纏うテーマ語りに、説得力どころか独善性という余計に性質の悪い要素が絡み、なんとも不快な印象を受ける。肝心の内容が共感を得られたり、考えさせられたりするものであってもだ。本作は悪い方向でテーマ語りの難しさを知らしめた、と言えば極端過ぎるだろうか。
この面でも、本作は成功していない。

欲張りは災いの元。恐らくこの作品、「子供も大人も楽しめる作品」を目指していたんだと思う。子供は怒涛の如く迫り来る映像に身を委ね、大人は深遠なテーマに対峙して思索を廻らす…といった感じの。また、よく作り込まれた作品であることも、わからなくはない。
しかし、作り込めば成功するかどうかは、また別問題だ。実に残念なことに、本作では全てがものの見事に滑っている。悲しいけど、自分は本作が成功している部分を見出すことができなかった(強いて言うなら、映像表現が非常に凝っていたことだが、映像は特例を除いて主役になるべくもないでしょう)。
作品を作るには地に足をつけていただきたい、という思いを込めて、「とても悪い」評価とさせていただく。

2007/05/03 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:14(54%) 普通:4(15%) 悪い:8(31%)] / プロバイダ: 5949 ホスト:6013 ブラウザ: 4487
監督やスタッフのしたいことを詰め込んだような作品、ストーリーに波が無いというか最後まで全力疾走な印象。
絵は良かった、良かったけど偏りすぎてた感じ。例えるならおかずはあるけどご飯やパンが無いような。

見せ場と見せ場の緩衝材が無いのというもそうですが同じような見せ場を連発する事により、素晴らしい映像効果を狙って作られたものでも回数に反比例して価値が下がっていきました。建物が壊れるシーンがあんなに多いのはやりすぎです。最後の脱出のときのスチーム城の崩壊はとても良かったからなお残念です。

良かった点はまずスカーレットが自分の会社が売っていた兵器が使われている所を目の当たりにするシーン、自分の会社がしてきた当たり前のことがどんなものかを知りスカーレットが人間の業や自分の立場でもどうにもできない無力感をかみ締める描写が、観ていて痛いくらいに伝わってきました。まぁサイモンに怒りの矛先を向けるのはお門違いですが・・・。

次に音楽が非常に世界観やテーマにあっていて、わかりにくいこの映画の状況把握に一役買っていました。

批判の多い声優ですが自分は気にはならなかったです。言われてみれば確かにレイはベストでは無かったな程度です。スカーレットはむしろ良かった。

個人の主義主張ですがそれぞれの立場に大義名分がある、というのは悪くなかったけどあれだけの人が死んでしまった以上説得力は半減、最後に生き残ったというシーンを入れる事により怒りすら覚えた。

総合すると
・アニメーションのレベルは高いけどそれを活かせなかった。
・展開は三流映画
・狙ってる感が強い、観れば観るほど。

評価は「悪い」で。

2007/04/26 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:47(47%) 普通:15(15%) 悪い:39(39%)] / プロバイダ: 12661 ホスト:12702 ブラウザ: 2989(携帯)
【良い点】
作品の雰囲気・テーマ

【悪い点】
・レイの声優が酷すぎる
とにかくレイがムカつきます。
というかレイとスカーレットの絡みでのレイがうざすぎます。
「バカって言うな」
とか
「うるさい」
とか余りにも過剰というか、アニメを見ながらムカムカしてきます。何か一人でキーキー言ってて、見てるこっちのテンションが急降下していくのがわかります。
鈴木杏と小西真奈美が完全な失敗ですね。
僕自身は杏ちゃん好きなんですが、この作品では一人浮いてます。苦笑いものです。

・登場人物がみんな自分勝手
どうぞ理念を貫いてください。
ただし理由や背景をきちんと表現してください。
さもないと、作品の中でキャラが暴走します。
この作品が良い例です。
特に、中盤のスチームボールを奪うシーンの五人のそれぞれバラバラな行動がこっちをいらいらさせます。

・ストーリーが無茶
複線も回収できていないし、回収する気も無いひどいものです。

・中途半端
中途半端なアクションにCG、何がしたいのかわかりません。
白黒ハッキリしないキャラの立ち位置もひどい。スチーブンスンとかも胡散臭いだけです。もう登場人物みんなが胡散臭い。
さらに、主人公もむちゃくちゃです。
オハラ財団もイギリス本国もめちゃくちゃです。

めちゃめちゃという表現以上の何も浮かびません。見れば分かります。むちゃくちゃです(笑)

【総合評価】
雰囲気は好きです。テーマもすごい好きです。胸が高まってワクワクしてきます。

『科学は何のためにあるのか』
というテーマは古いようで今にも通じるものだと思います。

し・か・し

この作品はあまりにも描写が酷すぎます。
酷すぎて涙が出てきます。
塩を入れすぎたから砂糖を入れます、みたいな感じでできあがった作品です。

制作者はテーマに対して謝罪をすべきでしょう。当時のイギリスを舞台にした全ての作品と、科学の是非を扱った全ての作品へ、謝罪をしてほしいです。意味不明ですがそんな気分です。

『最悪』に処したいところですが、自分はこの作品の扱ってる時代や雰囲気が好きなので4〜5回見てるしDVDも持ってます。何か見てしまうので『とても悪い』で止めます。

多分テーマに関心の無い人には完全な駄作でしょう。
逆に言うとテーマは非常に魅力的なのでそれだけでも価値があるかとは思います。それだけですが。

2007/02/28 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:226(41%) 普通:144(26%) 悪い:183(33%)] / プロバイダ: 14050 ホスト:14256 ブラウザ: 3875
こんなの作るのに数年も数億円もかけるなよ、と言いたくなる作品。
車の付いたアナログな機械がガチャガッチャするところ。
そして蒸気がプシュー、プシュー、モワモワっとなる画。
機械類の描写力には目を見張るものがありました。美術だけなら満点級です。
ただ、映像以外の点で訴えかけるものを感じませんでした。
冒険活劇っぽいわりに娯楽性に欠けていたように思います。
あと多くの方が指摘していますが、声優陣について。
大友作品独特の乾いた空気(スチームボーイなのに変ですけど)にはいわゆるアニメ声の声優は合わないです。
しかしだからといってプロの声優を使わなくてもOKというわけではありません。
鈴木杏のように作品の世界に合っていれば、多少技術が伴わなくても“味"として受け入れられますが、それは稀有な例です。
やはり“餅は餅屋"。本職に任せたほうが作品のレベルは確実に上がると思います。

2006/08/22 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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予告からしてつまんなさそうだったけど、本編も裏切ることなくそのまま。
多少ラストにかけての戦争?の描写が人間の愚かな面を表してて、いいかなと思ったんだけど、やっぱり細かいところで気に入らない。
わざとなのか分からないが、特に冒頭における台詞回しの雑さは何なんだろう。それらしい言葉を言わせているにすぎない。
また映画としてあの冒頭の展開はちょっと観る人を最後まで引っ張るには力が無さすぎ。もっと動きのあるテンポの早いものを持って来たほうがよかったんでは?
アニメというより映画として問題あり。

さらにCGが多用されてるが、CGに逆に利用されてるような場面も多々ある。日常の1シーンなのに無駄に3次元的なカメラの移動とかがそうだ。完全に無意味な使われ方だと思う。そこだけ浮くし。どうなの演出。
駄目なことが目立つ。評価は悪い。


大友さんのアニメって、あまり好きなものが無いなぁ。

2006/07/14 悪いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 31569 ホスト:31428 ブラウザ: 4483
技術泣き
クリエーターとして モッタイナイ。
どうして他の製作者は ダメだし しないのか?
悪いよ 脚本が。
チームワークで作るのが 映画でしょ アニメでしょ。

しっかりしてほしい。

映像的に、ここまで出来てるのに。

大友克洋恐るべし と唸って当然の出来でないと。

くやしいわ

もっと もっと凄い作品になってたハズなのに。
こんなもんじゃないよ 大友克洋は。

不満の残る作品なのが、残念でならない。

2006/02/19 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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[劇場アニメ 2004年 約125分 スチームパンク(冒険活劇系)]
【普通】〜【良い】
二回見た感じでは意外と面白かった。ここまで気合いの入ったアニメで"意外と"面白いなんて言うのは気が引けるが、一度目の印象は悪く、二回目に軽い気分で見た時の方が印象が良かった。軽い気持ちで見た方が良いのかな。この作品、簡単に言うと、ちょっと風刺味入っているけど、小難しいこと考えないで見るべきハチャメチャの娯楽アニメということでしょうか、又は天才発明親子3代の男達の大冒険といった所ですか? ぱっと見、軽い感じではないですけどね。しかし娯楽作品にしては退屈な部分が多いし、場面展開がごちゃごちゃ&細々しすぎているように感じられるしで、単純に楽しめない。かといって考えられさせる作品かと言えばそうでもない。「発明って、科学って何のためにあるんですか・・・」等々、色々と格好いい台詞でくすぐってくれますが、問題提起としては古くて弱すぎるし、制作者の考えも伝わってこない上に全てがブッ飛び展開にかき消されてうやむやになってしまっている。結局ストーリーは散漫で、面白くもなく感動も爽快感も味わえなかった。監督は、何を投げかけたかったのだろうか?

設定については、時代を超越した無限のエネルギーを手にした時、科学者を何を考えるのかというのが基本かな。謎の液体が詰まっているスチームボール、この液体はアイスランドの洞窟で発見したらしい。言うならばスチームボールは科学というよりオーパーツ。発明というより発掘。まあそんな物を見つけたら、科学者も一人の人間、誰にも渡さず自身の手でそれが持つ可能性を実現させたいもの、その為には世の中の事の99%は無視しても関係ないね・・・こういった心情は巧く描けていたと思いますが、このアニメの登場人物の行動はどうも自分勝手で共感し難いものがある。この辺りは敢えてこう描いたのかもしれない、国家、科学、個人及び戦争の相互関係というかジレンマをテーマにする上での選択としては正解かもしれない。しかし敢えて親子三代を主役に据えたその設定の目的が分かり難いのが難点。父と子の葛藤を描きたかったのか、過去、現在、未来の象徴なのか良く分からない。この作品鉄腕アトムを意識しているようだが、アトムに馴染んでいない私としては、良く言われている事だがやっぱりラピュタとかロケッティアを思い出すな〜 だいたい、時代を超越した科学にしてはスチームボールは地味すぎるんだよ! これが最大の弱点(実はスチームボールではなく、中の液体(正確には液化ガス?)が超科学なんだけどね)ではないかと・・・いや、違うかな、レイがヒーローに成りきれていないことが最大の弱点。色々な事に苦悩しすぎている事が娯楽アニメ(決めつけているけど)として弱点になっている気がする。

音楽は、曲風という点で正にハリウッド的。しかし、ゴージャスだがダラダラ鳴り続ける音楽の入れ方には正直うんざりでした。個々の音楽自体のクオリティは良いのだが変化に乏しく、色調に変化のないヴィジュアルと相まって悪い印象を受けました。
素晴らしいのはヴィジュアル。このヴィジュアルの強さは他の要素をカバーするに十分。とはいえ、ここでも敢えて悪印象を先に言うと、終始トーンを押さえ気味なので鮮やかさに欠けている事は娯楽作品としてマイナス。ディティールに対するこだわりは凄まじいが、それが嫌みに感じてしまう所まで行ってしまっているのはマイナス。これは言い換えると賑やか過ぎて混乱気味ということ。しかし、純粋に映像として見る限り終始凄まじいクオリティが感じられます。特に終盤は断熱膨張エフェクトが派手でヴィジュアル的に盛り上がりましたね。終盤だけ見れば結果的にはとても爽快でした。
まとめると、趣味に走りすぎたヴィジュアルと構造欠陥を有する弱いシナリオの融合により、微妙すぎる仕上がりになった作品。

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「かなり前に観ました。やはり、大人のアニメには「兵器」はつき物ですね。「スチーム城を起動させた時点で、...」 by masa


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