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| 注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:銀河漂流バイファム |
| アニメ総合点=平均点x評価数 | 481位/3,702作品中(総合51/偏差値54.25) | 480位<= =>482位 |
| アニメ平均点(評価10個以上限) | 460位/2,044作品中(平均1.42=良い/36評価) | 459位<= =>461位 |
| 1983年アニメ総合点 | 7位/48作品中 | 6位<= =>8位 |
| 総合 評価/統計/情報 | 簡単投票 | ファン掲示板 | ブログ | 商品 (Bray/DVD) | 画像/壁紙 | 動画 | OP/ED動画 |
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評価統計
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| 作品紹介(あらすじ)西暦2058年、地球から43光年離れたイプザーロン星系に進出した開拓民は、 突如、謎の異星人の攻撃を受け、壊滅的な被害を受けてしまいました。 辛うじて脱出した13人の子供達は、別れてしまった両親に再会する為、 地球軍の練習艦ジェイナスに乗り込んで、今や戦場となった宇宙を進む。 様々な困難のもと、子供たちは少しずつ絆を深めてゆく。 過酷な運命に翻弄されるなか、彼等は無事に両親に再会する事ができるのか ? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■ STAFF ■ アニメ制作:日本サンライズ 放送:毎日放送 TBS CS再放送:アニマックス 雑誌掲載:講談社 原案:矢立肇 富野由悠季 原作:星山博之 神田武幸 監督:神田武幸 脚本:星山博之 平野靖士 伊東恒久 並木敏 演出:網野哲郎 奥田誠治 浜津守 西村純二 康村正一 三浦将則 関田修 藤原良二 谷田部勝義 中村亮之介 石崎すすむ 設定助手:渡辺葉子 キャラクターデザイン:芦田豊雄 メカニックデザイン:大河原邦男 ゲストメカニックデザイン:永野護 佐藤正浩 美術監督:水谷利春 撮影監督:三浦豊作 音響監督:太田克己 録音・選曲:茶畑三男 文芸担当:外池省二 音楽:渡辺俊幸 ■ EARTHNIAN ■ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1983/10/21(金) TV / 終了日:1984/09/21 全46話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 画像集サイト 1. 銀河漂流バイファム 〜VIFAM GENERATIONS〜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オープニング動画 (1個) HELLO,VIFAM歌:TAO 詞:ジャネット・辻野 作曲:David Mann [ファン登録] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エンディング動画 (1個) Never Give Up 歌:TAO 詞:ジャネット・辻野 作曲:David Mann [ファン登録] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
OP/ED以外または不明曲 (3個)
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利用状況
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最近の閲覧数
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| 最終変更日:2011/10/13 / 最終変更者:曲がり角のアイツ / その他更新者: 管理人さん / uhs / カトル / 37moto / 提案者:もろっち (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 作品評価(感想/レビュー)&コメント(投稿する) | ||
| [推薦数:1] 2010/10/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by mmt (表示スキップ) 評価履歴[良い:228(59%) 普通:108(28%) 悪い:50(13%)] / プロバイダ: 18792 ホスト:18633 ブラウザ: 12138 【良い点】 1:個性的に描き分けられた13人の子供達のキャラ。特に9才にしてミリオタ道を極めている?ケンツ軍曹は、声優の熱演もあり抜群の存在感を発揮していました。そんな彼らが力を合わせ戦いながら宇宙を渡り絆を深めていく課程も秀逸でした。 2:脚がペダルに届かなければ高下駄を作る。壁に落書きし警報を鳴らす。エロ本を巡って一騒動を起こす等のちょっとした丁寧な描写が、1を支えていました。 3:宇宙船運用における細かな描写。ボタンの押し方にまでコツがあったとは… 4:地球側を中心に、きちんとした大人が多かった点。 5:カチュアが異星人と発覚し、再び受け入れられるまでの葛藤。 【悪い点】 1:子供達の出身階層が比較的均一化されていた点。作中の地球の社会システムが不明であり(全国民総プチブル化している可能性も否定はできません)、入植開始間もない植民星であるためそうなのかも知れませんが、置かれた立場の異なる者同士の葛藤、衝突と言った描くのに手間の掛かる要素を排除しているようにも見えました。 2:子供達が戦闘をするに際し「殺人をしている」と言うことを認識させ、それに向き合うと言った展開が殆ど無かった点。「戦争」を扱う以上、不可避の要素なのでは。 3:子供だけで親達を救出に行くという展開。正直10代半ばにも成れば、そのようなことが可能かどうかは判断できるはず。最終的に敵母星に行くにしても、もう少し無理のない動機付けをして欲しかったですね。 4:放送時間帯。当時文字通りの意味で国民的アニメだった「ドラえもん」の裏に放送。案の定、視聴率不振で危うく打ち切りになる所でした。と言うか、当時さして番組数が多くなかったアニメをわざわざバッティングさせて放送するなど、視聴者としては嫌がらせとしか思えませんでした。 5:主人公が主人公メカにのったのが、1クール過ぎた16話目であったこと。話の上では必然性がありましたが、視聴率的に苦戦した原因の一つであったことは否定できないでしょう。 【総合評価】 リアルロボ全盛期の作品の一つ。 内容はある日異星人の奇襲攻撃を受けた植民惑星の子供達が、避難した宇宙艦の大人が全員戦死してしまったため、力を合わせて自分達だけで船や機動兵器を運用、戦いの中をくぐり抜け、最終的には敵側との停戦の糸口を開く、と言った物で、子供達と宇宙船運航に関する丁寧な描写が、そのリアリティーを支え、他のリアルロボット物とは一線を画した心温まる不思議な雰囲気の作品でした。 前述したように「ドラえもん」の裏に放送され、視聴率不振で打ち切りになりかけながら、ファンの嘆願で時間帯変更に落ち着いたという事実が、本作が当時如何に「視聴者に愛された」作品であったかを端的に物語っています。 とは言え、悪い点で触れたような無視できない欠点も散見するため、その点を差し引き評価は「とても良い」と致します。 [推薦数:1] 2009/04/10 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 消しゴム (表示スキップ) 評価履歴[良い:1176(56%) 普通:327(16%) 悪い:603(29%)] / プロバイダ: 53562 ホスト:53558 ブラウザ: 5599 現在のサンライズの作品に最も影響を与えた作品。 これが、この作品に対して抱く印象です。 ククトニアンの襲撃を受けて次々と大人たちが死んでいく中、ロディ達がはぐれてしまった両親に会う為、 ラウンドバーニアンでククトニアンと戦い、ジェイナスで宇宙を航海し、ククト星まで行くと言う内容でした。 13人の子供達でジェイナスの運行、ラウンドバーニアンの操縦する為の高下駄、実戦、マルロとルチーナのお守り等で 苦労を重ねて次第に成長していく姿は、好感を持てる内容でした。 その反面、カチュアがククトニアンである事が判明し、ジミーとケンツが取っ組み合いになり、 外に飛び出したカチュアを連れ戻した時、ケイトが犠牲になった事を戦争の所為にするロディ、 戦闘にのめり込むロディをフレッドが泣いて注意する等、大人がいなければいけないシーンで大人がいない為、 ドラマに締まりが無く、13人の子供と言う設定を免罪符にしている形跡も見られた。 評価は、ギリギリ「普通」です。
[推薦数:1] 2008/12/25 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 37moto (表示スキップ) 評価履歴[良い:99(99%) 普通:1(1%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 9774 ホスト:9729 ブラウザ: 7270 開拓星が突然異星人の襲撃を受け、孤立した13人の子供たちが、異星人に捕らえられた両親を救出するため、 戦場を生き抜く様を描いた、ロボットアニメ版「十五少年漂流記」。当時の圧倒的な人気を背景にTVアニメ史 上初のオリジナルストーリ-OVAが制作されたほか、後年エピソード群の隙間を埋める形で新作(バイファム13) が放映された。本稿で述べるのは初回版TVシリーズ=全面改稿。 筆者の私感だが、「ガンダム」から始まったTVロボットアニメ(というかSF系アニメ)の大きな変革は、「ボト ムズ」と「バイファム」で頂点に達し、その後「エヴァ」に至るまで、個々の作品の面白さは別にして、内容 にエポックメイキングはなかったと思う。ハードなキャラクターがハードな世界でハードな物語をハードに演 じる、という意味でリアリティを極限まで追求したのが「ボトムズ」だとするなら、ハードな世界のハードな 物語を、等身大の子供たちという、これまで活躍の場所がほとんどなかったソフトなキャラクターがソフトに 演じることで、本作はTVアニメの中で傑出した位置を占めている。 本作に登場するキャラクターは、多少の影や特殊性はあっても、みんなごく普通の人々であることが、何より 魅力的。主人公である13人の子供たちは、私たちのすぐ側にいてもなんら不自然さを感じさせない、どこにで もいそうな少年少女だった。初回放送当時、子供たちの服装が現代と同じであることに、一部のマニアがそん なはずはないと的外れな非難を繰り返したのは、有名なエピソード。 だが、彼らの振る舞いを私たちが実際に真似することは極めて難しい。物語の要所で彼らが見せる所作は、私 たちがこうありたい/こうしたかったと望む理想の姿を、アニメの形式で表現したもの。視聴者は作品中で慎重 に様式化された「理想の普通の子供たち」が成長する姿を、自らに重ねて見守っていた。 でも、そこに説教色や不自然さは微塵も感じられない。画面の中の子供たちは、確かに視聴者と同じ空気を吸 い、同じように喜怒哀楽を表現し、その中ではっとさせる輝きを見せてくれる。それは周到な演出の賜物なの だが、視聴者はそれを意識することなく、子供たちの彼ららしい振る舞いに一喜一憂していた。手垢のついた 表現だが、ここまでキャラがきちんと立っている作品は、極めて珍しい。例えば、最年少のルチーナやマルロ にも、単なるマスコット以上の、物語上の重要な役割が用意され、それを4-5歳児の自然な言動で演じられてい るのは、まるで奇跡を見るかのよう。 また、大人のキャラクターが全員誠実な人物として描かれている点も心地よい。軍人が一般市民を守るために 職務を全うするという場面が幾度か登場するが、これは監督自身の個人的な経験に基づく部分が多く、作品の 重要な通奏低音となっている。 こうした物語の組み立てには、46話全てに渡っての丁寧な日常描写の積み重ねが欠かせなかった。とりわけ、 子供たちの変化を、彼らの普段の生活で表現することに徹底してこだわった点を高く評価したい。その変化が もっとも豊かに表現されている、ほぼ毎回の食事シーンの描写は、どれも本作を代表する名場面。この場面で のメニューの移り変わりが、子供たちの境遇を巧みに表現している点など(ククト星に降下後のメニューの変遷 は秀逸)、細かい部分での演出の冴えが本作の魅力。 子供たちだけで敵支配下の深宇宙を単独航行(大気圏降下まで!)するという物語を成立させるため、当時として は極めて精緻に舞台設計が行われていた。単にコンピュータがあるからではなく、訓練すれば子供たちでもコ ンピュータを扱えるから、という設定が重要な役割を果たした。単語にカーソルをあわすとヘルプ機能が起動 するなど、時代を先取りした設定は画期的だった。宇宙空間をめぐる描写も、「プラネテス」顔負けのリアル さで(徹底してこだわった作用・反作用の運動、惑星から深宇宙に向かうには宇宙船を乗り換えないといけない、 など)、ハイレベルなSF描写を達成している。 そうした設定に応えようと奮闘した作画スタッフの努力をたたえたい。最終盤こそ乱れが目立ったが、メカニッ クのバーニアでの姿勢制御を徹底しただけでも高評価。また、子供たち13人が文字通りばらばらに動くという 無茶を通そうと努力し続けた点もお見事。 声優は若手中心の編成だが、要所にベテラン勢を配したことで、バランスが取れたいい演技になった。クラシッ クからの大胆な引用が特徴となるBGMもさることながら、全曲英語歌詞+エレクトリックバイオリンというOP曲の 斬新さが、本作のもう一つの魅力だろう。 TVアニメという世界が今より遥かに幸せな時代だったからこそ生まれた作品。絶望的な環境に時として打ちのめ されながらも、子供らしい素直な希望と責任感を持ってポジティブに生きる姿は、TVアニメ故に表現可能な「理 想の普通の子供たち」として、時代を超えた輝きを放っている。その心地よさを愛する人にとって、本作は永遠 の名作となるだろう。そんな作品に出会い、皆さんに紹介できることを、筆者は心から幸せに思います。
[推薦数:1] 2008/05/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 青い羊 (表示スキップ) 評価履歴[良い:166(69%) 普通:4(2%) 悪い:69(29%)] / プロバイダ: 9702 ホスト:9807 ブラウザ: 8090 タイトルに偽りなしの名作である。13人の少年少女たちの宇宙漂流もの。典型的な宇宙SFアニメのプロットであるが、本作は原点であり完成品といえる代物で、以後製作された莫大な類似コンセプト作品の追従を許さない。 (以下ネタバレご免の舞台説明と感想ですのでご容赦の程) 恒星間航行および移民に着手し始めた人類達。惑星クレアドでは入植者達が生活の基盤を築きつつあった。しかし、クレアドには他の知的生命体が残したと思われる一種の「環境浄化装置(デザインは苔むしたモノリスといったところ)」が存在した。つまり、環境を破壊し、そこから回復を図ろうとした先住文明が存在していたのだ。地球軍には、我らが回復せし星より立ち去るようにとの警告が何度も寄せられていたが、軍部はそれを握りつぶして秘匿し続けていた。 そして物語り第1話の運命の日が訪れる。 シビレを切らしたエイリアンのUFOおよび戦闘ユニット(ロボット)が軍施設を中心とした植民施設を攻撃、壊滅させる。 植民者達は軍の退避命令に従って、家族散り散りとなりながらも空港施設に向かう。 僅かな護衛機を従え、衛星軌道上の恒星間宇宙船を目指す植民者達。その中に主人公ロディ・シャッフルとその弟もいた。 軍の練習艦ジェイナスに乗艦した民間人と僅かばかりのクルー。そして十数人の少年少女。エイリアンの攻撃の手は休まることなく、民間人を含めた大人達全員は必死に防衛を図るもごく一部を除いて死亡してしまう。 生き残ったのは少数の宇宙船パイロット、地質学者の博士と、その助手ケイト、そして少年達のみ。彼等は近隣の生き残りとコンタクトして地球へ帰るために成功率の低い航海に出る。 ごく冒頭部だけでこれだけの内容がある。それも昨今の1クールアニメのような急ぎ足かつ強引な導入展開ではなく、いちいち細かくしっかり作られている。 例えば、限界高度に達した護衛機は「俺たちはここまでだ。エンジンが咳をしている」と民間人が無事逃げ切れることを祈りつつ最後の交信を発し、(恐らく生きては帰れぬ)戦闘空域に反転していくのである。 以後、メインヒロインのカチュアや、(私の中では影の主人公だと思っている)健康優良不良少年バーツ・ライアンなど数名の少年少女を加え、ほとんど子供達だけの命がけの逃避行が繰り広げられることとなるのである。 魅力を語り出したらきりがない。 前述のようなハードなSF設定。他のレビュアーが仰っているように登場する大人が皆立派で「ちゃんとした大人」であること。とくに「大人の女ケイト(Vo滝沢久美子)さん」の魅力に当時メロメロ(敢えて死語)だった視聴者は多かったのではないかと思う。主人公を始めとした少年達の実に生き生きとした様(当時小学生高学年だった私にとっては感情移入性のとても高い作品だった)。そんな彼等が少しづつ成長していく過程を丁寧に描いている点。14番目のクルーとも言えるジェイナス号のコンピューター・ボギーの人間味を感じさせる語り。主人公機ヴァイファム(とはいっても新型ながら量産機にすぎない)の名前が出つつも実にクールなオープニングテーマ 「 HELLO,VIFAM 」。対照的に少年期の恋心をポップに歌ったエンディングテーマ「 NEVER GIVE UP 」。逃避行の舞台のバリエーション(基地、成層圏、宇宙空間、宇宙ステーション、破壊され尽くした植民惑星の都市および荒野、虜囚収容所、エイリアン側の自然美溢れる惑星)。主人公達がラウンドバーニアン(ロボット)に乗れるようになるため戦術シミュレーターのレベルを調整しながら徐々に熟練度を上げていくパートの挿入。それらに加えて、身長の足りない者は自作のペダル用高下駄を装着したりと、とにかく「これなら僕らでも動かせるんじゃないか?」と思わせる演出の数々。ラウンドバーニアンの名の示すとおり、姿勢制御バーニアなどを駆使した戦闘シーンのケレン味。その機体バリエーションと、出し方の演出の妙(赤いボディーのネオファムは旧型機ながらも信頼性抜群の名機。主人公ロディが乗るヴァイファムは登場時点での新鋭機。少年達が最初に搭乗するのは比較的操縦が容易と思われる地上専用機ディルファム。物語後半で登場する最新型の復座機トランファム)。ラウンドバーニアンのコクピットは脱出ポッドとなっており、機体が破壊されても最低限の戦闘能力を有した小型(宇宙)戦闘機としての運用も可能で、最後期にロールアウトしたトランファムのみ、大気圏内でも飛行可能な折りたたみ翼付きのポッドとなっているという芸の細かさ。地球人とエイリアンのハーフで主人公のライバル的存在となるミューラーの格好良さ。エイリアン側も一枚岩ではなく、軍部の暴走を止め地球側と停戦条約を結ぼうと活動する反戦主義者グループの理念の高さ(結局この物語の戦争は、「軍人」の愚かしさと排他性が招いたものである)。 無論、欠点もある。とにかく「少年少女による逃避行」とするため序盤で多くの大人をあっさり戦死させたのは、演出上の拙速と言えるのではないか。 しかし、本作がSFアニメの名作であることに揺るぎはないと思っている。多くのキャラクターが単なる人数合わせでなく、必然性を持ってそこに存在しているという印象を受けた作品だったからである。 最年長ながらも頼りないことこの上ないスコットは、艦長代理の職責によっていつしか本物の艦長として少年少女を引っ張る存在になっていった。 その恋人のクレアは、ルチーナやマルロ(ともに最年少の4歳)の面倒を見るのに疲弊しながらも最後はみんなのお母さんのような役割を演じるまでに成長していったと思う。 軍人の家系に育ったケンツ「軍曹」(9歳)とハスッパ元気娘シャロン(11歳)の凸凹コンビは深刻になりがちな物語に明るさを提供してくれるムードメイカーだった。 物語のキーのひとつでもあるカチュア(Vo笠原弘子)は清楚さを具現化したようなキャラクターでありながら行動力もあり、主人公ロディとの関係はどうなっていくのだろうと関心を持たせずにはいられない存在だった。 その主人公ロディは良い意味で普通の少年だが、どこか清潔感溢れる正義感のある好青年(未満)で、年上のケイトさんに惹かれていく様や、複雑な生い立ちのカチュアと親密になっていく様が等身大で描かれていて好感が持てた。 他の子供達や、地質学者の博士、ミューラー、反戦主義者の面々と、皆本当に素敵だった。 個人的に最も魅力的だったのは前述のバーツとその恋人となるマキのカップリングである。エンディングテーマで、マキのトレードマークのキャッップを取り上げふざけるバーツ。このエンディングアニメと歌詞で本作の真の主人公はこの二人でいいだろうと思った(未聴取の方は是非一度お聴きいただきたい)。バーツは、一見お調子者の「気のいい不良」でその実、仲間想いの心優しいタフガイである。生存能力の極めて高い少年で、実際一人でも生き残っていけるんじゃないかとさえ思った。メカに強く、自己流でディルファムを操縦してエイリアンと戦いつつ地球軍の救援を待っていたという時点でもうすごいが、他の少年達と合流してからは、シミュレーションで仲間に操縦技術をレクチャーしたりと、本当に14歳なのかお前は!と当時感心した記憶がある。また彼が新鋭機ヴァイファムではなく信頼性の高い旧型機ネオファムを愛機とし、仲間のピンチを幾度も救う姿にはカタルシスがあった(そのピンチのうち幾つかは彼の行動力がもたらしてしまったものっだったとも記憶しているが)。そんな彼にも複雑な家庭事情があり、悔恨を胸に生きる悩める少年でもある。その苦悩を癒すのは親友ロディとの友情であり、恋人マキとの交流である。本当に魅力全開である。 TV放映当時、視聴率の低迷から放映時間が変更となったりとイマイチ派手さには欠ける作品かも知れない。 しかし、SFアニメファン、ジュブナイル(青春物)ファンの方で未見の方がもしいらしたら是非一度視ていただきたい作品である。 ラストもちょっと小粋で心が温かくなる良い締め括り方で、本当にお勧めである。 -注意- 『銀河漂流バイファム 〜ケイトの記憶〜 涙の奪回作戦 (85年OVA版)』は悪くない出来の後日談だが、『 銀河漂流バイファム13 (98年版)』は完全な地雷なので手を出さないように!!色々問題がある作品だが、他のレビュアーさんが仰っているように、スコットの扱いがあまりに情けなさ過ぎて目から汗が止まらない。 [推薦数:1] 2007/03/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 曲がり角のアイツ (表示スキップ) 評価履歴[良い:307(58%) 普通:90(17%) 悪い:135(25%)] / プロバイダ: 40763 ホスト:40597 ブラウザ: 5234 子供向け冒険アニメの秀作。もともと『ガンダム』の原案に材を採った本作ですが、 大小様々なトラブルに四苦八苦する様、思春期の訪れ、ジェイナスの中での日常は、「等身大の子供」というものを感じさせるクオリティの高さ。 「バトルなど所詮オマケ」と率直に割り切った作風も、本作だから許されるものだと思います。 また「なかなか戦闘が無い」展開もさる事ながら、敵である異星人の正体や戦いが起こった理由が不明というミステリアスな展開、 全編英語歌詞のOP(イントロの航空無線風の会話がまた最高)など、残念ながらそれらが後世に多大な影響を…という訳には至らなかったのですが、 『ボトムズ』とは違ったベクトルでリアルロボットアニメの新機軸に挑戦しようとする姿勢にはかなり好感が持てました。 ただ本編で何度も出てくる台詞「運が良かった」に挙げられるように「そんなの有りか?」な展開が多すぎたのが減点。 しかしそれでも本作の場合、13人の子供たちが自分たちの力で一生懸命生きようと努力しているのをしっかり描けているおかげでそれが決して嫌らしく見えず、 その辺がただの『ご都合主義』の一語で片付けられる安易な作品とは一線を画しています。 特に最終回は80年代ロボットアニメの中でも屈指の名編。「最後まで見ていて良かった」という爽やかな感動が視聴後に残ります。 (終盤は大筋の展開が読めていたが泣けた。まさか最年少組のルチーナにまで泣かされるとは思わなかった) 本作のような「ぬくもり」の伝わる温かな魅力を持った作品をもっと見たいと願うのですが、 現在となってはもはやそれも叶わないでしょうね…。 評価は「とても良い」で。 [推薦数:1] 2006/01/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by スペ9 (表示スキップ) 評価履歴[良い:642(74%) 普通:121(14%) 悪い:102(12%)] / プロバイダ: 3926 ホスト:3985 ブラウザ: 5623 当時特に好きではなかった。各アニメ誌はかなり好意的な誌面展開だったのだが。私事ですが、本作が 気に入らなかったのは仮面ライダーにおける「少年仮面ライダー隊」が嫌いだったのと多分おなじ。要 は「俺だったらもっと上手くやれるのに」私が初代ライダーを見たのは小学生低学年、本作は中・高校 生と開きがあるが、根底に流れる感情は同じだろう。 ところが、5年くらい前、U局での再放送を本放送ぶりに見たら、これが結構面白い。素直に少年たち に声援が送れた。本作のポイント1、少年たちを暖かく見守れるか、どうか。 少年たちは、大人の想像した「かなり理想的な」子供。子供らしく思慮に欠け、幼く、素直。本作の少年 像の対極に位置するのが「リヴァイアス」の登場人物たちだろう。彼らは思慮には欠けるが小賢しく、 自分勝手でわがままだ。どちらが優れると言うわけではなく、本作はサイエンスフィクションなだけで なく、人物造詣に関しても「フィクション性」が高いと言えるだろう。 ポイント2。実は結構SF描写も良く出来ている。まず、「子供が宇宙船や戦闘メカを操る」という、 子供を主軸に置いた本作の根本を支える点といえる、メカのコンピューター制御の描写の細かさを注目 したい。これまでの作品は、たとえばホワイトベースには陀輪があって(恐らくはかなりの部分をコン ピューター制御に拠っているとしても)ビジュアルに「人間が操縦する」見せ方をしていたが、本作で は機械に「入力」する事で操縦する描写が多く見られた。そのためにマニュアルとくびっききになって いるシーンも見られる。ラウンドバーニアンの機動も積極的にバーニアを使用するシーンが見られた。 目的とする星を目指すのにもタイミングがありなかなか出発できないのも目新しかった。 あと、ポイントと言うほどではないですが、OPが英語の歌詞だったのは今でも斬新でした。おかげで 唄えねー。 最終回でカタルシスや達成感はないしカチュアたちは離れ離れになってしまうのだが、宇宙に飛ぶ紙飛 行機のシーンに納得、本作は少年たちの成長・奮闘・ふれあいを描く作品だったのだ。だからあのエン ディング、余計なものがなく、不足も無い実に適切な締めくくりだったと言えるだろう(紙飛行機がみ んなちゃんと進行方向を向いてたのは、突っ込みっこなし)。 [推薦数:1] 2005/10/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by nozomu (表示スキップ) 評価履歴[良い:38(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 8359 ホスト:8162 ブラウザ: 3646 80年代のサンライズの「リアルロボブーム」の作品の中では一番好きな作品。 当時のサンライズ作品の中で子供達の描写がリアルだった。 13人の子供達の声を当てていた半数くらいが登場人物達と近い年齢の10代の子供達。 ロディのガラガラ声とかカチュアの棒読みが妙にリアルで印象的だった(笑)。 当時、10代だった富永みーなさん、笠原弘子さん、菊地英博さんは今でも声優としても活躍なされてますね。 この物語は、SF版「十五少年漂流記」と言われています。 戦争に巻き込まれた子供達の姿が丁寧に描かれていて、親とはぐれ、自分達の力でどうにかして生きていかなければいけない状況。最初は大人の助けがあるが、途中から子供達だけとなり、宇宙船やロボットを操り敵と戦わなければいけない。 時折、日常生活が描かれていて、それが毎日が修学旅行みたいで楽しそうでした。(近年のサンライズ作品の狂気めいた子供達を見ていると悲しくなってしまう・・・泣) 最後の紙飛行機のシーンには涙が止まらない・・・。最高傑作です!! この評価板に投稿する |
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