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| アニメ総合点=平均点x評価数 | 258位/3,702作品中(総合93/偏差値60.06) | 257位<= =>259位 |
| アニメ平均点(評価10個以上限) | 1,385位/2,044作品中(平均0.31=普通/299評価) | 1,384位<= =>1,386位 |
| 1997年アニメ総合点 | 6位/98作品中 | 5位<= =>7位 |
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| 作品紹介(あらすじ)かつての大和王朝との戦いに敗れ、歴史の表舞台から姿を消したエミシ一族。 その王家の末裔アシタカはエミシの隠れ里で相棒のヤックルと共に狩をして暮らしていた。 ある日里に「タタリ神」が来襲。 里を守るためアシタカは矢を放ちタタリ神を撃退する。 しかし撃退した代償としてアシタカの右腕はタタリ神の呪いを受けてしまう。 それは時が経つにつれ体を侵食し、やがて死に至る呪いであった。 アシタカは呪いを解く方法を探すために村の巫女ヒイさまからお告げを受ける。 「西の国で何か不吉なことがおこっているのだよ」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 配給:東宝 制作:スタジオジブリ 徳間書店 原作・脚本・監督:宮崎駿 音楽:久石譲 英語吹替版監督:ジャック・フレッチャー 英語吹替版脚本:ニール・ゲイマン Neil Gaiman 英語版・製作総指揮: ボブ・ワインスタイン Bob Weinstein ハーヴェイ・ワインスタイン Harvey Weinstein 英語版主題歌:サーシャ・ラザール キャラ/声優 アシタカ:松田洋治 サン・カヤ:石田ゆり子 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 公開開始日:1997/07/12(土) 映画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エンディング動画 (1個) もののけ姫 歌:米良美一 詞:宮崎駿 作曲:久石譲 [補記] [ファン登録] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
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| 最終変更日:2009/12/24 / 最終変更者:kunku / その他更新者: 管理人さん / DONP / ラマンチャ / サブキチ / カジマさん / 提案者:もろっち (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2012/03/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by みるぽん (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(50%) 普通:0(0%) 悪い:2(50%)] / プロバイダ: 20814 ホスト:20631 ブラウザ: 10160 【良い点】映像、ストーリー、アシタカ 【悪い点】 グロテスクな描写。僕としては余り気にならないが嫌な人は極端に嫌だと思う。サンは微妙。 【総合評価】 この映画は着眼点が素晴らしい!主人公のアシタカが蝦夷の末裔という前代未聞の設定が良い。今までの時代劇の設定は武士や農民が主役だったが、今作はアウトサイダーな人々を主役としたのが最高。だがストーリーは若干駄目。アシタカの行動原理が意味不明。サンもどうでもいい感じがする。だが、映像は物凄い。特に圧巻なのは戦闘シーン。アシタカがかっこよすぎる。また、乙事主やナゴの神などの神々が良い。だが、作中で語られない話が多く師匠連や唐傘連などの裏組織の存在が謎。なので非常に奥深く難しい作品だといえる。確かに視聴者に失礼な気もする。まあ万人受けしないだろうが自分は最高で。 2011/12/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 怪盗乱馬 (表示スキップ) 評価履歴[良い:545(44%) 普通:0(0%) 悪い:695(56%)] / プロバイダ: 3334 ホスト:3198 ブラウザ: 4895 やっぱり文句なしに面白い。 もう何回、何十回と見て来てるけど飽きないし、さすがに最初のうちは何となく観るんだけど、10分経たないうちに気がつけば世界観に入り込んでしまっている。 自分なんかは特に飽きやすい性格だから(最高を付けた作品でも)ほとんどの作品が一回観ればもういいかなという感じなんだけど、これ程何回観ても飽きない何回でも観れるっていうのはジブリ作品ぐらい。 時間的にも二時間半あってアニメはもちろんだけど映画としても長い方だけど、普通の作品だと確実にどこかダレたり間延びするところがあったりするんだけどあっという間。 気がついたら終わってる。 二時間半一切の無駄、スキ、余分なページがない。 五時間くらいの内容を二時間半に纏めたような感じで、内容が濃くて一つ一つのシーンが一つ一つの作品になっていて思い出せないシーンがないってぐらい印象に残こしていく。 ダラダラと書いてある説明書ってのは読む気ないけど、本当に重要な部分だけ抜き取って書いてあるようなもんで、分かりやすくてそして分かるから面白い。 もののけ姫なんかの場合は多少大人向けだったりするんだけど、大人も観れて何より子供にも分かるように作られてるのが凄いところで、それは内容とか設定だけではなくてストーリーもこれだけしっかり作られていてめちゃくちゃ分かりやすい。 流れとか筋ってのがあってその流れを乱す事なく突き進んで行くから、違和感とか不自然さとか疑問も感じる事がないし、音楽を聴いてるかのごとくリズムの中で説明やら展開やらすべてやってのけている。 このシーンが終わったなと思ったら次の展開が始まっている。 だからテンポを止めることなく休む暇なく退屈させないし、どんどんストーリーに入って行けるんだろうなって思う。 説明なんかにしても簡潔にしてあるし、下手な人ってのはどうしても説明で終わってしまったりセリフを置くだけになってしまったりするんだけど、ちゃんと意味があってストーリーの流れの中でやっている。 アメリカのアニメ作品なんかは内容とか説明とかよりもエンターテイメント性を重視していて、あまり深く考えることなく楽しめて内容は単純で単純だからこそ伝わったりもする。 逆に日本のアニメ作品は内容とかテーマ性を濃く書こうとし過ぎて説教臭くなりやすかったりする。 でも見終わったあと考えさせられたり余韻に浸れることが多い。 この2つの要素を兼ね備えているのがもののけ姫でありジブリ作品だと思っていて、アメリカ的なエンターテイメント性に日本的なテーマとか内容を入れている。 テーマとかをしっかり描いてるけど、視聴者を楽しませるためのエンターテイメントのこともちゃんと考えているから説教臭くならない。 そこがジブリ作品の世界観の不思議なところで、(テーマはあるのに言いたいことの)押し付けがないから世界観に浸らせてまるで自分が体験してきたかのように入り込めるし、自分の過去の一部にでもなったかのように余韻が残る。 これが他の作品の違うところであり、エンターテイメント性だけでは内容だけでは絶対に得られないものだろう。 ストーリーも単純なようで単純じゃなくて、なにが単純じゃないかって言ったら意味のないシーンや横路にそれたり無駄なストーリーってのが一つもないから。 特に凝ってる訳ではないんだけど単純だからこそそこが凄いなって思える。 余分なものを取り払って単純にして誰からにも分かり易くしてでも無駄がない。 これこそ最高傑作なんではないかと思えてくる。 自分としても長い作品ってのはあまり好きではないんだけど、楽しめなかったところがないと言っていいぐらい最初から最後まで楽しめたから長さってのはまるで感じなかった。 脚本とかストーリーも最高なんだけど何よりキャラが良かったし、その最高の脚本に引けをとらずアシストした音楽と声優が素晴らしかった。 ジブリ作品はタレントを使うことが多いんだけどその中でも一番良かったんではないかなって思う。 キャラに合っていたしサンは演技で強さとか荒々しさを出していてでも声は可愛くて可憐でそのギャップに萌えたし、演技で最高だったのがアシタカとモロ。 この2人の掛け合いのシーンとか痺れたし、エボシに怒りをぶつけるシーンとか迫力が出ていて確実に内容を盛り立てた。 エボシなんかにしてもキャラに合っていて大人の女性が出ていて格好良さもあり、作品からしたら悪役側ではあるんだけど(声の影響もあって)一番好感が持てたキャラかも知れない。 決して演技が上手いって訳じゃないんだろうけど、それが自然に感じてキャラともマッチして(現実世界にいるように)自然に喋ってるように感じるんだろうなって思う。 タレント起用が成功した一番の作品と言っていいだろう。 そこがキャラに感情移入出来た最大の理由だけど、一人一人人間臭くて動かせれていて濃いキャラばかりで、内容とかストーリーが良くてもやっぱりキャラで、キャラクターがその良い脚本に説得力を持たせるかどうかにかかってくる。 アシタカはまさに主人ま、素晴らしい才能が集まった中でもそれをまとめ上げるキャラで、一番映えていて芯がしっかりしていて一つ一つのセリフも印象に残るし、作品を確実なものにした。 色んな女性に好かれるけどそこら辺の美少女アニメとは違い説得力がある。 やっぱり男から見てもカッコイいもん。 青春時代に最初に観た時キュンとしたのがアシタカを慕っている女の子が御守りをあげてアシタカを見送るシーンでたまらんかった。 今でも二時間半あって一番好きなシーンと言えるかも知れない。 今の萌えアニメとか観ててもこんな気持ちにはならない。 それをおじいちゃんが描くんだから凄い。 音楽も世界観を表していてその音楽を流せばそのシーンが思い出させるっていうぐらい鳥肌も立つし、音楽だけで感情とかを内容を描けている。 それが余計な説明を必要とさせなかったというか、簡潔にした説明を付け足す感じになっている。 説教臭くならなくても音楽で気持ちが伝わってくる。 あとテーマ性の生きろとか(キャッチコピーだけではなく内容でそういう風に描かれている)人間ともののけの違いその間に生まれたサンのこととか、サンの葛藤、エボシの思い、人間の欲深さでもどうしようも出来ない人間側の立場とか、一つ一つのセリフの意味など色んな内容の部分も書いても良いんだけどページがいくらあっても足りないので止めておく。ジブリ作品は特別で感じるものだから理屈っぽく語るのも嫌だし自分の中に留めておきたい。 ラピュタとかトトロとかも好きなんだけど、やっぱりテーマ、ストーリー、キャラ、内容、エンターテイメント性…平均点を出して一番高くてまとまっているということではジブリ作品の中で最高かな。 2011/08/20 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by かずーぃ (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(82%) 普通:0(0%) 悪い:4(18%)] / プロバイダ: 16824 ホスト:16757 ブラウザ: 2884 この映画ねー、 最高なんだよねー。 だってさぁ、 サンがさぁ、肉やわらかくしてアシタカに口移しするシーンあんじゃん? あれ見て、「あああ、うまそう! 超うまそお!! うああああ!!!」ってなるよね。 そんでなんか序盤の方の変な僧が作るお味噌汁? あれも地味にうまそう! けんちん汁かな? 世界観が不気味な作品の中で、美味しそうになにかを食べてると余計にうわぁ……!ってなるよね。 進撃の巨人のサシャ・ブラウスてきなね。 「パァン!!」ってな感じね。 あと三輪さんだね。女子高生風にいうと「鬼やべぉ!!」 モロめ首だけで動きよったわ、くくくっ。 くーっくくくくくく!!!! ってな感じじゃね? 評価は「良い」で。 最高じゃないのかよっていうね。 2011/07/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ティア (表示スキップ) 評価履歴[良い:529(76%) 普通:26(4%) 悪い:138(20%)] / プロバイダ: 555 ホスト:510 ブラウザ: 14175 メッセージ性の強かった作品だと思います。 森や動物など、自然の表現は素晴らしく、これを超えるものはないと思われます。 その分、映像が綺麗で清清しささえ感じられます。 ストーリーに至ってもキャラクターに至っても別に悪いところは無かったと思います。 強いて言うならアシタカの性格をもっとハッキリさせシッカリしたキャラにしてもらいたかったです。 2010/11/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by KOS-SUI (表示スキップ) 評価履歴[良い:230(70%) 普通:48(15%) 悪い:51(16%)] / プロバイダ: 27921 ホスト:28065 ブラウザ: 9709 【良い点】 世界観、雰囲気 メッセージ性 ストーリー スリル 映像技術 【悪い点】 ナウシカとメッセージ性が少し被ること。 【総合評価】 ナウシカとだいぶメッセージ性は似てるけどこっちも世界観や雰囲気は好きです。日本風みたいな。 タタラバ、侍など政治的な背景設定がしっかり描けてる。 グロテスクな描写や獣達の迫力がすごいからいつ誰が死ぬかわからないスリルや緊張感がある。 グロテスクだから見ないなんてもったいない、これも宮崎監督の作品の中でもだいぶ好きな方です。 2010/09/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 名もなき詩人 (表示スキップ) 評価履歴[良い:537(86%) 普通:57(9%) 悪い:33(5%)] / プロバイダ: 14614 ホスト:14374 ブラウザ: 3876 非常に難しい作品、似たようなテーマを扱いながら、私は漫画ナウシカより好きじゃない。まず娯楽性が少なすぎる。アシタカそれなりに魅力的だが、ナウシカとじゃ比べ物にならない。当然サンだが駄目。滅多に声優について言わない私だが、これは駄目だ。クラリス、ナウシカを演じた島本キャラを知っていると駄目すぎる。 ただ世界観が素晴らしい。ここは日本なのか?そういう面白さがある。ただ今まで西洋ファンタジーを多く手がけてきた宮崎監督が描く日本の原風景、良いと思う。漫画日本昔話とは全く違う荒々しい自然。この絵に対する拘りは相当私を引き付けてる。 そして結末、何らかの答えを描かない事は作り手として良いと思う。でもそれに対して見るものは評価する権利があると思う。私は書いたものを好むだから、この作品はナウシカより評価が低い。問題提起として似たものを出しながら片方が答えがあり、片方は何も言わない。それなら前者を当然選ぶ。 実際は問題を深化させているので同一じゃない。ただ作品のスタイルとして作者が何を作ろうが勝手なように、どう評価しようが見る側の勝手だ。私はその姿勢を一切批判しない、それは私の好みじゃないと突きつけるだけ。 問題自体に面白みがあればそれはかなり面白い話になる。しかしなうしかと細部以外ほとんど変わらない問題でどう娯楽にしろと? ここから議論が展開されるなら問題の深化は素晴らしいが、これはお話だ。それはちょっと違う。 ただ私はこの作品を劣化版ナウシカ完全版とは思わない。ナウシカは答えを出してしまったから出た問題もある。弱者のエゴはすべて否定されるべきなのか?もっと言えば人便利により楽に生きてはいけないのか?そういう日常感覚から来る疑問をナウシカはすべて気合で吹き飛ばしてしまった。それに比べるともののけ姫のたたらばに生きる人間達の弱者に対する思いやりに溢れる描写は繊細で、多くの人間のシンパシーを得る事が出来る。サンがそれに対して押し切る事を見る側は良しとしないだろう。 もう一点、ナウシカにおいて、未来人たちは致命的な問題を抱えている。人類の存続のためと大義名分で後の時代に生きる人間を利用したからだヒューマニズムの観点から、これは相容れる読者はほとんど居ない。それに対して、たたらばの人の日常感覚は見る側にシンパシーを持たせる力がある。その点ナウシカより質の高い問題になっている。 ゆえに解決せず終わる事になるのだが、ちなみにこの問題は解決せずで良い。矛盾してるが、最初から答えを出す気が無い作品は私の好みじゃないというだけ。問題提起もナウシカから深みは増しているが、インパクトに欠ける。質的にナウシカから出された問題提起に対して大きく変化するものが無い。作品として、問題提起だけで作品を引っ張るほどの面白みがナウシカと比較して無い。結局このアニメの存在意義は、漫画ナウシカが出し切らずに映画化したための意味合いが大きい。 啖呵を切るのを見るのが気持ち良いのは、明確な答えをその人は出してるからだ。啖呵をきった後ぐだぐだやり始めたらギャグにしかならない。作品とは娯楽である場合はったりの面も多いからナウシカの演説は啖呵をきった気持ちよさに近いものがある。この作品は最後気持ちよく無いのだ。 余談だけど、サンに同情できるように描いているが、この対立構造は逆襲のシャアのアムロとシャアにそっくりである。富野監督は本当に宮崎作品をよく理解しているな。あまりに理解しすぎて先に行ってしまった。ただアムロとシャアが濃すぎて、問題提起と言う点でもののけ姫のレベルにまったく届いて無いのは悲しいけど…。他にも地球人を愚物として見せるようになってるストーリー運びも問題提起としては深みが無い。アムロの側に地球で生きてる人の代表って気迫が無い。シャアが実際はアムロとの決着に拘ってるだけの小物である点。様々な点でもののけ姫のレベルには到達してない。何故宮崎監督が世間に認められて富野監督が世間に認められないかって指標の様な作品だ。富野監督は根が作家と言うよりエンターティナーなんだよな。 [推薦数:1] 2010/09/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ちょなすSP (表示スキップ) 評価履歴[良い:56(62%) 普通:2(2%) 悪い:32(36%)] / プロバイダ: 40559 ホスト:40439 ブラウザ: 5356 【良い点】 ・キャラが個性的でいい。ちなみにコダマが気に入りました。可愛いです!! ・あの時代にしては映像はかなり綺麗だったと思います。森のシーンを今見ても綺麗だなって思います。 ・話の内容は誰でも分かりやすく、しかも面白いし感動します。見た当時の自分でもこれはいい話だと実感してたはずです。 ・今思うとサンのツンデレ具合が・・・ww ・今見ると森林の環境問題につながって考えさせられるような気がします。実際あまり内容は関係ないような気もしますが、「森を取り戻す」とかそういうセリフを聞くとそんな気がするのです。 【悪い点】 ・首が飛ぶシーンはちょっとねぇ 【総合評価】 「とても良い」に。今見ても、本当にいい映画だと思う。ジブリの中でもかなりいい部類に入る事間違いないでしょう。 [推薦数:2] 2010/06/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by canadadry (表示スキップ) 評価履歴[良い:26(84%) 普通:2(6%) 悪い:3(10%)] / プロバイダ: 13117 ホスト:13131 ブラウザ: 11172 上映当時の衝撃が未だに脳裏に焼き付いて離れない本作。 ジブリ作品の文脈からは考えられないような一種の「不気味さ」を有していた。 すでに散々と語りつくされていますが、しきりにエコが叫ばれる趨勢の今だからこそ、この作品を振り返るべきだと思いました。 (1)映像表現に関して。 おそらく色々な見方が出来るのは事実でしょう。 様々なテーマが高密度に圧縮され、しかし読み手に解釈の自由度をも与えている。 それはこの作品自体が現実も以てして現実を現しているからだろうと思う。 (一方でそれがカタルシスを妨げる一因にもなっているが) だが現実といってもそれは自然さを意味するものではない。 自然さを非常に高度な換喩によって故意的に崩すことによって現実を描き切っている手腕は流石ですね。 現実それ自体が様々な感じ方を許し、考えさせる要素を多く有していることを利用した作品ではないだろうか。 それを物語として昇華させ、最後まで緊張感を持続させたことも特筆に値する。 物言わぬ存在である木々や動物たちの表象としての造形がとても素晴らしかった。 森に足を踏み入れ、言葉を殺したとき無数の視線を感じることがよくある。 その視線の主が彼らだったんだな…と。 そして目を覆いたくなるような凄惨な描写の数々。 やはりタタリガミの描写は特筆に値する。 とくに巨大な猪の体を覆う、憎しみの炎とその感染を表象する描写の凄まじさ!! こちらは実に躍動し、そして真に迫ってくるような描かれ方をしていた。 憎しみに身を、命を燃やす存在の凄まじいエネルギーを感じた。 あと記憶に残ったのは人間同士の殺し合いのシーン。 というか性格にいえばタタリガミの呪いにかかったアシタカが他の人間を殺す場面。 先ほどの猪と同じくタタリガミの現れなのだがこちらは実に淡々と描かれていた。 本当にあっけなくヒトが死んでいく。死の虚無と、しかし同時に解放や安らぎといったものも感じられた。 (2)物語に関して 死と再生のこの物語は、安易に叫ばれる「自然との共生」という安い言葉に懐疑的な作品なのだと思う。 そもそも自然と人為を分けること自体がナンセンスなのだ。なぜなら人為というのは自然に包含されるものだから。 そしてエコブームといったものに私は危惧することが一つある。 「エゴの自覚」の欠如、あるいはそれを直視せず逃げようとする態度だ。エコにかぶせられた擬制とでもいうべきだろうか。 (別にエコ活動を否定する気など毛頭ないが、それらの活動は根本的には人間自身のためだということの自覚を忘れてはいけない。) この作品は、そんな現代の趨勢に訴えかけるものがあると思う。 この作品は安易に「人間=悪」、「自然=善」という構図をとっていない。 本来生物とは究極的には自分の種族の繁栄を優先するエゴな存在なのだ。そのエゴが衝突したとき、争いと憎しみが生まれるのだろう。 それはなにも人間に限った話ではない。しかしそのエゴを完全に否定できる存在がこの世界に在るだろうか? 重要なのはそのエゴを自覚し、精一杯藻掻き続けることではないだろうか。 憎しみや快楽は我々の「あるがまま」であり人間の性であり業なのだ。 (そして「神」をも否定しそこから引き摺り下ろさんとする人間の姿…!!) それに身を委ねている姿こそが狂おしい人間の愛すべき「営みそのもの」なのではないだろうか。 だから憎しみの渦をただ嫌悪し目を背けるのではない。 そこに飛び込んでいかなければならない。一種の諦念にも似た感情だが、その上で超克しようと藻掻くのだ。 生物として、自然の一部として、自らの業を罪を背負い強かに足掻き続ける姿こそ美しく愛おしい。 そのように、逃げずにその姿を受け入れた先に新たな可能性が拓かれる。 単に争い続ければ良いと言っているわけではない。 お互いにエゴを自覚して向かい合う(これこそが「曇りなき眼」だと思う) その上での争いならば、その果てがどうなろうと受け入れられる。 それこそが「神」の意志であり、為るべくして為った「世界」の姿だからだ。 ・ シシ神はそのことを我々に気づかせる存在ではなかったろうか。デイダラボッチはシシ神の鎧だと思う。 そのシシ神はおそらくこの「世界」あるいは「摂理」そのものだろう。あるいは神と言ってもいいのかもしれない。 それは我々生物の意思や主体を超越した存在であり、不気味で畏怖すべき対象である。しかし厳しい顔と温かい顔の両面を持っている。 我々生物など「世界」からすると実に矮小で愚かな存在である。 しかしそんな小さな命の紡ぐ全力の物語は刹那的だが実に小さな輝きを見せる。 たとえその物語が憎しみの物語だろうと愛情の物語だろうと…。それをそっと優しく包み込んでくれるのだ。 鎧は壊れはしましたが、シシ神はこの「世界」そのものであるがゆえに、決して死んだり消滅することはなくこの世界の至る所に遍在する。 ・ 一方でアシタカの理想はまるで偽善者の吐く大言壮語のように聞こえた。 エボシの主張は決して否定することのできないものだから、私は途中まで彼にどうしても賛同できなかった。 しかし最後の場面で、人間に対する恨みを捨てることは出来ないというサンに、「それでも構わない」という彼の言葉に救われた。 否定することの出来ない生物同士の正義のジレンマに飛び込んでいく覚悟をみてとれた。 タタリガミによる死の虚無を見据え、エゴに内在しつつもそれを超える「共生」の可能性を模索する。 その姿こそが真の意味での「自然との共生」足り得るかもしれない。 古き良き時代の日本に元来あった、「自然の裡に在る」という自覚が喪失し、 西欧的な「自然対人類」という人為を取りだした意識に変わりだした頃から日本人に依る「神殺し」が始まった。 この作品が描いているのは「神殺し」の現実なのだろう。そして死から再生へとの物語だ。 ・ 先にも述べたが、動物保護というのは欺瞞であり、そこには無意識に人間の優越性が隠されている。 安易に「自然との共生」を叫び、自らの業から目を背け、痛みを忌避していけはいけないと思う。 否定できない正義同士の狭間において全ての命へ、ただ「生きろ」と。どんなに醜くかろうとも生きて行く。 この作品は生きることを肯定した。苦しみと憎しみの絶えない世界だけれど、この世界は、生きるに値するのだ、と。 もう一度、言います。 この世界は、人生は生きるに値する。 **** (3)総評 評価は難しい。 グロといわれる部分が作品の評価を落としているとは思えない。 それはむしろ「痛み」を描いているだけであって、その現実から目を背けるべきではない。 まさにこの痛みからの逃避こそが最も危惧すべきものではないかと思う。(しかし人間の快楽を否定するものではない) 快楽を否定することなく、痛みを伴う「生」を全うするという命題の困難さがそのままこの作品に対する評価の難しさにつながっている。 評価は難しいが「良い」としておきます。 [推薦数:4] 2010/06/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by フェティア (表示スキップ) 評価履歴[良い:27(84%) 普通:5(16%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 15593 ホスト:15613 ブラウザ: 15043 【良い点】 とにもかくにも映像技術と色彩美。妥協を行わない姿に脱帽。 徹底的な現地取材に基づいた背景美術。が、それに引きずられすぎず、独自の発想とアイディアを織り交ぜる監督はやはりすごい。 写実的な面と幻想的な面を非常にうまく両立させていた。 考えさせる作品というより、感じさせる作品という挑戦的な作り。 【悪い点】 グロテスクな描写がある。 テーマやストーリーの構成はかなり複雑なものなので、どうしても感じるより考えるがメインになりがち。 【総合評価】 最も好きなアニメです。 ストーリーやテーマ性もありますが、やはり色彩美が素晴らしいですね。単純に写実的な背景や描写を叩きこむだけならば、誰にだってできることでしょう。今作の映像の素晴らしさは、そこにイマジネーションが組み込まれていることです。 白神山地と屋久島がメインの題材であり、蝦夷の村での場面が白神山地、シシ神の森が屋久島、と総括的に見られがちではありますが、実は蝦夷の村でも屋久島が、シシ神の森でも白神山地が随所に表れているのです。とても自然に違和感なく、まったく異なる題材を融合させるセンスが素晴らしい。天才とはこういうことを言うのだと思い知らされます。 屋久島のもののけの森にて実際に「現れる」木霊を、ああ言ったモデルとして描いた監督の想像力にも感服。あの太鼓岩を見て、そこから屋久島の森を整然と見通す山犬を想像することにも感服。決して濁ることのない荒川の水を、血と土で濁らせることで込めた強いメッセージ性。明確な題材があって作られていた背景の中、唯一、完全な想像によって生み出されたシシ神の森は、言葉にできない素晴らしさ。 題材にとらわれることなく、引きずられることなく、完全に自分のものとして自らの中に吸収し、そこから無限の創造物を生み出していく。天才のなせる業ですね。 背景ひとつをとっても今作の素晴らしさがあふれ出ているように思えます。当然、題材となった土地の予備知識がなければ、作品の本質を垣間見れないという作りは、万人向けをうたったジブリにはふさわしくありませんが、たとえ知識がなかったとしても十分に感じるものが強くある作品だと思います。 テーマ性に関しては、これは難しい。テーマではなくキャッチコピーとして「生きろ。」を選んだことは正解だったと思います。テーマとして明確な位置づけを行わず、あくまでもキャッチコピーとしての体を保ったことで、さまざまなテーマを生み出す余地を残し作品に深みを出していました。 では、テーマは?となりますが、僕は「向き合う」な気がします。さまざまなテーマが考えられ、どれも一様に間違っているとは言えず、それらテーマを包括できるようなものと考えると「向き合う」な気がしました。 一言に「向き合う」と言っても様々な意味が想像できると思います。単純に笑いあいながら向き合うこともあれば、立ち向かうことも向き合うことであり、それは時として対立を意味します。立ち向かうことと向き合うことの違いはのちのち説明するとして、今作では、向き合わず、目を背けたり逃げ出した者にはそれ相当の報いが与えられます。 顕著な例が乙事主。一族がだんだんと衰えていることに危機感を感じ、それに向き合えず、人間に挑み敗北し、そしてその現実を受け入れられず、シシ神にすがろうとして祟り神になる。最もわかりやすく顕著な例に思えます。 これはアシタカにも言えることなのです。祟りを受け、逃れられぬ死から逃れようと旅に出たのがアシタカです。物語の始まりは、死から逃れようとするアシタカから始まったのです。旅を通してサンと出会い、唯一彼女を人間として向き合い、自然と人間の対立をその身で感じ、彼は成長していきます。アシタカは石火矢を腹に受け、瀕死の重傷を負ったもののシシ神にその命は救われました。が、その時点で腕のあざは消されなかったのです。それはまだ彼が死から逃れようとの思いがあったため。彼のあざが消えたのは、たとえ触れれば命を吸い取られるシシ神に飲まれようとも、シシ神に首を返し怒りを鎮めようと決意した時でした。 では、「向き合う」ことと「対立」の違いはなんなのか。それこそが「曇りなき眼」な気がします。アシタカとサンが初めてであった瞬間、あれが双方「曇りなき眼」だったように思えます。たたら場の人間は山犬姫を見れば、恐れや憎しみで眼を曇らせますが、アシタカは堂々と向き合い凛とした声で名乗る。サンはそれに血を拭い、自然の畏れを感じさせる眼で一言「去れ」と応えるだけ。その姿を美しいと言ったアシタカですが、双方「曇りなき眼」で向かい合った姿は美しい瞬間でした。 憎しみや恐れで曇った眼で向かい合うことは対立なのではないでしょうか。欲望や野心に満ちた眼で自然に向かい合った人間と、憎しみと危機感に満ちた眼で人間に向かい合った自然の対立だったように思えます。 今作のメッセージとは「曇りなき眼」で「向かい合う」。それが共存。と言った感じでしょうか。 と、ここまでいろいろ述べましたが、今作はやはり考える、というよりも感じる、という面に力を入れているように思えます。 最たる部分がグロテスクな描写。 これが不思議なもので、大人があの描写を見て思うのは「グロい」なんですよね。でも、子供は「グロい」ではなく「怖い」なんですよね。この違いがとても大事な気がします。「怖い」と「グロい」は全くイコールではなく、どちらで感じられるかによって今作を受け入れられるかが変わる気がします。「グロい」作品はただのグロですが、「怖い」と感じられる作品は、なにかこう、大事なものがあるのではないでしょうか。特に今作で「怖い」と感じることは非常に大事な気がいします。その怖いに由縁するところは畏れであったり恐れであったり。今作が副次的に伝えたかったものがそれな気がします。 そのために全く妥協しない表現。見る人によって良い点にもなり悪い点にもなる。そんな気がしました。 作品を見る目が肥えても感性だけは子供のようにありたいですね。そういう意味でやはりとても子供向けな作品であり、今作を最もよく感じ糧とできるのは子供なのではないでしょうか。 んーやはりジブリはジブリということで、長々と書かせていただきました。 個人的には最高。でもだんだんと眼が曇ってきてしまった大人には向かないのかもしれません。大人に子どもと一緒に見てほしい映画ナンバー1な気がしつつ、一応、万人向けでないので、とても良いということで。 2010/06/04 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by アンレー (表示スキップ) 評価履歴[良い:120(57%) 普通:44(21%) 悪い:45(22%)] / プロバイダ: 24824 ホスト:24752 ブラウザ: 11743 【良い点】 ジブリの作品の中では類を見ない生々しい描写と緊迫感のある展開の連続が光る作品。 良くも悪くも強烈であるが故に色々誤解を招くのは仕方ないとして・・。 まずはじめにこの作品は自然破壊を扱ってなどいない。確かに木を切る人間がクローズアップされてはいるがそれは決してメインではない。その証拠に猪が森の草木を食らっている所をモロが苦々しくアシタカにいうシーンがあるし、猪の戦う動機も仲間を殺された憎しみである事がちゃんと明言されている。木を切る事はモノノケ達の憎しみの引き金としてあるのだ。 そう、この作品のテーマは憎しみ。そして憎悪に満ちた世界で加速する戦いとその果てにある死だ。 猪達やサンは憎しみに駆られ、勝ち目のない戦いに身を投じて死のうとする。 エボシ達はシシガミに拘る余り大切なタタラ場を侍達に奪われそうになる。 憎悪と欲望に駆られ、挙句に滅亡の一途をたどるのは人間も猪も同じなのだ。 そして戦いはどんどん憎しみの渦を広げていく、その象徴がタタリ神、そしてとりついた者を殺す痣だ。 それを背負うアシタカの存在は非常に大きい。 アシタカは憎しみを背負いながらも、戦う道を選ばず、互いに共に生きる道を懸命に模索しようとする。そして人間がシシガミを殺す過ちを犯しても、憎しみを克服したサンとその首を以て許しを乞う。首が一体化する瞬間に憎しみの象徴たる痣に覆われても真っすぐ前を見続けるアシタカの姿勢は憎しみに負けずに懸命に生きようとする強さが伝わってくる。 憎しみと欲望の果てにある死ではなく、互いに苦しみながらも解り合い、共に生きる道を模索していく。普遍的ながらもしっかりした柱に支えられているので迷いが無い。 人間と森が互いに憎み合い、殺し合うハードな世界でも、その中で光る愛もまたいい。 モロの母性愛は特にいい。リアリストでありながらも、最後は迷わずに娘を取る姿は母親の強さというものを顕著に感じさせる。 シシガミはこの世界では命の象徴であり、冷静な審判者のように思う。ただありのままを見つめ、生かすべき者を、死すべき者を見定める。そこには言葉がなくても、シシガミの動作一つ一つに情緒がこもっている。 テーマ性を明確に打ち立てながらも、ただ細々と掘り下げるのではなく、ただテーマ性を切実に訴える。 並大抵の作品では到達しえない強さが、この作品にはあるように感じた。 【悪い点】 ラストが少し予定調和のような感じがする。共に生きる、という事に対してもう少し掘り下げるべきだった。ここを明確にすればもっと伝わるべき所が伝わるだろう。 【総合評価】 ようやく多少はちゃんとした評価が出来たと思う。「生きろ」このキャッチコピーをなぜ選んだのかを垣間見た気がする。 少々予定調和だが十分すぎる強さと優しさを秘めている作品だと思う。 2010/05/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by S・N (表示スキップ) 評価履歴[良い:249(55%) 普通:68(15%) 悪い:139(30%)] / プロバイダ: 21365 ホスト:21164 ブラウザ: 9207 【良い点】 ・作画が奇麗 ・世界観 ・自然に生きる獣と人間の戦いを描いたストーリー ・主題歌 【悪い点】 ・グロシーンが多い ・ナウシカと被る所が多い 【総合評価】 ・全体的に話の内容が暗く賛否が分かれているようですが 個人的に好きな作品なので「良い」にします。 2010/05/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ペク (表示スキップ) 評価履歴[良い:95(70%) 普通:18(13%) 悪い:22(16%)] / プロバイダ: 11196 ホスト:11401 ブラウザ: 8365 今作の内容については、皆さんが大体仰っている通りかと思います。今までの方向性を放棄したような、娯楽性を前面に押し出さない作風は、当時非常にショックだったのを覚えています。 しかし、では何故そんな作品を宮崎駿は作ったんでしょう? この物語の肝、それは主人公が「飛ばない」ことにあるのではないでしょうか。もし、今作でサンがナウシカのように空を縦横無尽に飛びまわる主人公であったなら、この作品は、今の評価とは逆に非常に夢のあるものになったと思います。しかし、そのような色々な意味で解放された人間を主役にもってきては、今作の様な地を這い、泥をすすりながら生活する者の残酷さや惨たらしさのようなものは決して表現できなかったでしょう。 そもそも、宮崎駿という人が空(飛行)に憧れを持っているのは、氏の逸話からも明らかだし、何より作品を見ていれば解ります。そして、氏はその思いを解放する術に長けていました。また、その事を誰よりも理解していました。しかし、氏はそういった作品を多く作っていく中で、逆に自分に作れないもの「解放されない物語」に強い憧れを持ってしまったのではないでしょうか。彼が、本作品の後に断筆を表明していたのは、自分にそのような作品を描く才能が無いことを深く理解していた氏の悲壮な決意表明であったと想像しています。 そして、現にできあがったもののけ姫は地を這い続け、今までのような解りやすいカタルシスは皆無です。しかし、氏にとってそれが「生きる」ということだったのでしょう。空を飛ぶ夢はそれは美しく素晴しいものですが、夢はいつかは覚めるものです。生きるということはそんな綺麗なことではありません。残酷なことかもしれませんが、それはれっきとした事実です。ラピュタや魔女の宅急便が宮崎駿の陽を描いたものであるならば、本作は陰の集まりであるといえるでしょう。 最近、初めてメイキングを見ましたが、今作は脚本を初めに書かず、絵コンテを継ぎ足す形を取ったようです。もちろん脚本を書けば整合性の取れた、美しい物語は誕生するでしょうが、それでは素の宮崎駿が表現できないと考えたからだと思います。それでは生きることは表現できないと考えたからだと思います。穿った見方かもしれませんが、この作品の主題は「どう生きるか」ではなく「生き方に脚本はない」と云うことを示しているんではないでしょうか。本作の「生きろ」というキャッチコピーは、シンプルですが正に作品の主題をストレートに突いた名文句といえるでしょう。 偉そうなことを言わせてもらうと、この作品に関して整合性が取れていないという批評は少し的外れかなと思います。もともと初めから物語の整合性は優先させず、その場の感情を表すことに終始していますから。 評価は非常に難しいのですが、エンタメ性の乏しさや、内包しているメッセージの真摯さ等を考慮して「とても良い」にしたいと思います。
2010/02/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by YAMA2 (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 28183 ホスト:28271 ブラウザ: 3425(携帯) 【良い点】 単純に、エンターテイメントとして面白いです。 ストーリー、戦闘シーン、絵に音楽と、どれを見てもジブリと久石譲じゃなきゃ出来ない作品です。 テーマが難解とか言われますが…深く考えずに自分の出来る範囲でイメージすれば良いかと。 【悪い点】 サンの声…他の人が割と自然だっただけに、ちょっと残念。 【総合評価】 スタジオジブリ、アクション部門の最高傑作。 やっぱ宮崎駿の真骨頂は戦争モノですね。 2010/02/17 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by shin_gii (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 20056 ホスト:19948 ブラウザ: 13980 もののけ姫とナウシカ、どちらも自然をテーマとしていますが大きな違いがあります。 それは「もののけ姫」は自然破壊を完全なる悪として扱っていないということ タタラ場の住民は自然を破壊して生活しています。 鉄を作るという仕事は大変だと言っていますが 「下界よりも全然いい。腹いっぱい食べれるから」 と言っており、幸せな生活をしていることが分かります。 アシタカも「いい村は女が元気である」と言ってます。 アシタカがタタラ場に来る途中に破壊された村に遭遇しました ジコ坊は「洪水か地すべりか戦に巻き込まれたか」と話してました。 自然と共生して生活するというのは聞こえはいいですが 自然に対して無力でまた防衛力が無ければ戦で皆殺しにされてしまいます。 エボシが自然を破壊して鉄を作っているのに自然の長である「シシガミ」は 人間と戦おうとはしませんでした。 人間は自然を破壊する行為そのものが自然な行為なのでしょう。 我々の先祖はエボシと同じです 自然を破壊し、破壊しつくして道路を敷き、家を建て色々な建造物を建てまくって 世界の頂点となるまで発展してきました。 これは間違ったことだったのでしょうか? アシタカの最初の村にいた木の上で生活しているような自然との共生をしていくべきだったのでしょうか。 私はそうは思いません。 但しジコ坊のように 「雨土(あまつち)の間にある全てのものを欲するということは人の業というもの」 と言って調子に乗った挙句悲惨な結末となりました 自然を破壊するにしても度が過ぎると手痛い仕返しがくるというメッセージが込められていると思います。 最後にアシタカとサンは別れてしまいました。 結局人間と自然とは共生していけぬ存在ということになるのでしょう。 人間はどのようにして自然と付き合っていくべきか 自然を破壊するにしても最小限のダメージで抑える為にはどうバランスよく開発していくか 「自然を破壊することは本当に悪いことなのか?」 このアニメを見た後に視聴者はなんと答えるでしょうか 2010/02/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 狼樹 (表示スキップ) 評価履歴[良い:7(58%) 普通:2(17%) 悪い:3(25%)] / プロバイダ: 27865 ホスト:28035 ブラウザ: 9151 【良い点】 四点ある。一点目は、メッセージ性の高さである。自然を守ることや命というものが良く伝わってきている。それに、四点目にリンクするが、室町時代(過去)の本当に自然の深い森林をみせることで、今、私たちがどのように自然と向き合うべきか問題提起をしている。 二点目は、美しくよく動く作画である。森林の絵や人物がよかった(一部例外があるが・・・)たとえば、アシタカが旅をしている時の風景などがいえる。 三点目は、神秘的な主題歌であろう。米良美一さんの声が大きいとおもえるが、歌詞自体がうまく物語の世界に作用していたと思える。 四点目は、時代をきちんと描いたことである。タタラ製法・石火矢・蝦夷などものすごい情報量でまとめられている。これ自体、ほかのアニメでは、皆無であったといえよう。このことがより、リアルに伝えているのでは、ないかと考える。 【悪い点】 三点ある。一点目は、グロテスクであったことだ。確かに命を扱ううえで適当なグロさは、必要である。しかし、手の断面図をみせたりする必要があったのか、疑問に感じた。 二点目は、ヒロインに目立ってほしかった。個人的な願望に近いが、あまり、サンが、ヒロインとしてのものを描けてなかった。アシタカを大きく描きすぎたのが原因であるだろうが。 三点目は、後日談が無かったことだ。これを個人的な願望だが、アシタカやサン、エボシなどのその後をエンディングの一部分であっても欲しかった。 【総合評価】 個人的にとてもすばらしい作品だと思う。何度みてもかんがえさせられるし、絵やBGMも良くすごく入り込めた作品でもある。しかし、やはりグロさや後日談に関しては、すこしがっかりした。また、アシタカがカヤからもらった玉の小刀をなぜサンに渡したなどの疑問が残った。 なので、評価は良いということにした。 2010/01/30 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by zakky (表示スキップ) 評価履歴[良い:5(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 35023 ホスト:35156 ブラウザ: 4667 【良い点】 世界観 メッセージ性 日本史実に忠実、特に民俗学(esp.タタラバ、蝦夷) 音楽 【悪い点】 全くない 【総合評価】 最高としか言いようがない。今までで20回以上は見ました。 この映画のテーマはもちろん「自然と人間との共生」だと思うし、監督ご自身もそうおっしゃっていましたが、このテーマはナウシカも同じです。 しかし、もののけ姫とナウシカはエンディングにおいて明らかに異なります。 ナウシカの場合そのテーマに対する答えを物語のファンタジー性でぼかしてしまったように思えます。 しかし、もののけ姫の場合その答えを作品中で無理に明確にせず、我々視聴者側に作品によって直視すべき問題を明示した後「さあどうする?」と言う風に問いかけているように思えます。ここに私は重要性を見出します。もしもののけ姫が前のナウシカ同様いわゆる“神秘的な力"できれいに丸く終わっていたなら、私は失望します。 きれいに終わらせてしまえば視聴者は「ああ、よかったな」と言う感想しか持ちませんが、あえてこのように問題提示をしたまま終わらせることで我々に一種の不安感を与えます。それを「すっきりしない作品」として見るのか「考えさせられる作品」として見るのかは人それぞれだと思いますが、私は断然後者でした。 こういったことを踏まえると、もののけ姫は監督が“作りたくて作った"作品ではなく、“作らざるを得なかった"作品と述べていたのがよくわかります。 2010/01/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by スー (表示スキップ) 評価履歴[良い:290(59%) 普通:150(31%) 悪い:48(10%)] / プロバイダ: 25090 ホスト:25045 ブラウザ: 15474 【良い点】 ・メッセージ性 ・登場人物が魅力的 ・世界観 ・音楽 【悪い点】 ・特になし 開発しようと森を切り開く人間ともののけ達との争いを描いた作品。ジブリ作品はどれも好きなのですが、どれか一番に挙げるならこの作品を挙げますかね。なぜならサンがかわいいからです笑。 ジブリ作品については私が語ることは残されてないでしょう。というわけで、評価は最高にします。 2010/01/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by nanjyakoreha (表示スキップ) 評価履歴[良い:88(42%) 普通:0(0%) 悪い:124(58%)] / プロバイダ: 16029 ホスト:15909 ブラウザ: 12366 ジブリは受け付けない作品が多い中、もののけ姫はいいよね。 最近、TVでやっていたので久しぶりに見ることになったが けっこうグロかったんだね。これ。 これを小学校3年生のときに学校で見させられていたと思うと あのときの自分って今の自分より凄い。 ヤックルいい動物だよね。主人に忠実。こんな動物ならペットにしたい。が一番の感想かな。 2010/01/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by おかわり君 (表示スキップ) 評価履歴[良い:103(72%) 普通:12(8%) 悪い:28(20%)] / プロバイダ: 890 ホスト:931 ブラウザ: 4467 このあいだ10年ぶりくらいに観ました。 以前は何故か途中で飽きてしまったのですが、今観ると深く重いテーマながらも解り易く、エンタの王道を行く話でした。 主人公は右腕の呪いに苦しむが、同時に人を超えた力が身につく…。少年漫画にありそうな、そして私が好きな設定がグッド。 当たり前ですが作画のレベルは高いですね。やはり手塗りのアニメは良いものです。まあ、環境には悪いんですけど…。CGとの兼ね合いも上手くいってますね。音楽も文句なし!テーマ曲も素晴らしいです。 声優に関してですが、基本的に私は芸能人起用は嫌です。しかし、この作品はサン以外は特に問題なく、中でも美輪明宏の男性とも女性ともつかない(中性的とも違う)迫力ある声と演技には圧倒されました。アシタカと二人きりの会話などは他の要素も合わさり、もののけ姫のマイベストシーンとなりました。 子供が出なかったのも大きいでしょうね。ジブリは本職声優を使わないから、子役を起用する事態になっていたでしょうから。これは演技面の問題だけではなく、テーマや展開は重いけど、ストーリーと設定は解り易く、とっつき易くという本作を軽い印象にならなくするのにも役立っていたと思います。 グロシーンは殆どは問題なかったのですが、アシタカの矢で相手の腕を持っていってしまう演出は無意味なグロだと感じました。呪いの力の凄さを見せるにしても、後の剣を曲げるシーンの方がカッコよくストレートに凄さが伝わったので、それで充分だったかと。 ナウシカに似てると云われる本作ですが、私はこちらの方が楽しめましたね。知っている土地、動物が出て感情移入し易かったのかもしれません。 評価は「とても良い」で。 2010/01/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ルミナ (表示スキップ) 評価履歴[良い:239(62%) 普通:70(18%) 悪い:75(20%)] / プロバイダ: 10810 ホスト:10779 ブラウザ: 4822 最近、TVで久しぶりに観ました。 【良い点】 ハードな世界観。腕が千切れ飛んだりなど、ジブリ作品にしては珍しくグロい。 タタラ場の社会描写は丁寧でリアリティがあり、さすがと思わされた。 キャラは主人公のアシカタが非常にカッコイイ。ジブリ作品ではラピュタのパズーと並んで 好きな男キャラです。タタリ神の呪いによる超人的な力、黒い蛇のエフェクトも ダークヒーローっぽくってお気に入り。 女傑エボシもイイですね。逆にヒロインのサンの方がキャラが薄い気がします。 大作アニメ映画になると、たまにとんでもない演技の芸能人声優がいて萎える ことがありますが、この作品では気になりませんでした。 美輪明宏さんのオロは迫力があり好演だったと思います。 【悪い点】 テーマが自然破壊、自然と社会の共存だと思うので仕方ない部分もありますが、 ストーリーがほぼ、ナウシカと同じというのはどうかと思います。 森=腐界、もののけ=蟲、サン=ナウシカ、エボシ=クシャナ、 デイダラボッチ・シシ神=巨神兵・暴走したオーム、シシ神の首=オームの子供 共通点がすごく多いです。 【総合評価】 初めて、劇場で観たジブリ作品で今ではラピュタ、カリオストロの城に 並ぶくらいのお気に入りです。 評価はとても良いにします。 もっと読む「この作品は私が5歳の頃に千葉のある文化会館で初めてこの作品を視聴しました。この時は巨大な生物が暴れる...」 by セルミン 次のページを読む この評価板に投稿する |
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