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狼と香辛料
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読み仮名: おおかみとこうしんりょう / 英語タイトル: Spice and Wolf
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[
獲得推薦数:
1
] 2008/03/27
とても良い
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編集・削除
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]
by
アマンドの木
評価履歴
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良い
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)] / プロバイダー:
28160
ホスト:
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ブラウザー:
8090
なかなか面白い作品だったと思います・・・が、ツッコミどころが多い。というか、ツッコミどころに感じる部分に着目してはいけない作品なんだと、後半になって気がついた。
行商人の主人公と、狼の神様のヒロイン(しかし最後の最後まで、彼女が狐に見えて仕方がない)のお話で、そのイベントのメインは商売に関することなのですが・・・それが全部ハッタリだった。
まぁ、商人と詐欺師が未分化な時代を舞台としている以上、ある程度は仕方ないのですが、この作品内部のいわゆる「商談」は全てがゆすりとたかり。堅気に商売していません。
最初のイベントである「トレミー銀貨改鋳」の話。オチは、旧銀貨を買い占めて改鋳主体の王侯をゆするという、商売でも何でもないヤクザなやり方。普通、通貨の切り下げ情報を手にすれば、単純に先物取引で利益を得るべきでしょう。
(旧銀貨が半分の価格の新銀貨に変わると仮定。現在の物価は旧銀貨で計るので、その価格で例えば半年後に収穫物を購入すると契約。そうすると改鋳後に通貨価値は二分に一になり、物価は二倍になる。しかし契約は旧通貨で計っていた時点の価格での契約であるため、半分の価格での購入が可能)
もっともこの作品のような世界では、純粋なマネーサプライの増大だけが物価に影響を与えるため、物価の上昇速度や上昇範囲の確定などは難しいとは思います。それでも、中央銀行を強請るよりはよほどマシでしょう。
お下げの女の子が、狼の神様を否定する発言をしました。これは同時に、単なる教会の否定ではなく、神そのものの否定であります。普通は教会権力の否定があって、次に神の否定となりますが、この作品はそれをすっ飛ばしてる。ルターやカルバンを飛び越えて、いきなりキルケゴールを無視してニーチェにいってる。
と、ツッコミ入れるのも色々と面倒で、しかも自分のツッコミがどこまで正しいのかにも十分な自信が持てません。結局、そこは舞台設定であり見るべきは別の部分だと言う事でしょう。
その見るべき部分とは・・・「商家の若旦那と売れっ子花魁の駆け落ち珍道中」でしょう。そうやって見ると、ホロの可愛らしさが良く分かる。花魁単語をチャキチャキでしゃべるのもどうかと思うが。
狡猾にして無邪気、妖艶にして無垢、そんな彼女の雰囲気も神様っぽいですし。(後半、やや崩れているが・・・)恋愛の「作法」にこだわる彼女の態度は、いわゆるツンデレの変形としては非常に良くできている。
彼女は自分自身が惚れている事を明確に理解しながら、それによって本来対等であるはずの恋愛に優劣が生じる事を嫌います。そのため、主人公の態度にダメ出しをする。しかも「やり直し」をさせる。
ここが重要で、恋愛の「形」をきちんと演じる事で恋愛をきちんと行おうという、とてもとても大人な態度です。
まさに、初心な若旦那に手取り足取り女を教える太夫のよう。(まぁ、ここまで言うと、オチは別れか心中かなんですけどね・・・)
世界観は面白いし、深めようと思えば色々に部分で深く掘り下げる事のできる題材であるだけに、ちょっと期待しすぎた感はありますが・・・OP・EDともいい雰囲気でしたし、まずまず次第点だと思います。甘く「とても」付きで。
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