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大江戸ロケット


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読み仮名: おおえどろけっと / 英語タイトル: Oh!-EDO Rocket

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2007/08/19 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by herba 評価履歴[良い:162(76%) 普通:26(12%) 悪い:25(12%)] / プロバイダー: 46000 ホスト:45813 ブラウザー: 7297
この時代にロケットなんて無茶なようで大胆な SF 。材料選定から試験飛行まで、大雑把ではあるけどこの時代で可能な技術で手順を踏んでやれることやってる。さすがに足りない所は異星人設定でカバーしているが、昔の技術もあなどれないのはピラミッドを引き合いに出すまでも無いだろう。アイデアと工夫。フィクションだから描けることだ。

ストーリーの軸は、下町長屋の兄貴分銀次郎を中心に据えた異星人と人間達との裏でうごめく絡み、一方表では倹約令の暗い時勢に人々に明るい夢を与えようという若い花火職人清吉を中心に据えた江戸っ子達の気概、という二つのライン。それらが上手い具合に絡み合って、ロケットを飛ばすことになる展開が自然。様々な立場の個性的なキャラがそれぞれに役割を果たし、二つの流れの狭間にヒロインのおそらさんが居て、同心の赤井もまた悪役として狭間に居る。流れの一方はスリル/サスペンス要素に、もう一方は下町人情要素に…といった具合にバランスがとれてて骨格がしっかりしている。

異星人の変身設定や忍者バトルから、からくり仕掛けのロボやお伊勢さんのヘンテコパフォーマンスなどの舞台設定を活かした遊び、あるいはメタ的な突っ込みなど、アニメならではの多彩なアイデアと切り口でいろいろと楽しませてくれる。 OP や ED もノリのいい曲に小気味良い演出のアニメーションやスタイリッシュな和風デザインなど、とってもキレがあって面白い。

演劇が元になってるだけあって、それらしいウィットを感じる独特のノリで、流行りからはぐっと離れた位置にあるけど、ちゃんとアニメとして楽しめるものに仕上がっている所にはアニメ文化の懐の深さを感じますね。

----(追記:全話視聴終了)

シリアスな人情面も見せるのだが、終わりに近付くにつれ、そのウェットさを引き摺らない様に遊びや突っ込みの度合いも激しくなる。
非常にエンターテインメント性を感じる手法だ。やりたい放題なのだが、それでいて統制は保ち続けられる。いやはや、存分に堪能させてもらった。最終話の破天荒ぶりは天晴としか言い様が無い。
ただし、なんでもアリのネタを楽しむにはそれなりの雑多な知識も必要になるかと(江戸時代、ロケット、アニメ/時代劇全般…時代劇に関して言えば遠山の金さん他ポピュラーな部類ですが)。

しばらく後になって振り返ると、走馬灯の様にいろいろあったけど、何だったのかなー、確かに何かあった筈、という感覚にも。一種のサブリミナルなのだろうか。後味は奇麗サッパリ忘れる感じなのだが。
思うに、 OP 歌詞の「なんちゃって、全部嘘」ってのが象徴的だ。それは決して嘘でもない、嘘の中に潜む真実、といったニュアンスなのか。あるいは文字どうり一時の夢なのか?

原作が演劇ということで、なーんとなくアニメでそのエッセンスみたいなものを表現したかったんじゃないかなあという気がする。アニメという場を借りてアニメでしか表現できないやり方でやりたい夢をかなえた、そんな風にも思える。

駿平役の釘宮さん、いい仕事!
15話)机上の計算と現実とのつながり…とっても夢を感じる豪気な話で、素晴らしかった。

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