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おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ!


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読み仮名: おもいっきりあどべんちゃーそーなんだ / 英語タイトル: OMOIKKIRIKAGAKUADVENTURE SONANDA!

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2006/12/26 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by HUNGRY SPIDER 評価履歴[良い:174(41%) 普通:70(16%) 悪い:183(43%)] / プロバイダー: 5473 ホスト:5193 ブラウザー: 7395
「理科離れ」が深刻な問題になっているとは嫌でも聞かされる今のご時勢、こんな作品って貴重なんだと思い知らされる。

正直、自分は本作を見る前、先入観ありまくりだった。「そーなんだ!」という、いかにも教育臭が漂ってくるタイトルと、ためになることを強調した番宣に、拒否反応を感じずにはいられなかったから。それにより、内容も自然と「何かの解説がメインだろう」と決め付けていた。
だからこそ、視聴して本作がものすごく「普通のアニメ」だったことに素直に驚かされた。まあ、確かに悪く言えば「基本的にはお決まりの域を出ないアニメ」ということにもなるが、前評判(先入観)通りの教条アニメにもならず、かといって科学を軽んじるようなマネもしておらず、科学を絶妙な匙加減で作品に溶け込ませ、その上でスタンダードな、普通に見られるアニメに仕上げていることには驚愕させられた。

何より好印象なのは、声優陣の演技が素晴らしいこと。これ程、声優さんが光る作品は近年稀かも知れない。誰もキャラの外見的イメージのそぐわない人はおらず、それでいて皆実力者揃いなので、声の違和感というものを全く覚えずに済むし、彼らによって性格付けも成功していた。中でも特筆したいのは、ガリレオ博士、ガリレイ博士役の中村大樹さんとバドバド役の水田わさびさんの演技だ。前者はキャラの全然違う二人を演じ分ける技量が素晴らしく、後者はその独自性とそれに飲まれない安定感が高ポイント(ドラもそうだが、彼女は個性の強いキャラに向いてるな)。

ただ、肝心な内容が、そこまで心惹き付けられるものではなかったのがやや惜しい。本作は「ゲーム」という媒介を使っている、そんな設定なので、随分取っ付きやすくしてあり(上記の「教育」という殻を破り捨てる力は大きい)、そこはファインプレイだと素直に思う。それに、少年少女が一つの目的に向かって頑張る姿にも、好感が持てる。「科学」という下敷きのためか、痛々しいネタ切れも見えない。
ここまではいいのだが、何が自分に受け付けなかったかというと、大雑把に言えば「トモルのキャラ」「科学の解説」、この2点。
まず、主人公たるトモルだけど、皆さんも仰る通り定番…上では「定番」について褒めていたけど、ことキャラに関しては、面白みがなくなるという意味でマイナスとなる。個人的には、トモルをライバルにして、主人公にクールなユキオを据えた方が面白くなったように思う。行為は同じでも立場を変えることで、見え方が全然違ってくるものだし、それに主観に過ぎんけどあんまり「熱血」って好きじゃないし…ただ、これは俺の意見の方がマイノリティ的価値観であり、「主人公は熱血」てな設定の方が一般的に好まれるからそうなったのだろうか…定かではないが、そう割り切ることにしよう。なお、キャラに関連したことで言えば、本作における小児の存在はそれほど嫌悪感を抱かせなかった。これは評価したい。
次に解説だけど、何故本作の売りになって然るべきポイントが「問題」なのか。それは、「この解説で理解できる子供がどれだけいるんだ!?」と思わされる回が少なくないからである。勿論アニメという方式なので、わかりやすい時のそれは絶品と言ってもいい。しかし、そうでない時はハッキリ言ってわかりにくい。まあ、自分は作中の内容くらいなら理解が追いつかないわけでもないのだが、いざ子供がどうかと考えると、残念ながら…ということになる。まあもっとも、本作は親子で見ることを前提とされているのでこれでも「可」なのかも知れないが…それじゃあ親が作中の解説理解できんかったらコトだな(笑)。

コンセプトを見失わずにスタンダードを作るのは難しく、それが出来ている本作には拍手を贈りたい。しかし、上記の克服できそうな惜しいポイントがかなり目立つので、それほどの好評はつけ難い。そんなわけで、評価は「良い」に落ち着く。これ、教育テレビで放送したら結構いいと思うんだけどな…ゲームって単語が引っ掛かってんのかな…
ところで余談だが、トモルが幽助に、ユキオが飛影に見えたのって、俺だけじゃないかもね(笑)。

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