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[アニメ]魍魎の匣


もうりょうのはこ / Moryo no Hako
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 文学:魍魎の匣 / 日本映画:魍魎の匣
アニメ総合点=平均点x評価数817位/3,702作品中(総合26/偏差値50.75) 816位<= =>818位
アニメ平均点(評価10個以上限)622位/2,044作品中(平均1.24=良い/21評価) 621位<= =>623位
2008年アニメ総合点33位/184作品中 32位<= =>34位


評価ポイント推移(横軸=評価数)
簡単投票
ストーリー2.50(最高)4
映像1.75(とても良い)4
声優・俳優1.75(とても良い)4
音楽1.25(良い)4
キャラ・設定1.00(良い)4
美しい75%3人/4人中
びっくり75%3人/4人中
面白い75%3人/4人中
悲しい50%2人/4人中
怖い50%2人/4人中
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日本20,8532521
海外1,15600
最近の閲覧数
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作品紹介(あらすじ)

暗い性格で友達もいなかった楠本頼子は、クラス一の秀才で美少女の柚木加菜子に突然「私たちは互いが互いの生まれ変わりなんだ」と声をかけられる。不思議な事ばかり言い、難しい文芸雑誌を読む加菜子に戸惑う頼子だが、互いに孤独だった2人は親交を深め、2人で最終電車に乗って湖を見に行こうと約束するが、加菜子は中央線武蔵小金井駅のホームから何者かに突き落とされ、列車に轢かれてしまう。

その列車に、たまたま勤務帰りの刑事・木場修太郎が乗り合わせていた。修太郎は加菜子が運ばれた病院に向かうが、そこへやってきた加菜子の姉・陽子を見て目を疑う。彼女は修太郎が密かに憧れる女優・美波絹子その人だったのだ。

町の医院に運ばれたが、加菜子は手の施しようがない程の瀕死の重傷を負っていた。 「加菜子を救える可能性があるところを知っている」という姉の陽子の意志で、加菜子は謎の研究所に運ばれ、集中治療を受ける。

その頃、多摩を中心にバラバラ死体が相次いで発見される。発見された死体は、いずれも頑丈な「匣」に隙間なく詰められていた。事件を取材する中禅寺敦子と、それに付き合っていた関口、鳥口守彦は森の中で道に迷ううちに謎の建造物を見つける。それは正方形の巨大な、まさに「匣」だった。加菜子はこの中で高度な治療を受けていた。

そして厳戒態勢の中、治療を受けていたはずの加菜子は忽然と姿を消す。修太郎は、陽子が加菜子誘拐の予告状を持っているのを見つける。

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。

[キャスト]
京極堂(中禅寺秋彦):平田広明
榎木津礼二郎:森川智之
関口巽:木内秀信
木場修太郎:関貴昭
鳥口守彦:浪川大輔
楠本頼子:高橋美佳子
柚木加菜子:戸松遥
柚木陽子:久川綾
中禅寺敦子:桑島法子

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 開始日:2008/10/08(水) 01:29-01:59 日本テレビ TV / 終了日:2008/12/31
[開始日詳細]
放送地域
放送局
放送期間
放送日時
関東広域圏日本テレビ2008年10月7日 - 12月30日火曜 25時29分 - 25時59分
東京都TOKYO MX2009年1月8日 - 3月26日火曜 25時30分 - 26時00分
長野県テレビ信州2009年1月31日 - 4月25日土曜 25時20分 - 25時50分
全国放送日テレプラス2009年2月6日 - 5月1日金曜 23時30分 - 24時00分

※ この日付情報部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
公式サイト
1. 魍魎の匣(もうりょうのはこ)
オープニング動画 (1個)

Lost in Blue
歌:ナイトメア 詞:RUKA 作曲:RUKA [ファン登録]
エンディング動画 (1個)

NAKED LOVENAKED LOVE
歌:
ナイトメア 詞:YOMI 作曲:咲人 [ファン登録]
音楽集
1. 村井秀清/「魍魎の匣」オリジナル・サウンドトラック - TOWER RE
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2011/07/09 / 最終変更者:S・N / その他更新者: みゆきちいいいいい / kunku / 管理人さん / 雪霞 / 提案者:ダイゼンガ- (更新履歴)
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2012/05/12 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(45%) 普通:6(15%) 悪い:16(40%)] / プロバイダ: 37468 ホスト:37711 ブラウザ: 8845
自分はアニメとその原作は別ものだと思っている
メディアが違い、表現方法が違うのだから、そもそも比べるのがおかしい
原作に無い、原作と違う、原作からの改変、とかいった要素そのものは評価の対象外としている
もちろん、それらがいい方に作用してれば、であるが

本作で、一番の批判の対象とされるキャラクターデザインも、個人的には好きではないが、まあ良し、としていた
が、マンガ版を見てみた
すっげーいいじゃん
戦後の暗い雰囲気や、作品全体に漂う暗さ、なにより陽子さん
あの時代の、元女優の雰囲気が良く出ている
それに比べてアニメ版は、なにあれ!?
昔の女性だから着物だろー
で、華やかさを表す為に、髪に花
って、子供の発想か?!
なんでマンガ版を原案に使わないかな

CLAMPに依頼した人物(プロデューサー?)がキャラクターデザインというものをどう考えているのか、気になる
売れてる漫画家やデザイナーに頼めばいいんじゃね?ぐらいに考えているのだろうか
アニメに限らずなんでもそうだが、ある物の評価は普通、構成要素の突出した部分になってしまう
全体を平均した総合的な評価はなかなかしてもらえないものだ
CLAMP自体をどうこう言うつもりは無いが、原作をより良くしていないのは勿論、再現すら出来ていない
優れた原作を持ちながら評価がいまいちなのはキャラデザのせいだろう

が、脚本がいいのは勿論、演出、作画も良かった
戦後の雰囲気が不足しているのは気になったが
評価は総合して、普通で

2012/05/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(64%) 普通:0(0%) 悪い:13(36%)] / プロバイダ: 4692 ホスト:4485 ブラウザ: 5390
【良い点】●作画、演出、音楽。あまりの美しさ、素晴らしさに感動すら覚えました。
ただし音楽は主題歌とEDに不満点と問題点(後述)があるので、それを除いては最高です。
●ストーリー。本作をリアルタイムで全話視聴したのを切っ掛けに百鬼夜行シリーズに
はまりました。見ていた当時は毎週ハラハラドキドキしながら楽しみにしていました。
久保を終始、謎の男としてストーリーを牽引させるのも良いアイデアです。
放送当時は行く先々の本屋で「アニメ版好評放送中!原作を読んでから見るのがオススメ!」と
宣伝されていたのには苦笑してしまいましたが(笑)長年、原作のファンをやっている方には
後述の不満点があるでしょうから・・・私的には、かつての私と同様に百鬼夜行シリーズを
鑑賞するのは初めてという方がアニメを見てから原作を読むのをオススメしますね。
百鬼夜行シリーズを最高品質でコミカライズしてある漫画版から読むのもオススメです!
本作のストーリーは重厚長大な原作を簡潔にかつ短いスパンで綺麗に纏めてあるので、
その中で描かれなかった登場人物達の生い立ちや心境等が非常に丁寧に詳しく描かれている
原作を読んで「ああ、こんな秀逸で深いエピソードがあったのか」と驚きつつ楽しみながら
読む事が出来ますので(私もそうでした)キャラクターデザインや物語が1クールと非常に短い事から
原作の熱烈なファンの方にはいただけない部分もあるかと思いますが、作中に登場する小説(劇中劇)が
全て最高品質で映像化されているので、そこだけでも見る価値は十分にあると思います。
特にオリジナルラストシーンは本当に素晴らしいのです。この作品の制作はハードなスケジュールの下で
行われていたので、スタッフ達の疲労も半端じゃなかったのですが、それでも最後の力を振り絞って
作り上げただけあり、この作品をより昇華させた上で有終の美を飾っていますので。

●登場人物達&声優陣。キャラクター達の魅力については言わずもがなですが、監督を始め主要スタッフ達が
しっかり原作を熟読した上で厳選しただけあり、どのキャラも原作にもキャラクターデザインが全く異なる
志水アキ先生による漫画版シリーズ(私はこちらも購読しております)の物であったとしても、
声優陣の声がキャラ全員にピッタリ合っているのも素晴らしいです。あまりにも重厚長大な物語である
原作と京極堂による長広舌といった関門がありますが、またこのスタッフでのシリーズのアニメ化が
見たいです(公式ガイドブックによるとスタッフの皆様は『鉄鼠の檻』がやりたいそうです)
加菜子は舞台となっている時代背景(終戦から五年後)からして戦死した陽子の恋人の忘れ形見かと
思っていましたが・・・(それなら他の男の子でも生むのを許容する理由になるだろうから)
最終回で明かされた事実には「・・・嘘だ」と大変、驚愕しました。

●キャラクターデザイン。批判も多いですが、私個人としてはこんな美麗を追求したCLAMP先生の
デザインもこれはこれでありかと思っています。『ツバサ』や『ギアス』、『BLOOD+C』でのデザインは
あまり好きではないのですが、それ以外の作品は概ね気に入っているファンの一人だからでもありますが。
美形の久保や青木が見られるのは本作ならではでしょう(ちなみに青木役の諏訪部さんは昔から原作ファン
だったので、まさかの彼のイケメン化に驚いていました(苦笑)ただ原作の熱烈なファンの方達による
後述の指摘や批判を受けるのは仕方ない事だと思っていますがね。以下、主な意見です。
「CLAMPは熟年、不細工キャラを描くのに適していない。彼女達からは原作への
愛情を感じられない」、「原作のドロドロした部分や、おどろおどろしい部分を排した
あのデザインは相応しくないし受け入れられない」、「公式で漫画版を執筆していてシリーズの
大ファンである志水アキ先生にデザインを任せるべきだった(漫画版は本作と同時にスタートしました)」

【悪い点】●ナイトメアによる主題歌とED。彼らは『デスノ』以来、マッドハウスの深夜アニメの主題歌を
多数、担当して来ましたが今回は彼らに完全に見切りを付ける契機となりました。彼らが担当する事に
なったのは『デスノ』以降、マッド×深夜×日テレの三拍子揃った作品の主題歌やEDを何かと彼らに
任せようとするお偉いさんの指名によるものでしょうが・・・。『クレイモア』のレゾンデートルは
名曲でしたが、『ネウロ』はイマイチでしたし・・・。本作に至ってはOPもEDも、特に主題歌である
前者が致命的に合っていないです。映像と曲の両方ともイマイチなEDと違って映像は高品質なのですが、
この傑作アニメの主題歌として致命傷である事情を抱えているからです。主題歌の制作を依頼されたRUKAは
本作の原作小説を読んだのですが、数ページ読んだ時点で自分にとって非常に難解で、漫画版を読んでも
「まるで意味がわからんぞ!」という状態に陥った為、タイアップである原作の読破を早々に放棄し
「夏の爽やかさ」をテーマにした曲を作ろうと思い至り、あの曲を制作したのです。しかも製作段階での
仮タイトルは『さわやか』だったというのですから、もう笑う気にもなれない程に呆れてしまいます。
京極先生の作品は古風で難解な部分もあって独特だけれど、誰にでも読み易い様に作られてるのに、
それとは真逆に読者の事を全く考えず文章の推敲すら作者がまともに行わない為、読み辛い大長文が
盛沢山の『デスノ』の方はすぐに読み終えていたというのに・・・(これらの事実はWikipedeiaの
本作の主題歌の項目にて記載されています)プロの歌手のやる事とは思えませんね。

【総合評価】OPとEDの問題点はありますが傑作ミステリーアニメの一つです。
本作には百鬼夜行シリーズと出会う切っ掛けを与えてくれた事でも大変感謝しています。評価は「最高!」です。

2011/12/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:65(42%) 普通:22(14%) 悪い:66(43%)] / プロバイダ: 4323 ホスト:4059 ブラウザ: 7297
良い点】※原作未読
・作画:全体的に綺麗でした。特に屋内における空気中の埃描写が美しいです。キャラクターデザインも派手さとリアリティが共存しておりよく出来ていると思います。
・脚本:説明足らずとも説明過剰とも感じずかなり快適に観れました。京極堂の語りもなかなか面白いです。
・ストーリー:いや〜面白い。楽しめました。事件自体は単純ですが京極堂の蘊蓄と劇中小説と時代背景が有機的に絡み合い異常心理を上手く捉えているように思いました。

【悪い点】
・京極堂がかっこよすぎて他の登場人物が霞んでしまいました。ただし京極堂の蘊蓄が作品本体だったりすると思うのでやむを得ません。
・猟奇殺人にしては耽美的でグロさが足りません。直接的な猟奇表現はほぼ無く京極堂の推理で片付けられた部分も多いです。グロさを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
・犯人の描写が淡白なので事件もある意味で偶発的なものであると作品内で京極堂に推理されるため結局だれが悪かったのかさっぱり分からなくなりました。事件自体が歴史の一コマとして処理された様に見えます。京極堂に上手く煙に巻かれた印象でした。

【総合評価】
・京極堂の語る様々な蘊蓄と考察が物語上の事件や人物の思考/行動を説明する土台になっています。ゆえに作品に登場する全ての物事を京極堂が支配していると言えなくもないです。総じて京極堂の京極堂による京極堂のための京極堂イズム溢れるアニメでした。

2011/11/05 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 22016 ホスト:22160 ブラウザ: 12973
原作小説未読、アニメ視聴のみのコメント。特別編未視聴。

昭和27年という時代の位置取りが非常に上手く機能していると思いました。終戦から7年。科学と心理の研究が劇的に発展してゆく途上で、
戦中派の人間が民主主義によって人道を保障されるようになってから自己の実存を回復するうえで、この時間が十分か、不十分か。

本作においては"誰の心にも妖怪は棲んでいる"というフレーズがそれは実しやかにオカルト然として、人心を眩惑させるものとして強調されているのですが、この恐怖の正体を解明するために
今でいう体系的な科学的思考が入り込む余地が全くない状態において、戦争によって引き起こされた人心のパラダイムシフトと、時代感覚の不一致の2点を取り上げている処が面白いと感じました。

我々には途方もない昔の話ですが、敗戦国である日本に戦争がもたらした"仄暗さ"は確かに在ったと思います。それを人心から払拭するにはまだ早かっただろうし、
押しなべて登場人物たちのバックグラウンドに幾許かの影を落としていることからして、平和な治世になったにも関わらず人によっては罪悪を、或いは後ろめたさなどを感じながら
生きざるを得ない、窮屈なカンジが時代感とともに滲み出ています。それは例えば人の生き死にに麻痺していたり、あるいは民主主義で言う禁忌を犯している前提があったればこその話です。

なぜ窮屈かというと、戦後によーいドン!で宛がわれた画一的な合理的思考の奨励というモノに、恐らく平民レベルでは胡散臭さを感じていたからだと思います。
(例えば小学校の画一化教育のように、没個性を是とした人間版オートメーション化は体制側の欺瞞という側面が少なからずついて回るからです。)

京極堂周辺の主要人物は軍属出身で、人の生き死には平等ではないと考えていただろうし、非戦闘員の女性は男尊女卑の考えの下今日の我々では忌避するような、
おぞましい扱いを受けていたことは想像に難くありません。それが戦後になると掌を返すように、そして手放しに日本国憲法よろしく基本的人権何たらを高らかに謳うという…。
戦中の苛烈なイデオロギーに曝されてきたのに、こんな都合のいい話を信じていいものかと民衆は訝しく思いこそすれ、鵜呑みにはしないでしょう。
大局的には体の良い人道主義の並列化を行っていきたいものの、平民個人としてはそれを受容する余裕も素養もまだ育まれていないはずですし、民衆のそういう拒否反応が自然に思えるくらいです。

戦後間もなく科学に指向していき高度経済成長始期を目前に控えていた日本において、GHQの傀儡となっていた国家の、空回りした戦後復興路線に面食らった国民は
疑似民主主義的な何かには到底馴染めず、
戦中と平時の思考様式のジレンマに挟まれて、その結果変質した心理に生まれた恐怖や居心地の悪さを妖怪と捉えているのではないか、と。
其処彼処にスピリチュアルな恐怖はあるのかもしれないけど、妖怪≒魍魎とは心理学の土壌や心療ケアが培われていなかった当時の日本においては異様な話ではあるものの、
こちらの方が概念としてはしっくり来ると思います。

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事件の原因に物か、心神かの厳然とした線引きもない時代にそれら2つの駆け引きの妙が眩惑的な雰囲気を作り出していきますし、背景一つとっても東京武蔵野の田園風景と、
それとはまるで場違いな堅牢な研究施設「匣」のコントラストは、生活レベルに十分に科学が浸透していなかった発展途上の日本を表している処が尽く上手い演出だなと思いました。

「妖怪とは〜」と定義してしまいましたが、勿論個人による物の感じ方には差異があるわけで、それを犯罪者に当てはめると犯罪者自身の道理や動機といったモノは己が信じる神性によって
正当化され得るリスキーな面があることも忘れてはなりません。社会で忌避される嗜好を抱えて生きざるを得ない彼らそれぞれのバックグラウンドに関しては不憫に思う余地はあると思います。

評価は「良い」です。

2011/08/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 21970 ホスト:22005 ブラウザ: 2062(携帯)
百鬼夜行シリーズ既読済み。京極ファンです。

最初はキャラクターデザインが原作のイメージとかけ離れていて引っ掛かりを覚えました。けれど、見ている内にCLAMPさんのデザインにも慣れましたが、やはり少し耽美的かなあと今でも思います。

【良い点】
演出が派手で時折ものすごく雰囲気を作る。1000ページにも及ぶ原作を、多くない尺でなかなか再現できている。

【悪い点】
同様に、演出が派手でたまに大袈裟にも感じた。
もう少し、静かな画面作りでも良かったかなと思う。
ショッキングで猟奇的なシーンも多い原作ではあるが、静かな這うような怖さ、或いは行間の機敏を、もうちょっと意識して欲しかった。
まあ尺的には十分頑張ってましたが…。

【総評】
原作ファン的にも新たな面白さを見つけられ、新規の方でもそれなりに楽しめる良い作品だと思います。

[推薦数:1] 2011/04/12 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:120(57%) 普通:44(21%) 悪い:45(22%)] / プロバイダ: 24824 ホスト:24752 ブラウザ: 12325
原作は未読
【良い点】
魍魎がこの作品の主軸にある存在だが、魍魎に限らず妖怪そのものの捉え方が上手い。人間が抱く殺意という一種の殺人衝動を通りものとし、さらにその動機の類から様々な妖怪の種類に分けていく。妖怪をオカルトと否定するわけでなく、かといって人間の理知を超えた荒唐無稽な存在であるというものでもない。人間の感情が様々な形の行動で具現化したものを、妖怪と呼んでいるんだろう。

この作品における魍魎は閉鎖した環境、それこそ匣のような空間の縁に発生する影無き影。今回では人間の心の中に発生する、生死にまつわる幾多の感情そのものだろう。可菜子の自らの出生に対する鬱屈、美しく完璧な存在に焦がれる頼子、永遠の存在に執着する美馬坂、父が一度愛した女が衰える姿にさい悩む絹子等々・・・。

そして一番特徴的なのが久保。久保は元来潔癖症で隙間がある事が大嫌いだった。当初は弁当みたいな外部的なものであったがそれがついに精神的なモノに達した。おそらく母の死(祖母の死も)だろう。死体と向き合ううちに心に芽生えた喪失感が心に隙間を作った。満たそうと満たそうと、人の懊悩を欲しても満たされないものを満たすのは永遠という存在をかたどったようなあの匣の中の娘だった。久保を満たすのは高尚な永遠の命だった。しかし彼はあの姿になったことで自分が自分を失い、自分という魍魎の中に買う匣になってしまった。自分である事を奪われた彼はその怒りゆえに美馬坂を殺したのでないだろうか。

多くの人間が抱く様々な形の生死への感情が複雑に絡まりあい、一つの事件を作りだす。魍魎の匣を示すのは匣の中の娘でもあり、また人間そのものでもある。その描き方が斬新かつ奥深い。

関口の立ち位置も面白い。彼は一貫して「読者」だ。京極堂や多くの人間に対して独り言のような感想を抱く。内面描写も彼しかない。そのスタンスゆえに彼には一番しつこい魍魎がついたのだろう。鬱に悩まされ、イマイチさえない自分自身への劣等感等、負にまみれた彼にとっては魍魎の匣における一連の事件は刺激的な見世物だったのだろう。その象徴だったのが久保と同じ匣の中の娘だった。普通の人間が持つ非現実への尽きる事無き欲求がよく描かれている。

アングルの作り方が独特で白虎や魍魎を具象化してみせたりと演出が面白い。蘊蓄ばかりが続く回も視聴者を飽きさせないようにする気配りが見えて良かった。

【悪い点】
ミステリーとしてはややアンフェア。伏線の置き方が上手い所とイマイチ強引な点がある。京極堂がどうしてそこまで知ってるのか?といわんばかりの把握しようが歪。

また描写が薄く、色々と定義が広い魍魎そのものを完全に網羅しきれていない印象があった。

何よりメイン四人の背景がイマイチ。関口はともかく他三人がほとんど語られない。特に木場は意味深なシーンを出す割にはほとんど語られない。想像の余地、にしてはストーリーに関わらなさすぎなのでおそらく原作を知る人間のみに伝わるのだろう。
そこがアンフェアだ。わかりにくいし混乱する。

イマイチ作品の全体像が漠となりがちだった。

【総合評価】
個人的には好きな作品。CLAMPのデザインも悪くないと思う。美形どうこうで騒ぐのは野暮だ。

ただもっと尺があればもっと深まる要素があった作品のように思う。

2010/11/15 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:228(59%) 普通:108(28%) 悪い:50(13%)] / プロバイダ: 6381 ホスト:6409 ブラウザ: 12138
【良い点】
1:作画。美麗でしたが、作品の雰囲気に合っていたかというと…
2:OP。

【悪い点】
1:キャラデザイン。CLAMP先生には申し訳ありませんが、全体的に美形、美麗過ぎ、「戦後の闇」を舞台にした本作のイメージと合っているとは言いがたい物がありました。
2:物語の中盤のハイライト、京極堂の蘊蓄コーナー。小説ではある意味最大の売りなんですが、丸々2話それに費やしたことにより、ただでさえ複雑な話のテンポが悪くなったことは否定できませんでした。

【総合評価】
恐らく我が国最高の怪奇推理小説の一つであろう作品のアニメ化。

原作小説に添って話が展開していましたが、映像化した場合テンポに問題があり、又、美麗な作画やキャラデザインが作品の雰囲気に合っていないなど、ちぐはぐな感が拭えず、原作の魅力を活かしているとは言い難い物がありました。

評価は「普通」と致します。
いっそ、時代を変える等思い切った改編をした方が良かったかも知れません。

2010/11/06 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21883 ブラウザ: 2012(携帯)
原作:京極夏彦
原画:CLAMP
という素晴らしい組合せに豪華キャストがプラスされて最高のアニメにならないはずがない!
原作とは違った部分も多々ありますが基本的には京極ワールドがそのままアニメになった感じです。
魍魎の匣しかアニメ化されていないのが悔やまれます…

2010/09/09 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:537(86%) 普通:57(9%) 悪い:33(5%)] / プロバイダ: 1682 ホスト:1658 ブラウザ: 3876
面白かった。私は基本狂人とグロワールドは受け付けないのだが、たまに良質な作品に出会うとぐっと引き込まれる。江戸川乱歩の人間椅子の様な行動はソフトだが気持ち悪さはかなりすごい人って感じじゃなくて、もろ行動も過激でやることもかなり気持ちが悪い。でも面白い。ただ私は作品の雰囲気として面白かっただけで、(創作による現実逃避は過激で非日常的世界ほど望ましい)実際に面白かったのは京極堂の魅力的な魍魎の語りである。

何の事は無い妖怪の薀蓄である。これをどっぷりと流そうと思った製作者はこの魅力を良く分かっていると思う。アニメとしては弱い、なのにこの魅力を出さざる得ない。ただの薀蓄ではない、全国の教師をすべて京極堂にすれば少しは生徒の成績も上がるのではないか?そういう魅力を持っている。妖怪の話なんて何の意味も無い。それならなおさら、まだためになるそんな気持ちがあれば人間はつまらないと思っても覚えるもの。全くの無駄、そういう大いなる無駄に対する嗜好に道楽者の心意気を感じる。趣味人が持つ、心の余裕がこの語りを生むのだろう。

歴史をつまらないと感じる時、事件の起こった年号の羅列と感じてしまった時。そうじゃなく、事件と事件は時系列的に繋がっていて、前の事件の結果、次の事件に繋がっていく、どんどんその連鎖で先が知りたくなるし、前はどうだったのかも知りたくなる。

始まりは魍魎の薀蓄だった。京極堂が最後に語りだす魍魎は見事、事件と繋がって締めとなる。私はこの瞬間事件がどうでも良くなってしまった。素直に気持ちよかった。

2010/07/23 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:105(66%) 普通:19(12%) 悪い:35(22%)] / プロバイダ: 9954 ホスト:9795 ブラウザ: 6214
≪ネタバレ的記述あり≫
【良い点】
・作画が綺麗で安定してる
・後で分かると伏線をところどころに貼った上に、最終的にきっちり
回収している。武蔵野バラバラ事件、可奈子失踪事件、函にまつわる宗教
事件の三つを相互にリンクさせて完結させている
この辺の上手さはさすが原作が賞をとった小説
・結末のオチなどでの、「人間やめれば幸せになるのは簡単」など偶に
挿入されるメッセージは振り返ると深く面白かった

【悪い点】
・可奈子は出生の秘密知ってたのか?あの天女語などはただの電波だったのか??
近親相姦に誘う陽子の心理はともかく、応じた父親の心理は?
など原作にはあるかもしれないが、本編上のキャラ考察的謎は残した感じがする。
・解決に向かってくるまで物語の引きが弱いと思う。あちこちに視点が飛ぶ
だけじゃなく、婉曲的表現多様しすぎて???になってしまう時間が長い
謎部分抜くと物語として惹きが弱く感じるので、そこ行くまで何度切ろうかと
迷った
・偶に挿入される薀蓄話が分かりにくく、長いのでテンポを大きく損なってしまう
これが上記と並んで切ろうか迷った一因

【総合評価】
見てる時は終盤に来るまで???だが、最後の最後にすっきりさせてくれる謎
アニメ作品。ただそこ来るまでが何度も切ろうか迷ったので、欠点も相当
あったのだなと個人的に感じる。謎部分抜くとキャラや物語で引く面が乏しかった
のではないだろうか。評価は、良いには一歩及ばず「普通」で。

2010/06/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:15(79%) 普通:1(5%) 悪い:3(16%)] / プロバイダ: 14433 ホスト:14446 ブラウザ: 9325
仕事中に作業用のBGMとして、アニメをだだ流ししてるのですが、この「魍魎の匣」を流したら、一緒にいた同僚が、
「気分が悪くなった。女の子を箱に詰めちゃうなんて」
っていってました。
なんか「してやったり」です。(笑)

この「気分が悪くなりっぷり」という、狂った内容が、とてもよく出ていて面白かったです。

ああ、生きてゐる!何だか酷く男が羨ましくなつてしまつた!

2010/03/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:43(51%) 普通:20(24%) 悪い:21(25%)] / プロバイダ: 53338 ホスト:53489 ブラウザ: 7144
【良い点】
・ストーリー
・キャラデザ
・伏線

【悪い点】
・陰陽師や魍魎の説明がいまいち理解しづらかった
・人物の関連性がわからなかった

【総合評価】
すごい面白かった。
CLAMPのキャラデザもあの妖艶な雰囲気にとても合っていたと思う。

まず1話冒頭の電車のシーンが衝撃的。あそこでまず、ぐっと引き寄せられました。
元々は有名なミステリー作家である京極夏彦先生が書いた「百鬼夜行シリーズ」の第二弾。
原作は未読ですが、評価が高い事は知っていました。
その原作の力なのでしょうか、内容がとても素晴らしいです。

序盤は違う時間軸で異なる物語が進行していきます。物語ごとに女学生の頼子、刑事の木場、作家の関口といった核となる人物がいて、それらの人物を中心にそれぞれ話が展開していきます。

そして中盤、柚木加菜子という女学生の転落事件から一気に物語が加速し始めます。
瀕死状態の加菜子の失踪、巷で頻発する猟奇殺人事件、筥を信仰する謎の宗教団体、郊外に建てられた不気味な医療施設、それまでバラバラだった線と線が少しづつ絡み合っていき、物語がより複雑により難解になっていきます。

混迷の度合いが強くなった頃、刑事の木場、作家の関口の両名に、弁護士の増岡から加菜子の捜索を依頼された探偵の榎木津が加わり、この奇怪な事件の解決の糸口を見出そうとある男の元を訪ねます。
彼こそが京極堂こと中禅寺秋彦という人物です。
物語が佳境に入った段階での登場といったあたりが、ヒーローは遅れてやってくるといった感じで京極堂の格好よさを演出しています。
そして、その期待を裏切らない京極堂の活躍っぷり。今までぐちゃぐちゃに絡み合っていた伏線という伏線が終盤で見事に回収されていきます。

エピソードのアバンに使われている「匣の中の娘」という小説も丸ごと伏線だったというのにはとても驚きました。
本などは普段読まないので、途中まで久保竣公という作家が本当に実在していると思っていました。作中作にしてはクオリティ高すぎです。

物語の最後に語られる匣の行く末についてはどこか感慨深い印象を受けました。
見終わった後はきっと原作に手を出したくなると思います。原作は1000ページを超える長編小説なので自分も未だに読めていませんが、まとまった時間が空いた日には一気に読んでみるつもりです。

残念な部分としては途中、京極堂から語られる陰陽師や魍魎の説明がいまいちアニメでは伝わりづらかった点です。これは多分、活字の方がわかりやすいんでしょう。
あと、シリーズ2作目ということもあって人間関係もあまり詳しく説明されていません。
しかし、原作を読む取っ掛かりとしてのアニメ化という事だったら十分に役割を果たしたと思います。それほど素晴らしい作品でした。

2010/02/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
あれだけ長く説明や表現が難しい原作を1クールでまとめたこと
下手にグロに走らない
ミステリー要素があった

【悪い点】
キャラデザ
主題歌
最終回のオチ

【総合評価】
キャラデザを見たときは「こりゃ駄目だな」と思いましたが、ストーリー自体は非常に丁寧で、かつ小説を上手く表現してたと思います
最終回が原作と違うので若干オチが弱いというか無理やりでしたが、それでもあの原作をここまで上手くアニメにしてくれたのは感激
声優さんもベテランが多く、上手い
キャラデザは美形ばっかになっちゃって最悪でした
某キャラなんて何故かショタになってるし。キャラデザの人はきちんと原作を読んでほしい

2009/11/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
映像・作画
画面にすいこまれそうになる背景、乱れのないキャラクターの作画に圧倒されました。
特に光が綺麗

キャラクター
ほとんどのキャラクターが想像していた通りの外見で感動しました。
それぞれ魅力もあり、キャラが立っている。

ストーリー・脚本
超有名小説が原作なだけあって凄い。また、あれだけ分厚くて濃厚な話をよく1クールでまとめられたと思う。

音楽
NHKの番組などで活躍している村井さんが音楽を担当していましたが、どれも耳に残る良い曲でした。特にメインテーマのピアノが綺麗。

【悪い点】
説明が長い
6〜7話あたりはずっと座敷に座っていて退屈でした。

OP・ED
ビジュアル系バンドを何故か起用、見事にマッチしていませんでした。

【総合評価】
アニメ化を知った時は本当にあの作品を1クールでできるのか、黒歴史になりやしないかと不安でしたが、予想以上の出来でした。
アニメに興味のない友人にも受けましたし、シリーズ化してもよいと思います。

2009/09/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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小説原作ということで非常に安定した作品だったと思います。
伏線の張り方も丁度よく、丁寧に話を追っていけばある程度の所までたどり着け、
それでいて視聴者を驚かせるラストも用意してある。

キャラデザはクランプ原案ということで少し不安もありましたが
意外に作品世界にマッチしてたように思います。

小説原作ということでは、2009年秋には空中ブランコを、
その他にも人間失格や斜陽等がアニメ化されるようですが、
しっかりとした物語があれば、画作りに専念できるというもの。

この後も1ジャンルとして人気になればいいなと思います。

2009/05/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
全体的な古めかしい色使いや絵の雰囲気が美しく、綺麗だった。
関口の倒錯した思考が神秘的にうまく描かれていた。
原作にほぼ忠実で、原作のファンでも概ね納得できる内容だった。
オープニングは良かったと思う。

【悪い点】
原作からしてやや難解なので、続けて見る分にはいいが、週1で見るペースでは理解が難しかったかも?
キャラクターがみんな美形すぎて原作のイメージとは違っていた。
京極堂シリーズ最大の特徴とも言える京極堂のウンチクは活字で読むからこそ面白いのであって、
サラサラと流される音声と映像では思考がついて行きづらく、向いていなかったと思う。
エンディングはかなり残念だった。

【総合評価】
原作ファンの自分としては、単純に京極堂シリーズの登場人物達が動いているのが嬉しく、
また内容やオチはわかっていたので、謎についてはあまり考えずに毎週彼らの活躍を楽しみに見ていたが、
予備知識のない人が見た場合、あれだけの描写で納得のいく内容であったのかどうか疑問を感じる。

原作ではもっと謎が深い感じがして二転三転する推理もスリリングに楽しめたが、
アニメでは余韻に浸る間もなくサクサク解決してしまった気がする。
また京極堂や榎木津の行動も、自分は前シリーズから読んでいたため原作での不自然さは感じなかったが、
アニメでは彼ら2人の性格や特性などについての説明の描写が少なく、
その行動は最初からなぜか答えを知っているかのような唐突さや不可解さがあったように思うし、
彼らを含め他の登場人物達の魅力も描ききれていなかったように思う。

この尺であの分厚さの小説を映像にするのは難しかっただろうから、
テンポよく綺麗にうまくまとめたとは思うが、
その分、各登場人物達の事件への関わり方も薄くなってしまったように感じられ、
あれだけ沢山の外野が立て続けに登場しては、何も知らずに見たら混乱するのでは…と心配になった。

と、原作が好きなゆえ色々な不安や心配もあり、
原作未読の人には少し不親切な作品のような気もしたが、小説に比べるとかなりライトなので、
あの分厚い本を読まずとも、相互が絡まりあったミステリーをサラッと楽しめると思えば、
これはこれでアニメとしては良かったのだろうとも思う。
あのミステリアスな雰囲気はとても良くできていたので、それが好みに合えば見続けられるのでは。

2009/05/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
絵がとても綺麗。音楽がいい

【悪い点】
2、3回観ないと分かりずらい部分も

2009/05/02 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:66(42%) 普通:45(28%) 悪い:48(30%)] / プロバイダ: 56255 ホスト:56276 ブラウザ: 8090
【良い点】
グロ、ホラーを避け、耽美的で切ないドラマとして纏めた点。
複数の事実を元にパズルのように組み立てられていくストーリー構成。
明暗を駆使した美術、落ち着いた語り、音楽。特にメインテーマの曲。

【悪い点】
御箱様(宗教)の存在等、辻褄合わせの説明で退屈になる箇所が存在する。
困った時の京極堂、というのか、核心部分を延々と京極堂の語りに任せる場面がたるい。
陰陽師、霊能力者が都合よく謎を解明させてしまう所。
(言うなればこの2人のおかげでテンポよく見ていくことができるので良いとも悪いとも言える。)
ヴィジュアル系ロックなED曲が和風な雰囲気とズレている。

【総合評価】
複雑な人物関係等を把握した上で再度見返していくと、
伏線の張り方、見せ方(久保竣公の小説の語り、陽子の振舞い等)に重みが感じられる。
全ては匣に集約されていく。わかってくると面白い作品だと思います。
絵柄は個人的には問題ありません。てか、xxxHOLiC みたいなのよりはこっちのが好み。
美術、音楽、語りを効果的に駆使し1クールのTVシリーズ物としてよくできていると感じさせられましたので"良い"とします。

2009/03/07 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:101(68%) 普通:29(19%) 悪い:19(13%)] / プロバイダ: 21168 ホスト:21217 ブラウザ: 6312
なんだろう、この平板な感じは。
絵は奇麗だ。背景の家や風景は昭和28年という時代の感じがかなりよく出ているように思う。
だが、人物が昭和28年の日本を感じさせない。
いやそれどころか、人間としての存在感が希薄な登場人物たち。
誰も彼もが、私には単なる 「記号」 にしか見えなかった。
物語の進行上必要な役割を果たすだけで、それ以外の血肉の部分が欠如している。
こと人物に関しては、人の形をしたものにへのへのもへじ程度の目鼻をつけ、胸に名前を書いて
キャラ絵の代わりにしてもいいくらいに――つまり、絵コンテ状態でもたいして違いがないのでは
ないかと思えるくらい、アニメとして造形される必然性が迫ってこないのだ。
(背景は上にも書いたようによく出来ているのだが。)

13話という尺に多くの登場人物とこみいった物語と難解な概念を盛り込まなければいけないから、
個々の登場人物の背景や内面を描いている暇などないのだろうか。

これは、やはり小説で読むべき作品なのかもしれない。

なお、ゲスト声優として出演した原作者の京極夏彦氏が、本職顔負けの声質と滑舌だったのはお見事。

2009/02/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(50%) 普通:4(17%) 悪い:8(33%)] / プロバイダ: 29979 ホスト:29754 ブラウザ: 6270
非常に面白かったです。

まず何よりもその美しさと神秘性、それと表裏をなすように時折垣間見せる不気味さ、
時折グロめの場面もあるものの、どこか上品さのある雰囲気に惹かれました。
時代を感じさせる背景や小道具も戦後の退廃的な空気をうまく引き出していたし、
演出も独特かつ幻想的で印象に残ります。
アニメとしては少し動きの少ない話だった気もしますが、
イメージ映像や細かな表情の動きなどでそういった弱点を補えていたし、
カメラワークなども凝っていて、秀逸だったと思います。

そして重厚なストーリー。
序盤の情報量が多く、どこかおぼろげな感じのする展開は見る人を選んでしまう部分がある気もしますが、
後半一気に全貌が明らかになっていく様はかなり見ごたえがあったし、
ラストに明かされる真相も、多少超科学的になってしまった感はありますが、
説得力も意外性もあるもので、かなりインパクトがありました。
様々な場面で思わせぶりに使われていた「はこ」や「もうりょう」といったキーワードが繋がっていくのも面白かったです。
また一方で、登場人物一人一人の持つ物語はどれも重く哀しいもので、
視聴後は切なさやら何やら入り乱れた、なんともいえない気持ちにさせられました。

残念だったのは大きく2点。
1つは榎木津の能力設定。
それが直接事件解決に関わっていくわけではないのでセーフかもしれないですが、
自分にはちょっと反則気味のように思えてしまいました。
もう1つは最終回、物語のオチの付け方。尺の都合もあったのだろうけど、かなり唐突。
種明かしまでの展開やエピローグが素晴らしかっただけに、ちょっともったいなかったと思います。

その他にも主要なキャラクターの関係性の説明がなかったり(原作シリーズ2作目という都合?)、
耳で聞いただけじゃ理解するのは難しすぎるような話が少し中盤にあったりと、多少気になる点はありました。
それでも緻密に計算されたストーリーは文句なく面白かったですし、
また人間の尊厳や幸せなど、様々な事について考えさせられる秀作だったと思います。
個人的には「とても良い」寄りの「最高!」。

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「原作や映画もまったく触れたことない状態での初見の感想【良い点】・絵が綺麗。(今まで見た中で一番かも?)...」 by モモンガ


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