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| アニメ総合点=平均点x評価数 | 2,415位/3,702作品中(総合2/偏差値47.40) | 2,414位<= =>2,416位 |
| 1987年アニメ総合点 | 41位/60作品中 | 40位<= =>42位 |
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| 監督・原案・構成・キャラクターデザイン:手塚治虫 監督:宇井孝司 プロデューサー:松谷孝征 音楽:チャイコフスキー作曲交響曲第4番 Op.36から ( 音楽指揮:小林研一郎 東京交響楽団 ) 音響効果:倉橋静男 製作:手塚プロダクション | ||||||||||||
| 日本 開始日:1987 | ||||||||||||
| 公式サイト 1. TezukaOsamu.net | ||||||||||||
| 最終変更日:2006/07/26 / 最終変更者:カトル / 提案者:37moto (更新履歴) |
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| 2007/02/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 37moto (表示スキップ) 評価履歴[良い:99(99%) 普通:1(1%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 25196 ホスト:25431 ブラウザ: 7303 チャイコフスキーの交響曲第4番にそって描かれる、生命の尊さを歌い上げた映像詩。手塚治虫実験アニ メの第13作(12作目とカウントされることもある)。 台詞やSEは一切無し、アニメーション映像の他にはただ音楽が鳴り響くだけという演出は、手塚実験アニ メシリーズではよく登場するパターン(「ある街角の物語」「展覧会の絵」など)。これは、彼がアニメー ションを志すきっかけとなったウォルト・ディズニーへのオマージュをひたすら作り続けたということだ ろう。その中でも本作は、手塚の思想がストレートに表現されている点で特異な存在。本作のアイデアが 初めて公になってから16年以上かけてようやく完成した(ただし全体の半分だけ)が、それだけ手塚の思い が凝縮されているということか。未完に終わった第2・第3楽章がもし制作されていたら、本作は間違いな く「ファンタジア」を越える作品になったはずと思う。 二つの楽章(第1と第4)で描かれる物語は、確かに自然や生命への賛歌ではあるものの、その筋書きは共に パッピーエンドとは言い難く、社会に対する手塚の不安を滲ませている。最後に再生の希望が予見できる 第4楽章はまだしも、第1楽章のフィナーレのやりきれなさをどうすればいいのか。このやり場のない感覚 こそ手塚が描きたかったことだと思うのだが、これをここまでリアルに表現したアニメ作品は、本作の他 にほとんど例を見ない。火の鳥が一切登場しない「火の鳥」と例えれば、少しは感覚が伝わるだろうか。 だけど、作品に口を開ける闇は本作の方が遥かに深く、そして暗い。 こうしたストーリーとしての演出を縦糸とすると、アニメーションという表現手法そのものの相克を横糸 に仕立てて、実は二つの物語を作品の中に織り込んでいるのが、本作の大きな特徴。 作画アニメーションの黎明期からCGを除く最先端のテクニックまでを俯瞰させてくれる第1楽章と、手塚 自身が開発したリミテッドアニメへの自己否定を思わせる第4楽章のコントラストが、アニメーションと しての見どころ。これだけの多彩な技法を用いて、それぞれの表現力の限界に挑み続けた作画は、見応え 十分。ディズニーに代表されるフルアニメを駆逐する(手塚の)リミテッドアニメが、結局何も生み出さず に終わってしまうという物語を、手塚はどんな気持ちで作ったのだろうか。 音楽とのマッチングのすばらしさは、あえて紹介する必要もないでしょう。白黒の単純な線画から、セル アニメ技術の最高水準まで、あらゆる画像が全て音楽に同化して物語を描写する様子は、まさに「ファン タジア」そのものであり、手塚のディズニーに寄せる憧れを感じさせる。時折そっと表現される手塚なら ではのギャグカットも、ディズニー作品を思い出させ、重いテーマを和ませてくれるのが嬉しい。 本作で描かれたテーマは、人間の営みが続く限り、そしてアニメーションという表現手法が残る限り、永 遠に消えることがないだろう。何の関係もないそれらのテーマを、一つの作品の中で極めて高い次元で融 合させた手塚のアニメーション作家としての才能に、筆者は心からの賛辞を贈ります。 この評価板に投稿する |
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