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Kanon (カノン) (2006年京都アニメーション版)(アニメ)


評価: 好評(日付順) [他形式: RSS/携帯版/English]
読み仮名: かのん 2006 きょうとあにめーしょん / 英語タイトル: Kanon (2006)
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ
ゲーム:Kanon (カノン) / 漫画:Kanon
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2008/08/29 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by KODOKU 評価履歴[良い:331(64%) 普通:69(13%) 悪い:121(23%)] / プロバイダー: 12010 ホスト:12222 ブラウザー: 7931
ゲーム版の評価とは対照的に、アニメ版ではこの評価になりました。
一応、付け加えておきますが、"アニメ版の「Kanon」"という見解で評価させていただきました。

まず、絵・コンテの完成度の高さに腰砕けにされました。
なんと綺麗な事か。
OPアニメーションには驚愕しました。「美麗」とは正にこの事だと思います。CGの使い方も絶妙。

演出も分かり易く、ポイントの台詞のシーンなんかはキャラにズームが入ったりしていました。
校舎で、香里が祐一に栞の事を告白するシーンに至っては、陰を用いてのコントラストが良かったです。
雪国の世界観も巧く描かれていると思います。

本作・京都版はオリジナリティーがかなり強く、原作をかなり膨らませているのも印象的でした。
北川君の肉付けなんか良いと思います。脇役という立場なので、返って個性が明確で好感が持てました。

秋子さんの交通事故のシーンの演出が衝撃的でした。
ああいうのって、よくある自動車のライトがズームインするか、或いは被害者に向かってライトがどんどんズームインしていくってのが常套手段ですが、
本作のそれは、本当に実際にああいう事故が起こりそう、というリアリティが強く、思わず肝を冷やしてしまいました。

ゲーム版にあったシーンを再現している箇所が多いのも嬉しい所。
特に「舞編」は絶妙だった。
小遊びの、間やテンポが素晴らしかったです。
弁当を回しあいっこするシーンとか笑わせてもらいました。

杉田智和氏の演技も自然で良かったです。コミカルなシーンの演技も面白かったです。
私市版とは違い、ゲーム版の祐一に近い人物像に感じられました。

総てを注ぎ込んだ、表現した、という印象を受けました。
おそらく、「Kanon」のアニメ版ではこれ以上の作品は創れないと思います。(もっとも、さすがにまた新たに創る予定は無いでしょうが)
2008/07/27 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by タオル 評価履歴[良い:55(66%) 普通:14(17%) 悪い:14(17%)] / プロバイダー: 4577 ホスト:4566 ブラウザー: 5234
このアニメはとても感動しました。
特に、沢渡真琴編は今までの映画やアニメの中で一番泣いたと思います。どんどん人間としての力を保てなくなった真琴はとても切なかったです。そんな真琴を見て祐一は自分にできる精一杯のことを真琴にしてあげます。そして祐一と真琴の2人だけの結婚式は本当に泣きました。
川澄舞編において、佐祐理が自分のせいで傷付いてしまったことを知り、最後に自殺しかけたときには本当にあせりました。舞は表情や言葉数は少ないけど凛々しく戦っている姿や真っ直ぐな目が好きで、お気に入りのキャラです。
水瀬秋子さんは、事故に遭ったとはいえ展開的に死なないと思いましたけど、美坂栞(しおり)はなぜ生きてたのか。もちろん病気が治って良かったんですけど、理由がちょっと…。
月宮あゆは意識不明の状態から回復してっていうか、そもそも何か実体がないような気がしていたので人間だったことにちょっと驚きました。ともあれ生きてて良かったです。

<<総評>>
最後にみんなが助かるというハッピーエンドで賛否あると思いますが、バッドエンドはもう一度見るのが辛くなってしまうのでこれはこれで良かったと思います。序盤は展開が遅くてつまらない印象でした。またキャラの目が大きすぎる点で抵抗がありました。しかし、ストーリーや脚本、作画のクオリティが高いので、評価は「とても良い」
2008/06/30 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 竜巻回転 評価履歴[良い:92(86%) 普通:7(7%) 悪い:8(7%)] / プロバイダー: 28462 ホスト:28454 ブラウザー: 6342
やっぱり東映版に比べると全体的に洗練されていて作画・演出面に目を見張る物が有り、
映像に散りばめられてる密度の濃さも他の作品を軽々と上回るクオリティーを
2クールでも問題なく維持した底力は流石に京アニといった所か。

ストーリーも2クールになってる分だけ東映版よりも全体のシナリオ構成に余裕が有るし、
大体は不足ない出来だと思うが、少しだけ難点を挙げると序盤の立ち上がりが遅いだけに
テンポの悪さが若干見られるかなと思えるのと、後はkey作品のキャラは少し性格的に癖が強いので
苦手に感じる人には相当に厳しく感じられて必ずしも万人には受け難い所が有るのは否めないか。
2008/03/06 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 恐慌 評価履歴[良い:43(78%) 普通:9(16%) 悪い:3(5%)] / プロバイダー: 2702 ホスト:2676 ブラウザー: 7856
【良い点】

過去の黒歴史を見事に塗り替えてくれました。原作通りに作るというのは、
大変な冒険だったと思います。京アニは本当によくやってくれました。
【悪い点】

祐一が浮気者のように見えますが、この作品が言いたいのはそんな事ではない
ので、気にしません。
【総合評価】

雪国の演出には脱帽の一言です。ここまで美しい雪国の風景を描いたアニメが
有ったでしょうか?ストーリーも、幻想的なものから実に人間的なものまで
多岐にわたり、そのどれもが心に響く内容です。
さらに、これ以上無いくらいのハッピーエンドです。しかも、それがただの
ご都合主義ではなく、作品のテーマそのものを表したものである辺りが、Key
が神と呼ばれる理由ではないでしょうか。
もちろん評価は"最高"を付けさせていただきます。
46点
[獲得推薦数:1] 2008/02/12 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Tokyo16 評価履歴[良い:80(71%) 普通:13(12%) 悪い:19(17%)] / プロバイダー: 13951 ホスト:13771 ブラウザー: 2460
神は細部に宿る、という言葉があるように。
私は本作の「ディテール部分」が、割と好きだったりする。

氷のように冷たい、フローリングの廊下で足踏み。
凍った門扉に熱湯をかける。重労働の雪かき。その他枚挙に尽きない。
雪の夜の異常な静けさや、「ぎゅむっ」という靴音にも、リアリティを感じた。
(ただ、EDにおけるあゆの大股の走り方は、元気だが雪国の人間のものじゃない)

北国育ちの私に「ああ、あるある」と思わせてくれる描写だった。
アニメチックな美少女キャラクターと、地に足のついたディテールのギャップが面白くて。
序盤の数話は、そういう観点から、かなり楽しんで見ていた。
ただ、その楽しさは序盤だけだった。
以降は段々おざなりになり、物語のテンションやキャラクターの描写を阻害しないよう、端に追いやられていく。

えらくファンタジックなストーリーも、それに拍車をかけた。
「朝、凍った門扉に熱湯をかける」世界の住民が、「浮浪児を安易に匿ったり」「ヒロインのアレな正体を簡単に受け入れたり」する。
個人的には、ここらのねじれが受け入れ難かった。
もっと地から足を離した、記号的・観念的な演出であれば、無用のねじれは生まれなかっただろう。
前述したリアリティも、「ただやってみたかっただけの無意味な演出」というネガティブなものに見えてしまう。
悪評ぷんぷんの東映版の方が、作品の内容とリアリティのバランスは良かったように思える。

ヒロインをとっかえひっかえしていく主人公の姿にも、共感は薄れていく。
私は脳内に「ギャルゲー文法」をインスコしているので、「ああ、個々のヒロインルートを一緒くたにしているのだな」と解る。
ギャルゲーにおいては、個々のルートは並行世界であり、その範囲内で矛盾がなければOKという読み方が支配的だ。
だから全体を通しての一貫性などには、それほど拘らない。
だが、こんな読み方は普遍的なものではない。
ギャルゲーに触れていない人間には、支離滅裂なストーリーとしか思えないだろう。

ただまぁ、本作のメインターゲットは、原作のゲームを遊んでいるファンたちだ。
彼らはごく自然に「そういうものだ」と読み解くことができるわけで、攻め方自体は正しい。
アレンジも、原作ファンの期待を裏切るような内容ではなく、むしろ喜ばせるものだった。
特に、原作でほぼスタンドアローンだった、各ルートのヒロインたちを絡ませるやり方はお見事。
出来の良い二次創作を見ているような気分だった。
(原作のストーリー+二次創作的な各ヒロインルートのクロスオーバーは、前作『AIR』・次作『CLANNAD』にも見ることができる)

本作を「ずぶの一般人」が楽しむためのハードルは非常に高い。
オタクカルチャー内では、本作は「感動作」として持て囃されているが、それを小耳に挟んだだけのパンピーが楽しめるほどではない。
一般的なギャルゲ・エロゲの構造をひととおり理解し、ルートやフラグといった概念を転がせるようになった上で、
天然ボケ過多のキャラクターにイライラしない心と、えらく観念的で説明不足なストーリーに付き合う必要がある。
これらをブッ飛ばせるほど、根幹のストーリー(よく本作の魅力の筆頭に上げられる)は力強くない。
また、京アニの表現力にしても、前述のように空回っている観がある。

とは言え、ファン視点からすれば、本作は「原作をリスペクトし、高いクォリティを保った逸品」だろう。
ディテールを補完し、独立していた要素を繋ぎ合わせ、見なかったことにしたい部分をパージし……原作よりも「原作に対しファンが抱いたイデア」に近い。

私自身は、最初に書いた通り「雪国のディテール」から入ったために、割としょんぼりすることになった。
しかし、本作が「本作を求める人々に満足される結果」を残したことは、想像に難くない。
2008/03/06 この作品の大きな欠点を分かりやすく指摘しています。Keyというブランド、ネジの外れたキャラ、京都アニメーション、そういった表層的な部分をひとつひとつ剥がしていくとストーリーの本質的な部分はごくありふれたもので、この作品を楽しむための敷居は非常に高い。この欠点はクラナドで致命的になっている。 by おきゃん

2008/01/23 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by halcyon 評価履歴[良い:31(62%) 普通:1(2%) 悪い:18(36%)] / プロバイダー: 32756 ホスト:32735 ブラウザー: 2906(携帯)
主人公と彼をとりまく個性豊かな女の子達の物語。けっこう前に見たので詳しいところまで覚えていませんが‥凄く感動した記憶があります。全話見終わってとても後味が良かった印象が残ってますね。ぜひ見て欲しい作品。
2008/01/09 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Unfair devil 評価履歴[良い:8(53%) 普通:0(0%) 悪い:7(47%)] / プロバイダー: 19847 ホスト:19846 ブラウザー: 5234
CLANNADアニメにはまったので見てみました。いいです。感動します。東映版と連続で一気に見ましたが、作画等はやはりこちらの方がいいですね。
ただ、2クールあった割にはストーリー的に東映版よりも増えた部分というのが印象に残りませんでした(ちなみに私は原作未プレイです)。ということで、とてもよいにします。
2007/12/28 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by まつ 評価履歴[良い:464(57%) 普通:242(30%) 悪い:102(13%)] / プロバイダー: 27672 ホスト:27543 ブラウザー: 7875
京アニ版Kanon見終わりました。割と良い終わり方したんじゃないかと思います。
奇跡の大安売り… たしかに突っ込み所も多くありますし、本来は嫌いな展開のはずなんですが
意外にすんなり受け入れられました。
映像も凄かった。背景は一瞬実写?と思うほど奇麗でした。さすがは京アニですね
2007/11/11 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by むむむ 評価履歴[良い:15(68%) 普通:4(18%) 悪い:3(14%)] / プロバイダー: 8441 ホスト:8529 ブラウザー: 4184
CLANNADをアニメで今期見始めて、この作品もkey作品だったので見ようと思ったのがきっかけです。ちなみに、東映版はまだ見ていません。しかし、絶対見ます。
この作品は久しぶりに神がかった作品だと思いました。最近、ここまで熱中したアニメは久しぶりです。まず第一にこんな感動するアニメをみたのは初めてです。特に、真琴編の十話と23話は最後まで泣きっ放しでした。
この作品の成功には大きくBGMが関係していると思います。随所で見られるBGMにはその場その場に必ず合った物で、それが感動を生んだと思います。そして、物語の展開というものは普通のこういう恋愛ものは読み取れるのにこの作品は最後までどうなるか全くわかりませんでした。いい意味で期待を大きく裏切ってくれました。感謝。
この作品でkey作品の虜になりました。もっともっとkey作品に触れてみたいです。もしできるなら、数々のメディアでのkanon再生を願います。是非、皆さんにお勧めする感動的な作品です。
2007/10/06 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by kiyokiyo2569 評価履歴[良い:26(76%) 普通:5(15%) 悪い:3(9%)] / プロバイダー: 30856 ホスト:31195 ブラウザー: 6032
初めは初代アニメ版kanonだけでいいのではないかと思っていましたが大きな間違いでした。
2クールに枠が拡大され、全キャラクターのストーリーがうまく掘り下げられており、また、音楽も原作の物を使っているため原作からやっていた人間としては涙を誘う一作でした。
ただ、唯一の欠点が最終回と同時にアニメ版clannadの発表をしてしまったため、kanonの感動がそちらの衝撃に打ち消されてしまっていました。
全体的にかなりの良作となっています。涙無しでこの作品を見ることは出来ないと思います。
2007/09/04 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by とーや2000 評価履歴[良い:65(98%) 普通:0(0%) 悪い:1(2%)] / プロバイダー: 54331 ホスト:54202 ブラウザー: 4483
最高作でした。

現役で原作のPC版をプレーし、コミック、初期のアニメと見た

のにもかかわらず、新しい感動を味わえました。

京都アニメーションの制作力を改めて実感した作品です。

そして、原作のすばらしさを改めて思い出しました。

個人的には、京アニのコマ割や演出力、映像のきれいさや、

ストーリーのアレンジに感銘を受けました。

原作を知ってる方もそうでない方も是非見てほしい一作です。
2007/07/07 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ハネブリ 評価履歴[良い:3(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 13931 ホスト:13909 ブラウザー: 3875
【良い点】
とにかく素晴らしくて、非常に感動しました。真琴編では恥ずかしながら泣いてしまいました。
声優さんも、申し分なかったと思います。

【総合評価】
Excellent!!
2007/06/03 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by bouzzz 評価履歴[良い:31(57%) 普通:5(9%) 悪い:18(33%)] / プロバイダー: 13093 ホスト:12939 ブラウザー: 6520
以前、視聴しました。東映版は視聴してません。

作画はかなり良かったと思いますし、声優もまあまあだと思います。
内容では、結構シリアスな内容が多くて少しどきどきさせらましたが、
個人的にはそれといって感動するストーリーでは無かったように思います。
キャラの設定が個人的にはあまり好きではなかったです。
(キツネの化身・超能力少女・幽体離脱少女?)
あと、気になったのは舞の能力が使えなくなる前に栞を治せなかったのかが疑問でした。
祐一が舞の能力を知らなかったというのもありますが、そこだけが個人的に一番気になったので・・・・
最後はハッピーエンドでしたし、それなりには楽しめました。

というわけで、評価は良いにしておきます。
2007/05/20 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 天零 評価履歴[良い:33(43%) 普通:15(19%) 悪い:29(38%)] / プロバイダー: 20888 ホスト:20783 ブラウザー: 5978
少しばかり評価が遅れてしまいましたが、1話から最終話まで視聴しましたので総括です。
私は原作の方には触れていない人間なので、アニメ単体としての評価として捉えていただければ幸いです。

まず京都アニメーション初の2クール作品ということで、今までのレベルを最後まで保つのは難しいか?
という意見も最終回放送前までは見かけましたが、それは杞憂に終わったと言って問題ないレベルで走りきりましたね。
相変わらずキレイで力のある映像を提供してくれたと思います。
雪国の寒さをキャラの吐く息ひとつでしっかり表現すると言うのは本当に凄いことだと思います。
同じくキャラの表情や動きでも魅せてくれましたし、声優のみなさんの演技も相まってレベルの高い作品でした。

シナリオ的には原作がマルチエンドの作品であり、本来なら主人公と各ヒロインの1対1で進む所を
アニメでは24話で全ヒロインのシナリオを描かなければいけないのでどうにも祐一が全ヒロイン同時攻略をしているように見えなくも無い点が残念でした。

ただ、祐一は他のこの手の作品の主人公ように恋愛面においては、あっちにフラフラこっちにフラフラという典型的な優柔不断主人公というわけではありません。
最初から最後まで祐一が恋愛に関するシーンで顔を赤くしたのはあゆだけでしたからね。
まあ、結果的に名雪が割り食う形になったのは残念でしたが……原作経験者の方のお話によれば、彼女だけ自シナリオを表現されていなかったらしいですし。

それと最終話での奇跡の連発も同じく残念でした。
本来はそのシナリオに1回だけ起こる"奇跡"らしいので、連発してしまうとありがたみも薄れてしまいますからね。
といっても、基本的にハッピーエンドが好きな人間なので、終わり方としてはやはりみんなが笑顔で終わる方がいいと思いますが。

総合評価は「良い」です。
主人公もヒロインもサブキャラもいい感じに描かれていたと思いました。
2007/05/03 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by こうてい 評価履歴[良い:4(80%) 普通:0(0%) 悪い:1(20%)] / プロバイダー: 18969 ホスト:18860 ブラウザー: 7321
もう昔の作品だしなぁ。と思いつつも見てみましたKANON。
とりあえず最初の印象としては・・・
「すげぇ・・・」
の一言ですね。何がって映像のクオリティについてです。
それと綿密に練りこまれた伏線に更に乱れることのなき作画、細かい動き、細かい描写といい、
更にキャラが単に何もしない時でもちょっとした挙動などが凄く丁寧な作りとなっていました。

逆に丁寧過ぎてかえって来るものがないという方もいるようですが、しなやかに流れるのがこの作品だと思っていますのでこれで問題ないと思います。ファンタジー系が駄目な人には合わないかもしれませんが。
それはまぁ仕方ないでしょう。ではそれぞれの評価を。

・冒頭(1話〜6話)
伏線を主にばらまくのが仕事とも言える冒頭部分。個々は素直にお馬鹿なノリに浸っていました。
しかしこの時点から風景、画像レベルは既に一般アニメの比ではないと思います。まぁキャラが気に食わない
人はこの時点で切った方がいいのかも。私が特殊なのか?まぁそもそも原作をある程度知っている人向けのアニメということで。(笑)

・真琴シナリオ(7話〜10話)
真っ先にこれで来るとは。後々に最初にこのシナリオをやった事が利いてきますけど。
まぁ話は知って居たので泣く事はまぁありませんけど。そろそろ年も年だしね・・・。
まぁそんな事はどうでもいいとして、真琴シナリオはやはり「家族」、これに尽きますね。
最初は生意気だった真琴がだんだんと弱っていく描写を見せることで、更にそれに連れて祐一の
冗談もなくなっていきました。名雪と秋子さんの気を使った優しさが身に染みます。
まぁ記憶喪失の少女が狐だったという設定が嫌な人は駄目なんでしょうけど。真琴に舞を少し
絡ませることで次へのシナリオの伏線を張ることは原作とは違う目新しさがあります。

・舞シナリオ(11話〜15話)
難解な舞シナリオ。前回のアニメではさっぱりでしたが、今回は可能な限り、再現しようとする
スタッフの心意気が表れています。こちらのテーマは「友情」ですね。正直真琴シナリオより
じんと来ました。まぁこれもファンタジーですけど。アニメなんてファンタジー要素を絡むのが
普通だと思っていますし、それ程、可笑しな事でもないと思うんですが。
舞の過去のお母さんの話が良かったです。変われば変わるものです。
これも夢が覚めた、と言えるシナリオですね。魔物は舞自身が産み出していたんですから。
(これじゃただの感想だな。まぁいいけど。)
真琴シナリオから舞シナリオへの繋ぎをちゃんとやったのは好評化です。でないと祐一が単なる
スケコマシになってしまいますしね。

・栞シナリオ(16話〜18話)
単体ではこのシナリオ、地味です。ファンタジー要素がないからかもしれませんけど。
人間の内面性を酷く曝け出すシナリオですね。お互いが想っているのにその先に待つものの
せいで姉も妹もそれぞれを避けている、と。栞は達観している節もありますし、ね。
それにしても過去のシナリオのキャラをたまに祐一が思う処がちゃんと補完されてるのは
過去の事をなかったことにしていないことが分かっていいです。細かいことですけど。
なんだかんだ言って祐一は良く頑張っています。並の男では誕生パーティーなんてするような
企画力ありませんしね。それも死が近い人間の為にそれをするのは並大抵のことではありませんから。
モテるのもある意味仕方ないかも。まぁそれを言うなら北川だってそうだと思いますけど。
最後のシーンはあっさりしていましたが、恋愛感情が祐一にないならあれでいいものだと思います。
あんまり引っ張っても後ろに(r

・あゆ、名雪シナリオ(19話〜24話)
さて、1話から活躍していた二人のシナリオはやはり同時進行でした。これはまぁ必然ですね。
幼少時に祐一は名雪のお金を拝借してあゆに天使の人形をプレゼントした位だし。
幼少時から祐一は明らかに名雪よりあゆの方を優先していますし、回想シーンも大半が今まで
あゆでしたし、そういう意味では最初から決まっていたとも言えます。
にしても19話の突然の接近はやはり唐突という点は否めません。まぁいや、その前までの話でも
そういう節はところどころありましたけど。まぁ、文句があるといえばその点ですかね。
この間の名雪は放置中です。まぁ役割的に仕方ないかもしれませんど。いとこですし。
さて、あゆが消えて秋子さんも交通事故となり、二人揃って暗い雰囲気に落ちてしまいます。
これって21話では名雪が祐一を元気づけて、22話では祐一が名雪を元気づけて、そして23話
ではそれぞれが香里とかまさか出てくるとは思わなかった本物の沢渡真琴とかに勇気づけられて。
とシナリオ軸がちゃんとしてますね。にしてもこの終盤の祐一は18話までに比べる傍目に言う
ヘタレってことになってますが、それも仕方がないことだと思っています。人間なんて結局は支え
となる何かが崩れてしまえば祐一や名雪みたいになるのは当然です。そうでなくてもちょっと前まで
いろいろと悲しい事があったばかりですし。
ってあゆの方を忘れてました。いかんせん出番自体は回想シーンの方が多かったもので。
20話にてあゆは自分がいなかったことに気付き、23話で別れを告げ、祐一の周りの人達
に奇跡を与え、24話で自分も夢から覚めました。此処の皆が寝ているあゆの世話をする処はなんと
いうかいいものが。この為にあゆはそれぞれのキャラにいろいろと接点があったものだと思います。
まぁ奇跡の大安売りっていってしまえばそれまでですが、この場合、奇跡の大安売りか皆、死亡のどち
らかなので、作品としてはどちらの方が良いのか分かりませんが、さりげなく普段通りの日常が其処にはあり、それは何も大げさな事ではないと思っています。栞のフォローもありましたし。
さて、明らかに最後に重心が傾いていますが、すぐにあゆが目覚めなかったのは祐一が幻想に逃げていた
からだと。まぁファンタジーではありますが、子供心にはどうすることもできなかったものだと思うし、
あゆが目覚める理由としてはまぁ妥当かなぁとか。

訳の分からん感想になってしまいましたが、全体的に見て先の展開が初めから練られて構成されている
という点が非常に好評化でした。近年、後付設定みたいなアニメの多いなか、此処まで丁寧に作画にしろ、
シナリオにしろ、更に原作を理解しているかと、徹底して取り組んだアニメは少ないと思います。
作為的な印象はやや払えませんが、さして私には気にはなりませんでした。とにもかくにも久々に
気持ちのいいアニメだったかなぁ、というか優しいアニメだった、と思います。

近年、明らかに所々で手を抜いて安い1時間スペシャルとかすぐに放映したり、同じ回想シーンを大した意味もなく何度も使用したり、同じ画像を使いまわしたり、とまぁ、そういうアニメが多い中、
毎回、全力で取り組んでいるアニメが眩しく見えた、っていうのもありますけどね。
「AIR」も見てみたいかなと思います。(←原作知らない)

という訳で評価は「最高!」です。
2007/04/23 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by あり団子 評価履歴[良い:114(44%) 普通:70(27%) 悪い:78(30%)] / プロバイダー: 3776 ホスト:3809 ブラウザー: 6298
最終話まで見た感想を改めて評価します

率直な感想は各回を追う毎にヒロインたちが去っていってしまうので、寂しくなって
いきました。原作のゲームを忠実に構成しようと思うと仕方ないのかもしれませんが。

ストーリーは原作が泣ける18禁と言われているとおり、切ないお話です。構成が
しっかりしているので無難に良いお話と評価できると思います。

評価としては作画とストーリー構成の出来がすばらしいと言うことで良いとします。
2007/04/18 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 忍法 評価履歴[良い:12(50%) 普通:4(17%) 悪い:8(33%)] / プロバイダー: 16910 ホスト:16752 ブラウザー: 5780
最後はもっと盛り上げても良かった気がしますね。
エンディングの歌の部分も普段のままだったし、あれには拍子抜けしました。

全体としては作画レベルは素晴らしかったけれどあざとい部分もかなり目立った。
airの時はもっと自然だった感じがするのでそこは残念だったと思います。
2007/04/06 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by alter 評価履歴[良い:1(50%) 普通:0(0%) 悪い:1(50%)] / プロバイダー: 14207 ホスト:13951 ブラウザー: 5234
ゲームのCGを出してくれてゲームプレイ時の思い出を出してくれました。
サウンドにおいても最終回ではゲームのセレクト画面時のサウンドが流れたときはホントによかったです。

ホントの真琴さんはいらなかったけど、真琴話はホントに良かった。栞も最後のセリフには感動しました。

なんと言っても京アニの雪や川、噴水などの些細な描写の背景にもこだわっているところはさすがだと思います。

まぁ原作に匹敵するのはさすがに無理ですが、アニメとしてみるならなんら問題はないはずです
2007/03/28 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ぺらぺらよめな 評価履歴[良い:46(40%) 普通:1(1%) 悪い:69(59%)] / プロバイダー: 15391 ホスト:15492 ブラウザー: 6287
このアニメ、東映版は視聴済みで、話の流れから最後は名雪かと思ったら、あゆの唐突な復活に違和感を感じたため、「悪い」と評価しました。
今回の京アニ版ですが、OP.ED及び各話最初の独白からあゆが話の中心であることを意識させるつくりになっていました。また、逆に、名雪は東映版のような「あゆに嫉妬する」という部分は無く、家族として見守るという描き方だったため、東映版のように「名雪が可哀相」という感じはしませんでした。
あゆが消える場面は、東映版のほうが印象が強かったですが、それだけに復活に納得いきませんでした。京アニ版は、病室のあゆに対して名雪を始め他のヒロインもリハビリの手伝いをしていたりして、復活まで1年かかっているため、唐突な印象は無く、目覚めて本当に良かったと思えました。
真琴編は、東映版でも一番印象が強かったですが、美汐の語りかけやかりそめの結婚式の場面など、さらに印象が強く、こんなに早く真琴を退場させて大丈夫なのかと思いましたが、杞憂でした。最後近くの「本物」の沢渡真琴の登場は「やられた!」幻や声だけでは物足りないとは思っていましたが。
舞編は、東映版ではいまいちよく解らなかったのですが、今回は舞の力や祐一や佐祐理との出会いなどが理解できた気がします。また、過去の佐祐理と弟との悲しい話、「kanon」の説明が追加されたこと、佐祐理が舞の退学を防ぐために、生徒会に入るというよく解らない話がなかったのも良かったです。
栞編は、東映版は内容が思い出せないくらいほとんど印象に残っていません。今回は、OP別テイクに乗って動く栞の姿、暗く沈んだ香里の姿、パーティ後にやっと姉妹の間の壁が消えるところ、そして最後の栞の「笑っていられましたか?」という言葉が印象に残っています。
京アニ版で問題があるとすれば、秋子さんの復活があまりにも早すぎるところですね。病室で目覚めるだけで十分ではなかったかと思います。私も交通事故にあったことがあるのですが、完全復活には3週間はかかりました。
わずかに問題があるけれども、全体通してみると「最高」と評価します。
2007/03/25 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by なおおき 評価履歴[良い:719(62%) 普通:248(21%) 悪い:202(17%)] / プロバイダー: 4710 ホスト:4873 ブラウザー: 4928
全話観たけど全体的に良かったです、事故して瀕死状態的な秋子さんも無事で良かったし舞と由香里さんもなんとか卒業式に出れて良かったと思いました。あと、あゆは死んでんのかなぁと思ってたら寝たきりだったのが、なんとか・・まぁ寝たきりだから死んではないけど生き返って良かったです。
[獲得推薦数:1] 2007/03/24 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by テルテル 評価履歴[良い:20(95%) 普通:1(5%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 14697 ホスト:14651 ブラウザー: 5533
全話視聴して、京アニカノンを改めて評価し直したいと思います。
私の中のKanon評価は、原作ゲーム「最高」、東映アニメ「最高」、京都アニメ「良い」です。
一時京都アニメも最高でしたけど私の中で足りないと感じる感情があったのでこの評価にします。

【悪い所】
見終わって私自身「オリジナル」が足りない事を残念に思います。誰も感じたことのないエンディング・・・というのを京アニさんには作ってもらいたかったです。(既に見慣れているあゆエンドではなく、名雪エンドでも良かったかもしれません)京アニさんのカノンには「意外性」が欠けているような気がします。期待を裏切らない作品を作って見せてくれるのは嬉しいです。でも、正直予想外の展開を作って(裏切って)見せて欲しかった・・・。前作と同じような内容をとりあえず「上手に見せて作る」だけになって心に響くような「刺激」がイマイチ足りないです。「外見を美しく描く」のはとても大切だと思います。でも「中身も大切」だと思います。今回の作品に中身がないのか?と言われたらまったくない訳ではないのですが「外見に強くこだわりすぎ」てやっぱり「中身は薄い」です。中身が薄いと「人間味も薄く」感情移入できる筈の所で感情移入できません。

【良い所・悪い所】
良かった所もあります。「作画」です。本当に最高でした。(特に風景や動き)これだけ細かく美しく表現出来るのは凄いです。動画も丁寧でキャラクター達の特徴を原作の静止状態だった部分が見事に描かれてグッドでした。この風景と人や物を「見せる」映像に関しては凄く「最高」と言っていいほど素晴らしいと評価します。しかし、
キャラクター達の「感情部分」や流れる原作の「音楽」「シナリオ」などについては、後で「付け足していった」ような感じが強く「映像は生きて」いても「流れるメロディー(感情・シナリオ)が生かされてない」という感覚になりました。ですから最後で涙が流せる筈の場面で涙が出てきません。(逆に原作と東映版は終盤でもの凄く号泣できました) シナリオ・原作の内容を上手に繋ぎ合わせて、ひとつひとつのシーンを「深く」見てもらえるように細かく演出して「見る人」を楽しませてくれる所は素晴らしいと思います。(本当にそれは最高だと思います) ですが、「見る人にだけ見て貰う内容」になっているので、「見れない人」にはトコトン「見れない内容」だと思いました。
やっぱりシナリオを全部ムリヤリに繋げるのは…(ちょっとキツイと思いながらも)良いとしても、キャラクター達の感情や「人間関係」にはもう少し工夫をしてもらいたかったです。特に主人公。普通に「誰とでも仲良くなれる主人公」ですけど、女の子達「全員」に「近づきすぎ」です。確かに原作では主人公が誰かひとりに興味をもって「近づいて」いきますけどそれはやっぱり「ひとり」であって、全員ではないので。で、こういったアニメ化の場合はシナリオを全部繋げるのなら、ひとつひとつのシナリオを「全て主人公で解決」させるのではなくて違った人との関わりを上手に組み合わせてひとつのシナリオを「主人公以外の別の人物に解決させていく」ように設定した方が自然に見れたと思います。「主人公の単独行動があまりにも多すぎてかなり不自然」に見えてしまう所がとてもマイナスです。

【不自然な所】
強いて不自然な所を一つ言います。あゆの告白を受けて頬を染める祐一ですけど、もの凄く違和感がありました。アニメによって行動範囲が広がってしまった主人公ですが。彼の「今までの行動」と「性格」から考えて、あゆは祐一を好きでも、祐一自身はあゆに対してまだ好きという恋愛感情は微妙にないと思いました。(あくまでアニメの全シナリオ進行の思考)「彼」は「彼女」を「失ってから」初めて彼女が初恋の人だと知るので、祐一があゆの過去を知るまでは気持ちの半分は「今までの女の子達と同じように」「同情の混じった好き」という感情を持って接する方が自然です。で、最後に祐一自身があゆの事を「特別」に好きだったということを理解してから恋愛感情を覚える事で「祐一の恋の相手」をより強く感じることができたと思います。今まで「いろんな女の子」に優しく接してきた主人公だからこそ「困っている人をほっておけない性格」を際立てて彼の行動をより理解してあげられるように描いた方が良かったです。「過去で犯した過ち」や「責任感」の重さだけで行動をしている主人公ではない筈です。なので京アニさんの恋愛を見ていると外見だけであゆに惚れてしまった感じが強くてイマイチです。何度も言いますが「中身が薄い」です。外見がなくとも「中身だけで好きになってしまえる」内容と雰囲気作りが必要です。キャラクターの感情、特に祐一の人としての心と現在の「気持ち」をもう少し上手に描いて欲しかったと思いました。(ごちゃごちゃと微妙な心理描写を言ってしまって読みにくいと思います。)演出に関しては悪くないと思います。

【良い所】
しかし、京アニさんカノンでしか見れなかったシーンもいろいろあったので、そこは新鮮で良かったと素直に思います。名雪のマラソン姿はここでしか見れない映像で楽しかったです。中盤で佐祐理さんが喫茶店でカノンの曲について語ってくれる所は物語のテーマというのを上手に伝えていて感動できました。実際に現実でもKanonという曲が存在していてその深さ(メッセージ)をさりげなく教えてくれることに納得させてもらって良かったです。

【総合】
結果的にすごく惜しいな〜と感じる作品です。美しさはとても素晴らしいのに、「不自然な点」がいくつかある所為で心がついていけなくなってしまいます。あらかじめそういう世界・設定なんだと自分に言い聞かせて目に映る不自然な点を受け入れていく……という「感情」に段々「不満」になっていきました。(そういうのを『自然に好きになれてしまう内容』だったら多分その不自然は私の中でとても自然なんだと思います。・・・へんな言い方ですけど・・・『不自然を自然に見せる点』では原作と東映版の方が遥かに勝っていると思いました。)絵が綺麗な分勿体ない作品だと思います。でもいろいろと楽しめたので悪い評価にはなりません。「良い」です。最後に京アニさんお疲れ様でした。
[獲得推薦数:1] 2007/03/18 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ライ 評価履歴[良い:37(84%) 普通:3(7%) 悪い:4(9%)] / プロバイダー: 26014 ホスト:26118 ブラウザー: 6287
やっと終わった……って感じもしなくもない京都アニメーション版Kanon。
作画は完璧でいいのだが、思えば脚本があまりうまくないなとも思うことありけり。
なお、東映版との比較も共に記しておきます。

【良い点】
作画。しいていえば、それしか京都アニメーションとしての持ち味は出ていなかったのではないかなと。
あと、最終話はよかったかな。AIRのように原作投げっぱなしはなく、脚本をオリジナルで書き起こして終わらせたのはよかったかな。放送話数が東映の約2倍だったため原作の物語を深くやることが出来たのは最大の利点だったと思われる。

【悪い点】
気のせいか悪い点ばかり見つけてしまうんだよなぁ……

まずは真琴の扱いから。

いなくなるのが早く、後半では名前すら出てこない。
いなくなった直後でも、名雪と秋子が「いなくなってさびしい」と言う程度の存在だったので、物語に全く影響を及ぼしていないのはやはり扱いが悪すぎる。
最終話一話前に本物の沢渡真琴が出てくるサプライズがありましたが、ゲーム本編の名前だけの存在に水を差すだけのような気もします。
狐・沢渡真琴に関しては、東映版の「本当はやさしいのにね」という最終話の台詞がいかに大事だったか思い知らされるものでありました。

次に名雪編。
ここでは秋子の扱いにも触れることとする。

まずは秋子。事故で入院しますが、その事故シーンがあまりにもリアル過ぎる。
普通死んでるだろという規模の事故なのだが、最終話にてあっさり復活。死亡寸前の怪我からなんの後遺症もなく回復するのだが、その推定入院期間が1ヶ月ないためあまりにも気味が悪い。本来は、秋子が何の後遺症も無く、昏睡状態から目覚めること事態が奇跡なのであって、急速に回復することが奇跡ではない。
また、事故の報告を聞いたときの名雪の反応も静か過ぎるため、人間らしさにかけているかもしれない。とはいえ、身近な存在が急に事故で重症で入院したらああいうものかもしれないが。
原作どおりに行った結果、名雪編においては結局「事故る」だけの存在になってしまって、東映版にあった最大の見せ場である「名雪の母親としての台詞」がなく、非常に残念。

名雪に関しては原作ゲームどおりなのだが、思えば人間像としては東映版のほうが現実的ではなかったのではないかとも思える。というのは、本作における名雪の祐一や周りに対する反応が非常に淡白で、「こいつ本当に昔祐一好きだったのか?」と思ってしまう。
名雪ストーリー自体はほぼ原作通りなのだが、無理やり原作どおりに行ったためか、整合性がつかず、何故名雪が立ち直ったのか不明。
扱い自体は、名雪に「やきもち」という感情をいだかせ、原作版のストーリーをほとんど取っ払ってオリジナル展開にした東映版のほうが遥かに扱いが良い。

最終話について。
オリジナルで作った脚本のせいだかは知らないが、台詞回しから、どうも本来の人格から大分遠ざかってしまっている者がいたような気がする。話自体は非常に良いのだから、非常にもったいない。

また、作品全体としてなのだが、ストーリーに一貫性がない。
とりあえず全キャラのストーリーをやって、あゆで締めればいいやといういい加減な感じ。だからいなくなってしまう真琴の扱いが悪くなるのです。

【総合評価】

とりあえずは「良い」なのだが、先に言った様にストーリーに一貫性がないことが欠点。
あゆの見せ場さえやれば物語自体は完結するので、実質は6話程度のお話であるとも思えます。
途中にやったヒロイン各々のストーリーは邪魔でしかなく、話のテンポは非常に悪いと思えます。
最終回にはとりあえず真琴と美汐を除く全てのキャラクターに台詞があるが、とりあえず程度で、これも先に言ったが、キャラクターに合っていないものもあったきがします。

東映の「あゆと名雪の恋の物語」または「ヒロインたちの絆の物語」であったことに対して、京アニは「あゆの奇跡の物語」に落ち着いてはいたのですが、そう考えると、ほとんどの話が余分であることに気づいてしまいます。
これでいいという人はいいのかもしれませんが、ひとつのアニメとして考えるとあまりいいものではないと思います。

原作どおりであったのは確かに評価できるのですが、全体的に見ると「結局なにが言いたかったの?」と思わざるをえません。個人的には、評判はさしてよろしくない東映版に軍配を上げさせていただきます。
趣味の問題もありますが、シナリオに一貫性がないのがやはり痛かったと言うことでしょうか。

最後に各ヒロインの個人的扱いの感想を述べさせていただきます。

●あゆ
真ヒロインなのだが、実は半分程度しか出番がない。
中盤はほとんど顔見せ程度でしか出てこない上、まったく出ない回もあるため、なんも知らない人が見ると、なんであゆが締めなのかわからなくなる。

●名雪&秋子
単なる従兄妹と叔母。それ以上でも以下でもないため、特に目立たない。
ゆえに見せ場もないため、いるだけ無駄になり、原作ストーリーで展開が進むも、理由不明の立ち直りと奇跡の生存そして瞬間回復だったためお世辞にも扱いがいいとは言いがたい。思い切ってストーリーカットのほうがサブキャラとして栄えてたかもしれない。

●栞&香里
ほぼ原作どおり。が、栞の回復理由は不明。これに関しては東映版も同じなのだが、東映に関しては舞編舞踏会→栞編本編→名雪と祐一によって和解といったふうに、噛合わなくなってしまった姉妹愛が元に戻ると言うハッピーエンドをみせたが、京アニ版は栞が自販機に行った後いなくなるという不可解な終わり方のまま次の名雪編へ突入。ただ、香里の苦悩が描かれたのはよかったかもしれない。

●舞&佐祐理
東映版は二人の友情の物語だったが、今回はそれぞれのルートをやってしまったために特筆すべき見せ場が無い。
東映版の舞の自害を佐祐理が止めるシーン、そしてその時の「舞はいつも一人で決めちゃうんだから」という台詞が結構好きだった自分としては非常に残念な上物足りない。話数拡大で深く描けた程度である。ただ、舞に関してはあゆ編において重要なキャラとなった。

●真琴&美汐
ストーリーやっただけという不遇の扱い。最終回では姿は確認できたが、台詞はなく、最終話前に本物の沢渡真琴が出てくるも物語に対して貢献していない気がする。作品バランスを崩すだけの無駄な話だと思う。ただ、東映よりは鮮明にきちんと終わった思う。

●北川
出番大幅増!が、物語には深くは関わらないあたり話数分増えただけで実際の割合は変わっていないと思われる。
むしろ、CLANNADの春原のようにとりあえず付き合ってる感がついてしまったため、東映よりもマイナス。

●祐一
主人公。今回一番目立った。が、東映・ドラマCDになじんだ人にとっては声変わりはショック。
また、何に対しても優柔不断で常に冷静という一種矛盾した性格のせいか、非常に淡白で人間性にかける人物となってしまった。
祐一は私市さんしか演じれないと実感したものであります。

総合評価は先に言ったように「良い」。ベタ褒めするほどよくもなく、普通よりは面白いと言うことでしょうか。とはいえ、作品自体の世界に浸りたい人にはほとんど勧められません。ひとつのアニメをみるというよりも、各ヒロインのストーリーを楽しむには最適という程度です。「すべての物語はここでつながってたんだ」という特筆すべき点も無く、各ヒロインの物語が淡々と進んでいくのみ。

ちなみに、CLANNADの製作情報が放送されましたが、このKanonの脚本の第一話から最終話までの一本のアニメとして一貫性の無さを考えると、ヒロインごとのシナリオの完全再現は期待できても、一本のアニメとしては到底期待は出来ません。さすがの京アニもCLANNADはファンを喜ばせられないのではないかと。きついことを言えば、京都アニメーションにだけはCLANNADを製作して欲しくはなかったですね。

度重なる追記および長文失礼しました。
2007/03/18 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Chestnut 評価履歴[良い:99(60%) 普通:31(19%) 悪い:35(21%)] / プロバイダー: 2088 ホスト:1957 ブラウザー: 10878
京アニ版Kanon。最終話まで見ました。
【総合評価】
今更、細かい揚げ足取りみたいなことは書きません。

「最高か?」と問われたら、「AIRには劣るかな」と答えるでしょう。
ですが、作品としてはとても良かったと思います。

流石に、アニメなのでマルチエンディングが出来るわけでないので、名雪や栞や舞など、物足りない部分も確かに有りました。
ですが、全体としてみると破格の出来だと思います。
Kanonのゲームは、PS2版をプレイしその後にPC版をプレイし直しました。が、全体としてみると破格の出来で、これは「原作を越えた」アニメーション作品であると言っても過言では無いでしょう。
まぁ、比較対象の原作ゲームは1999年の作品で、既に、祐一が名雪達と再会を果たすまでの期間以上の時間が経ってしまっているので、比較相手が悪いような気もしますがね。

この、AIRと対極の「冬」を描いた作品。
主人公である祐一を初めとする登場人物たちが幸せにしている様子が見れそうな・・・そんな最終回でした。
[獲得推薦数:1] 2007/03/17 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by おきゃん 評価履歴[良い:104(83%) 普通:7(6%) 悪い:14(11%)] / プロバイダー: 3571 ホスト:3439 ブラウザー: 6389
最初は懐疑的に視聴を始めたKanonでしたが、涙を流した以上に得るものの大きい作品でした。
原作ゲームはプレイしておりませんので、原作のシナリオに触れる感想は他の方にお任せして
アニメだけを視聴した立場での感想となります。

【Kanonの世界観】
実は最終話を見終わった後、第1話からダイジェストでかいつまんで見直しましたが、
アニメではキーになっているのは「奇跡」というより「夢」や「救い」だと思いました。
物語がスタートした時点では登場人物たちは祐一の歪められた過去(記憶)からの現在にいます。。
その歪められた記憶と正しい(厳しく辛い)過去を繋ぐのは「あゆの夢」であゆの願いがかなった時、
本当の現実は動き出す。最初はファンタジーという世界観が矛盾からの逃げ道かと思われましたが、
この作品ではファンタジーは重く真摯な人間ドラマをソフトに見せる為に機能していました。

最終話を見てやっと第2話の冒頭シーンの窓が「現実のあゆ」の主観的な視野のシーン(病室)だと
気がつきます。(原作をプレイしているひとにはすぐにわかったシーンだと思いますが。)
祐一が何故、記憶があやふや(曖昧な)のかは、全て「あゆ」との7年前の過去の出来事に大きく
関わっていて、第4話で秋子さんはすでに気づいていますが、原作を知らない視聴者は
全く気がついていません。そりゃそうですね、祐一の封印された過去による改変された記憶と
現実しか視聴者には提示されてこないのですから。この時点では原作を知らない人は画面で
演出されている描写の緻密度とか巧妙な伏線には気が付きません(わたしは特に鈍いですから)。
こうやって見ると第6話までにかなりの情報が仕込まれていたことに後で気がつきます(^^;)。

祐一の記憶は子供の頃の心の傷で真実を真っ直ぐに見れない忘却状態になっていました。
忘れるというのは人間の合理的な記憶の機能かもしれない。しかし、都合の悪いことを棄てることは
大切な何かをも同時に棄てることになる。恐らく大多数の人たちは普通にそうして生きている。
現実に生きている人の殆どはファンタジーを現実的には信じていません。でも心の中では、奇跡、
夢の実現を願っている。信じていないのは、信じたい何かを忘れているだけ。あゆを夢から現実に
引き戻したのは真実を受け入れた祐一の一途で献身的な看護です。奇跡だけじゃ決してない。
ファンタジーを現実逃避にしなかったこの作品はやはり多くの人が支持する内容だと納得しました。
多くの涙とともに(^^;)。しっかりと現実を真正面にして向き合っているストーリーなのです。
決してファンタジーという幻想で現実を誤魔化さない、しっかりとした人間ドラマになっています。
アニメ作品(原作がそうなのかな)としてかなり練りこんであるシナリオじゃないでしょうか。

だた、第6話以降までに脱落する視聴者がでる危険があるプロット(原作の設定の問題)でもあります。
一見ぶっ飛んだ電波なキャラクターの表面的な部分だけが目に付いて重要なシーンが記憶から
サラリと流されてしまう危うい部分もあるのです。この前半で自分は東映版では脱落組みでしたが、
この京都アニメーション版ではテンションが下がりつつもなんとかクリアできたのはちょっとした
アニメとしての気遣い、演出、見せ方が上手かったからだと思います。そして第7話以降には、
幻想的な真琴の黄金に輝く夕日の丘のシーン、畳み掛けるような勢いのある舞シナリオ、派手では
ないがしっとり心に染み入る栞の告白シーンなど、万華鏡のような煌くシーンが展開されます。
最初から見直すと、ちょっとしたシーンでの何気ない台詞が心に強烈に届いて最初見たときには
感じなかったシーンでも強烈に涙が溢れてしまいます。きっとゲームでは、こうい繰り返しが
できるからより強い感銘・感動に繋がるのでしょうね。アニメはその点はちょっと弱いですね。

【アニメKanonのシナリオについて】
シナリオですが、良く出来ていたと思います。原作ゲームとアニメでの大きな違いは時間的制約に
あると思います。ゲームのシナリオには基本的に時間的な制約はないですが、アニメでは限られた
時間の中でシナリオを昇華(消化)しなければいけない厳しい制限があります。
ゲームはプレイヤーに許された時間だけが制約になりますね。しかも、ゲームでは時間を簡単に
遡ったり、並列的な矛盾を抱えていたとしても一つのルートで矛盾がなければプレイヤーは
納得します。マルチキャラ・マルチエンディングという多分岐が前提条件として許されています。
このマルチキャラ、マルチエンディングはアニメという時系列の制約されたメディアでは非常に
表現し難いと言えます。ハーレム的美少女ゲームを原作とするアニメ化の一番難しい点だと思います。
逆にいうとこの作品はそれを上手く表現できた、表現しきった優れた作品だと思いました。

【自分にとって特に印象的なシナリオ】
やっぱり一番よかったのは栞のシナリオですね。このアニメを見て本当によかったと思いました。
このときの音楽は栞の台詞とともに特に印象的に残っています。

【最終話】
最終回前にかなり涙を流していたので、最終回は比較的、心穏やかに見ることが出来ました。
特に栞の制服姿の笑顔を最後の最後に見ることができて、本当に心の安息を得ました。
もしかしてお墓参りのシーンとかだったらどうしようかと本気で心配(不安)だったのです(原作を
知りませんからね(^^;))。全ての不安材料が払拭される理想的なハッピーエンドでした。
あまりにも理想的すぎる感じはありますが、これはファンタジーです。
夢が叶う、奇跡が信じられる世界での出来事です。視聴者も「救われ」ました。

特にラストシーンで切り株の背景に居るキツネですが、わたしは真琴だとは思いませんでした。
ここで第10話の天野美汐のラストの台詞が自分の心に大きくよみがえりました。

美汐「春になればまたあのコ(キツネ)たちは丘を走り回るんでしょうね・・・(中略)」
「もしかするとこの街の人間の半分くらいがあのコたちなのかもしれませんよ・・・(中略)」
「でも、あの丘に住むキツネがみんな不思議な力を持っているとしたら、そんなあのコたちが
沢山集まったとしたらとんでもない奇跡を起こせる・・・ということになりますよね?。」
祐一「何の話だ?」
美汐「夢ですよ、夢」
第10話のラストシーンの美汐と祐一の会話は、さりげなく、しかしこのストーリーの根幹を突いた
部分を実は視聴者にあらかじめ見せていたのですね。うまい展開の仕方だと思います、やられた。

当初思っていたよりずっと素晴らしい作品で素直に感動しました。音楽も素晴らしい。
もう限りなく最高!なんですが、次のCLANNAD-クラナド-のへの期待を込めて「とても良い」です。
p.s.ごめんなさい、かなりカットして出来るだけ短くしもまだ長い文章ですみません(^^;)。
それだけ語れる作品なんですよ。繰り返し見たくなる作品なんですよ。
2007/03/17 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 冬眠したい 評価履歴[良い:32(57%) 普通:7(12%) 悪い:17(30%)] / プロバイダー: 45073 ホスト:44897 ブラウザー: 4184
放送が始まる前までは今更な感じもしていたのですが京アニはやっぱり期待を裏切りませんね。あのクオリティーを2クールしっかりと維持させたのも驚きですが原作で微妙だった所を上手にアレンジさせながら5人のヒロインを同時にこなしたマルチエンド方式としてはベターに終わらせることが出来ましたし。東映版で不満だった所はほぼ解消したしこれで晴れてアニメ版kanonの完成が見られたと思います。
2007/03/17 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 宇宙刑事ジャンギャバン 評価履歴[良い:823(33%) 普通:1031(42%) 悪い:606(25%)] / プロバイダー: 33223 ホスト:33285 ブラウザー: 6287
ふむ・・・・ついに終わりましたな。約2クールかけて原作のあゆシナリオを主軸に各ヒロインの物語を絡め、どうにかこうにか全員救われましたと。

交通事故に遭った秋子さんが助かり、栞の病気も全快。舞と佐祐里も卒業式前に退院・・・・んで、植物状態であったあゆも最後に意識を取り戻し・・・・。

ご都合主義といえばそれまでですが、本作は「奇跡」の物語ですからな。それで良いのです。

最後の場面で切り株が映されますが、あの影にいたのは狐、ですな。おそらくあれは・・・・。

まあ、約半年、楽しませてもらいました。
2007/03/17 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ミルグル 評価履歴[良い:242(72%) 普通:92(28%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 20685 ホスト:20713 ブラウザー: 6287
原作未プレイ、全24話視聴、東映版は視聴していません。

京都アニメーション制作、2クール構成でのリメイク、期待以上のクオリティでした。
1クールだった「AIR」よりははじっくり描写出来ていました。
「AIR」のほうが爆発力はありましたがこちらは2クールという尺を上手く使い
視聴者に「Kanon」の世界観や各キャラの心情を理解しやすくし安定した作りでした。

作画・背景
京都アニメーションということで一番安心出来ました。
作画にうるさい人でなければそんなに気になる点もなかったと思います。
それ以上に驚いたのは雪景色などの街並みの描写でした。
麦畑、草原、噴水、吹雪の描写、また最終回での夜の街、春夏秋冬の景色など
思わずため息がでるほど美しかったです。

動画
各キャラの動きが細かく表現されていました。
魔物との戦いがメインだった舞シナリオは迫力がありましたし
姉妹の心理が肝だった栞シナリオではなるほどと思わせるような描写もありました。
12話での舞踏会でのダンスや15話で舞が花を蘇らせるシーンも見入るものがありました。
声優さんの演技も相まって動きの部分はすごく良かったです。

音楽
OP・ED含めBGMは場面に合っていて良かったです。
キャラの台詞を一層引き立てたり、ストーリーに深く入り込めました。

シナリオ構成
本来個々にあるシナリオを一本のストーリーにすることは難しいと思われます。
が、それを2クールという尺で独自の解釈を含みながら描写出来ていたのはさすがです。
一本のストーリーにすることにより出来る描写やあゆシナリオでの祐一の苦悩の表現は
これまでの出来事があったからこそ出来るものであり重みが伝わりました。
各シナリオに移るときに少し矛盾した部分もありますがそんなに気になりませんでした。

最終回
これまで退場していたキャラが全員そろって大団円というのは王道的であり
何か上手くいきすぎではというのもありますが一番スッキリしていて無難だったかもしれません。
23話まで重体だった秋子さんがぴんぴんしてたり、あれだけ病気と言っておきながら元気に
学園生活に戻っている栞については途中の過程でリハビリや闘病生活をしている場面が欲しかったですね。

総合
半年間楽しんで見ることが出来ましたし最後もハッピーエンドで締めてくれました。
評価は甘めかもしれませんが「最高!」とします。
泣きゲーの元祖と呼ばれるに相応しい出来でした。

余談
毎回サブタイトルがクラシックの曲になっていることにとても興味が持てました。
何故この曲を選んだのかを考えてみると面白いですし深くストーリーを考えることが出来ます。
2007/03/17 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by に〜ぷ〜 評価履歴[良い:61(62%) 普通:0(0%) 悪い:37(38%)] / プロバイダー: 474 ホスト:4 ブラウザー: 5234
全24話視聴終了。原作は未プレイ、東映版は視聴済みです。東映版との比較ありまくりです。

【良い点】

京都アニメーションが制作するということで、放送前から注目度の高かったこの作品。
持ち味の高クオリティが遺憾なく発揮されていました。
2クールのためか他の京アニ作品ほど圧倒的ではないですが、十分なクオリティの高さでした。
動画は相変わらず良く動きますし、雪国の生活観の表現も良くできていたと思います。
また、東映版に比べキャラデザインが万人向けになっています。クセがかなり薄くなりました。

ストーリーに関しては東映版とほぼ同じです。まぁ原作が同じなので当然といえば当然ですが。
今作は2クールなので、東映版に比べキャラのエピソードを掘り下げているところが見所でしょう。
追加されているエピソードが結構あり(佐祐理さんの話など)話を深く作ることができていたと思います。
話数が2倍近くに増えましたが、あまりだれることなく話が進んでいたのもOK。
1クール目はちょっとゆっくり過ぎでは?と思いましたが、全体のシリーズ構成に大きな問題はなかったです。

主題歌と劇中音楽も作品にマッチした曲を使用していて雰囲気を高めていたと思います.

【悪い点】

高クオリティは大きな評価ポイントですが、過剰演出に感じたところが1箇所ありました。
それは、秋子さんが交通事故にあうところ。
見ていて怖いくらい激しい事故の描写でした。絶望感は伝わりましたが…
不謹慎ですが、あれでは意識が回復したことよりも即死しなかったことが奇跡では…どうもやりすぎ感が残りました。
ここは直接的な描写でない方が良かったと思います。

序盤の伏線の張り方があまり上手でないこと。
例えば舞と佐祐理さんのレジャーシートを見つけるところ、これはなくてもいいかと。もしくはもっと工夫を…
他にもわざとらしく感じる伏線の張り方が気になりました。

ヒロインのエピソードにファンタジー要素の強い話が多いところ。これは東映版と共通の難点。
ファンタジーなのは構いませんが、世界観がファンタジーと無縁なので若干浮いてしまいます。
「実はキツネ」とか「モンスターと戦う」とか…方向性がよくわからなくなります。
エピソード自体は良いものが多いので、ファンタジーの世界観をしっかり作った上でやるほうが馴染めたと思いました。

祐一の声優の変更。
すぐに慣れましたが、どちらが合っているかと聞かれたら個人的には東映版です。

最終回があまりよくないこと。これは結構な痛手。
23話の名雪のセリフに「私、強くなるよ」というものがあります。
これは秋子さんの事に前向きに向き合うことを意味しているセリフだと思います。
しかし、最終回には向き合った描写がなく、いきなり秋子さんが回復しています。
これでは23話の名雪の進歩が薄くなってしまいます。意識回復までの過程の描写は欲しかったところ。
東映版で名雪の扱いが酷いとよく言われていますが、京アニ版もちょっと…
あとは解釈次第で最終話の受け取り方が大きく変わること。
焦点が合っていないとはいえ、最後の切り株の奥に見えるアレは…

【総合評価】

評価は「良い」とします。
クオリティと掘り下げはとても大事だと思うし、よくやっていたと思います。
ですが、新たに引っかかるところがあったのも事実。
楽しめた感では東映版とそれほど変わらなかったというのが本音です。
2007/03/17 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 春美 評価履歴[良い:114(70%) 普通:16(10%) 悪い:32(20%)] / プロバイダー: 8239 ホスト:8376 ブラウザー: 2409
素晴らしい作品でした。
しかし、以前の京都アニメーションの「AIR」と比較してみた場合、どうしても微妙に思えてくる箇所がいくつかあったので、評価は「最高」ではなく「とても良い」とさせてもらいました。

【良い所】
この作品の魅力はなんと言っても、美麗な作画と細部までよく練りこまれたストーリー構成、繊細な音楽です。

・作画
他の方の評価にもあるように、作画に関しては「流石は京都アニメーション」の一言に尽きます。
「手抜き」と言う単語を一切感じさせない綿密な背景描写、画面内を縦横無尽に駆け回るキャラクター、さらには作品全体に漂う物悲しい空気と日常の明るい雰囲気を、太陽や月の「光」を使うことで見事に表現していました。
特にあゆと出会う「夕焼け」、舞と出会う「月明かり」はとても印象に残っています。

・ストーリー
基本的に原作に忠実な物語展開をしつつ、京アニならではの独自解釈で補完を行った栞シナリオが素晴らしいと思いました。
原作の段階では、良く言えば「王道」の、悪く言えば「ありきたり」な、ストーリーであった栞シナリオを、入院しているあゆの存在と被せることで、メインの物語を支える話にしたことには脱帽しました。
また、舞・真琴の「既に奇跡が起きたことが前提で成り立つ物語」とは異なり、「これから奇跡が起きるかどうかの物語」を強く意識させ、あゆが未来を語る、最終回のラストシーンを引き立たせる役割を持たせたことも評価したいです。

ヒロイン全員をほぼ均等に取り扱ったため、よけいな波風が立たなくて良かったと思います。
一番難しい名雪の位置付けも以前の東映版と比べ、無難に仕上がっていました。

・音楽
原作の音楽の良い点を上手に伸ばしていました。
視聴者に物語を素直に感じ取ってもらうことを目的とした本作において、華美にならない程度にひとつひとつの場面に相応しい音楽が流れていました。
特に、オープニング・エンディングの「Last regrets」「風の辿り着く場所」が素晴らしい。

【悪い所】
最終回を綺麗に纏めるため、さらにはメインヒロインのあゆを引き立てるためにこの世界は「あゆの見ている夢」という解釈の可能性を持たせ、奇跡のバーゲンセールを起こしたことで、作品が安っぽくなってしまいました。
唯一バットエンド風の真琴に関しても、ラストカットの狐が気になり、やはり「人間にはなれなくなったが、沢渡真琴であった狐は生き延びた」という奇跡が起きたことを示唆しています。

あとは、2クール構成だったので比較的日常パートを多めに取り入れていたものの、その辺りで退屈に感じてしまう場面が何度かありました。


万人ウケする作品ではないですが、特定の人にはこよなく愛されるアニメです。
「Kanon」という作品をアニメ化するという意味においては「最高」をあげても良い作品だと思いました。
2007/03/17 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by スペ9 評価履歴[良い:531(73%) 普通:102(14%) 悪い:98(13%)] / プロバイダー: 19247 ホスト:19024 ブラウザー: 5623
何に物言いを付けろと言うのか?日本のアニメーションの常識的レベルをあっさり覆す映像表現の奥深さ
に舌を巻くしかない。

東映アニメ版だって決して悪い物ではなかったのだ。だが