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[アニメ]人狼


じんろう / Jin-Roh (the wolf-brigade,Jinrou,Jinro,Jinroh)
アニメ総合点=平均点x評価数603位/3,702作品中(総合40/偏差値52.70) 602位<= =>604位
アニメ平均点(評価10個以上限)618位/2,044作品中(平均1.25=良い/32評価) 617位<= =>619位
2000年アニメ総合点19位/95作品中 18位<= =>20位


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監督: 沖浦啓之 原作・脚本: 押井守 音楽: 溝口肇 音響監督: 若林和弘
キャラクターデザイン: 西尾鉄也 沖浦啓之 作画監督: 西尾鉄也 車輌設定: 平松禎史 銃器設定: 黄瀬和哉 効果:野口透 製作:バンダイビジュアル

キャラ/声優
伏一貴:藤木義勝 雨宮圭:武藤寿美 辺見敦:木下浩之 室戸文明:廣田行生 半田元:吉田幸紘 巽志郎:堀部隆一
阿川七生:仙台エリ 安仁屋勲:中川謙二 自治警幹部:大木民夫 塔部八郎、ナレーション:坂口芳貞
日本 開始日:2000/06/03(土)
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最終変更日:2006/03/18 / 最終変更者:TCC / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2012/05/11 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 25243 ホスト:25369 ブラウザ: 9566
【総合評価】
押井守さんだけあって、話を広げすぎて収拾つかなくなったりしないし、派手な画像や過剰な表現でお茶を濁す事無く、きちんと話が終わっていて気持ちがよい作品だと思います。最初は殺伐とした世界観や淡々と繰り広げられる闘争などに引き込まれて、段々ストーリーが進むと、なんだか切なくて悲しい気持ちになりました。当時はやたらと斬新なアニメ映画がちやほやされて、とにかくアクションの動き以外は見所無しという様なおかしな作品もたくさんありました。そんな中でこの作品はとても印象に残っています。

2011/03/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:21(75%) 普通:5(18%) 悪い:2(7%)] / プロバイダ: 25209 ホスト:25121 ブラウザ: 7472
IG、作画アニメ、押井作品ということで視聴。

【良い点】
・淡々と進むストーリー。
90分で物語がしっかりと進んでいるのですが、全体的に暗い作調が世界観や雰囲気を作り出していて、のみ込まれるように見ることができました。
・作画
有名アニメーター陣をそろえているだけあって作画アニメとしてみるに値する内容でした。
モブキャラも含め、人の動きがとてもきれいで、繊細な動きをしています。

【悪い点】
上げるようなことは特になし。

【総合評価】
見終わった後に感じたのは凄い押井守臭でした・・・良くも悪くも。
はっきりと世界観などを説明しない押井観は戦後の組織対立を中心に物語が進むこの作品では向いていなかったと思うし、背景を説明してもらった方がもっと楽しめた気がします。
それでも90分で映像、音楽、ドラマ・・・いろいろなものを見せてくれる良作でした。

[推薦数:1] 2010/08/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1259(50%) 普通:630(25%) 悪い:631(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
【良い点】
正義が誰にも、どこにもない点。
序盤の淡々としたキャラクター描写から始まり、あの衝撃のラスト。秀逸です。

政治イデオロギーは極力、抑えられている点も良いです。

【悪い点】
訓練時に強化服の特性について言及されているにも関わらず最後の戦いで生かされていない。

【総合評価】
戦後のパラレルワールド作品。ひょっとして「今川版ジャイアントロボ」や「RIDEBACK」にも影響を与えたかな?
序盤こそ反政府組織対政府側の武装集団という形で始まりますが
首都警対自治警、公安部対特機隊(人狼部隊)、伏対辺見と物語が推移するに従い
映像の焦点がマクロレベルに絞られていき、視聴者のテンションも上がっていきます。
特に主人公・伏は感情表現に乏しく心理描写も比喩的な映像の演出が用いられ前半はキャラをかなり掴みにくいのですが
裏で行われていた内部抗争、諜報戦の全貌が明かされるのに伴い、どんな人物でどんな葛藤を抱えていたのかが飲み込めるつくり。

そして、これが圭との二点三点する関係にも影響しています。
殺伐とした世界で生きてきて真っ当な死に方をしない二人。
「せめて誰かの美しい思い出になりたかった」という彼女の願望は最後に半分だけ満たされます。
赤頭巾の童話を口ずさみながら伏にしがみついてくる圭。
どのみち殺されるのなら、せめて伏の中に「トラウマ」という形の思い出になろうとするのは
騙すつもりが逆に自分を騙していた男への愛か、復讐か?伏は完全な獣になるのでしょうね…。
「とても良い」よりの「最高」で。

2010/03/09 悪いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 20820 ホスト:20825 ブラウザ: 9827
【良い点】・赤頭巾の話を織り交ぜた内容。・最後の圭の感情を爆発させたシーン。
・戦闘シーン。

【悪い点】・登場人物の感情がわかりづらい。・テーマの範囲が狭い。

【総合評価】

あまりオススメはできない。プロダクションIG特有のクオリティの高さは
顕在してるが、イノセンス程の深い内容は無く、あくまで主人公と女性の個人的な
レベルの話に最後は留まっているのでもやもやする。

2008/09/20 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:415(64%) 普通:131(20%) 悪い:98(15%)] / プロバイダ: 23974 ホスト:23917 ブラウザ: 6342
これほど、心に突き刺さったアニメ映画は他に無いかも知れません。
人間と触れ合った獣の物語の結末は悲劇でしかないというのが、心に突き刺さりました。

狼と赤頭巾の童話との対比には、すばらしいものがあります。

個人的には、こういった暗い雰囲気の作品には「最高」をつけたくないという、抵抗感があるのですが、つけざるを得ないぐらいに心に突き刺さった作品でしたのでこの評価にしたいと思います。

2008/06/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:166(69%) 普通:4(2%) 悪い:69(29%)] / プロバイダ: 9702 ホスト:9807 ブラウザ: 8090
漫画版も読みましたしアニメ版もしっかり見ましたが(映画版もありましたよね)、押井氏の全共闘テイストを予備知識として持っていないと少々辛い作品ではないかというのが正直な感想です。

本作は第二次世界大戦後に、日本がドイツのように分割統治されているという状況下での60年代から70年代の日本をを舞台とした、ダーク作品だと言えると思います。

私自身の近しいものに機動隊員や自衛隊員もいるのですが、21世紀の「公権力の暴力機構」たる彼等にしてみれば、「この役割は到底応じきれないな」というのが正直なところだろうと思います。

過度にリアルな「公権力の暴力機構」であるケルベロス。その魅力は絶大ですが、個人的に後味が悪すぎる作品だと感じています。

以下少々ネタバレ御免ですが、主人公「人狼」は「赤ずきん」と逃亡すべきだったと考えています。例えその結果が悲劇的なものだったとしても。

赤ずきんが気の毒すぎて少々ブルーになります。作風またはストーリー的には好みではないのですが、アニメーション映画とししては一級品であることは揺るぎないと思いますので、評価は「良い」とさせていただきます。

2007/09/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:547(70%) 普通:101(13%) 悪い:136(17%)] / プロバイダ: 18453 ホスト:18387 ブラウザ: 8964
舞台は架空の戦後の数十年後の世界。
現在とはまた違った犯罪とテロ、首都警察との戦いを描く作品だが、首都警察の主人公の心を童謡の赤頭巾と対照させた作風だ。

全体を通して非常に暗い作品であるが、ドラマとしては秀逸。
童謡『赤頭巾』を一人の人間と一人の少女として重ね合わせた構成。
非常に面白かった!
ダークで淡々としてアニメとしては普通の映像美だけど、ストーリーが良かった。

構成や風呂敷の広げ方など上手い!大人版『赤頭巾』と言うか、だいたい想像出来るだろうけど、先まで楽しめて見れた。

R-12だから描写的にはきついところもあるが、世界観など非常に良く出来ている。
まぁ内容的にもアニメでしか表現できない!と言うわけじゃないのでこの手の映画は実写で見るとより一層キャラクターの心情など伝わってくるんじゃないかなと思う。

押井さんの脚本なのか、個人的には対話するシーンとか結構好きだ。
博物館でのシーンとかそそられる。

結局狼は狼のままなのね。
そこら辺はわかったけど、少し台詞がくどかった感じが強い。

2007/08/26 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 4708 ホスト:4427 ブラウザ: 4184
Production.I.Gさまさまのクオリティの高い映像で、地味だが重厚な世界が出来上がっている。
結末はいい意味で裏切られておもしろいのだが、そうなる過程が不明瞭な部分があるところが残念だ。最後にはっきりとした描写がないところは意気な計らいなのかもしれないが、この作品については逃げのように感じてしまう。狼は人間にはなれないというところをガツンとやってほしかった。
ただ、救いがないので後味は悪い。

[推薦数:1] 2007/08/14 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:59(32%) 普通:1(1%) 悪い:124(67%)] / プロバイダ: 8320 ホスト:8317 ブラウザ: 4483
ドイツ軍に占領されたという設定が、本編では一切台詞には出てこないので普通の人は分からなかったはず。
押井は不親切だな。とか思っていたけどこれは意図的かもしれないな。そもそも人狼とは
ナチスのヴェアヴォルフから来ている。プロテクトギアのヘルメットがドイツ兵のだしね。
銃器も殆どが、ナチスがWW2で使用していたもの。人狼部隊がメインアームとして使用している機関銃は、
ドイツ軍が誇るMG42。サブアームはC96。FG42も出てくる。流石は軍事オタクの押井守。
訓練でも世界初の本格的アサルトライフルであるStG44が登場しました。
対するセクトのメンバーは主にKar98k、MP40、パンツァーファウストなどを使用してます。数カットしかありませんが、
イギリスのステンMk2も出ます。「何故イギリスのサブマシンガンが?」と疑問を抱きましたが、
これはミスではありません。人狼ではドイツ、イタリア枢軸国と日本、イギリスの連合国が戦っていたんですね。
ちなみにアメリカはモンロー主義を貫き、戦争には参加しなかった。ちょっといじり過ぎかと思うが、
フィクションなのでこれもありなのだろう。あえて台詞による理解を避けるのは押井らしい。
これらの設定を知った上でまた観るとさらに面白くなると思う。

2007/03/04 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:226(41%) 普通:144(26%) 悪い:183(33%)] / プロバイダ: 13586 ホスト:13662 ブラウザ: 3875
ま〜た眠くなるような話を・・これ書いたの間違いなく押井守だろと思ったらやっぱりそうだった(笑)
観る前は、ドンパチものだと思ってたのに全然違ってた。
昭和30年代を思わせるような空気と 闘争で引き裂かれた男女の恋愛ドラマでした。
しかしハードボイルドすぎてついていけない・・時代背景とか首都警とか人狼とか設定はかっこよくおもしろそうなのに、結局は警察内部のいざこざか。にしても女が警察に協力した理由が釈然としない。
・・・・がこれも何年かした後でまた見ると違った感想になるのかな〜『普通』にしておこう。

2006/12/03 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:44(39%) 普通:61(54%) 悪い:9(8%)] / プロバイダ: 10902 ホスト:11100 ブラウザ: 6363
話の内容は楽しんで見れるものではないですが、映像作品としては素晴らしいものがあるのではないでしょうか。
見る者に対して思考する事を要求する作品。良い意味に捉えると、深い。悪く捕らえると、押し付けがましい感じはしますね。

一作品としてみた場合、ストーリーの内容とエンターテイメント性とのバランスがやや悪いと感じる部分はある。好き嫌いは分かれるでしょう。

2006/09/29 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:159(49%) 普通:109(34%) 悪い:57(18%)] / プロバイダ: 51706 ホスト:51711 ブラウザ: 6287
押井監督劇場版アニメ作品。

グリム童話の「赤ずきん」になぞらえた展開が印象的。
夢の中で、狼が女性に向かって喰いかかっていくとこなどのシーンは少し怖かったですが。
もうひとついえば、主人公達のケロベロス隊も怖かったかな。
地下に逃げ込んだ人の前に突然現れるとこなど特に。

Production.I.Gがつくっているだけあり、画像に乱れもなく、銃撃戦、また民間人が
デモを起こしているシーンなどは、派手さはないが、よく出来ている。

ただ、最後はどちらかというとバッドエンド。
本来の「赤ずきん」はハッピーエンドだけど、この作品では「赤ずきん」の物語の
中盤までの暗い部分を持ってきたイメージが大きい。
個人的には受け入れがたい終わり方ではあるが、これもひとつの形かな。

「赤ずきん」を持ってくるあたり、海外を意識したかなと感じる作品。

2006/07/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:59(63%) 普通:8(9%) 悪い:27(29%)] / プロバイダ: 36673 ホスト:36648 ブラウザ: 4483
最高と言いたいけど、ちょっと不満なのは押井さんの脚本で味のある「都電娘」とかのギャグがあったのですが、
それを気がつかずにシリアスに描きすぎて、殺してしまったところです。
ちょっとこれは押井さんにとっては不満なのかもしれない。他にもギャグパートがあったのかもしれませんが、
それは分かりません。
ただそれは抜きにしてもこれだけのクオリティーは、他にジブリアニメにしかない感じがします。
しかもそのジブリでもCGになってるのにセルアニメにこだわりここまでできるとは、中浦さんと言う人は
すごい人だと思います。

で作風もなんとも悲壮感が漂っていてニヒルでかっこいいと思います。
30年代の東京の映像がなんともリアルでとても美麗でいいです。
結局ヒロインを殺さなければならない選択をしなければ、ならなかったのですが、あの銃は結局彼が殺せなかった
ことを意味するのでしょうか。殺さないと粛清される運命だったのか、それをおやっさんが助けたのか、
それとも殺せず粛清されたのか、その辺は謎のままです。

評価は最高に近い『とても良い』で

2006/04/06 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:85(70%) 普通:7(6%) 悪い:29(24%)] / プロバイダ: 27878 ホスト:27721 ブラウザ: 5234
アニメ映画のエンディングで放心状態になったのは初めてでした。
爽快感を感じるシーンなどは一切なく(そもそも主旨として表現したいことが違う)、「赤頭巾」の童話を軸とし、主人公の伏と赤頭巾の触れ合いが中心。その中で、冷徹な獣と人間性の間で揺れ動く伏の内面を比喩的な表現で描ききったのはさすが。
銃撃シーンはI.G.の十八番。文句なしです。
構築された世界観も地味ながら土台がしっかりしているために物語の中に入っていきやすかったです。
最後まで「犬」でしかなかった伏。あの引き金を引いてしまった彼は、もう完全な獣になってしまったのでしょうか。
エンディングのもの哀しげな歌声から、溝口肇のチェロが奏でるメインテーマへの流れは鳥肌が立ちっぱなしでした。
押井守、脚本良いの書けるじゃないか!
イノセンスも、こういう脚本だったら良かったのに。

2006/02/27 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 41602 ホスト:41599 ブラウザ: 4925
私はこの作品は押井繋がりで見ました。最初から最後まで暗い感じのお話で、それに作品の雰囲気がぴったりでした。後半直前の落としどころには驚きでした。やはり人間の皮をかぶった狼だけに、やることは人間じゃあないナーと思いました。でも全体のストーリとしては本当にすごいです。こんなことを考えながらアニメを作る日もいるんだなーと感心しました。

2005/12/13 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(51%) 普通:6(17%) 悪い:11(31%)] / プロバイダ: 41331 ホスト:41239 ブラウザ: 3647
前半は何が伝えたいアニメなのかも理解できずに話に置いていかれそうになりましたが、
終盤に近づくにつれて、ぼやけていた視界が急に晴れていくように魅力がでてきました。
淡い地味な色彩にまとめた映像は美しく思いました。
しかし主人公の気持ちは見えにくく、感情移入しにくいアニメです。

[推薦数:1] 2005/09/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:99(99%) 普通:1(1%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2749 ホスト:2351 ブラウザ: 6251
太平洋戦争復興後の架空の東京を舞台に、治安部隊隊員と女性との、哀しいつながりと宿命を描いた、
社会派心理劇。海外を中心に受賞多数。原作は押井守のコミック「犬狼伝説」だが、本作では押井は
(脚本の筆はとったが)プロデュース側に回っていることに留意。
本作は本質的に純粋な人間ドラマであるが、同時に彼らが生きる社会そのものを描いた作品でもある。
その社会を治安という一面から特徴付けてゆくため、いささか偏った描写になるきらいはあるが、
「ありえた過去」としての日本の戦後社会をここまで精緻かつ生命あるものとして描いたことは、ア
ニメーションという表現媒体の究極の到達点の一つだと思う。それをまず描画というアニメーション
の最も基本的な部分で成しているところが、本作の最大の魅力。その重厚な土台の上にキャラクター
やBGMが緻密な演技をしているため、表面上の物語の難解さとは別の次元である種の芸術的明快さが
存在する。本作が日本よりむしろ海外(特に欧州)で高い評価を受けていることは、アニメーションを
消費財と同等以上にアートとして捉える文化土壌の存在が大きいかもしれない。
作戦中に遭遇した事件がもとで懲戒を受ける主人公(伏)と、その事件を鍵にいつしか彼の側に近づく
女性(圭)とが、ごく自然に心のひだを重ね合わせていく様子は、純文学の傑作を読んでいるかのよう
な心理表現の巧みさに心を奪われる。二人を動かす仕掛けと、彼らが背負う「さだめ」が次第に明ら
かになるにつれ、こんどはそんな舞台を生み出した本作の社会描写の巧みさに圧倒される。その社会
を懸命に生きる各キャラクターの姿が、善悪を越えていとおしい。
自分たちのさだめを受け入れざるを得ないと知りつつも、なお抗おうと願う伏と圭を結びつけるのが
「赤ずきん」という設定が基本となり、本作の多層性が生み出されているが、この構成はお見事。大
詰めでこの童話を絶叫する圭の姿が画面上では見えないというレイアウトが、残酷なまでにこの多層
性を見せつける…描かないことで主題を浮き出させるという演出に筆者は酔いしれました。
セル彩色の風合いを生かした重厚な作画が、絶妙の色彩設計とあいまって、作品の世界観を支えてい
る(これを見ると最近のCG彩色が味気なく感じてしまう)。キャラの影のつけ方を最小限に控えたこと
も、アニメーションならではのリアリティを生み出している。戦闘シーンはこれ見よがしの派手さが
なく、個人的には好感を持った。良質なBGMも、極限まで控えた使用に徹することで、作品を大いに
彩ってくれた。
万人が楽しめる作品ではないが、楽しみ方をご存じの方にとっては決して飽きが来ない作品だと思う。

2005/02/02 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:50(86%) 普通:5(9%) 悪い:3(5%)] / プロバイダ: 54551 ホスト:54617 ブラウザ: 4184
内容がちょっと難解で一度見ただけでは良くわかりませんでしたが、
アクション、銃声、武器選択は良いと思いました。
全体の雰囲気も良いですね。

いずれ、2度3度と繰り返して見ようとおもいます。

2004/12/29 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:82(49%) 普通:55(33%) 悪い:32(19%)] / プロバイダ: 17011 ホスト:16892 ブラウザ: 5234
こないだCSでやってたので見てみた。
主人公の何が「人とは交わることの出来ない『狼』」なのか、全く以って意味不明。
また、人を殺すのに何故あのような大口径の機関砲弾を何発もぶち込まなければならないのか?
どうにもこうにも。
「防毒面の兵隊さん」たちを活躍させたいだけなら、もうちょっと荒唐無稽なストーリーや設定にしたほうがよろしいのでは?

2004/08/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:59(32%) 普通:1(1%) 悪い:124(67%)] / プロバイダ: 22931 ホスト:22805 ブラウザ: 4483
グリム童話の「赤ずきん」をベースに、主人公・伏一貴が「狼」として生きる様を描く。
警視庁公安部の辺見はテロ活動に携わる雨宮圭を使い、首都圏治安警察機構を
潰すべく罠をかけるが、逆に特別機動隊・半田の術中にはまる。
シナリオの構成が傑出。伏一貴に「人間」「狼」という矛盾する2つの側面を与えつつ、
全体の論理的秩序が実に明確。三島由紀夫の「金閣寺」で、主人公が金閣寺に対して
絶対的崇拝と同時に激しい憎しみを感じているのと同じで、地下道で少女を
撃てなかったのに辺見を撃てるのは、伏一貴に人間と狼という矛盾した
2つの性質を与えているから。この矛盾によって伏一貴の苦悩を表現した。
緻密な構成とリアリズムが全体をミステリーとしての張り詰めた緊張感で満たし、
狼として生きるしかない伏一貴の嗚咽がずしりと響いてくる。溝口肇の音楽も素晴らしい。

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