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[アニメ]ギルティクラウン


GUILTY CROWN
アニメ総合点=平均点x評価数2,821位/3,702作品中(総合0/偏差値47.12) 2,820位<= =>2,822位
アニメ平均点(評価10個以上限)1,540位/2,044作品中(平均0.00=普通/32評価) 1,539位<= =>1,541位
2011年アニメ総合点128位/195作品中 127位<= =>129位


評価ポイント推移(横軸=評価数)
簡単投票
映像2.47(とても良い)19
音楽1.79(とても良い)19
声優・俳優1.63(とても良い)19
キャラ・設定1.00(良い)19
ストーリー0.37(普通)19
格好良い53%10人/19人中
美しい42%8人/19人中
考えさせられた37%7人/19人中
面白い37%7人/19人中
可愛い32%6人/19人中
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簡単投票の分布
利用状況
日本34,2714032
海外45700
最近の閲覧数
521536446
作品紹介(あらすじ)

2029年、突如発生した“アポカリプスウィルス"の蔓延によって、大混乱に陥った日本。
無政府状態となったこの国は、超国家間で組織された“GHQ"の武力介入を受け、その統治下に置かれることとなる。
のちに「ロスト・クリスマス」と呼ばれるこの事件をきっかけに、日本は独立国家としての体を失い、形だけの自治権を与えられ、人々はかりそめの平和を享受していた。

そして時は流れ、10年後の2039年。
鬱屈した気持ちを抱えながら、どこか世間に冷めた視線を送る少年の名は、桜満 集(おうま しゅう)。
天王洲第一高校に通う高校2年生の彼は、クラスメイトたちとも一定の距離を保ち、ただ漫然と、平穏な日々を送っていた。

しかし集の平穏な日常はある日、突然、打ち破られる。
放課後、お気に入りの場所で出会った、ひとりの少女。

<スタッフ>
監督:荒木哲郎
シリーズ構成:吉野弘幸
副シリーズ構成:大河内一楼
キャラクター原案:redjuice(supercell)
アニメーションキャラクター:加藤裕美
総作画監督:矢萩利幸門脇聡
メインアニメーター:浅野恭司千葉崇明
メカニックデザイン:竹内敦志
美術監督:竹田悠介
日本 開始日:2011/10/14(金) 01:15-01:45 フジテレビ(ノイタミナ枠) TV / 終了日:2012/03/23
[開始日詳細]
放送局
放送期間
放送日時
フジテレビ2011年10月13日 - 2012年03月22日木曜 25時15分 - 25時45分
関西テレビ2011年10月18日 -火曜 26時28分 - 26時58分
福島テレビ2011年10月19日 -水曜 25時35分 - 26時05分
新潟総合テレビ2011年10月19日 -火曜 26時00分 - 26時30分
東海テレビ2011年10月20日 -木曜 26時35分 - 27時05分
サガテレビ2011年10月21日 -金曜 25時35分 - 26時05分
さくらんぼテレビ2011年10月22日 -土曜 25時35分 - 26時05分
秋田テレビ2011年10月22日 -土曜 26時05分 - 26時35分
鹿児島テレビ2011年10月22日 -土曜 26時05分 - 26時35分
テレビ熊本2011年10月22日 -土曜 26時35分 - 27時05分
テレビ新広島2011年10月24日 -月曜 26時20分 - 27時50分
仙台放送2011年10月25日 -火曜 26時25分 - 26時55分
テレビ愛媛2011年10月26日 -水曜 25時05分 - 25時35分
岩手めんこいテレビ2011年10月26日 -水曜 26時20分 - 26時50分
テレビ静岡2011年10月27日 -木曜 25時40分 - 26時10分
BSフジ2011年10月29日 -土曜 26時00分 - 26時30分
公式サイト
1. ギルティクラウン [ GUILTY CROWN ]
Twitter公式
1. http://twitter.com/guilty_crown
オープニング動画 (2個)

My DearestMy Dearest
歌:supercell
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [補記] [ファン登録]

The Everlasting Guilty Crown
歌:EGOIST
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [補記] [ファン登録]
エンディング動画 (2個)

Departures〜あなたにおくるアイの歌〜Departures〜あなたにおくるアイの歌〜
歌:EGOIST
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [補記] [ファン登録]

告白告白
歌:supercell
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [補記] [ファン登録]
OP/ED以外または不明曲 (3個)

エウテルベ
歌:EGOIST
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [ファン登録]

エウテルベ 〜Silence〜エウテルベ 〜Silence〜
歌:EGOIST
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [ファン登録]

Departures 〜Blessing〜Departures 〜Blessing〜
歌:EGOIST
詞:ryo
作曲:ryo
編曲:ryo [ファン登録]
プロモーションビデオ (2個)

Guilty Crown PVGuilty Crown PV

Guilty Crown PV2Guilty Crown PV2
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2012/04/15 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: S・N / kunku / 提案者:みゆきちいいいいい (更新履歴)
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2012/05/11 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(40%) 普通:1(20%) 悪い:2(40%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21762 ブラウザ: 2019(携帯)
「とって」
差し出されたあやとり
あの時は取れなかったけど今度こそは―――!
少年は今、孤独の王となる罪の冠を被る

と、いうわけでギルティクラウンのレビューを書かせて頂きます
2011年秋、初めてPVを見た時に衝撃が走りました
同時期の注目度も原作人気もトップクラスだったP4やFate/ZeroよりもPV一つで期待度がひっくり返されましたね
まぁいわゆるボーイミーツガール物で昔逃げ出した主人公が再び選択を迫られて、今度は逃げずに立ち向かう王道のアクションバトル物なんですけど…
・主人公が序盤から全く惹かれない
ヘタレっていうのを表現したかったんでしょうけど表現方法を間違え過ぎ
“ただのクズ"と“後ろ向きな弱者"を同一視してしまったのが失敗
中盤は“冷徹な独裁者を振る舞う心優しい指導者"といった感じで表現しようとしてるのはわかるんですが…
うーん、いかんせん魅力がない
周りに流されてそうなったと取れなくもないのがまたなんとも
あ、でも「クズは区別しなきゃいけないんだ!」ってセリフは好きです(笑)
後半は…別人です
なんていうかついに封印されていた主人公の裏人格が解き放たれた感じです
いきなりの変貌に皆おっかなびっくり
主人公の成長の様子がいかんせんかっこ良くないし惹かれないのが問題
ただ描こうとしていた流れはわかる
・ロボットいる意味あるの?
この作品ロボットも出てくるんですけど…うーん
武力の象徴にしかなってないのが残念
もっとロボットを活かして欲しかった
最後のなんだっけ?なんかおっきいのなんか凄いラスボス!みたいなデザインなのにろくな活躍も出来ずに…
・トリトン(笑)
お前は生き返っちゃいけないやつだったんだ!
主人公の成長した姿とかつての憧れの対決を描きたかったんだろうけど…うーん
なんていうか、うん、ギルティクラウンを台無しにしたファクターの一つ
・総評
実はまだまだ色々とあるんですけどあんまり長くなるとあれなので
例えたら“松坂牛の肉を5kg用意したらまっずい肉じゃがになった"そんな感じ
設定、作画、BGM、構想、それらはよかったのに…
実はこの作品のOP曲、OPで聞いたらすごくいいんですけどフルで聞いたらイマイチなんですよね
この作品自体がまさにそれです
もっとしっかりした脚本、監督がやれば名作、神作になれたんだろうと思い、評価は“普通"とさせて頂きます

2012/05/01 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:84(39%) 普通:63(29%) 悪い:68(32%)] / プロバイダ: 19847 ホスト:19732 ブラウザ: 7726(携帯)
どこにでもいそうな男子高校生「集」が、ある日憧れの少女「いのり」と出会ったところから始まる異能力SFバトルアニメ作品です。

ノイタミナの作品ですが、普段のようなノイタミナ作品ではありませんのでご注意ください。

良かった点はまず作画です。普通のシーンはもちろん、バトルシーンの作画なども良かったと思いますし、崩れる、ということもありませんでした。

OPやED、挿入歌なんかも良かったと思います。

悪かった点ですが、前半と後半でかなりちぐはぐだったところです。

後半からは作品が変わったかのような印象を受けます。そのための前半部分だったはずなんですが、小さな伏線はあっても、後半のストーリーの核となる部分にはほとんど触れていないため、回想及びその後の展開がご都合主義に見えてしまいます。この流れは後半に入ってからも見られました。

キャラクターの日常みたいなものの描写がメインな前半なんですが、そのキャラクターそのものに関する描写や、心理描写が多かったとは言い難く、設定に関する説明のようなものもあまりありません。
個々のキャラクターの描写が自然と減っていった後半では、キャラクターの動きが、ストーリーというか、脚本に合わせて動いているだけのようにも見えてしまいます。

後半は陣営がいくつもあり、いろいろなシーンが広く浅く、テンポよく展開されています。よくまとめられて、「物語」になっていたのは良かったんですが、ただ、前半のツケが後半で払われることはなかったので、感情移入しづらいまま最後まで突っ切ってしまったというのが、少し残念でした。

評価は「とても悪い」です。
前半でその後の展開予想のミスリードを誘っているにしても、様々な描写が中途半端になっているため、結局後半にあまり生かしきれてない部分も多く、ちぐはぐな印象しか持てませんでした。悪い意味での超展開もあり、あまりオススメしません。

2012/04/21 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:0(0%) 普通:0(0%) 悪い:1(100%)] / プロバイダ: 15959 ホスト:15917 ブラウザ: 3413(携帯)
キャラデザの良さ、2クールの長い期間でも崩れなかった作画。この2点は今まで見てきたアニメの中でもトップクラスでした。
しかし、集や涯の気持ちの変化の動機がいまいち掴めず中身が無い風に思えました。なぜ葬儀社はあったのか。なぜ涯を生き返らせ敵にしたのか。なぜキャラクターをあんなに大量に出す必要はあったのか。(他に同じようなことを言ってる方もいますが自分も思ったので)と、とにかく「なぜ」が多い作品でした。吉野さん、大河内さんの悪いところだけを集めた作品に思えました。
でも、ハレが死ぬところはコードギアスのシャーリーを彷彿させて個人的には面白かったです。本当に最初の1クール要らなかったなぁ…。
歌は…個人的には茅野さんの声に合ってないから×ですかねぇ…。キャラクターに歌わせる形にするなら(本業の歌手だとしたら)声優さんに近い声の人選ばないと。

最終的に作画、キャラデザ、そして最初からダメアニメと言ってたのに最後まで見させる不思議な魅力wを差し引いて評価は「悪い」です。

[推薦数:5] 2012/04/15 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:0(0%) 普通:0(0%) 悪い:1(100%)] / プロバイダ: 4154 ホスト:3891 ブラウザ: 4642
「失笑」
この一言に尽きる。
近年でここまで初期の設定や目的と剥離して最終回を迎えたのも珍しいのではないか。
吉野弘幸の悪い所が全部出ていた作品なんじゃないかと思う。
以前の仕事で培ったライブ感だか何だかを大幅に勘違いした結果なんだろう。

特ヴォイド能力なんて人の本質などと大層な演出ぶった説明をしておいて
話が進むにつれ
どんどんその場に都合の良いだけの道具として方向性が曲がっていくのを見続けるのはあまりにも悲惨。
少なくともビジュアル化されたイメージだけではそうとしか見えなかった。
作画や演出の重要さとは本来こういう所で用いられるべきなのでは。

涯役の中村悠一氏が「涯が死んでから復活するまでの心情の変化を理解するのが難しかった」
とガンガンのインタビューでコメントしていました。
演じている本人ですら困っているものを視聴者に放り投げるなと。

ああでも一つだけ最初から最後まで変わらなかった事があります。

集。こいつは最後まで他人からコミュニケーションを受け取る大切さを理解せず、放棄する事を辞めませんでした。
精々自分が肯定されている時かいのりとの歪みきった恋愛感情に甘えている程度。
同級生や葬儀社の彼等がいつ友人になったのかとかそこまで信頼される仲だったのかとか
もうそういう過程を全然、どこにも、全く描写してない。
恐らく綿密に組んでいただろう初期設定をぶっ壊している理由の一つ。

何故、葬儀社の目的を初めからハッキリとさせなかったのか。
脈絡もなく庇う人間を出してまでダリルを生かした意味は?会長を裏切らておいて後始末もなし?
最終的に描きたいテーマを結実させる為の道筋なら多少の矛盾、粗も視聴者は受け入れるべきでしょう。
しかしその破綻を無視して評価できる許容範囲には限界があります。
22話分も付き合わせて頂いた結果なのですから尚更。

終盤にはなんだか唐突に聖人君子と化した集さんでしたが
どんなに劇的な境遇に巻き込まれても超人的な能力を手に入れても
自分そのものは何一つ変わろうとしない現代の若者を悪い意味で体現したような「クズ」でした。
(ワードフィルタに引っかかりましたが図らずも本編で挿入された単語なのであえて文章に加えます)
周囲の、その場その場で上の意見に迎合する我を持たないモブ同然だった名前付きキャラも含めて。

2012/04/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(79%) 普通:4(14%) 悪い:2(7%)] / プロバイダ: 11121 ホスト:10847 ブラウザ: 4643
映像がとてもきれいですね。キャラデザもすごく良い。
たまに出てくる女の子のピタピタ戦闘スーツもセクシーで好みですね。

ストーリーは細かい突っ込みどころはあるけれど、理不尽な弾圧に対抗
できる大きな力を持ってしまった集の葛藤や、イノリやレイの集への想
いなど、結構引き込まれて観てました。

物語の中でイノリが謡う歌も、何か幻想的で切ない感じがしてすごく良
かったですね。

まあ自分としてはこういうのはツボなので、評価は「最高」で。

[推薦数:1] 2012/04/02 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:30(59%) 普通:3(6%) 悪い:18(35%)] / プロバイダ: 8439 ホスト:8448 ブラウザ: 9930
作画やキャラクターデザインは本当に良いと思うんです。
この作品は何が言いたかったのかも大体理解できました。
しかし・・・・

多分脚本が良くないんだと思うのですが、キャラクターや事件が脚本の都合で動いている印象を受けました。
鬱屈な少年である主人公がヒロインに助けられ、多くの試練や理不尽に打ち勝って
能力のヴォイドを通して人の心に触れ成長していく物語ってのをやりたかったのだろうと言う事はすぐに分かります。

実際に見せ場と言える所では主人公の集はカッコイイような台詞を言います。
だから良い寄りの評価があるのもよく分かりますが、
そのためにストーリーが振り回されて、そこに至るまでの心情の描写や成長の過程がすっぽり抜けてしまっています。
そのせいで主人公の言うカッコイイはずの事は中身がスカスカで唐突なモノになってしまい、全く感情移入できませんでした。
2クールの間ずっとそれの積み重ねだったために、ずっと白けた気持ちのままで終わりました。

また、タイトルが和訳で「罪の王冠」である事からか主人公はずっと悪い事をしているかのような態度を周囲の人間から取られます。
ヴォイドランク制の時がまさにその最たるもので、
集がランク制に反対すると「甘い」「もっと現実を見て」と言う仲間ですが、
逆にランク制を始めると「やりすぎだ」「ひどい」と意見を裏返します。
ここのやり取りは見ていてシュール過ぎて寧ろ笑えました。

また、ヒロインがOPの歌詞にある台詞を言うシーンがありますが、ストーリーの内容に合ってませんでした。無理にそう言わんでも・・

まとめると「やりたかった断片的なシーンのために全てを犠牲にして台無しになった作品」というのが
この作品の抱える本質的な欠陥だと思います。

面白くなれただろうと予想できるだけに残念です。評価は「とても悪い」

[推薦数:2] 2012/04/02 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:95(70%) 普通:18(13%) 悪い:22(16%)] / プロバイダ: 49599 ホスト:49648 ブラウザ: 4241
第一に言いたいことは、この作品における序盤の煮え切らない展開は、後半でこの作品が本当に描こうとしているもののための布石だということです。序盤の展開で早々に見切りをつけてしまった方は、ぜひとももう一度最初から見て頂きたい作品です。

まず大前提としている点は、この作品はヴォイドという便利武器を使ったバトル作品でも、露出の高い女の子を愛でる萌え作品でもないという点です。現に、後半に行くにしたがってバトルに割く比重はどんどん小さくなっていきますし、女の子達は大体露出の低い制服を着ている事が多いです。この作品が本当に描こうとしているものは、ある一人の青年(集)が、青年期に陥りやすい落とし穴だとか、現代社会が持った病理を一つずつ乗り越え、一人の大人になるまでの姿を描いた普遍的な成長物語だと思います。これは丁寧すぎるくらい丁寧に描かれています。

序盤の集があれほどに煮え切らなかった理由は一つです。それは、彼が出来ないことをやらなかった(させなかった)からでしょう。当たり前のことに見えるかもしれませんが、実際これをきちんと守れている作品はそれほど多くありません。この作品には階段五段飛ばしで成長していくなんて都合の良さはありません。時折、集も土壇場で大活躍を見せることはありましたが、それも全て彼の持つ能力に支えられてのものでしかなく、その能力以上のことは何一つ出来ていません。彼自信はあくまで一歩ずつ地道に階段を上っていったのです。

この作品は最終的な集像ありきで作られています。開始当初の集が、最終的な集の姿にたどり着くにはどのような道のりを辿る必要があるのか、どうすれば自然に無理なくたどり着けるのか。そこを非常に重視した作品であるように思います。だからこそ、序盤で無理な成長を遂げさせるということをしなかったのでしょう。中盤以降で物語が動き出した際、集もそれに翻弄されることになりますが、序盤でコツコツと描いた成長の土台がしっかりとあったので、彼自身の成長の確信が持て、それが彼への期待に繋がっているように思います。

そのように考えていくと、序盤のあの媚びたような展開にも一応は納得がいきます。この作品における序盤の重要性は今述べたとおりです。中盤以降の集は前半部分に描いたものがなければ描く事が出来ませんから。しかし、前半部分のこの作品はもしも普通に描いたら、見ていて気持ちの良い作品にはなり様がありません。エヴァが出てこないエヴァの序盤を見せられる様なものです。皆さん冷静に考えてそんなものみたいでしょうか。でもしつこいようですが、あの序盤は中盤以降の集を描くことにおいて非常に重要なのです、その中で、とにかく見てもらうための苦肉の策として、ああいった現在のアニメの要素を中途半端に全てぶち込んだ作品になったのだと思います。ただそれが逆に原因になり、早々に切るための判断材料にされてしまったのは皮肉としか言いようがありません。でも少なくとも何かしら見られるだけの要素はあるはずです。いのりちゃん可愛いでもいいでしょう。ヴォイドつえーでも、絵が綺麗でも何でもいいと思います。とりあえずなんとなくでも見てもらえれば、自然と集の描写が蓄積されていくと言っても過言でないほどに、最終的な集像という観点から演繹的に見て、驚くほど統制の取れた脚本になっています。これはとても非凡な点だと思います。勿論、後半部分のために前半部分を犠牲にするのはどうなの?という意見はあるでしょう。何かしらのやり様はまだ何かあったのかもしれません。しかし、少なくとも中盤以降のこの作品が劇的に変貌を遂げたのは、前半部分に積み上げてきたものがあったからであったのは間違いありません。

冒頭に集の成長物語と書きましたが、そこをもう少し詳しく書くと、彼の成長とは己の魂の放浪と帰還。言い換えれば、自分自身の確固たるアイデンティティを築き上げることだったのではないでしょうか。人は様々な経験を経て己の人間性を築き上げていきますが、自らその人間性の枠から飛び出し放浪させてしまう時期が訪れます(いわゆるモラトリアム期)。その中で彼が囚われたのは、自分より他者の方が優れているという思い込みでした。この気持ち私も凄くよくわかります。しかし、そんなものは所詮無い物ねだりの幻想でしかありません。しかし、それは当事者からは気付く事が出来ないある種の呪いのようなものです。

でも、いのりの言葉が彼にそのことを気付かせてくれました。自らの過ちにより一人ぼっちになってしまった集に対して彼女がかけた、自らの過ちを否定するのではなく集自身を肯定する言葉は、彼にとってどれほどの救いになったでしょう。あの瞬間彼の魂は放浪を終え、己の元へと帰還を果たし、確固たるアイデンティティを築き上げることに成功しました。だからこそ、彼のヴォイドはあのタイミングで自らの意思で取り出せるようになったのだと思います。本作におけるヴォイドとは都合の良い戦闘兵器ではなく、そんな本来肉眼ではわからない内面を視覚化し、視聴者にわかり易く伝えるための一つの仕掛けだったのだと思います。また、彼の成長する姿も彼の姿に共感した者から見ても、非常に丁寧でこれといった不足もなく合点のいくものでした。作中に頻繁に使われていた「王」とは、自信のアイデンティティを確立し、自らを統べる事に成功した普遍的な青年像の一つの例えなのかもしれません。王として統べるのは他の誰でもない自分自身なのではないでしょうか。そして自分を統べる事が出来て初めて他者を統べる事「王」になる事が出来る。同時に、自らを統べるという事が、実は一番難しいことでもあるのでしょう。

集の成長する姿をあえて「普遍的」と書きました。しかし、彼の青年期特有の落し穴だとか現代社会が持っている病理を一つ一つ乗り越えていく姿を、「理想的」だと見る人もいるかもしれせん。しかし、理想は叶わないものとして、初めから諦めてしまってはそこから生まれるものは何もありません。現に現代社会の持つ大きな病理の一つである孤立を選んだ茎道は、孤立を否定した集らに敗れ去りました。あなたはどちらになりたいですかということを本作は問いかけているのだと思います。これを、現代社会、又は自分のことに置き換えて考えることは決して意味のないことではないはずです。「理想的」を「普遍的」に近づける努力をすること。これが、今の時代を生きる私たちに必要なことであり、製作者が本作にこめた最大のメッセージだと私は思います。

評価ですが序盤は良い、中盤から後半は最高。間を取って「とても良い」を私の評価にしたいと思います。必要なこととはいえ、前半部分のやりようとか至らない点も少なからず存在する作品ではあります。でも私はこの作品から多くのことを学びました。本当にしつこいですが、早々に見切りをつけた方は是非もう一度見返していただきたいです。

[推薦数:1] 2012/04/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:395(78%) 普通:109(21%) 悪い:5(1%)] / プロバイダ: 28160 ホスト:28224 ブラウザ: 4894
絵は綺麗だった、歌はカッコ良かった、でもなぁ・・・
現在のアニメシーンのど真ん中な作品を、あえてこの枠で放映する。意義が無いとは言えないが、だったらもう少しきっちりとしたものを作って欲しかった。深夜番組をザッピングしている人に対しては、絵と音さえちゃんとしてれば良いという考えかもしれないけど。

いい加減に作っているわけではないと思う。ウィルスと精神の物質化と遺伝子と進化、設定の根幹にあるものはちゃんと考えられていたと思う。ある程度ちゃんとした設定を使って、どうしてその場のノリを優先するような物語展開をしてしまうのだろう。前半と後半で、全く違う内容になってしまっていた。というか、後半はほぼ全部がツッコミ待ちみたいな状態。裏事情とか詮索したくはないけれど、何かあったんじゃないだろうか。
これなら、普通に学園異能ものを綺麗な絵でやるだけの作品にした方が良かったと思う。

ただ、最初から妙な感じはしていた。精神を形にして取り出す能力であるにもかかわらず、取り出せるものが一種類しかないのだ。そこには人間関係の変化に伴う精神の変容が全く考慮されていない。最初にその設定を聞いた時は、主人公の成長と友人関係の進展を、取り出す心の形の変化を通じて描くのかなと思っていた。そうしたら、この枠っぽいリリカルな学園モノになるのではないだろうかと。
主人公の能力が、結局便利な道具を取り出すだけの能力であり、精神の物質化という設定が生かしきれていなかったと思う。

前半に関しては、まだ何となくこういう事がしたいんだろうけど、あんまり上手くいってないなぁ・・・って感じだったんだけど、後半はもう何がしたいのかも見えなくなった。おそらく、個々のシチュエーションとしてしたい事はあったのだと思う。問題はその個々のシチュエーションを、作品の一貫性を犠牲にしてまで描く必要があったのかどうかに対する、真剣な問い掛けを制作者がしていなかった事だと思う。
二クールをもらったにもかかわらず、その後半一クールを完全に持て余していたような出来になっていた。一クールのつもりが急遽二クールになってしまったとか、何らかの事情があるなら同情の余地はあるけれど。

頭で書いたように、絵は綺麗だったし、歌はカッコ良かったから、総体として「良い」にはしておくけど、その良かった点をもってしても押し通せない内容だってのは、問題だと思う。

2012/04/01 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:24(69%) 普通:4(11%) 悪い:7(20%)] / プロバイダ: 3660 ホスト:3567 ブラウザ: 11273
各話毎にそれなりの盛り上がりと次回への引きは上手く魅せていると思うが、それを優先しているためか、多少以上に強引な展開やおざなりな人物描写などが目に余る。
要するにシーンやらシチュエーションを優先し、各キャラはおろか、ストーリーまでもそれに合わせて強引に作っていった印象を受ける。
これはコードギアスなどにも当てはまる欠点だ。
この手の構成は各話単位では(何も考えなければ)問題なく楽しめるが、話の繋がり(設定含む)やキャラの心情に注目して観ていると纏まりが悪くなるのが問題点。

例えば、ヴォイドランク制。
作中では本人がヴォイドを使う場合と、集がそのヴォイドを使う場合とで、効果に歴然の差が生まれるという設定が示されている。
颯太のヴォイドは本人が使うと缶詰の蓋を開けるのが精一杯だが、集が使う場合はセキュリティ万全の頑強な扉を難なく開けるのがそれだ。
つまり、重要なのは本人のランクではなく、あくまでヴォイドが持つ特殊能力の方だ。
低ランク者のヴォイドでも、集が使えばあの状況で有効なヴォイドがあったかも知れない。
実際、集が颯太のヴォイドを使えば、壁の外に通じる抜け道くらい簡単に作れた可能性がある。
ヴォイドランク制(と、それにより挫折する集)というシチュエーションを描きたいために、設定や構成を蔑ろにした一例だ。
ヴォイドランク制を描きたいなら、本人が使っても集が使ってもヴォイドの効果は変らず、颯太のヴォイドはとてもショボイ、という設定にする必要があった。

構成の吉野&大河内両氏はコードギアスの時も「ライブ感覚」というワケの分からん御題目の元、設定の齟齬などを気にせずに臨機応変(行き当たりばったり)で作っていったと聞くが、
本作においてもその癖は変っていないと思われる。

あとは、登場キャラが多い分、一人ひとりの描写が雑だと思う。
ハッキリ言って、集と涯といのり(真名)を深く描写して、ストーリーに深く関わらないキャラクター(綾瀬とかツグミとか)はモブに毛の生えた程度の描写で十分だと思う。
本作に限らず最近は殆どの作品で同じ傾向があるが、とにかく色々なタイプのキャラクター(特に女子)を登場させ、それぞれにそれなりの見せ場を作ろうとする。
普通の日常を舞台にした作品ならまだいいが、ギルクラのような作品では複雑な設定やら、壮大なストーリーやらも描かなくてはいけないため、なおさらキャラクターの描写が減る。
そんな作り方では2クールでは時間が短いため、一人ひとりの描写が雑になるのは必然。

昔から脇役人気(オペレータの女の子など)というのは存在したが、基本的にはファンの方から「あれ、この娘可愛いんじゃね?」と反応し、
数少ない出番からそのキャラの性格等々を妄想して楽しんでいたものだが、最近では作り手の方から「脇役の子もこんなに可愛いですよ。」と押し付けられているように感じる。
脇役キャラの見せ場を作るために、主要キャラの描写が不足したり、ストーリー展開が強引だったりでは本末転倒ではないだろうか。

気になる部分は多いが、作画やアクションは良質だし、澤野さんの音楽はカッコよかったし、そこそこは楽しめた。
評価は「普通」。

[推薦数:2] 2012/03/31 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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ノイタミナのおしゃれ勘違いゴミアニメ2011年代表に推したい。

これを見ていて、何か最近似たゴミみたいなアニメがあったと考えていた。
フラクタルだ。作画が良いのに、中身が見るに耐えない。ノイタミナにありがちなパターンだ。

どうせならいっそすべてゴミレベルのクオリティにした方がましだ。

優秀なアニメーターをこんなゴミ脚本に付きあわすのはアニメ業界の損失になる。

音楽・高品質のアニメーションを売りにしたようなCMを多く打っていたので、
あまりアニメを見たことが無い人たちもCMを見て興味をもったのではないか?
友人もその一人なのだが、「今のクオリティが高いアニメってこんなもん?」
と私に述べた時の残念感は半端なかった。

誰でも簡単にプロの作画が出来る近未来のソフトを使って、専門学校生が作った
中身の無いしょぼい課題動画を長時間見ていたような気分になりました。
[共感]
2012/03/31 作品の具体的な内容には全く触れていないのにどんなアニメだったのかはよく分かる批評で、簡潔にまとめてある所にも好感を持ちました。推薦させて頂きます。 by 隣人

2012/03/30 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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岡本さんのキャラは使い捨てなのは理解した
最後がどたばたなのも理解した

でも僕は

何か今伝えたい事があったから
シナリオに捻りがなかったんだと思う

まず
あのキャンサー化
あれは放射線の影響と見た

イブは
自分と同じ境遇の子が欲しかったのでは無いだろうか?
放射線にやられて、周りと違う事を理解してたからこそ
同じ母体から産まれたアダムを
仲間として扱っていたんだと思う

そして
クロスとケイドウは今の大人の社会を如実に表してる

多分クロスは
真実を報道しようとする者
ケイドウは
自分の将来の事しか考えない人

まぁこんな感じかな
クロスが
『考えが薄まる』てきな発言をしていたが

あれは
下らない仲間意識で、自分の事しか考える人になりたくない
という考えではないだろうか

まぁ
僕は
そう読み取りながら
見ていたので
後半は見ごたえがありましたね
前半もなきにしもあらずでしたが‥‥

あぁ
放射線だと考えた理由は

王の力を〜すると
細胞が壊れる
↓↓↓
犠牲になると
細胞が壊れる
↓↓↓
あぁ放射線
タイムリーやん

てきな感じです

あっ後

総括して
この作品が言いたかった事は

大人の都合で
子どもが損をする
そんな世界でいいのか

って感じですかね
ダリル訓とか

2012/03/28 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【総合評価】

作画は確かに良かった方だと思う。
でもそれだけで精一杯だったような感じがする。

とりあえずタイトルの通りの展開だったんだろうけど…正直何をしたいのかよくわからなかった。
キャラにしても話にしてもヴォイドにしろ何か2クールもありながらほとんどと言っていいほど掘り下げられることもなく、
展開が2転3転していくのもいいけど幹がわからないから何がやりたいのかなってのが伝わってこなかった。
どういう状況で何と戦っているのかもわからずただ流れのままにこうなっちゃいましたという…そんな印象しか残らなかった。

途中からリヴァイアスを思い出しましたね。あれの主人公が壊れていくバージョンみたいな感じ。
あの辺りは見ごたえはありましたけど…何も代案無い奴が説教したりクーデターとか…
集がどうとかいう以上に祭以外の周りが自分の都合だけで動くクズキャラだらけに見えてかわいそうだった。
ほとんどのキャラに言えるんだけど行動に対する理由の説明が徹底的に足りていないんですよね…敵側につくにしろ味方になるにしろ。

葬儀社も存在意義が曖昧になってましたし…何のために集まり何と戦って何を得たかったのかという原点がわからなかった。
最初は集をほとんど代用品の道具みたいな感じにしてたあたりは伝わってきてはいましたけど…

なので最後まで道具扱いだった集には同情はしたけどそれ以上のキャラの魅力を感じることもなかったし、
いのりに関してはあれはあざとく狙いすぎだろうと思ってしまいました。
だから魅力に欠けてやりたいことがぼや〜っとなってしまって何を得るために戦ってたのかなとかよくわからなかったです。
話の為にあえてそうしたのかもしれないけれどそうではなかったので、キャラの見せ方はいま一つだったのかなと。

絵はきれいだっただけにもうちょっと設定とかわかりやすさも追求してもよかったのではないかなと。
後はキャラの使い方ですかね…これ言動をみるに奇をてらう使い方しすぎちゃってるのかなって思いました。
もっとそれぞれがこの戦いで背負った罪を持って生きていく描写が必要ではなかったのだろうか?

タイトル負けしてる…最終的にはそう思いました。

2012/03/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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映像美・キャストに関しては文句なし。久しぶりにProductionI.Gさんがいい仕事をなされた作品だったと思います。

しかしながら、問題はやはりストーリー及びキャラクターの動かし方・魅せ方。
ストレートに言いますが、1クール目ははっきり言ってつまらなかった。ストーリーが特に進むことがなく、ただ不快なものを見せられていたので。
2クール目からは一気にストーリーが動き出して自分は好きです。しかし、遅かった。
この遅れが、主人公である集以外のキャラクターを魅せられなかった原因だと思う。
せっかく実力があるキャストさんを揃えているのに見させてもらえなかったのは損した気分。内山昂輝さんや岡本信彦さん演じられるキャラクターがもっと見たかった。

捨て回あっても仕方ないと思うますが、もう少し脚本を練ってもらいたかった作品でした。1クール目40点、2クール目80点の計120点(200点満点)

2012/03/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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前回のをベースにしてます

【良い点】
絵柄
キャラ(好感持てるのは、祭と綾瀬あたりですが、あとのキャラも良くも悪くも色々と印象がある感じ・・)
作画
話し
主題歌
声優

【悪い点】
出だしが分かりにくい
基本は軍隊での話しっぽいから仕方無いかもしれないけど、学園の展開をもう少しあればなぁと・・学園のノリは特別少なくは無いけども・・・。

【総合評価】

色々と2転3転したり、集とガイと祈の結果とかどうなるのかと思ったら大体想定内でしたが、色々と個人的に面白かったです。

2012/03/25 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
1:作画の安定度。
2:いかにも「続きは映画で」という雰囲気の作品でしたが、TV放送で完結した点。
3:人間から武器などを取り出して戦う「ヴォイド」というアイデアはオリジナリティーがありました。
と言うか、後に書きますが、本作が独自性を発揮していたのは、恐らくこの点みです。
4:スピーディーかつ起伏に富んだ物語展開。

【悪い点】
1:後に総合評価でも触れますが、兎に角「何処かで見たことのある」要素が非常に多かった点。
2:良い点4で挙げたとおり、話しの展開が早い分、登場人物の心情の変化が描かれにくく、一部理解しがたいところが出てしまっていました。
3:ラストバトルの決着があっけなさ過ぎた点。
4:作中出てきたロボット兵器エンドレイヴが只のやられメカ扱いだった点。

その他は総合評価で触れます。

【総合評価】
アポカリプスウィルスのパンデミックの結果国家機構が崩壊した日本を支配するべく、国連が送り込んできたGHQに、主人公が人間から精神を物体化したヴォイドと呼ばれるマテリアルを使って戦うSFアクション?アニメ。

上記の基本設定の他、なすべきことが見つからず迷ってばかり居るヘタレな主人公と彼に無敵の力を与える謎要素、
彼を取り巻く、うさんく…じゃなくて神秘的な無口ヒロイン、(巨乳で)温和な幼なじみ、赤いスーツのツン>デレ味方エースパイロット、
天才ハッカー少女、お嬢様生徒会長、眼鏡娘と各種揃った美少女達、
前半は主人公達葬儀社とGHQの戦い、中盤は閉鎖された主人公の学園を舞台とした少年達の欝サバイバル、終盤は人類進化のためと称する滅亡の阻止と、スピーディーな展開を見せる話、
終盤の回想回で一気に語られる、主人公の家族が密接に関わっていた世界の謎、
凝った設定やギミック、デザインの割には単なるやられ役だったロボット兵器など
2000年代のアニメで見られた諸要素が総ざらえされた観のある作品でした。

それを如何に採るかで評価が分かれる作品ですが、長所短所双方あるので「普通」と致します。

2012/03/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:537(86%) 普通:57(9%) 悪い:33(5%)] / プロバイダ: 18570 ホスト:18559 ブラウザ: 4360
前半部分はそんなに面白くなかった。全くつまらないと言うわけじゃないのでだらだら見続けると、13話ラスト急展開するそこから毎回面白くて仕方ない作品に変わった。

前半部分は何度考えても何が面白いのか良く分からなかった。キャラデザが好みで、全体の絵が綺麗で見続けたのと、ヴォイド使って強引だけど解決って展開を気楽に楽しめたので見ていた。9話辺りから全体の世界観が見えてきてちょっと面白くなってきて、そのまま勢いで12話まで見てずっと伏線が張ってあった涯と集の過去EPここが面白くて最後まで見ようと言う意欲になる。ただひどい説明不足意味不明話に見える回。私が最小限欲しかった情報をポイントだけ絞ってみたのでそれで楽しんだのもある。

13話ラストから何が変わったかと言えば、突然政府が12話で発生したウイルスから日本を守るため集達の学校を含んだ地域を隔離すると発表したから。次にその地域の人間の駆除を決定したため。これで全校生徒がパニックになる。ここからの死の恐れを含んだ極限状態に皆が置かれたドラマにぐいぐい引き付けられる。2度見たいかと言われると不快な気分になるシーンも多い。ただ初見なら目まぐるしい展開に注意を引き付けられる。

特に注目すべきは八尋が提案したヴォイドランク、そしてそれを使用すると決断する集のドラマと、ヴォイド王子として生徒を恐怖政治で支配する暴走集の変貌振り。前半の集を知ってるとその変貌振りが面白くて仕方が無い。この作品、前半のだらだらとしたぴりっとしないキャラとストーリーが後半のここからの展開で生きてくる。集だけではなく、会長、そうた、八尋、アルゴ、涯など前半しっかりEPがあったキャラがその時の言動が上手く対比するように後半の話に繋がっている。このキャラの活かし方は見事。

ただ前半捨てた回の様に見えて印象が悪いので、あまり高い評価が出来ない。私以外なら何か面白い点が見えるのかもしれないが、残念ながら私にはそれが分からなかった。

後この作品基本的にご都合主義展開なので、それによる強引な展開や安っぽい超展開に対して馬鹿らしくなる人はあまり見ないほうが良いと思う。私みたいにそういうのがあまり気にならない人以外不向きな作品。この作品集と言う主人公を中心軸に綿密に作られた作品なので、それ以外の部分は目まぐるしい展開の変化が面白いが雑だったり描写不足が目立つ作品なので気にすると見ていられない。要するに集の物語以外は頭空っぽにしてみた方が面白い。集を中心に見るとそこから敷衍する事で、描写不足の他のキャラの理解のヒントになる。この作品のテーマメッセージは集と言うキャラだと思う。これだけ多くのキャラが出る作品でこんなにも主人公を大切にする作品は珍しいと思う。エヴァ以上。

一歩引いた目で見ると、前半のポイントは、現代っ子集を描写していたのではないか?と考えられる。前半の集には物語を作る事が出来なかった。そんな事なんじゃないかと思う。物語を作らないのに集を中心とした視点なので人間観察の様な奇妙なお話になっていた可能性がある。それを敢えて言葉にするなら集ストーリーではなく、集レポートかと。

昨今の作品に対して批判的だったSF的設定とラストについて触れたいけど、まずゲノム、正直言えば物足りない。ただちょうどこの評価を書く直前に心が物理現象である可能性の記事が飛び込んできた。SFとしては緻密さにかけるし強引だが心を結晶にと言うのはそれと多少リンクする。ヴォイドと言うのは飛躍しすぎ。ただ心を結晶化すると言うのはシリコンの中に収めると捉えればある程度は科学的な部分があるなと思える。それでもヴォイドと言う表現はぶっ飛びすぎた飛躍だけど。この作品のゲノムの問題点は脳と遺伝子の繋がりが悪い。どちらかと言えばモチーフはゲノムではなくて脳と心だと解釈できる。それと遺伝子を結びつけるのはファンタジー的でSF的な扱いとしてはいまいち。これは作品でのゲノムの扱いが乖離してて、既存の概念が邪魔になるのでマイナス点だと思う。ウイルスと心に関しては良く出来てるが、ゲノムはいまいち。ここまで乖離するなら、昨今の作品の独自設定の方が良いと素直に思える。エヴァの頃にあったSFっぽい雰囲気作り。ここにこそこの作品のゲノムをモチーフとした価値はあると思う。

次にラスト、これはまどマギよりすっきり見れた。昨今の作品は人間ドラマではなく神話性を帯びた物語だと思うと結構見れる。アニメ物語が時代に逆行していると感じる。ファンタジックなものを排した人間の言動が小説の物語として中心軸になっていった過去があるとすると、またファンタジックなものをベースに作ると過去の物語の方がファンタジーとしては完成度が高いとして原点回帰していく事になってるんだと思う。しかしこの作品のエピローグはそれとは異質なものがある。日常から非日常に、そして日常に戻る。典型的なエピローグの作り方だけどその途中のぶっ飛んだ世界観の流れとのギャップは面白い事は面白いが、神話から人間ドラマに戻っていくのを許さない部分がある。この点時代の最先端を行くアニメとして、一般的な漫画アニメの方法論と合わない部分だなとは感じる。

この作品最先端の新しさと古典的なありがちなものを同時に含んでいる。そのちぐはぐ感が考え込むと受け付けないものを感じる部分だと思う。昨今の独自設定のラノベ作品の様な作りなのに、エヴァ以前のSF風味の世界観。導入とエピローグの日常から非日常へ、そしてまた日常に戻っていくという典型的な漫画アニメの物語作りに対して、昨今の特徴であるテーマ性、展開重視と人間ドラマの簡素化の間の物語。キャラのドラマは脳内補完で埋めろーと言う作り方。

集まったメンバーの中で集が今何をやってるかいまいちピンと来ないのもその弊害かと思う。綾瀬とまだつるんでるみたいだけど、二人の男女の仲は見せずにいのりとの思い出でラストを締める。一見ありがちなエピローグでありながら集だけまるで今を生きてる現実感が無い。生きてるところだけ見せたいので、他上手く誤魔化したなと思うエピローグ。ただ聖書をなぞってるのがありありと分かり死にそうな集が生き残れたのは意外性もあり素直に心地良さはある。しかし合わないと思う気持ちも同時にあり。この作品深いところでこの点に突っ込んで考えて無い。あまりに当たり前に作りすぎている。それでもそのギャップに慣れている視聴者には多分受け入れられるのだろう。

この作品ジェネレーションギャップを生じさせる作品だと思う。世代間での受け止め方の違いの乖離が最大になる問題作だと言える。

2012/02/24 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
話、作画、音楽、なんだかんだ言いながら高水準です

【悪い点】
ストレスを溜めやすいような話のもって行き方です
ギアスと同じく、周り全員が特定の人物の足を引っ張るために存在しています
結果2chなり纏まった感想を途切れ途切れに書く人は(自分もそうですが)○○死ねばいいのに、とかその話で一番ストレス要員のキャラを叩くだけになってる人が居ます

【総合評価】
もっと話をいじりながら、演出をパンパン見せれるような人、長崎さんとかをもっと使って欲しいと思うのはわがままでしょうかw
現スタッフでも十分なできばえですが、設定を丁寧に消化するだけじゃ良作以外の何者でもないです

あと2クール目から面白くなってきた、1クールいらなかったという人は一度話の全体を見通してみてはどうでしょうか?
話の半分使って涯の事をかけたからこそ、集としての行動がどうなるのかを、高密度で書けるわけです

2012/02/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
作画、キャラデザ、主題歌、声優
後からものすごく盛り上がって、1話でも見逃すと置いてかれそうなほど
速くて予想できない展開
仲間から武器を取り出すというアイデア
映像の綺麗さ

【悪い点】
特に無し

【総合評価】

最初、このアニメを録画して見たとき、まあまあだなと思って
録画したのを消しました。
その後も、なんとなく見てました。
でも、4〜5話くらいになると、展開がとても面白くて
消してしまったのをものすごく後悔しました。
今では、今期に深夜アニメの中で一番好きというほど
毎週楽しみになりました。

[推薦数:1] 2012/02/11 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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出来うる限りは最後まで視聴して判断した方がいいのはわかっているが、
ここからたとえどれだけ盛り返しても自分の中の評価は変わりそうにないし、
これ以上見るのはつらいので今評価します

最悪の中の最悪です

今まで酷い出来のアニメを散々見てきましたがその中でもトップクラスに汚物

脚本についてはもう一々説明するのも面倒なくらいの出来でこの作品最大のクソ要因

共感できるわけでもなく魅力あるわけでもなく個性的でもなくただただ不快で即視感のある不条理なキャラ

テーマ性がはっきりしなく、盛り上がりのやり方がおざなりなストーリー展開

きりがない

とりあえずこんな所

2012/02/10 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】

・作画の質
やはり、キャラが綺麗に描けている点は凄く良い
髪の質感や、少しの表情の変化が描けていて良いと思う

・主人公のキャラ
この作品の大事な所は、やはり、この主人公の性格にあると思う
今までのアニメでは、
『俺がやらなきゃ、誰がやる』
『俺が守る』
みたいな、正義感の強いキャラが主流でした。
が、僕は、そういうキャラが大嫌いです
アニメに感情移入しにくくなるというか、
自分だったら逃げる所で戦い、そして勝つ。
やはり気に食わない所がある。
しかし、この主人公のチキンキャラと言いますか、寄生虫と言いますか、僕の中では、この手のキャラの方が、物語が面白くなると踏んでいる
ただ単に、僕の性格が悪かったり、ハッピーエンドの話が嫌いだったりするかもしれませんが、
やはり、主人公の様な、人間くさいキャラの方が、見てる立場としては、感情移入しやすくて、実感というか、共感というか、その様な感情がわく。

・涯が消えた後のストーリー
ネタバレになりますが、祭ちゃんが死んで集が、また、変な方向に走り出そうとしています。
だってそうでしょう?
自分の事を認めてくれて、自分の事を信じてくれて、自分の事を愛してくれてた。
そんな人が、起きてたらキャンサー化して死んでしまう
しかも血を流して、自分は無傷。
そんな状態で、
『お前の分も生きる』だの『もっと強くなる』だの、あなたは言えますか?
まぁ結果として、『颯太のせい』の様になってしまい、これも仕方ないでしょう。
集にとって、『いのり』とは違う、自分の【居場所】【逃げ場】というのを無くしてしまったのですから。
というより、今まで、こんなに、自分に置き換えた場合の出来事になる物語を
僕はみたことがありません。
賛否両論あるかと思いますが、僕は好きです。

・OP,ED,挿入歌
とにかく逸品。
流石ryoさんと言った所です
僕が思うに
『命ある全ての物の真実は、あなたの胸の中にある』
気付いてる方が大半かと思いますが。これきっと、集君のボイドについてですよ。
なんか涯がでてきそうで怖い。

【悪い点】

・メッセージ性
とにかく何が伝えたいか分からない。
バトル物には、やはり強い思い、メッセージがないと、物語としては成り立たないと思います。
結局の行き着く先が分からない楽しさ、というのもありますが、
結局何をするのか、という不安があります。

・涯が死ぬまでのストーリー
やはりメッセージ性というか。
何かの伏線なんでしょうか?
前半は、特に何をしたかったのかが分からない。
ロストクリスマスについて掘り下げたかったのか、集の過去、涯の過去について掘り下げたかったのか。
イマイチ、全て中途半端に終わってしまった物ですから、
まずは涯は、どうしてあそこに居たのか、というのを問いたい。
あの時の、集のお姉ちゃんは、少し不自然な感じがしましたしね。

【総合的】
僕の様な性格の人にはピッタリでしょう
でも、王道が好きな人は、毛嫌いしてしまうでしょう。
この作品は、憧れとして見るのでは無く、
自分に置き換えて見る作品だと思う。
まぁ、これからきっと面白くなるだろうし、音楽、作画に関しては、いうこと無し、
ということで
最高を付けたいと思います。

何か気になる点があれば、聞いて下さい

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