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ドラミちゃん ミニドラSOS!!!


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読み仮名: どらみちゃん みにどら えすおーえす / 英語タイトル: Doramityan Minidora SOS

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2006/10/13 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by HUNGRY SPIDER 評価履歴[良い:174(41%) 普通:70(16%) 悪い:183(43%)] / プロバイダー: 4807 ホスト:4681 ブラウザー: 7395
ドラの短編映画は詳しくないのだが、この作品は面白かったと思う。
まず、2011年の世界に魅了された。5年後にあのような世界が実現するべくもないが(笑)、22世紀のように何でもハイテク化されてるわけじゃなしに程よく現代的な匂いを残しつつ、F先生特有の空想的未来(悪い意味ではない!)を抑え気味に、しかし我々にも十分わかるように描いていたことに、幼い胸が躍ったものだ。

前半部はノビスケたちの日常が主に描かれているが、3人の権力図が上下逆になってたな。単純だけど、それによってキャラの性格づけに成功していたように思う。また、この性格はドラのアナザーストーリーとして見てもなかなか楽しいものがあったのではないか。普段虐められっ子ののび太がガキ大将となり、横暴なジャイアンがメソメソしていたら、のび太がジャイアンをいじめていたらどうだろう…その空想を彼らの「子供」を出すことによってのびのびと描いた(子供たちの声優が少年時代ののび太たちと変わっていないのはそのためかもね)、そんな印象を受けた。
ただ、ミニドラを入手(?)した後、連中はあっさりと道具に慣れ過ぎである。特にノビスケは、のび太の息子とは思えない程切れ者で、見事な使い方と学習能力を発揮している(静香の血が濃いのだろうか)。遊ぶための道具の選択も大したものだし。そのためか、ドラミの「ミニドラの道具を使うと大変なことになる」にはまるで説得力を感じられず、その弱い理由の為に動いているドラミには好感を持ち難かったか。

後半部は、あの「ラピュタ」と少し被ったところがあったか。とは言え、「ラピュタ」の如く様々な要素が絡み合わず、ただ「3人の冒険」のみを描いていた(って、これは作品の筋からして当然か)。その冒険の中での、3人の心理描写は素晴らしいものがある。ノビスケは彼らのボスとして強さと冷静さを見せていたからこそ、本当の限界が差し迫った時の涙は「強がってても子供なんだ」と思わせるには十分。だけど残りの2人は相変わらずでしたな(笑)。のび太役(弱虫だけどいざとなったら肝が据わっているヤツ)がおらず、それに相当する筈のジャイチビがただ怯えて泣くだけなのは違う感じがしたが、アナザーストーリーにそこまで求めるのも酷か。それに普通に考えて、あんな状況だと絶対取り乱すよな。ドラミのナビゲートがあるとは言え…
そして海底牧場に辿り着いた時の爽快感はもかなりのもの。これまでが暗い旅路だっただけに、あの美しさは壮観にして秀逸!!一気に水面に戻る時の演出は、本作では最高のものだっただろう。
けどさ、何で各部が破損してる筈のソーラーヨットが元に戻ってるんだろう。海底牧場ではエネルギー補充はできるけど、ヨットの修理はでけんでしょうに。「助かった」感を強めたいのは何となくわかるけど、これはご都合主義。

主題歌も可愛い感じでポイント高し。「♪ドラミ ドラミ ドラミドラ ミミド ミミド ミミドラミ ラミド ラミド ラミドラミ」って、今思うと素晴らしいセンスしてるわ。この可愛さ、言い換えれば子供っぽさが、ドラは子供のためにあるんだなあと感じさせてくれた気もする。そして、やっぱり山野さんの歌声はいいもんだ。武田鉄矢氏が作った歌詞の凄さは今更語るまでもないが、ドラソングには武田氏のものとは違った良さのある歌も存在することを思い知らされた。

ところで、漫画版と本作の大人のび太が違いありすぎ!!原作ののび太はもっと太っていて、眼鏡もかけてないんだって。まあ、これは細かいかな。でも原作好きなので、不満点として軽いツッコミ。
気になる点もあったが、「パラレル西遊記」を仕上げたもとひら氏の腕は本物だったと感じられる、綺麗に纏まった作品。個人的に「パラレル」より上だという印象を受けたので、評価は「良い」。

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