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[アニメ]ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ): 推薦を受けた評価(感想/レビュー)


どらえもん のびたのりとるすたーうぉーず / Doraemon: Nobita's Little Star Wars (Doraemon Nobita no Little Star Wars)
注意: 関連作品
アニメ総合点=平均点x評価数443位/3,702作品中(総合56/偏差値54.94) 442位<= =>444位
アニメ平均点(評価10個以上限)100位/2,044作品中(平均2.00=とても良い/28評価) 99位<= =>101位
1985年アニメ総合点7位/47作品中 6位<= =>8位


評価ポイント推移(横軸=評価数)
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キャラ・設定2.33(とても良い)6
ストーリー2.17(とても良い)6
音楽2.00(とても良い)6
声優・俳優1.83(とても良い)6
映像1.50(とても良い)6
友情100%6人/6人中
面白い100%6人/6人中
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作品紹介(あらすじ)

スネ夫(声・肝付兼太)たちに対抗して、特撮映画を撮ることにしたのび太(声・小原乃梨子)とドラえもん(声・大山のぶ代)は、小さな異星人・パピに会う。彼は小人の星「ピリカ星」の大統領で、反大統領組織の長官・独裁者「ギルモア」の手先「ドラコルル」に追われているのだった。ドラコルルはしずか(声・野村道子)を人質に取り、パピの引渡しを要求。ドラえもんたちはピリカ星に乗り込むが、スモールライトを奪われ、元の大きさに戻ることが出来なくなってしまった・・・。劇場版第6作。

監督:芝山努
原作:藤子・F・不二雄
脚本:藤子・F・不二雄
音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代のび太:小原乃梨子しずか:野村道子スネ夫:肝付兼太
ジャイアン:たてかべ和也パパ:加藤正之ママ:千々松幸子パピ:潘恵子
ロコロコ:三ツ矢雄二ドラコルル:屋良有作部下:中尾隆聖出来杉:白川澄子
ギルモア:八名信夫
日本 開始日:1985/03/16(土)
オープニング動画 (1個)

ドラえもんのうた(大杉久美子版)
歌:大杉久美子 詞:楠部工 作曲:菊池俊輔 編曲:菊池俊輔 [ファン登録]
エンディング動画 (1個)

少年期少年期
歌:
武田鉄矢 詞:武田鉄矢 作曲:佐孝康夫 編曲:桜庭伸幸 [ファン登録]
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2011/10/09 / 最終変更者:S・N / その他更新者: kunku / 古代米ダブル / ねぶそくのタカ / 提案者:孔明 (更新履歴)
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[推薦数:3] 2006/06/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 5251 ホスト:5034 ブラウザ: 7395
映画ドラえもんの最高傑作は何?
そう問われれば、答えに詰まる方も多いのではないか。まあ、それは致し方ないこと、ドラ映画(特に初期)は、かなり高水準の完成度を保っていたのだから。かく言う俺は、一番メッセージの真摯さを感じたのは「ブリキの迷宮」。だが敢てナンバーワンを選ぶとすれば、迷った挙句「宇宙小戦争」を選ぶだろう。

本作のテーマは「夢」だ。お人形の家に住みたい。おやつを腹いっぱい食べたい。ラジコンに乗りたい…誰もが夢見たであろうこの無茶苦茶な願い事を「小さくなる」というアイディアで叶える見事さ。この夢一杯のシチュエーションは、「鉄人兵団」のバーベキューと並ぶか、或いはそれ以上の羨ましさをそそる。しかし、そんな楽しい夢もあれば当然の如く存在する「悪夢」。本来ならラジコンに乗るなんて最高の心地の筈なのに、そのアイテムを使って恐怖を押し殺し、戦わねばならない。それも独裁者率いる軍隊相手のシビアな戦い。この状況はどうだ。怖気づくのはもっともなこと。小学生が軍隊に対峙すれば怖いに決まっている。しかし、どこか羨ましくはないだろうか。自分の乗るラジコン戦闘機が、一つの星を救う。憧れの架空のヒーローと共に強大な悪を倒すシーンが連想されないだろうか。本作は「革命」を軸にしたハードな物語なのは事実。しかし、ただ緊張するだけではなく、その戦い振りには夢が溢れている。そして終盤では巨大化して悪をやっつけると来れば、これは悪役ドラコルルの圧倒的能力で押さえつけられていた鬱憤もあり、否が応でも盛り上がる。最後まで、何と羨ましい話だろう。

夢が溢れているということは、素直に見れば少年に戻れるということだ。しかし、いずれは覚めてしまうのもまた真である。その意味で主題歌の「少年期」は、実に深い。「夢から覚めたら飛べなくなって 夕焼け空があんなに遠い」という言葉に、本作の全てが集約されている。レジスタンスの基地で歌われたのは、「この闘いはきっと終わる」と、静かに語りかける役割や「薬はいつまでも効かないんだぜ」なる伏線を張る効果もあったのだろうが、「夢のような時間も、いずれ終わる」という寂しいメッセージも孕んでいるように思えて、なおのことこの夢一杯の話が愛おしくなったものだ。上記の「夕焼け空」という表現こそ、まさに少年期であり、我々が楽しんだ束の間の夢を表す。ストーリーと一体となって完成度を高め、さらに作品そのものを象徴する。これぞキング・オブ・ドラ主題歌。武田鉄矢の手腕には脱帽。

ただ、繰り返すが本作は筋がシビアな話。そのためか緊張感がドラの中で最も高まる一品と言っても過言ではない。そのために一役買ったのがドラコルル。小人とは言えその圧倒的な知性は、受け手を緊張させるには十分過ぎる威圧感。彼との駆け引きもまた本作の醍醐味であり、それがあるからこそ後半は切れの良いスピーディーな展開となって楽しませてくれる。やはり悪役は強くなくてはと、改めて実感する俺である。

考えてみれば奥の深い作品で、ドラ映画の凄さを知らしめる黄金期の傑作だということに気付かされる。
その完成度は、「主題歌の良さだけに頼った凡作」の域に留まる程度のものではない。

[推薦数:1] 2005/12/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:129(27%) 普通:116(24%) 悪い:237(49%)] / プロバイダ: 8533 ホスト:8564 ブラウザ: 5234
友達を集めての映画作りから宇宙戦争へ。
この日常から非日常への飛躍の大きさも大長編ドラえもんシリーズの醍醐味ですね。
本作では小人の星ピリカから亡命してきた大統領パピに協力し、独裁者ギルモア将軍に立ち向かうドラえもん達の姿が描かれます。

大長編では本作に限った話ではありませんが、普段とは各人のキャラが微妙に変化していますね。
ひたすら弱気になるスネ夫が頑張る所とか、スモールライトを奪われた状況で比較的冷静に現状を把握したのび太など。
冒頭でライオンの真似をするジャイアンは終盤で大活躍してくれましたが……。

また、かたづけラッカーの効き目が切れて窮地に陥った際(チータローションは後でしたね(2006年5月3日修正))、
なんにでも有効期限があると叫んだドラえもんの言葉が終盤でスモールライトの効力が切れる場面への伏線になっている所など、
道具の物語への絡め方も秀逸でした。

敵キャラでは大ボスのギルモア将軍より、切れ者のドラコルル長官が印象的でした。
しつこい諜報活動の末にしずかちゃんを拉致してパピを連れ戻す材料にしたり、ラジコンを改造した戦車の弱点を見抜くなど、
他の大長編敵キャラのような力を持ち合わせない分、狡猾な頭脳でドラえもん達を圧倒する強敵です。
最後は元の大きさになったジャイアンに戦艦を沈められそうになった末、掴み上げられましたが……。
一方、一人亡命しようと空港に車を走らせたギルモア将軍の末路は原作と映画版では違いましたね。
いずれにせよ、ムッソリーニのような悲惨な最期を迎えた事は確かでしょうけど。

主題歌の「少年期」がレジスタンス(彼らはやはりあの後…)のアジトで弾き語りの形で挿入されるのも良かったです。

小さな星での大きな宇宙戦争は見事でした。
評価は「とても良い」で。

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