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[アニメ]DARKER THAN BLACK -黒の契約者-


だーかーざんぶらっく くろのけいやくしゃ / Darker than BLACK - Kuro no Keiyakusha -
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:DARKER THAN BLACK -漆黒の花-
2期「DARKER THANK BLACK -流星の双子-」はこちら
アニメ総合点=平均点x評価数130位/3,702作品中(総合146/偏差値67.44) 129位<= =>131位
アニメ平均点(評価10個以上限)418位/2,044作品中(平均1.47=良い/99評価) 417位<= =>419位
2007年アニメ総合点7位/189作品中 6位<= =>8位


評価ポイント推移(横軸=評価数)
簡単投票
映像2.08(とても良い)12
キャラ・設定2.00(とても良い)12
音楽1.92(とても良い)12
声優・俳優1.67(とても良い)12
ストーリー1.33(良い)12
格好良い92%11人/12人中
面白い50%6人/12人中
悲しい33%4人/12人中
楽しい17%2人/12人中
感動17%2人/12人中
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簡単投票の分布
利用状況
日本79,25311899
海外1,70800
最近の閲覧数
237202333
作品紹介(あらすじ)

解析不可能な異常領域「地獄門(ヘルズ・ゲート)」の出現により、本当の“ 空" を失った東京。
それと呼応するように現れたのは、特別な能力を身につけた者たちだった。
能力を得る代償として、人間らしい感情が希薄になり、人を殺めることさえ冷徹に行う彼らを、人々は畏怖を込め、「契約者」と呼んだ。
一見いつもと変わらない東京の風景。しかしその裏では、ゲートに秘められた謎をめぐり、
各国の諜報機関は「契約者」を利用して熾烈な諜報戦を繰り広げている。
主人公・黒(ヘイ)は、中国人留学生李舜生(リ・シェンシュン)として東京の街にひっそりと溶け込んでいるが、裏の顔は、暗部の闘いに身を投じる能力者の一人で、
その苛烈な任務遂行の姿から、BK201「黒の死神」と呼ばれ畏怖されている、組織の一級エージェントである。
各国諜報機関が送る、予測不可能な能力を持った敵の契約者たちとの闘い。
悲しき過去を持つ女達との出会い、そして別れ。「契約者」による事件を追う公安部外事四課なども絡みあい、「ゲート」を巡る争いは激しさを増してゆく。

本作の2期は、DARKER THAN BLACK 流星の双子、である。

(2期)DARKER THAN BLACK 流星の双子
全25話+TV未放送1話/放映局:毎日放送 北海道放送 中部日本放送 東京放送 東北放送 静岡放送 中国放送 熊本放送 山陽放送 RKB毎日放送 MXテレビ ANIMAX 配信:@nifty

■スタッフ■
原作:BONES:岡村天斎
監督:岡村天斎
キャラクター原案:岩原裕二
キャラクターデザイン・総作画監督:小森高博
美術デザイン:岡田有章 佐藤正浩 田口栄司
デザインワークス:柳瀬敬之
色彩設計:水田信子 美術監督:青井孝
日本 開始日:2007/04/06(金) 01:25-01:55 TV / 終了日:2007/09/28
日本 開始日:2010/01/27(水) メディア販売 『DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 外伝』 DARKER THAN BLACK -流星の双子-偶数巻に収録 / 終了日:2010/07/21
[開始日詳細]
放送地域
放送局
放送期間
放送時間
近畿広域圏毎日放送(MBS)2007年4月5日 - 9月27日木曜 25時25分 - 25時55分
北海道北海道放送(HBC)2007年4月5日 - 9月27日木曜 26時10分 - 26時40分
中京広域圏中部日本放送(CBC)2007年4月5日 - 9月27日木曜 26時55分 - 27時25分
関東広域圏東京放送(TBS)2007年4月6日 - 9月28日金曜 25時55分 - 26時25分
宮城県東北放送(TBC)2007年4月6日 - 9月28日金曜 26時15分 - 26時45分
静岡県静岡放送(SBS)2007年4月6日 - 9月28日金曜 26時15分 - 26時45分
広島県中国放送(RCC)2007年4月7日 - 9月29日土曜 26時40分 - 27時10分
熊本県熊本放送(RKK)2007年4月8日 - 9月30日日曜 25時50分 - 26時20分
岡山県・香川県山陰放送(RKK)2007年4月9日 - 10月1日月曜 26時25分 - 26時55分
福岡県RKB毎日放送(RKB)2007年4月10日 - 10月2日火曜 26時28分 - 26時58分
日本全国@nifty2007年4月11日 - 10月3日水曜 17時00分更新
日本全国ANIMAX2007年5月8日 - 10月23日火曜 23時00分 - 23時30分
東京都TOKYO MX2007年10月13日 - 2008年3月29日土曜 22時00分 - 22時30分

※ この日付情報部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
公式サイト
1. DARKER THAN BLACK 流星の双子
2. DARKER THAN BLACK ―黒の契約者― MBS公式サイト
オープニング動画 (2個)

HOWLING
歌:abingdon boys school
詞:西川貴教
作曲:柴崎浩
編曲:abingdon boys school [ファン登録]

覚醒ヒロイズム〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜覚醒ヒロイズム〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜
歌:アンティック -珈琲店-
詞:みく
作曲:輝喜
編曲:アンティック -珈琲店- [ファン登録]
エンディング動画 (2個)

ツキアカリツキアカリ
歌:Rie fu
詞:Rie fu
作曲:Rie fu [ファン登録]

DreamsDreams
歌:HIGH and MIGHTY COLOR
詞:マーキー&ユウスケ
作曲:HIGH and MIGHTY COLOR
編曲:山口寛雄 HIGH and MIGHTY COLOR [ファン登録]
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2011/11/17 / 最終変更者:S・N / その他更新者: 管理人さん / みゆきちいいいいい / kunku / DONP / 雪霞 / 提案者:えいじ (更新履歴)
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評価限定
全評価好評価悪評価最高とても良い良い普通悪いとても悪い最悪
2012/01/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:24(69%) 普通:4(11%) 悪い:7(20%)] / プロバイダ: 26955 ホスト:27113 ブラウザ: 11272
【良い点】
・ドライな雰囲気
・キャラクター
・人間ドラマ
・作画
・バトルアクション
・音楽

【悪い点】
・説明不足で理解困難な一部のエピソード
(監督自身が、視聴者置いてけぼりシリーズ、と呼んでいる。)
・謎の放置
(個人的には欠点に当たらない)

【総合評価】

本作では「契約者」と呼ばれる異能使い(電撃放ったり、テレポートしたり)が登場する。
「契約者」は特性として、感情が希薄化し(無くなる訳ではない)、合理的な判断を優先する。
また、「ドール」という感情はおろか意志も失った人間も登場する。(「ドール」は命令通りに行動する。)

本作も他の異能モノの例に漏れず、異能使い達のバトルも重要な要素の一つである。
(そして、それはとても高いレベルで表現されている。)

しかし、私が注目したのは人間ドラマである。
本作は基本的に1エピソードにつき2話完結の構成をとっている。
各エピソード毎にゲストキャラクターが登場し、主人公達と絡むわけだ。
シナリオとしては王道(ベタ)が多いが、2話構成の為、話の作りは非常に丁寧で、
各キャラの個性も立っているので、人間ドラマとして高い水準だ。

人間ドラマとしての特徴は、登場人物の多くが「契約者」や「ドール」のためか、
ウェットにならずにドライな雰囲気を感じさせる。
このドライな雰囲気が堪らなくカッコイイ。
作品通しての、どこかドライな暗さや人間ドラマは中々出せない味だと思う。
(粘着質な暗さやウェットな人間ドラマは山ほどあるけど)

謎や設定を放置する結末は賛否両論。
私は作品内で100%の解答を出されるよりも、自分で考察したり妄想したりするのが大好きし、
本作においてはキャラクターや人間ドラマに注目していたので、特に不満は感じない。
しかし、こういう結末や作品を嫌う人の気持ちも十分理解できる。

評価は「とても良い」。

2012/01/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(60%) 普通:0(0%) 悪い:2(40%)] / プロバイダ: 48286 ホスト:48170 ブラウザ: 6302
【良い点】
黒や銀たちのキャラクターがいい。登場人物に無駄がなく、関係も洗練されている。
それぞれ記号と人間味のバランスが丁度いいので、不自然な印象を受けない。
またワイヤーアクションで電撃を繰り出す主人公の能力と、そのアクション作画が素晴らしい。
この監督はアクションをやらせたら最高峰だと思う。
透明感のあるED曲が好き。

【悪い点】
そもそもの設定を殆ど明かしていない。
なぜ世界がこうなったのか、解決していない。

【総合評価】
能力バトルもので一番の出来だと思います。

2011/11/25 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:60(72%) 普通:0(0%) 悪い:23(28%)] / プロバイダ: 13368 ホスト:13472 ブラウザ: 6301
作画、設定、キャラクター、演出、脚本、音楽など全てにおいて平均以上、だから高評価、みたいな作品。目新しさとか奇抜さ、オリジナリティなんかはほとんど感じないが、アニメに必要な基本の部分がどれも魅力的なので観ていて楽しい。
天才タイプではなく秀才タイプの作品だと思いました。

特に良かったのが脚本とキャラクターとバトルシーンの演出です。
基本2話構成で話が進んで行くのでどのエピソードも丁寧に作られていたし、そのおかげでその話にしか登場しないキャラ達もしっかりと色づけされていました。
もちろん主人公含めメインキャラ達も好感の持てるキャラばかりです。嫌いなキャラがいない、もしくは少ないというのも、自分にとっては作品が高評価になる大きなポイントです。

超能力を使ったバトルアニメなので、バトルシーンに力が入っていたのも非常に良かったと思います。身体の動きが丁寧に作られていたので安っぽくならず、迫力とスピード感のある戦闘になっていました。殺傷に関しては血やヨダレが飛び散ったり死ぬ表情などもかなりリアルに描かれていましたが不快に感じるほどではなく、むしろ作品に良い緊張感を与えていました。ここ1年くらいのアニメは、モザイクが大げさに入ったりして話の良さまで殺している傾向にあるので、このアニメを観て最近の規制の厳しさを改めて感じました。

悪かった点は説明不足なところです。特に最終話は初見で全てのことを理解するのは無理なレベル。自分が理解できたのがおよそ5割。ウィキを隅々まで読んでようやく8割って感じでした。

悩んだ末『最高』にしますが、最終話抜きなら文句なしで『最高』と言えるくらい綺麗に出来たアニメでした。皆無と言っていいくらい目新しさが少ない作品だったのに、こんなに面白いと感じるとは思いませんでした。秀才侮りがたし。

2011/11/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:85(71%) 普通:15(13%) 悪い:19(16%)] / プロバイダ: 4382 ホスト:4263 ブラウザ: 4596
まあ評判通りかなといった印象。

・雰囲気

謎の超能力者たちのバトルや契約者に関する謎などによる雰囲気は良かった。
2話完結型で進む物語も良いテンポを持っていたと思う。

・説明、設定不足

やはり説明不足、というよりかは設定不足が否めない作品だったなと思う。

あらゆる作品において、謎や設定は必ずしも明かされねばならないとは思わない。
しかしこの作品の場合、終盤のメインの話として物語の謎や設定にまつわる話を持ってきた限りは、
さすがにある程度の説明や設定は必要だと思う。

例として挙げれば、
何故「大黒班が極大期を迎える三十分間に、反ゲート粒子をゲート中心部に打ち込むことでゲートを消滅させることができる」のか。
何故「同様の三十分間にのみ、ゲート中心部でBK201の物質変換能力によりエクスプロージョンを行うことができる」のか。
何故「ゲートを消滅させると契約者が消滅する」のかなど。
上記のような重要な部分の理由付けがあまりに欠落していたと思う。
これにはさすがに都合の良さを感じずにはいられなかった。

もしこのような部分を曖昧なままで終わらせるのならば、
それまでの2話完結型のような話や、物語の謎や設定には関わらない話で終盤の盛り上がりを作るべきだったと思う。

・その他

音楽は良かった。
OP/EDは可も不可もなくといった感じ。

〜総合〜

明確な悪い点はあるがそれなりに楽しめたし、
面白かったかどうかと訊かれる面白かったと答えられる作品だったと思う。
「良い」です。

2011/11/14 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 16025 ホスト:16179 ブラウザ: 8193
Huluサイトで第一シリーズと第二シリーズを一挙に全話視聴した。とにかく飽きさせない演出がすごい。26話でおそらく50人くらいは登場人物がいると思うが、それらが全く混合されず個性的に描かれている。監督の演出力の力だと思う。Wolfs Rainは全く面白くなかったが、この作品は格段によかった。説明不足な点もあるが、テンポがよいので許容範囲。菅野よう子による音楽は他のアニメでも聞いたがほんさくが最高だった。近年珍しい30歳から上の人でも楽しめる作品だ。原作なしのオリジナルで不要な残虐シーンやエロシーンや萌えシーンもなし。監督がスパイものをやりたかったらしいが、スパイものとしても、最高だった。評価は最高。

2011/07/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:19(54%) 普通:7(20%) 悪い:9(26%)] / プロバイダ: 22812 ホスト:22744 ブラウザ: 11743
【総合評価】

これはなかなか良作。
話の展開が良い、飽きさせない、行き当たりばったり感なしの高評価作品。
内容もなかなか面白い。

悪い点は心に来る挿入歌がなかったことだ。
持論だがアニメは「内容」「展開」「挿入歌」がで決まる・・と思う。

お勧めです。

2011/05/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:19(79%) 普通:3(12%) 悪い:2(8%)] / プロバイダ: 5253 ホスト:4971 ブラウザ: 4776
2話ずつのエピソードの積み重ねであるが、
一つ一つの話が見ごたえがあった。

難解な設定で、
すべてを理解するだけの情報も提示されてないが、
それぞれのエピソードが起承転結を持ってしっかりと描かれており、
そうした設定がわからなくても楽しめる。

作品のやや暗めの雰囲気と
スタイリッシュなアクションも良かった。
全体としていい作品になっていると思う。

2011/04/09 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:11(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 49959 ホスト:50059 ブラウザ: 12440
【良い点】
・op
・凝った設定、ストーリー
・戦闘シーン
・インがかわいい

【悪い点】
・結構人が死ぬ

【総合評価】
友人に勧められてみたところ、想像以上に面白かったです。
組織とか警察とかの関係が難しくて理解するのに多少時間がかかりましたが、それだけ手が込んでいるということなのだと思います。

最後の4、5話はずっと鳥肌でした!!

2011/03/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(74%) 普通:0(0%) 悪い:6(26%)] / プロバイダ: 7382 ホスト:7287 ブラウザ: 7435
設定がよく練られており、とても楽しめました。
ただ私は公式のガイドブックを読んだので世界観を理解することができましたが、そうでない人にとっては結構何がなんだかわからなかったのではないでしょうか。
ただなにがなんだか分からなくても、主人公の黒が醸し出す雰囲気や、臨場感あふれる戦闘を楽しむだけでもけっこうお腹いっぱいにしてくれる作品であると私は思います。菅野さんの音楽も世界観にピッタリで、機器応えがあります。

是非3期も作ってもらいたいです。

[推薦数:1] 2011/02/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:5(83%) 普通:0(0%) 悪い:1(17%)] / プロバイダ: 27457 ホスト:27660 ブラウザ: 8846
【良い点】
●完全オリジナル作品で挑んだこと
まずこれは絶対に称賛したいです。マンガにせよ、ラノベにせよ、小説にせよ、原作付が大半占める中で、完全オリジナル作品に挑んだことは一アニメファンとして歓迎します。
「アニメだからできること」「アニメにしかできないこと」を追求しようとする姿勢は評価します。

●程よく暗く閉塞的な世界観
近未来SFとして素直に世界観が面白かったですね。
首都に何か奇妙奇天烈なモノが現れるのは、ラーゼフォンとか思い出させますが・・・
綿密なロケハンしているのと、私自身都内在住であるので、ものすごくリアルでしたね。
そんなリアルな風景だからこそ、ヘルズゲートの異質観、それを囲むコンクリ壁の重厚感が際立っていたように思います。

「偽りの星空」もプラネタリウムのイメージですよね。星空・宇宙とかのモチーフは中二心をくすぐってきてよかったです。

●アクション
黒のワイヤーアクション、契約能力の応酬、これら異能を織り交ぜたスピーディーなアクションはもはやアニメにしかできないことですね。特にウェイ・チージュンとの闘いは迫力があってよかったです。「アニメだからこそできること」。その魂をしかと感じさせていただきました。さすがBONESだと思いました。

●キャラクター
うまい具合にリアルさと類型(物語に登場する人物のステレオタイプ)のバランスが取れていたと思います。言うなれば、本当に現実にいそうな感じとマンガっぽさが上手く同居しているといいましょうか。

例えば黒。むちゃくちゃシリアスで思慮深いキャラのくせに、あの大食漢ぶり。
あれはもうギャグですよね(笑)
こういう所もまた実写では白けちゃって、なかなか表現できないところですよね。
こういうバランスが凄く取れていたように思います。

●音楽
菅野よう子さんは相変わらずいい仕事をするなぁと思いました。最近のアニメBGMの中では、屈指のげき渋です。
個人的には「ハイヒールラナウェイ」「ケイヤクシャ」「スーパー黒」が好きです。
ちなみに次回作の音楽担当の石井妥師さんもいい仕事をしてます。

●前後編の構成
単純計算で1エピソード45分。ドラマを描くにはいい感じの長さだったと思います。

●契約者の異端性を強調した所
普通の人間とは違う、契約者自身の特徴として「合理的思考」があります。表情は暗くなり、暗殺でも容赦なく履行する冷酷さは、人間社会の中での異端性を上手く示してましたね。社会の中で異質なマイノリティが潜むという状況、、これは様々な人間ドラマの起点になります。本作でも上手く使われておりました。

作中では、契約者の存在は公になっておらずひたすら隠匿されていました。
その一方で、その存在を知る勢力からは契約能力を買われて、いいように使役されていました。組織での黒、MI6でのノーベンバー11たち、中国マフィアでのウェイチージュン、警視庁天文部での星見様とドールしかり。またその流れに対抗しようとEPRのように契約者のみのグループが生まれる。で、契約者そのものを危険因子とみなし消滅させようとする者もあらわれる。 とまあこんな感じで、勢力争いを演出できますね。

また社会性が著しく欠ける訳ですから、娘がそれになろうとしているのを気づいた親は・・・てな感じで親子愛も描けますし、感情が希薄化したが故に「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉の重要性、ひいては人との繋がりを再認識するエピソードも作れます。

人間と契約者の間にある絶対的な差異、そしてそこから生まれる差別意識。これらが10数個のエピソードの中でうまい具合に展開されており、上手くDARKER THAN BLACKの世界を彩っていたのではないでしょうか。そうだからこそ、最終回での黒の決断がより輝いてくるように思います。

【悪い点】
●複雑設定・専門用語が多い
「ゲート」は何かおかしい場所、「契約者」は特殊能力を持つ人なんだな〜ということはまあ初見でも分かりました。しかし物語が進んで、流星の欠片とかサターンリングとか色んな設定が出てくると、「ちょwちょっと待って」ということになってしまいました。
まあ次回作の流星の双子ほどではないですが・・・やはり説明不足は否めませんね。

灼眼のシャナ、とある魔術の禁書目録なんかもそうですが、独自の設定・世界観を活字で読ませるのはそう問題はないでしょうが、映像でそれを説明するのは結構難しいんでしょうね。まあ気になれば公式HPの解説で補間すればいいですし、そもそもそんなに肩を張って観ることもない訳ですけどね。

●能力ものとしてはありきたりの域を脱してきれていない
アニメである以上、ビジュアル的に魅せる能力が選ばれているんでしょうが、
やはり電撃にしろ、凍結・降雨にしろ、時間操作にしろ、憑依にしろ、どっかで見たことのある能力がそのまま出てきているのはちょっと味気なかったですね。
ウェイチージュンの能力とかは面白かったんですけどね・・・

●ヒロイン銀との絆の理由づけが弱い
黒にとって、最初は偵察役としてあくまで仕事上の付き合いという関係でした。それが一転、最終回では一緒に逃避行する、相思相愛とまではいかなくても、心理的にかなり近しい間柄になります。その関係性の変化が26話中に余り印象が残りませんでした。

銀にとって黒の印象に変化が訪れるのは、当然13、14話(いわゆる銀回)なのでしょうが、表情なく言葉数も少ないドールという性質上、どうしても銀の心情の変化を表すのが難しかったように思います。まあ一緒に活動しているうちに少しずつ惹かれていったという説明がベターなのでしょう、多分。

では黒にとってはどうだったのか。これがとにかく分かりづらかった。最終回、時間の逆行に飲まれそうな黒に救いの手を差し伸べる銀。私はこれが唐突だと思ってしまいました。最初の方は黒は基本的に妹の白に意識を向けている。銀回で黒と銀は近づくも、やはり篠田千晶やハヴォックと並ぶエピソードヒロインのままです。それ以外では、やはり銀は黒のサポート役にすぎないんですね。それがいきなりメインヒロインになってたので、そこに少し違和感があったように思います。

ここのところは、視聴された方によって色々意見があるかと思いますが、あくまで私自身の意見として見ていただけたら幸いです。

【良いか悪いか判断に迷っている点】
●次回予告が本当に雰囲気だけで終わっている
岡村監督渾身の力作である詩的文章(予言詩?)を、銀がロートーンで読み上げる次回予告(一部例外アリ)。15秒〜20秒の間に綺麗な文が読み上げられるのですが、自分は本放送時それを聞いて全てを理解できませんでした。(文字で見ればまた違ったんでしょうけど)
という訳で、なんかドールの純白さ神秘さな感じだけが伝わった雰囲気動画という印象でした。観終わって「え、で結局次回は何やるの?」という感じでした。

まあ次回予告に熱心に期待する人はそんなにいないでしょうし、ここはあくまで掴みであって、あまり重要視するところではない訳ですが・・

●「対価」について
合理的な契約者にはおよそ似つかわしくない非合理的な行動。
自分の指を折るとか、ドッグイヤーを作るとか、異物を口にするとか、ゆで卵を食うとか、対価という偏執狂的な側面が契約者の異端性をより浮かび上がらせていたように思います。

無表情で、まわりには意味のなさそうなことをせっせと履行する姿って、見ている人にとっては少し異様に感じますからね。合理さに適わない無意味さ(非合理さ)って、本当に人間っぽさが表れててよかったです。

その一方で、アンバーや教祖アルマ、岸田志保子のは強力な能力に対する「罰」みたいな対価ですよね。確かに面白いんですけど、こういう対価のあり方は定番でありきたりな気がするんですよねぇ。「容姿を操ったから、自分の容姿がグチャグチャになる」、「一撃必殺の能力だから、それに対する罪悪感を増幅させる」とか、能力のペナルティとしての対価って、上の対価に比べて、有意味すぎて面白みに欠けるんですよね。

少し手厳しいですが、「特殊能力とそれに対する代償」は最早ストーリーの定番になりつつあるので、もう少しコンセプトを捻ってもよかったのではないでしょうか。

【総合評価】
初回視聴時は、「おお振り」に並んで面白かったですね。
好きな話は、ヒロイン銀と恩師の逃避行を描いた13、14話、黄の人間臭さを描いた19、20話です。
完全に余談ですが、黒猫はこういうの好きそうですね。

2011/02/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:122(56%) 普通:13(6%) 悪い:84(38%)] / プロバイダ: 10195 ホスト:10288 ブラウザ: 6668
【良い点】
最近珍しい、大人向けで、萌えや色気なしの、フィルムノアールタッチのアニメ。登場人物はほぼすべて20歳以上の社会人。多くの設定が説明不足で謎のまま進んでいくという点は批判が多いが、そこがいい。2回目見てやっとわかるような作品に久しぶりに出会った。ヘイと毎回出てくる女性ゲストキャラとの間に恋愛とはまったくちがう人間としての関係がうまれるのを実に丁寧に描いている。嫌な感じのキャラ(黄ホァン)にも視聴者がだんだん感情移入できるようになっている構成も優れもの。緻密な背景がすごい、多くの場面が夜なのもノアールの雰囲気をかもし出している。音楽もいい。

【悪い点】
全体的に暗い作品なのでコメディックリリーフが必要なのはわかるが、探偵と助手の話を単にくだらなくて退屈すぎた。そういう時間があるなら、イブニング・プリムローズやパンドラの設定説明を工夫すべき。設定を全て説明すると世界観が小さくなるのはわかるが、最低限の説明を怠ると、面白みがうせる。

【総合評価】
設定自体は目新しくないが、人間が丁寧に描けているとこうもアニメは素晴らしくなるという好例。こういう作品がもっと増えて欲しい。

2010/10/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:83(80%) 普通:8(8%) 悪い:13(12%)] / プロバイダ: 7615 ホスト:7513 ブラウザ: 10736
【良い点】
・絵が奇麗。
・主人公、主要人物がとても魅力的。リーのときと黒の時のギャップがいい!

【悪い点】
・設定が難しい。ゲートってなんだ???
・アンバーは黒の何だったのか?

【総合評価】
・とても難しい話だと思います。wikiなどで解説を読みつつ見たほうが楽しいです。ていうか見ないと分かりませんでした。私みたいな理解の悪い人間はきっと捕捉説明がないとちんぷんかんぷんです。しかしながら、絵もきれいで、主人公はかっこよく、周りを取り囲む猫、銀、黄も魅力的。さらにそれぞれのストーリーがあったのも良かった。(猫はあまりないけれど。)
きっとこれだけ設定に説明がないのに続きをどんどん見れたのは、それだけ一つのストーリーが濃くてうまく出来てたからなのだと思います。しかもとても一つ一つのストーリーに哀愁があるというか、悲しいのです。私にはとてもそれが魅力的でした。

でも何で白の力がゲートに関係していたのか?などそもそもゲートって何で、何で契約者が現れたのか?など、分からないと事は分からないのですが。

2010/09/25 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:537(86%) 普通:57(9%) 悪い:33(5%)] / プロバイダ: 1914 ホスト:2101 ブラウザ: 3876
1と2の間を見たので書こうと思ったのだが、この監督設定が世界の概要を説明している感じが全くしない。いわゆるアドホックな仮説を聞いてるような出来の悪い設定説明。これはかなりいただけないと分かった。この作品を最初に見たときは、設定に関して嫌いじゃなかった。しかし真面目に作って無いなと感じてしまうほど説明すればするほど世界の全容は余計に分からなくなり、最初からしっかり組み立ててないだろ?って疑いをもってしまうところがある。ただ追加の作品は黒の契約者のカテゴリーになるようなので、それを踏まえて批判するのが正当だと思って書いている。この作品が終わった時点では一切気にならなかった部分。

ただし評価は一切落ちてない。あんまりそこの解明を楽しみにはしてなかったから。ちなみに見過ごせない設定、合理的思考は続編でかなりぐだぐだなものになるが、これは続編の問題なので切り離せる。

前半はかなり退屈だった。ただ雰囲気が好きなので楽しく見れた。この退屈さ雰囲気が好きじゃないと多分この作品の低評価に繋がっても納得する。これはかなりひどい。ただし同じ電撃を扱うキャラとの対戦する話は面白かった。素の黒が中々良かった。ただ話としては面白くないが、この作品の雰囲気を確立するのには役に立った。この作品どことなく感情的に乾いてて、暗い。ここが良い。

後半は面白かった。1,2話完結で最後や後半連続ストーリーと言うのは良くあるパターンだけど。この作品はこのパターンが上手く行ったほうだと思う。意外と後半の連続ストーリーが前半の面白さぶち壊してしまう作品も多いから。それどころか、好きだけど、退屈な作品だなと思っていた作品が面白いぞこれとはっきり感じた盛り上がりを見せた。

特にノベンバー11のチーム戦は良かった。伊達男ノベンバー11が本当にカッコいいしバトルも冴える。

そして特筆すべきは後半の2話の人情話。これは素直にお話として面白かった。ファンタジックな設定の話なのに、やくざものや、刑事ドラマの様なドラマを展開させていた。

後半全体を支えていたアンバーの魅力。とにかく大人アンバーも子供アンバーもどちらも可愛かった。可愛さと組織のリーダーとしてのカリスマ、人がついてくるキャラだと自然に感じられる。

ただラストは2もそうだけど、ちょっと分かりにくい。しかし2ほど致命的に分からない事は無い。

2010/08/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(33%) 普通:2(67%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 46975 ホスト:47069 ブラウザ: 10950
【良い点】
世界観
アクション
キャラ
ストーリー

【悪い点】
最終回
説明する気の無い設定

【総合評価】

【設定について】
設定を丸投げにする点では同じボンズオリジナル作品の「エウレカセブン」を
思い出しました。自分はエウレかセブンは最終回を見て
「ふざけんな何にもわかんねぇうちに終わったよ!」と憤慨したものですが、
このDarker than BLACKでは、その丸投げされる設定もあくまで物語の「調味料」として考えられます。(恐らく設定の物語への重要性だと思うんですが)
最近は謎を出すだけ出しといて「後はお前らが考えろ」と言わんばかりに最終回を迎える、悪いほうの「エヴァンゲリオン」の踏襲をする作品が多い中、これほど設定が気にならない作品も珍しいです。

【ストーリー面】
基本二話完結のクールでハードボイルドなストーリー、謎を追求するよりも人間ドラマに焦点を向け描く。個人的にはこういう一話完結の作品はかなりツボでガンガン作品に引き込まれていきました。(ビッグオー、ガン×ソード、ビバップ等々)

【アクション】
「能力」モノでしたが「能力がバレるとあっさり負けちゃう」ような変に頭を使って珍妙な駆け引きをするアホバトルではなく、非常にスピーディでカッコよく、戦う回数や長さは短いですが見所としては十二分。
そもそも主人公のヘイの能力がかなり殺傷性と即効性が高く、
「捕まえられたら即感電死」(スティッキィ・フィンガーズみたいです)
なので勝負は本当に速攻です。

【キャラクター】
無駄なキャラはいないと言っていいでしょう、
仮に今後出てきて「いたの?」なんてなりそうな奴は大概感電死してるので安心です。
強いて言えば三、四話で出てきた契約者になった女の子が最終回で、「出て5秒で死亡」だったくらいです。
あと個人的にはノーベンバー11と黄が好きですね。

【音楽】
世界観作りに大いに貢献してると思います。
Darker than BLACK以外に合うアニメが絶対無いと言い切れるほどピッタリです。
お気に入りは「Deadly Work」と「Total Eclipse」
運転中とかにかけると気持ちいいです。
OPの「HOWLING」も非常に耳に残る良曲です。
「覚醒ヒロイズム」については言及しません、嫌いなので。

明確な「ラスボス」的ポジションのキャラがいないので最終回で「ん?」となる人が多いと思いますがそれでも見て損はしないアニメです。

[推薦数:1] 2010/07/25 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:26(84%) 普通:2(6%) 悪い:3(10%)] / プロバイダ: 13117 ホスト:13131 ブラウザ: 11172
ハードボイルドでありながら、とてもロマンチックな物語です。夢や理想が語られない無機質な世界で、内なる苛烈さを持って何かを追いかけて散ってゆく人々の、その一瞬の輝きが乾いたタッチで描かれていますが、どうしようもないやるせなさよりも、どこか暖かくて大きな包容力を感じさせる。

【良い点】
・数々の設定の妙。契約者、ゲートといった謎のある各種設定の「舞台装置」としての機能。
・映像表現。これはもう絶対。作画やBGMはもちろん、アクションや演出、そして細かい人物描写が素晴らしい。
・上と被るが、設定と映像による雰囲気。煤けた夜の雑多な街並みや荒唐無稽な設定などによって醸成される質感のある空気感。
・脚本と構成。「神の視点」を排除し、説明を最低限に、読み手の想像力を掻き立てるような仕掛けとなっていました。

【悪い点】
・良い点の裏返しで、心理描写や感情表現が直接的でないため鑑賞者を選ぶ作品だと思います。
・静的な人間ドラマが主軸です。アクションや謎解きはメインではないため、そこに期待すると裏切られる(「悪い点」なのか?)

【総合評価】
アクションの素晴らしさは言及するまでもないですが、とにかく映像表現が見事な作品です。作画はもちろん画面の構図や動きが素晴らしく、短くも非常に緊迫感があります。演出は淡々としていて、キャラのセリフや表情もかなり抑えられています。しかしモノローグや大げさな芝居などのアニメらしい直接的な方法や、記号的表現に頼ることなく、映像による表現がしっかり出来ている。

また、対価やゲートなどの理解不能な、荒唐無稽な設定の数々については謎が明かされませんでしたが、しかし詳細が明かされないことによって逆説的に、絶妙な空気感を作り出している。ノイズも多い作品で、不審な幕切れを見せることも事実ですが、この作品のリアリティは「神の視点」の排除に核心があると思う。絶対に理解不能な、人間の思考などが断絶した「場」が作る空気感により、「世界」が人間の主体・意思を超えた不条理な存在であることが説明無しに語られる。理解できないものがただそこにある、そういう静かな表現なのです。

小難しく考える必要はなく、言葉で説明できない、映像的な魅力に溢れた作品です。現実世界で、一体どれほどの事象に意味づけが出来るでしょうか。そもそもそうした意味を見出すことが有効なのか。むしろ説明できる世界なんて嘘くさい。こうした理性や合理性で割り切れない部分こそがこの作品の魅力であり、人間の魅力なのではないだろうか。


本作は視聴者の望む展開を含め、人々の理想や夢を無慈悲に粉砕する不条理な現実を淡々と展開しながらも、夢を追いかけ流星のごとく散っていった人々が散り際の瞬間に見せる輝きを描いています。無機質な世界を描いているようでいて、それは逆照射的に、人々が心の奥底に捨てずに抱き続けている感情や夢を浮き彫りにします。というのも、この作品は異能アクションによる分かりやすいエンタメを展開しつつも、何らかの喪失を抱えながらも逞しく生きる人々のドラマを描き、繊細な心理描写や表情の機微に力点が置かれています。

虚ろな瞳に、無表情な契約者たち。異能の力を得た契約者たちは、その力と引き換えに何を失ったのか。しかし感情を失ったと言われる契約者による、人間以上に峻烈で激しく人間らしいドラマが展開されました。訳も分からず対価を支払う様子は、失われた「何か」を信じ、探し求めているようにさえ見える。彼らの合理性の目的とは、言い換えれば希望や夢であり、それは決して変わることのない人間の真実の姿である。この作品は、人々が利己的で無機的になりつつある現代社会に対する苦い認識が根本にありますが、そうした中で様々なものを諦めながらも、人は夢や希望を捨てきれないという人間肯定こそ核心なのだと思う。どれほど社会が変わろうとも、人々は夜空を見上げるのです。たとえ煤けた都会の空だろうと。

無機質で殺伐とした現代社会が加速した果てに、僕たちは一体何を喪失し、何を得ているのだろうか。未曾有の大惨事に直面しても、それでも人々は逞しく生き延びてゆくだろう。様々なことを諦めながらも、過ぎ去る日々を嘆きながらも、それでも未来へと何かを築いてゆくだろう。人々の喜びも悲しみも、絶望も不安も優しさも怒りも丸ごと飲み込むこの世界で。もし本当の星空さえ失ってしまったとしても、人間は人間らしさをどこかに残してあるのだ。きっと人々は夜空を眺めるのだろう。乾いた世界を描きながらも、そんな人の温かさを信じている、感傷的なロマンティシズムを感じさせる作品でした。

人知れず散ってゆく流星だけれど、もしかしたらどこかで誰かが見上げてくれるかもしれない。
[共感]
2010/09/30 (「悪い点」なのか?/銀と黒の逃避行が新しく出て、そこで出された設定の考察が今でもやテル人居ます。勘違いしてると私は思いますが、悪い点でしょうね by 名もなき詩人

2010/07/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:85(59%) 普通:41(28%) 悪い:19(13%)] / プロバイダ: 14860 ホスト:14763 ブラウザ: 11751
戦闘もキャラもかなり良く、とても見入る作品でした。

ちょっと中途半端で回収できていないフラグが多々あったのは気になりましたが、そこは2期に期待しましたが、2期はちょっと・・・。

銀ちゃんはいい!

でも、やっぱりいい作品だと思います。評価は「良い」です。

[推薦数:1] 2010/05/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:33(89%) 普通:2(5%) 悪い:2(5%)] / プロバイダ: 45343 ホスト:45235 ブラウザ: 4533
何と言いますか、確かにいろんな見方が出来る作品なのは事実でしょうけど、この作品がなんだったのか、
もっと普通に素直に捉えていいのではないかと思い、評価を書かせていただきます

正攻法で見ればこの作品の主要なテーマが「感情」「合理的思考」であることはこのキーワードが
作中で何度も何度もしつこく言及されることから明らかです。さらにそこに「夢」を加えられるかもしれません。

本作品に登場する契約者という存在は感情が希薄になり合理的判断が下せる存在とされています。
なので一見無機質で冷たい物語が出来上がるのかと思うと、実際にはそれはむしろ「感情」を対象化し強調する物語を生み出すことになります。
契約者の設定が浮き彫りにする「感情」という、人間のみが持ち得る要素。
2話1本で構成されるオムニバス形式の物語はその「感情」を、人間ドラマを通して描き出します。
それは喜怒哀楽、愛憎悲恋、後悔嫉妬、挟持や屈辱、寂しさや恋しさ、信仰、恐怖と、そして思いやりなど。
そういうありとあらゆる感情を扱って紡がれる物語は、契約者と人間を並べることで
「人間らしさ」がどこにあるのかをまざまざと私たちに見せつけます。

そんな「感情=人間らしさ」は時に人間の弱さとなる。
その人間の弱さを捨て「合理的思考」を得た契約者の姿は、まさに人間が進化した姿であるとこの作品は述べます。
人間の完全合理性というと古典的な経済学における人間像であり、
それこそ最近まで流行っていた新自由主義もそういった人間像を人々に求める思想である。
本作の物語―合理的な人間と、感情を持つ人間の対立―を、こういった思想と重ねて考えてもいいですが、
そこまで考えなくたって、経済競争や組織内での競争そういったものに勝つために時には感情を捨てなければならない場面は現実にたくさんある。
そうやって時に世の中が我々に求める「合理的思考」が支配する世界像を実際に推し進めたらどんな世界がそこにあるのか。
本作品はそういったことを我々に考えさせます。

これらのことはオムニバス形式の物語の最後となる20話にて、老婆と黒の会話という形ではっきりと示され、
それまでの物語が結局なんだったのかをきちんと総括してくれています。

そう、やはり契約者の能力それ自体に特に意味はないのだ。

契約者は感情のない合理的思考が出来る存在であるが、しかしどこか感情を棄てきれずにいて、
そんな彼らが引き起こす物語は静かではあるけど、どこか有機的で優しさに溢れている。

結局人間は感情を捨てられない。

だからこの作品の世界は、まさに李のいうように「ほどほどによそよそしくて、ほどほどにあたたかい」。
黒が李というキャラクターを通して時に本音を語る理由もそこにあるのかもしれません。

そして「夢」。このテーマを最も端的に語っていたのは本作ヒロインの未咲ですが、
妹に会いたがった黒、契約者の理想郷を作ろうとしたEPR、科学者としての夢を追いかけた博士など、ここの登場人物はみんな夢を抱いていました。
夢を見ない、合理的な思考をする契約者は何らかの組織の駒となって殺人マシンとして利用されるだけだけど、夢をみるEPRは自分たちのためにその力を使っていた。
それはある意味、会社のいいなりとして日々精神をすり減らすサラリーマン以上に人間的な行動で、「夢」がどんなに大切な事なのか、その重要さを示していました。
もちろんこれだって欲望とか正義感とかいった感情から生まれるものです。人間が人間であるためにやはり大事なのは感情なのだ。

DTBが言いたかったのはそういう人間らしさに関するテーマであり、案外大人向けの作品だったかと思います。

よくある「雰囲気アニメ」と言う表現もこの作品にはいい意味で当てはまります。
その渋い雰囲気の良さが分かるのもやっぱりある程度歳とってからでしょう。
その雰囲気を成り立たせる要素に、音楽が大切な役割を果たしている事があんまり言及されてないのが残念です。
アクションシーンで盛り上げてくれて、悲しいシーンでしとやかなピアノを演奏してくれて、
そうやって物語の雰囲気をしっかり掴んだBGMはもっと評価されていいと思います。

そんな中で完全に雰囲気はずした探偵連中はプラスの感情を代弁する重要な役割を果たしていて、
あれがあってこそDTBは幅広い感情をカバーすることに成功しています。なんだかんだで楽しいし笑えるでしょ彼ら。

色々考えて見るのも楽しいけど、普通に正面から見ても楽しめるアニメです。むしろ考えすぎたら訳がわからなくなるかも。
作中の人物のいろんな感情に触れて、感情って大事だなって思えたらそれでいいと思います。
それこそ感情って漫画とか映画とかエンターテイメントを楽しむのに必須で、製作者もその辺を意識して欲しかったのだと思います。
DARKER THAN BLACKだってエンターテイメントですしね。

2010/05/02 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:110(59%) 普通:31(17%) 悪い:46(25%)] / プロバイダ: 28568 ホスト:28476 ブラウザ: 10361
『流星の双子』(以下ジェミニ)のDVD・BDに収録の『外伝』を評する項目がないのでこちらへ。
本編で残された謎とジェミニを繋ぐお話で構成されている。ヒロイン《銀》がジェミニでコールドスリープ化され、なぜ《黒》はそれを抹殺しようと血眼になっているのか。
パッケージソフトだけに収められるというのが大変気に入らないのだけれど、出来は上々で、物語の核心が語られている。
今のところ2話までなので今後が待ち遠しい。

完全なオリジナルでこれだけのシナリオが書けるのは今の日本TVアニメ界にあって大変貴重な存在で、岡村天斎には益々期待したい。

2010/04/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(61%) 普通:1(4%) 悪い:10(36%)] / プロバイダ: 19170 ホスト:19377 ブラウザ: 13663

この系統のものとしては自分の中で最高に近い出来だったので【とても良い】の評価を付ける。

【良い点】
◎アクションの演出がかっこいい。ついつい自分も真似したくなるような感じ。
◎ヘイの謎めいたキャラがいい。いろんな人格を持ち合わせていて魅力的。
◎毎回(2回ごとだったっけ?)絶妙に味のある短編チックなストーリー。
○インのジト目たまらない。

【悪い点】
×最後の終わり方。気楽にみている人にも分かりやすいようにしてほしい。
△萌えが足りない。全く個人的願望ですみません。

2010/04/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 34156 ホスト:34136 ブラウザ: 2035(携帯)
日常の中に潜む非日常。謎めいたアニメです。このころの黒はドジ、冷酷、時には感情剥き出しだったりと、どれが本当の黒なのやら。主人公であるのにの謎があっていいです。
様々なキャラも出てきてよかったです。
戦闘シーンは派手でないのもいいです。
ゲートや契約者、対価といったキーワードもいいです。様々な黒の活躍が見れてよかったです。

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「感じとしてはカウボーイビバップと似た印象を受けた。音楽による効果もあるかも知れないが、各々二話程度の...」 by ヒロシゲ


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