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[アニメ]千年女優


せんねんじょゆう / Millenium Actress (Sennen Joyu)
アニメ総合点=平均点x評価数465位/3,702作品中(総合54/偏差値54.64) 464位<= =>466位
アニメ平均点(評価10個以上限)769位/2,044作品中(平均1.10=良い/49評価) 768位<= =>770位
2002年アニメ総合点26位/138作品中 25位<= =>27位


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作品紹介(あらすじ)

芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。

「一番大切なものを開ける鍵…」

少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。

制作プロダクション:マッドハウス
監督:今敏
原作:今敏
美術:池信孝
音楽:平沢進
音響監督:三間雅文
主題歌
『ロタティオン[LOTUS-2]』作詞・作曲・編曲:平沢進
キャラ/声優
藤原千代子:折笠富美子小山茉美荘司美代子 立花源也:飯塚昭三 井田恭二:小野坂昌也 鍵の君:山寺宏一 大滝:鈴置洋孝
日本 公開開始日:2002/09/14(土) 映画
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2010/02/22 / 最終変更者:kunku / その他更新者: 雪霞 / 有線KKK / TCC / 提案者:宝家義頼 (更新履歴)
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2012/03/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(45%) 普通:6(15%) 悪い:16(40%)] / プロバイダ: 37468 ホスト:37711 ブラウザ: 8844
今敏の作品では一番好き

何処までが現実で、何処からが虚構かが解らなくなる
のでなく、その区別自体が意味の無い物になってしまう所が素晴らしい
虚構と現実、その融合はよく有るテーマだがこのレベルで成功したアニメはこれだけだろう

一般的な意味でのストーリーは無いと言ってもよい
全編演出のみともいえる
よって、解らない人には解らないし、合わない人には合わない
個人の何が、それを分けるのかも興味深い所であるが
自分には合った。そして、それは幸運なことだと思う

古い邦画ネタも楽しい
蜘蛛巣城、君の名は、二十四の瞳、ゴジラ、トラック野郎等々。小津も入ってるか?
自分の邦画スキルが高ければ、もっと楽しめたろう

個人的には少女期の千代子さんがすごい好き
折笠富美子の演じすぎない演技も良い
特に鍵の君が廃墟の壁に残した絵が最高。あのキーホルダー欲しい!

評価は、とても良いで。

2011/07/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:529(76%) 普通:26(4%) 悪い:138(20%)] / プロバイダ: 555 ホスト:510 ブラウザ: 14175
時代を飛び越えて一人の女性の一生を観て行くスタイルが斬新で面白かったです。
話の進行として立花と井田の掛け合いが良かったです。
特に常識人としての井田が居ると居ないとではかなり違ってくると思います。
また作画も非常に素晴らしく、浪漫溢れる作品だと思います。

2011/05/01 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1176(56%) 普通:327(16%) 悪い:603(29%)] / プロバイダ: 14863 ホスト:14685 ブラウザ: 9932
美術館に展示された名画や彫刻の様なアニメ。
これが、この作品の第一印象です。

立花源也が井田恭二を連れて往年の大女優・藤原千代子のインタビューに訪れて千代子に古い鍵を渡した時、
全てが始まります。

宇宙に飛び立つシャトルに乗り込む宇宙飛行士、戦国武将に恋する公家の女性、花村紅緒(はいからさんが通る)を髣髴させる大正時代の女学生等、
視聴者は、千代子が過去に出演した数多の作品が一つになって生み出された千代子の世界に源也を通して誘われます。

そこで源也の目に映る千代子は、全て「あの人」を追い求める恋する女性。
作品を締めくくった千代子の最期も、死んだ後も恋をし続けるだろうと予感させる光景でした。

これらを通して制作者は、「恋」そのものを見事に描き切っていました。

[推薦数:1] 2010/02/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:27(84%) 普通:5(16%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 10673 ホスト:10448 ブラウザ: 15043
【良い点】
アニメならではの表現方法である。
極めて斬新な映像表現と脚本。それでいながらにして内容はシンプル。
傑作、アニメというメディアにとってこの作品はこの一言に尽きる。

【悪い点】
内容はシンプル。ではあるが、シンプルすぎる感は否めない。が、シンプルでなければいけなかったのも非常によくわかるのでこれは仕方ないのか・・・
はたして、普段アニメをよく見ない一般視聴者にこの作品はどう映るか、と考えると疑問である。

【総合評価】
とにかく傑作です。これは揺るぎようのない事実であり、疑う余地はないでしょう。
が、それは自分がアニメをある程度見慣れているからであり、また感情移入する見方でもないのでめぐるましく変化する主人公の「役」に振り回されることなく、客観視して「千代子」を見ることができるから思えることなのかもしれない。
これは本当に万人向けの作品なのだろうか。個人的な感覚ではあるが、決して万人向けな作品ではないと感じてしまう。

これが第一印象ですかね。
しかしながらやはりアニメとしては秀逸な作品であると思います。

作品のほとんどを回想で組むという挑戦的な作りでありながら、さらにその回想を「現代の登場人物」たちが「役者」として演じるという作りになっています。非常に斬新であり、これはアニメメディアであるからこそできる表現であるのは、あえて言う必要もないですね。
回想を登場人物たちが演じる、という発想は素晴らしい。ただ、それを広げた脚本はさらに素晴らしい。
「回想の中の登場人物」に対して、「現代の登場人物」が演じる「役者」が干渉しすぎないように微妙な距離感を保ちつつ、それでいながら、中盤から思わず「役者」が混ざり合ってしまうステージへの移行は非常にスムーズに行われていました。さらには同時にそのシーンを終幕につながるキー場面に仕立てあげてしまうとは・・・恐ろしい脚本です。

しかし今作を支えたのは声優の実力なのかもしれません。正直に言って、僕は声優を語ることが嫌いです、が、今作においては語らざるを得ない。回想中の多くのキャラクターを同じ声優の方が演じる作りになっているわけですが、確かにキャラクターごとに声の差はほとんどないように聞こえます。にもかかわらずほとんど不自然さを感じさせません。逆にキャラクターが変われば、ある程度声も変わってしまって当然に思うのですが、それを感じさせず、あくまで「現代の登場人物」の声がベースにあって「回想中の登場人物」たちを「役者」として演じている、と思わされるのです。声優だからこそなせる技に思えました。


よかったと思う点をいくつかあげてみましたが、テーマ・メッセージは極めてシンプルなものでしたね。表現が非常に秀逸ですが、内容は逆に凡庸も凡庸で、中身はすっからかんと言っても過言ではないです。いや中身はありますが、まさに、別にアニメでやならなくてもいいだろう、という内容です。
これに関してはフォローのしようがありません。が、このシンプルさは必要だったのだと僕は思います。あれほどまでに綿密に組まれた複雑な映像表現と脚本に対して、たとえばそこに同じくらいに複雑な内容があったとしたら、はたしてそれは作品としての体を保てたのでしょうか?
僕はそうは思いません。
あの映像表現と脚本を生かすにはこの内容が限界であり、同時に最良最適だったのだと思います。
あえて細かく掘り下げないことで表現と脚本を生かす。非常に難しく微妙なラインではありますが、僕は成功した例だとは思います。


まぁとはいえ、僕は完全に客観視してしまうので、感情移入だけを求める今作に対してはなんの感涙もなく・・・きっと僕と同じく客観視組はかなり物足りないなーって思いながら見たんだと思います。


アニメをある程度見慣れて、情報量が多少あっても自分の中で処理でき、それでいながらにして登場人物に感情移入してみる人向け、というものすごい狙いを限定した作品に思えます。というかこのサイトユーザー向け、と言い換えた方がいいんでしょうか。
ともあれ、決して万人向けではありません。
しかし、アニメメディアに対して、挑戦的で斬新な作品であることは間違いなく、その点は大きく評価してしかるべきだと思います。
というわけで、ちょっと低めな気がしますが良い。
[共感]
2010/02/24 自分の評価がつくづく言葉足らずだったと反省してますorz 物足りなさの原因は指摘されている通りです(( でもシンプル過ぎるテーマが逆に無下に出来ない気持ちもわかります。。 by アンレー

2010/02/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:150(66%) 普通:46(20%) 悪い:30(13%)] / プロバイダ: 4389 ホスト:4367 ブラウザ: 8782
【良い点】
思う人を追って、あらゆる時代の中で追い続ける。また、次から次へと連続的に時代を飛び越える着想は良い。

【悪い点】
思いの発端に説得力が乏しい。説得力のある初期設定が必要。
作画は、もっと萌えチックの方が良い。

【総合評価】
良いと評価する。

2009/02/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:120(57%) 普通:44(21%) 悪い:45(22%)] / プロバイダ: 4964 ホスト:5151 ブラウザ: 6493
【良い点】
ノスタルジックな空気を持ちつつもBGMのテクノが重なって作られた独特の世界観が美しい。現実と映画を交互に入れる事でその世界観がより際立っている。
差し込まれる映画で千代子の現実に起こった事、女性が経験する葛藤を暗示しているのが上手い。そこはさすがに今敏と言うべき。
恋というもので人生を美しく出来た一人の女性の生き様を見事に描ききった点はただ感服するばかり。

【悪い点】
良作ではあるが・・映画のシーンを差し込む手法が逆に妙な難解さを生み出すという裏目になってしまっている所がある。また、千代子の周囲の人間の結末をもう少し掘り下げて欲しかった。込められているものには感銘できるが・・何か物足りないものを感じてしまった。

【総合評価】
パプリカほどの面白みは残念ながら感じなかった。十分魅力的な作品だが、物足りない点が多いのが正直な所。よって若干低めに評価する。

2008/12/30 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(15%) 普通:57(27%) 悪い:120(58%)] / プロバイダ: 2129 ホスト:2063 ブラウザ: 5095
二堂;二堂です。

新駄;新駄です。

二堂;あの人に会いたい。ただその一身で昭和を駆け抜けた女優の話。

新駄;顔はだーれもしらないけれど。体はみんなしっている。

二堂;けっこう仮面の主題歌かよ。

新駄;ほんとそういうのりで、鍵だけをヒントだけに探すんですよね。いとしい人をまぁ女の執念というか。

二堂;劇なのか、現実なのかわからない演出がさえわたり面白かったですね。人生はまさに劇って感じで。

新駄;それはええけど、俺ものすごくむかついたんですよ。

二堂;あらなんでしょう。

新駄;だいたい、まぁこの主人公最初はベテラン女優いじめられて。大きくなるわけや。ほんでまぁだんだんベテランになってくる。

二堂;そりゃ年取らずに出世しないのも変でしょう。

新駄;まぁええやきけよ。ほんで泉ピン子クラスの大女優なるわけや。そのころに肝心の鍵がなくなるわけや。そこで鍵を探せっていうんだけど。なんかやさしいんよね。もっと大女優なったらタバコ吹かして、ふんぞり返って、スタッフのクビするぞとかおどしたりとか、見つからへんようなら、クビ切るような横暴するやろ。

二堂;あのなんか新駄よくそんな知った口をきかますね。現場おさえたんですか。

新駄;へんけどやな。そのくらいの人間臭さがいるやろ。この監督はドンだけ女優を神聖視してるんだよ。人間ってもんは欲にまみれてる部分があるだろう。こんな善良な人間逆に怖いは。

二堂;それは映画だから。

新駄;そうかもしれないけど、劇という演出を引き出すには現実部分をもっとリアルに描いてそのギャップ楽しむもんだと思うわけや。まじでこの女優かて長い人生の中ではもっと過ちはおかすだろう。それは年をとって反省するものでしょう。もし、このばばぁがよ、年取ってこれほどまでに美談しかかたらようなら、俺は、ばばぁにむかって「人生やり直せ」っていうね。まじでなんかええ人だらけのくだらない作品にしか映らなかったので「とても悪い」で。

[推薦数:1] 2008/11/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:56(84%) 普通:5(7%) 悪い:6(9%)] / プロバイダ: 10150 ホスト:10359 ブラウザ: 5234
こういう今時ない恋愛ものってとても新鮮ですね。

出会いは本当に偶然なんだけれども気持ちは高ぶっていきいつの間にか彼を求め追いかける。
そこまで気になる人でもないのにそういう人に限って大切な人に自然になっていくんですね。

彼女が女優を演じながら彼を探していく。現実と演技が交差しているところが割と斬新で面白かったです。後半、彼女が走りながら彼を追いかけてゆくテンポのいい画面を切り替える演出は彼女の会いたい気持ちがとても良く表現されてたんじゃないかと思います。

最後は悲しかったですけど彼女が言ってた「彼を追いかける私が好きだった」のセリフはとても印象深いものがありました。いつの間にか彼を探してると同時に自分を見つけている。このシーンでこの映画の良さがガツンときましたね。
見ているうちに思わず泣いてしまいました。
ひたすらに誰かを追いかける。意味はないけれど、ただ会いたいから。その気持ちが見ていてどこか矛盾していてどこか納得してしまう・・・。
とてもいい映画だと思います。

2008/11/01 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(50%) 普通:4(17%) 悪い:8(33%)] / プロバイダ: 49929 ホスト:49842 ブラウザ: 6270
シナリオ構成や演出は素晴らしかったです。
劇中劇とそうでない部分との複雑な交錯はパーフェクト・ブルーの延長線上とも言えるけど、
本作は映画のワンシーンとして様々な世界がめまぐるしく展開。
これは観ているだけで楽しいし、わくわくする。
ストーリーは1人の女優の一途な恋を描いただけだけど、
その熱さとスピード感には目を見張るものがありました。

しかし一方で話に乗り切れなかったのも事実。
というのもこの作品の描く、いわゆる古きよき時代、その空気、そして映画…
自分にとっては(世代的にも)実感として全く分からないもので、
なんとなく疎外感さえ感じてしまいました。
これは完全に大人向けの作品だなぁ。

2007/08/27 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 5979
駆け抜ける願いと永遠の不在。
どういう形であっても見つめるものがある限り幸せということができるのかもしれない。
どんな時代であってもそれは同じで、亡霊を追いかけて死を迎える。

アニメの中での劇中劇を観ているようで面白みはあったが、それほど驚くような作品ではなかったのも同時に感じられた。が、全体のバランスはよく、作りこまれた完成度の高い脚本が際立っている。

2007/08/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:32(82%) 普通:2(5%) 悪い:5(13%)] / プロバイダ: 12776 ホスト:13107 ブラウザ: 6306
『思い人を求めて、ただひたすらに走る』

内容は本当にそれだけ、だけど走るのを見ているだけなのに、完全に惹き込まれる。なぜ「これ程に惹き込まれたのか」と問われると、結局『百聞は一見にしかず』私にはこの表現しか出来ない。

『百聞は一見にしかず』というのには、2点の映像構成の妙にある。

まず簡潔に概要を説明すると、かつての銀幕スター千代子に取材のため立花とカメラマンが訪問することから始まる。そして千代子にある鍵を手渡す、そこから千代子が過去を語りだし、それが映像として映し出されて展開する。

●1点目の映像構成
過去を語る記憶の映像に立花とカメラマンが映像として映し出されることにある。しかも千代子が走れば、それを追いかけるわ、落とした帽子は拾うわ、完全に千代子から語られる過去の映像と同化しているのだ。言葉で語ると無茶苦茶な映像に思えるかもしれないが、立花とカメラマンが映像に引き込まれたように視聴者を引き込む力があった。この映像構成は視聴者により臨場感や緊迫感をだすのを狙いにした構成だろうが、「何だこの無茶苦茶な映像は」と思う視聴者の立場を代弁するように、カメラマンが突っ込みを入れており、突っ込みの役回りを用意するあたりは、単純に斬新さだけを狙ったものではない視聴者意識の表れも感じさせた。

●2点目の映像構成
映像の切り替えがすばらしい。過去の語りから、出演した映画と鍵の君を探し求めて追いかける人生とが相互に進行していくのだが、鍵の君を追いかけて走る際に映画のシーンに切り替わったり、ある映画シーンで扉を開けると別の映画のシーンに移り換わる。これも一見、無茶苦茶な映像に思えるが、『いとしの君を追いかけて走る』というシーンで一致しているため、混乱することもなく、むしろ映像の切り替えがもたらすものは、ただ『いとしの君を追いかけて走る』ことを飽きささない展開力をもたらしている。

斬新な映像構成を狙った安易な作品ではなく、視聴者に臨場感や緊迫感を感じさせる映像に仕上がっていると思う。そしてただ映像だけがすばらしいのではなく、関連性や運命をうまくリンクさせて作られているところも非常に細かく作られているなと思った。評価は当然「最高」

[推薦数:1] 2007/06/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(56%) 普通:10(14%) 悪い:21(30%)] / プロバイダ: 10245 ホスト:10185 ブラウザ: 6299
この作品は芸術性が高いし、アニメならではのアイディアの投入が秀逸。
かつての名女優だった老婆・千代子が、自分の演技を回想しつつ、愛しい人を捜し求
めた生涯を振り返っていく。回想の中で彼女は戦国時代の姫、旅する女忍者、満州鉄道の
乗客、明治維新、幕末の士族、宇宙飛行士などなど、役柄を様々に変化させ、舞台も
大昔から近未来に向けてめまぐるしく変遷していく。更に、初恋の人を追い求める過去の
自分が役柄にオーバーラップし、虚構と現実を颯爽と駆け抜ける。インタヴュアーの
立花&井田も話に引き込まれたということであろうか、回想シーンにちゃっかり登場し、
千代子の純真な思いを応援したりツッこんだりして盛り上げる。こういったアニメの
特性を活かしきったアイディアが効果的に取り入れられていてお見事。

そして物語もいよいよクライマックス!って所で、感動のラストかと思いきや・・・。

最後の千代子の台詞は、予想外という意味で非常にインパクトがあった。黒澤映画
「蜘蛛巣城」らしきシーンにおいて、老婆(実は年老いた千代子自身?)が千代子に
向かって「お前が憎い、そして愛おしい」と告げる。そして、鍵の君の顔を全然思い
出せなかったりなど、伏線がしっかり張られていたことが後になると思い至る。女優は
女優であるが故に自己を愛せずにはいられない。千代子の最後の一言が無ければ、確かに
素直に感動できていたとは思う。しかしながら、あの一言が故に、人とはこういうもの
だろうと達観した作品と言えなくもない。巷では「感動がぶち壊しだ〜!」との意見も
あり、そういった感想も分からないではないが、自分はこの意外性も大いに評価したい。

2007/02/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:94(63%) 普通:18(12%) 悪い:38(25%)] / プロバイダ: 12661 ホスト:12504 ブラウザ: 2983(携帯)
これってたしかパーフェクトブルーを制作したスタッフの新作でしたよね。

パーフェクトブルーを見て凄まじく強烈なインパクトを受けた為この作品も多いに期待してみたのですが

いや、もっとキツイのが来るかと思ったら全然そんなことはなかったんでちょいビックリ(笑)
ただ、やっぱり映像運びというかなんというか抜群のセンスですね。

これがジャパニメーションだ!と感じさせてくれる傑作

2007/01/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:226(41%) 普通:144(26%) 悪い:183(33%)] / プロバイダ: 13644 ホスト:13688 ブラウザ: 3875
画撮影という設定を利用して、映像だけで、「愛する人を求め時を超え時代を超え宇宙まで行っちゃった」的な表現を見せているのが上手い。最後の言葉から察するに、結局恋に恋してただけみたいな、いわゆる若さゆえの思い込みみたいな解釈をしてしまったんだけど、良かったのかな?同時に「一番大事な物を開ける鍵」ってのも結局一番輝いていた頃の自分を取り戻す事ができる思い出の品(記憶の扉を開ける鍵)って解釈になったんだけど、これも見る人によって変わってくると思う。

2006/12/01 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:44(39%) 普通:61(54%) 悪い:9(8%)] / プロバイダ: 11085 ホスト:11191 ブラウザ: 6363
うーん、やはりと言うべきか。
起伏に富まない展開ですね。回想シーンの時代の移り変わりで話に変化をつけようとしているのは分かるんですが。残念ながら私と作品の間には距離が出来てしまいました。

個人的には、だらっと見ただけで終わってしまった作品ですが、面白く見れる方もいるでしょう。

2006/09/11 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4361 ホスト:4233 ブラウザ: 3876
とにかく脚本が素晴らしいです。
それだけで最高の評価に値します。
シナリオ上の多彩な技巧が破綻することなく詰め込まれています。
ここまで綿密に練られた脚本はアニメではまずあり得ないし、純文学小説にも珍しいくらいです。
ただし結局言いたいことは何もないのと同じで、宮崎アニメのようなエネルギーに欠けるのが残念でした。
何より脚本が最大の魅力ですが、絵も綺麗だし音楽も悪くありません。
芸術作品としてもエンターテイメントとしても楽しめます。

2006/04/19 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(86%) 普通:1(7%) 悪い:1(7%)] / プロバイダ: 2506 ホスト:2449 ブラウザ: 5234
最初見ているうちはタイトルからして不老不死の話か?とかいろいろ考えてたんですけど、思ったより難しい話でもなかったです。
次は何がくるんだーってワクワクして見てました。

劇場用なので絵が綺麗だし、コメディ要素たっぷりなんで面白いです

ただ、ラストまでテンポよく見ていったんですが最後の千代子のセリフで「ええええ!?」と混乱した(苦笑)

2006/04/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:130(58%) 普通:39(17%) 悪い:57(25%)] / プロバイダ: 7525 ホスト:7609 ブラウザ: 5234
今敏監督の作品は今回初めて見ましたが、十分楽しめました。

劇場版ということで作画もなかなかの出来だったし、千代子のために奮闘する立花とそれを冷めた目で
見ている井田とのギャップが面白かった。立花が千代子の人生に密接に関わっていたのは意外でした。

ストーリーに関して。実際の過去と出演した映画のシーンを織り交ぜて鍵の君を追う千代子の一生が
描かれていましたね。なかなか面白い構成だとは思いましたが、分かりにくい部分があったのが残念。
ただ千代子の一途さには心を動かされたし、一度は諦めたものの死してなお鍵の君を追いかけようとする
彼女の姿勢には涙腺が緩みました。

声優陣も良い演技をしていたと思います。特に違和感を感じることも無く、すんなり視聴できました。
音楽も印象に残るものが多かったです。

評価は「とても良い」に近い「良い」で。

2006/04/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:309(84%) 普通:30(8%) 悪い:29(8%)] / プロバイダ: 46436 ホスト:46333 ブラウザ: 7281
いろんな意味で感動させられた。
一人の女優の純粋な心、女優を愛するファンへの愛、映画を支える裏方への愛。
そして、ごく自然に受け入れさせられる巧さを示してくれたクリエータ魂にも。

女優が出演した映画の様々な場面を紡いで一つのストーリーとして完成させ、そこに現実を融合させる斬新な手法。最初はアレって思ったけど、すぐに慣れた。

演出と構成が見所ですが、映像/キャラデザ/アニメーション/声優/音楽…どれも文句無しの出来。
こういうの観るとアニメやめられなくなります。

[推薦数:1] 2006/04/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(39%) 普通:2(6%) 悪い:17(55%)] / プロバイダ: 12661 ホスト:12545 ブラウザ: 2868(携帯)
千代子に萌えは無理や。コスプレ七変化もオール全滅。挙句オヤジに萌え出す顛末。でも昭和女優の銀幕史が乙女の恋遍歴へと様変わりしてく様子は単純に見てて面白かった。センチメンタリズムな焦燥感を臨場感あふれる文体でえがきだす走る女はジブリの空飛んでナンボにも負けず劣らぬ名演出や。

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「作り方が独特で、ストーリーやら構成やらなかなか練ったものだった。シナリオ自体は惹かれるものがあり、わ...」 by タリバン萌え〜


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