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| [推薦数:4] 2011/04/30 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/] by HARIKYU (表示スキップ) 評価履歴[良い:120(76%) 普通:18(11%) 悪い:19(12%)] / プロバイダ: 18081 ホスト:18205 ブラウザ: 4341 ) 本作は学生時分のリアルタイム放送時に姪っ子たちと一緒に見たり、その後幾度も再放送されていたものを見ていた記憶があるのだが、今般全話を再視聴する機会があった。 見終わってみると、もともとは「身なし子」である主人公の「キャンディス・ホワイト」が周囲の荒波や激流にもまれ、翻弄され、「イライザ」や「ニール」の意地悪に悩まされ、また幾多の困難に直面しながらも、持ち前の明るさとバイタリティで、逞しく健気に乗り越えていく姿は実に感動的である。 この「キャンディ」の持つ19世紀的な女性パワーは、残念ながら現代人の誰しもが持ち備えていない。 放映後30数年経ち、自分も中年世代となった今また観返してみても、何度涙し、何度拍手を送ったかわからず、今後も男女の別なく、また世代も越えて愛されてほしい作品のひとつだと願う。 本作は主題曲も含め、国産少女アニメとしては3本の指に入る「傑作」であると私は信じて疑わない。 本作は序章部分を除けば、「キャンディ」思春期のほんの2〜3年間の出来事を切り抜いたものだが、全話観返してみるとあたかもキャンディの「半生記」を見たかのような重量感と充実感が得られる。 かなり強引な話の持って行き方もあるが、そこは当時の東映動画脚本の「癖」のようなもので、今となってはご愛敬だろう。 また「キャンディ」の衣装デザインについては原作漫画家から、当時のテレビアニメ技術では対応できない難しいクレームもつけられて非常に困ったと、当時の演出の方がおっしゃっていた。 キャンディの居場所も、ポニーの家、ラガン家、アードレー家、聖ポール学院、聖ヨアンナ病院・・・・・など転々と移り変わっていき、それぞれの居場所で、それぞれに微笑ましい中にも、感動したり、涙したり、といった多彩な展開があり、そして恋人としての「アンソニー」や「テリュース」との死別や離別もドラマチックに描かれていく。 また、居場所を変える途中での船や鉄道、馬車、それに居候先などでの行きずりの人々と繰り広げられる心温まるロードエピソードも多数織り込まれ、それらが一層本作の楽しさを増す要素にもなっている。 声優の松島みのりさんの好演も非常に魅力的であった。 本作は原作者と漫画家との間で著作権や商品権をめぐる訴訟その他、種々の、素人には訳のわからぬ法的問題が山積しており、おそらく将来的にもDVDをはじめとした新規メディア商品は半永久的に発売されることはないのではないかと言われている。 世界に誇るべきアニメの名作が、「利権」という名の欲望によって闇に封じ込まれてしまっている現実はまことに悲しいし、国民の不幸でもある。 現在、国内メディアで視聴可能な「キャンディ・キャンディ」は、かなり以前に発売された、前半46話までの抜粋回24話分が収録されたVHSビデオが8巻と、劇場用アニメ3本が存在するのみである。 これだけでは「キャンディ・キャンディ」の全体像を捉えることはできず、また現存する中古ビデオも極めて高価な商品で、どちらを見ても八方塞がりな状態になっている。 ただしここまでは日本国内の話で、海外に目を転ずると、輸出されたフィルムを元に作製されたと思われる全話収録の海賊版のDVD-BOXも存在し、またネット上にも英語や仏語、ラテン語などに吹き替えられた動画が多数散在するという、国内では「ありっこない」現象が見られる。 そこで多大な労力を使い、現在ネット上に散らばっている「日本語版キャンディ・キャンディ」の動画を全話拾い上げ、個人視聴用に自分のブログにまとめてみたこともある。 しかし現在、この日本語版のキャンディ・キャンディは東映アニメーションからのクレームによって全て削除され、残っているのは海外の吹き替え版ばかりで非常に残念だ。 この評価板に投稿する |
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