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[アニメ]はだしのゲン


Barefoot Gen
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:はだしのゲン / 文学:はだしのゲン / ドラマ:はだしのゲン / 日本映画:はだしのゲン
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アニメ平均点(評価10個以上限)1,031位/2,044作品中(平均0.81=良い/79評価) 1,030位<= =>1,032位
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監督: 真崎守 製作: 中沢啓治 プロデューサー: 吉元尊則 岩瀬安輝
原作・脚本: 中沢啓治(週刊少年ジャンプ連載/集英社市民 文化評論 教育評論連載)
撮影監督: 石川欽一 美術監督: 男鹿和雄 音楽: 羽田健太郎 音響監督: 明日川進
作画監督: 富沢和雄 設定:丸山正雄 色彩設計:西表美智代 編集:尾形治敏
声の出演
元:宮崎一成 進次・隆太:甲田将樹 大吉:井上孝雄 君江:島村佳江
英子:中野聖子 朴:西村淳二 政二:森功至 政:中村啓 勝子:青山貴美
日本 開始日:1983
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最終変更日:2008/10/18 / 最終変更者:OP屋さん / その他更新者: TCC / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2012/02/12 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:808(57%) 普通:236(17%) 悪い:366(26%)] / プロバイダ: 20089 ホスト:20180 ブラウザ: 7541
勿論、面白いわけなんかないです。
戦争を描いた一作。CSで何度もやってますし、学校でも見せられました。
惨酷描写があり、とにかく暗くて暗くて仕方がない作品ですが、これを作ろうとした製作者たちの気持ちを感じると、やはり多くの見て欲しい作品だなぁと思います。
面白くはないけど、伝わってくるものはあったし、悲劇を描くというのならこうすべきでしょう。
作画も結構細かかったですね。

2011/05/07 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:49(82%) 普通:5(8%) 悪い:6(10%)] / プロバイダ: 16723 ホスト:16987 ブラウザ: 5357
…かなり残酷な話ですね。
残酷といっても悪いという意味での残酷ではありません。

戦争・そして原爆の投下によって多くの人々の幸せがずたずたにされるなんて…

何の抵抗も出来ない人を殺して何の利益になるというのでしょうか?
兵士はこのとき人を殺してしまったという罪悪感は感じなかったのでしょうか?
今後このようなことは二度と起こしてほしくないです。

原爆が投下された広島のシーンを見ましたが、かなり恐ろしい光景でした。
アニメだから表現は抑えられてはいるが、現実はもっとグロテスクだったであろう。
これが実際に起きたことだと考えるとゾッとします。
生き延びた人々はこの光景を嫌でも見なければならなかったのだ。悲しすぎる…

さすがに「良い」はつけられない。
しかし伝えたいことは伝わっているので悪い作品ではない。
よって評価は「普通」

あと3年後の話について言いたいことがある。
この話の中で中岡元らが農作物を盗むシーンがあるが、許しがたい行為だ。
「生活に困っていれば人のものを盗んだって構わない」とでも思っているのでしょうか?
「ふざけるな!」と言いたい。

2010/10/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:42(79%) 普通:4(8%) 悪い:7(13%)] / プロバイダ: 9982 ホスト:10069 ブラウザ: 11755
小学4年生の時(この年は終戦40周年)、初めてマッドハウス製作のアニメ版をたまたまテレビで放送されていたので見ました。とにかく原爆の爆発で広島市を壊滅させたり、その原爆の爆発後の描写は原作より、いや原作とほぼ同じように市民達がグロテスクに描かれているのを衝撃を受けました(原作はそのアニメ版を見てから初めて読みました)。原作者の中沢さんが少年時代に原爆地獄を経験したのをきっかけで「もう一人の自分」でもある元を主人公にしたこの「はだしのゲン」を誕生させたのですね。アニメ版では原作1巻〜4巻までを50%前後設定を変更させながら製作され、その次のアニメ版作品「〜2」では原作5巻〜7巻までを前作同様50%前後設定を変更させながら製作されましたね(「〜2」の方は生で見させて頂きました)。僕自身アニメ版で印象に残るのは羽田さんによる劇中音楽とOP&EDの主題歌、男鹿美術監督による劇中の広島市内の美術設定と「1」の冨沢作画監督によるキャラクター設定が原作より大幅アレンジさせながら描かれているのが印象深いですね(出来たら「2」でもキャラクター設定は前作同様冨沢さんに担当してほしかった)。それとその「2」の方は元と隆太、それにエンコウの政(原作で言えば隆太達を引き取ったやくざの岡内組の首切りの政を少年時代にアレンジしたのかそれとも「2」のオリジナルキャラなのか不明)を初めとする数人の原爆孤児達と共に力を合わせて生き続ける友情の姿を描かれた所と最後のシーンが印象に残ります。この事を書きこむともう一度「はだしのゲン1・2」が見たくなりました。そしてまたいつか中沢さんの出身地の広島に行きたいなと思います。
ちなみに評価はとても良いにしときます。

2010/07/21 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(83%) 普通:3(6%) 悪い:5(10%)] / プロバイダ: 52128 ホスト:52023 ブラウザ: 6180
原作と同様でとても戦争、原爆の残酷さを伝えている良い作品だと思います。
声優も当時の本当の子供を声優に使ったこともあり、なかなかよかったです。

原爆が炸裂したシーンがトラウマになったという人がたくさんいますが、
このアニメを作った人及び原作者はトラウマにさせるためにこのアニメを作ったのではないでしょうか?
だとしたらトラウマになって正解なんだと思います。
トラウマになることによって絶対に戦争と原爆を許さないという気持ちが芽生えてくるはずです。

ストーリー、作画に関しては「はだしのゲン1」のほうは良くできていたのですが、
「はだしのゲン2」の方はおかしい点が多々ありました。
例えばゲンの顔が変わりすぎている、そして母の顔もかなり変わっている。(母の場合は苦労のせいかも知れぬが)
そして、原爆投下から3年も経っているのに未だに廃墟と化した街のままであるという点に疑問を抱いた。
やっぱり原作と同じ昭和20年12月ぐらいが妥当なんじゃないかと思った。
だが元役の子供の声優の声変わりもあってか3年後になってしまったのだろうか。
だとしたらしょうがないが、やっぱり3年は経ちすぎだと思う。

上記の問題点はあるにしても戦争と原爆の恐ろしさを伝える数少ない作品なので
評価は「とても良い」で。

2009/12/11 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:167(61%) 普通:28(10%) 悪い:80(29%)] / プロバイダ: 25819 ホスト:25879 ブラウザ: 7843
原作よりややストーリー性が劣っています。
リメイク?といっても良いかも知れませんが、特に気に入ったのは、友子。
げんさくでは変な親父どもにさんざん痛めつけられたせいで体調をくずし、死んでしまう。
このとき、ゲンが一生懸命働いた金で買ったミルクを飲ませるという、衝撃的で感動的なシーンだったが、アニメ版ではそれが省略されており、どっかのほらおなでゲンと隆太が帰ってきた時に友子が死んでいたという設定になっており、非常に味気のない内容になっている。
なぜ、こういうシリアスな部分を一部カットされてあるのかが疑問になった。
かなり残念。

他は割と安定していました。
しかし評価は悪いで。

2009/08/06 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:21(36%) 普通:3(5%) 悪い:35(59%)] / プロバイダ: 7839 ホスト:8099 ブラウザ: 9265
何も面白くないし、何も笑う所はない。
戦争の悲惨さをわかってない。わかってるんだろうが恐怖心から茶化すのか?
そうか怖いから茶化すのか・・・。怖いだろ?怖いんだよ。
死ぬんだよ。一瞬で。しかもその苦しみは続くんだよ。

2009/06/27 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:141(83%) 普通:9(5%) 悪い:19(11%)] / プロバイダ: 14047 ホスト:13885 ブラウザ: 6391
こんなこといまさら言うまでもないことなのですが、気になったのでひとこと。

原爆による被害者の方たちに対して「グロ」とはなんと無神経な表現でしょうか。
(※グロテスクとはニュアンスが全く違うので注意してください。)

被害にあった方たちの「人としての尊厳」をどう考えているのでしょうか。
原爆が人間の尊厳に対する重大な犯罪という認識が足りないのではないでしょうか。

人を人として扱わないような行為こそが犯罪なのではないでしょうか。
「人道に対する罪」といわれるのはそこではないのでしょうか。

この「はだしのゲン」という作品は、人を人として考えないことへの怒りではないのでしょうか。

いまや、日本人でさえこの「心の痛み」を感じられなくなったのでしょうか。
先人の心の言葉さえまっすぐに受け止める心を無くしてしまったのでしょうか。

[推薦数:1] 2009/06/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 12454 ホスト:12362 ブラウザ: 8715
一つだけコメントしたいこと。

原爆投下後のシーンで眼球が飛び出した被爆者の描写について、「事実なのか?」と不審を抱く人もいるようだ。

これは実際に多くの被爆生存者が証言なさっている。
例えばスティーヴン・オカザキ監督の『ヒロシマナガサキ』でも、このような凄惨な被爆者の姿を目撃したことを口述されている人もいる。
いろいろな文献や被爆者の手記などを読むと、爆風の圧力で眼球が飛び出したり、内臓が露出したり、そういう凄惨な姿をあの日に目撃した人は多く存在する。

『はだしのゲン』は決して誇張した表現を用いているわけではない。
その他のいろいろな人たちの被爆体験を細かく拾っていけば、あの映画で描かれている被爆描写が虚構ではないことははっきりと確認できる。

そういった凄惨な描写自体の虚実に捉われる前に、『はだしのゲン』以外の数々の媒体に触れることによって、あの日、1945年の8月6日の広島とじっくり向き合ってみるスタンスも必要ではないだろうか。

確かにグロテスクで俄かには信じがたい描写が数多く描かれている。
しかしそれから忌避することによって、事実の虚実そのものを作品への否定的要素に結びつけることは、あまりに短絡的であると言わざるを得ない。

2009/06/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:467(45%) 普通:340(33%) 悪い:224(22%)] / プロバイダ: 21257 ホスト:21301 ブラウザ: 9125
【良い点】
・戦争の凄惨さが伝わってくる。

【悪い点】
・戦争そのものについて描かれていない。

【総合評価】
アニメに対する評価で良いんですよね?

この作品は、戦時下の広島を描写しているだけで戦争自体は描かれていないため、あまり深い内容にはなっていません。
やはり、原作者自身が実際に被爆体験をしているため、被爆者の苦しみを描くことがメインになっているのでしょうか。
しかし、戦争の恐ろしさは伝わってくるので、十分存在意義のある作品だと思います。
リアリティがあって、思わず目を逸らしてしまいそうなシーンも多々あります。
この時代の常識というか風潮のようなものだったり、原爆の熱で溶けること、ウジが湧くことなど、少なくとも学校では習わないですから、このアニメでしか知りえなかったこともあります。
以上のことから、後世に残すべき作品といえるのではないでしょうか。

2008/10/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:427(69%) 普通:101(16%) 悪い:89(14%)] / プロバイダ: 29983 ホスト:29908 ブラウザ: 8090
私は戦争を知識としてしか知らないので、本作の描写がリアルなのか、真実なのかは残念ながら知りえません。
しかし、この作品を授業で見せられた私達には
残酷で救いの少ない本作のストーリーによって「戦争はいけない」という認識が心に強く植え付けられました。
本作の「凄まじいまでの残酷さ」には意味があるのだと思います。
残念なのは絵の見づらさ…

2008/07/15 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:157(93%) 普通:10(6%) 悪い:2(1%)] / プロバイダ: 13218 ホスト:13436 ブラウザ: 7395
原作が苦手と言う人でもこのアニメなら見られるのではないでしょうか。
子供に見せるということを意識して作られているので、こちらのほうが
原爆などの悲惨なシーンの表現は控えめだと思います。

2008/07/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1176(56%) 普通:327(16%) 悪い:603(29%)] / プロバイダ: 49465 ホスト:49466 ブラウザ: 5234
原作と違う箇所が目立ちますが、原爆や戦争の悲惨さを見せる事に徹するコンセプトは変わっていませんでした。

作品は、ゲンを中心にした中岡家の日常から始まり、原爆の投下と共に全てが吹き飛び、ゲンの目を通して広島の惨状が映され、
中岡母子が灯篭を川に流すシーンで締め括られます。

原爆が投下された後は、車の荷台に無造作に放り込まれる消し炭になった無数の死体、生きながら体を蛆虫に食われる男、
放射能の影響で抜け落ちるゲンの髪、ゲン達の寝泊りする場所に置かれた父、姉、弟の髑髏など、
目を背けたくなる光景の連続。

それらから戦争や原爆の悲惨さ、恐ろしさ以上に伝わったのは、正義、愛国心と言った言葉、
それを好んで使った当時の権力者の醜悪さでした。

2007/08/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 19923 ホスト:20019 ブラウザ: 3162
小学生の時に学校で見ました。子供向けアニメとは思えない生々しい場面が多くてびっくりしました。

先生方の中にもやりすぎちゃうかと異論を唱える方もいましたが、自分は良かったと思います。

生々しい演出にするからこそ戦争の悲惨さが伝わりました。綺麗ごとでは伝わらないと教えられました。本当に見て良かった作品でした。

自分の中でもいい意味で衝撃と刺激を受けた大事な作品です。

2007/05/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:53(76%) 普通:11(16%) 悪い:6(9%)] / プロバイダ: 10840 ホスト:10565 ブラウザ: 5234
小学五年生の頃と(ちなみに当時は終戦50周年でした)中学二年生の頃に学校で観ました。一回目のときは被爆シーンのあまりの残酷さと、ゲンの家族や周りの人たちが死んでいく所に一瞬ショックを受けてしまい、泣いてしまいそうになり一時期トラウマになってしまいました。漫画版も小学校にあったのですが部分的にしか読めませんでした。二回目の時は、被爆シーンの所だけ目を覆っていた記憶があります。

惨すぎて、可哀想過ぎる作品だったのですが、同時に戦争の愚かさや核兵器の恐ろしさが非常に痛い程よく分かりましたので評価はあえて「とても良い」にします。世界の人々に見せてあげたいですね。

余談ですが、二回目を観るときにクラスメイトの女子が「あれキモい」というような事を言っていました。恥ずかしいとも思わず、よくそんな事が言えるなあと呆れてしまいました。

2007/04/06 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:20(57%) 普通:5(14%) 悪い:10(29%)] / プロバイダ: 34114 ホスト:34145 ブラウザ: 5234
小学生の頃見ました。

グロテスクなシーンが忘れられない。
蛆虫が湧いて出たり、手の肉が引きちぎれたり、眼球が外れたり。

これらのようなシーンについては、かなり意見が分かれると思います。
まあ私としては、戦争の悲惨さを存分に現代の子供達に見せ付けられはできるものの、
露骨にグロテスクなシーンも出すのは小さい子供にはどうかな、と思います。
実際、私もトラウマ気味でしたから…

戦争に対して人一倍、怒りを覚えている私にとっては、かなりの良作だと思います。
しかし、評価としては言うほど高くは付けられません。

[推薦数:1] 2006/08/17 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:101(68%) 普通:29(19%) 悪い:19(13%)] / プロバイダ: 5893 ホスト:5878 ブラウザ: 3875
GyaOで無料放送をしていたので見てみた。

戦争の一番の被害者である弱者=一般市民、とりわけ子供の視点から、戦争と原爆とその後とを描いたマンガのアニメ化として、意義はある作品だと思う。
原爆投下直後の被爆者の悲惨な状況を、アニメ世代の子供たちにいくらかでも視覚的に伝えたいという制作動機は評価したい。

だが残念ながら、アニメ作品としての完成度はそれほど高くない。

旧東京ムービー系の特徴的なキャラデザ (「未来少年コナン」や「アルプスの少女ハイジ」に似た顔) や、ゲンと弟のコミカルな動きが、現実感を希薄にするというマイナスの作用をもたらしている感じがした。
原爆投下前の戦時中の日常生活を描くホームドラマ的な前半部にしても、原爆投下後に生き残ったゲンと母の生活にしても、心理面の描写が甘く人間としての存在感があまり感じられない。夫と子供2人を目の前で亡くしたうえ出産直後の母親が、身体的にも精神的にもダメージを感じさせずごく普通に行動していたり、髪の毛が抜けて死の恐怖に襲われたゲンが泣きながら母にすがるシーンがあっても、次の場面ではまた元通りの陽気なゲンになっていたり。
アニメのターゲット層を小学生と想定し、複雑な心理描写などはしない方針で作られているのだろうか?

また、原爆の爆発シーンの人間や犬の描写は、グロというより、必要だったのかという疑問がある。
爆発の瞬間に被爆した人間があのようになったという「事実」があるのだろうか? 特に目玉が白く落ちる場面は、本当にそうだったのだろうか?
一瞬あたりが真っ白になって、気付いたら焦土になっていたという、「実際にゲンが見たこと」だけを描いた方が良かったのではないだろうか。被爆者の惨状は、その後町を歩いてゲンが目にした光景をしっかりと描けば足りる ( こちらの描写は不足気味に思えた ) 。ゲンが見た死体や被爆者の描写がグロであるかどうかは、見る者によって感じ方が違うのだろうが、おそらく現実はもっともっとはるかにひどかったであろう。子供向けにはあれでもギリギリの線なのだろう。

結論としては、このアニメをきっかけとして、戦争や原爆について知ったり、考えたり、ドキュメンタリーを見たり、原爆関連の書物を読んだり、広島・長崎へ行って原爆資料館を訪れたりしてもらうための、とっかかりとしては悪くないかもしれないと思う。しかし一個のアニメ作品として積極的に推薦するかといわれれば、答えは「微妙」にならざるを得ない……。

なお、ひとつ訂正しておきたいことが。
この映画の中で、1945年3月9日〜10日の東京大空襲を「世界初の一般市民への大空襲による無差別攻撃」と言っていたように思うが、実はこれより約1ヶ月前の1945年2月13日〜14日に連合軍がドイツのドレスデンを空襲して徹底的に破壊し、一般市民多数が犠牲になっている。
死者の数は、3万数千から13万数千あたりまで諸説ある。連合国は、戦後長く、この空襲について何も語らずにいた。

戦争を始めた人間は、まず戦争では死なない。死ぬのはいつも弱い人々である。

2006/03/31 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1669(50%) 普通:656(20%) 悪い:1009(30%)] / プロバイダ: 21108 ホスト:21163 ブラウザ: 5234
原作版では更に救いがなかったりのアレンジが加えられているし、どんな人にも本作のグロ描写は抵抗が大きいことは著しい。
けれども、戦争の本質はグロイものなのだし、広島と長崎の惨状を連合軍側が公表しようとしなかったという歴史を考えると、映画やアニメでなければ、こういった戦争の惨さとグロさを伝える事は出来ないと言える。
抵抗が大きいとはいえ、戦争のグロさの本質に触れている事は素直に評価できる事だといえるし、そうでなければ、"原子爆弾"という人類が創り出した最凶最悪の兵器の本質に触れる事は出来ないのである。

今でもイラクやアフガニスタンなどで、劣化ウラン弾による被爆影響は深刻なのだし、原子力関連で死者が出ている事も事実なのだし、こういった放射能と兵器の恐怖という面に触れるには、劇薬効果が大きいとはいえ、本作や、「黒い雨」だと言えるのである。
気持ち悪いという効果はともかく、忌まわしい爆弾や核兵器で犠牲になった人々が多いのは現実だったのだし、戦争と兵器による恐怖を体験するには形はどうあれ、劇薬効果が大きいのは至極当然なのだ。

本作の抵抗は大きくても、本作で感じるグロさや、実際の戦争で犠牲になる者達の実態と現実を知らないかぎり、反戦も平和も語る事は出来ない。
それは、形式張って訓辞をたれる政治家の言葉などよりも説得力があるものなのだ。

2006/03/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:67(96%) 普通:0(0%) 悪い:3(4%)] / プロバイダ: 23972 ホスト:23954 ブラウザ: 5234
好き嫌いがハッキリするアニメだと思いますね。小学5年生のころに見て
その日はゴハン食べれませんでした。被爆の瞬間は本当にグロかったですね。
戦争のことについて興味を引く作品のひとつだと思います。
ただ、年齢制限を設けた方が良いとも思いますね。
個人的に、原作も好きなので好評を付けたいと思います。

2006/03/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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今更説明する程でもない原爆批判と戦争批判を描いているし、グロい描写も戦争が手足が千切れ飛んだり、生きながら焼かれたりという目に見えない描写があるので、そのタブーに触れ込んだものであり、アメリカのしょーもない戦争映画や、日本の一般人を捉えていない戦争映画なんかよりも遙かに良い。
アメリカでそういったものを出した戦争映画は「地獄の黙示録」位だったし、本作は一般人から見た戦争というものに大いに触れ込んでいる。

しかし、本作がそれで良いという訳ではなく、救いのない話と、太平洋戦争をふっかけてきたのはアメリカだったという面には触れておらず「核兵器NO!!」という部分にはあまり触れ込んでいる感じはしない。
口で戦争反対や、兵器いらないは主張する事は出来るけれど、「こういう理由だからいらない!!」という意味には触れていないし、戦争の悲惨さは一般人が被るものだというものにしても、それでも戦争や、政治というものの本質には触れてはいない。

「原爆を投下すればこんな悲惨な事になりますよ」というだけであり、それ以上のものには触れてはいない部分もあり、原水爆というものの禁止というテーマだったら、後の長崎の原爆投下後の今の長崎原爆病院の設立者の苦闘を描いた「アンジェラスの鐘」の方がよく触れられていたし、自らも被爆者、そして、医者としての体験に基づいた経験と凄さ、そして観察眼では、グロ描写こそ抑えめであったものの、原爆の非人道性と、何も保証してくれなかった日本とアメリカ、そして被爆体験を通した苦しい戦いを描いている事では、こちらの方を今ではお勧めしたい。

2006/03/03 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:81(63%) 普通:17(13%) 悪い:30(23%)] / プロバイダ: 47841 ホスト:47796 ブラウザ: 6250
これは……当たり前ですが、楽しむための漫画ではありませんね。
この作品を読めば、戦争の凄惨さは嫌と言うほど伝わってきます。小学生の時に初めて読んだのですが、二日間は夜が怖かった。
ですから、そう言う面では大変効果的であると断言出来ます。

ですが、自分の自論では「アニメは楽しむ物」と考えるため、この作品に高評価は与えられません。
それ故に評価は「悪い」で。

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