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| 注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 日本映画:天使の卵 |
| アニメ総合点=平均点x評価数 | 1,889位/3,702作品中(総合5/偏差値47.81) | 1,888位<= =>1,890位 |
| アニメ平均点(評価10個以上限) | 1,412位/2,044作品中(平均0.26=普通/19評価) | 1,411位<= =>1,413位 |
| 1986年アニメ総合点 | 36位/59作品中 | 35位<= =>37位 |
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| 製作:徳間書店 制作:スタジオディーン 監督・脚本:押井守 企画:山下辰巳,尾形英夫 原案:押井守,天野喜孝 プロデューサー:三浦光紀,和田豊,小林政夫,長谷川洋 美術監督・レイアウト監修:小林七郎 作画監督:名倉靖博 アートディレクション:天野喜孝 音楽監督:菅野由弘 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1986 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最終変更日:2009/07/20 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: OP屋さん / myu / 提案者:横すべり (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 作品評価(感想/レビュー)&コメント(投稿する) |
| 2011/09/24 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by TCC (表示スキップ) 評価履歴[良い:2146(46%) 普通:1431(31%) 悪い:1067(23%)] / プロバイダ: 24462 ホスト:24452 ブラウザ: 11755 これも押井作品の一作だったようだが・・・・・・・・・・・ 【良い点】 ・アニメーション技術は申し分なかったでしょう。人物等の 動きが非常に滑らかで、少なくとも当時としては良く作りこまれて いたと思います。 【悪い点】 ・時間は70分程度で比較的短いはずなのだけど、起伏に乏しく テンポが悪く感じられました。アレの形をした戦車も見られて、 押井氏的には、キリスト教や男性と女性の性行為等をテーマとして 描きたかったのだろうけど、いかんせん難解でしたね。 ・声優は、ヒロイン役の兵藤まこ氏は問題なかったです。 しかし、残念ながら引退を余儀なくされた根津甚八氏は 微妙でしたね。声に若さが無かったけど、役柄で演技を 誤魔化せた所があったのも否定できなかったのではとも 思います。 【総合評価】 押井氏はパトレイバーまでしばらく干されてしまい、宮崎駿氏にも かなり酷評されてしまったらしいけど、それもしょうがなかった と言うか、押井氏ご本人の自己満足で終わってしまったアニメ だったと思います。ご本人に言わせれば、見所はたまごの中身 との事だったらしいですが、もっと話の方に力を入れていれば また別の評価となっていたかもしれません。まあ評価は「悪い」に 近い「普通」ですね。 2011/07/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by KOS-SUI (表示スキップ) 評価履歴[良い:230(70%) 普通:48(15%) 悪い:51(16%)] / プロバイダ: 3375 ホスト:3325 ブラウザ: 12823 【良い点】 効果音の使い方。押井監督が大事にしている部分である。一番印象に残ったのが、少女が水面に落っこちて接触する部分の音。 映像。作画や動画に関しては職人技といえるほどの滑らかさ。髪の動き、指の動きなど。 世界観は良くわからないけど心地よい。 BGM。サントラ買うほど良かった。 【悪い点】 声優。別に声優が悪いというわけではないけど、少女の叫び声とか、イントネーションがおかしい。そういう演出とわかっていてもやはり違和感を感じてならないです。 【総合評価】 効果音、音楽、演出、映像はやはり天才的ななにかを感じる作品に間違いないと思う。 とにかく押井臭が凄いです。 ストーリーははっきりとわからなくても、こういう作品は好きですね。 好きなシーンは少女が落っこちるシーン、それから男性が少女が寝るのを待ってるシーン。 テキトウのようでテキトウでないアニメです。 2009/10/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ガロ (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 15064 ホスト:15057 ブラウザ: 10623 【良い点】 表現や世界観はとても良いと思います。 【悪い点】 他人に評価してもらう、理解してもらうという意識が全く感じられない。 制作者の中でのみ完結している作品。(ただギャグやシリアス、全てのジャンルにおいて制作側が考えていることを伝えられていない作品は沢山見てきているので別段驚く事はありませんでした。) この監督の作品はどれも自分の伝えたいことの前置きが長すぎる気がします。 この監督の作品が評価されるようになったのは観覧者のアニメに対する意識と制作スタッフの質、日本のアニメ技術の向上によって世界観や物語の背景を補うことができるようになっただけな様な気がしてなりません。 世界でも間違いなくトップクラスの監督だとは思いますが見る側が理解できないとメディアとして成立しないことをいい加減学ぶべきだと思います。 【総合評価】 皆さんは間が長い、作品自体暗いイメージがあるようですが私はこの雰囲気は悪いようには感じませんでした。最近はダークなイメージのアニメも多いですし見ているアニメや好みの違いかもしれません。 個人的にはこの作品のイメージは好きですね。特に物書きや絵、デザインをなさる方とかは影響を受けやすいのではないでしょうか? 最初の20分は説明的な描写を少ないセリフで表そうとしているので確かに眠くなると思います。あらすじを見て25分くらいの所から見た方がテンポ的にも単純にこの作品を楽しめるのではないかと思います。 メッセージ性の強い最後のシーンも色々と考えさせられるので個人的には良いかと思います。正直制作側の意図することが良い意味でいまいちつかめないので、観覧後自分で色々と考えることにより独自の解釈や世界観が生まれます。そこが一番の魅力なのかもしれませんね。 下が自分なりのこのアニメの解釈、というかこういう話だったら面白いなぁ、いう理想です。こういう風に考えて見てみるとけっこう切ない恋物語のようで面白いのではないでしょうか。 ちなみに自分はトランクス一丁でPSP片手にアニメ見てるような人種です。 どこから来てどこへ行くのかも忘れてしまった青年 孤独な世界に卵を暖めて孵すということだけを糧に生きてきた少女 覚えている記憶の中でもほんの少し心を許すことのできる相手に初めて出逢った2人は名前も語らぬまま共に時を過ごす それは人の暖かさを求めた結果か・・・それとも愛だったのか・・・ 互いに何も語らず、ただその想いを胸に秘めて共に夜を明かしていってもよかったのかもしれない 永遠に成長することもなく、歪な太陽を繰り返し見上げ ずっと、そうしていくこともよかったのかもしれない しかし青年は、青年だけは気づいていた 卵を抱える少女を見た時からすべて気づいていた 自分の探していた鳥の事も、彼女の抱える卵の事も、世界の理も全て気づいてしまった 歪な太陽が沈み、雨が降る晩、青年は眠る少女をベットに寝かせると傍らに寄り添った どれくらい時間が経っただろう 焚き火は消え、雨はいつの間にかやんでいた 青年は寝息を立てている少女の横にある卵を手に取り、床に置いた 肌身離さず持っていた十字架に似た得物を手に取ると、ゆっくりと振り上げ 打ち下ろした それはもう何度も繰り返した行為、ただ遥か遠すぎて忘れていた事 しかし彼はもう全て気づいていた、思い出していた 卵は・・・空だった・・・ 卵の中身は彼女だった 役割の様にただ卵を暖め続ける少女は同じだった いない魚を追いかけ続ける人達と同じだった 解りきった結果でも盲目の様に受け入れられずただ永遠に繰り返していた そう、それが役割の様に それでも良かったのかもしれない 青年が思い出したことに気づかないふりをして共にいればよかったのかもしれない それでも青年は少女の殻を割った それは青年の役割だったからなのか、胸に秘めた想いがさせたことだったのか 谷に落ちた少女は成熟し、彼の手の届かない世界へ消えていった、卵の中身の天使である彼女は新しい世界へと行ってしまった 青年は気づいていた、本当に全てもう気づいていた 青年も谷へ落ちればその世界へ行けるだろうか? 恐らく行けないだろう 青年には卵はない 卵を持つ役割ではないことにも・・・気づいていた 歪な太陽が昇り、世界を照らしていった 太陽の中には少女の殻だけが残り、青年はそれを眩しそうに見上げた 青年は次の卵を探す為に歩きだした 役割を果たす為 それは長い旅 行く当てもなく 記憶すらも無くなるような 永遠に近い 本当に長い長い旅 長文駄文失礼致しました。 2009/09/27 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by kunku (表示スキップ) 評価履歴[良い:150(66%) 普通:46(20%) 悪い:30(13%)] / プロバイダ: 4387 ホスト:4348 ブラウザ: 4891 意味が良く分からない作品。 あえて意味付けする必要も無い。 多分見るだけ時間の無駄。 良作を如何に選ぶかがアニメを楽しむ鉄則である。 2009/04/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ユカイ (表示スキップ) 評価履歴[良い:6(75%) 普通:0(0%) 悪い:2(25%)] / プロバイダ: 14213 ホスト:14074 ブラウザ: 2852(携帯) 楽しむものじゃないですよね。 確かにワクワク、ドキドキ感はないけどこのどこか胸に引っ掛かる幻想的な世界感はなんだ…と。あとあの太陽の発想力はやっぱり押井さんならではだなと思います。 聖書の創世記を元にした話や展開はたくさんあるけど、この作品はノアの方舟のあたりの話を押井さんが勝手に噛み砕いてそれをおそらく現代のなにかとかけて皮肉っているのかな。そういった類いの作品では一番よかったと思います。 楽しい作品ではなく凄い作品だと思います。 僕は全然眠くなりませんでした。 こういうワケわかんないけど、感覚的に楽しめる作品が好きな人はおそらく少女革命ウテナなんかもお薦めできますね。 2009/04/20 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by スポンジ (表示スキップ) 評価履歴[良い:21(46%) 普通:7(15%) 悪い:18(39%)] / プロバイダ: 18954 ホスト:18939 ブラウザ: 9023 「まだ天使のたまごを観ていない」 公開当時、劇場で爆睡してしまったイノセンスを槍玉に挙げ 押井作品の面倒臭さ、退屈さを話す自分へ向けて友人はこう言い放ちます。 まさに、この言葉が延べ一時間以上に及ぶ、空前絶後の睡魔リンチへの片道切符になるとは知らずに、 その発言を挑発と捉えた自分は、3人の仲間と共に天たま観賞会を敢行しました。 題名や雰囲気から敬遠していた今作を視聴した後の感想を簡潔に纏めると、 ・遅い・暗い・難しい というものでした。 (暗いというのは作中の背景は勿論の事なのですが、 登場人物の台詞が少ないという暗さの意味合いも兼ねています) 上記の項目一つだけでも、かなりの睡魔促進効果があるにも関わらず、 これら三つを高度に織り交ぜ、同時に畳み掛けてくる前代未聞の高等催眠術に対して、 自分達には、もはや手の打ちようがありませんでした。 特に終盤、男が少女のたまごを割る直前の場面で、炎の揺らめき以外はほぼ静止画の部分があるのですが、 単調な音楽と仄暗い雰囲気を纏わりつけた、このシーンが滅茶苦茶長いので (確か約2分位ほぼ一時停止の状態)自分は三回中二回寝てしまいました。 三回目は自分一人で「キン肉マン二世」のOPをイヤホンで聞きながら 1・5倍速で見たので寝はしませんでしたが、この時の自分は意識が混沌としていたように感じます。 ふざけているように感じられるかもしれませんが、酔狂ではこんな事はしません。 今作を咀嚼できた者こそ、真のアニメファンという風潮が自分の周りでもあったので まだ未成年だった自分は本当に必死で鑑賞していました。 一度目の鑑賞の時点で、30分後には雪山に遭難した山岳部さながら、 意識ある者が意識を失っていく者をたたき起すという凄惨な図式になり、最終的には全滅となった結果も踏まえて 「今作はアニメとして成立すらしていない、比類絶無の最駄作」と決めつけてしまっていた自分でしたが、 下の論客さんの「ノスタルジアに似た純粋な感性が試される作品」や「現代詩」という評論を見て、 当時の自分達には、心構えや予備知識が足りなかったと思い直す事にしました。 登山に例えるならば、名声欲しさに世界最高峰のヒマラヤ登攀を目指す 知識も心構えも足りない山岳隊が全滅するのは当然の成り行きといった所でしょうか。 今は、こういう作品を視聴するには十分な予備知識と作品への愛着が必要なんだと感じ、 本来の天使のたまごは受け手側を選定する、非常に高尚な映像作品と理解しています。 とはいえ評価を「最悪」から「とても悪い」に変えて一応の完結とする自分はもう二度と死んでも今作を観ないクチです。 2009/03/12 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by Chryso (表示スキップ) 評価履歴[良い:63(70%) 普通:5(6%) 悪い:22(24%)] / プロバイダ: 36377 ホスト:36160 ブラウザ: 3876 この作品はすばらしいから観るべき、と勧められ、天たまを知らないようではアニメファンとは言えないという扱いを受けたことがあります。 何度かトライしました。 しかし、寝てしまう。 文学作品として作った方がよかったんじゃない? おしなべて押井作品は好きですが、これだけは拒絶です。 いや、まて、あれは大怪球じゃないか!くだけじゃいあんとろぼ。(ごぉーっ!) 2008/12/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by りんごの種 (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 33136 ホスト:33305 ブラウザ: 6034 面白かったです。不思議な世界に入ったみたいで。 摩訶不思議な空間と美しい映像、音。 ただ感じるだけで楽しめました。 そういう楽しみ方が出来る人には面白いかもしれません。 理詰めで考えても答えが出ない物語のようなので 意味を解き明かしたい人には納得できないかもしれません。 2008/10/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ホイルナ (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(45%) 普通:9(18%) 悪い:19(37%)] / プロバイダ: 29408 ホスト:29340 ブラウザ: 8517 本作では、(別項でも挙げたが)次のテーマが実にストイックに語られる。 1・閉じた世界 2・一つの世界への執着 3・男と女の駆け引き・交流 4・自閉からの脱出 5・子供から大人への成長 (少々手直ししました) 本作でのテーマへの真っ向な挑戦は尋常ではないものがある。 本当に一休みの意味での脇目にあるイベントもないからだ。 キャラクターも少ない。 立っている(というのは欲目かもしれないが)のは名も無き少年と少女だけである。 二人の交流・少女の妄信・少年の行動・世界が実に程よく融合されていた。 しかし、テーマは本当に上記に挙げた5つだけ、いや、本当にそれがテーマなのだろうか? 本作はそれがテーマだとは否定も肯定もしていない。 台詞が抽象的であり、数も比較的少ない。 答えについてもただ本人がそうだと出しているだけのような気がする。 押井監督は「単純な男と女の物語」と評した。 しかし、それで片づけるにはあまりにも想像の予知が多すぎるのだ。 しかし、それが本作の魅力だと思う。淡々としていながらも、 ストーリーの軸は全くぶれていないし、 純粋に追いかけているイメージがあるから。 (原色の少ない画面構成も本作の冷たさ・閉塞感を醸し出すことに一役かっている) ただ、本当に好き嫌いが分かれる作品だと思う。 淡々としているということは、悪く言えば起伏がない、 脇目もふらないということは、それ以外に見所がないといっているようなものだし、 賑やかな作風が好きな方にとっては、キャラが少ないというだけで致命的かもしれない。 だけど、私は本作の考察・世界・テーマに魅せられてしまった。 しかし、なぜかそれ以上理屈がでてこない(泣)。 評価は「とても良い」と付けるが、これは私の一つの解釈にすぎないことを ご理解頂きたい。 2008/09/06 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by herba (表示スキップ) 評価履歴[良い:309(84%) 普通:30(8%) 悪い:29(8%)] / プロバイダ: 7567 ホスト:7709 ブラウザ: 6701 一枚一枚、一コマ一コマの絵がそのまま絵画として成立しているような、とんでもなく贅沢な作品。 曲線、ゆらぎ、波紋が美しい。 効果音もいいセンスでくすぐったい。 非常に抽象的で純粋な意味で感性を問われる。 (その他) ・スタンス的にはこれより少し前の映画「ノスタルジア」(タルコフスキー)と似た印象を受ける。 ・ここに見られる表現が監督のその後の作品に根付いていることが見て取れる。同時に影響を与えたものも何となく感じ取れる(裏を返せば自分はそれらを知ってしまっているが故にインパクトを感じにくくなってもいるのだが)。 ・作画スタッフの女性率が結構高かった。 ・モノラル音声にしたのはどうしてだろう(少し前のナウシカもモノラル)。サラウンド等の擬似ステレオには最適な音源なので可能な方は試されてみるのも一つ。結構臨場感が出ます。 2008/08/23 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by バスター!パンダ (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(83%) 普通:6(9%) 悪い:6(9%)] / プロバイダ: 3143 ホスト:3160 ブラウザ: 4184 絶望を与える愛のムチ、っていうのが僕のなんとなくな感想。 これはある昔話。 中学の夏休みの時だったと思う。 学校の部活とプール以外は家の居間で朝から晩までテレビにかぶりついて見てました。 そんな自堕落な僕にかあちゃんは頭にきたのか、 「テレビばっか見てないで勉強しなさい!」 台所の向こうの方で怒鳴るかあちゃん、 聞こえないふり、聞こえないふり、 無視を決め込んでダラダラテレビを見ていたところ、 しばらくしてかあちゃんが僕の背後からスッと現れ、 テレビの裏に周ったと思ったら、 テレビの電源が切れて画面が真っ黒。 かあちゃんが去った後、 “またまた、まったく子供じみたイヤガラセ、やめてよ、かあちゃん"、 と心の中で思い、 コンセントをプラグに刺そうと……!? ……テレビのコンセントのコードを切られていた。おそらくハサミか何かで。 思えば小学生の夏休み、四国のおばあちゃんところに一ヶ月もいたとき、 テレビの民放二局しかない状況(今は違うけど)に愕然とした。 しかも(記憶おぼろだが)放送されるマンガ(アニメ)は夕方や夜にはやってなくて 朝早くしかやっておらず、朝の公園でのラジオ体操に、夏休みの終わり間際にしかない、 つまり「夏休みに早起き?シンジラレナイ〜!」の僕にとって見るのは無理。 ああ、ここは俺の生活する場所ではない(今は全然そんなこと思っていないけど) これからの夏休み一体どうやって生きていけばいいんだ?と本気で悩んだ。 でもあれ悪夢以上の悪夢。 あの頃は家にテレビ一台しかなかった。 テレビに代わる何か紛らわすモノ、ネットや携帯なんかなかった。 パソコン(あの頃はマイコンって言ってた)? うちMSX(テレビにつないでやるキーボードのファミコンと思って頂戴)しかない。 テレビの見れない静寂の生活。それがエンドレスに続くかと思うと、 涙で枕を濡らし、絶望した…(いい年こいて)程度が低いって? でもなんだか近いものを感じるんだよな、この作品に。僕にはね。 内容はなんとも怪しい、 思わせぶりな含みのあるイメージをつぎ込んだ摩訶不思議な世界で、 謎の女の子の大事にしていたたまごを寝ている間に、 よそから来た謎の少年がごにょごにょしてしまう話。 さて一体何がいいたいのやら、 閉塞しつつあったアニメの世界に群がる、こだわる“出来上がった"視聴者に対して、 また彼らの欲求を満たそうとするためのアニメ作りへの問題提議をしたかったのか、 この頃はまだバブルという言葉もなかったはずだけど、 いずれバブル弾けるぞという予言というか、 見せかけばかりものに惑わされている人たちへ空虚な現実を直視させるためのだったのか、 はたまた最近話題のひき○もりくんを想定した テレビ(アニメ?ネット?)を捨てよ、町に出よう、だったのかわからないが、 なんだか多様なメッセージがありそう…。 ところであの少女とあの少年、 萩尾望都さんのタマゴにまつわるあの作品を読んでいるとあの二人は母と子に思えてくる。 “孵化しなかったタマゴがまちがえてゆでられて食卓に出される 死んだヒヨコは黒い あれはぼく あれは世界 なにもかもこわさなきゃ はやく目を覚まさなきゃ 死んでしまうまえに“ “あまりあたためすぎて死んだ黒いヒヨコをだくように ママはぼくを愛した ぼくはママから逃げ出した ママを殺して“(『エッグ・スタンド』(1984年3月)) (おっと!現実でやっちゃいけないよ(汗) (自分のことはさしおいて)かあちゃん泣かすなよ〜!ただ、) あの二人が親と子の関係と勝手に解釈すると、 卵の中にいた者がテレポーテーション(?)みたいなことをしてあの少年になり、 世に失望しすでにこの世にいない子に依存してしまった母親から、 その親子関係の絆を断ち切ったようにもとれる。 己の世界にこだわる母と別世界を望む息子みたいな。 そうでなく少年≠子ならば、 少年は中身の何かを知っており、彼と中身の奴は友人か?兄弟か?同士か? なにかで、なんらかの関係があり、中身の奴が望んだことを彼が代わりに成したまで、 ともとれる。 または少年はどこぞの宗教の悪霊に詳しい坊主で、幽霊少女が卵に取り付かれていたのをお払いしに来たともとれる。 あれは天使でなく堕天使のタマゴだと仮定して。(映画エクソシスト?) ↑に上げたのは(あいかわらず)思いつきダラダラだが、 変わらないもの、成長する見込みないもの、腐っても永遠に固執する者への、異邦者の破壊による救い、 というイメージがある時期から僕の中であまり変わっていない。 そしてあのタマゴイコールテレビというのも。 最初見たときは、声がオッサンのこの少年、 ひでー奴だ、大きなたまごを見つけて、迷わずカステラだったかオムレツだったか、 あっさり料理しちゃった“ぐりとぐら"ぐらいひでー奴だ、と思っていたんだけどね。 で、昔話に戻るけど、その後一週間だかその前だったか、親父が我慢できなかったのか気づけばテレビ直ってました。 めでたし、めでたし…? そして今に至るわけだが、ちょっと続きがある。 こんなことを書くきっかけとなったのは、実は例のツヨシくんの2011年7月24日、アナログ放送が終わるっていうCM。 世界がどうなろうがただ眺めているだけで幸せの、世界を独り占めした感のあるテレビ、 でもこのテレビがテレビでなくなる!? 恐がっているんです、僕。セカンドインパクトだ、こりゃ。 (だったらテレビ買い換えるかチューナー付けろって言われるだろうけど。) 2008/02/27 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 河童と大人 (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(79%) 普通:8(11%) 悪い:7(10%)] / プロバイダ: 12553 ホスト:12482 ブラウザ: 5234 【良い点】 映像表現としてすばらしい。 アニメの限界を突き詰めようとした意欲が感じられる。 自分で想像を膨らませることができる。 【悪い点】 難解。 エンターテイメントと思ってみると失敗する。 全体的に暗い。 【総合評価】 押井監督らしい作品。 [推薦数:2] 2007/08/27 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by どうか Kappa と発音してください。 (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 5979 これは押井守の現代詩なのだ。映像を通した詩世界だ。 言葉は発するたびに人の思惟というフィルタを通し、自分が許容できるようところまでろ過作業を行ってしまう。だからこそ、表現したかった世界のために、台詞を捨てる必要がある。湧き上がるイメージを肉体の欲するがままに風景を描き、行きたかった世界を創り上げるのだ。 これは監督のマスターベーションかもしれない。が、この作品が世に出されたところで、もうそれは監督の作品ではなく、鑑賞した者の作品になる。 父性と母性。破壊と創造。当たり前のもの、普通の日常がここには美しく描かれていると感じる。 2006/07/27 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by niwa (表示スキップ) 評価履歴[良い:39(61%) 普通:17(27%) 悪い:8(12%)] / プロバイダ: 4737 ホスト:4699 ブラウザ: 3874 見た当初は、不思議な映像作品だと、映画とは違うものだと思いました。 台詞が極端に少なく、視聴者の想像のみで解釈して欲しい、というタイプの作品ですね。 それなりに想像力をかきたてるようなオブジェはあります。石(?)になった兵隊、影だけの魚、たまごを温める少女など、今思い出すとなかなか味があります。 無いところから発想する、という考え方は好感が持てますね。 また、映像のセンス。これは相変わらず見事でした。 しかし、いかんせん長すぎる…。後半、少女と青年が出会うまでは、退屈極まりないです。 ストーリーはあるのか、最初から(考えて)ないのか。 映像、雰囲気を楽しむといっても限界があります。 また、やめてほしいのは、何か深い意味を持たせているような演出。これは、嫌ですね。 監督の一人よがり間際の作品でしょう。しかし極端に視聴者を突き放した、挑戦というか、その思いは力強さを感じますね。 2006/07/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ラブかな (表示スキップ) 評価履歴[良い:59(63%) 普通:8(9%) 悪い:27(29%)] / プロバイダ: 36673 ホスト:36648 ブラウザ: 4483 だいぶ昔に見たのでよく覚えてないのですが、 なんと表現していいか、わからない気がするんですが、押井さんが一時この作品で職を干されたというのが、 分かる気がします。あまりにも凄過ぎる衝撃を受ける作品です。なんか絶句しちゃいます。 感動とかそういうのではない世界です。 何と言うかソラリスと同じような気がするんですが、何かとてつもない印象を与える作品だと思います。 延々と戦車が出てきたり、少女の描写とか何処かエロチックな部分もあると感じました。 ただ、それを突き抜けて何かあるような気がします。これが才能なんでしょうね。 2006/01/01 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ryou (表示スキップ) 評価履歴[良い:7(47%) 普通:2(13%) 悪い:6(40%)] / プロバイダ: 31960 ホスト:31735 ブラウザ: 5234 押井守作品と聞いて、期待して見てみたのですが 何がなんだか訳が分からなかったです 台詞が少ない、物静かな作品は嫌いではないのですが この作品はちょっと合わなかったです 2005/12/21 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 素浪人s (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(51%) 普通:6(17%) 悪い:11(31%)] / プロバイダ: 41331 ホスト:41239 ブラウザ: 3647 まったくもって理解不能で恐ろしいほどの睡魔に襲われました。 話の中に理解できない部分はあってもいいと思うのですが、 それでも何か一つのテーマぐらいは見ているものに届きやすいように もう少し工夫して欲しかったと思います。 雰囲気や絵柄はいい感じなのに残念です。 物語としてでなく環境ビデオとしてとらえるなら評価はとても良いぐらいです。 2005/10/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by すめ (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(57%) 普通:5(24%) 悪い:4(19%)] / プロバイダ: 2804 ホスト:2615 ブラウザ: 4184 「押井監督が変わった作品」 たぶんイノセンスの時の何かのテレビでスタッフが言ってました。 普通の動いて喋ってきらびやかなアニメが大好きな人は飽きますね。絶対。つまらないと思います。 アニメーションと思わずに見る作品ですね。 私も最後の方は眠気に襲われたくちですが、あるいみ「芸術」だと思います。この作品。 天野さんの絵を、あれだけそのまま動かすなんて至難の業。すごすぎ。 あのタッチ、であの風貌がそのまま動いているなんて考えられないと思います。髪の毛とか、どうやって 動かしているのか本当に教えて欲しいぐらい。まだアナログの時代でしょう?この時代。 全部手描き。それだけで凄いと思います。 会話という会話。BGMも静寂。その為、割れたたまごをみつけたときの少女の絶叫は、最高の演出だったと思います。そして、少女の口の動きと、声との一瞬の間。自分の中ではあのシーンが一番好きです(かわいそうだけど) 皆さん書かれてるように、不思議で意味の分からない作品ですけど、こういう作品もアニメなんだよ、と。 日本のアニメ文化にはこういうアニメもあるんだぞ、知ることができて良かったです。 以前現役で専門学校の講師をされてるアニメーターの方にこの作品のことを伺ったとき絶賛されてましたので、好きな人には本当に好きなんだと思いました。反対に、こんなのアニメじゃない!と嫌いな人もいるのでしょうね・・・。 2005/10/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by incoinco (表示スキップ) 評価履歴[良い:380(98%) 普通:7(2%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 227 ホスト:25 ブラウザ: 5234 押井守氏が、ほぼ個人的な趣味?で作ってしまったアート作品ですなー。 当時は、一部に随分と叩かれていたような気がするー。宮崎駿氏も、プロが ビジネスで個人趣味のアニメ作っちゃオシマイだよ、といった苦言をていし ていたように記憶してまするー(違ってたらスマソ)。 作品的には、ストーリーはあってなきがごとし。意味不明な点も多く、 見る人によってはチンプンカンプンで退屈するに違いない。しかし、 アートアニメ的に見れば、天野喜孝氏のイラストをそのまま動かしている 暴挙(そして快挙)といい、シュールで退廃的な世界観といい、妙に 心に残ってやまないのだー。あの主人公の少女のしぐさなどがかわいい ことはいうまでもないー。 そういえば、このアニメの絵コンテ本もってることを思い出しますた。 押井びいきなこともあり、とても良いということで。 2005/10/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 横すべり (表示スキップ) 評価履歴[良い:265(48%) 普通:202(37%) 悪い:80(15%)] / プロバイダ: 10773 ホスト:10807 ブラウザ: 4184 [OVA 1985年 71分 詩的ファンタジー] 【普通】〜【良い】 非常に概念的で抽象的で感覚的なアニメ。はっきりいって意味が分かりません。ストーリーは最初から重要視していないんでしょう。ただ、全ての素材がおそろしく意味ありげです。 水没した都市、創世記、ノアの箱舟、鳩と天使、鳥の羽、天使の化石、進化樹、シーラカンスの影とそれを追う人達、水の入った瓶、鐘の音、武器をもった少年、天使の卵を抱える少女、水に飛び込み成熟する少女、「あなたは誰」、謎の宇宙船?に列ぶ観音像?・・・等々、きっと全てに意味があるんだろうなと考えてしまう。 青色を中心した芸術的レベルともいえる映像が寂しくも美しく、(モノラルだけど)前衛的な音楽も幻想的で心地よい為か、何度も見られる出来になっている。ただ、何度見ても結論は出ない。いくつかのサイトで解釈例を見てみましたが、どれも提示された全ての素材に対しての筋の通った答えは出せていないようです。私も色々考えたのですが、巧く説明が付きません(特に観音像みたいなのが良く分からない)、色々な解釈が成り立つ作品でしょう。ただ、多少哲学的で難解なものでも良いからもうちょっとヒントが欲しかった所ですね、このままでは掴み所がない抽象絵画のようなものです。ま、そういう作品なんでしょうから見方を変える必要がありますね、別土俵ってことで・・・ 分かり難いですが、もう何度か見てみたいと思うし、たとえ意味が良く分からなくても、色々考えてみるには良いアニメだし、逆に素直に感じるモードで見ることができれば心地よく見られる良いアニメだと思います。その上美しいので【良い】。ただ、意味が分からないのが苦手な人は見ない方が吉 あと、ラストでズームアウトしていって、船みたくなるとこなんかちょっとソラリスっぽかったね。 この評価板に投稿する |
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