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機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)(アニメ)
読み仮名: きどうせんしがんだむ だぶるおー / 英語タイトル: MOBILE SUIT GUNDAM OO(Double O)
評価板/掲示板/評価統計:説明・概要:日記(2008/07/15): 画像/壁紙: 商品(順:売上/新着/題)(DVD)
直近発売の商品:
機動戦士ガンダム00 7 \6,300
[獲得推薦数:1] 2008/07/19 とても良い [編集・削除/ この評価を推薦New!]
by SHUNIA 評価履歴[良い:129(52%) 普通:33(13%) 悪い:87(35%)] / プロバイダー: 12589 ホスト:12486 ブラウザー: 6837
※ネタばれ含みます
---+---+---+---【モビルスーツ】---+---+---+---
デザインはあまり気にせず、ただし気に入ったガンダムやモビルスーツもない。各ガンダムのデザインに関しては、ごく普通といったところだろうか。何か特出したものもない。が、今作に関しては逆にこういったシンプルなデザインの方が良かったといえるかもしれない。
性能バランスに関しては、作品全般的に考えると決して悪くない。
特殊な粒子をばら撒くガンダム。この粒子とやらが今作のメインであり、機体性能はこの有無で大きく変わる。
序盤ではこれ(GNドライブ)を積んでいたのはガンダムだけだったので、圧倒的な火力を世界中に知らしめ、鑑賞者にもガンダムの強さをアピールしている。
大半のガンダムは序盤に他のモビルスーツとの性能差を全面的に出しているものが多く、この作品もいきなりやってみせた。
敵の新型モビルスーツとの戦闘で、その『新型』をアッサリと倒して見せた。他のガンダムも同様、世界を敵に回したことだけはあり、それぞれの強力な兵器を披露してくれた。
これはガンダム作品の序盤の醍醐味だろう。ストーリーがややこしくなる前に、まず主役の『ガンダム』をアピールする。そうすることで、最初鑑賞者たちがガンダムの話をし始めるときは、「あの狙撃するガンダムが〜〜」とか、「でっかいキャノン砲を掲げたヤツ・・・」など、主役であるガンダムを覚えてもらう。その次に覚えるのがそのガンダムパイロットたちだろう。
なので、まずストーリーに入り込むにはガンダムから、というコンセプトはとても良いと思える。
もちろん、このような展開がいつまでも続く、というのは一方的過ぎて決して面白くないし、『種』がそれを証明している。
だいたいガンダムの強さをアピールして火力を見せつけたあたりで3機の別所属の新型ガンダムが登場し、さらに軍側にも変化が起こる。
『GNドライブ』だ。これが軍側にも回り、ガンダムは中盤以降、苦戦を強いられる戦いが多くなっていく。
この時点でガンダムとGNドライブを積んだ他のモビルスーツとの性能はちょっと違う程度となり、あとは軍が数で勝っているために激戦が繰り広げられる。
また、ガンダムも強化されることなく、敵をまとめて一掃する兵器で一気に数十機の敵を破壊する、といった武器も追加されないため、後半ではもう機体の性能差というのがほとんどないに等しいぐらいであることが分かる。
あとは『パイロットの腕』、ということであるのだが、ガンダムマイスターたちも決して強いわけではなく、敵の指揮官とエースパイロット相手には苦戦しているし、後半では一般兵が乗るモビルスーツに対しても、数機相手にするだけでも一苦労するような戦いである。これは見ていて戦争だと思えるし、『一昔前のガンダム』を思い出す。
決してガンダムもパイロットも強くはない。これだけは確かだ。この戦闘バランスはとても良いと言える。
---+---+---+---【ストーリー】---+---+---+---
上で述べたとおり、序盤はガンダムが暴れるのがメインである。
そんな中まず良いと思ったのが、さまざまな国のさまざまな人たちが動き、彼らの考えや物語があるため、『主人公たちが所属するソレスタル・ビーイングが世界中と戦っている』という『戦争のスケールの大きさ』がとてもうまく表れているということだ。
大統領など各三つの勢力のトップたち、各軍のエースパイロットや指揮官、その下士官たち、中東の国の女王様、ごく平和な学生生活を送っている二人の男女学生、ガンダムの謎に迫る記者など。
序盤では特に各軍のトップたちが話の中に入ってくるので、世界観の大きさというものを感じる。ただ一言、二言しゃべるだけかもしれないが、やはり国のトップが「恐るべしガンダム・・・」なんて言って眉間にしわを寄せている姿は、世界がガンダムを恐れている証拠でもあるし、世界中を巻き込んだ戦争だな、とも思える。
前半はグダグダとよく言われているが、個人的にはそうは思えず、上記のことから今回のガンダムは『アニメ』っぽいのではなく、『ドラマ』っぽいストーリー構成なのだと言える。
なので、ガンダムのアクションを毎週楽しみにしている方にとっては、その『グダグダ』だったと感じられるのかもしれない。
中盤では、序盤では平和そうなカップル、沙慈とルイズが戦争に巻き込まれ、記者であるサジの姉が危険な領域に足を踏み入れる。
また、3機のガンダムの登場により展開が大きく変わる。あのガンダム3機は軍に対して一方的な破壊と殲滅を続け、まるで『種』のようなガンダムでの戦争があまりにも単純かつ深く考えられていないかのように表れていると共に、『感情的な子供』が戦争をやるとどのようになるか、ということをサジとルイス、そして例のガンダムを使うことによって表現されている。
特に後者。挨拶といって刹那に迫り、自分勝手な発言と行動を繰り返し、さらには「(戦争という)仕事を一生懸命やっているのに、パーティーなんかで盛り上がっちゃって」というたったこれだけの突発的な感情だけでパーティを『ガンダム』が襲撃する。しかもその後何事もなく、スッキリしたかのような表情で戻っていく。
これにはさすがに腹立たしかった。が、そう思ったのは鑑賞者だけではない。刹那たちも同感であり、これがより一層刹那たちに感情移入させる要因にもなった。
さらに、パーティーにいたルイスは・・・。
あと、記者の絹江。序盤では大した情報を得ることができなかったのだが、中盤では徐々にガンダムの正体へと近づいていき、同じく真実がよく分からない鑑賞者にとっては大きな情報源でもあるキャラだった。だが、真実を知るということは極秘中の極秘へと迫っていくので、絶対『護身用の銃』を持っていた方がいいと思ったのだが・・・。
ま、この二人の身に起きたことによって、ただ一人とり残ってしまった沙慈の運命が変わることになりそうだ・・・。
ごく普通に平和に暮らしていたのに、周囲の大切な人たちが次々と傷ついていくこの悲劇は、『戦争の悲惨さ』を思わせ、同時に『戦争を、ヒーロー像を作り上げるだけのために描くものではない』と思えた。
戦争屋のサーシェス。作中最凶の悪党だろう。さらに声優が『藤原啓治』と、個人的にはツボである。サーシェスは作中で戦争に火種をまく役割で、黒幕っぽくラストまで主人公たちを浮き彫りにするために活躍してくれそうである。話の発展のため、ある意味必要と言えば必要なキャラである。
後半は、もう『彼』でしょう。一番死んでほしくないキャラが死んでしまい、個人的には衝撃的だった後半。今までガンダムでキャラが死んでいくシーンは数多くあるが、『彼』は違う。序盤からこのラストまで、他のキャラの支えとなっていた人物だけあって感情移入いやすく、さらに『とある作品の金髪キャラ』に似ているというのがあり、それと被らせていたため死なないと思っていた。が、そうではないと証明しているかのように、最後は『とある金髪』ではなく、『彼』らしく死んでいったのだった。あとは、もう『復活』しないことを祈るだけだ。
そんな感じで、後半はどのキャラが死んでもおかしくないような緊迫感がうまく描かれていた。
ちょっと語り過ぎたのでこの辺りで切らせてもらいます。
---+---+---+---【悪い点】---+---+---+---
やはり18時にやるアニメだけのことはあって、『電波』なことや『独り言』がとても多い。特に序盤のアレルヤに関しては『独り言』どころではなく、『独り会話』であり、公共の場で頭を抱えて倒れこみ大声で訳分からないことを怒鳴り始めるヤツがホンマにおったらドン引きであろう。
戦闘に関しては、終盤に無理矢理ガンダムと交戦させたというのは確かに否めない。一部の人間だけでよかっただろう。
---+---+---+---【総合評価】---+---+---+---
とても良くできていると言え、最初から最後まで見ることができた。
やはりファースト世代のガンダムファンには受け入れ難いかもしれないが、ひとつの作品としては完成度が高い。
前半のガンダムに対する世界の反応や、後半のシリアスな展開など、ちょっと対象年齢を上げたガンダム作品だと思える。
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注意: これはアニメ版。その他メディアのページ
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