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アニメ総合点: 2,035位/2,709作品中 (総合点0.00/偏差値47.29)
あしたへアタック!(アニメ)
英語タイトル: It Attacks To Tomorrow (Ashita E Atakku)
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2007/01/17 普通 [編集・削除/ この評価を推薦]
by えぼだいのひらき 評価履歴[良い:121(72%) 普通:36(21%) 悪い:12(7%)] / プロバイダー: 5898 ホスト:6011 ブラウザー: 7395
前年のモントリオールオリンピックで、久々に金メダルを獲得した女子バレーボールにちなんで制作されたのか定かではありませんが、それ程バレーブームでもなかったのにイキナリ何?と思わせる作品でした。当時は「エースをねらえ!」の再(再々?)放送効果で、ドラマでも、「レッドビッキーズ」とか「燃えろ!アタック」とか女性のスポコン物が多かったですから、その流れの1つだったのかも知れませんね。
非常にコマ数の少ないOPであった事が印象として残っています。それは、「止め」や「残像」の効果を狙ったものでしたが、明らかに動きの少ないギクシャクした、世界名作劇場以外のスタッフで制作された日本アニメーション特有のモノでした。
ストーリーも、女子バレーボールの代表作品である「アタックNO.1」テイストを含んでいて(でも、スケールはかなり小さい)、ある意味女子漫画の王道を行っているスポコンアニメでしたので、特に目新しい部分はなかった様に思います。それでも、当時はこの位の作画レベルの作品がまだまだ沢山ありましたし、取り立てて不満にも思わず見ていました。
廃部になっていた女子バレーボール部を復活させ、インターハイ出場を目指して1から頑張ると云う、セオリー通りのお話と言ってしまえばそれ迄ですが、廃部になった理由がシゴキによる部員の死亡と云う少々HEAVYな所から物語りは始まりましたので、興味は引きました。ですが、それについては学校側もあまり語りたくない姿勢がありありでしたし、すぐに部員集めに翻弄される(その割には結構簡単に集まる)お話に切り替わってしまいましたので、普通のスポコンアニメと云う印象が強いです。
主人公の美々は典型的な熱血優等生ヒロインでやや面白みに欠ける人物でしたが、脇を固めた人物達が(やはり在り来たりな設定ではありましたけれど)、各々持ち味があってそれなりに面白かったと思います。必ず「お金に細かいタイプ」と「情報通」と「大柄でおっとりとした子」っているものですが、集められたメンバーの中にもきちんといました。(笑)
チームのNO.2である一条明日香と云うキャラクターは、パッと見はいかにも「アタックNO.1の早川みどり?」でしたけど、ちょっとはすっぱなでぶっきらぼうなみどりとは違って、高ビーな嫌ぁ〜な性格で、美々達に対して一線を引いている感じだったので、あまり好きではありませんでした。声を担当なさった吉田理保子さんが同時期の作品「グランプリの鷹」で同じ様に香取梨絵と云うお金持ちのお嬢さん役をなさっていたのですが・・・(失礼ですが)全く同じ感じの演技だったので、個人的には好きな声優さんだったのですけれど、大いにマイナスに感じました。
人間関係が結構ドロドロしていたキャラクターでしたので、圧倒的に負けてる試合中でも回想シーンとかが出て来るので・・・「それより、今は試合しようよ」なんてよく思いましたけれど、女性から見てあんまり共感出来そうなキャラクターには思えませんでしたね。もう少しじゃかじゃかなトコがあっても良かったのに・・・
そして、そんな寄せ集めのメンバーで、それも数ヶ月しかない状態から、インターハイへとコマを進めてしまうのも、あまりにもお約束過ぎる展開でした。
所で、セオリー通りと言えば、男性スタッフが考えた女の子用漫画にありがちな有り得ない学園生活の描写満載の作品でした。細かい事を言えば結構あるのですけれど、1番に感じる違和感は、(「魔法使いサリー」から始まる一連の女の子モノと言われる作品全般に言える事なのですけれど)男性キャラクターが女性キャラクターの事を「くん付け」で呼ぶ事でした。女性が自分と同年代若しくは若い男性を「くん付け」で呼ぶ事はあるにしても、その逆は皆無に近い様に思います。又一方で、ヒロイン達は憧れの人とかを苗字ではなく名前に「さん付け」で呼ぶパターンも多用されていますが、これにも違和感があります。本作でもご他聞に漏れず、生徒会長の伏島一郎が美々の事を「聖くん」と呼んでいましたし、美々達は「一郎さん」と言っていました。
私は、幼稚園から大学迄の学生期も、社会人になってからも、1度として先生や同級生、上司等からこの様に呼ばれた事はありません(さん付け、若しくは呼び捨て)でしたし、生徒会長が苗字ではなく名前にさん付けで呼ばれているのも聞いた事がありませんでしたから、こう云うセリフの言い回しは今でもおかしいと思っています。
当時のシナリオ作家の方々の育った時代は、そう云う言い回しだったのかも知れませんけれど、セリフってとても大事だと思うのです。未来を描いた作品であっても、例えば・・・ロボットアニメで長官とかが女性クルーを「くん付け」で呼ぶとか、ガンダムのセイラが「〜でなくてよ。」とか、どうあってもかなり前の時代の人でも使わない様な言葉使いをするケースが結構あって、そう云うちょっとした所に「時代のズレ」を感じるのが、何とも不釣合いで、違和感を感じる部分でもあります。
こう云うのって、新しい様で古い体質のマスコミ界では案外気付かない項目なのでしょうね。
現在では女性作家が描いた原作を基にしたドラマやアニメも沢山制作される様になりましたし、若いライターの方や女性ライターの方も増えましたので、そう云う言い方の作品はあまり見かけなくなった様に思いますが、それでも未だにミステリーとかで殺された旦那さんにすがりついた奥さんが、人前で「あなたぁぁ〜」とか泣き崩れるのには「有り得ない・・・・絶対にあなたなんて言わないっ」とよく思います。(話がズレて申し訳ございません・・・苦笑)
それと、この作品に限らないのですが・・・バレーボールをやっているのにキャラクターの背が低過ぎるのですが、これはどうにかならないのでしょうか。男子のスポーツ漫画だと、バレーもバスケもきちんと背の高い人がいるのに、少女漫画の場合は標準サイズが殆どです。
男子漫画の場合は、純粋にスポーツ漫画になっている作品も多く、例え体格的に恵まれていないキャラクターであっても、技術や精神力を武器にストーリーを展開させる事が可能(←そこが又、魅力です)な訳ですが、少女漫画の場合、試合以外にどうしても恋愛要素を盛り込む必要がありますから、そのスポーツに向かない体型(体の細さや髪型等)はある程度は致し方ないにしても、背が高い事が第一条件の様な種類のスポーツを描く場合には、せめてその点だけでももう少し配慮が欲しいです。例え、実際より遥かに優れたジャンプ力を描いて、迫力ある場面を表現する事が出来たとしても・・・
それでも、スポコンアニメとしては取り立てて大きな欠点のない作品だったと思いますが、悪く言えば取り立てて良い部分もないので、魅力がなく非常に印象の薄い作品です。
現在の小山茉美さんのイメージの強い方がご覧になると、「Dr.スランプのアラレちゃんを演じる以前の小山まみ時代はこう云う感じだったのか」と新鮮に映るかも知れませんね。清純派のヒロインの代表格の様な声優さんでしたから、現在の個性的な演技の原点を楽しむにはおススメかも知れません。
逆に言えば・・・それ位しか楽しむ点がないと言えるかも・・・
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