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ワールドエンブリオ
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英語タイトル: World Enbrio
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2006/12/29
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クラウル
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「クロノクルセイド」の森山大輔氏による新作。設定そのものは決して目新しさを感じるものではないのですが(たとえば電波に乗って、携帯電話から「感染」するという"棺守"の設定は、ある意味身近な恐怖という感じで少し目新しいかもしれないけれど、「感染」すると人々の記憶から"忘れ去られてしまう"、という部分はなんとなく、私的には「灼眼のシャナ」を彷彿とさせられたりしました)、そこを演出力の上手さでカバーして、話を面白く仕立てているという印象です。
キャラクターに関しては、設定が複雑なのとキャラが多いのとで、一巻だけではいまいちキャラを見せ切れてない印象のあるメイン級キャラクターも居ましたが(具体的にはレナ)、現時点で発売されている二巻まで読み終えてみると、それなりに見えてくるものもあった感じですか。ともあれ、洋平はもうひたすらかっこいい。
以下、私見入った考察の類。
ワールドエンブリオのみならず、クロノクルセイドの中盤〜終盤を見ていても感じたことなのですが、森山先生の描く絵は、動作感や躍動感、それから時間、空間の「間」が非常にとらえやすく、特に戦闘系のシーンや、シーン自体の印象を強く受けるにあたって「間」をとらえかたが重要となるシーン(「クロノクルセイド」最終巻、ロゼットの「うん……それでも、走るんだ……」のシーン。「ワールドエンブリオ」だと、洋平の「忘れないでいてくれ……」のシーンなど)を見ていると、それを強く感じます。画力と演出力の勝利だと思うのですが、上手いし迫力もあるし引き込まれるし、それに見やすくもあるし……一作品完結させた後とはいえ、この技量の高さは凄いものではないかと思っています。
ある意味、現在描いている作品に対して理想的な技量の持ち方をしている方だと思っていますので、この先もこの良さを維持してもらえるといいかなぁ、などと私的に思っていたりもします。
評価はつけず「良いと思う立場」から。暫定評価は「とても良い」。
話としては、二巻が終わったところでようやくプロローグが終わり、次から本編スタートというところのようです。
これからが楽しみ。
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