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笑ゥせぇるすまん


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読み仮名: わらぅせぇるすまん / 英語タイトル: Waralu selerusuman
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ゲーム:笑ゥせぇるすまん / 漫画:笑ゥせぇるすまん(黒イせぇるすまん) / ドラマ:笑ゥせぇるすまん

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2006/11/01 普通 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 634 評価履歴[良い:1405(50%) 普通:548(20%) 悪い:857(30%)] / プロバイダー: 21108 ホスト:21098 ブラウザー: 5234
本作の怖さはヒッチコックタッチのそれに近い感じもするし、平凡な日常がふとしたことで入ってはいけないトワイライトゾーン的なイメージが付いてくる。
こういった作風は本作が有名ではあるのだけど、故手塚治虫の「ザ・クレーター」といった作品にも用いられているし、特撮でも「怪奇大作戦」や「ウルトラQ」のイメージも出てくる。つまり、人間が日常に疲れ、ふと誤った時に喪黒によって取り返しのつかないことに・・・・・・というのが本作の特徴とはいえ、この喪黒腹蔵を通して現代人の心の弱みとゆるみ、そして人間は元来それ程強い動物などではない、というシビアな視点を突いている作品なので、夢一杯の「ドラえもん」のそれと対極に位置する作品である部分が非常に興味深いし、それだからこそ本作のイメージとキャラクターの濃さが光るといえよう。

人類社会へのメッセージと警鐘という部分を訴えているし、喪黒のような輩が目に見えない形でいるのかも知れないという薄気味悪さと怖さも本作のポイントだけど、基になった話は「見えない生物パイトン」というSF作品に源流があるのかも知れない。
この作品では人類は古来からパイトンという目には映らない生物によって支配され、その気になると人間を発狂させ、死に至らしめるという生物に対し、人類がどう立ち向かうのか?という作品だった。けれども、最後はパイトンの弱点を突いて滅亡させるのだけど、本作の喪黒の怖さと不気味さはパイトンのそれよりも遙かに高かったのは間違いないし、そういった作品だからこそ今でも藤子作品のダークサイド的な部分で強烈な光を放っているのだろう。

とはいっても、本作は抵抗が滅茶苦茶強い作品なので、本当にトラウマを多く生んでしまう作品なのは間違い無しなので、やはり抵抗が強い感は否めない。
本作の制作スタッフだったのはかの米谷ヨシトモ。後の「勇者王ガオガイガー」でメガホンを採るお人なのだけど、本作制作に関わり、ゾンダーという人間の負の感情をエネルギーして暴れ回る怪物の源流がこの作品にあるといっても良いだろうし、独自の暗いムードとサスペンス性は「ベターマン」にも受け継がれていく。

さらに「ガオガイガーFINAL」でのレプリ地球はドラえもんの「のび太と鉄人兵団」のパラレル世界の基になったともいえそうだし、藤子作品としての異彩よりも、後の作品のネタに使われたという部分も見受けられるといえそう。

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