セカイ系の見せ方としては一つのやり方。現実味を帯びた舞台やリアルな描写は「平行世界」としての夢/ファンタジーの実在感を作り出すためにあり、 SF や舞台設定もあのどこまでも高くそびえる塔 -「約束の場所」- をこの世界の中に埋め込む仕掛けとして存在する。セカイよりサユリ優先に走るヒロキとタクヤ、やってることはヤバいが、そもそもこのリアリティを持たせた世界でサユリがセカイの行方を左右するあの塔とリンクしている事自体が異常なのだ。しかもその辺の説明だけは観念的。実はその辺りが行動のヤバさを払拭しているように感じる…道理や理屈は拒絶されてしまう感じだ。