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ヒトラー 最期の十二日間


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読み仮名: ひとらーさいごのじゅうににちかん / 英語タイトル: The Downfall(Der Untergang)

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2008/04/20 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by フラットラット♭ 評価履歴[良い:12(63%) 普通:1(5%) 悪い:6(32%)] / プロバイダー: 22574 ホスト:22339 ブラウザー: 8090
彼の敵は、「世界」。

ドイツ史上最大のタブーに敢えて挑戦。
ヒトラー最期の十二日間に焦点を絞り、二十世紀の「怪物」を「人間」としてとらえた良作。
相当海外からバッシングくらっただろうなぁ・・・。

やはり理解不可能な男ですね、彼。
総統としての彼は非常に残酷です。兵士には自決を進め、ドイツのためにという名のもとに文字通り死闘を強要します。
特に印象深かったセリフですが、
「兵士が今も戦って死んでいます!!」と、停戦を懇願されて一言。「それが若者の役目だろう?」

しかし家庭内では一転。犬を飼ったり、子供と一緒に遊んだり・・・。
よき夫。よきヒトラーおじさんであり続けます。
おもわず、これが本当にユダヤ人虐殺を遂行した人物なのか?と疑いたくなってしまいます。

確かに彼は憎むべき存在です。人権を無視し、暗黒の時代をもたらした独裁者です。
しかし彼を単なる「悪人」として―・・・つまり「悪の象徴」としてみてもよいものか、この映画を通して考えさせられました。
劇中でゲッベルスはこう言い放ちます。
「たとえこの戦争で全ドイツ国民が滅亡したとしても、われわれは哀れんだりしない。われわれを選んだのは彼らなのだから。」
つまりナチス台頭の裏には、それを支え続けた多くの国民がいたということです。
私にはその何千何万という国民の狂気こそ、忌むべきものだと思うのです。
ヒトラーやナチスを、怒りの矛先をむけるためのスケープゴート(身代わり)とし、
戦後は無関係を装って、安穏な暮らしを全うした・・・・
そんな「大衆」は、今でも存在しているのかもしれません。

余談ですが。
ブルーノ・ガンツの演技もお見事ながら、
脇を固める俳優陣が・・・・・・・・・ちょ、おま、似すぎ!!
特にゲッベルス!思わず歴史の教科書と見比べてしまいました。

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